JP2017013134A5 - - Google Patents

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精密打抜プレス内において打抜スクラップ/内側形状部分を離脱させ/取外し、切断部品をイジェクトするための装置及び方法
本発明は精密打抜プレス内において、打抜スクラップを離脱させ、内側形状部分を取外し、そして切断部をイジェクトするための装置に関する。この装置は、ヘッド部内に配置された環歯シリンダーを有し、この中に、圧力空間を介して液圧フルードでもって加圧可能な環歯ピストンが、環歯ボルトに作用する環歯の力を発生させるため、案内されている。装置は、ベース部内に配置された主シリンダーを有し、この中には、圧力空間を介して液圧フルードでもって加圧可能であり、ストローク軸方向のストローク動作を実施し、そしてテーブルプレートを担持する主ピストン/ラムが、圧力ボルトに作用する対抗力の発生のための対保持ピストンとともに案内されている。そして装置は、ヘッド部及びベース部内に配置された圧力空間、中央制御部によって予め与えられ作動圧へと調整された液圧フルード供給するための液圧システムを有している。
本発明は更に、ベース部内に配置された上方へ移動する主ピストンを有する精密打抜プレス中において、切断パンチから打抜スクラップを離脱させ、内側形状部分を取外し、そして切断プレートから切断部をイジェクトするための方法に関する。この方法において、ず、プレスのヘッド部内に配置された環歯ピストンによって、環歯を切断部内へと圧入させための環歯ボルトを介してガイド又は環歯プレートに作用する環歯の力が発生させられ、そして、ベース部内に配置された対保持ピストンによって、切断と反対の方向に向けられた対保持力が発生させられ、その後、切断の際、液圧フルードは環歯ピストン又は対保持ピストンの圧力空間から調整可能な圧力で排出され、切断が終了した後、ヘッド部内の環歯ピストンの圧力空間と、ベース部内の対保持ピストンの圧力空間は、液圧システムからの、予め与えられた作動圧に調整された液圧フルードでもって加圧され、そして、中央制御部によって、予め与えられた、打抜スクラップを離脱させ、かつ内側形状部分を取り外す離脱/取外し力と、切断部をイジェクトするイジェクト力調整される。
精密打抜とその方法シーケンスは長いこと公知である。際立った方法の特徴はツール構造、環歯、切断間隙及び作用する複数の力である。切断ツールは、上部材と下部材を有する。上部材には、少なくとも一つのガイド又は環歯プレート(これ、圧力ボルトを介して精密打抜プレスの環歯ピストンによって発生される環歯の力が加えられる)、切断材料から切断部を切り出すための、ガイド又は環歯プレート内に案内された切断パンチ、及び内側形状部分を切断パンチから取り外すための取外しプッシャーが属する。下部材は、切断プレート又は母型、切断パンチ内に案内されたイジェクタを含む。これ圧力ボルトを介して、精密打抜プレスの対保持ピストンによって発生される切断パンチと反対に作用する対抗力が加えられる。切断部は、ガイド又は環歯プレートと切断プレートの間に挟まれている。切断過程の開始にあたって、ガイド又は環歯プレート内に存在する環歯は、環歯の力によって切断材料内へと押し込まれる。後続する切断の際、この力は、上昇する主ピストンによって排除される。これは、切断終了の後、打抜スクラップを切断パンチから離脱させ、そして内側形状部分を、開かれたツール内部空間内へと取り外す。切断開始によって、対保持ピストンによって発生される対力は、切断パンチに向かって押され、そして切断力によって克服される。切断過程の終了の後、この力が、切断プレート内に押し込まれる切断部を、ツール内部空間内にイジェクトする(“Umformen und Feinschneiden, Handbuch fuer Verfahren, Werkstoffe, Teilgestaltung”、頁141−153、出版社Hallwag AG、1997)。精密打抜過程は、特別な三段作用のプレスを要求する。これらは、基本的に下から上に向かって作動し、そして環歯、カウンターホルダ及びイジェクタのための副次的機能を有する、切断過程のコントロールされた制御を可能とする。環歯の力と対保持力は、液圧的に発生され、そして切断力は機械的は液圧的に発生される。
プレス内で駆動のため、又は加圧ために使用される複数のピストン装置が存在する。特許文献1からは、三段式に作用する液圧プレスが公知である。これは、作動ピストン、これを包囲するリングピストン、対ピストン、及び、作動ピストンとリングピストンの間に位置し、圧力調整弁によって遮断可能な中間空間を有する。特許文献2内には、切断ピストン、薄板ワークピースをプレステーブル上で押さえ付けるプレスピストン、及びワークピースの打ち抜かれるべき部分をサポートする対抗圧ピストンを有する精密打ち抜きプレスを記載する。その際、切断ピストンはプレスピストン内に弾性的に案内されている。特許文献3は、特に二つのラムシステムによって精密打抜を行うためのプレスを開示する。これらラムシステムには各一のツール半部が固定されている。少なくとも一つのラムシステムが、互いに独立して操作可能な二つのピストンシステムから成る。これらの其々が選択的に個々にプレスフレームに固定可能である。特許文献4及び5に従う先行技術は、二つの堅牢な互いに接続されたフレーム体を有する精密打ち抜きプレスである。これには、二つのツール部材を装着するために使用される、液圧式に軸方向に互いに接近又は離間するようスライド可能な二つのテーブル体が設けられている。第一のフレーム体には、シリンダー空間が設けられている。この中に、相互に移動可能な二つの同軸なピストンが設けられている。これらのうち、第一のものがピストンロッドと接続されており第二のものがこのピストンロッドを取り囲んでおり、そして第一のフレーム体にスライド可能に取り付けられた第一のテーブル体の一部を形成する。第二のピストンは、内側ねじを有し、そして外側ねじを有するブッシュ上にねじ留めされているので、第二のピストンの軸方向の位置は調整可能である。更に、特許文献6からは、金属処理を行うプレスが公知である。これは、下部材及び作動パンチ装置から成る。作動パンチ装置は、軸方向に下部材の方向へこれから離れるように移動可能である。作動パンチ装置は、第一パンチ及び第二パンチを有する。これらは、基本的に同軸に配置されており、そして互いに相対的に軸方向に移動可能であり、その際、第一パンチは、第二パンチの軸方向孔内を軸方向に滑るようスライド可能である。特許文献7から、少なくとも各一つの、液圧的な環歯及び対保持シリンダーを有する液圧的又は機械的に駆動されるラムを有する精密打抜プレスが公知である。環歯シリンダーと対保持シリンダーは、支持シリンダー内に配置されている。これは、接続要素を介して圧力ボルトと常時接触状態に保持されている。その際、支持シリンダーは、作動力の解消の際に、作動ストロークの終わりに、環歯ピストンを、その下側の出発位置へと押し動かすので、圧力ボルトは打抜スクラップを取り外す。環歯シリンダーは、トラバース内のシリンダーハウジング内に組み込まれている。この中に、環歯ピストンが案内されている。この環歯ピストンは、圧力媒体でもって加圧されるシリンダーのピストンによって、圧力ボルトと常時接触状態にある位置に保持される。これら公知の解決策の全てにおいて、環歯ピストンは離脱/取外し要素として機能し、そして対保持ピストンは、切断部のイジェクトを主導する要素として機能する。これは、離脱/取外し及びイジェクトを、環歯ピストン/対保持ピストンの排除の際と同じ作用面で実施する。その意味することによれば、大きな質量のピストンによって、離脱/取外し及びイジェクトが行われ、これによって、ピストンの上昇時にピストンの端部ストッパーに高い力が発生し、これは望まれていない打撃へと通じる。更に、高い取外し速度のために、極めて大きなオイル量が必要となる。これは、特に直接駆動の場合に大きなポンプを必要とする。
更に、特許文献8は、アッパーベルトを有する精密打抜プレスを開示する。アッパーベルトは、側方スタンドを介して下に向かって支持されており、そしてラムの上に配置されており、そしてここでは、ラムの接近ストロークは、下から上に向かって行われる。環歯シリンダーと対保持ピストンは、異なる大きさの作用面を有する外側ピストンと内側ピストンを有する。これらは、共に、又は個々に加圧されるので、同じシステム圧のもと、異なる三つの環歯の力と対保持力が発生される。その際、外側ピストンと内側ピストンの同じ作用面は環歯の力/対保持全力に、そして内側ピストンの作用面は離脱/イジェク力に相当する。環歯シリンダーと対保持シリンダーの作動ストロークにおいて排除される量は、圧力リザーバーに供給される。この公知の解決策によって、離脱及びイジェク力を環歯の全力に対して変更することが可能であるが、しかし量排出は環歯ピストンに依存するので、環歯の力又は対保持力と無関係の、実際の力要求に対する離脱/取外し力及びイジェク力の適合は不可能である。更に、環歯シリンダーと対保持シリンダーは、常に同じ大きさであるか、又は取外し/イジェク力よりも大きくなければならず、これによって使用可能性が制限されている。環歯ピストンの内部の制御による液圧的な切替は、複雑かつ高コストである。
西独国特許第1145115号明細書 西独国特許出願公開第1279622号明細書 西独国特許出願公開第1930398号明細書 西独国特許出願公開第2218476号明細書 西独国特許出願公開第2264429号明細書 西独国特許出願公開第3423543号明細書 欧州特許第891235号明細書 独国特許発明第102007017595号明細書
この先行技術において、本発明の課題は、精密打抜プレス内において打抜スクラップ又は内側形状部分を離脱させ/取り外すための、及びツールから切断部をイジェクトする装置及び方法を提供することである。これらによって、離脱/取外し力とイジェクト力は、環歯の力と対保持力と無関係に、環歯及び対保持ピストンのピストン質量を減少し、離脱/取外し速度とイジェクト速度を上昇させると同時に、液圧回路の簡易化を行いつつ調整可能である。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する冒頭に記載した形式の装置によって、及び請求11に記載した特徴を有する方法によって解決される。
本発明に係る装置及び本発明に係る方法の有利な実施形は、下位の請求項に見て取れる。
発明に係る解決策は、打抜スクラップの離脱、内側形状部分の取外し、及び切断部のイジェクトを、別々に、かつ環歯ピストン及び対保持ピストンの機能から独立して実施することから出発する。これは、環歯ピストンが離脱/取外しピストンと、そして対保持ピストンがイジェクタピストンと、それぞれヘッド部及びベース部内で、一方では離脱/取外しピストンのため、そして他方ではイジェクタピストンのための互いに独立した複数の圧力空間を有する環歯ピストン又は対保持ピストンと別の構造ユニットを形成することによって達成される。その際、離脱/取外しピストン及びイジェクタピストンの圧力空間は、液圧システムの第一の制御可能な液圧回路を介して互いに接続され、そして環歯ピストンと対保持ピストンの圧力空間は第二の制御可能な液圧回路を介して接続されている。
本発明に係る装置の別の有利な実施形では、離脱/取外しピストンが、環歯シリンダーと別の離脱/取外しシリンダー内に配置されており、この離脱/取外しシリンダーは、環歯シリンダーに、ストローク軸方向のヘッド側で圧密かつ力結合的に固定されており、その際、離脱/取外しピストンのピストンロッドは、環歯シリンダー内に案内された環歯ピストンを中央で貫通し、そして環歯ピストンにベース部側で付設された取外しプレートに、離脱/取外しピストン及び環歯ピストンが互いに独立してストローク動作を実施することができるように固定されている。これは、両方のピストンが互いに独立して移動し、そして液圧的に駆動されることが可能であることを保証する。その上、離脱ピストンと環歯ピストンへの分割は、離脱/取外し及び排除のために必要な面を互いに分離し、そして当該面を実際に必要な力の需要に合わせることを可能とする。目的に適って、環歯ピストンは、ストローク軸に同軸に環歯シリンダー内に配置され、そして環歯の移動のため環歯ピストンプレートに、支持されている。その際、環歯ピストンプレートは、一つの支持体を取り囲む。これは貫通穴を有しており、この貫通穴内に、離脱の圧力ボルトが垂直方向に可動に配置されている。
離脱/取外しピストンは、本装置の別の有利な形態に従い、二重に作用するよう形成されていることが可能である。これに、離脱/取外しシリンダー内の第一び第二の圧力空間が付設されている。
本発明に係る装置の別の有利な形態においては、離脱/取外しシリンダーが、カバーによって圧密に閉じられており、このカバーを通して、第一の液圧回路からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって第一の圧力空間を加圧するための液圧システムと接続する液圧配管が案内されている。
有利には、離脱/取外しシリンダーは、その壁部領域内に、液圧システムの第一の液圧回路からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって第二の圧力空間を加圧するための、ストローク軸に平行かつ垂直に推移するチャネルを備える。これによって、離脱/取外しシリンダーとのシリンダー空間と、環歯シリンダー空間、其々互いに独立して、相応して適合された圧力のフルードでもって加圧することが可能であることが保証される。これら全ての特徴は、更に、離脱/取外しシリンダーが環歯シリンダー又は対保持シリンダーと一つの小型のユニットを形成し、そして液圧システムに問題無く簡単に接続されることが可能であるということを保証する。
本発明の別の有利な実施形に従い、更に、主ピストン内に対保持ピストンのための対保持シリンダー空間が形成され、その中に、ストローク方向に軸方向にスライド可能なイジェクタピストンが配置され、そのイジェクタピストンのピストンロッドが、対保持ピストンを中央で貫通し、そして独立した圧力空間内へと通じ、これが、主ピストン内にストローク軸に対して垂直に位置するチャネルによって、予め与えられた圧力の液圧フルードでもって加圧するための液圧システムの第一の液圧回路と接続されており、その際、イジェクタピストンと対保持ピストンが互いに独立してストローク動作を実施することが可能であるということを意図されている。
本発明の別の形態においては、主ピストンは、液圧システムの第二の液圧回路からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって対保持ピストンの圧力空間を加圧するための、ストローク軸に対して平行及び垂直に推移するチャネルを備える。本発明の別の有利な形態に従い、ベース部内に、液圧システムからの予め与えられた圧力の液圧フルードを供給するための複数のチャネルが組み込まれているので、各圧力空間は独立して、必要な圧力に応じて加圧することが可能であり、これによってイジェクタピストンと対保持ピストンが互いに独立して駆動可能であるということが保証されている。
本発明の目的に適った別の形態においては、第一の液圧回路は、液圧システムにより、組込み弁によって離脱/取外しピストン及びイジェクタピストンの作動圧へと調整された、圧力空間のための高圧リザーバー、離脱/取外しピストンとイジェクタピストンの各圧力空間のために付設された、圧力空間の接続及び切り離しのための4/3方向比例弁を有し、その際、比例弁には、圧力センサーが、そして比例弁には、組込み弁の駆動のための圧力センサーが付設されている。
両方の液圧回路の独立した制御にとって、第二の液圧回路が、環歯ピストン及び対保持ピストンの両方の圧力空間を接続し、そして作動圧を調整する少なくとも一つの組込弁、組込弁の駆動のための少なくとも一つの圧力センサー、及び、少なくとも一つの液圧ポンプユニットを有し、これに、吐出量の調整のための少なくとも一つの組込み弁、組込弁の駆動のための少なくとも一つの圧力センサー、及び、吐出流の保持及び圧力制限のための少なくとも一つの圧力制限弁が付設されていることは極めて重要である。第二の液圧回路は、よって自立的かつ第一の液圧回路から独立して作動する。その組込弁は、圧力センサーを介して中央制御部によって駆動される。
課題は、更に、離脱/取外しとイジェクトに応じて適合された複数の作用面を有する互いに分離された複数の圧力空間内、離脱/取外し力と環歯の力並びにイジェク力と対保持力が発生させられ、その際、離脱/取外し力のための圧力空間と環歯と対保持力のための圧力空間は、中央制御部によって、液圧システムの独立した液圧回路からの予め調整された圧力の液圧フルードでもって、環歯ピストンと対保持ピストンが離脱又はイジェクトの際に離脱/取外しピストン又はイジェクトピストンに追従するよう加圧されることによって解決される。
離脱/取外し及びイジェクトのための圧力空間内における作用面が、同じ又は異なる大きさに選択されることが可能であるので、離脱力/取外し力とイジェク力が、環歯の力及び対保持力の大きさと無関係に調整可能であることは、特に有利である。
更なる利点及び特徴は、添付の図面を参照しつつ以下の明細書の記載から明らかである
本発明を以下に実施例に基づき詳細に説明する。
先行技術に従う精密打抜過程の簡略図 先行技術に従う精密打抜の際の離脱/取外し及びイジェクト過程の簡略図 環歯シリンダー及び離脱/取外しシリンダーを有するヘッド部の断面図、プレスのヘッド部の断面図 環歯シリンダーを有する離脱/取外しシリンダーの断面図 環歯シリンダーの圧力空間のためのチャネルの図を伴う離脱/取外しシリンダーの断面図 テーブルプレートを有するプレスのベース部の断面図 テーブルプレートを有する主ピストンの断面図 本発明に係る方法の進行の簡略図
図1は、切断ツール2内において、内側形状部分とともに切断部製造する際の精密打抜の作動原理を示す。切断ツールは上部材3及び下部材4から構成されている。下部材4の切断プレート5と上部材3のガイド又は環歯プレート6の間には切断材料7が挟まれている。ガイド又は環歯プレート6に圧力ボルト8を介して作用する環歯の力FRは、ガイド又は環歯プレート6内に存在する環歯切断材料7内に押し込。ガイド又は環歯プレートによって案内されている切断パンチ10は、図示された位置状態では切断力FSでもって切断材料7に切り込、その際、切断パンチ10にはカウンターホルダ11が、圧力ボルト12からカウンターホルダ11に及ぼされる力FGでもって対抗する。ホールパンチ13は、カウンターホルダ11内に案内されており、そして内側形状部分を、切断パンチ10の切断力FSに抗して切断材料7内へと切り込む。取外しプッシャー14は、ホールパンチ13のカウンターホルダとして作用する。
2には、打抜スクラップ15と切断部1の離脱過程/取外し過程が簡略的に表されている。切断開始の前に、環歯9は切断線の外側で切断材料7内に押し込まれる。切断パンチ10による切断の際に、力FRは、精密打抜プレスの上昇する主ピストン/ラムによって排除され、そして切断終了の後の離脱力FRAによって、開かれたツールにおいて打抜スクラップ15は切断パンチ10から引き離され、そして内側形状部分はツール空間内へと取り外される。対力FGは、切断開始の際に、すぐに切断パンチ10と反対に作用にし、そして切断力FSによって克服される。切断過程が終了すると、イジェクFGAが、切断部1を切断プレート5の切断開口部からイジェクトする。ガイド又は環歯プレート6のための圧力ボルト8と、カウンターホルダ11のための圧力ボルト12は、液圧によって操作される。
図3は、詳細には表されていない液圧式の精密打抜プレスのヘッド部16を示す。ストローク軸HUの線上には、プレスのヘッド部16内に、ヘッド部16の下側USの方の孔底20、ヘッド部16の上側OSの方の管形状のスロート部21、及び孔底20に付設されたフランジ22を有する、コア体18として形成される環歯シリンダー19のための収容部空間17が設けられている。
コア体18のスロート部21には、正面側に、(図4に示すように)突合接続で、離脱/取外しシリンダー25が、ストローク軸HUに対して同軸に載置されている。これは、コア体18内に形成された環歯シリンダー空間26を圧密に、ねじ締結によって閉じる。離脱/取外しシリンダー2とコア体18は、グルーブピース27によってヘッド部16に回動しないよう固定されている。離脱/取外しシリンダー25内には、シリンダー空間28が形成されている。これは、圧密にねじ留めされたカバー29によって閉じられており、そして二重に作用する離脱/取外しピストン30を収容している。離脱/取外しピストン30は、シリンダー空間28を、離脱/取外しピストン30の一方の側に付設された第一の圧力空間31aと、離脱/取外しピストン30の他方の側に付設された第二の圧力空間31bに分ける。カバー29は、第一の圧力空間31aを液圧フルードでもって加圧するための液圧システム34の液圧配管33の接続のための供給開口部32を中央に有している。第二の圧力空間31bは、予め定められた圧力の液圧フルードでもって加圧するために、離脱/取外しシリンダー25の壁部領域35内に、ストローク軸HUに平行及び垂直に形成されたチャネル36を介して、そして液圧配管3を介して、液圧システム34と接続されている(図4参照)。離脱/取外しピストン30は、ピストンロッド37と接続されている。これは、ストローク軸HU上で、環歯−シリンダー空間26内に案内された環歯ピストン38を貫通案内されており、そして取外しプレート39を担持している。この取外しプレートはコア体18の孔底20上に置かれている。環歯−シリンダー空間26内の環歯ピストン38には、圧力空間40が付設されている。この圧力空間は、離脱/取外しシリンダー25の壁部領域35内に設けられた別のチャネル41によって、液圧配管33bを介して液圧システム34と接続されている(図5参照)。孔底20の孔42内には、環歯ピストン38に付設された環歯ボルト43と圧力ボルト44が、ストローク軸HUと一列に垂直にスライド可能に案内されている。孔底20の直下には、平面平行に、ピストンプレート45がコア体18の切欠き部46内に存在し、これは、中央に配置された、シリンダーディスク形状の支持体47を取り囲んでいる。支持体47は、ストローク軸HUに同軸に存在する、圧力ボルト44のための貫通穴48を有している。ピストンプレートの直下45では、切欠き部46に対して段状に外側に向かってオフセットされた別の切欠き部50内に、支持プレート49が存在しており、その際、支持プレート49はピストンプレート45に対して平面平行に配置されている。支持プレート49内には、複数の貫通穴51が存在している。これらの中には圧力ボルト52aと52bが案内されている。その際、圧力ボルト52aは、支持体47を貫通案内された圧力ボルト44に、そして圧力ボルト52bは環歯ボルト43に付設されている。切断過程の際に、圧力ボルト52aと52b、ピストンプレート45、圧力ボルト44、環歯ボルト3、取外しプレート39、ピストンロッド37、離脱/取外しピストン30と環歯ピストン38は、同期して上に向かって、つまりヘッド部16の方向へ移動する。環歯ピストン38の圧力空間40内及び離脱/取外しピストン30の圧力空間31a内の液圧フルードは排出される。主ピストン/ラム55が上死点OTに達するとすぐに、離脱/取外しピストン30は作動され、そして離脱過程が開始される、つまり作動室31aは液圧フルードでもって加圧される。離脱/取外しピストン30は、取外しプレート39とひいては全ての圧力ボルト52a,52b、環歯ボルト3及び44並びにピストンプレート45を、同期して下に向かって、つまりベース部53の方向へと押さえつける。上述した圧力ボルトは、ツール内の詳細には表されない圧力ボルトを押さえる。これらは打抜スクラップを切断パンチから離脱させる、又は内側形状部分を取り外す。環歯ピストン38は、液圧フルードによる作動室40の加圧によって、並行して、又は時間的に遅れて、そして低い速度でもって離脱/取外しピストン30に追従する。
図6は、ベース部53を断面図として示す。ベース部53内には、主シリンダー空間5が形成されている。その軸HAは、精密打抜プレスのストローク軸HU上に位置し、そして二重に作用する主ピストン55を収容している。主ピストン55は、シリンダー状のシャフト56を有し、このシャフトは、円盤状にその軸HAに対して垂直に突き出した作動面57a及び57bを有している。これらは、主シリンダー空間58を、低いストローク高さを有する二つの圧力空間59aび59bへと分けるので、ベース部53は低い構造高さを有する。圧力空間59aと59bは、其々、チャネル60a及び60bによって相応する接続部及び液圧配管61を介して液圧システム34と接続されいる。主シリンダー空間58とひいては圧力空間59aは、カバー62によって圧密に閉じられている。予め定められた圧力の液圧フルードによる圧力空間59aと59bの加圧に応じて、主ピストン55は、上死点OT及び下死点UTの間の相応するストローク動作を実施する。主ピストン55内では対保持シリンダー空間63が形成されており、この中に対保持ピストン64とイジェクタピストン65が収容されている。これは、そのピストンロッド66でもって対保持ピストン64の中央を通って貫通案内されており、そしてピストンロッド66のための圧力空間68内の取外しプレート39によって終了している。対保持ピストン64は、主ピストン55のシリンダー空間63内において圧力空間69を分けている。イジェクタピストン65のための圧力空間68と、対保持ピストン64のための圧力空間69はシャフト56内に軸HAに垂直に組み込まれた独立したチャネル70aと70bによって、シャフト56内に形成された分配切欠き部71及びベース部53内のチャネル72aと72bを介して液圧システム34の液圧配管33と接続されている。
図7は、主ピストン55におけるテーブルプレート73の固定及び配置見て取れる。テーブルプレート73は、その下面で、主ピストン55のシャフト56に載置され、そしてシリンダー状に形成され、突き出した底領域74を有する。その直径は主ピストン55のシャフト56の直径に合わせられている。テーブルプレート73の底領域74は、ストローク軸HUに同軸に配置された複数の孔75設けられている。複数の孔75内には、対保持ボルト76が案内されており、これらは、底領域74の上に設けられた切欠き部77内に配置されたピストンプレート78に支持されている。のピストンプレートは、中央配置されたシリンダーディスク形状の支持体79を取り囲んでいる。支持体79は、ストローク軸HUに同軸に位置する、圧力ボルト81のための複数の貫通穴80を有する。これらは、支持体79の複数の孔80を貫通案内されている。ピストンプレート78の上には、切欠き部77に対して段状に外側に向かってオフセットされた切欠き部83内に支持プレート82が存在している。その際、支持プレート82はピストンプレート78に平面平行に配置されている。支持プレート82内には、貫通穴84aと84bが存在している。その際、貫通穴84a内には複数の圧力ボルト85が案内されている。これらは、対保持ボルト76と、貫通穴84b内において支持体79を貫通案内された圧力ボルト81付設されている。圧力ボルト81と85、ピストンプレート78、対保持ボルト76、イジェクタプレート39、ピストンロッド66、イジェクタピストン65及び対保持ピストン64は、切断過程の際に同期してに向かって移動する。イジェクタピストン65の圧力空間68内及び対保持ピストン64の圧力空間69内の液圧フルードは排出される。ツールが開かれた際主ピストンが下流方向動作中に取外し切換点に達するとすぐに、イジェクタピストン65は作動され、そして、切断プレート内に切り込まれた切断部のイジェクト過程が開始する、つまり、圧力空間68は液圧フルードでもって加圧される。イジェクタプレート39は、全ての圧力ボルト76,81及び85とピストンプレート78を同期して上に向かって押さえる。上述した圧力ボルト81及び85は、ツール内のこれ以上説明されない圧力ボルトを押さえる。これらは、切断部を、切断プレートの切断開口部からツール内部空間内へとイジェクトする。対保持ピストン64は、液圧フルードによる圧力空間69の加圧によって、並行して、又は時間的に遅れて、かつ低い速度で追従する。
本発明に係る方法の進行は、図8に基づいて説明される。この図は、第一の液圧回路92における、イジェクタピストン65の圧力空間68と離脱/取外しピストン30の圧力空間31a及び31bとの接続と、第二の液圧回路93における保持ピストン64の圧力空間69と環歯ピストン38の圧力空間40の接続を抜粋的に示す。
第一の液圧回路92内の、離脱/取外しピストン30の圧力空間31a及び31bと、イジェクタピストン65の圧力空間68は、液圧フルードのための共通な一つの高圧リザーバー86を介して供給される。これは、中央制御部87によって駆動され、かつ液圧配管33を介して液圧システム34と接続されている論理組込み弁88を介して、そして離脱/取外し力FRAとイジェク力FGAに合わせられた、所望の圧力レベルに調整される。調整及び圧力空間31aと31bと圧力空間68の接続及び切り離しは、各液圧配管33内に組み込まれた各一つの4/3方向比例弁89及び90を介して行われる。これには、液圧配管33内に各一つの圧力センサー91aと91bが、中央制御部87による4/3方向比例弁89と90の駆動のために付設されている。
第二の液圧回路93は、環歯ピストン38の圧力空間40と対保持ピストン64の圧力空間69に付設され、そして作動圧を調整する少なくとも一つの組込み弁94、第二の液圧回路93内の圧力検出そして圧力値を、組込み弁94の駆動のために中央制御部87に引き渡すための少なくとも一つの圧力センサー95と、少なくとも一つの液圧ポンプユニット96を有している。液圧ポンプユニット96には、吐出量の調整のための少なくとも一つの組込み弁97、吐出流の圧力制限のための少なくとも一つの圧力制限弁98、及び圧力を検出し、そして圧力値を組込み弁94の駆動のため、中央制御部87に引き渡すための少なくとも一つの圧力センサー95が付設されている。
よって、第一の液圧回路92の圧力空間31a,31bび68と、第二の液圧回路の圧力空間40及び69は、独立した調整回路を形成する。これらは、別々にラム位置に応じて中央制御部によって、一方では組込み弁88と4/3方向比例弁89及び90を介して、そして他方では、組込み弁94と液圧ポンプユニット96を介して調整される。これにより、本発明に係る方法によって、離脱/取外し力FRAとイジェク力FGAを、環歯ピストン38と対保持ピストン64と独立して制御することが可能である。他のバリエーションにおいては、液圧回路92は、リザーバー86から圧力空間90への供給を行い、そして液圧回路93はポンプによって圧力空間31aへの供給を行うことができる。
切断部
切断ツール 2
2の上部材 3
の下部材 4
切断プレート 5
ガイド又は環歯プレート 6
切断材料 7
6の圧力ボルト 8
環歯
切断パンチ 10
カウンターホルダ 11
11の圧力ボルト 12
ホールパンチ 13
取外しプッシャー 14
打抜スクラップ 15
ヘッド部 16
16内の収容部空間 17
コア体 18
環歯シリンダー 19
孔底 20
管形状のスロート部 21
フランジ 22
ショルダー 23
壁部領域 24
離脱/取外しシリンダー 25
環歯−シリンダー空間 26
グルーブピース 27
25内のシリンダー空間 28
カバー 29
離脱/取外しピストン 30
第一の圧力空間 31a
第二の圧力空間 31b
供給開口部 32
液圧配管 33
第一の圧力空間の液圧配管 33a
38のための圧力空間への液圧配管33b
液圧システム 34
壁部領域 35
31bのためのチャネル 36
ピストンロッド 37
環歯ピストン 38
取外しプレート 39
38のための圧力空間 40
38のためのチャネル 41
20内の複数の孔 42
環歯ボルト 43
30のための圧力ボルト 44
ピストンプレート 45
18内の切欠き部 46
支持体 47
47内の貫通穴 48
支持プレート 49
切欠き部 50
49内の貫通穴 51
圧力ボルト 52a,52b
ベース部 53
主シリンダー 54
主ピストン 55
55のシリンダー状のシャフト 56
55の作動面 57a,57b
主シリンダー空間 58
圧力空間 59a,59b
59a,59bのためのチャネル 60a,60b
液圧配管 61
カバー 62
シリンダー空間 63
保持ピストン 64
イジェクタピストン 65
ピストンロッド 66
66の圧力空間 68
64のための圧力空間 69
チャネル 70a,70b
分配切欠き部 71
53内のチャネル 72a,72b
テーブルプレート 73
73の底部領域 74
74内の穴 75
保持ボルト 76
切欠き部 77
ピストンプレート 78
支持体 79
79内の貫通穴 80
圧力ボルト 81
支持プレート 82
82のための切欠き部 83
82内の貫通穴 84a,84b
76のための圧力ボルト 85
高圧リザーバー 86
央制御部 87
組込み弁 88
4/3方向比例弁 89,90
圧力センサー 91a,91b
第一の液圧回路 92
第二の液圧回路 93
組込み弁 94
圧力センサー 95
液圧ポンプユニット 96
組込み弁 97
圧力制限弁 98
圧力センサー 99
力 FG
イジェク力 FGA
環歯の力 FR
離脱/取外し力 FRA
切断力 FS
主ピストンの軸 HA
ストローク軸 HU
16の上側 OS
上死点 OT
16の上側 OSS
16の下側 US
下死点 UT

Claims (12)

  1. 精密打抜プレス内において打抜スクラップを離脱させ、内側形状部分を取外し、切断部をイジェクトするための装置であって、ヘッド部(16)内に設けられた環歯シリンダー(19)を有し、この中に、圧力空間(40)を介して液圧フルードでもって加圧可能な環歯ピストン(38)が案内されており、この環歯ピストン(38)は、環歯ボルト(43)に作用する環歯の力(FR)を発生させるためのものであり、前記装置は、ベース部(53)内に設けられた主シリンダー(54)を有し、この中に、対抗力(FG)の発生のための、圧力空間(59a,59b)を介して液圧フルードでもって加圧可能であり、ストローク軸(HU)の方向のストローク動作を実施し、そしてテーブルプレート(73)を担持し、かつ圧力ボルトに作用する対抗保持ピストン(64)を有する主ピストン/ラム(55)が案内されており、そして、ヘッド部及びベース部(1653)内に設けられた圧力空間(40,59a,59b)に、予め与えられた作動圧に中央制御部(87)によって調整される液圧フルードを供給するための液圧システム(34)を有する装置において、
    ヘッド部(16)内において、環歯ピストン(38)が離脱/取外しピストン(30)と共に、離脱/取外しピストン(30)のための複数の圧力空間(31a,31b)を有する構造ユニットを形成し、ベース部(53)内において、対保持ピストン(64)がイジェクタピストン(65)と共に、イジェクタピストン(65)のための圧力空間(68)を有する別の構造ユニットを形成し、
    その際、離脱/取外しピストン(30)とイジェクタピストン(65)の圧力空間(31a,31b;68)が、互いに液圧システム(34)の制御可能な第一の液圧回路(92)を介して、そして環歯ピストン(38)及び対保持ピストン(64)の圧力空間(40:69)が、制御可能な第二の液圧回路(93)を介して接続されていることを特徴とする装置。
  2. 離脱/取外しピストン(30)が、環歯シリンダー(19)とは別個の離脱/取外しシリンダー(25)内に配置されており、これが、環歯シリンダー(19)に、ストローク軸(HU)の方向においてヘッド側で、圧密にかつ力結合的に固定されており、その際、離脱/取外しピストン(30)のピストンロッド(37)が、環歯シリンダー(19)内に案内された環歯ピストン(38)を中央で貫通しており、そして環歯ピストン(38)にベース部側に付設された取外しプレート(39)に、離脱/取外しピストン(30)と環歯ピストン(38)が互いに独立してストローク動作を実施することができるよう固定されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 離脱/取外しピストン(30)に各一つの第一び第二の圧力空間(31a,31b)が離脱/取外しシリンダー(25)内に付設されていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 離脱/取外しシリンダー(25)がカバー(29)によって圧密に閉じられており、これを通して、液圧システム(34)と接続される、第一の圧力空間(31)を第一の液圧回路(92)からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって加圧するための液圧配管(33)が案内されていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 離脱/取外しシリンダー(25)が、その壁部領域(35)中に、ストローク軸(HU)に対して平行び垂直に推移するチャネル(36)であって、液圧システム(34)の第一の液圧回路(92)からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって第二の圧力空間(31b)を加圧するためのチャネル(36)を備えることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 離脱/取外しシリンダー(25)がその壁部領域(35)内に、環歯ピストン(38)の圧力空間(40)を、液圧システム(34)の第二の液圧回路(93)からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって加圧するための別のチャネル(41)を備えることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  7. 主ピストン(55)内に、対保持ピストン(64)のためのシリンダー空間(63)が形成されており、この中に、ストローク方向(HU)に軸方向にスライド可能なイジェクタピストン(65)が配置されており、そのイジェクタピストン(65)のピストンロッド(66)が、対保持ピストン(64)を中央で貫通し、そして独立した圧力空間(68)内へと通じ、この圧力空間が、主ピストン(55)内においてストローク軸に対して垂直に位置するチャネル(70a)によって、予め与えられた圧力の液圧フルードでもって加圧するための液圧システム(34)の第一の液圧回路(92)と接続されており、その際、イジェクタピストン(65)と対保持ピストン(64)が互いに独立してストローク動作を実施することができることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 主ピストン(55)が、ストローク軸(HU)に対して平行び垂直に推移するチャネル(70b)であって、液圧システム(34)の第二の液圧回路(93)からの予め与えられた圧力の液圧フルードでもって対保持ピストン(6)の圧力空間(69)を加圧するためのチャネル(70b)を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 第一の液圧回路(92)が、組込み弁(88)によって離脱/取外しピストン(30)及びイジェクタピストン(65)の作動圧に調整された、圧力空間(31a31b;68)のための高圧リザーバー(86)、離脱/取外しピストン(30)及びイジェクタピストン(65)の各圧力空間(31a31b;68)に対して付設された、圧力空間(31a,31b;68)を接続しそして切り離すための少なくとも一つの4/3方向比例弁(89,90)を有し、その際、比例弁(89)に圧力センサー(91a)が、そして比例弁(90)に圧力センサー(91b)が、少なくとも組込み弁(88)の駆動のために付設されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 第二の液圧回路(93)が、環歯ピストン及び対保持ピストン(38;64)の両方の圧力空間(40;69)を接続し、そして作動圧を調整する少なくとも一つの組込み弁(94)、組込み弁(94)の駆動のための少なくとも一つの圧力センサー(95)、及び、少なくとも一つの液圧ポンプユニット(96)を有し、これに、液圧ポンプユニット(96)の吐出量の調整のための少なくとも一つの組込弁(97)、組込弁(97)の駆動のための少なくとも一つの圧力センサー(99)、及び液圧ポンプユニット(96)の吐出流の保持及び圧力制限のための少なくとも一つの圧力制限弁(98)が付設されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 請求項1に記載のベース部内において上方へ移動する主ピストン(55)を有する精密打抜プレス内において、打抜スクラップを切断パンチから離脱させ、内側形状部分を取外し、そしてツールの切断プレートから切断部をイジェクトするための方法であって、まずプレスのヘッド部(16)内に配置された環歯ピストン(38)によって、環歯ボルト(43)を介してガイド又は環歯プレートに作用する、環歯(9)を切断材料(7)内に圧入させるための環歯の力(FR)が発生され、そして、ベース部(53)内に配置された対保持ピストン(64)によって、切断と反対の方向に向けられた対抗保持力(FG)が発生され、その後、切断の際、液圧フルード環歯ピストン(38)又は対保持ピストン(64)の圧力空間(40,69)から調整可能な圧力のもと排出され、そして切断の後、ヘッド部(16)内の環歯ピストン(38)の圧力空間(40)と、ベース部(53)内の対保持ピストン(64)の圧力空間(69)が、液圧システム(34)からの、予め与えられた作動圧に調整された液圧フルードでもって加圧され、そして中央制御部(87)によって、予め与えられ、打抜スクラップ(15)を離脱させる、そして内側形状部分を取り外す離脱/取外し力(FRA)と切断部(1)をイジェクトするイジェク力(FGA)調整される方法において
    脱/取外し力(FRA)と環歯の力(FR)並びにイジェク力(FGA)と対保持力(FG)が、離脱/取外し及びイジェクトに適合された相応する作用面を有する互いに独立した圧力空間(31a,31b,68;40,69)内で発生され、その際、離脱/取外し力(FRA)のための圧力空間(31a,31b,68)と、環歯の力及び対保持力(FR,FG)のための圧力空間(40,69)が、中央制御部によって、液圧システム(34)の独立した液圧回路(92,93)からの予め調整された圧力の液圧フルードでもって、環歯ピストン及び対保持ピストン(38,64)が離脱又はイジェクトの際に離脱/取外し又はイジェクトピストン(30,65)に追従するよう加圧されることを特徴とする方法。
  12. 離脱/取外し及びイジェクトのための圧力空間(31a31b68)内の作用面が、同じ大きさ又は異なる大きさであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
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