JP6223276B2 - スリッター - Google Patents
スリッター Download PDFInfo
- Publication number
- JP6223276B2 JP6223276B2 JP2014102399A JP2014102399A JP6223276B2 JP 6223276 B2 JP6223276 B2 JP 6223276B2 JP 2014102399 A JP2014102399 A JP 2014102399A JP 2014102399 A JP2014102399 A JP 2014102399A JP 6223276 B2 JP6223276 B2 JP 6223276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- shaft
- blade holder
- slitter
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
また、特許文献2には、重合テープを繰分けながら切断した後、再度重合テープを形成するように巻き取るスリッターが開示されている。このスリッターは、吸引機により負荷のかからない状態でスペーサー(保護テープ)を巻取軸まで送るようにすることで、巻取軸の張力によってスペーサーが引っ張られずに、安定して、巻取軸上に巻回させることができ、効率的に不良品の発生率を低減することを特徴としている。
以下、特許文献1及び2を参照して、従来のスリッターが有する課題について説明する。
特許文献1及び2のスリッターでは、ユーザーが係脱機構の係合体や操作ハンドルなどの機構を作動させることによって、刃を所定位置に固定していたため、この刃の固定機構を設置するための複雑な機構設計,配置スペース,さらに,刃交換時や製品の切断位置を変更する時などに、ユーザーが軸に備えられた複数の刃を固定している複数の刃固定機構を、1つずつ固定解除、移動、または固定させる作業、などを要していた。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。又、各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。よって、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
前記軸に対して摺動可能な寸法を有する穴が形成されたベース部と、該ベース部から前記軸と交差する方向に延びる刃保持部とを含む、刃ホルダと、
該刃ホルダを前記軸に沿って移動させるための位置決めフォークと、を備え、
前記ベース部に永久磁石を含み、
該永久磁石は、前記刃保持部に取り付けられた刃が前記製品を切断する間に、前記刃保持部に対して軸方向に加わる力を上回り、かつ、前記刃ホルダを移動する際に、前記位置決めフォークにより前記刃ホルダに対して与えられる外力を下回る、磁力を有するスリッター(請求項1)。
本項に記載のスリッターは、刃ホルダの刃保持部に、製品を切断するための刃が取り付けられ、かつ、スリッターの軸に、刃ホルダのベース部に形成された穴が通される。さらに、刃ホルダのベース部に備えられた永久磁石の磁力により、刃ホルダのベース部分が軸に着磁されることで、常時、刃ホルダが軸上の所望の位置に固定される。ここで、刃ホルダの刃保持部に取り付けられた刃が製品を切断する間に、軸に対する刃ホルダの静止摩擦力に相当する刃ホルダのベース部に備えられた永久磁石の磁力が、製品切断によって生じる軸方向の力より大きくなる。そのため、製品切断時に刃ホルダは軸上で移動することなく所望の位置に止まり、1つの刃による製品の切断箇所が一定となり、製品を高精度に切断することとなる。そのうえで、軸に対する刃ホルダの静止摩擦力に相当する、この磁力を上回る外力を、位置決めフォークによって軸方向に加えることにより、刃ホルダのベース部が軸に対して摺動し、必要に応じて刃ホルダを軸上の異なる所望の位置まで移動させるものである。その後、この外力を取り除くことで、永久磁石の磁力により刃ホルダは、再び軸上の異なる位置に固定される。
本項に記載のスリッターは、刃ホルダが固定される軸と平行に並んだ軸にローラーが取り付けられ、このローラーによって製品の搬送路が形成される。そして、刃ホルダは、そのようなローラーと対向する範囲内で、密に複数配置される。このとき、製品を切断しない余りの刃に係る刃ホルダは、軸の端部に寄せられてもよく、軸から取り外される態様で用いられてもよいものである。このように、複数の刃ホルダが密に配置される場合であっても、上記(1)項に記載したような永久磁石を利用した構成により、刃ホルダが簡素に任意の位置に変更/固定されるものである。
本項に記載のスリッターは、刃ホルダのベース部にドライベアリングを備えることによって、軸に対する刃ホルダの静止摩擦力に相当する、永久磁石の磁力を上回る外力を軸方向に加えることにより、刃ホルダは軸上をより円滑に移動するものとなる。さらに、永久磁石が、ドライベアリングを挟んで軸に最も近接するため、本項に記載のスリッターは、幾何的学条件において、すなわち、永久磁石の形状や設置位置の如何に関わらず永久磁石の磁力がドライベアリングを介して軸に作用するものとなり、最小限の磁力を有する永久磁石により、上記機能を奏するものとなる。
図1(b)を参照すると、上軸2を下軸4に対して水平状態を保ちながら接近させることで、下軸4と下軸4’の間において走行する製品30に刃6を差し込むことができる。この時、刃6は、通常、ローラー8,8’に触れずに製品30を切断するように、上軸2の降下位置が決められる。このため、上軸2の端部側には、上軸2を上下動させるための任意の駆動機構、例えば、モータ20’,20’が接続されている。
本発明の実施形態において、エアシリンダ10に取付けられている位置決めフォーク12は、任意の駆動機構、例えば、モータ20が駆動されることによって、モータ20に連結されているボールねじ14上、及び、ガイド軸18,18’上を、エアシリンダ10と共に移動することができるように構成されている。本発明の刃ホルダ16は、この位置決めフォーク12によって上軸2に沿って移動させることによって、位置決めフォーク12と共に図1の左右方向の任意の位置に位置決めすることができる。
上述したように、本発明の刃ホルダ16を位置決めフォーク12を利用することで刃6を上軸2の所望の位置に移動させて、切断する製品の寸法に合わせて、自在に位置変更することが可能となる。
任意の1つの刃6の位置決めの手順としては、(1)製品の切断幅に合わせた数値をタッチパネルで設定,(2)刃ホルダ16が現在、どの位置にあるかを刃物位置検出センサ24によって測定し、その位置を記憶,(3)現在の刃6の位置と今回の設定値を比較して効率の良い位置決め方法を演算,(4)刃6の位置変更を実施,となる。
図2(a)において、永久磁石32は直方体に形成されているが、軸2,穴22またはベース部26などの形状に合わせた他の形状(例えばV字型)でもよい。
これより、刃ホルダ16の刃保持部28に取り付けられた刃6が製品30を切断する間に、軸2に対する刃ホルダ16の静止摩擦力に相当する刃ホルダ16のベース部26に備えられた永久磁石32の磁力が、製品切断によって生じる軸方向の力より大きくなる。そのため、製品切断時に刃ホルダ16は軸2上で移動することなく所望の位置に止まり、1つの刃6による製品30の切断箇所が一定となり、製品30を高精度に切断することとなる。
このように、刃ホルダ16のベース部26にドライベアリング34を備えることによって、軸2に対する刃ホルダ16の静止摩擦力に相当する、永久磁石32の磁力を上回る外力をエアシリンダ10内のシリンダフォークによって軸方向に加えることにより、刃ホルダ16は、軸2上をより円滑に移動するものとなる。
所望の位置まで移動させた後、この外力を取り除く(つまり、エアシリンダ10内のシリンダフォークを刃ホルダ16から離す)ことで、板スプリング36とネジ38の押し込み力により刃ホルダ16は、再び軸2上の異なる位置に固定される。
従って、永久磁石32を用いる本発明の刃ホルダ16を使用するほうが、ユーザーが作業を行うことなく、刃ホルダを簡素に任意の位置に変更/固定することができる。
4,4’ 下軸 6 刃(カミソリ刃)
8,8’ ローラー 10 エアシリンダ
12 位置決めフォーク 14 ボールねじ
16,16’ 刃ホルダ 18,18’ ガイド軸
20,20’,20’’ モータ 22 穴
24 刃物位置検出センサ 26 ベース部
28 刃保持部 30 製品
32 永久磁石 34 ドライベアリング
36 板スプリング 38 固定強さ調整ネジ
Claims (3)
- 長尺の巻物状の製品を、該製品と平行に延びる軸に備えた刃により所望の幅で切断するスリッターであって、
前記軸に対して摺動可能な寸法を有する穴が形成されたベース部と、該ベース部から前記軸と交差する方向に延びる刃保持部とを含む、刃ホルダと、
該刃ホルダを前記軸に沿って移動させるための位置決めフォークと、を備え、
前記ベース部に永久磁石を含み、
該永久磁石は、前記刃保持部に取り付けられた刃が前記製品を切断する間に、前記刃保持部に対して軸方向に加わる力を上回り、かつ、前記刃ホルダを移動する際に、前記位置決めフォークにより前記刃ホルダに対して与えられる外力を下回る、磁力を有することを特徴とするスリッター。 - 前記軸と平行に並んだ軸に取り付けられたローラーにより、前記製品の搬送路が形成され、
前記刃ホルダは、前記ローラーと対向する範囲内で密に複数配置され、または、製品を切断しない余りの刃に係る刃ホルダは、前記軸の端部に寄せられ、若しくは、前記軸から取り外される態様で用いられることを特徴とする請求項1に記載のスリッター。 - 前記ベース部は、さらに、ドライベアリングを含み、前記永久磁石は、前記ドライベアリングに当接していることを特徴とする請求項1または2に記載のスリッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014102399A JP6223276B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | スリッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014102399A JP6223276B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | スリッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015217467A JP2015217467A (ja) | 2015-12-07 |
JP6223276B2 true JP6223276B2 (ja) | 2017-11-01 |
Family
ID=54777332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014102399A Active JP6223276B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | スリッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6223276B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6131697U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | 川之江造機株式会社 | 電磁式スリツタ移動追従固定装置 |
DE3535265C1 (de) * | 1985-10-03 | 1986-12-18 | Werner H.K. Peters Maschinenfabrik Gmbh, 2000 Hamburg | Schneid- und Rillvorrichtung fuer Papier- oder Pappebahnen |
JPH0634959Y2 (ja) * | 1986-07-30 | 1994-09-14 | 太郎 野原 | 自動製袋機 |
JPH0644626Y2 (ja) * | 1987-10-16 | 1994-11-16 | 桑原精機有限会社 | 段ボール用スリッター |
JPH0513511Y2 (ja) * | 1988-03-25 | 1993-04-09 |
-
2014
- 2014-05-16 JP JP2014102399A patent/JP6223276B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015217467A (ja) | 2015-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2962821B1 (en) | Cutting plotter | |
US10245803B2 (en) | Apparatus, system and method for cutting and creasing media | |
US20140014761A1 (en) | Sheet material supplying device | |
JP2017136668A (ja) | スリッター用刃具ホルダ | |
JP6016696B2 (ja) | カッティングプロッタ、カッティングアセンブリ、シート媒体切開装置 | |
JP6223276B2 (ja) | スリッター | |
JP6198678B2 (ja) | スリッター | |
JP5809654B2 (ja) | ディスクカッター及びそれを備えたプリンタ | |
TW201313421A (zh) | 裁剪機構及應用該裁剪機構之裁剪裝置 | |
JP5955295B2 (ja) | シャーカッター自動位置合わせ装置 | |
KR101918194B1 (ko) | 축체 삽입물의 배치 장치 | |
JP2006231380A (ja) | フレキシブルストレッチ型およびこれを用いたストレッチ成形装置 | |
JP6436574B2 (ja) | 把持装置及び把持方法 | |
JPWO2017183120A6 (ja) | 軸体挿入物の配置装置 | |
JP4731963B2 (ja) | スリッター用セパレーターの位置調整装置 | |
JP2011079651A (ja) | ロール紙供給装置、及びこれを備えた画像記録装置 | |
JP5644073B2 (ja) | 厚板剪断設備および鋼板蛇行防止方法 | |
JP2007168012A (ja) | カッター | |
JP2014237515A (ja) | シート材の位置調整方法及びシート材の位置調整装置 | |
JP5953268B2 (ja) | シート材の位置調整方法及びシート材の位置調整装置 | |
CN216729820U (zh) | 裁切机构及插片装置 | |
JP4117737B2 (ja) | ロール状記録材の切断装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2023069074A (ja) | 包装作業台および製品の包装方法 | |
JP2021080078A (ja) | 検出方法、生産方法、検出装置、生産装置、ウェブロール製造方法、ウェブロール製造装置、制御プログラムおよび記録媒体 | |
JP3140907U (ja) | 罫引 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6223276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |