JP2017011952A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化及び軽量化を図ることができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置10は、1次側と2次側との間で電力変換を行い、2次側に接続される蓄電装置20の充電または放電を行う電力変換部11と、電力変換に伴い電力変換部11に発生する熱を放出する放熱装置16と、電力変換部11による電力変換を制御する充放電電流制御部15と、を備える。充放電電流制御部15は、2次側電圧Vrに基づき電力変換部11の変換効率を導出し、導出した変換効率を用いて電力変換により発生する電力変換ロスを算出し、算出した電力変換ロスが放熱装置16の放熱能力を超える場合、電力変換ロスが放熱能力以下になるように電力変換を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】電力変換装置10は、1次側と2次側との間で電力変換を行い、2次側に接続される蓄電装置20の充電または放電を行う電力変換部11と、電力変換に伴い電力変換部11に発生する熱を放出する放熱装置16と、電力変換部11による電力変換を制御する充放電電流制御部15と、を備える。充放電電流制御部15は、2次側電圧Vrに基づき電力変換部11の変換効率を導出し、導出した変換効率を用いて電力変換により発生する電力変換ロスを算出し、算出した電力変換ロスが放熱装置16の放熱能力を超える場合、電力変換ロスが放熱能力以下になるように電力変換を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)などの電動車両や、家庭用蓄電池の充電または放電を行う充放電装置は、一般家庭の軒先や駐車場などの限られたスペースに主に設置されるため、小型・軽量にする必要がある。一般的に、このような装置は、1次側と2次側との間で電力の変換を行う電力変換装置を備えるが、大電力の充放電を行うと電力変換装置が発熱するため、放熱の為のフィンやファン等の放熱装置を搭載する必要がある。したがって、充放電装置を小型・軽量にするためには、電力変換装置に搭載される放熱装置をできる限り縮小できることが望ましい。例えば特許文献1には、住宅の電源と接続されて電動自動車に搭載された蓄電装置を充電する充電装置において、家庭内の電力消費状態を基に充電可能電力量を求めるとともに、電池の充電量によって変化する電池電圧から電力変換装置(蓄電池)の変換効率を算出し、電力損失が大きい場合には充電させないようにする構成が記載されている。この構成により、充電時の電力損失を最小にした充電が可能となるので、放熱装置による放熱を低減させ、放熱装置及び電力変換装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、特許文献2には、電池を充電する充電装置において、電池や電力変換装置(電源回路)の温度を測定するとともに、温度及び温度上昇に対する充電可能な電流容量を記憶したマップを参照することにより、充電動作を停止させることなく、効率的に充電を行う構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1,2などに記載される従来の構成では、電力変換装置の小型化及び軽量化の点でさらなる改善の余地があった。特許文献1に記載の構成は、電力変換装置の変換効率を考慮し、変換効率が悪い状況では充電させないようにしているが、ユーザからの要請などにより優先して充電が必要な場合には、変換効率が悪い状況(すなわち発熱が増える状況)でも充電装置を動作させる必要がある。このため、変換効率が悪い状態での発熱を考慮した放熱の為のフィンやファンを搭載する必要があり(すなわち放熱装置を大型化する必要があり)、電力変換装置を小型・軽量にするために制約があった。同様に、特許文献2に記載の構成は、効率的な充電のために電池や電力変換装置の温度及び温度上昇にのみ注目しており、電力変換装置の変換効率を考慮していないため、変換効率が悪い状況での発熱を考慮する必要があり、電力変換装置を小型・軽量にするために制約があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化及び軽量化を図ることができる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電力変換装置(10)は、1次側と2次側との間で電力変換を行い、前記2次側に接続される蓄電装置(20)の充電または放電を行う電力変換部(11)と、前記電力変換に伴い前記電力変換部に発生する熱を放出する放熱部(16)と、前記電力変換部による前記電力変換を制御する電力変換制御部(15)と、を備え、前記電力変換制御部は、前記2次側の電圧値である2次側電圧(Vr)に基づき前記電力変換部の変換効率を導出し、導出した前記変換効率を用いて前記電力変換により発生する電力変換ロスを算出し、算出した前記電力変換ロスが前記放熱部の放熱能力を超える場合、前記電力変換ロスが前記放熱能力以下になるように前記電力変換を制御することを特徴とする。
この構成により、搭載する放熱部の能力に応じて電力変換量の指令値を設定できるので、電力変換ロスに伴い発生する熱量が放熱部の放熱許容量を著しく超えないように制御することが可能となる。これにより、放熱部の能力を最大限活用できるので、搭載する放熱部を小型化でき、この結果、当該電力変換装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
本発明によれば、小型化及び軽量化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
(実施形態)
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る電力変換装置10の構成について説明する。本実施形態の電力変換装置10は、家庭用蓄電池やEV/PHVなど電動車両に搭載された蓄電池を2次側に接続して、これを充放電するためのものである。図1には、これらの家庭用蓄電池や電動車両内の蓄電池を纏めて、「蓄電装置20」として図示している。電力変換装置10の1次側には、例えばDC380Vの電力系統(図示せず)が接続され、この電力系統から供給される電力によって電力変換装置10の2次側に接続されている蓄電装置20が充電される。また、蓄電装置20が放電されるときには、電力変換装置10の1次側に例えば住宅内の電化製品や車両内のモータなどの負荷(図示せず)が接続され、これらの負荷に蓄電装置20から電力が供給される。
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る電力変換装置10の構成について説明する。本実施形態の電力変換装置10は、家庭用蓄電池やEV/PHVなど電動車両に搭載された蓄電池を2次側に接続して、これを充放電するためのものである。図1には、これらの家庭用蓄電池や電動車両内の蓄電池を纏めて、「蓄電装置20」として図示している。電力変換装置10の1次側には、例えばDC380Vの電力系統(図示せず)が接続され、この電力系統から供給される電力によって電力変換装置10の2次側に接続されている蓄電装置20が充電される。また、蓄電装置20が放電されるときには、電力変換装置10の1次側に例えば住宅内の電化製品や車両内のモータなどの負荷(図示せず)が接続され、これらの負荷に蓄電装置20から電力が供給される。
図1に示すように、電力変換装置10は、電力変換部11と、電圧検出部12と、記憶部13と、制御部14と、充放電電流制御部15(電力変換制御部)と、放熱装置16(放熱部)と、を備える。
電力変換部11は、1次側と2次側との間で電力変換を行う。電力変換部11は、1次側または2次側の一方の入力電力から、充放電電流制御部15から入力された指令値に基づいて、1次側または2次側の他方の出力電力を生成する。電力変換部11は、蓄電装置20に充電する時には、充放電電流制御部15から指令された電力を1次側から2次側へ供給し、一方、蓄電装置20から放電する時には、充放電電流制御部15から指令された電力を2次側から1次側へ供給する。蓄電装置20の充電時には電力変換部11の1次側が入力側、2次側が出力側となり、放電時には電力変換部11の2次側が入力側、1次側が出力側となる。本実施形態では、電力変換部11は、入力電力の直流電圧を他の直流電圧に変換して出力電力を生成するDC/DCコンバータである。以下では、電力変換部11の1次側の電圧値を1次側電圧Vsと表記し、電力変換部11の2次側の電圧値を2次側電圧Vrと表記する。本実施形態では、電力変換部11の1次側にはDC380Vの電力系統が接続されているため、1次側電圧Vsは380Vである。
電圧検出部12は、電力変換部11の2次側電圧Vrを測定し、測定した2次側電圧Vrを充放電電流制御部15に出力する。この2次側電圧Vrは、基本的には、電力変換部11の2次側に接続され充放電する蓄電装置20の電池電圧となる。蓄電装置20の電池電圧は、蓄電装置20の蓄電量(State Of Charge:SOC)によって変化し、例えば放電状態(SOC=0%)ではDC200Vに、満充電状態(SOC=100%)ではDC400Vになり、SOCに応じてこの範囲で電圧が変化する。したがって本実施形態では、電力変換部11の2次側電圧Vrは、蓄電装置20の蓄電量に応じて所定の電圧範囲DC200〜400Vで変動する電池電圧である。以下では、この電圧範囲の最小値をVl、最大値をVhとも表記する。2次側電圧Vrと電圧範囲Vl〜Vhの関係はVl<Vr<Vhとなる。また、本実施形態では、1次側電圧Vsも電圧範囲Vl〜Vh内に設定され、Vl<Vs<Vhの関係となる。
ここで、電力変換部11は、図2,3に示すように、電池電圧(2次側電圧Vr)により電力変換時の変換効率が変化する特性を有し、かつ、蓄電装置20の充電時と放電時とでその特性が異なる。図2には、電力変換部11の1次側が入力側となり2次側が出力側となる充電時における、2次側電圧Vrと変換効率との関係の特性例Aが図示されており、図3には、電力変換部11の2次側が入力側となり1次側が出力側となる放電時における、2次側電圧Vrと変換効率との関係の特性例Bが図示されている。図2,3の縦軸は、電力変換部11の変換効率[%]を示し、図中では「DC−DCコンバータ部効率」と表記されている。図2,3の横軸は、電力変換部11の2次側電圧Vr[V]を示し、図2では、充電時の特性であるため「バッテリ電圧(出力)」と表記し、図3では、放電時の特性であるため「バッテリ電圧(入力)」と表記されている。また、図2,3の横軸の最小値及び最大値はそれぞれ電池電圧の電圧範囲の最小値Vl及び最大値Vhである。
一般的に、電力変換部11が最も効率よく電力変換できる1次側電圧Vscと2次側電圧Vrcは設計で設定することができ、1次側電圧VsとVsc及び2次側電圧VrとVrcとの差が大きいほど電力変換ロスは大きく(変換効率が低く)、かつ、変換前の電圧より高い電圧に変換する時の電力変換ロスの方が逆の電力変換ロスより大きくなることが知られている。図2,3の特性例A,Bは、1次側電圧および2次側電圧が、1次側に接続されている電力系統の電圧であるDC380Vの時に最も効率良く電力変換できる設定となっており、Vsc=Vrc=Vsの場合の特性例である。そして、2次側電圧Vrが1次側電圧Vsから離れ、両者の差が大きいほど変換効率が低くなっている。また、図2の特性例Aに示すように、充電時には、変換前の1次側電圧Vsより低い2次側電圧Vrに変換する時(Vr<Vsの領域)の方が、変換前の1次側電圧Vsより高い2次側電圧Vrに変換する時(Vr>Vsの領域)よりも変換効率の変化率が小さく、電力変換ロスが小さい。また、図3の特性例Bに示すように、放電時には、変換前の2次側電圧Vrより低い1次側電圧Vsに変換する時(Vr>Vsの領域)の方が、変換前の2次側電圧Vrより高い1次側電圧Vsに変換する時(Vr<Vsの領域)よりも変換効率の変化率が小さく、電力変換ロスが小さく。
記憶部13には、このような電力変換部11の変換効率がマップ19a,19bとして記憶されている。つまり、記憶部13は、図2に示す充電時における2次側電圧Vrと変換効率との関係の特性例Aに従って、2次側電圧Vrと変換効率とを関連付けて作成された充電時マップ19aを有し、また、図3に示す放電時における2次側電圧Vrと変換効率との関係の特性例Bに従って、2次側電圧Vrと変換効率とを関連付けて作成された放電時マップ19bを有する。
なお、本実施形態では、電力変換部11の1次側にはDC380V一定の電力系統が接続される構成を例示しているが、1次側にも蓄電池が接続される構成とすることもできる。この構成の場合には、電力変換部の1次側及び2次側の両方の電圧がそれぞれに接続される蓄電池のSOCに応じて個別に変化するため、記憶部13に記憶されるマップ19a,19bは、例えば1次側電圧も含む3次元マップなど、さらに複雑なマップとなる。また、充電時マップ19aと放電時マップ19bとを平均化して単一のマップに纏め、充電時及び放電時に同一のマップを用いることもできる。
制御部14は、各種センサや外部通信により取得する各種情報に基づいて、電力変換部11に蓄電装置20の充電、放電、停止をさせると共に、充放電電流制御部15に電力変換量を例えば1次側電流量指令値Isdとして指令する。図1には、制御部14に情報を入力するセンサの一例として、放熱装置16の本体温度を計測する本体温度センサ17と、放熱装置16の周囲温度を計測する周囲温度センサ18を備える構成が例示されている。
充放電電流制御部15は、電力変換部11による電力変換を制御する。充放電電流制御部は、制御部14から入力される1次側電流量指令値Isdと、電圧検出部12で計測された2次側電圧Vrと、記憶部13に記憶された電力変換効率の情報とに基づいて、電力変換部11へ指令する1次側電流量指令値Isd(充放電電流)を決定する。より詳細には、充放電電流制御部15は、電圧検出部12で計測された2次側電圧Vrを用いて、記憶部13のマップ19a、19bから、この2次側電圧Vrに関連付けられた変換効率の情報を取得する。次に、取得した変換効率を用いて電力変換部11の電力変換により発生する電力変換ロスを算出する。そして、算出した電力変換ロスが放熱装置16の放熱能力を超える場合、電力変換ロスが放熱能力以下になるように電力変換を制御する。つまり、電力変換部11へ指令する1次側電流量指令値Isdを減少させる。
放熱装置16は、電力変換装置10において電力変換部11を中心に発生する熱を外部に放出する。放熱装置16は、例えば電力変換部11に隣接して設置され、当該電力変換部11の熱量を伝達するフィンと、このフィンに風を当てて放熱を促進させるファンとを有する構成とすることができる。放熱装置16は、その構成に依存して放熱能力、すなわち放熱許容量が一意に決まるものであり、典型的には、サイズを大型化するほど熱を外部に放出する表面の面積が増大でき、これにより放熱許容量を増大できる。
次に、図4のフローチャートを参照して、充放電電流制御部15により実施される充放電電流制御の手順を説明する。本処理は電力変換装置10全体の全体制御により必要なタイミングで実施される。充放電動作により蓄電装置20の蓄電量は刻々と変化するため、2次側電圧Vr及び変換効率も変わっていく。例えば一定間隔毎に本処理を実施することにより、上記変化に対応し精度よく電力変換部11に指令を与えることができる。
ステップS01では、制御部14から1次側変換電流量及び変換方向(充放電の別)が受信される。1次側変換電流量とは、制御部14において各種情報に基づいて導出された1次側電流量指令値Isdである(以下では「1次側変換電流量」も1次側電流量指令値と同一の符号を用いる)。変換方向とは、本実施形態では充電時には1次側から2次側への方向となり、放電時には2次側から1次側への方向となる。ステップS01の処理が完了するとステップS02に進む。
ステップS02では、電圧検出部12から2次側電圧Vrが受信される。ステップS02の処理が完了するとステップS03に進む。
ステップS03では、記憶部13から変換効率の情報が取得される。より詳細には、充放電電流制御部15は、電圧検出部12から入力された現在の2次側電圧Vrの情報を用いて、充電時には記憶部13の充電時マップ19aから、または、放電時には記憶部13の放電時マップ19bから、この2次側電圧Vrに関連付けられた変換効率の情報を取得する。ステップS03の処理が完了するとステップS04に進む。
ステップS04では、ステップS03にて取得した変換効率を用いて電力変換ロスが算出される。本実施形態では、充電時の電力変換ロスLは、変換効率をηとし、1次側電流量指令値Isd、所定の1次側電圧Vsを用いて、下記の(1)式を用いて算出される。
L=Vs×Isd×(1−η) ・・・(1)
ステップS04の処理が完了するとステップS05に進む。
L=Vs×Isd×(1−η) ・・・(1)
ステップS04の処理が完了するとステップS05に進む。
ステップS05では、ステップS04にて算出した電力変換ロスが放熱装置16の能力以上であるか否かが判定される。本実施形態では、充放電電流制御部15は、ステップS04にて算出した電力変換ロスと、放熱装置16の放熱許容量に基づき設定した閾値とを比較する。この閾値は、例えば放熱許容量そのものを設定することもできるし、放熱許容量にある程度のバッファを持たせて設定することもできる。電力変換ロスが閾値以上の場合には、現在の1次側電流量指令値Isdを用いて電力変換を行ったときに発生する熱量が放熱装置16の放熱許容量を上回り、放熱装置16が放熱を充分に行うことができないと考えられるので、電力変換ロスが放熱装置16の能力以上であると判定する。一方、電力変換ロスが閾値以下の場合には、現在の1次側電流量指令値Isdを用いて電力変換を行ったときに発生する熱量が放熱装置16の放熱許容量の範囲内に収まり、放熱装置16が放熱を充分に行うことができると考えられるので、電力変換ロスが放熱装置16の能力以下であると判定する。ステップS05の判定の結果、電力変換ロスが放熱装置16の能力以上の場合(ステップS05のYes)にはステップS06に進み、電力変換ロスが放熱装置16の能力以下と判定された場合(ステップS05のNo)には、ステップS06を実施せずにステップS07に進む。
ステップS06では、ステップS05の判定の結果、現在の1次側電流量指令値Isdを用いた場合には電力変換ロスが放熱装置16の能力以上となるため、放熱装置16の能力以下となる1次側変換電流量(補正済1次側電流量指令値Isd´)を算出する。本実施形態では、放熱装置16の放熱許容量をWaと表すと、下記の(2)式を用いて算出される。
Isd´=Wa/(Vs×(1−η)) ・・・(2)
この1次側電流量指令値Isd´は、電力変換ロスが放熱装置16の放熱許容量Wa以内に収まるように、ステップS01で受信した1次側電流量指令値Isdから減少され制限された値である。ステップS06の処理が完了するとステップS07に進む。
Isd´=Wa/(Vs×(1−η)) ・・・(2)
この1次側電流量指令値Isd´は、電力変換ロスが放熱装置16の放熱許容量Wa以内に収まるように、ステップS01で受信した1次側電流量指令値Isdから減少され制限された値である。ステップS06の処理が完了するとステップS07に進む。
ステップS07では、電力変換部11に1次側変換電流量Isdが指令される。ステップS05において、制御部14から受信した1次側電流量指令値Isdを用いた場合には電力変換ロスが放熱装置16の能力以上となると判定された場合には、ステップS06にて算出した補正済1次側電流量指令値Isd´が、電力変換部11に指令値として出力される。一方、ステップS05において、制御部14から受信した1次側電流量指令値Isdを用いた場合でも電力変換ロスが放熱装置16の能力以下となると判定された場合には、制御部14から受信した1次側電流量指令値Isdがそのまま指令値として電力変換部11に出力される。ステップS07の処理が完了すると本制御フローを終了する。
ここで、上述のフローチャートの処理について具体的な数値を挙げてさらに説明する。第一に、1次側電流量10Aでの充電が制御部14から指令され(すなわち1次側電流量指令値Isdが10A)、電圧検出部12の電圧(2次側電圧Vr)が350Vである場合を考える。この場合、図2の充電時マップ19aを参照すれば、2次側電圧Vr=350Vに関連付けられている、記憶部13に記憶された電力変換部11の変換効率は94.2%である。この時の電力変換は、1次側入力は1次側電圧VsがDC380V、1次側電流量が10Aとなり、上記(1)式より380×10×(1−0.942)=220.4Wの電力変換ロスが発生し、2次側出力は、2次側電圧Vrが350V、2次側電流量は380×10×0.942/350=10.23Aとなる。
ここで発生した電力変換ロスは熱となり、電力変換部11を中心に装置全体の温度が上昇することになる。このためファン,フィンといった放熱装置16を設け、電力変換ロス分の熱量を放熱する必要がある。例えば本装置では装置の小型・軽量化を実現するために250W相当の熱量を放熱させることが可能な放熱装置16を搭載していたとすると、前述の変換では220.4Wの放熱量であるため、この電力変換を連続動作させたとしても許容範囲内の温度上昇に抑えられ動作し続けることができる。
したがって、第一の例の場合、図4のフローチャートでは、ステップS05において電力変換ロスが放熱装置16の能力以下となると判定され(ステップS05のNo)、ステップS07において制御部14から受信した1次側電流量指令値Isd=10Aがそのまま指令値として電力変換部11に出力される。
第二に、1次側電流量10Aでの充電が制御部から指令され、電圧検出部12の電圧が250Vである場合を考える。この場合、図2の充電時マップ19aを参照すれば、2次側電圧Vr=250Vに関連付けられている、記憶部13に記憶された電力変換部11の変換効率は約92.8%である。この時の電力変換は、1次側入力は1次側電圧VsがDC380V、1次側電流量が10Aとなり、上記(1)式より380×10×(1−0.928)=273.6Wの電力変換ロスが発生し、2次側出力は、2次側電圧Vrが250V、2次側電流量は380×10×0.928/250=14.11Aとなる。この時発生する熱量273.6Wは搭載された放熱装置16では処理しきれないため、このまま連続動作させると次第に温度が上昇し、温度異常により動作を停止させなければならなくなる。そこで、充放電電流制御部15では、電力変換ロスが250W以内に納まるよう、上記(2)式より250/380/(1−0.928)=9.14Aに制限し、電力変換部11に指令する。
したがって、第二の例の場合、図4のフローチャートでは、ステップS05において電力変換ロスが放熱装置16の能力以上となると判定され(ステップS05のYes)、ステップS06において、放熱装置16の能力以下となる補正済1次側電流量指令値Isd´(=9.14A)が算出される。そして、ステップS07において、補正済1次側電流量指令値Isd´が、電力変換部11に指令値として出力される。
このように、本実施形態の電力変換装置10は、搭載する放熱装置16の能力に応じて電力変換量の指令値(本実施形態では1次側電流量指令値Isd)を設定できるので、電力変換ロスに伴い発生する熱量が放熱装置16の放熱可能量を著しく超えないように制御することが可能となる。これにより、放熱装置16の能力を最大限活用できるので、搭載する放熱装置16を小型化でき、この結果、当該電力変換装置10の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の電力変換装置10は、2次側電圧Vrと変換効率とを関連付けるマップ19a,19bを記憶する記憶部13を備え、充放電電流制御部15は、記憶部13のマップ19a,19bから、2次側電圧Vrに関連付けられた変換効率を取得し、この取得した変換効率を用いて電力変換ロスを算出する。この構成により、電圧検出部12により検出された2次側電圧Vrに基づき電力変換部11の現時点の変換効率を迅速に把握できるので、電力変換ロスの算出速度及び精度を向上できる。
(変形例)
次に実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、放熱装置16の放熱能力がその構成に依存して基本的に一定に決まるものとして説明した。しかし、放熱装置16の放熱能力は、厳密には放熱装置16の周囲温度および放熱装置16の本体温度により変化するとの知見がある。例えば、周囲温度と本体温度の温度差が小さくなると、放熱装置16から外部に熱で放出されにくくなるので、放熱装置16の放熱能力は低下し、一方、両者の温度差が大きくなると、放熱装置16から外部に熱で放出されやすくなるので、放熱装置16の放熱能力は向上する傾向がある。
次に実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、放熱装置16の放熱能力がその構成に依存して基本的に一定に決まるものとして説明した。しかし、放熱装置16の放熱能力は、厳密には放熱装置16の周囲温度および放熱装置16の本体温度により変化するとの知見がある。例えば、周囲温度と本体温度の温度差が小さくなると、放熱装置16から外部に熱で放出されにくくなるので、放熱装置16の放熱能力は低下し、一方、両者の温度差が大きくなると、放熱装置16から外部に熱で放出されやすくなるので、放熱装置16の放熱能力は向上する傾向がある。
そこで、電力変換装置10の充放電電流制御部15が、本体温度センサ17により計測された放熱装置16の本体温度と、周囲温度センサ18により計測された放熱装置16の周囲温度との温度差に基づき、放熱装置16の放熱能力を補正した上で、電力変換ロスが放熱能力以下になるように電力変換を制御する構成としてもよい。ここで、「放熱装置16の放熱能力を補正すること」とは、例えば、図4のフローチャートのステップS05で用いている、放熱装置16の放熱許容量に基づき設定した閾値を、放熱装置16の本体温度と周囲温度の温度差が相対的に小さい場合に減少させ、温度差が相対的に大きい場合に増加させる処理を適用することができる。また、ステップS06において補正済1次側電流量指令値Isd´の算出に用いられる、放熱装置16の放熱許容量Waを、放熱装置16の本体温度と周囲温度の温度差が相対的に小さい場合に減少させ、温度差が相対的に大きい場合に増加させる処理も適用することができる。
この構成により、外環境に応じた放熱装置16の実際の放熱能力を精度良く推定できるので、電力変換ロスに伴い発生する熱量が放熱装置16の放熱可能量を超えないように適切に抑制でき、より効率良く電力変換が可能となり、ひいては電力変換装置10のより一層の小型化及び軽量化が実現できる。
また、上記実施形態では、2次側電圧Vrの電圧範囲(Vl〜Vh)(蓄電装置20の電池電圧の電圧範囲)がDC200〜400Vであり、1次側電圧VsがDC380Vである構成を例示したが、1次側電圧Vsが電池電圧の電圧範囲の中心領域に設定されるように構成することもできる。「電圧範囲の中心領域」とは、例えば、電圧範囲の最大値Vh及び最小値Vlの中点、または、その近傍領域である。上記の例では、1次側電圧VsをDC300Vの近傍に設定することによってこの構成を実現できる。
上述のとおり、一般的に、電力変換部11の1次側電圧Vsと2次側電圧Vrの差が大きいほど電力変換ロスは大きく、かつ、変換前の電圧より高い電圧に変換する時の電力変換ロスの方が逆の電力変換ロスより大きくなることが知られている。従って、1次側電圧Vsを2次側電圧Vrの電圧範囲Vl〜Vhの中間付近に設定することで、上記実施形態の図4に示した充放電電流制御により、「充電時は蓄電装置20のSOCが大きくなるに従って充電容量を減らし、給電時(放電時)はSOCが小さくなるに従って放電容量を減らす」ことになり、実際のユーザニーズに合った使い方にすることができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
上記実施形態では、電力変換部11の具体的な構成として、DC/DCコンバータを例示したが、AC/DCコンバータ、AC/ACコンバータ、DC/ACインバータを適用することもできる。
上記実施形態では、充放電電流制御部15が、電力変換ロスが放熱装置16の放熱能力を超える場合に、電力変換ロスが放熱能力以下となるように制御する指令値として1次側電流量Isdを制御する構成を例示したが、例えば2次側電流量など他の指令値を用いてもよい。
上記実施形態では、充放電電流制御部15が、記憶部13の充電時マップ19aまたは放電時マップ19bから、2次側電圧Vrに関連付けられた変換効率を取得し、この取得した変換効率を用いて電力変換ロスを算出する構成を例示したが、上記のマップ19a,19bとは異なる情報を含むマップを用いて変換効率を取得する構成とすることもできるし、変換効率を数式等を用いた演算により取得する構成とすることもできる。
10:電力変換装置
11:電力変換部
13:記憶部
15:充放電電流制御部(電力変換制御部)
16:放熱装置(放熱部)
19a:充電時マップ
19b:放電時マップ
20:蓄電装置
Vs:1次側電圧
Vr:2次側電圧
Vl〜Vh:電池電圧の電圧範囲
11:電力変換部
13:記憶部
15:充放電電流制御部(電力変換制御部)
16:放熱装置(放熱部)
19a:充電時マップ
19b:放電時マップ
20:蓄電装置
Vs:1次側電圧
Vr:2次側電圧
Vl〜Vh:電池電圧の電圧範囲
Claims (4)
- 1次側と2次側との間で電力変換を行い、前記2次側に接続される蓄電装置(20)の充電または放電を行う電力変換部(11)と、
前記電力変換に伴い前記電力変換部に発生する熱を放出する放熱部(16)と、
前記電力変換部による前記電力変換を制御する電力変換制御部(15)と、
を備え、
前記電力変換制御部は、
前記2次側の電圧値である2次側電圧(Vr)に基づき前記電力変換部の変換効率を導出し、
導出した前記変換効率を用いて前記電力変換により発生する電力変換ロスを算出し、
算出した前記電力変換ロスが前記放熱部の放熱能力を超える場合、前記電力変換ロスが前記放熱能力以下になるように前記電力変換を制御する、
ことを特徴とする電力変換装置(10)。 - 前記2次側電圧と前記変換効率とを関連付けるマップ(19a,19b)を記憶する記憶部(13)を備え、
前記電力変換制御部は、前記記憶部の前記マップから、前記2次側電圧に関連付けられた前記変換効率を取得し、取得した前記変換効率を用いて前記電力変換ロスを算出する、
請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記電力変換制御部は、前記放熱部の本体温度と、前記放熱部の周囲温度との温度差に基づき、前記放熱部の前記放熱能力を補正する、
請求項1または2に記載の電力変換装置。 - 前記電力変換部が、直流電圧を他の直流電圧に変化するDC/DCコンバータであり、
前記2次側電圧が、前記蓄電装置の蓄電量に応じて所定の電圧範囲(Vl〜Vh)で変動する電池電圧であり、
前記1次側の電圧値(Vs)が、前記電池電圧の前記電圧範囲の中心領域に設定される、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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-
2015
- 2015-06-25 JP JP2015127679A patent/JP2017011952A/ja active Pending
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