JP2017012108A - 園芸用トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】最大で12個の鉢を安定的に収容可能な園芸用トレーを提供することにある。
【解決手段】枠体4の長尺方向に並べられた4個の収容部の列に、隣り合う収容部の底壁同士を連結する平板状の第一連結部21と、隣り合う収容部の底壁から立ち上がる立壁同士を連結する平板状の第二連結部22が交互に設けられ、第二連結部22が、園芸用トレーの上下方向において各収容部の開口と第一連結部21の間に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、最大12個の筒状の鉢を収容可能な園芸用トレーに関する。
この種の園芸用トレーとして、上方視で方形状の平板部に、植木鉢を一鉢毎に収容可能な複数の収容凹部を備えた樹脂製の園芸用トレーが公知である(特許文献1を参照)。この園芸用トレーにおいては、複数の収容凹部が、各々、平板部に開口する円形状の開口と、開口の内縁から下方に延びる複数の支持片と、これら支持片の下端に連結して植木鉢の底を支える底面載置部を備える。そして各収容凹部は、平面部によって互いに連結しているが、各収容凹部の支持片と底面載置部は個々に独立して配置している。
ところでこの種の園芸用トレーにおいては、運搬費用などを考慮して、なるべく多くの植木鉢を収容可能であることが望まれる。例えば公知技術の図12には、11個の植木鉢を収容可能な園芸用トレーが開示されており、この園芸用トレーでは、4つの収容凹部の列と、3つの収容凹部の列と、4つの収容凹部の列が短尺方向に並列して設けられている。また公知技術の図6には、12個の植木鉢を収容可能な園芸用トレーが開示されている。この12個用の園芸用トレーは、11個用の園芸用トレーよりも寸大とされており、枠体の長尺方向に4個の収容凹部を並べてなる列が、枠体の短尺方向に3列設けられる。このように12個を収容可能な園芸用トレーでは、一度に運べる植木鉢が11個用の園芸用トレーよりも1個多くなることから、植木鉢の運搬費用を低額に抑えることができる。
特開平07−246030号公報
しかし公知技術では、各収容凹部が、開口側で平面部によって互いに連結しているだけであるため、園芸用トレーの底側の強度が不足しがちであった。このため公知技術の園芸用トレーでは、多くの植木鉢を収容するほど、各収容凹部の底側が互いに離間又は近接するように撓りやすくなり、やや収容凹部の安定性に欠けた構成であった。もっとも各収容凹部の底側に平面部を配置してもよいが、そうすると今度は、各収容凹部の開口側が互いに離間又は近接するように撓りやすくなる。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、最大で12個の鉢を安定的に収容可能な園芸用トレーを提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の園芸用トレーは、上方視で略矩形の枠体と、枠体内に配置されて筒状の鉢を収容可能な収容部とを備える樹脂製の園芸用トレーである。この園芸用トレーでは、枠体の長尺方向に4個の収容部を並べてなる列が、枠体の短尺方向に3列設けられる。そして合計12個の収容部が、各々、上方に開口を有する有底筒状とされて同寸の鉢を収容可能であり、隣り合う収容部同士が開口側で連結されている。この種の園芸用トレーでは、最大で12個の鉢を安定的に収容可能であることが望まれる。
そこで本発明では、枠体の長尺方向に並べられた4個の収容部の列に、隣り合う収容部の底壁同士を連結する平板状の第一連結部と、隣り合う収容部の底壁から立ち上がる立壁同士を連結する平板状の第二連結部が交互に設けられ、第二連結部が、園芸用トレーの上下方向において開口と第一連結部の間に配置する。本発明では、上下方向で見て異なる位置に二種類の連結部を設けたことで、隣り合う収容部の底壁又は開口が互いに近接又は離間するような園芸用トレーの撓りを好適に規制することができる。
第2発明の園芸用トレーは、第1発明の園芸用トレーであって、枠体の短尺方向または長尺方向の辺をなす部分に、枠体の裏面側を平面としてなる持ち手部が形成される。本発明では、持ち手部を平板状として持ちやすくしたことで、使い勝手の良い園芸用トレーとなる。
本発明に係る第1発明によれば、最大で12個の鉢を安定的に収容可能な園芸用トレーを提供することができる。また第2発明によれば、最大で12個の鉢を安定的に収容可能で且つ使い勝手の良い園芸用トレーを提供することができる。
園芸用トレーを上方から見た斜視図である。 園芸用トレーを下方から見た斜視図である。 園芸用トレーの上面図である。 園芸用トレーの一部を上方から見た斜視図である。 園芸用トレーの一部を下方から見た斜視図である。 持ち手部を上方から見た斜視図である。 持ち手部を下方から見た斜視図である。 図3のVIII−VIII線断面図である。 図3のIX−IX線断面図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のXI−XI線断面図である。 図3のXII−XII線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図12を参照して説明する。各図には、便宜上、園芸用トレーの上方に符号UP、園芸用トレーの下方に符号DWを付すことがある。図1〜図3の園芸用トレー2は、樹脂製の一体成形品であり、枠体4と、持ち手部6と、12個の収容部10A〜10Lと、複数種類の連結部(第一連結部21,第二連結部22)と、複数の区画部30A〜30Lと、複数の柱部41,42を備える(各部の詳細は後述)。園芸用トレー2の材質(樹脂の種類)は特に限定しないが、複数の鉢を収容可能な強度を有することが望ましい。この種の樹脂として、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET),アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)を例示できる。
そして本実施例の園芸用トレー2は、最大12個の鉢50を各収容部10A〜10Lに収容した状態で運搬されるのであるが、このとき各収容部10A〜10Lの形成部分が過度に撓るなどして不安定になることは極力回避すべきである。そこで本実施例では、後述する各連結部21,22にて、園芸用トレー2の強度を向上させることにより、最大12個の鉢50を安定的に収容することとした。以下、各構成について詳述する。
[鉢]
ここで鉢50は、図3、図8及び図9を参照して、上方が開口する有底筒状の部材(中空)であり、植物や用土などを内部に収容可能である(なお図3では、便宜上、鉢を、透視して二点破線で示す)。本実施例の鉢50は、円筒状の部材であり、開口をなす縁部がやや肉厚とされている。また鉢50は、図8を参照して、開口に比して底部が径小とされており、その収容寸法が、下方から上方に向かうにつれて次第に大きくされる。この鉢50の開口側の寸法L1は特に限定しないが、例えばφ10cm〜15cmに設定でき、本実施例では、開口側の寸法L1がφ12cmの鉢50を想定する。なお鉢50の材質は特に限定しないが、例えば可撓性を備えた軟質樹脂を想定できる。そして園芸用トレー2には、最大で12個の鉢50を収容可能であり、本実施例では、これら収容されるべき鉢50が全て同形同寸である。なお鉢の寸法や形状は適宜変更可能であり、例えば角柱状の鉢を使用することもできる。
[枠体]
枠体4は、図1〜図3を参照して、上方視で略矩形をなす枠状部位であり、一対の長辺部(第一長辺部4a,第二長辺部4b)と、一対の短辺部(第一短辺部4c,第二短辺部4d)と、一対の持ち手部6を有する。第一長辺部4aと第二長辺部4bは、それぞれ枠体4の長尺方向の一辺をなす部位であり、第一短辺部4cと第二短辺部4dは、それぞれ枠体4の短尺方向の一辺をなす部位である。これら各辺部4a〜4dは、後述する持ち手部6を除いて断面視で略逆U字状をなしており、図4、図5及び図8を参照して、枠体4の周縁をなす上面5aと、上面5aの外端が下方に屈曲してなる外縁部5bと、上面5aの内端が下方に屈曲してなる内縁部5cとを有する。そして各辺部4a〜4dの裏面には、外縁部5bと内縁部5cを横断しながら突出する複数のリブ5dが適宜の間隔で設けられている。
[持ち手部]
持ち手部6は、図3、図6、図7及び図11を参照して、園芸用トレー2の運搬時に持ち手となる部位であり、第一短辺部4cと第二短辺部4dにそれぞれ形成されている。この持ち手部6では、各短辺部4c,4dの裏面が平面状とされており、作業者が持ちやすい構成とされている。例えば本実施例の持ち手部6は、各短辺部4c,4dを断面視で略U字状となるように凹ませることで形成されており、この凹み部6aの底面6bが平面状とされて、外縁部5bの端部と面一又はそれよりも下方に配置する。そして凹み部6aの底面6bには複数の貫通孔6cが適宜の間隔で設けられており、この貫通孔6cによって、持ち手部6をなす凹み部6aに水などが貯留することを好適に回避できる。また凹み部6a内には、隣り合う貫通孔6cの間に平板状のリブ部6dが設けられており、強度に優れる構成とされている。
[収容部]
園芸用トレー2には、図1〜図3を参照して、合計12個の収容部10A〜10Lが枠体4内に形成されており、各収容部10A〜10Lに、上述の鉢50を一鉢毎に収容可能である。本実施例では、枠体4内に、長尺方向に4つの収容部を並べてなる列が短尺方向に3列設けられる。すなわち第一収容部10A〜第四収容部10D(第1列)が、第一長辺部4aに沿って形成されて、枠体4の長尺方向に並列して配置する。また第五収容部10E〜第八収容部10H(第2列)が、第1列の各収容部10A〜10Dに隣接しつつ枠体4の長尺方向に並列して配置する。そして第九収容部10I〜第十二収容部10L(第3列)が、第2列の各収容部10E〜10Hに隣接しつつ第二長辺部4bに沿って形成されて、枠体4の長尺方向に並列して配置する。
ここで図8及び図9を参照して、隣り合う収容部同士の離間寸法(L2,L3)は鉢50を収容可能である限り特に限定しない。例えば本実施例では、図8を参照して、枠体4の長尺方向における収容部同士の離間寸法(例えば第一収容部10Aの中心と第二収容部10Bの中心の離間寸法L2)を、鉢50の開口側の寸法L1(本実施例ではφ12cm)以上の長さに設定できる。また図9を参照して、枠体4の短尺方向における収容部同士の離間寸法(例えば第一収容部10Aの中心と第五収容部10Eの中心の離間寸法L3)を、鉢50の開口側の寸法L1よりも若干短めに設定できる。このように収容部同士の離間寸法を短くした場合にも、軟質樹脂製の鉢50を、その開口縁で撓ませながら各収容部10A〜10Lに収容することができる。
そして各収容部10A〜10Lは、図1〜図3を参照して、上方に開口を有する有底筒状の部位であり、基本構成である底壁12及び複数の側壁14と、個別の構成である被吸着部12d及び後述の立壁16を有する。ここで各収容部10A〜10Lの基本構成は略同一であることから、図4を参照して、第一収容部10Aを一例として基本構成を説明する。この第一収容部10Aの底壁12は、鉢50の底面6bに対面状に配置する部位であり、略方形の外枠部12aと、外枠部12aの中央に配置する略円形の内枠部12bとを有する。外枠部12aは、底壁12の外形をなす部分であり、その外縁が上方に屈曲している。また内枠部12bは、外枠部12aの中央に配置する部分であり、内枠部12bの外縁が、90°間隔で配置する平板状の橋渡し部12cで外枠部12aの内縁につながっている。また複数の側壁14は、外枠部12aの外縁から適宜の間隔をあけて立ち上がる平板状の部位であり、その上端が枠体4(または後述の区画部)につながっている。
ここで本実施例では、図3を参照して、各収容部10A〜10Lの開口側の寸法に比して底壁12の寸法が小さくされており、各側壁14が、底壁12から開口に向かうにつれて次第に底壁12から離れる方向に傾斜している。このため空の園芸用トレー2に、空の別の園芸用トレー(本実施例の園芸用トレー2と同一構成の園芸用トレー)を重ねて保管する場合には、この園芸用トレー2の各収容部10A〜10Lに、別の園芸用トレーの各収容部を嵌め込みながら重ね置きしておくことができる。そして園芸用トレー2の使用時においては、園芸用トレー2を、ロボットの吸着アームに吸着させて所定の場所に移動する。このため図4を参照して、園芸用トレー2の四隅に配置する収容部(例えば第一収容部10A)には、その底壁12に、吸着アームが吸着する平板状の被吸着部12dが設けられている。
[立壁]
そして本実施例では、後述する複数種類の連結部21,22によって、隣り合う収容部同士が連結されており、特定の収容部は、第二連結部22を設けるための立壁16を有する。例えば図3を参照して、第1列の各収容部10A〜10Dを一例に説明すると、第一収容部10Aと第二収容部10Bの隣り合う辺(隣接辺)と、第三収容部10Cと第四収容部10Dの隣接辺には同一構成の立壁16がそれぞれ設けられる。これら立壁16は、例えば図4を参照して、略台形状をなす平板状の部位であり、隣り合う収容部の隣接辺(例えば第一収容部10Aでは第二収容部10Bに隣接する辺、また第二収容部10Bでは第一収容部10Aに隣接する辺)から立ち上がる。そして隣り合う収容部から立ち上がった両立壁16は、互いに対面状に配置しており、その上端が、園芸用トレー2の上下方向で見て底壁12と開口の間に配置する。また第二列目の第六収容部10Fと第七収容部10Gの隣接辺にも同一構成の立壁16がそれぞれ設けられる。そして第三列目の第九収容部10Iと第十収容部10Jの隣接辺と、第十一収容部10Kと第十二収容部10Lの隣接辺にも同一構成の立壁16がそれぞれ設けられる。
[連結部]
第一連結部21と第二連結部22(詳細後述)は、図3を参照して、隣り合う収容部同士を連結する部位であり、枠体4の長尺方向において交互に設けられる。そして本実施例では、園芸用トレー2の上方視において、第一連結部21と第二連結部22が千鳥状をなすように配置している。すなわち第1列の各収容部10A〜10Dにおいては、園芸用トレー2の長尺方向で見て、第二連結部22と第一連結部21と第二連結部22がこの順で形成されている。また第2列の各収容部10E〜10Hにおいては、園芸用トレー2の長尺方向で見て、第一連結部21と第二連結部22と第一連結部21がこの順で形成されている。そして第3列の各収容部10I〜10Lにおいては、園芸用トレー2の長尺方向で見て、第二連結部22と第一連結部21と第二連結部22がこの順で形成されている。さらに本実施例では、枠体4の短尺方向で見て、第一短辺部4cに沿って配置する第一収容部10Aと第五収容部10Eと第九収容部10Iが、それぞれ第一連結部21によって連結されている。また同様に第二短辺部4dに沿って配置する第四収容部10Dと第八収容部10Hと第十二収容部10Lが、それぞれ第一連結部21によって連結されている。
[第一連結部]
第一連結部21は、図1〜図3を参照して、隣り合う収容部の底壁12同士を連結する平板状の部位である。ここで各第一連結部21の基本構成は略同一であることから、図4を参照して、第一収容部10Aと第五収容部10Eを連結する第一連結部21を一例にその詳細を説明する。この第一連結部21は、各収容部10A,10Eの底壁12よりも小寸とされた略矩形の平板部位であり、第一収容部10Aの底壁12と第五収容部10Eの底壁12の間に配置する。この第一連結部21の開口を臨む表面には、複数の補強構造(第一補強構造21a,第二補強構造21b)が凸設されている。第一補強構造21aは、図4及び図9を参照して、第一連結部21を横断しながら起立する平板部位であり、第一連結部21と各収容部10A,10Eの間にそれぞれ形成される。また第二補強構造21bは、第一連結部21の中央に凸設された略円形状の部位であり、少なくとも一部の第一連結部21に設けることができる。さらに第一連結部21の裏面は、図5、図9及び図10を参照して、第一連結部21を横断する凹み状の溝部21cによって段差状とされている。そしてこの溝部21cによって、園芸用トレー2の成形時における樹脂の過度の熱収縮が規制されて、園芸用トレー2の底側が上方又は下方に過度に反り返ることが好適に回避される。
[第二連結部]
また第二連結部22は、図1〜図3を参照して、隣り合う収容部の立壁16同士を連結する平板状の部位である。ここで各第二連結部22の基本構成は略同一であることから、図4を参照して、第一収容部10Aと第二収容部10Bを連結する第二連結部22を一例にその詳細を説明する。この第二連結部22は、略矩形の平板部位であり、第一収容部10Aの隣接辺から立ち上がる立壁16と、第二収容部10Bの隣接辺から立ち上がる立壁16の間を連結する。そして第二連結部22の形成位置においては、図2及び図8を参照して、園芸用トレー2の底面6b側が上に凸の段差状とされており、この第二連結部22が、園芸用トレー2の上下方向で見て、第一連結部21と開口の間に配置される。そして第二連結部22の裏面にも、図8を参照して、第一連結部21と同様に、第二連結部22を横断する溝部22cが形成されている。
[区画部]
そして枠体4の内部は、図1及び図3を参照して、複数の区画部(複数の周縁区画部30A〜30J,一対の中央区画部30K,30L)にて12の区画に区分けされ、これら区画ごとに一つの収容部が配置する。これら複数の区画部30A〜30Lは、園芸用トレー2の上下方向で見て枠体4の上面5aと同位置に配置しており、これら複数の区画部30A〜30Lと枠体4の上面5aが、対応する収容部の開口を形作っている。各複数の周縁区画部30A〜30Jは、それぞれ枠体4の内縁から隣り合う収容部の間に突出する平板状の部位であり、対応する連結部21,22の近傍位置まで突出する。
例えば図3を参照して、第1列目の各収容部10A〜10Dは、第一長辺部4aから短尺方向に突出する複数の周縁区画部30A〜30Cによって区画されている。これら複数の周縁区画部30A〜30Cは、第一長辺部4aから短尺方向に延びつつ第一連結部21又は第二連結部22の形成位置の近傍に突出する。また第3列目の各収容部10I〜10Lも、第二長辺部4bから短尺方向に突出する複数の周縁区画部30D〜30Fによって区画されている。さらに第一短辺部4cに沿って配置する第一収容部10Aと第五収容部10Eと第九収容部10Iも、第一短辺部4cから長尺方向に突出する複数の周縁区画部30G,30Hによって区画されている。そして第二短辺部4dに沿って配置する第四収容部10Dと第八収容部10Hと第十二収容部10Lも、第一短辺部4cから長尺方向に突出する複数の周縁区画部30I,30Jによって区画されている。
また図3及び図12を参照して、第1列の各収容部10A〜10Dと、第2列の各収容部10E〜10Hは、枠体4の長尺方向に延びる中央区画部30Kにて区画されている。この中央区画部30Kの一端部(第一短辺部側の端部)は略横T字状をなすように分岐しており、それぞれの突出端の先端が、第一収容部10Aと第二収容部10Bの間と、第一収容部10Aと第五収容部10Eの間と、第五収容部10Eと第六収容部10Fの間に延びている。また中央区画部30Kの他端部(第二短辺部側の端部)も、略横T字状をなすように分岐しており、それぞれの突出端の先端が、第三収容部10Cと第四収容部10Dの間と、第四収容部10Dと第八収容部10Hの間と、第七収容部10Gと第八収容部10Hの間に延びている。そして中央区画部30Kの中央は略十字状とされており、枠体4の短尺方向に突出する一方の突出端が、第二収容部10Bと第三収容部10Cの間に延び、他方の突出端が、第六収容部10Fと第七収容部10Gの間に延びる。
また同様に図3を参照して、第2列の各収容部10E〜10Hと、第3列の各収容部10I〜10Lも、枠体4の長尺方向に延びる他の中央区画部30Lにて区画されている。この他の中央区画部30Lの一端部(第一短辺部側の端部)は、略横T字状をなすように分岐しており、それぞれの突出端の先端が、第五収容部10Eと第六収容部10Fの間と、第五収容部10Eと第九収容部10Iの間と、第九収容部10Iと第十収容部10Jの間に延びている。また他の中央区画部30Lの他端部(第二短辺部側の端部)も、略横T字状をなすように分岐しており、それぞれの突出端の先端が、第七収容部10Gと第八収容部10Hの間と、第八収容部10Hと第十二収容部10Lの間と、第十一収容部10Kと第十二収容部10Lの間に延びている。そして中央区画部30Kの中央は略十字状とされており、枠体4の短尺方向に突出する一方の突出端が、第六収容部10Fと第七収容部10Gの間に延び、他方の突出端が、第十収容部10Jと第十一収容部10Kの間に延びる。
[柱部]
複数の柱部(複数の第一柱部41,複数の第二柱部42)は、図1〜図3を参照して、隣り合う収容部同士を開口側で連結する部位であり、後述するように対応する区画部に連結されている。そして複数の第一柱部41は、それぞれ第一連結部21の形成位置に設けられる柱部である。これら各第一柱部41の基本構成は略同一であることから、図4を参照して、第一収容部10Aと第五収容部10Eの間に形成された第一柱部41を一例にその詳細を説明する。この第一柱部41は、第一収容部10Aの隣接辺から上方に延びる平板面と、第五収容部10Eの隣接辺から上方に延びる平板面と、第一連結部21の側部から延びる平板面とからなる三面柱である。そして枠体4の短尺方向に沿って配置する各第一柱部41は、対応する第一連結部21の枠体4の長尺方向で見た両側にそれぞれ形成されている。また第1列〜第3列に形成されて枠体4の長尺方向に沿って配置する第一柱部41(例えば図3を参照して第二収容部10Bと第三収容部10Cの間の第一柱部41)は、対応する第一連結部21の枠体4の短尺方向で見た両側にそれぞれ形成されている。
また複数の第二柱部42は、それぞれ第二連結部22の形成位置に設けられる柱部である。これら各第二柱部42の基本構成は略同一であることから、図4を参照して、第一収容部10Aと第二収容部10Bの間に形成された第二柱部42を一例にその詳細を説明する。この第二柱部42は、第一収容部10Aの立壁16から上方に延びる平板面と、第二収容部10Bの立壁16から上方に延びる平板面が対面状に配置することで形成される二面柱である。そして第1列〜第3列に形成されて枠体4の長尺方向に沿って配置する第二柱部42は、対応する第二連結部22の枠体4の短尺方向で見た両側にそれぞれ形成されている。
[各収容部の開口側での連結]
そして各柱部41,42の上端が各区画部30A〜30Lにつながることで、隣り合う収容部同士が開口側で連結される。例えば図3を参照して、第1列の各収容部10A〜10Dにおいては、第一収容部10Aと第二収容部10Bが、第一長辺部4a側の第二柱部42と周縁区画部30Aを介して開口側で連結される。また第二収容部10Bと第三収容部10Cが、第一長辺部4a側の第一柱部41と周縁区画部30Bを介して開口側で連結される。そして第三収容部10Cと第四収容部10Dが、第一長辺部4a側の第二柱部42と周縁区画部30Cを介して開口側で連結される。また同様に第3列の各収容部10I〜10Lにおいても、第二長辺部4b側の第一柱部41と第二柱部42が、それぞれ対応する周縁区画部30D〜30Fに連結することで隣り合う収容部同士が開口側で連結される。また第一短辺部4cに沿って配置する第一収容部10Aと第五収容部10Eと第九収容部10Iも、第一短辺部4c側の第一柱部41と周縁区画部30G,30Hを介して開口側で連結される。また第二短辺部4dに沿って配置する第四収容部10Dと第八収容部10Hと第十二収容部10Lも、第二短辺部4d側の第一柱部41と周縁区画部30I,30Jを介して開口側で連結される。
そして枠体4の短尺方向で見て、第1列の各収容部10A〜10Dと、第2列の各収容部10E〜10Hが、各柱部41,42と中央区画部30Kを介して開口側で連結される。このとき中央区画部30Kの略横T字状をなす一端側の各突出端には、第一収容部10Aと第二収容部10Bの間の第二柱部42と、第一収容部10Aと第五収容部10Eの間の第一柱部41と、第五収容部10Eと第六収容部10Fの間の第一柱部41が連結されている。また中央区画部30Kの略横T字状をなす他端側の各突出端には、第三収容部10Cと第四収容部10Dの間の第二柱部42と、第四収容部10Dと第八収容部10Hの間の第一柱部41と、第七収容部10Gと第八収容部10Hの間の第一柱部41が連結されている。そして中央区画部30Kの略十字をなす中央部分の各突出端には、第二収容部10Bと第三収容部10Cの間の第一柱部41と、第六収容部10Fと第七収容部10Gの間の第二柱部42が連結されている。
また同様に第2列の各収容部10E〜10Hと、第3列の各収容部10I〜10Lが、各柱部41,42と他の中央区画部30Lを介して開口側で連結される。このとき他の中央区画部30Lの略横T字状をなす一端側の各突出端には、第五収容部10Eと第六収容部10Fの間の第一柱部41と、第五収容部10Eと第九収容部10Iの間の第一柱部41と、第九収容部10Iと第十収容部10Jの間の第二柱部42が連結されている。また他の中央区画部30Lの略横T字状をなす他端側の各突出端には、第七収容部10Gと第八収容部10Hの間の第一柱部41と、第八収容部10Hと第十二収容部10Lの間の第一柱部41と、第十一収容部10Kと第十二収容部10Lの間の第二柱部42が連結されている。そして他の中央区画部30Lの略十字をなす中央部分の各突出端には、第六収容部10Fと第七収容部10Gの間の第二柱部42と、第十収容部10Jと第十一収容部10Kの間の第一柱部41が連結されている。
[園芸用トレーの使用態様]
図3、図8及び図9を参照して、最大12個の鉢50を園芸用トレー2に収容したのち、この園芸用トレー2を運搬することで、一度に運べる鉢50が多くなり運搬費用を低額に抑えることができる(なお各図には、便宜上、一部の収容部に収容された鉢だけを図示する)。特に本実施例では、持ち手部6をなす各短辺部4c,4dの裏面が平面状とされており、作業者が持ちやすい構成とされている。しかしこの種の園芸用トレー2では、多くの鉢50を収容するほど、各収容部10A〜10Lの底側又は開口側が互いに離間又は近接するように撓りやすくなることが懸念される。
そこで本実施例では、枠体4の長尺方向において、隣り合う収容部の底壁12同士を連結する平板状の第一連結部21と、隣り合う収容部の立壁16同士を連結する平板状の第二連結部22が交互に設けられる。そして第二連結部22が、園芸用トレー2の上下方向において第一連結部21と開口の間に配置する。こうして本実施例では、上下方向で見て異なる位置に二種類の連結部21,22を設けたことで、隣り合う収容部の底側又は開口側が互いに近接又は離間するような園芸用トレー2の撓りを好適に規制できる。すなわち開口側を基点として隣り合う収容部の底側が近接又は離間しようとした際には、第二連結部22が、第一連結部21とともにその動きを規制する。また逆に底側を基点として隣り合う収容部の開口側が近接又は離間しようとした際には、第二連結部22が、各区画部30A〜30Lとともにその動きを規制する。特に本実施例では、図3を参照して、第一連結部21と第二連結部22が千鳥状をなすように配置している。このため園芸用トレー2全体において、隣り合う収容部同士が互いに近接又は離間するような園芸用トレー2の撓りをバランスよく規制することができる。こうして本実施例によれば、最大で12個の鉢50を安定的に収容可能な園芸用トレー2を提供することができる。
本実施形態の園芸用トレーは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、第一連結部21と第二連結部22の構成(形状,寸法,形成数,配置位置など)を説明したが、各連結部の構成を限定する趣旨ではない。例えば園芸用トレーの長尺方向で見て、第1列と第2列と第3列の各収容部においては、第一連結部と第二連結部が少なくとも一部で交互に形成されていればよく、第一連結部同士又は第二連結部同士が連続して形成される箇所を設けることができる。また第一短辺部または第二短辺部に沿って配置する各収容部を、第一連結部と第二連結部の少なくとも一方の連結部で連結することができる。また第一連結部と第二連結部は、千鳥状などの一定の規則に基づいて配置していてもよく、ランダムに配置していてもよい。
また本実施形態では、一対の持ち手部6の構成(形状,寸法,形成位置,形成数等)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば持ち手部は、一対の長辺部と一対の短辺部の少なくとも一辺に形成することができ、持ち手部を省略することもできる。また持ち手部は、例えば平板状の部材を枠体の外縁部と内縁部に橋渡し状に後付けすることでも形成できる。
また本実施形態では、枠体4及び各収容部10A〜10Lの構成を例示したが、枠体及び各収容部の構成を限定する趣旨ではない。例えば枠体をなす上面と外縁部と内縁部とリブの構成は適宜変更可能である。また収容部をなす底壁と側壁と立壁の構成も適宜変更可能である。また各区画部30A〜30Kの構成を例示したが、これら各区画部の構成を限定する趣旨ではない。また同様に各柱部41,42の構成も適宜変更可能である。
2 園芸用トレー
4 枠体
4a 第一長辺部
4b 第二長辺部
4c 第一短辺部
4d 第二短辺部
6 持ち手部
10A〜10L 収容部
12 底壁
14 側壁
16 立壁
21 第一連結部
22 第二連結部
30A〜30L 区画部
41 第一柱部
42 第二柱部
50 鉢

Claims (2)

  1. 上方視で略矩形の枠体と、前記枠体内に配置されて筒状の鉢を収容可能な収容部とを備え、前記枠体の長尺方向に4個の収容部を並べてなる列が、前記枠体の短尺方向に3列設けられ、合計12個の前記収容部が、各々、上方に開口を有する有底筒状とされて同寸の前記鉢を収容可能であり、隣り合う収容部同士が開口側で連結されている樹脂製の園芸用トレーにおいて、
    前記枠体の長尺方向に並べられた4個の収容部の列に、隣り合う収容部の底壁同士を連結する平板状の第一連結部と、隣り合う収容部の前記底壁から立ち上がる立壁同士を連結する平板状の第二連結部が交互に設けられ、前記第二連結部が、前記園芸用トレーの上下方向において前記開口と前記第一連結部の間に配置する園芸用トレー。
  2. 前記枠体の短尺方向または長尺方向の辺をなす部分に、前記枠体の裏面側を平面としてなる持ち手部が形成される請求項1に記載の園芸用トレー。
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