JP3237392U - ソーラーパネル付き農業用パイプハウス - Google Patents

ソーラーパネル付き農業用パイプハウス Download PDF

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Abstract

【課題】設備を有効利用できるソーラーパネル付き農業用パイプハウスを提供する。【解決手段】ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11は、上下方向に延びるとともに地面18を含む面に沿う方向において互いに間隔をあけて配置された単管パイプ製の複数本の柱材23と、上下方向と交差する方向に延びるとともに柱材23の上端同士を連結する単管パイプ製の複数本の梁材24とを有した躯体20と、躯体20を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材21と、を備えるハウス本体12と、ハウス本体12の天面19上に設けられたソーラーパネル13と、梁材24に連結されてソーラーパネル13を支持する支持部材14と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスに関する。
従来、所謂ビニールハウスと称される農業用パイプハウスが知られている。こうした農業用パイプハウスは、躯体と、躯体を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材とを備える。躯体は、互いに間隔をあけて配置された複数本の柱材と、これらの柱材同士を連結する複数本の梁材とを備える。柱材及び梁材は、例えば単管パイプによって構成される。
ところで、上述のような農業用パイプハウスにおいては、設備の有効利用が望まれている。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのソーラーパネル付き農業用パイプハウスは、上下方向に延びるとともに地面を含む面に沿う方向において互いに間隔をあけて配置された単管パイプ製の複数本の柱材と、上下方向と交差する方向に延びるとともに前記柱材の上端同士を連結する単管パイプ製の複数本の梁材とを有した躯体と、前記躯体を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材と、を備えるハウス本体と、前記ハウス本体の天面上に設けられたソーラーパネルと、前記梁材に連結されて前記ソーラーパネルを支持する支持部材と、を備えることを要旨とする。
上記構成によれば、ハウス本体の天面上にソーラーパネルが設けられている。このため、ハウス本体の内部において育苗や栽培などを行いつつ、ソーラーパネルによる発電を行うことができる。したがって、設備を有効利用することができる。
上記ソーラーパネル付き農業用パイプハウスにおいて、前記支持部材は、複数本の第1部材及び複数本の第2部材を有しており、前記第1部材の各々は、前記天面に沿って延びるとともに互いに間隔をあけて平行に配置され、前記第2部材の各々は、前記第1部材の延びる方向と直交する方向であって且つ前記天面に沿う方向に延び、互いに間隔をあけて平行に配置され、前記第1部材と前記第2部材とは、互いに連結されていることが好ましい。
上記構成によれば、支持部材の剛性が高められるので、支持部材によってソーラーパネルを安定して支持することができる。
上記ソーラーパネル付き農業用パイプハウスにおいて、前記柱材は、前記柱材の長さを調節可能にした調節部を有していることが好ましい。
一般に、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスが設置される土地は、軟弱地盤であることが多い。このため、例えば地面が部分的に沈下すると、柱材の下端と地面との間に隙間が生じるおそれがある。こうした場合には、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスの荷重が複数の柱材を介してバランスよく地面に伝達されなくなるので、一部の柱材に大きな荷重が偏って作用するなどの不都合が生じるおそれがある。
この点、上記構成によれば、柱材が調節部を有しているため、柱材と地面との間に隙間が生じた場合には、当該隙間の大きさに応じて柱材の長さを調節部によって適宜調節することで、当該隙間をなくすことができる。したがって、上述した不都合の発生を抑制できる。
上記ソーラーパネル付き農業用パイプハウスは、上下方向と交差する方向に延びるとともに前記柱材の下部同士を連結する連結部材と、前記連結部材に連結されて前記地面に差し込まれる杭材と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、連結部材に連結された杭材を地面に差し込むことによって、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスが地面に対して固定される。この場合、杭材の連結部材に対する連結位置を変更することで、地面に対するソーラーパネル付き農業用パイプハウスの固定位置を変更できる。このため、柱材の下端部を地面に差し込んでソーラーパネル付き農業用パイプハウスを地面に対して固定する構成に比べて、地面に対するソーラーパネル付き農業用パイプハウスの固定位置の選択の自由度を高めることができる。したがって、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスを容易に設置することができる。
上記ソーラーパネル付き農業用パイプハウスにおいて、前記ハウス本体の内部には、菌床栽培用の棚が設けられていることが好ましい。
一般に、例えば椎茸などの菌類の栽培には、日光がほとんど必要とされない。この点、上記構成によれば、ソーラーパネルによってハウス本体の内部が遮光される。したがって、ハウス本体の内部に菌床栽培用の棚を設けることで、きのこの栽培に適した環境を容易に作り出すことができる。
本考案は、設備を有効利用できるという効果がある。
一実施形態のソーラーパネル付き農業用パイプハウスを示す斜視図である。 柱材における調節部を示す断面図である。 第1部材と第2部材との連結状態を示す側面図である。 連結部材に連結されて地面に差し込まれた状態の杭材を示す断面図である。
以下、ソーラーパネル付き農業用パイプハウスの一実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11は、ハウス本体12と、複数のソーラーパネル13と、支持部材14と、連結部材15と、杭材16と、棚17とを備えている。
<ハウス本体12>
図1に示すように、ハウス本体12は、地面18上に設置される。ハウス本体12は、その天面19が水平面に対して傾斜した略直方体状をなしている。ハウス本体12の天面19は、矩形状をなしている。ハウス本体12の天面19は、短辺方向の一端(図1では奥側の端)が最も高くなっているとともに、短辺方向の他端(図1では手前側の端)が最も低くなっている。
ハウス本体12は、躯体20と、躯体20全体を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材21とを備えている。外壁材21は、ハウス本体12の天面19及び側面22を構成している。外壁材21を構成する合成樹脂フィルムは、透光性を有している。この合成樹脂フィルムには、例えば、透明または半透明のものが用いられる。また、この合成樹脂フィルムには、例えば、白色、緑色、黒色などの有色または無色のものが用いられる。さらにこの合成樹脂フィルムとしては、例えば、ビニール、POフィルム(ポリオレフィン系フィルム)、フッ素フィルムなどを採用できる。
躯体20は、平面視及び側面視で矩形状をなしている。躯体20は、上下方向に延びる複数本の柱材23と、上下方向と交差する方向(本例では水平方向)に延びる複数本の梁材24とを有している。各柱材23は、単管パイプ製である。各柱材23は、複数の単管パイプ25をパイプ連結部材26によって直列に連結された構造をなしている。複数本の柱材23は、地面18を含む面(本例では、水平面)に沿う方向において互いに間隔をあけて規則的に配置されている。
各梁材24は、柱材23と同じく単管パイプ製である。各梁材24は、柱材23と同様に、複数の単管パイプ25をパイプ連結部材26によって直列に連結された構造をなしている。各梁材24は、複数本の柱材23の上端同士を、パイプ連結部材26を介して連結する。梁材24及び柱材23を構成する各単管パイプ25は、使用位置によって長さが異なる。このため、複数の単管パイプ25には、複数種類の長さのものが含まれている。パイプ連結部材26には、連結する単管パイプ25の本数(2~4本)に応じて異なるタイプのものが用いられる。
図2に示すように、各柱材23は、下端部に柱材23の長さを調節可能にした調節部27を有している。調節部27は、四角形状のプレート部28と、プレート部28の上面中央部に立設された丸棒状の軸部29と、軸部29に設けられたハンドル部30とを有している。プレート部28の下面は、地面18に接触する。すなわち、プレート部28は、地面18上に配置される。
柱材23を構成する複数の単管パイプ25のうち最も下に位置する単管パイプ25内には、軸部29が挿入されている。ハンドル部30は、中央部に雌ねじ部31を有している。軸部29の周面には、ハンドル部30の雌ねじ部31と螺合する雄ねじ部32が形成されている。ハンドル部30は、雌ねじ部31が軸部29の雄ねじ部32と螺合することで、軸部29が挿入された単管パイプ25を下側から支持する。したがって、ハンドル部30の回転操作により、ハンドル部30を上昇及び下降させて軸部29の単管パイプ25内への進入量を変更することで、柱材23の長さが変更(調節)される。
図1に示すように、ハウス本体12の内部には、菌床栽培用の複数段の棚17が設けられている。すなわち、ハウス本体12内の地面18上には、菌床栽培用の複数段の棚17が1つ以上設置される。棚17は、柱材23によって支持される。
<ソーラーパネル13及び支持部材14>
図1に示すように、ハウス本体12の天面19上には、複数の矩形状をなすソーラーパネル13が縦横に規則的に並ぶように設けられている。複数のソーラーパネル13は、ハウス本体12の天面19全体を覆うように配置されている。各ソーラーパネル13は、ハウス本体12の天面19上において、支持部材14によって支持されている。各ソーラーパネル13は、支持部材14に固定されている。
支持部材14は、柱材23の上端同士を連結する梁材24に連結金具(図示略)によって連結された状態で各ソーラーパネル13を支持している。すなわち、支持部材14は、各ソーラーパネル13とハウス本体12の天面19との間に配置されている。
図1及び図3に示すように、支持部材14は、複数本の第1部材33及び複数本の第2部材34を有している。各第1部材33及び各第2部材34は、一例として、共にC型チャンネル鋼(リップ溝形鋼)によって構成されている。この場合、各第1部材33及び各第2部材34は、例えば、C型チャンネル鋼と同一の形状であって且つ材質が合成樹脂またはアルミニウムであるものによって構成してもよい。
第1部材33の各々は、天面19に沿って延びるとともに互いに間隔をあけて平行に配置されている。各第1部材33は、天面19の長辺方向に延びている。各第1部材33は、梁材24に連結金具(図示略)によって連結されている。複数本の第1部材33は、天面19の短辺方向において互いに等間隔且つ平行となるように並んで配置されている。
第2部材34の各々は、第1部材33の延びる方向と直交する方向であって且つ天面19に沿う方向に延びている。第2部材34の各々は、天面19の短辺方向に延びるとともに、互いに間隔をあけて平行に配置されている。複数本の第2部材34は、天面19の長辺方向において互いに等間隔且つ平行となるように並んで配置されている。
複数本の第2部材34は、複数本の第1部材33上に重ねて配置されている。複数本の第1部材33と複数本の第2部材34とは、格子状に配置されている。複数本の第1部材33と複数本の第2部材34とは、これらの交差する部分において、ボルト35及びナット36によってそれぞれ連結されている。
<連結部材15及び杭材16>
図1及び図4に示すように、ハウス本体12の短辺方向の両側の下部には、ハウス本体12の長辺方向に延びる円筒状の連結部材15がそれぞれ設けられている。すなわち、各連結部材15は、上下方向と交差する方向(本例では水平方向)に延びている。各連結部材15は、複数本の柱材23の下部同士を連結している。各連結部材15は、複数の連結金具37によって複数本の柱材23に連結されている。
各連結部材15には、複数の連結具38によって複数の杭材16がそれぞれ連結されている。複数の杭材16は、上下方向に延びるとともに、連結部材15の長手方向において適宜間隔をあけて配置されている。各杭材16の下部は、地面18の中に差し込まれている。各杭材16の下端は、尖っている。
<ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11の作用>
次に、上述のように構成されたソーラーパネル付き農業用パイプハウス11の作用について説明する。
地面18上に設置されたソーラーパネル付き農業用パイプハウス11では、ハウス本体12内の棚17に菌床を並べることで、きのこの栽培が行われつつ、ハウス本体12の天面19に配置された複数のソーラーパネル13によって発電がなされる。このため、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11としての設備が有効に利用される。この場合、ハウス本体12の天面19は、複数のソーラーパネル13によって遮光されるので、ハウス本体12の天面19からは、ハウス本体12内に日光がほとんど入らない。
しかし、ハウス本体12内では日光をほとんど必要としないきのこの栽培が行われるので、複数のソーラーパネル13によってハウス本体12内をきのこの栽培に適した環境にすることができる。したがって、複数のソーラーパネル13は、発電機能とハウス本体12の天面19からの光の進入を阻害する遮光機能との両方の機能を発揮する。
<実施形態の効果>
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11は、ハウス本体12と、ソーラーパネル13と、支持部材14とを備える。ハウス本体12は、躯体20と、躯体20を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材21とを備える。躯体20は、単管パイプ製の複数本の柱材23と、単管パイプ製の複数本の梁材24とを備える。複数本の柱材23は、上下方向に延びるとともに地面18を含む面に沿う方向において互いに間隔をあけて配置される。複数本の梁材24は、上下方向と交差する方向に延びるとともに柱材23の上端同士を連結する。ソーラーパネル13は、ハウス本体12の天面19上に設けられる。支持部材14は、梁材24に連結されてソーラーパネル13を支持する。
上記構成によれば、ハウス本体12の天面19上にソーラーパネル13が設けられているため、ハウス本体12の内部において育苗や栽培などを行いつつ、ソーラーパネル13による発電を行うことができる。したがって、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11としての設備を有効利用することができる。
(2)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11において、支持部材14は、複数本の第1部材33及び複数本の第2部材34を有している。第1部材33の各々は、天面19に沿って延びるとともに互いに間隔をあけて平行に配置される。第2部材34の各々は、第1部材33の延びる方向と直交する方向であって且つ天面19に沿う方向に延び、互いに間隔をあけて平行に配置される。第1部材33と第2部材34とは、互いに連結されている。
上記構成によれば、支持部材14の剛性が高められるので、支持部材14によってソーラーパネル13を安定して支持することができる。
(3)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11において、柱材23は、柱材23の長さを調節可能にした調節部27を有している。
一般に、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11が設置される土地は、軟弱地盤であることが多い。このため、例えば地面18が部分的に沈下すると、柱材23の下端と地面18との間に隙間が生じるおそれがある。こうした場合には、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11の荷重が複数の柱材23を介してバランスよく地面18に伝達されなくなるので、一部の柱材23に大きな荷重が偏って作用するなどの不都合が生じるおそれがある。
この点、上記構成によれば、柱材23が調節部27を有しているため、柱材23と地面18との間に隙間が生じた場合には、当該隙間の大きさに応じて柱材23の長さを調節部27によって適宜調節することで、当該隙間をなくすことができる。したがって、上述した不都合が生じることを抑制できる。
(4)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11は、上下方向と交差する方向に延びるとともに柱材23の下部同士を連結する連結部材15と、連結部材15に連結されて地面18に差し込まれる杭材16とを備える。
上記構成によれば、連結部材15に連結された杭材16を地面18に差し込むことによって、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11が地面18に対して固定される。この場合、杭材16の連結部材15に対する連結位置を変更することで、地面18に対するソーラーパネル付き農業用パイプハウス11の固定位置を変更できる。このため、柱材23の下端部を地面18に差し込んでソーラーパネル付き農業用パイプハウス11を地面18に対して固定する構成に比べて、地面18に対するソーラーパネル付き農業用パイプハウス11の固定位置の選択の自由度を高めることができる。したがって、ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11を容易に設置することができる。
(5)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11において、ハウス本体12の内部には、菌床栽培用の棚17が設けられている。
一般に、例えば椎茸などの菌類の栽培には、日光がほとんど必要とされない。この点、上記構成によれば、ソーラーパネル13によってハウス本体12の内部が遮光される。したがって、ハウス本体12の内部に菌床栽培用の棚17を設けることで、きのこの栽培に適した環境を容易に作り出すことができる。
(6)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11を建てる場合には、複数本の第1部材33と複数本の第2部材34とをボルト35及びナット36によって格子状に連結してからこれらをハウス本体12の天面19上にクレーンなどを用いて設置する。このようにすることで、ハウス本体12における合成樹脂フィルム製の外壁材21によって構成された天面19上に足場が無い状態からでも容易にソーラーパネル13を設置することができる。
(7)ソーラーパネル付き農業用パイプハウス11では、ハウス本体12とソーラーパネル13との間に、支持部材14による空間が形成される。このため、この空間(空気層)が断熱層として機能する。したがって、夏場の直射日光(熱気)や冬場の霜(冷気)がハウス本体12内の温度に与える影響を低減できる。
<変更例>
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ソーラーパネル13は、ハウス本体12の天面19の一部のみに配置してもよい。
・第1部材33及び第2部材34のうちいずれか一方を省略してもよい。
・第1部材33と第2部材34とは、溶接によって連結してもよい。
・第1部材33及び第2部材34は、円柱状または角柱状の鋼材によって構成してもよい。
・調節部27は、省略してもよい。
・プレート部28は、省略してもよい。
・杭材16は、省略してもよい。この場合、柱材23の下端部を地面18に差し込む構成にすることが好ましい。
・杭材16には、スパイラル杭を採用してもよい。
・ハウス本体12内の菌床栽培用の複数段の棚17は、省略してもよい。すなわち、ハウス本体12内では、菌類の栽培でなく、例えば水耕栽培などによって野菜を栽培してもよいし、魚の養殖などを行ってもよい。この場合、必要に応じてハウス本体12内の天井に照明を配置してもよい。さらにこの場合、照明に必要な電力をソーラーパネル13によって発電された電力で賄うようにしてもよい。
・支持部材14上には、ソーラーパネル13の代わりに合成樹脂フィルムを配置してもよい。合成樹脂フィルムは、支持部材14の一部または全体を覆うように配置される。この合成樹脂フィルムとしては、例えば、ビニール、POフィルム(ポリオレフィン系フィルム)、フッ素フィルムなどを採用できる。こうした合成樹脂フィルムによっても遮熱効果を得ることができる。合成樹脂フィルムによって雪や霜などによる冷気を遮断する場合には、無色の合成樹脂フィルムを用いてもよい。一方、合成樹脂フィルムによって直射日光などによる熱気を遮断する場合には、有色の合成樹脂フィルムを用いることが好ましい。
11…ソーラーパネル付き農業用パイプハウス
12…ハウス本体
13…ソーラーパネル
14…支持部材
15…連結部材
16…杭材
17…棚
18…地面
19…天面
20…躯体
21…外壁材
22…側面
23…柱材
24…梁材
25…単管パイプ
26…パイプ連結部材
27…調節部
28…プレート部
29…軸部
30…ハンドル部
31…雌ねじ部
32…雄ねじ部
33…第1部材
34…第2部材
35…ボルト
36…ナット
37…連結金具
38…連結具

Claims (5)

  1. 上下方向に延びるとともに地面を含む面に沿う方向において互いに間隔をあけて配置された単管パイプ製の複数本の柱材と、上下方向と交差する方向に延びるとともに前記柱材の上端同士を連結する単管パイプ製の複数本の梁材とを有した躯体と、
    前記躯体を外側から覆う合成樹脂フィルム製の外壁材と、
    を備えるハウス本体と、
    前記ハウス本体の天面上に設けられたソーラーパネルと、
    前記梁材に連結されて前記ソーラーパネルを支持する支持部材と、
    を備えることを特徴とするソーラーパネル付き農業用パイプハウス。
  2. 前記支持部材は、複数本の第1部材及び複数本の第2部材を有しており、
    前記第1部材の各々は、前記天面に沿って延びるとともに互いに間隔をあけて平行に配置され、
    前記第2部材の各々は、前記第1部材の延びる方向と直交する方向であって且つ前記天面に沿う方向に延び、互いに間隔をあけて平行に配置され、
    前記第1部材と前記第2部材とは、互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル付き農業用パイプハウス。
  3. 前記柱材は、前記柱材の長さを調節可能にした調節部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソーラーパネル付き農業用パイプハウス。
  4. 上下方向と交差する方向に延びるとともに前記柱材の下部同士を連結する連結部材と、
    前記連結部材に連結されて前記地面に差し込まれる杭材と、
    を備えることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のソーラーパネル付き農業用パイプハウス。
  5. 前記ハウス本体の内部には、菌床栽培用の棚が設けられていることを特徴とする請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載のソーラーパネル付き農業用パイプハウス。
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