JP2017012025A - 緑化ユニット装置および植栽ユニット - Google Patents

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文二郎 千田
陽一 安積
Yoichi Azumi
陽一 安積
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Abstract

【課題】 複数の植栽ユニットを簡易に組み合わせて使用することができる緑化ユニット装置および植栽ユニットを提供する。
【解決手段】 この緑化ユニット装置1は、植物2を設置する基本ユニット4A〜4Dを上下左右に複数組み合わせた緑化ユニット装置である。この緑化ユニット装置1は、組替え可能な複数の基本ユニット44A〜4Dと、これら基本ユニット4A〜4Dを組み合わせて互いに固定可能なユニット固定手段と、このユニット固定手段で固定された各基本ユニット4A〜4Dにそれぞれ灌水を行う灌水手段6とを備える。各基本ユニット4A〜4Dは、それぞれ正面が窓とされた箱状とされ底部に植物2が設置される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、緑化ユニット装置および植栽ユニットに関し、例えば、オフィス等の室内の一部を簡易に緑化し得る技術に関する。
オフィス等の室内に設置する室内緑化装置が提案されている(特許文献1)。この室内緑化装置は緑化園を収納する収納ケースを備え、この収納ケースに水を供給する水供給パイプが連結されている。この水供給パイプに、前記緑化園に水を散布する水散布装置を備えている。
特開2011−244788号公報
従来の室内緑化装置では、例えば、複数の収納ケースを上下左右に複数組み合わせて互いに固定した緑化ユニット装置は開示されていない。仮に、複数の収納ケースを上下左右に複数組み合わせて固定しようとすると、次のような問題がある。複数の水供給パイプを準備しておき、使用者の好みに合わせて収納ケースの組み合わせパターンが変わる都度、水供給パイプを敷設し直す等の手間がかかりコスト高となる。
この発明の目的は、複数の植栽ユニットを簡易に組み合わせて使用することができる緑化ユニット装置および植栽ユニットを提供することである。
この発明の緑化ユニット装置は、植物を設置する植栽ユニットを上下左右に複数組み合わせた緑化ユニット装置であって、
組替え可能な前記複数の植栽ユニットと、
これら植栽ユニットを組み合わせて互いに固定可能なユニット固定手段と、
このユニット固定手段で固定された各植栽ユニットにそれぞれ灌水を行う灌水手段と、
を備え、
前記各植栽ユニットは、それぞれ正面が窓とされた箱状とされ底部に植物が設置されることを特徴とする。
この構成によると、複数の植栽ユニットを使用者等の好みに合わせて自由に組替え、ユニット固定手段は、これら植栽ユニットを組み合わせて固定し得る。灌水手段は、各植栽ユニットにそれぞれ灌水を行う。このように植栽ユニットを自由に組替えてユニット固定手段で固定できるため、複数の植栽ユニットを簡易に組み合わせて使用することができる。各植栽ユニットは、正面が窓とされた箱状とされ底部に植物が設置される。前記窓は開放されていても良いし、前記窓に透明な光透過性部材(ガラス等)や開閉扉等を備えていても良い。窓が開放されている場合や開閉扉等を備えている場合、使用者等は、植物を直接鑑賞することができるうえ、各植栽ユニットに対して植物を設置または交換することが容易に行える。
このような緑化ユニット装置をオフィス等の室内に設けることで、室内空間の価値の向上を図ることができる。
前記灌水手段は、水を貯留するタンクおよびこのタンクに貯留された水を各植栽ユニットに供給するポンプを有する灌水ユニットと、前記ポンプで吸い上げた水を複数の植栽ユニットにそれぞれ導く流路とを備えたものとしても良い。このようにタンクに貯留した水をポンプで吸い上げて流路を介して複数の植栽ユニットにそれぞれ導くことで、植物を管理、世話する管理者の作業負担の低減を図ることができる。
前記前記各植栽ユニットに前記流路が設けられ、この流路は、前記各植栽ユニットに水を導く流路部分と、前記各植栽ユニットに隣接する次段の植栽ユニットに水を導く流路部分とを有するものとしても良い。このように各植栽ユニットの流路が、各植栽ユニットに水を導く流路部分と、次段の植栽ユニットに水を導く流路部分とを有するため、複数の植栽ユニットを自由に組替えることができる。したがって、複数の植栽ユニットの組み合わせのバリエーションを多くして、使用者等の要求に沿う形状の緑化ユニット装置を容易に実現できる。
前記灌水手段は、各植栽ユニットへの給水量を調整する給水量調整手段を有するものとしても良い。ポンプから各植栽ユニットへの流路の長さが異なることに起因する管路抵抗の変化等により、各植栽ユニットへの給水量が不所望に異なる場合がある。また設置した植物の種類によっては給水量を個別に調整したい場合がある。このような場合に給水量調整手段により各植栽ユニットへの給水量を適量に調整し得る。
前記各植栽ユニットは、上下方向に延びる複数の柱部を有し、いずれかの柱部における内側面部に沿って前記流路を設けても良い。この場合、緑化ユニット装置の外観上、流路を目立たないように処理して植物を鑑賞し得る。
前記灌水手段は、上または下に隣接する植栽ユニットに設けた流路同士を繋ぐ継手を有するものとしても良い。この場合、様々な植栽ユニットの上下の組み合わせに対応することが可能となる。したがって、複数の植栽ユニットの組み合わせのバリエーションを多くして、使用者等の要求に沿う形状の緑化ユニット装置を容易に実現できる。
前記柱部における内側面部には、前記流路を覆うカバー部材を設けても良い。流路が露出すると美観を損ねることが懸念される。この構成によると、柱部に沿って設けた流路をカバー部材で覆うことで、流路が露出することを防止することができる。
前記ユニット固定手段は、上下に隣接する植栽ユニットを互いに位置決めして組み合わせる位置決め手段を含むものとしても良い。この場合、植栽ユニットを上下に組み合わせるとき、位置決め手段で互いに位置決めして組み合わせることができ、組立てを簡単化することができる。
この発明の植栽ユニットは、複数組替え可能に組み合わせる植栽ユニットであって、
有底の箱状に形成され植物が設置されるプランタ設置部と、
このプランタ設置部における上縁部から上下方向に延びる複数の柱部と、
これら柱部の上端部を繋ぐ水平方向に延びる複数の連結部とで正面が窓とされた箱状とされ且つ流路を有し、
この流路は、前記プランタ設置部に設置された植物に水を導く流路部分と、この植栽ユニットに隣接して組み合わせられる植栽ユニットに水を導く流路部分とを有する。
この構成によると、複数の植栽ユニットを使用者等の好みに合わせて自由に組替えて組み合わせて使用することができる。前記窓は開放されていても良いし、前記窓に透明な光透過性部材(ガラス等)や開閉扉等を備えていても良い。窓が開放されている場合や開閉扉等を備えている場合、使用者等は、植物を直接鑑賞することができるうえ、各植栽ユニットに対して植物を設置または交換することが容易に行える。
流路は、プランタ設置部に設置された植物に水を導く流路部分と、この植栽ユニットに隣接して組み合わせられる植栽ユニットに水を導く流路部分とを有するため、複数の植栽ユニットを自由に且つ簡易に組替えることができる。したがって、複数の植栽ユニットの組み合わせのバリエーションを多くして、使用者等の要求に沿う形状を容易に実現できる。
この発明の緑化ユニット装置は、植物を設置する植栽ユニットを上下左右に複数組み合わせた緑化ユニット装置であって、組替え可能な前記複数の植栽ユニットと、これら植栽ユニットを組み合わせて互いに固定可能なユニット固定手段と、このユニット固定手段で固定された各植栽ユニットにそれぞれ灌水を行う灌水手段とを備える。前記各植栽ユニットは、それぞれ正面が窓とされた箱状とされ底部に植物が設置される。このため、複数の植栽ユニットを簡易に組み合わせて使用することができる。
この発明の緑化ユニット装置は、複数組替え可能に組み合わせる植栽ユニットであって、有底の箱状に形成され植物が設置されるプランタ設置部と、このプランタ設置部における上縁部から上下方向に延びる複数の柱部と、これら柱部の上端部を繋ぐ水平方向に延びる複数の連結部とで正面が窓とされた箱状とされ且つ流路を有し、この流路は、前記プランタ設置部に設置された植物に水を導く流路部分と、この植栽ユニットに隣接して組み合わせられる植栽ユニットに水を導く流路部分とを有する。このため、複数の植栽ユニットを簡易に組み合わせて使用することができる。
この発明の実施形態に係る緑化ユニット装置の正面図である。 同緑化ユニット装置の斜視図である。 同緑化ユニット装置における複数の植栽ユニットを設置する態様を概略示す図である。 (A)同植栽ユニットの平面図、(B)同植栽ユニットの正面図、(C)同植栽ユニットの右側面図、(D)同植栽ユニットの底面図である。 (A)同緑化ユニット装置におけるユニット固定手段の断面図、(B)同ユニット固定手段の要部の正面図である。 同ユニット固定手段等の一部を示す斜視図である。 (A)同緑化ユニット装置におけるカバー部材の正面図、(B)同カバー部材の断面図である。 同緑化ユニット装置における灌水手段の構成を示すブロック図である。 同灌水手段の配管イメージを示す概略図である。 同灌水手段の流路の結合部等を示す図である。 同灌水手段の給水部の接続状態を示す図である。 同植栽ユニットの最上段の給水部の接続状態を示す図である。 この発明の他の実施形態に係る緑化ユニット装置の灌水手段の要部を示す図である。 この発明の他の実施形態に係る緑化ユニット装置の植栽ユニットの組み合わせ例を示す正面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る緑化ユニット装置の植栽ユニットの組み合わせ例を示す正面図である。
この発明の実施形態に係る緑化ユニット装置を図1ないし図12と共に説明する。この緑化ユニット装置は、例えば、オフィス等の室内の一部に設置される。但し、この緑化ユニット装置は、室内のみに限定して設置されるものではなく、例えば、駅や空港等のコンコース等に設置しても良い。
図1はこの緑化ユニット装置1の正面図であり、図2はこの緑化ユニット装置1の斜視図である。図1および図2に示すように、緑化ユニット装置1は、植物2を設置する植栽ユニット等を上下左右に複数組み合わせた装置である。この緑化ユニット装置1は、ベースユニット3と、複数の植栽ユニット4と、ユニット固定手段5(図4,図5)と、灌水手段6とを備える。
ベースユニット3、植栽ユニット4について説明する。
ベースユニット3は、その外形が平面視略矩形状で床面に設置される。このベースユニット3は、構成する植栽ユニット4の左右方向A1の列数に合わせて、左右方向A1に複数(この例は4つ)隣接して設けられる。なおベースユニット3は一つであっても良い。この場合、ベースユニット3は、構成する植栽ユニット4の全長に応じた長さに規定される。図1および図3に示すように、各ベースユニット3の上面に、植栽ユニット4または灌水手段6のタンクケース7を重ねるように設置しボルト等により固定するようになっている。隣接するベースユニット3,3間に図示外のスペーサを挟み、これら隣接するベースユニット3,3は複数のボルト等を介して互いに固定される。なお各ベースユニット3をボルト等により床面FLに固定しても良い。
図1,図2に示すように、緑化ユニット装置1を構成する複数の植栽ユニット4は、外形寸法が異なる複数種類(この例では4種類)の基本ユニット4A,4B,4C,4Dを上下左右に自由に組み合わせて構成される。前記外形寸法は、左右方向の幅寸法W、前後方向の奥行き寸法B、および上下方向の高さ寸法Hからなる。この例では、例えば、基本ユニット4Aの外形寸法の幅寸法W、高さ寸法Hに対し、規定の整数を整数倍して他の基本ユニット4B,4C,4Dの外形寸法が定められる。奥行き寸法Bについてはいずれの基本ユニット4A,4B,4C,4Dについても同一に定められる。
図4(A)は植栽ユニットの平面図であり、図4(B)はこの植栽ユニットの正面図である。図4(C)はこの植栽ユニットの右側面図であり、図4(D)はこの植栽ユニットの底面図である。なお図4において、1種類の基本ユニット4Aについてのみ表す。その他の基本ユニット4B,4C,4Dについては、外形寸法を除き図4の基本ユニット4Aと同一構造であるから詳細図を省略するものとする。なお以下の図において、基本ユニット4A〜4Dを総称して基本ユニット4Aと言う場合がある。
各基本ユニット4Aは、正面、側面、および上面がそれぞれ矩形孔状に開放された箱状とされる。各基本ユニット4Aは、下部から上部に向かって順次、プランタ設置部8と、複数の柱部9と、水平方向に延びる複数の連結部10とを有する。プランタ設置部8は、各基本ユニット4Aの下部に位置し、有底の矩形箱状に形成される。このプランタ設置部8に、植物2(図1)が植えられた鉢(図示せず)が設置される。具体的には、プランタ設置部8の底部8aにプランタ11が設置され、このプランタ11の上部には矩形板状のトレー12が取り付けられる。このトレー12に、定められた外形および高さ寸法の前記鉢が複数(例えば、4個)着脱自在に設置される。
複数(この例では4本)の柱部9は、矩形箱状のプランタ設置部8における四隅の上縁部から上下方向にそれぞれ延びる。これら柱部9の上下方向の長さは、基本ユニット4Aの高さ寸法H(図1)に応じて定められる。各柱部9は、隣接する面に所定小距離延びる断面略L字形状に形成される。複数の柱部9のうち定められた柱部9におけるコーナー部9aに沿って、後述する流路である給水チューブ13(図10)が設けられている。前記コーナー部9aとは、いずれかの柱部9における断面略L字形状の内側面部を成す部分である。複数の連結部10は、これら複数の柱部9の上端部をそれぞれ矩形枠状に繋ぐ。
ユニット固定手段5について説明する。
図5(A)は、この緑化ユニット装置におけるユニット固定手段5の要部の断面図(図5(B)のVA-VA線断面図)である。図5(B)はこのユニット固定手段5の要部の正面図である。図4および図5に示すように、ユニット固定手段5は、位置決め手段である位置決めプレート14、上部リブ15、ボルト(図示せず)およびナット16を有する。
図4に示すように、プランタ設置部8の底面8bには、上下に隣接する基本ユニット4Aを互いに位置決めして組み合わせる位置決めプレート14が溶接等により複数箇所(この例では4箇所)設けられる。
図4(D)および図6に示すように、各位置決めプレート14は、矩形板状にそれぞれ形成され、プランタ設置部8の底面8bにおける四隅付近部に固定される。各位置決めプレート14は、上部リブ15の連結部10への取付位置に応じて、プランタ設置部8の底面8bに固定される。換言すれば、位置決めプレート14のプランタ設置部8の底面8bへの固定位置に対応して、上部リブ15が連結部10の内側面に取り付けられている。
図4(A)、図5および図6に示すように、各連結部10の内側面には、長手方向両端部を除き上部リブ15が溶接等によりそれぞれ固定される。これら上部リブ15は、この基本ユニット4Aを補強しつつ後述する水平板部15aの上面に、別の基本ユニット4Aを重ねて支持する機能を有する。各上部リブ15は、立板部15bと水平板部15aとで断面L字形状に形成される。立板部15bは、各連結部10の内側面に沿って溶接等により固定される。水平板部15aは、立板部15bの上端縁部から基本ユニット内に水平方向に定められた距離延びる。
隣り合う水平板部15a,15aにおける先端縁部15aa,15aaに、各位置決めプレート14における外側面部14a,14aがそれぞれ係合するように、上下の基本ユニット4A,4Aが組み合わされて互いに位置決めされる。各位置決めプレート14が水平板部15aの先端縁部15aaにそれぞれ係合された状態で、これら水平板部15aの上面に、上側の基本ユニット4Aにおけるプランタ設置部8の底面8bが支持されるようになっている。
水平板部15aにおける例えば長手方向中間付近には、前記ボルトを貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。但し、この貫通孔は、水平板部15aの長手方向中間付近に限定して設けられるものではない。前記貫通孔が形成されている位置に対応して、基本ユニット4Aにおけるプランタ設置部8の底面8bに貫通孔8baが形成される。水平板部15aのうち貫通孔がある下面には、前記ナット16が溶接により接合されている。
よって、下側の基本ユニット4Aにおける上部リブ15に対し上側の基本ユニット4Aの各位置決めプレート14が位置決めされ、さらに前記上部リブ15に上側の基本ユニット4Aが支持される。この状態で、上側の基本ユニット4Aのプランタ設置部8から下側の基本ユニット4Aの各ナット16にボルトがそれぞれ螺合されることで、上下の基本ユニット4A,4Aが互いに固定される。なお前記と同様のユニット固定手段5により、下側のタンクケース7(図1)と上側の基本ユニット4Aとが互いに組み合わされて固定される。
図7(A)は、この緑化ユニット装置におけるカバー部材17の正面図であり、図7(B)は同カバー部材17の断面図である。これら図7および図4(A)に示すように、定められた柱部9におけるコーナー部9aには、敷設した給水チューブ13および電源ケーブル(図示せず)を覆うカバー部材17が設けられている。このカバー部材17は、断面円弧状の円弧部17aと、この円弧部17aの周方向一端から同円弧部17aが湾曲する方向に平坦に延びる平坦部17bとを有する。この平坦部17bにおける外側面17baにマグネットテープ(図示せず)が固着される。柱部9のコーナー部9aのうちいずれか一方の内側面部に、平坦部17bの前記マグネットテープを吸着させ、円弧部17aが基本ユニット内に向けて凸となるように設けられる。柱部9のコーナー部9aとカバー部材17の円弧部17aとで囲まれる空間に、前記給水チューブ13および前記電源ケーブルが設けられる。
灌水手段6等について説明する。
図8は、この緑化ユニット装置における灌水手段6の構成を示すブロック図である。この灌水手段6は、前述のユニット固定手段5(図4(A))で固定された各基本ユニット4A〜4D(図1)にそれぞれ灌水を行うものである。灌水手段6は、タンクケース7、タンク18、ポンプ19、電磁弁21、および制御手段22を有する灌水ユニットKuと、給水チューブ13と、継手20(図10)とを有する。タンクケース7には、水を貯留するタンク18が収納されている。またタンクケース7内には、ポンプ19、複数の電磁弁21、および制御手段22が搭載されている。タンク18とポンプ19との間およびポンプ19と定められた電磁弁21との間に、給水チューブ13がそれぞれ配管接続されている。各電磁弁21には、複数系列(図8の例では4系列)の給水チューブ13がそれぞれ配管接続されている。
ポンプ19は、タンク18に貯留された水を各基本ユニット4A〜4D(図1)に供給する。複数の電磁弁21は、給水チューブ13の系列毎に給水を行うように流路を切替えるものである。複数の電磁弁21として例えば電磁弁マニホールドが適用されている。制御手段22は、これら電磁弁21を制御する手段であって、例えば、プログラマブルコントローラ(略称PLC)により構成される。制御手段22には、複数の電磁弁21の設定および動作を行うための押しボタンスイッチ23が電気的に接続されている。この押しボタンスイッチ23を操作することで、制御手段22は、各基本ユニット4A〜4D(図1)に設置された植物2(図1)に対し、定められた周期で定められた量の灌水を行うことが可能である。
図9は、この灌水手段6の配管イメージを示す概略図である。図8および図9に示すように、この灌水手段6は、構成するシステムの縦系列を1系統とし、例えば、最大で6系統まで構成可能である。灌水ユニットKuから遠い(1)系統、(2)系統、(3)系統、(4)系統の順に、縦系列の順序配列で配管が行われる。この場合において、給水チューブ13は、基本ユニット4A〜4Dのいずれかの柱部9(図7(B))におけるコーナー部9a(図7(B))に沿って敷設される。
図10に示すように、継手20は、縦系列において上または下に隣接する基本ユニット4A,4Aに敷設される給水チューブ13同士を繋ぐ。給水チューブ13を継手20に挿し込むことで、基本ユニット4A,4A間の配管を結合させ得る。また図11に示すように、植物への給水用の流路部分13AをT字継手20Aに挿し込むことで、給水部の配管を接続し得る。各基本ユニット4Aに給水チューブ13が設けられ、この給水チューブ13は、前記各基本ユニット4Aに水を導く流路部分13Aと、各基本ユニット4Aに隣接する次段の基本ユニット4Aに水を導く流路部分13Bとを有する。なお図12に示すように、植物が入る基本ユニット4Aのうち、最上段の基本ユニット4Aについては、T字継手20Aの上部にプラグ24を挿入することで、水漏れを防止し得る。
作用効果について説明する。
以上説明した緑化ユニット装置1によれば、複数の基本ユニット4A〜4Dを使用者等の好みに合わせて自由に組替え、ユニット固定手段5は、これら基本ユニット4A〜4Dを組み合わせて固定し得る。灌水手段6は、固定された各基本ユニット4A〜4Dにそれぞれ灌水を行う。このように基本ユニット4A〜4Dを自由に組替えてユニット固定手段5で固定できるため、複数の基本ユニット4A〜4Dを簡易に組み合わせて使用することができる。各基本ユニット4A〜4Dは、それぞれ正面が開放された箱状とされ底部8aに植物2が設置されるため、使用者等は、植物2を直接鑑賞することができるうえ、各基本ユニット4A〜4Dに対して植物2を設置または交換することが容易に行える。このような緑化ユニット装置1をオフィス等の室内に設けることで、室内空間の価値の向上を図ることができる。
灌水手段6は、タンク18に貯留した水をポンプ19で吸い上げて給水チューブ13を介して複数の基本ユニット4A〜4Dにそれぞれ導く。緑化ユニット装置1はこのような灌水手段6を有するため、植物2を管理、世話する管理者の作業負担の低減を図ることができる。
各基本ユニット4A〜4Dのいずれかの柱部9におけるコーナー部9aに沿って給水チューブ13を設けたため、緑化ユニット装置1の外観上、給水チューブ13を目立たないように処理して植物2を鑑賞し得る。
灌水手段6は、上または下に隣接する基本ユニット4A,4Aに設けられる給水チューブ13,13同士を繋ぐ継手20,(20A)を有する。このため、様々な基本ユニット4Aの上下の組み合わせに対応することが可能となる。したがって、複数の基本ユニット4A〜4Dの組み合わせのバリエーションを多くして、使用者等の要求に沿う形状の緑化ユニット装置1を容易に実現できる。
柱部9のコーナー部9aにそって敷設した給水チューブ13をカバー部材17で覆うことで、敷設した給水チューブ13が露出して美観を損ねることを未然に防止することができる。
ユニット固定手段5は、上下に隣接する基本ユニット4A,4Aを互いに位置決めして組み合わせる位置決めプレート14を含む。このため、基本ユニット4A,4Aを上下に組み合わせるとき、位置決めプレート14で互いに位置決めして組み合わせることができ、組立てを簡単化することができる。
他の実施形態について説明する。
以下の説明においては、各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図13に示すように、灌水手段は、各基本ユニット4Aへの給水量を調整する給水量調整手段25を有するものとしても良い。
各基本ユニット4Aへの給水量が不所望に異なる場合がある。また設置した植物の種類によっては給水量を個別に調整したい場合がある。このような場合に給水量調整手段25により各基本ユニット4Aへの給水量を適宜調整し得る。
この例では、植物への給水を行う流路部分13AとT字継手20Aとの間の管路途中に給水量調整手段25を介在させている。この給水量調整手段25として、例えば、スロットルバルブが適用される。このスロットルバルブの調整つまみ25aを緩めることで給水量が増加し、調整つまみ25aを締めることで給水量は減少する。給水量の微調整については、上段の基本ユニット4Aから順に調整を行うことで、全ての基本ユニット4A〜4Dの給水量を適量に調整し得る。
図14または図15に示すように、複数の基本ユニット4A〜4Dの上下左右の組み合わせ例を変更して使用しても良い。このように複数の基本ユニット4A〜4Dの組み合わせのバリエーションを多くして、使用者等の要求に沿う形状の緑化ユニット装置1を容易に実現できる。なお複数の基本ユニット4A〜4Dの組み合わせ例はこれらの例に限定されるものではない。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…緑化ユニット装置
2…植物
4…植栽ユニット
5…ユニット固定手段
6…灌水手段
8…プランタ設置部
9…柱部
13…給水チューブ(流路)
13A,13B…流路部分
14…位置決めプレート(位置決め手段)
17…カバー部材
18…タンク
19…ポンプ
20,20A…継手,T字継手
25…給水量調整手段
Ku…灌水ユニット

Claims (9)

  1. 植物を設置する植栽ユニットを上下左右に複数組み合わせた緑化ユニット装置であって、
    組替え可能な前記複数の植栽ユニットと、
    これら植栽ユニットを組み合わせて互いに固定可能なユニット固定手段と、
    このユニット固定手段で固定された各植栽ユニットにそれぞれ灌水を行う灌水手段と、
    を備え、
    前記各植栽ユニットは、それぞれ正面が窓とされた箱状とされ底部に植物が設置されることを特徴とする緑化ユニット装置。
  2. 請求項1に記載の緑化ユニット装置において、前記灌水手段は、水を貯留するタンクおよびこのタンクに貯留された水を各植栽ユニットに供給するポンプを有する灌水ユニットと、前記ポンプで吸い上げた水を複数の植栽ユニットにそれぞれ導く流路とを備える緑化ユニット装置。
  3. 請求項2に記載の緑化ユニット装置において、前記各植栽ユニットに前記流路が設けられ、この流路は、前記各植栽ユニットに水を導く流路部分と、前記各植栽ユニットに隣接する次段の植栽ユニットに水を導く流路部分とを有する緑化ユニット装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の緑化ユニット装置において、前記灌水手段は、各植栽ユニットへの給水量を調整する給水量調整手段を有する緑化ユニット装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の緑化ユニット装置において、前記各植栽ユニットは、上下方向に延びる複数の柱部を有し、いずれかの柱部における内側面部に沿って前記流路を設けた緑化ユニット装置。
  6. 請求項5に記載の緑化ユニット装置において、前記灌水手段は、上または下に隣接する植栽ユニットに設けた流路同士を繋ぐ継手を有する緑化ユニット装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の緑化ユニット装置において、前記柱部における内側面部には、前記流路を覆うカバー部材を設けた緑化ユニット装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の緑化ユニット装置において、前記ユニット固定手段は、上下に隣接する植栽ユニットを互いに位置決めして組み合わせる位置決め手段を含む緑化ユニット装置。
  9. 複数組替え可能に組み合わせる植栽ユニットであって、
    有底の箱状に形成され植物が設置されるプランタ設置部と、
    このプランタ設置部における上縁部から上下方向に延びる複数の柱部と、
    これら柱部の上端部を繋ぐ水平方向に延びる複数の連結部とで正面が窓とされた箱状とされ且つ流路を有し、
    この流路は、前記プランタ設置部に設置された植物に水を導く流路部分と、この植栽ユニットに隣接して組み合わせられる植栽ユニットに水を導く流路部分とを有する植栽ユニット。
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