JP2017011843A - 分光感度測定装置及び分光感度測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)太陽電池の絶対分光感度は、測定したい分光放射照度の光源の下で測定した分光感度を意味する。
(2)短絡電流は、太陽電池の+極と−極との電位差を0Vにしたときに、太陽電池に流れる電流である。
(3)太陽電池の分光感度[A/W/m2/nm]は、特定の波長の光を太陽電池に照射したときに太陽電池から出力される短絡電流を、照射したエネルギーで割ったものである。
(4)バイアス光は、差分分光感度を測定する時に、一定量のバイアス電流を流す為に、太陽電池に照射される光(例えば白色光)である。
(5)DSR法は、バイアス光の照射エネルギーを順次に変えることによって各バイアス電流に対する各差分分光感度をそれぞれ測定し、これら測定した複数の差分分光感度と、求めたい照射光の分光放射照度分布から、太陽電池の絶対分光感度を求める方法である。詳細は非特許文献2に記載されている。
(6)差分分光感度は、各バイアス光の基での太陽電池において、任意の波長の分光エネルギーの微少な変動による短絡電流の変化率である。差分分光感度は、太陽電池における短絡電流(バイアス光照射の短絡電流)を測定し、照射エネルギーが微小な単色光をさらに照射した状態の短絡電流(バイアス光及び単色光照射の短絡電流)を測定し、バイアス光照射の短絡電流とバイアス光及び単色光照射の短絡電流との差を、単色光の照射エネルギーで割ることによって求められる。
(7)単色光は、差分分光感度を測定するために太陽電池に照射する任意波長の光である。通常、バイアス光(白色バイアス光)に対して十分小さいエネルギーに調整されて用いられる。
(B)予備測定
(C)許容誤差の設定、並びに、ライトソーキング時間の予測値及び絶対分光感度の測定時間の予測値の表示
(D)本測定
(A)は、測定に用いる複数の白色バイアス光の光量の設定、測定波長範囲、測定波長ピッチ、平均化回数、測定周波数等の差分分光感度測定に際して必要な測定条件を設定することである。(B)は、太陽電池100の絶対分光感度の測定において、ライトソーキング時間及び絶対分光感度の測定時間のそれぞれの予測値(言い換えれば、概算値)を本測定の前に測定者に知らせるために、その太陽電池100を用いて各種測定をすることである。(C)は、(B)の結果を基にして、測定者が各種の許容誤差を設定し、設定した許容誤差の下でのライトソーキング時間及び絶対分光感度の測定時間のそれぞれの予測値を算出し、表示することである。(D)は、(A)で設定された測定条件、及び、(C)で設定された許容誤差の下で、その太陽電池100の絶対分光感度を測定することである。(A)、(B)、(C)、(D)の順に実施される。
測定条件の設定について、図1及び図4を参照して説明する。図4は、測定条件の設定を説明するフローチャートである。測定者は、操作部7を操作して、差分分光感度を測定する際の測定波長範囲及び測定波長ピッチを分光感度測定装置1に入力する。第2の設定部62(図3)には、入力された測定波長範囲及び測定波長ピッチが設定される(ステップS1)。測定波長範囲は、例えば、300〜900nmに設定され、測定波長ピッチは、例えば、10nmに設定されたとする。
予備測定部65(図3)は、太陽電池100の絶対分光感度を測定する前に、太陽電池100を用いて、予備測定をする。予備測定には、予備測定1〜3がある。予備測定1は、ライトソーキングに関する予備測定である。予備測定2は、平均化回数及び蓄積時間に関する予備測定である。予備測定3は、白色バイアス光から合成光に切り替えたときに、短絡電流が安定するまでの待ち時間に関する予備測定である。
第1の情報生成部650(図3)は、ライトソーキング時間と第1の短絡電流の誤差との関係を示す第1の情報を生成する。ライトソーキングとは、差分分光感度を測定する前に白色バイアス光を太陽電池100に照射し、太陽電池100を安定させることである。
予備測定2は、平均化回数及び蓄積時間に関する予備測定である。分光感度測定装置1では、ノイズが不可避的に発生し、これが原因で第2の短絡電流に誤差が発生する(SN誤差)。平均化回数及び蓄積時間を適切な値に設定することにより、その誤差を小さくするのである。第2の情報生成部651(図3)は、第2の短絡電流の値を所定の蓄積時間において蓄積して測定する。この操作を複数回繰り返し、複数回のそれぞれでの第2の短絡電流の測定値を算出する処理について、蓄積時間の長さを変えてその処理をし、測定値の平均の算出に用いる測定値の数である平均化回数と、蓄積時間と、第2の短絡電流の誤差との関係を示す第2の情報を生成する。以下、詳しく説明する。
Signal_average(n)は、n回目までの測定値の平均値である。
第2の情報生成部651は、蓄積時間が、1PLC、100ミリ秒、200ミリ秒について、Signal_average_norm(n)を算出する。以上のようにして、図7に示すグラフが得られる。横軸は、平均化回数を示している。縦軸は、Signal_average_norm(n)を示している。これは、平均化回数が30回での第2の短絡電流の平均値に対して、平均化回数が1〜30のそれぞれでの第2の短絡電流の平均値の誤差であり、単位は、%である。これを第2の短絡電流の誤差とする。平均化回数が多くなると、第2の短絡電流の誤差が小さくなる。
図1及び図3を参照して、出射制御部60は、白色バイアス光が太陽電池100に照射されている状態で、太陽電池100の短絡電流を電流測定部5で測定中に、シャッタ34を開け、電流測定部5が短絡電流(第3の短絡電流)を測定する。予備測定3は、白色バイアス光から合成光に切り替えたときに、第3の短絡電流が安定するまでの待ち時間(図8)に関する予備測定である。予備測定3では、図2Cに示す第3の短絡電流が利用される。矢印は、第3の短絡電流を測定するタイミングを示す。
第3の情報生成部652は、次の式でSignal(t)を正規化する。
ここで、Signal(∞)は、Signal(t)を測定した最後の時間である。例えば、Signal_rise(t)、 及び、Signal_fall(t)を20秒間測定した場合、Signal(20)である。Signal(t)の波形が乱れている場合、Signal(t)に対して、波形を滑らかにするために、ラグランジェ補間、移動平均などの補間処理を行い、波形を滑らかにしてもよい。
以上が、予備測定1〜3の説明である。
図1及び図3を参照して、予備測定1で説明したように、第1の情報生成部650は、図4のステップS5で設定された6つの光量(1200W/m2、1000W/m2、200W/m2、100W/m2、50W/m2、30W/m2)のそれぞれについて、図6で示すようなグラフを生成する。従って、図6に示すようなグラフが6つ生成されることになる。図6の右側の縦軸で示される%は、予備測定1で説明したように、1時間の間で第1の短絡電流が変動する量であり、これを第1の短絡電流の誤差とする。第1の短絡電流の誤差が、例えば、0.1%のとき、太陽電池100を安定状態にするためのライトソーキングの時間は、約24時間となり、1%のとき、数時間となる。差分分光感度を高精度に測定するためには、被測定物を安定させるのが望ましいが、そのためには膨大な待ち時間が必要になってしまい、現実的でない。
ライトソーキング時間の予測値は、予備測定1で得られた第1の情報(図6)及び第1の許容誤差を用いて算出される。図4のステップS5で設定された6つの光量のそれぞれについて、図11に示す第1の許容誤差が設定されている。時間算出部66は、予備測定1で得られた光量1200W/m2についての図6に示すグラフ、及び、光量1200W/m2についての第1の許容誤差を用いて、光量1200W/m2の白色バイアス光によるライトソーキング時間を求める。図6によれば、例えば、第1の許容誤差が1%とすれば、ライトソーキング時間が3時間となる。
絶対分光感度は、複数の差分分光感度(本実施形態では6つの差分分光感度)を演算して求められる。この演算に要する時間は、1秒程度である。従って、絶対分光感度の測定時間は、複数の差分分光感度の測定時間を加算した値とほぼ同じである。よって、絶対分光感度の測定時間の予測値は、複数の差分分光感度の測定時間の予測値を加算した値とほぼ同じである。
図16は、本測定を説明するフローチャートである。図1及び図16を参照して、測定者は、操作部7(入力部の一例)を操作して、絶対分光感度を測定する命令を入力する。これにより、分光感度測定装置1は、上述した測定条件記憶部67(図3)に記憶されている測定条件、及び、[測定条件の設定]で説明した第2の設定部62に設定されている各種設定を用いて、絶対分光感度の測定を開始する。
これは、周波数が高い値から低い値に順番に並べられた周波数群である。周波数が低い値から高い値に順番に並べられた周波数群でもよい。電流測定部5は、所定の光量の白色バイアス光の下で、周波数群を構成するそれぞれの周波数について、第4の短絡電流を測定する。ここでは、所定の光量を、例えば、1000W/m2、100W/m2、10W/m2とした。三つの光量としたのは、説明を簡単にするためである。実際には、所定の光量は、図4のステップS5で設定された6つの光量(1200W/m2、1000W/m2、200W/m2、100W/m2、50W/m2、30W/m2)である。
Signal(Bias,f)を、例えば、光量1000W/m2、周波数100Hzを条件とした第4の短絡電流(177mA)としたとき、Signal(Bias,f−1)は、光量1000W/m2、周波数30Hzを条件とした第4の短絡電流(201mA)である。
7 操作部(入力部の一例)
34 シャッタ(シャッタ部の一例)
36 チョッパ(チョッピング部の一例)
PV 太陽電池
Claims (7)
- バイアス光と単色光とを重ねた光である合成光を太陽電池に照射することにより測定した分光感度を用いて、前記太陽電池の絶対分光感度を測定する分光感度測定装置であって、
前記バイアス光を出射する第1の光源部と、
前記単色光を出射する第2の光源部と、
前記太陽電池の短絡電流を測定する電流測定部と、
前記単色光を前記太陽電池に照射させる開状態と前記単色光を前記太陽電池に照射させない閉状態とを切り替えるシャッタ部と、
前記太陽電池の前記絶対分光感度を測定する前に、前記太陽電池を用いて、予備測定をする予備測定部と、を備え、
前記バイアス光が、前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第1の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記単色光が連続的に前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第2の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記シャッタ部が閉じた状態から開いた状態に切り換えられ、前記単色光が前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第3の短絡電流とし、
前記予備測定部は、
前記分光感度を測定する前に前記バイアス光を前記太陽電池に照射するライトソーキング時間と、前記第1の短絡電流の変化量との関係を示す第1の情報を生成する第1の情報生成部と、
前記第2の短絡電流の値を所定の蓄積時間において蓄積することを複数回繰り返し、前記複数回のそれぞれでの前記第2の短絡電流の測定値を算出する処理について、前記蓄積時間の長さを変えて前記処理をし、前記測定値の平均の算出に用いる前記測定値の数である平均化回数と、前記蓄積時間と、前記第2の短絡電流の誤差との関係を示す第2の情報を生成する第2の情報生成部と、
前記閉状態から前記開状態に切り替えられて、前記太陽電池に前記合成光が照射されたときの前記第3の短絡電流を用いて、前記切り替えられたときから前記第3の短絡電流の応答特性を測定し、前記応答特性を用いて、前記第3の短絡電流が安定するまでの待ち時間と、前記第3の短絡電流の誤差との関係を示す第3の情報を生成する第3の情報生成部と、を備え、
前記分光感度測定装置は、さらに、
前記第1の情報で示される前記第1の短絡電流の誤差を基に測定者が決めた第1の許容誤差、前記第2の情報で示される前記第2の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第2の許容誤差、及び、前記第3の情報で示される前記第3の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第3の許容誤差が、前記測定者により入力される入力部と、
前記入力部に入力された前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差及び前記第3の許容誤差が設定される第1の設定部と、
前記第1の設定部に設定された前記第1の許容誤差に基づいて、前記ライトソーキング時間の予測値を算出し、前記第2の許容誤差及び前記第3の許容誤差に基づいて、前記絶対分光感度の測定時間の予測値を算出する時間算出部と、を備える分光感度測定装置。 - 前記分光感度測定装置は、前記分光感度を差分分光感度とし、前記バイアス光の光量を順次変えて、前記合成光を前記太陽電池に照射することにより測定した前記差分分光感度を用いて、前記太陽電池の前記絶対分光感度を測定し、
前記分光感度測定装置は、さらに、前記バイアス光について、値が異なる複数の光量が設定される第2の設定部を備え、
前記複数の光量の前記バイアス光のそれぞれについて、前記第1の情報生成部は、前記第1の情報を生成し、前記第2の情報生成部は、前記第2の情報を生成し、前記第3の情報生成部は、前記第3の情報を生成する請求項1に記載の分光感度測定装置。 - 前記分光感度測定装置は、さらに、
表示部と、
前記表示部を制御する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記平均化回数、前記蓄積時間、前記待ち時間、前記ライトソーキング時間の予測値、前記絶対分光感度の測定時間の予測値、並びに、前記第1の設定部に設定された前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差、及び、前記第3の許容誤差を含む前記絶対分光感度の測定条件を示す測定条件画面を前記表示部に表示させ、
前記第1の設定部は、前記入力部からの入力により、前記平均化回数、前記蓄積時間、前記待ち時間、前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差、及び、前記第3の許容誤差の少なくとも一つを変更する変更設定がされ、
前記時間算出部は、前記第1の設定部に前記第1の許容誤差が変更設定されたとき、前記ライトソーキング時間の予測値を再計算し、前記第1の設定部に前記平均化回数、前記蓄積時間、前記待ち時間、前記第2の許容誤差、及び、前記第3の許容誤差の少なくとも一つが変更設定されたとき、前記絶対分光感度の測定時間の予測値を再計算し、
前記表示制御部は、前記再計算された前記予測値を含む前記測定条件画面を前記表示部に表示させる請求項1又は2に記載の分光感度測定装置。 - 前記分光感度測定装置は、さらに、前記表示部に表示されている前記測定条件画面に示される前記絶対分光感度の測定条件に対して、確定する入力が前記入力部にされたとき、前記測定条件を記憶する測定条件記憶部を備え、
前記分光感度測定装置は、前記絶対分光感度を測定する命令が前記入力部に入力されたとき、前記測定条件記憶部に記憶されている前記測定条件を用いて、前記絶対分光感度を測定する請求項3に記載の分光感度測定装置。 - バイアス光と単色光とを重ねた光である合成光を太陽電池に照射することにより測定した分光感度を用いて、前記太陽電池の絶対分光感度を測定する分光感度測定装置であって、
前記バイアス光を出射する第1の光源部と、
前記単色光を出射する第2の光源部と、
前記太陽電池の短絡電流を測定する電流測定部と、
前記単色光を所定の周波数でチョッピングするチョッピング部と、
前記太陽電池の前記絶対分光感度を測定する前に、前記太陽電池を用いて、予備測定をする予備測定部と、を備え、
前記バイアス光が、前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第1の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記単色光が連続的に前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第2の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記チョッピング部で周期的にチョッピングされた前記単色光が前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第4の短絡電流とし、
前記予備測定部は、
前記分光感度を測定する前に前記バイアス光を前記太陽電池に照射するライトソーキング時間と、前記第1の短絡電流の変化量との関係を示す第1の情報を生成する第1の情報生成部と、
前記第2の短絡電流の値を所定の蓄積時間において蓄積することを複数回繰り返し、前記複数回のそれぞれでの前記第2の短絡電流の測定値を算出する処理について、前記蓄積時間の長さを変えて前記処理をし、前記測定値の平均の算出に用いる前記測定値の数である平均化回数と、前記蓄積時間と、前記第2の短絡電流の誤差との関係を示す第2の情報を生成する第2の情報生成部と、を備え、
前記電流測定部は、前記予備測定において、前記周波数が高い値から低い値又は低い値から高い値に順番に並べられた周波数群を構成する複数の前記周波数のそれぞれで、前記単色光をチョッピングしたときの前記第4の短絡電流を測定し、
前記予備測定部は、さらに、前記順番が隣り合う前記周波数について、前記第4の短絡電流の誤差を算出し、複数の前記周波数と前記第4の短絡電流の誤差との関係を示す第4の情報を生成する第4の情報生成部を備え、
前記分光感度測定装置は、さらに、
前記第1の情報で示される前記第1の短絡電流の誤差を基に測定者が決めた第1の許容誤差、前記第2の情報で示される前記第2の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第2の許容誤差、及び、前記第4の情報で示される前記第4の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第4の許容誤差が、前記測定者により入力される入力部と、
前記入力部に入力された前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差及び前記第4の許容誤差が設定される第1の設定部と、
前記第1の設定部に設定された前記第1の許容誤差に基づいて、前記ライトソーキング時間の予測値を算出し、前記第2の許容誤差及び前記第4の許容誤差に基づいて、前記絶対分光感度の測定時間の予測値を算出する時間算出部と、を備える分光感度測定装置。 - バイアス光と単色光とを重ねた光である合成光を太陽電池に照射することにより測定した分光感度を用いて、前記太陽電池の絶対分光感度を測定する分光感度測定方法であって、
前記太陽電池の前記絶対分光感度を測定する前に、前記太陽電池を用いて、予備測定をする予備測定ステップを備え、
前記バイアス光が、前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第1の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記単色光が連続的に前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第2の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記単色光を前記太陽電池に照射させる開状態から前記単色光を前記太陽電池に照射させない閉状態に切り替えられ、前記単色光が前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第3の短絡電流とし、
前記予備測定ステップは、
前記分光感度を測定する前に前記バイアス光を前記太陽電池に照射するライトソーキング時間と、前記第1の短絡電流の変化量との関係を示す第1の情報を生成する第1の情報生成ステップと、
前記第2の短絡電流の値を所定の蓄積時間において蓄積することを複数回繰り返し、前記複数回のそれぞれでの前記第2の短絡電流の測定値を算出する処理について、前記蓄積時間の長さを変えて前記処理をし、前記測定値の平均の算出に用いる前記測定値の数である平均化回数と、前記蓄積時間と、前記第2の短絡電流の誤差との関係を示す第2の情報を生成する第2の情報生成ステップと、
前記閉状態から前記開状態に切り替えられて、前記太陽電池に前記合成光が照射されたときの前記第3の短絡電流を用いて、前記切り替えられたときから前記第3の短絡電流の応答特性を測定し、前記応答特性を用いて、前記第3の短絡電流が安定するまでの待ち時間と、前記第3の短絡電流の誤差との関係を示す第3の情報を生成する第3の情報生成ステップと、を備え、
前記分光感度測定方法は、さらに、
前記第1の情報で示される前記第1の短絡電流の誤差を基に測定者が決めた第1の許容誤差、前記第2の情報で示される前記第2の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第2の許容誤差、及び、前記第3の情報で示される前記第3の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第3の許容誤差が、前記測定者により入力される入力ステップと、
前記入力ステップに入力された前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差及び前記第3の許容誤差が設定される設定ステップと、
前記設定ステップで設定された前記第1の許容誤差に基づいて、前記ライトソーキング時間の予測値を算出し、前記第2の許容誤差及び前記第3の許容誤差に基づいて、前記絶対分光感度の測定時間の予測値を算出する時間算出ステップと、を備える分光感度測定方法。 - バイアス光と単色光とを重ねた光である合成光を太陽電池に照射することにより測定した分光感度を用いて、前記太陽電池の絶対分光感度を測定する分光感度測定方法であって、
前記太陽電池の前記絶対分光感度を測定する前に、前記太陽電池を用いて、予備測定をする予備測定ステップを備え、
前記バイアス光が、前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第1の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、前記単色光が連続的に前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第2の短絡電流とし、
前記バイアス光が前記太陽電池に照射中に、周期的にチョッピングされた前記単色光が前記太陽電池に照射されることにより生じる前記短絡電流を第4の短絡電流とし、
前記予備測定ステップは、
前記分光感度を測定する前に前記バイアス光を前記太陽電池に照射するライトソーキング時間と、前記第1の短絡電流の変化量との関係を示す第1の情報を生成する第1の情報生成ステップと、
前記第2の短絡電流の値を所定の蓄積時間において蓄積することを複数回繰り返し、前記複数回のそれぞれでの前記第2の短絡電流の測定値を算出する処理について、前記蓄積時間の長さを変えて前記処理をし、前記測定値の平均の算出に用いる前記測定値の数である平均化回数と、前記蓄積時間と、前記第2の短絡電流の誤差との関係を示す第2の情報を生成する第2の情報生成ステップと、
前記周波数が高い値から低い値又は低い値から高い値に順番に並べられた周波数群を構成する複数の前記周波数のそれぞれで、前記単色光をチョッピングしたときの前記第4の短絡電流を測定するステップを含み、前記順番が隣り合う前記周波数について、前記第4の短絡電流の誤差を算出し、複数の前記周波数と前記第4の短絡電流の誤差との関係を示す第4の情報を生成する第4の情報生成ステップと、を備え、
前記分光感度測定方法は、さらに、
前記第1の情報で示される前記第1の短絡電流の誤差を基に測定者が決めた第1の許容誤差、前記第2の情報で示される前記第2の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第2の許容誤差、及び、前記第4の情報で示される前記第4の短絡電流の誤差を基に前記測定者が決めた第4の許容誤差が、前記測定者により入力される入力ステップと、
前記入力ステップで入力された前記第1の許容誤差、前記第2の許容誤差及び前記第4の許容誤差が設定される設定ステップと、
前記設定ステップで設定された前記第1の許容誤差に基づいて、前記ライトソーキング時間の予測値を算出し、前記第2の許容誤差及び前記第4の許容誤差に基づいて、前記絶対分光感度の測定時間の予測値を算出する時間算出ステップと、を備える分光感度測定方法。
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