JP2017011108A - 把持装置及び把持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被把持材を把持する把持力を容易に調整する。
【解決手段】把持装置10は、固定片12bと、固定片に離接可能に構成された第一可動片13を有する把持具7と、第一可動片の他端側に第一可動片に連続して設けられた第二可動片18と、第一可動片と第二可動片18の間に介在して第一可動片と第二可動片18の間隔を広げるように付勢する第一スプリング19と、第二可動片18を任意の位置にまで移動させる駆動装置26とを備える。駆動装置26が、第一スプリング19の付勢力に抗して第二可動片18を固定片側に移動可能なカム27と、カム27を任意の位置に変位させるモータ28とを備え、カム27が第二可動片18に外周が当接する板カム27であって、板カム27の外周に第二可動片18を接触させるように第二可動片18を付勢する第二スプリング22を更に備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、線材等の被把持材を把持する把持力を変更可能な把持装置及び把持方法に関するものである。
従来、線材を巻回する巻線装置などに使用される線材の把持装置では、互いに接近して間に存在する線材を把持する一対の把持片と、一対の把持片を互いに接近して閉じる方向に付勢するスプリングと、そのスプリングの付勢力に抗して一対の把持片を離間させて開せる駆動装置である流体圧シリンダとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−331860号公報
一方、近年の巻線装置においては、巻回する線材の引き回しやその処理まで行う様なものも開発されるに至っている。従って、このような巻線装置などに使用される線材の把持装置では、線材を一対の把持片により把持して、その一対の把持片に対する線材の移動を禁止し、その一対の把持片をそれらが把持する線材と共に移動させて、それに把持された線材を引き回す他に、一対の把持片により線材を比較的弱い力で把持して、その一対の把持片に対する線材の移動を許容し、線材の移動を許容しつつ一対の把持片を移動させて、それに把持された線材を一対の把持片の間で滑らせながら引き延ばすようなことも要求されるに至った。
しかし、流体圧シリンダにより一対の把持片を離間させて開き、その間に線材を挿入し、その後に流体圧シリンダを解除して、スプリングにより一対の把持片を互いに接近させて閉じて、その一対の把持片により線材を把持させる従来の把持装置では、線材を把持する把持力の調整が、バネ定数の異なるスプリングに取り替えなければ変化させることができず、その変更調整が困難となる不具合があった。
本発明の目的は、線材等の被把持材を把持する把持力を容易に調整し得る把持装置及び把持方法を提供することにある。
本発明の把持装置は、固定片とその固定片に一端が対向して固定片に離接可能に構成された第一可動片を有する把持具と、その第一可動片の他端側に設けられた第二可動片と、第一可動片と第二可動片の間に介在して第一可動片と第二可動片の間隔を広げるように付勢する第一スプリングと、第一スプリングの付勢力に抗して第二可動片を任意の位置にまで移動させる駆動装置とを備える。
ここで、把持具が把持する線材の長手方向に把持具が移動可能に基台に設けられ、把持具を一方の方向に移動するように付勢する小バネと、その小バネの付勢力に抗して把持具の所定値以上の一方の方向への移動を禁止する係止材が設けられることが好ましい。
また、駆動装置は、第二可動片を移動可能なカムと、そのカムを任意の位置に変位させるモータとを備えることが好ましく、カムが第二可動片に外周が当接する板カムである場合には、その板カムの外周に第二可動片を接触させるように第二可動片を付勢する第二スプリングを更に備え、モータは第二スプリングの付勢力に抗してカムを変位させて第二可動片を第一可動片側に移動可能に構成することが好ましい。
本発明の把持方法は、上記把持装置を用い、第二可動片を第一可動片に離接させ、第一可動片と第二可動片の間隔を変化させて固定片と第一可動片が把持する被把持材の把持力を変更させることを特徴とする。第二可動片を移動可能なカムと、そのカムを任意の位置に変位させるモータとを更に備える場合、モータによるカムの変位量によって第二可動片を第一可動片に離接させることが好ましい。
本発明の把持装置及び把持方法では、第一可動片と第二可動片の間隔を広げる第一スプリングを備えるので、その第一可動片と第二可動片の間隔が変化すると、その第一スプリングが付勢する第一可動片の付勢力が変化する。このため、第二可動片を移動させて、第一可動片と第二可動片の間隔を変化させることにより、第一可動片が固定片とともに被把持材である線材を把持する把持力を変更させることができる。
一方、本発明の把持装置及び把持方法では、第二可動片を移動させるカムをモータにより任意の位置にまで変位可能にすれば、モータがカムの変位量を変更調整するように制御するだけで、被把持材を把持する把持力を容易に変化させることが可能となる。
依って、本発明の把持装置及び把持方法では、被把持材である線材を把持する把持力を容易に調整し得るものとなる。
本発明の把持装置を示す正面図である。 その把持装置が線材を把持した状態を示す図1に対応する正面図である。 その線材を把持した把持具が移動した状態を示す図2に対応する正面図である。 その把持装置が線材を弱く把持した状態を示す図2に対応する正面図である。 その把持装置の上面図である。 その把持装置の裏面図である。 その把持装置のモータ側の側面図である。 図1のA−A線断面図である。 その把持装置が把持した線材を引き回す状態を示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7に示すように、本発明の把持装置10は、例えば、線材9を巻回する巻線装置等において、被把持材である線材9を把持するため、又はその線材9を引き延ばすために用いられるものであり、その巻線装置等に取り付けられる基台11を備える。この基台11には、図示しない巻線機等に取付けるための複数の取付孔11aが形成される。
基台11の一面には、長尺材である台座8が取付けられ、この台座8の先端側には第一レール16がこの台座8の長手方向に直交して設けられる。そして、この第一レール16には可動台16aが移動可能に設けられ、この可動台16aには把持具7が取付けられる。即ち、基台11には台座8を介して把持具7が取付けられる。
この把持具7は、可動台16aに小ねじ8aにより取り付けられた本体部材12を有し、この本体部材12には把持具7を構成する第一可動片13が移動可能に収容される溝12aと、その溝12aの端部にその溝12aを閉塞する固定片12bとが形成される。第一可動片13は、一端が固定片12bに対向するように溝12aに収容されて長手方向に移動可能な長尺の板材であって、図8に示すように、本体部材12には、溝12aに収容された第一可動片13の溝12aからの離脱を防止する係止具14が小ねじ15により取付けられる。
図1〜図4に戻って、従って、基台11に台座8を介して設けられた把持具7は、固定片12bと、その固定片12bに一端が対向してその固定片12bに離接可能に構成され、固定片12bとの間に被把持材である線材9が存在したならば、その固定片12bに接近してその固定片12bと共に線材9を把持する第一可動片13とを有するものとなる。そして、台座8には、固定片12bと第一可動片13が把持する線材9と平行な第一レール16が設けられ、この第一レール16に把持具7がその線材9と平行に移動可能に設けられることになる。
一方、第一可動片13の他端側における台座8には、第一可動片13に連続するような第二レール17が設けられ、この第二レール17に長尺状の第二可動片18が移動可能に設けられる。この第二可動片18は、第一可動片13の他端側に、その第一可動片13に連続し、その第一可動片13の延長線上において移動可能に設けられる。
第一可動片13の他端縁には第二可動片18に向かう第一突起13aが形成され、その第一突起13aに臨む第二可動片18の一端には、その第一突起13aに向かう第二突起18aが形成される。そして、第一可動片13と第二可動片18の間には第一コイルスプリング19が挿入され、第一コイルスプリング19の一端は第一突起13aに嵌入し、第一コイルスプリング19の他端は第二突起18aに嵌入される。このように第一可動片13と第二可動片18の間に設けられた第一コイルスプリング19は、第一可動片13と第二可動片18の間隔が狭まって圧縮されると、伸張しようとする付勢力により、第一可動片13と第二可動片18の間隔を広げるように付勢するものとなる。
また、第一可動片13の側縁には切り欠き13bが形成され、その切り欠き13bに先端が係止する係止材21が第二可動片18に取付けられる。係止材21は先端が折り曲げられて、全体としてL字状を成すものが用いられ、先端の折り曲げられた係止片21aが切り欠き13bに進入するように第二可動片18に取付けられる。
可動台16aと基台11の間には、第一可動片13を係止材21に押しつけるように付勢する小バネ20が介装され、第一可動片13が係止材21に押しつけられた状態で、この第二可動片18が第一可動片13の他端側に連続するように構成される。そして、図3に示すように、その小バネ20の付勢力に抗して、把持具7を可動台16aと共に移動させると、その把持具7が把持する線材9の長手方向に移動可能に構成される。この時、第一可動片13と第二可動片18の間に設けられた第一コイルスプリング19は斜めになるけれども、その第一コイルスプリング19が第一可動片13と第二可動片18の間から離脱しない程度に把持具7の線材9の長手方向への移動が許容されるように構成される。
なお、図1〜図4における符号16bは、小バネ20の付勢力に抗して把持具7が移動しているか否かを検出する検出センサ16bである。
また、係止材21の係止片21aが進入する切り欠き13bは、係止片21aが切り欠き13bの第二可動片18側の端縁に係止した状態で、第一及び第二可動片13,18のそれ以上の離間が防止され、第一コイルスプリング19は圧縮された状態で第一可動片13と第二可動片18の間に存在するように構成される。
その一方で、切り欠き13bは第一可動片13の長手方向に長く形成され、係止片21aが切り欠き13bの第二可動片18側の端縁に係止した状態から、第一コイルスプリング19が更に圧縮されることにより、第一及び第二可動片13,18が互いに接近することは許容されるように構成される。
また、台座8には、第二可動片18を固定片12bから離間する方向に付勢する第二コイルスプリング22が設けられる。具体的には、第二可動片18に第一係止ネジ23が取付けられ、その第一係止ネジ23に第二コイルスプリング22の一端を係止させ、その第一係止ネジ23より固定片12bから遠ざかる位置の台座8に第二係止ネジ24が取付けられる。第一及び第二係止ネジ23,24に第二コイルスプリング22が引き延ばされた状態で、第二可動片18に平行に架設され、第二コイルスプリング22は縮まろうとする力により第一係止ネジ23を第二可動片18とともに第二係止ネジ24側に引き戻し、第二可動片18を固定片12bから離間する方向に付勢するように構成される。
また、この線材把持装置10は、第二コイルスプリング22の付勢力に抗して第二可動片18を固定片12b側の任意の位置にまで移動させる駆動装置26が設けられる。この駆動装置26は、第二可動片18を固定片12b側に移動可能なカム27と、そのカム27を任意の位置に変位させるサーボモータ28とを備える。
この実施の形態におけるカム27は板カム27であって、円板状の板カム27をその中心から偏倚した位置にサーボモータ28の回転軸28aを取付けるものとする。架台8の基端側における基台11には、その架台8と並んでコ字状を成す取付具29が取付けられ、この取付部29を回転軸28aが貫通するようにサーボモータ28が取付けられる。具体的に、このサーボモータ28は、その回転軸28aを第二可動片18の移動方向に直行させて、その回転軸28aに偏心して設けられた板カム27の外周が第二可動片18の他端に接触するように基台11に取付けられる。そして、第二可動片18の他端にはカム27の外周を転動可能なローラ18bが枢支される。
従って、第二コイルスプリング22は、板カム27の外周に第二可動片18を接触させるように付勢するものとなり、サーボモータ28はその第二コイルスプリング22の付勢力に抗してカム27を変位させて、その第二可動片18を固定片12b側に移動可能に構成されたものとなる。
次に、このように構成された把持装置を用いた本発明の把持方法を説明する。
本発明の把持方法は、上述した把持装置10を用いるので、固定片12bと、その固定片12bに一端が対向して固定片12bに離接可能に構成され固定片12bに接近して間に存在する線材9を把持可能な第一可動片13と、第一可動片13の他端側にその第一可動片13に連続して設けられた第二可動片18と、第一可動片13と第二可動片18の間に介在して第一可動片13と第二可動片18の間隔を広げるように付勢する第一コイルスプリング19とを備えることを要件とする。
そして、第二可動片18を第一可動片13に離接させ、第一可動片13と第二可動片18の間隔を変化させて固定片12bと第一可動片13が把持する線材9の把持力を変更させることを特徴とする。以下に、本発明の把持方法を詳説する。
即ち、上述した把持装置10では、図5に示すように、カム27を変位させるサーボモータ28を備えるので、本発明の把持方法は、サーボモータ28によりカム27を回転変位させても、第二コイルスプリング22の付勢力により、第二可動片18の他端はそのカム27の外周に常に接触することになる。
第一及び第二可動片13,18は、それらの間にそれらの間隔を拡大させようとする第一コイルスプリング19が介在するけれども、図1に示すように、係止片21aが切り欠き13bの第二可動片18側の端縁に係止した状態であれば、第一及び第二可動片13,18のそれ以上の離間は防止される。
このため、サーボモータ28によりカム27を回転変位させて、図1に示すように、第二可動片18を固定片12bから遠ざけると、第一可動片13はその第二可動片18とともに固定片12bから遠ざかり、第一可動片13の一端と固定片12bの間に隙間を生じさせることができる。
このように、第一可動片13の一端と固定片12bの間に隙間を生じさせた状態で、線材9をその間に進入させる。この線材9の進入は、図示しない巻線装置等に設けられた線材9を繰り出すノズルを移動させることや、この把持装置10自体を移動させることにより、行うことができる。
線材9を第一可動片13の一端と固定片12bの間に進入させた後には、図4に示すように、サーボモータ28によりカム27を再び回転させて変位させ、第二可動片18を第二コイルスプリング22の付勢力に抗して固定片12b側に移動させる。
すると、係止片21aが切り欠き13bの第二可動片18側の端縁に係止した状態であれば、第一及び第二可動片13,18のそれ以上の離間は防止され、それらの間隔を維持しながら、第一及び第二可動片13,18の双方が固定片12b側に移動し、第一可動片13の一端は固定片12bに近づくことになる。そして、図4に示すように、その間に挿入された線材9に両側から近づく固定片12b及び第一可動片13の双方が当接した段階で、その線材9はそれらに把持されることになる。
固定片12b及び第一可動片13が線材9を把持する把持力は、固定片12b及び第一可動片13の双方が線材9に接触した程度ではゼロで有り、その段階から第二可動片18を固定片12bに向かって移動させることにより徐々に高まる。
そして、第二可動片18を固定片12bに向かって移動させようとする力と、第一コイルスプリング19が第一及び第二可動片13,18を離間させようとする付勢力とが同一に成った後にあっても、第二可動片18を固定片12bに向かって更に移動させると、第一コイルスプリング19の付勢力に抗して、固定片12bと共に線材9を把持する第一可動片13に向かって第二可動片18が移動する。すると、図2に示すように、第一及び第二可動片13,18の間に介在された第一コイルスプリング19は圧縮され、更に強い力で両者の間隔を広げようと付勢する。このように増加する第一コイルスプリング19の付勢力は、固定片12b及び第一可動片13が線材9を把持する把持力となる。
即ち、線材9を固定片12bと第一可動片13により把持する把持力は、第一可動片13と第二可動片18の間に設けられた第一コイルスプリング19が第一及び第二可動片13,18の間の隙間を広げようとする付勢力と等しいものであり、その付勢力は第一コイルスプリング19の圧縮量に比例することになる。そして、第一コイルスプリング19の圧縮量は、第二可動片18を移動させるカム27の回転変位により変化し、本発明の線材把持装置10は、そのカム27をサーボモータ28により任意の位置にまで変位可能に構成されている。
依って、本発明の把持装置10及び把持方法では、カム27の変位量によって閉じようとする固定片12bと第一可動片13による線材9の把持力を変更させることが可能なものとなる。そして、サーボモータ28によりカム27を変位させることによって、そのカム27の変位量を容易に調整しうることから、本発明の把持装置10及び把持方法は、被把持材である線材9を把持する把持力を容易に調整し得るものとなるのである。
そして、図2に示すように線材9を比較的強く把持して、その固定片12bと第一可動片13に対する線材9の移動を禁止し、その固定片12bと第一可動片13をそれらが把持する線材9と共に移動させれば、それに把持された線材9を、例えば、図9(a)に示すように、引き回すことが可能となる。
そして、本発明の線材把持装置10では、把持具7が把持する線材9の長手方向に把持具7を移動可能に基台11に設け、その把持具7を線材9の長手方向に移動可能にした。このため、例えば、把持具7が把持する線材9を基台11と共に図9(a)のように引き回し、その後、図9(b)のようにその基台11を線材9の一方の方向に引っ張ると、図3に示すように、小バネ20の付勢力に抗して、本体部材12は基台11に対して線材9の他の方向に移動し、小バネ29が挟持具7を線材9の一方の方向に移動するように付勢する付勢力に等しい力で線材9を引っ張ることになる。そして、この状態は検出センサ16bにより検出されることになる。よって、この状態で本体部材12による線材9の挟持を解消すれば、線材9に小バネ20が付勢する付勢力に等しい力を加えた状態で終了させることができる。
それに対して、図2に示すように、本体部材12により線材9を比較的強く挟持して線材9の挟持具7に対する移動を禁止した状態で更に引っ張ると、図9(c)に示すように、その線材9を引き回し途中の、例えばピン6の近傍において引き千切ることも可能となる。
その一方で、図4に示すように固定片12bと第一可動片13により線材9を比較的弱い力で把持すれば、その固定片12bと第一可動片13に対する線材9の移動は許容され、線材9の移動を許容しつつ固定片12bと第一可動片13を移動させれば、図9(d)に示すように、それに把持された線材9を固定片12bと第一可動片13の間で滑らせながら引き延ばすようなことも可能となるのである。
なお、上述した実施の形態では、カム27として板カム27を用いる場合を説明した。けれども、第一コイルスプリング19の付勢力に抗して第二可動片18を移動可能である限り、カム27は、正面カム(溝カム)や立体カムであっても良い。
また、上述した実施の形態では、第一及び第二スプリングの双方がコイルスプリングである場合を説明した。けれども、第一可動片13と第二可動片18の間隔を広げ得る限り、第一スプリングはコイルスプリング以外の形式のスプリングであっても良く、板カム27の外周に第二可動片18を接触させ得る限り、第二スプリングはコイルスプリング以外の形式のスプリングであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、カム27を任意の位置に変位させるモータとしてサーボモータ28を用いる場合を説明したけれども、このモータは、カム27を任意の位置に変位させ得る限り、他の形式のモータであっても良い。
7 挟持具
9 被把持材(線材)
10 把持装置
11 基台
12b 固定片
13 第一可動片
18 第二可動片
19 第一コイルスプリング
20 小バネ
21 係止材
22 第二コイルスプリング
26 駆動装置
27 カム
28 モータ

Claims (6)

  1. 固定片(12b)と前記固定片(12b)に一端が対向して前記固定片(12b)に離接可能に構成された第一可動片(13)を有する把持具(7)と、
    前記第一可動片(13)の他端側に設けられた第二可動片(18)と、
    前記第一可動片(13)と前記第二可動片(18)の間に介在して前記第一可動片(13)と前記第二可動片(18)の間隔を広げるように付勢する第一スプリング(19)と、
    前記第一スプリング(19)の付勢力に抗して前記第二可動片(18)を任意の位置にまで移動させる駆動装置(26)と
    を備えた把持装置。
  2. 把持具(7)が把持する線材(9)の長手方向に前記把持具(7)が移動可能に基台(11)に設けられ、
    前記把持具(7)を一方の方向に移動するように付勢する小バネ(20)と、前記小バネ(20)の付勢力に抗して前記把持具(7)の所定値以上の一方の方向への移動を禁止する係止材(21)が設けられた請求項1記載の把持装置。
  3. 駆動装置(26)が、第二可動片(18)を移動可能なカム(27)と、前記カム(27)を任意の位置に変位させるモータ(28)とを備えた請求項1又は2記載の把持装置。
  4. カム(27)が第二可動片(18)に外周が当接する板カム(27)であって、前記板カム(27)の外周に前記第二可動片(18)を接触させるように前記第二可動片(18)を付勢する第二スプリング(22)を更に備え、
    モータ(28)は前記第二スプリング(22)の付勢力に抗して前記カム(27)を変位させて前記第二可動片(18)を前記第一可動片(13)側に移動可能に構成された請求項3記載の把持装置。
  5. 固定片(12b)と、前記固定片(12b)に一端が対向して前記固定片(12b)に離接可能に構成され前記固定片(12b)に接近して間に存在する被把持材(9)を把持可能な第一可動片(13)と、
    前記第一可動片(13)の他端側に設けられた第二可動片(18)と、
    前記第一可動片(13)と前記第二可動片(18)の間に介在して前記第一可動片(13)と前記第二可動片(18)の間隔を広げるように付勢する第一スプリング(19)とを備え、
    前記第二可動片(18)を前記第一可動片(13)に離接させ、前記第一可動片(13)と前記第二可動片(18)の間隔を変化させて前記固定片(12b)と前記第一可動片(13)が把持する被把持材(9)の把持力を変更させる
    ことを特徴とする把持方法。
  6. 第二可動片(18)を移動可能なカム(27)と、前記カム(27)を任意の位置に変位させるモータ(28)とを更に備え、
    前記モータ(28)による前記カム(27)の変位量によって前記第二可動片(18)を前記第一可動片(13)に離接させる請求項5記載の把持方法。
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