JP2017014648A - 吸収性シート - Google Patents

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【課題】吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性が改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが防止された吸収性シートの提供。【解決手段】不織布製の食品用の吸収性シート1であって、不織布に、ランダムプロピレン共重合体を含む複合繊維30〜70質量%と、ポリエチレンを含む複合繊維70〜30質量%とからなる不織布が含まれ、吸収性シートの表面の表面粗さより裏面の表面粗さの方が大きい。【選択図】図2

Description

この発明は、食品からの滲出液を吸収させる吸液性シートに関する。
従来、食品からの滲出液を吸収させる吸液性シートは公知である。例えば特許文献1には、本願発明者による、少なくとも芯鞘型の複合繊維を含み、第1表面と第2表面とによって厚さが規定される不織布で形成されていて、前記第1,第2表面のいずれかを食品と接触させて前記食品からの滲出液を吸収させる吸液性シートであって、前記第1表面の表面粗さが1.5−2.5μmの範囲にあり、前記第2表面の表面粗さが2.0〜3.5μmの範囲にあって前記第1表面の表面粗さよりも少なくとも0.4μm大きい吸液性シート器が開示されている。
特開2013−76197号公報
特許文献1に開示された発明によれば、作業者の指先が水で濡れていても、束にした吸液性シートを容易に一枚ずつ繰り出して食品用トレーに並べることができる。しかし、特許文献1に開示された吸液性シートでは、食品用トレーと不織布との界面が滑り易く、傾斜している陳列棚に置いたとき、食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることがある。
以上に鑑み、本発明は、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性が改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが防止された吸収性シートの提供を課題とする。
本発明は、不織布製の食品用の吸収性シートに関する。
本発明の吸収性シートは、不織布に、ランダムプロピレン共重合体を含む複合繊維30〜70質量%と、ポリエチレンを含む複合繊維70〜30質量%とからなる不織布が含まれ、吸収性シートの表面側の表面粗さより裏面側の表面粗さの方が高いことを特徴とする。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性が改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが防止される。
請求項2に係る発明では、ランダムプロピレン共重合体を含む複合繊維が、鞘がランダムプロピレン共重合体の芯鞘繊維であり、ポリエチレンを含む複合繊維が、鞘がポリエチレンの芯鞘繊維である。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性がより改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが有効に防止される。
請求項3に係る発明では、表面の表面粗さと、裏面の表面粗さとの差が0.4μm以上である。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性がより改善される。
請求項4に係る発明では、表面の表面粗さが1.5〜2.5μmで、裏面の表面粗さが2.0〜3.5μmである。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性がより改善される。
請求項5に係る発明では、裏面の静摩擦係数が0.18〜0.26である。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性がより改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが有効に防止される。
請求項6に係る発明では、少なくとも裏面に、鞘がランダムプロピレン共重合体の芯鞘繊維30〜70質量%と、鞘がポリエチレンの芯鞘繊維70〜30質量%とからなる不織布が配置される。これにより、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性がより改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが有効に防止される。
本発明により、吸収性シートを食品用トレーに並べる際の作業性が改善され、さらに食材及びシートが食品用トレーからズレ落ちることが防止された吸収性シートが提供される。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
吸液性シートの斜視図。 吸液性シートの使用態様の一例を表す図。 吸液性シートの製造工程を表す図。 別の実施形態に係る吸収性シートの一部を破断して表す図。
下記の実施の形態は本発明の吸収性シート1に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。以下、本発明について説明する。
<第1実施形態>
本実施形態に係る吸収性シート1は、ランダムプロピレン共重合体(以下、ランダムPPと記す)を含む複合繊維30〜70質量%と、ポリエチレン(以下、PEと記す)を含む複合繊維70〜30質量%とからなる不織布が含まれる単層の不織布であり、吸収性シート1の表面2側の表面粗さより裏面3側の表面粗さの方が高い。表面2側と裏面3側との間の表面粗さの差は、0.4μm以上であることが好ましく、表面2側の表面粗さが1.5〜2.5μmで、裏面3側の表面粗さが2.0〜3.5μmであることが好ましい。なお、本願で言う吸収性シート1の表面2側は、吸収性シート1に食品が置かれる面に相当し、本願で言う吸収性シート1の裏面3側は、吸収性シート1が食品トレーに対向する面に相当する。
本発明の吸収性シート1に用いる不織布は、剛性の観点からエアスルー不織布であることが好ましい。不織布に用いるPEを含む複合繊維及びランダムPPを含む複合繊維の繊度は特に制限されないが、典型的には1.1〜5.5dtexであり、2.2〜5.5dtexであることが好ましく、2.2〜3.3dtexであることがより好ましい。PEを含む複合繊維及びランダムPPを含む複合繊維の繊維長は特に制限されず、例えば繊維長が10mm〜100mmの繊維を用いることができる。
PEを含む複合繊維及びランダムPPを含む複合繊維に用いるPEの融点は125〜135℃であることが好ましく、ランダムPPの融点は125〜140℃であることが好ましい。PEを含む複合繊維及びランダムPPを含む複合繊維には、芯鞘,海島またはサイドバイサイドタイプの複合繊維を用いることができ、芯鞘タイプの複合繊維を用いることが好ましい。芯鞘タイプの複合繊維を用いる場合、鞘がPEの芯鞘繊維と、鞘がランダムPPの芯鞘繊維とを用いることが好ましい。鞘がPEの芯鞘繊維の鞘成分に用いるPEの融点は125〜135℃であることが好ましい。また、鞘がランダムPPの芯鞘繊維の鞘成分に用いるランダムPPの融点は125〜140℃であることが好ましく、鞘がPEの芯鞘繊維の鞘成分に用いられるPEの融点に近いこと、すなわち130〜140℃であることがさらに好ましい。このように鞘の融点が近い2種の芯鞘繊維を組み合わせることで、エアスルー不織布製造時の乾燥温度を融点以上に設定し、一気に強度を発現させることが可能となる。
鞘がPEの芯鞘繊維と鞘がランダムPPの芯鞘繊維それぞれの芯成分に用いる熱可塑性樹脂には、鞘に用いられるPE及びランダムPPの融点よりも高融点の熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。このような熱可塑性樹脂として、ホモポリプロピレン及びポリエステルが例示されるが、これらに限定されない。
吸液性シート1の形状は特に限定されないが、一般的には図1に示すような矩形のシート片である。また、吸液性シート1の厚さも特に限定されないが、一般的には0.4〜0.9mmである。吸液性シート1を使用するときは、図2に示すように、吸液性シート1の束から吸収性シート1を一枚ずつ図中矢印で示す方向へ手で繰り出して、食品用トレーに並べて行く。したがって、吸収性シート1どうしの滑りが悪いと、吸収性シート1を食品用トレーに並べて行く作業の障害となる。一方、吸収性シート1の滑りが良すぎると、前述のように吸収性シート1が食材とともに食品用トレーからズレ落ちることがある。
(実施例)
吸液性シート1の使用時における滑り性及び作業性を、次のようにして評価した。
<吸収性シート1の原材料となる不織布の単位面積当たりの質量(目付)の測定>
電子天秤を使用して50×50mmの不織布のサンプルを1/100グラムの単位まで秤量し、秤量した結果を1m当たりの値に換算した。
<吸収性シート1の原材料となる不織布の厚さの測定>
50×50mm以上の大きさの不織布のサンプルを用意した。測定器には、直径44mmの測定子を有するダイアルシックネスゲージを使用し、測定圧が3g/cmとなるようにダイアルシックネスゲージを調整して、1/10mmの単位までの厚さを測定した。
<吸収性シート1の原材料となる不織布の静摩擦係数の測定>
不織布の静摩擦係数は、新東科学株式会社製のHEIDONトライボギアμs(ミューズ)TYPE:94iを用いて次の手順で測定した。
装置に付属しているステンレス製のスライダーを測定器本体にセットした。次に、平らな机の上に、100×100mmの不織布のサンプルをしわや浮きのないように広げた。次いで、定器をサンプル表面のMD方向に静かに置き測定を開始した後、測定値を記録した。サンプルの裏面についても同様に測定した。なお、サンプルの表面と裏面の静摩擦係数は、別々のサンプルで測定した。
<食品トレーに対する滑り易さの評価>
市販の発泡スチロール製の食品トレー(中央化学株式会社製、商品名トレーC−13(L)、縦166mm×横97mm×深さ20mm)に、150mm×80mmの吸収性シート1を表面粗さが大きい面が下になるようにして敷いたサンプルを10個準備した。200gの肉片(縦120mm×横80mm、厚さは適宜調整)を吸収性シート1に載せ、トレーごと傾斜角度30°の棚板に置き、シート1の滑りの有無を10分間観察した。シート1の滑りが1件でも発生した場合は不良とし、シート1の滑りが全く発生しない場合を良とした。
<吸収性シート1の原材料となる不織布の表面粗さの測定>
表面粗さは、カトーテック社の表面試験機KES FB-4Sを用いて次の手順で測定した。
先ず、100×100mmの不織布のサンプルを採取した。次に、測定機のゼロあわせを行い、左右のSENSは2×5に設定した。次いで、MD方向に摩擦子が滑る様サンプルをセットし測定を開始した後、SMD(表面荒さの変動)の値を記録した。TD方向についても同様に測定し、下記式でSMDを算出した。
SMD(μm)=(MD方向SMD値+TD方向SMD値)/2
<吸収性シート1の取り出し作業性の評価>
縦(MD方向)160mm×横(TD方向)70mmの吸液性シート1のサンプル20枚を用意した。20枚の吸液性シート1の束を熟練作業者が片手に持ち、吸液性シート1の一枚ずつ速やかに繰り出してもう一方の手で速やかに取り出すことができるか否かにより、吸液性シート1の作業性の良否を判定した。作業性は、良と不良の2ランクに分類した。良は吸液性シート1を一枚ずつ繰り出すことが容易であったことを意味し、不良は吸液性シート1を常に一枚ずつ繰り出すことは困難で、複数枚の吸液性シート1が一体となって同時に繰り出されることがあったことを意味している。
<吸収性シート1の原材料となる不織布の製造方法>
図3を参照して、本発明の吸収性シート1の原材料となる不織布の製造方法を説明する。
鞘がPEの芯鞘繊維と鞘がランダムPPの芯鞘繊維をカード機10に供給し、得られたカードウエブ11を無端ベルト12に載せて機械方向MDへ送り熱風処理室13を通過させて芯鞘繊維どうしを溶着させ、エアスルー不織布14とした。熱風処理室13の温度は、芯鞘繊維の鞘成分のPE及びランダムPPを溶融し得る温度に保った。さらに、得られたエアスルー不織布14の一面のみを、芯鞘繊維の鞘成分のPE及びランダムPPを溶融し得る温度に保たれた加熱ロール15の周面に密着させた。これにより、エアスルー不織布14の一面、すなわち加熱ロール15に密着させた面の表面粗さを、加熱ロール15に密着させなかった面の表面粗さよりも小さくした。その後、エアスルー不織布14を冷却ロール16に接触させた後、巻き取った。このようして得られたエアスルー不織布14から、所定の大きさの評価用のサンプルを採取した。
上記の不織布の製造において、鞘がPEの芯鞘繊維の鞘成分には融点が130℃のポリエチレンを用い、芯成分には融点が165℃のホモポリプロピレンを用いた。また、鞘がランダムPPの芯鞘繊維の鞘成分には融点が140℃のランダムPPを用い、芯成分には融点が165℃のホモポリプロピレンを用いた。熱風処理室13の温度は150℃であり、加熱ロール15の温度は145℃であった。
表1に、吸収性シート1の作業性及びトレーに対する滑り性を評価した結果を示す。
鞘がランダムPPの芯鞘繊維A(繊度3.3dtex)を30〜70質量%含む実施例1〜3、及び鞘がランダムPPの芯鞘繊維B(繊度2.2dtex)を30〜70質量%含む実施例4〜6の吸収性シート1は、良好な作業性及びトレーに対する滑り性を示した。すなわち、芯鞘繊維の繊度に関わらず、鞘がランダムPPの芯鞘繊維を30〜70質量%含む吸収性シート1は、良好な作業性及びトレーに対する滑り性を示した。一方、鞘がランダムPPの芯鞘繊維が100質量%である吸収性シート1(比較例1)は、静摩擦係数が大きいため作業性が不良であった。また、鞘がPEの芯鞘繊維が100質量%である吸収性シート1(比較例2)は、静摩擦係数が小さいためトレーに対する滑り性が不良であった。さらに、鞘がPEで芯がポリエステルの芯鞘繊維100質量%の不織布から成る市販の吸収性シート1についても評価したところ(比較例3)、作業性は良好であったが、静摩擦係数が小さいためトレーに対する滑り性は不良であった。
Figure 2017014648
表1から明らかなように、鞘がランダムPPの芯鞘繊維及び鞘がPEの芯鞘繊維から成る不織布中において、鞘がランダムPPの芯鞘繊維の含有量が増加するに従い静摩擦係数が大きくなる。別言すれば、鞘がランダムPPの芯鞘繊維と、鞘がPEの芯鞘繊維との混合比を変更することにより、吸収性シート1の裏面3の静摩擦係数を調整して食品トレーとの接触面の静摩擦係数を十分大きくすることができる。さらに、前述の製造方法にしたがって吸収性シート1の表面2の表面粗さより裏面3の表面粗さの方を大きくすることにより、吸収性シート1を食品用トレーに並べる際の作業性が損なわれることを防止できる。すなわち、吸収性シート1を束にした状態では、必ず吸収性シート1の表面2と裏面3とが接触することから、表面2の表面粗さより裏面3の表面粗さの方を大きくすることにより、表面2と裏面3の繊維同士が積極的に接触することを防ぐことができる。以上の結果から、ランダムPPを含む複合繊維を用いて吸収性シート1の静摩擦係数を0.18〜0.26とし、さらに表面2の表面粗さより裏面3の表面粗さの方を大きくすることにより、吸収性シート1を食品用トレーに並べる際の作業性と、トレーに対する滑り性を両立できることが明らかになった。
本発明の吸収性シート1を開発する際、鞘がランダムPPの芯鞘繊維の含有量が増加するに従い吸収性シート1の表面がべたつき、吸収性シート1どうしがくっつき易くなる現象が認められた。理論にこだわることは意図しないが、一般にオレフィン系のコポリマーは分子量分布及び組成分布を有しており、ランダムPPの場合には、融点を下げようとすると、低分子量・高コモノマー含有ポリマー成分(べたつき成分)量が増大することが知られている(高分子学会中国四国支部 第32回高分子講座要旨集、3〜4ページ)。本発明の吸収性シート1の静摩擦係数には、このようなべたつき成分も寄与していると考えられる。従来、ランダムPP中のべたつき成分は製品品質に悪影響を与えると考えられていたが、本発明ではこのようなべたつき成分を利用することによって静摩擦係数を調整し、トレーに対する滑り性と、吸収性シート1を食品用トレーに並べる際の作業性とを両立させている。
<第2実施形態>
第1実施形態では、吸収性シート1を1枚の不織布で構成する場合を例に説明した。しかし、本発明の吸収性シート1を2枚以上の不織布を含む積層体にすることもできる。この場合、吸収性シート1の裏面に鞘がランダムPPの芯鞘繊維30〜70質量%と、鞘がPEの芯鞘繊維70〜30質量%とからなる不織布を配置することが好ましい。例えば、図4に示すように、吸収性シート1を表面シート21と、裏面シート23と、表面シート21と裏面シート23の間に挟まれる中間シート22の3層で構成し、裏面シート23に、鞘がランダムPPの芯鞘繊維30〜70質量%と、鞘がPEの芯鞘繊維70〜30質量%とからなる不織布を配置することができる。表面シート21には、裏面シート23より表面粗さの小さい不織布を用いる。表面シート21は、裏面シート23と同一種の不織布であってもよいし、裏面シート23より静摩擦係数が小さい不織布であってもよい。中間シート22は、食品からの浸出液を吸収可能なシート材であればよく、例えばティッシュペーパ等のセルロース繊維の集合体、スポンジ、親水化処理された不織布、及び親水化処理されていない不織布のいずれかを用いることができる。また、中間シート22を省略して、表面シート21と裏面シート23の2層で吸収性シート1を構成することもできる(図示せず)。本発明の吸収性シート1を2枚以上の不織布を含む積層体にする場合、各層の接合は公知の方法で行うことができ、例えば接着または溶着により行うことができる。
1 吸収性シート
2 表面
3 裏面
10 カード機
11 カードウエブ
12 無端ベルト
13 熱風処理室
14 エアスルー不織布
15 加熱ロール
16 冷却ロール
21 表面シート
22 中間シート
23 裏面シート

Claims (6)

  1. 不織布製の食品用の吸収性シートであって、
    前記不織布に、ランダムプロピレン共重合体を含む複合繊維30〜70質量%と、ポリエチレンを含む複合繊維70〜30質量%とからなる不織布が含まれ、
    前記吸収性シートの表面の表面粗さより裏面の表面粗さの方が大きいことを特徴とする、前記吸収性シート。
  2. 前記ランダムプロピレン共重合体を含む複合繊維が、鞘がランダムプロピレン共重合体の芯鞘繊維であり、前記ポリエチレンを含む複合繊維が、鞘がポリエチレンの芯鞘繊維である、請求項1に記載の吸収性シート。
  3. 前記表面の表面粗さと、前記裏面の表面粗さとの差が0.4μm以上である、請求項1または2に記載の吸収性シート。
  4. 前記表面の表面粗さが1.5〜2.5μmで、前記裏面の表面粗さが2.0〜3.5μmである、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性シート。
  5. 前記裏面の静摩擦係数が0.18〜0.26である、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性シート。
  6. 少なくとも裏面に、鞘がランダムプロピレン共重合体の芯鞘繊維30〜70質量%と、鞘がポリエチレンの芯鞘繊維70〜30質量%とからなる不織布が配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性シート。
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