JP2017014672A - ノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機 - Google Patents

ノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機 Download PDF

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Abstract

【課題】糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができるノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機を提供する。【解決手段】ノズルブロック60では、第1空間64、第2空間66及び第3空間67は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでいる。第2空間66は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっている。第3空間67は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっている。所定方向における第1空間64の高さH1は、3mm以上8mm以下の値である。所定方向における第2空間66の高さH2は、当該高さH2と所定方向における第3空間67の高さH3との和の30%以上50%以下の値である。【選択図】図4

Description

本発明は、ノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機に関する。
導入された繊維に旋回空気流によって撚りを与えるノズルブロックと、撚りが与えられた繊維が導入される繊維導入口、及び繊維導入口から導入された繊維を外部に導出させる通路が設けられた中空ガイド軸体ユニットと、を含む空気紡績装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2009−001935号公報 特開2003−193339号公報
空気紡績装置には、安定した巻き付き性(繊維に与えられる撚りの度合い)の確保、及び紡績速度(糸の生成速度)の向上の両立が求められる場合がある。しかし、それらの両立を実現しようとすると、繊維の種類によっては、糸に掛かるテンションが高くなり過ぎる場合がある。
そこで、本発明は、糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができるノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機を提供することを目的とする。
本発明のノズルブロックは、繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、第1空間、第2空間及び第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、第2空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、第3空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、所定方向における第1空間の高さは、3mm以上8mm以下の値であり、所定方向における第2空間の高さは、所定方向における第2空間の高さと所定方向における第3空間の高さとの和の30%以上50%以下の値である。
所定方向における第1空間の高さが3mm以上8mm以下の値であることにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。所定方向における第2空間の高さが、所定方向における第2空間の高さと所定方向における第3空間の高さとの和の30%以上50%以下の値であることにより、糸に高いテンションが生じるのを抑制することができる。
本発明のノズルブロックでは、第1空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度よりも小さい第1内面テーパ角度で広がっていてもよい。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立をより確実に実現することができる。
本発明のノズルブロックでは、複数の第1ノズルの数は、5であってもよい。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立をより確実に実現することができる。
本発明の空気紡績装置は、繊維が導入されるノズルブロックと、ノズルブロックに導入された繊維が導入される繊維導入口、及び繊維導入口に導入された繊維を外部に案内する通路を有する中空ガイド軸体ユニットと、を含み、ノズルブロックは、繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、第1空間、第2空間及び第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、第2空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、第3空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、中空ガイド軸体ユニットは、第2空間と第3空間とに渡って配置された第1軸体部分と、第3空間と第3空間よりも第2側の領域とに渡って配置された第2軸体部分と、を備え、第1軸体部分及び第2軸体部分は、第1側から第2側に向かって並んでおり、第1軸体部分は、第1側から第2側に向かって、第1外面テーパ角度で広がっており、第2軸体部分は、第1側から第2側に向かって、第1外面テーパ角度よりも大きい第2外面テーパ角度で広がっており、第1軸体部分の第1側の端部と、第2空間と第3空間との境界により形成される仮想平面との間の距離は、3mm以上9mm以下の値である。
この空気紡績装置によれば、糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。
本発明の空気紡績装置は、繊維が導入されるノズルブロックと、ノズルブロックに導入された繊維が導入される繊維導入口、繊維導入口に導入された繊維を外部に案内する通路、及び通路に噴射される空気が通過する第2ノズルを有する中空ガイド軸体ユニットと、を含み、ノズルブロックは、繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、第1空間、第2空間及び第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、第2空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、第3空間は、第1側から第2側に向かって、第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、中空ガイド軸体ユニットは、第2空間と第3空間とに渡って配置された第1軸体部分と、第3空間と第3空間よりも第2側の領域とに渡って配置された第2軸体部分と、を備え、第1軸体部分及び第2軸体部分は、第1側から第2側に向かって並んでおり、第1軸体部分は、第1側から第2側に向かって、第1外面テーパ角度で広がっており、第2軸体部分は、第1側から第2側に向かって、第1外面テーパ角度よりも大きい第2外面テーパ角度で広がっている。
この空気紡績装置によれば、糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。特に、紡績動作の開始時において、複数の第1ノズルからノズルブロック内に空気が噴射されると共に、第2ノズルから通路に空気が噴射された際には、繊維束に十分な仮撚りを掛けつつも、繊維束に高いテンションが生じることが抑制されるため、空気紡績装置内に繊維束を確実に引き込むことができる。
本発明の空気紡績装置では、第1軸体部分の第1側の端部と、第2空間と第3空間との境界により形成される仮想平面との間の距離は、3mm以上9mm以下の値であってもよい。これにより、糸に高いテンションが生じるのを抑制することができる。
本発明の空気紡績装置は、第1空間に繊維を案内する繊維案内部を更に含んでもよい。これにより、第1空間に繊維を確実に案内することができる。
本発明の空気紡績装置では、繊維案内部において第1空間に露出する端面と、第1軸体部分の第1側の端部との間の距離は、2mm以上8mm以下の値であってもよい。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。
本発明の紡績機は、上記空気紡績装置と、空気紡績装置で生成された糸をパッケージに巻き取る巻取装置と、空気紡績装置と巻取装置との間において糸のテンションを測定する測定装置と、を備える。
この紡績機によれば、糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。糸のテンションが測定されるので、例えば、糸のテンションが適正であるか否かを確認することができる。
本発明の紡績機は、測定装置によって測定されたテンションの値を表示する表示部を更に備えてもよい。これにより、オペレータに糸のテンションの値を知らせることができる。
本発明によれば、糸に高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができるノズルブロック、空気紡績装置及び紡績機を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態の紡績機の正面図である。 図1の紡績機の紡績ユニットの側面図である。 図2の紡績ユニットの空気紡績装置の断面図である。 図3の空気紡績装置の一部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第1エンドフレーム4と、第2エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビンBを当該紡績ユニット2に供給する。
第1エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑及び糸屑等を回収する回収装置等が収容されている。第2エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。第2エンドフレーム5には、機台制御装置41と、表示画面(表示部)42と、入力キー43と、が設けられている。機台制御装置41は、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示画面42は、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー43を用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
図1及び図2に示されるように、各紡績ユニット2は、糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6と、空気紡績装置7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、を備えている。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。ドラフト装置6は、スライバSの走行方向において上流側から順に、バックローラ対14と、サードローラ対15と、ミドルローラ対16と、フロントローラ対17と、を有している。各ローラ対14,15,16及び17は、ボトムローラと、トップローラと、を有している。ボトムローラは、第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ又は各紡績ユニット2に設けられた駆動モータにより回転駆動される。ミドルローラ対16のボトムローラに対しては、エプロンベルト18aが設けられている。ミドルローラ対16のトップローラに対しては、エプロンベルト18bが設けられている。
空気紡績装置7は、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束(繊維)Fに旋回空気流によって撚りを与えて糸Yを生成する。
糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置8は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8は、糸欠陥として、例えば、糸Yの太さ異常及び/又は糸Yに含有されている異物を検出する。糸監視装置8は、糸切れ等も検出する。テンションセンサ(測定装置)9は、空気紡績装置7と巻取装置13との間のうち、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、糸Yが切断される。具体的には、空気紡績装置7への空気の供給が停止されて、糸Yの生成が中断されることにより、糸Yが切断される。或いは、別途設けられたカッタにより糸Yが切断されるようにしてもよい。
ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、糸Yにワックスを付与する。
糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間において、糸Yの弛みを取る。糸貯留装置11は、空気紡績装置7から糸Yを安定して引き出す機能、糸継台車3による糸継動作時等に空気紡績装置7から送り出される糸Yを滞留させて糸Yが弛むのを防止する機能、及び糸貯留装置11よりも下流側の糸Yのテンションの変動が空気紡績装置7に伝わるのを防止する機能を有している。
巻取装置13は、糸YをボビンBに巻き取ってパッケージPを形成する。巻取装置13は、クレードルアーム21と、巻取ドラム22と、トラバースガイド23と、を有している。クレードルアーム21は、ボビンBを回転可能に支持する。クレードルアーム21は、支軸24によって揺動可能に支持されており、ボビンBの表面又はパッケージPの表面を巻取ドラム22の表面に適切な圧力で接触させる。第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ(図示省略)が、複数の紡績ユニット2の巻取ドラム22を一斉に駆動する。これにより、各紡績ユニット2において、ボビンB又はパッケージPが巻取方向に回転させられる。各紡績ユニット2のトラバースガイド23は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフト25に設けられている。第2エンドフレーム5の駆動モータがシャフト25を巻取ドラム22の回転軸方向に往復駆動することによって、回転するボビンB又はパッケージPに対してトラバースガイド23が糸Yを所定幅でトラバースする。
糸継台車3は、ある紡績ユニット2において糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2まで走行して、糸継動作を行う。糸継台車3は、糸継装置26と、サクションパイプ27と、サクションマウス28と、を有している。サクションパイプ27は、支軸31によって回動可能に支持されており、空気紡績装置7からの糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。サクションマウス28は、支軸32によって回動可能に支持されており、巻取装置13からの糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。糸継装置26は、案内された糸Y同士の糸継ぎを行う。糸継装置26は、圧縮空気を用いるスプライサ、種糸を用いるピーサー、又は糸Yを機械的に継ぐノッター等である。
糸継台車3が糸継ぎ動作を行うとき、パッケージPを反巻取方向に回転(逆回転)させる。このときには、パッケージPが巻取ドラム22から離間するようにクレードルアーム21がエアーシリンダ(図示省略)によって移動させられ、糸継台車3に設けられた逆回転用ローラ(図示省略)によってパッケージPが逆回転させられる。
図3及び図4を参照して、空気紡績装置7の構成について、より詳細に説明する。以下、繊維束F及び糸Yの走行方向における上流側を単に「上流側」といい、繊維束F及び糸Yの走行方向における下流側を単に「下流側」という。
図3に示されるように、空気紡績装置7は、繊維案内部50と、ノズルブロック60と、中空ガイド軸体ユニット70と、を含んでいる。繊維案内部50、ノズルブロック60及び中空ガイド軸体ユニット70は、ラインL上において、ラインLに沿った方向(所定方向)における第1側(すなわち、上流側)から第2側(すなわち、下流側)に向かって並んでいる。
繊維案内部50は、ドラフト装置6から供給された繊維束Fを案内する案内孔51を有している。繊維案内部50には、先端部52aが下流側に位置するようにラインLに沿って配置されたニードル52が設けられている。
空気紡績装置7は、ノズルブロック60と中空ガイド軸体ユニット70との間に形成された空間において、繊維案内部50から案内された繊維束Fに旋回空気流によって撚りを与える。ノズルブロック60は、第1ブロック部分61と、第2ブロック部分62と、第3ブロック部分63と、を備えている。第1ブロック部分61、第2ブロック部分62及び第3ブロック部分63は、上流側から下流側に向かって並んでおり、例えば一体的に形成されている。繊維案内部50は、第1ブロック部分61の第1側の端部に配置されている。
第1ブロック部分61は、繊維束Fが導入される第1空間64、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズル65を有している。複数の第1ノズル65は、例えば、ラインL回りに等角度間隔で設けられている。複数の前記第1ノズル65の数は、5である。第2ブロック部分62は、第1空間64からの空気が通過する第2空間66を有している。第3ブロック部分63は、第2空間66からの空気が通過する第3空間67を有している。各第1ノズル65の第1空間64側の開口部は、第1ブロック部分61と第2ブロック部分62との境界に位置している。つまり、第1ブロック部分61は、各第1ノズル65の少なくとも一部を有している。なお、各第1ノズル65の第1空間64側の開口部は、第1ブロック部分61に位置していてもよいし、或いは、第2ブロック部分62に位置していてもよい。
図4に示されるように、第1空間64、第2空間66及び第3空間67は、上流側から下流側に向かって並んでおり、一続きに形成されている。第1空間64は、上流側から下流側に向かって第1内面テーパ角度で広がり且つラインLを中心線とする円錐台状の空間である。第2空間66は、上流側から下流側に向かって第2内面テーパ角度で広がり且つラインLを中心線とする円錐台状の空間である。第3空間67は、上流側から下流側に向かって第3内面テーパ角度で広がり且つラインLを中心線とする円錐台状の空間である。
第1内面テーパ角度とは、ラインLを含む仮想平面に着目した場合に、第1空間64を画定する内面64aと当該仮想平面との2つの交線が成す角度である。第2内面テーパ角度とは、ラインLを含む仮想平面に着目した場合に、第2空間66を画定する内面66aと当該仮想平面との2つの交線が成す角度である。第3内面テーパ角度とは、ラインLを含む仮想平面に着目した場合に、第3空間67を画定する内面67aと当該仮想平面との2つの交線が成す角度である。第3内面テーパ角度は、第2内面テーパ角度よりも大きく、第2内面テーパ角度は、第1内面テーパ角度よりも大きい。なお、上述した角度は、180度未満側の角度である。上述した交線が曲線の場合には、直線に近似する。
ラインLに沿った方向における第1空間64の高さH1は、3mm以上8mm以下の値である。ラインLに沿った方向における第2空間66の高さH2は、ラインLに沿った方向における第2空間66の高さH2とラインLに沿った方向における第3空間67の高さH3との和の30%以上50%以下の値である。例えば、高さH2と高さH3との和は、8mm以上18mm以下の値である。第1空間64の高さH1とは、ノズルブロック60における繊維案内部50との当接面を含む仮想平面と、第1空間64の下流側の端部(ノズルブロック60の内面に形成された第1空間64と第2空間66との境界)により形成される仮想平面との間の距離(以下、単に「距離」といった場合には、「ラインLに沿った方向における距離」)である。第2空間66の高さH2とは、第2空間66の上流側の端部(ノズルブロック60の内面に形成された第1空間64と第2空間66との境界)により形成される仮想平面と、第2空間66の下流側の端部(ノズルブロック60の内面に形成された第2空間66と第3空間67との境界60a)により形成される仮想平面との間の距離である。第3空間67の高さH3とは、第3空間67の上流側の端部(ノズルブロック60の内面に形成された第2空間66と第3空間67との境界60a)により形成される仮想平面と、ノズルブロック60の下流側の端面を含む仮想平面との間の距離である。
繊維案内部50において第1空間64に露出する端面53と、第1軸体部分81の上流側の端部との間の距離は、2mm以上8mm以下の値である。第1軸体部分81の上流側の端部と、第2空間66と第3空間67との境界60aにより形成される仮想平面との間の距離は、3mm以上9mm以下の値である。
図3に示されるように、中空ガイド軸体ユニット70は、中空ガイド軸体80と、案内パイプ71と、支持部材72と、固定部材73と、を備えている。
中空ガイド軸体80は、第1軸体部分81と、第2軸体部分82と、第3軸体部分83と、を有している。第1軸体部分81、第2軸体部分82及び第3軸体部分83は、上流側から下流側に向かって並んでおり、例えばセラミックによって一体的に形成されている。第3軸体部分83の下流側の端部には、フランジ83aが設けられている。
第1軸体部分81には、中空の第2軸体部分82及び第3軸体部分83の内側に開口する繊維導入路85が設けられている。繊維導入路85の上流側の開口部は、ノズルブロック60に導入された繊維束Fが導入される繊維導入口86である。
案内パイプ71には、繊維導入口86に導入された繊維束Fを外部に案内する通路74が設けられている。通路74は、ラインL上において、上流側及び下流側に開口している。通路74の下流側の内径は、通路74の上流側の内径よりも大きい。案内パイプ71の上流側の端部には、通路74に噴射される空気が通過する複数の第2ノズル75が設けられている。複数の第2ノズル75は、例えば、ラインL回りに等角度間隔で設けられている。
支持部材72には、上流側に開口する収容孔76、並びに上流側及び下流側に開口する糸導出路77が設けられている。糸導出路77の上流側の端部は、収容孔76の下流側の端部に接続されている。糸導出路77の内径は、案内パイプ71の通路74の下流側の部分の内径と略等しく、収容孔76の内径よりも小さい。支持部材72には、収容孔76に連通する空気供給管78が取り付けられている。支持部材72の上流側の端部には、雄ねじ72aが形成されている。
固定部材73は、フランジ73aが設けられたキャップ状のナットである。中空ガイド軸体ユニット70では、案内パイプ71が支持部材72の収容孔76内に配置されており、中空ガイド軸体80が案内パイプ71の上流側の端部を覆うように支持部材72の上流側の端部に配置されている。これにより、中空ガイド軸体80の繊維導入路85と案内パイプ71の通路74とが接続されており、案内パイプ71の通路74と支持部材72の糸導出路77とが接続されている。この状態で、固定部材73は、中空ガイド軸体80のフランジ83aに係合しつつ、支持部材72の雄ねじ72aに螺合している。
図4に示されるように、第1軸体部分81は、上流側から下流側に向かって第1外面テーパ角度で広がり且つラインLを中心線とする円錐台状の部分である。第2軸体部分82は、上流側から下流側に向かって第2外面テーパ角度で広がり且つラインLを中心線とする円錐台状の部分である。なお、第1軸体部分81は、中空ガイド軸体80の上流側の端部(繊維導入口86の上流側の開口部が設けられた部分であって、丸みを帯びた部分)よりも下流側の部分である。
第1外面テーパ角度とは、ラインLを含む仮想平面に着目した場合に、第1軸体部分81の外面81aと当該仮想平面との2つの交線が成す角度である。第2外面テーパ角度とは、ラインLを含む仮想平面に着目した場合に、第2軸体部分82の外面82aと当該仮想平面との2つの交線が成す角度である。第2外面テーパ角度は、第1外面テーパ角度よりも大きい。なお、上述した角度は、180度未満側の角度である。上述した交線が曲線の場合には、直線に近似する。
第1軸体部分81は、ノズルブロック60に対して、第2空間66と第3空間67とに渡って配置されている。第2軸体部分82は、ノズルブロック60に対して、第3空間67と第3空間67よりも下流側の領域(第3空間67の外部)とに渡って配置されている。つまり、内面テーパ角度が切り替わる第2空間66と第3空間67との境界60aは、外面テーパ角度が切り替わる第1軸体部分81と第2軸体部分82との境界80aよりも上流側に位置している。
これにより、第1空間64は、繊維案内部50によって案内された繊維を反転させる反転領域R1として機能する。第2空間66のうち、内面66aと第1軸体部分81の外面81aとの間の領域は、反転させられた繊維を旋回させる旋回領域R2として機能する。第3空間67のうち、内面67aと第1軸体部分81の外面81a及び第2軸体部分82の外面82aとの間の領域は、複数の第1ノズル65から噴射されて反転領域R1及び旋回領域R2を通過した空気を排出させる排出領域R3として機能する。空気紡績装置7においては、紡績動作中、固定部材73のフランジ73aが、ノズルブロック60を支持するホルダ(図示省略)に当接することで、上述した位置関係が維持される。
以上のように構成された空気紡績装置7の紡績動作について説明する。紡績動作の開始時には、複数の第1ノズル65からノズルブロック60内に空気が噴射されると共に、複数の第2ノズル75から通路74に空気が噴射される。これにより、ドラフト装置6から案内孔51を介して第1空間64に導入された繊維束Fは、通路74及び糸導出路77を通って下流側に導出される。なお、各第2ノズル75から噴射される空気は、空気供給管78、支持部材72の収容孔76内のうちの案内パイプ71の外側の領域、中空ガイド軸体80の第2軸体部分82及び第3軸体部分83の内側のうちの案内パイプ71の外側の領域を介して、供給される。
その後、複数の第1ノズル65から第1空間64への空気の噴射が継続され、複数の第2ノズル75から通路74への空気の噴射が停止される。これにより、反転領域R1から旋回領域R2に渡って発生した旋回空気流によって、繊維束Fを構成する繊維が繊維導入口86の周囲で反転させられて旋回させられ、繊維束Fに実撚りが掛けられる。このとき、ニードル52によって、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わることが防止される。繊維束Fに実撚りが掛けられることで生成された糸Yは、通路74及び糸導出路77を通って下流側に導出される。複数の第1ノズル65から噴射された空気は、反転領域R1及び旋回領域R2を通過して、糸Yにならなかった繊維と共に排出領域R3から排出される。なお、紡績動作中には、テンションセンサ9によって糸Yのテンションが測定され、測定されたテンションの値が表示画面42に表示される。したがって、オペレータは、表示画面42に表示される値を確認することにより、意図したテンションで糸Yが生成されているかを確認することができる。
以上説明したように、ノズルブロック60では、ラインLに沿った方向における第1空間64の高さH1が3mm以上8mm以下の値である。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。ノズルブロック60では、ラインLに沿った方向における第2空間66の高さH2が、ラインLに沿った方向における第2空間66の高さH2とラインLに沿った方向における第3空間67の高さH3との和の30%以上50%以下の値である。これにより、糸Yに高いテンションが生じるのを抑制することができる。よって、ノズルブロック60によれば、糸Yに高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。なお、高いテンションとは、例えば、意図している品質を有する糸Yが生成されるときのテンションよりも所定値高いテンションのことである。
空気紡績装置7では、第1軸体部分81が、ノズルブロック60に対して、第2空間66と第3空間67とに渡って配置されており、第2軸体部分82が、ノズルブロック60に対して、第3空間67と第3空間67よりも下流側の領域とに渡って配置されている。つまり、空気紡績装置7では、内面テーパ角度が切り替わる第2空間66と第3空間67との境界60aが、外面テーパ角度が切り替わる第1軸体部分81と第2軸体部分82との境界80aよりも上流側に位置している。これによっても、糸Yに高いテンションが生じるのを抑制しつつ、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。特に、紡績動作の開始時において、複数の第1ノズル65からノズルブロック60内に空気が噴射されると共に、複数の第2ノズル75から通路74に空気が噴射された際には、繊維束Fに十分な仮撚りを掛けつつも、繊維束Fに高いテンションが生じることが抑制されるため、空気紡績装置7内に繊維束Fを確実に引き込むことができる。
ノズルブロック60では、第3空間67の第3内面テーパ角度が第2空間66の第2内面テーパ角度よりも大きく、第2空間66の第2内面テーパ角度が第1空間64の第1内面テーパ角度よりも大きい。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立をより確実に実現することができる。
ノズルブロック60では、複数の第1ノズル65の数が5である。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立をより確実に実現することができる。
空気紡績装置7には、第1空間64に繊維束Fを案内する繊維案内部50が設けられている。これにより、第1空間64に繊維束Fを確実に案内することができる。
空気紡績装置7では、繊維案内部50において第1空間64に露出する端面53と、第1軸体部分81の上流側の端部との間の距離が、2mm以上8mm以下の値である。これにより、安定した巻き付き性の確保、及び紡績速度の向上の両立を実現することができる。
空気紡績装置7では、第1軸体部分81の上流側の端部と、第2空間66と第3空間67との境界60aにより形成される仮想平面との間の距離が、3mm以上9mm以下の値である。これにより、糸Yに高いテンションが生じるのを抑制することができる。
紡績機1には、空気紡績装置7と巻取装置13との間において糸Yのテンションを測定するテンションセンサ9が設けられている。これにより、糸Yのテンションが適正であるか否かを確認することができる。
紡績機1には、テンションセンサ9によって測定されたテンションの値を表示する表示画面42が設けられている。これにより、オペレータに糸Yのテンションの値を知らせることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
ラインLに沿った方向における第1空間64の高さH1は、繊維束Fを構成する繊維の平均繊維長の8%以上15%以下の値となるように設定されてもよい。第1空間64は、円錐台状ではなく、円柱状であってもよい。図4では、繊維案内部50において第1空間64に露出する端面53が、繊維案内部50における第1ブロック部分61との当接面と面一であるが、端面53は、当該当接面よりも上流側に位置していてもよいし、当該当接面よりも下流側に位置していてもよい。複数の第1ノズル65の数は、3、4又は6等であってもよい。テンションセンサ9によって測定されたテンションの値は、紡績ユニット2ごとに設けられた表示画面に表示されてもよい。当該表示画面も、測定されたテンションの値以外の情報を表示してもよい。
中空ガイド軸体ユニット70は、第2ノズル75を有していなくてもよい。中空ガイド軸体ユニット70では、第1軸体部分81と第2軸体部分82及び第3軸体部分83とが別体として形成され、第2軸体部分82及び第3軸体部分83と別体として形成された第1軸体部分81が、第2ノズル75が設けられた案内パイプ71の上流側の端部を一体的に有していてもよい(図3参照)。その場合に、第1軸体部分81と別体として形成された第2軸体部分82及び第3軸体部分83が、固定部材73と一体的に形成されていてもよい。
図4において、内面64a、内面66a及び内面67aは、直線として図示されている。しかし、内面64a、内面66a及び内面67aの少なくとも1つは、曲線であってもよい。図4において、境界60aは、2つの直線により形成される尖った角を有するように図示されているが、当該部分は曲線により形成されていてもよい。なお、当該曲線は、ノズルブロック60内に突出する方向に形成される。内面66aと内面67aとは直接接続されていなくてもよく、直線として図示されている内面66aと直線として図示されている内面67aとの間に、例えば、曲線状の接続部が設けられていてもよい。内面64aと内面66aとについても同様である。
図4において、外面81a及び外面82aは、直線として図示されている。しかし、外面81a及び外面82aの少なくとも1つは、曲線であってもよい。図4において、境界80aは、2つの直線により形成される尖った角を有するように図示されているが、当該部分は曲線により形成されていてもよい。なお、当該曲線は、中空ガイド軸体80内に突出する方向に形成される。外面81aと外面82aとは直接接続されていなくてもよく、直線として図示されている外面81aと直線として図示されている外面82aとの間に、例えば、曲線状の接続部が設けられていてもよい。
空気紡績装置7は、ニードル52を備えず、繊維案内部50の下流側端部によって、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わるのを防止するものであってもよい。
紡績ユニット2では、糸貯留装置11が空気紡績装置7から糸Yを引き出す機能を有していたが、デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yが引き出されてもよい。デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yを引き出す場合、糸貯留装置11の代わりに、吸引空気流で糸Yの弛みを吸収するスラックチューブ又は機械的なコンペンセータ等を設けてもよい。
紡績機1では、機台高さ方向において、上側で供給された糸Yが下側で巻き取られるように各装置が配置されていた。しかし、下側で供給された糸Yが上側で巻き取られるように各装置が配置されていてもよい。
紡績機1では、ドラフト装置6のボトムローラの少なくとも一つ及びトラバースガイド23が、第2エンドフレーム5からの動力によって(すなわち、複数の紡績ユニット2共通で)駆動されていた。しかし、紡績ユニット2の各部(例えば、ドラフト装置6、空気紡績装置7、巻取装置13等)が紡績ユニット2ごとに独立して駆動されてもよい。
糸Yの走行方向において、テンションセンサ9が糸監視装置8の上流側に配置されてもよい。ユニットコントローラ10は、紡績ユニット2ごとに設けられてもよい。紡績ユニット2において、ワキシング装置12、テンションセンサ9及び糸監視装置8は、省略されてもよい。
図1では、紡績機1は、チーズ形状のパッケージPを巻き取るように図示されているが、コーン形状のパッケージPを巻き取ることも可能である。コーン形状のパッケージPの場合、糸Yのトラバースにより糸Yの弛みが発生するが、当該弛みは、糸貯留装置11で吸収することができる。各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を採用することができる。
1…紡績機、7…空気紡績装置、9…テンションセンサ(測定装置)、13…巻取装置、42…表示画面(表示部)、50…繊維案内部、53…端面、60…ノズルブロック、60a…境界、61…第1ブロック部分、62…第2ブロック部分、63…第3ブロック部分、64…第1空間、65…第1ノズル、66…第2空間、67…第3空間、70…中空ガイド軸体ユニット、74…通路、75…第2ノズル、81…第1軸体部分、82…第2軸体部分、86…繊維導入口、F…繊維束(繊維)、Y…糸、P…パッケージ。

Claims (10)

  1. 繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、
    前記第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、
    前記第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、
    前記第1空間、前記第2空間及び前記第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、
    前記第2空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、
    前記第3空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、
    前記所定方向における前記第1空間の高さは、3mm以上8mm以下の値であり、
    前記所定方向における前記第2空間の高さは、前記所定方向における前記第2空間の高さと前記所定方向における前記第3空間の高さとの和の30%以上50%以下の値である、ノズルブロック。
  2. 前記第1空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第2内面テーパ角度よりも小さい第1内面テーパ角度で広がっている、請求項1記載のノズルブロック。
  3. 複数の前記第1ノズルの数は、5である、請求項1又は2記載のノズルブロック。
  4. 繊維が導入されるノズルブロックと、
    前記ノズルブロックに導入された前記繊維が導入される繊維導入口、及び前記繊維導入口に導入された前記繊維を外部に案内する通路を有する中空ガイド軸体ユニットと、を含み、
    前記ノズルブロックは、
    前記繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、
    前記第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、
    前記第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、
    前記第1空間、前記第2空間及び前記第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、
    前記第2空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、
    前記第3空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、
    前記中空ガイド軸体ユニットは、
    前記第2空間と前記第3空間とに渡って配置された第1軸体部分と、
    前記第3空間と前記第3空間よりも前記第2側の領域とに渡って配置された第2軸体部分と、を備え、
    前記第1軸体部分及び前記第2軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって並んでおり、
    前記第1軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって、第1外面テーパ角度で広がっており、
    前記第2軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第1外面テーパ角度よりも大きい第2外面テーパ角度で広がっており、
    前記第1軸体部分の前記第1側の端部と、前記第2空間と前記第3空間との境界により形成される仮想平面との間の距離は、3mm以上9mm以下の値である、空気紡績装置。
  5. 繊維が導入されるノズルブロックと、
    前記ノズルブロックに導入された前記繊維が導入される繊維導入口、前記繊維導入口に導入された前記繊維を外部に案内する通路、及び前記通路に噴射される空気が通過する第2ノズルを有する中空ガイド軸体ユニットと、を含み、
    前記ノズルブロックは、
    前記繊維が導入される第1空間、及び旋回空気流を発生させるために噴射される空気が通過する複数の第1ノズルを有する第1ブロック部分と、
    前記第1空間からの空気が通過する第2空間を有する第2ブロック部分と、
    前記第2空間からの空気が通過する第3空間を有する第3ブロック部分と、を備え、
    前記第1空間、前記第2空間及び前記第3空間は、所定方向における第1側から第2側に向かって並んでおり、
    前記第2空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、第2内面テーパ角度で広がっており、
    前記第3空間は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第2内面テーパ角度よりも大きい第3内面テーパ角度で広がっており、
    前記中空ガイド軸体ユニットは、
    前記第2空間と前記第3空間とに渡って配置された第1軸体部分と、
    前記第3空間と前記第3空間よりも前記第2側の領域とに渡って配置された第2軸体部分と、を備え、
    前記第1軸体部分及び前記第2軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって並んでおり、
    前記第1軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって、第1外面テーパ角度で広がっており、
    前記第2軸体部分は、前記第1側から前記第2側に向かって、前記第1外面テーパ角度よりも大きい第2外面テーパ角度で広がっている、空気紡績装置。
  6. 前記第1軸体部分の前記第1側の端部と、前記第2空間と前記第3空間との境界により形成される仮想平面との間の距離は、3mm以上9mm以下の値である、請求項5記載の空気紡績装置。
  7. 前記第1空間に前記繊維を案内する繊維案内部を更に含む、請求項4〜6のいずれか一項記載の空気紡績装置。
  8. 前記繊維案内部において前記第1空間に露出する端面と、前記第1軸体部分の前記第1側の端部との間の距離は、2mm以上8mm以下の値である、請求項7記載の空気紡績装置。
  9. 請求項4〜8のいずれか一項記載の空気紡績装置と、
    前記空気紡績装置で生成された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、
    前記空気紡績装置と前記巻取装置との間において前記糸のテンションを測定する測定装置と、を備える、紡績機。
  10. 前記測定装置によって測定された前記テンションの値を表示する表示部を更に備える、請求項9記載の紡績機。
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