JP2017010213A - 運転情報出力装置及び運転情報作成方法 - Google Patents

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【課題】運行管理者がより精度の高い運行情報を容易に確認することができる運転情報出力装置を提供する。
【解決手段】事務所PC30は、カードI/F35を通して乗務員カード65に記憶された、デジタルタコグラフ10の運行データを入力し、また、機器I/F47またはカードI/F35を介して、乗務員が行った、アルコール検査結果、日常点検結果、給油状況、出退勤等のデータを受け付ける。CPU31は、入力した運行データ及び受け付けた複数のデータを含む、乗務員毎の運転日報を作成し、表示部33の画面に表示し、プリンタ45で印刷する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗務員の運転記録情報を出力する運転情報出力装置及び運転情報作成方法に関する。
従来、運行管理者は、デジタルタコグラフに記録された出入庫時刻、速度、走行距離等の情報を、PCに備わる解析ソフトウェアで解析し、運転日報として乗務員の運行情報を得ていた。
また、この種の先行技術として、運行記録計にアルコール測定装置が接続され、アルコール濃度測定データを含む運行記録に関するデータを、運行記録計に備わるメモリカードに記録し、メモリカードに記録されたデータを管理コンピュータで解析し、運転日報に出力することが知られている(特許文献1参照)。
特開2013−54696号公報
しかしながら、従来の運転日報から得られる、乗務員の運行情報は、主に運行記録計から得られた基本的な情報であった。
車両を運行する際、乗務員は、アルコール検査や日常点検を行ったり、運行中に給油したり、点呼を受ける、出退勤時刻を入力する等、さまざまな運行に関する行為をしている。これらの行為は、乗務員の運行に影響があると考えられた。さらには、運行当日の天気等の情報も、運行に影響があると考えられた。
このような背景から、運行管理者には、単に運行記録計から得られる基本的な情報だけでなく、より精度の高い運行情報を容易に確認できる運転日報の作成が望まれた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は運行管理者がより精度の高い運行情報を容易に確認することができる運転情報出力装置及び運転情報作成方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運転情報出力装置は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 乗務員の運転記録情報を出力する運転情報出力装置であって、
車載器から運行情報を入力する入力部と、複数の機器を用いて前記乗務員が行った運行に関する行為の情報を受け付ける受付部と、入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成する記録作成部と、を備えること。
上記(1)の構成の運転情報出力装置によれば、作成される運転記録情報には、運行情報のほか、乗務員が行った複数の運行に関する行為の情報が含まれるので、運行管理者はより精度の高い運行情報を容易に確認することができる。これにより、運行管理者は乗務員に対し適正な運転指導を行える。また、乗務員は、自身が行った行為が運行情報にどのような影響を与えているかを知ることもでき、自身の運転技術の向上や運行管理に役立てることができる。
(2) 上記(1)の構成の運転情報出力装置であって、
前記入力部は、前記車載器以外の装置から、運行に関する追加情報を入力し、
前記記録作成部は、前記追加情報をさらに含む前記運転記録情報を作成する、こと。
上記(2)の構成の運転情報出力装置によれば、作成される運転記録情報には、運行情報以外の追加情報が含まれるので、運行管理者は、一見、運行データとは関係ないように思える気象情報などの追加情報を考慮して、さらに踏み込んで運行内容を検討することができる。
(3) 上記(1)または(2)の構成の運転情報出力装置であって、複数の前記運行に関する行為の情報は、アルコール検査結果、日常点検、運行中の給油及び出退勤時刻の少なくとも1つを含むこと。
上記(3)の構成の運転情報出力装置によれば、アルコール検査結果以外に、今まであまり運行管理に考慮されていなかった、日常点検、運行中の給油及び出退勤時刻の少なくとも1つが運転記録情報に含まれるので、運行管理者は、さらに踏み込んで運行内容を検討することができる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る運転情報作成方法は、下記(4)を特徴としている。
(4) 運転情報出力装置が乗務員の運転記録情報を作成する運転情報作成方法であって、車載器から運行情報を入力するステップと、前記乗務員が行った運行に関する行為の情報を複数の機器から受け付けるステップと、入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成するステップと、を有すること。
上記(4)の構成の運転情報作成方法によれば、作成される運転記録情報には、運行情報のほか、乗務員が行った複数の運行に関する行為の情報が含まれるので、運行管理者はより精度の高い運行情報を容易に確認することができる。これにより、運行管理者は乗務員に対し適正な運転指導を行える。また、乗務員は、自身が行った行為が運行情報にどのような影響を与えているかを知ることもでき、自身の運転技術の向上や運行管理に役立てることができる。
本発明によれば、運行管理者はより精度の高い運行情報を容易に確認することができる。これにより、運行管理者は乗務員に対し適正な運転指導を行える。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態における運行管理システムの構成を示す図である。 図2は、運行データDBの登録内容を示すテーブルが表示された画面である。 図3は、アルコール検査結果DBの登録内容を示すテーブルが表示された画面である。 図4は、運転日報作成手順を示すフローチャートである。 図5は、作成された運転日報の内容を示す図である。
以下、本実施形態に係る運転情報出力装置及び運転情報作成方法について図面を用いて説明する。本実施形態の運転情報出力装置は、車両の運行状況を管理する事務所に設置された汎用のコンピュータ装置(以下、事務所PCという)で構成される。
図1は、本発明の実施形態における運行管理システム5の構成を示す図である。運行管理システム5は、ネットワーク(モバイル通信網、インターネット等のパケット通信網)70を介して接続される、運行記録装置(以下、デジタルタコグラフという)10及び事務所PC30を備え、車両の運行状況を管理する。
デジタルタコグラフ10は、車両に搭載され、出入庫時刻、走行距離、走行時間、走行速度、速度オーバー、エンジン回転数オーバー、急発進、急加速、急減速等の運行データを記録するものである。デジタルタコグラフ10は、CPU11、メモリ26、記録部17、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、アルコール検査器29、SW入力部22及びLED表示部27を有する。
CPU11は、デジタルタコグラフ10の各部を統括的に制御する。メモリ26は、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。
記録部17は、運行データを記録する。カードI/F18には、乗務員が所持する乗務員カード(メモリカード)65が挿抜自在に接続される。CPU11は、カードI/F18に接続された乗務員カード65に対し運行データ等のデータを書き込む。音声I/F19には、内蔵のスピーカ20が接続される。RTC21(計時部)は、現在時刻を計時する。SW入力部22には、出庫ボタン、入庫ボタン等の各種ボタンのON/OFF信号が入力される。LED表示部27は、通信や動作の状態を表示する。アルコール検査器29は、デジタルタコグラフ10に着脱自在に搭載される可搬型のものであり、乗務員が運行中にセンサ部に息を吹き付けることで、アルコール濃度を計測し、アルコール濃度が閾値(例えば0.15mg/L)以上であるか否かを検査する。
また、デジタルタコグラフ10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、GPS受信部15、CAN_I/F16、機器I/F23、通信部24及び電源部25を有する。
速度I/F12Aには、車速センサからの速度パルスが入力される。エンジン回転I/F12Bには、エンジン回転数センサからの回転パルスが入力される。外部入力I/F13には、外部機器(図示せず)が接続される。センサ入力I/F14には、エンジン温度(冷却水温)を検知する温度センサ、燃料量を検知する燃料量センサ、加速度(衝撃)を感知するGセンサ等の信号が入力される。CPU11は、速度I/F12A、センサ入力I/F14等を介して各種の運転状態を検出する。
GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、現在位置(GPS情報)を取得する。CAN_I/F16には、CAN(Controller Area Network)規格のネットワークに接続された車両内の各種デバイスが接続され、速度、エンジン、燃料量等の各種データが通信可能である。通信部24は、ネットワーク70を介して、事務所PC30と通信を行う。電源部25は、イグニッションスイッチのオンによりデジタルタコグラフ10の各部に電力を供給する。
機器I/F23には、乗務員が手で把持して操作可能なハンディ端末28が接続される。ハンディ端末28は、テンキー等の各種キーを有し、例えば画面に表示された日常点検の項目に従って、乗務員が日常点検を行った場合、各点検項目のチェックボックスにチェックマークを付けることで、乗務員による点検を行った行為(点検済)の情報を受け付ける。この他、乗務員が運行中に給油を行った場合、乗務員が給油に関するデータ(例えば、給油を行った日時、給油量等)をハンディ端末28に入力することで、ハンディ端末28は、給油に関するデータを受け付ける。
一方、事務所PC30は、汎用のオペレーティングシステムで動作するPCである。事務所PC30は、運行管理装置として機能し、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、出力部37、音声I/F38、機器I/F47及び外部I/F48を有する。
CPU31は、事務所PC30の各部を統括的に制御する。通信部32は、ネットワーク70を介してデジタルタコグラフ10と通信可能である。また、通信部32は、ネットワーク70に接続された、気象庁や民間の気象予報会社などの気象データベース(DB)80と接続可能であり、必要な気象データを取得可能である。また、通信部32は、乗務員等が所持するスマートフォン等の携帯端末66と通信を行い、後述する運転日報等の表示データを送信するようにしてもよい。これにより、乗務員等は、自身の携帯端末66で簡単に運転日報等を見ることができる。
表示部33は、後述する運転日報等が提示される運行管理画面を表示する。記憶部34は、動作プログラム等を格納する。カードI/F35には、乗務員カード65が挿抜自在に装着される。カードI/F35は、デジタルタコグラフ10によって計測され、乗務員カード65に記憶された運行データを入力する。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、運行管理者の操作を受け付ける。出力部37は、運転日報等のデータをプリンタ45に出力する。プリンタ45は、入力されたデータに従い、運転日報等を印刷する。音声I/F38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。
機器I/F47には、出退勤管理装置51及びアルコール検査器52が接続される。出退勤管理装置51は、現在日時を計時するタイマを有し、乗務員の出勤及び退勤時刻を管理するものであり、乗務員が出勤あるいは退勤の際、例えば乗務員カード65をかざすことで、出勤時刻あるいは退勤時刻を記録する。アルコール検査器52は、デジタルタコグラフ10に搭載されたアルコール検査器29と異なり、事務所PC30の傍に設置される据え置き型のものであり、乗務員が出勤時にセンサ部に息を吹き付けることで、アルコール濃度を計測し、アルコール濃度が閾値(例えば0.15mg/L)以上であるか否かを検査する。なお、アルコール検査は、事務所に設置されたアルコール検査器52、及び車両に搭載されたアルコール検査器29のいずれによっても行われる。従って、運行の前後及び運行中にも、アルコール検査が可能であり、酒気帯び運転等の判定が行われる。
外部I/F48には、外部記憶装置(ストレージメモリ)54が接続される。外部記憶装置54は、乗務員情報データベース(DB)55、運行データDB56、アルコール検査結果DB57、日常点検DB58及び給油DB59を保持する。
乗務員情報DB55には、乗務員毎に、乗務員識別情報(ID)、氏名、性別、年齢、身長、体重、勤続年数、家族構成、病歴等の情報が記録される。アルコール検査結果DB57には、乗務員毎に、アルコール検査器29,52で検査された結果が記録される。
運行データDB56には、乗務員毎に、デジタルタコグラフ10によって計測された1日毎の運行データが記録される。運行データとして、前述したように、出入庫時刻、速度、走行距離等に加え、急加減速、急ハンドル、速度オーバー、エンジン回転数オーバー等が挙げられる。図2は、運行データDB56の登録内容を示すテーブル93が表示された画面である。この画面は表示部33に表示される。テーブル93の各レコードは、乗務員名,車両,出庫時刻,入庫時刻,作業内容,走行距離,急加減速,急ハンドル,速度オーバー,エンジン回転数オーバー等の情報を含む。
アルコール検査結果DB57には、乗務員毎に、アルコール検査結果のデータが登録される。図3は、アルコール検査結果DB57の登録内容を示すテーブル95が表示された画面である。この画面は表示部33に表示される。テーブル95には、アルコール検査器29,52でアルコール濃度を測定した結果、アルコール濃度が0.15mg/L(酒気帯び運転に相当)以上であった場合のデータの一覧が登録されている。アルコール濃度検査の結果は、合格(OK)及び不合格(NG)のいずれであっても、テーブルに登録される。このテーブルの各レコードは、乗務員名,測定場所,測定日,測定時刻,測定結果及び測定量のデータを含む。ここでは、測定場所が運行中となっており、乗務員が車室内で検査した結果が示されているが、事務所において検査した結果が示されてもよいことは前述したとおりである。つまり、アルコール検査器29及びアルコール検査器52のいずれで測定された結果も登録される。また、このテーブル95には、アルコール検査結果が不合格であった場合のデータ及び合格であった場合のデータが登録されるが、乗務員の数が多いと、データ登録数が増大するので、その場合、不合格のデータだけを登録することも可能である。運行管理者は、このテーブル95の一覧を見ることで、全乗務員の運行前後のアルコール測定結果を確認することができる。
日常点検DB58には、乗務員毎に、各乗務員によって行われた日常点検の結果が記録される。乗務員は、日常点検の項目に従って点検を実施し、点検済みとなった項目については、ハンディ端末28の画面に表示されたチェックボックスにチェックマークを付ける。デジタルタコグラフ10は、ハンディ端末28の画面に表示されたチェックボックスに付けられたチェックマークの有無によって日常点検の結果を取得し、乗務員カード65に運行データとともに記憶する。日常点検の項目としては、ブレーキやタイヤの状態を調べること等が含まれる(図5の運転日報100の下側の太枠101vで囲まれた内容を参照)。
給油DB59には、乗務員毎に、運行中に自身が給油した給油データが記録される。乗務員は、運行中に給油を行うと、ハンディ端末28を使って、給油量、給油時刻等の情報を入力する。デジタルタコグラフ10は、ハンディ端末28に入力された給油データを受け付けると、乗務員カード65に運行データとともに記憶する。
ここで、上記各種のデータベースの記録内容は、乗務員IDで紐付けされている。従って、運行管理者が乗務員IDを事務所PC30に対し入力すると、事務所PC30は、乗務員IDに紐付られた上記各種のデータベースの記録内容を取得可能である。
上記構成を有する運行管理システム5における事務所PC30の動作を示す。各乗務員は、通常、事務所に出勤すると、出退勤管理装置51に自身の乗務員カード65をかざして出勤時刻を確定する。事務所PC30は、出退勤管理装置51から出勤の通知を受けると、運行データDB56にこの乗務員の出勤時刻を登録する。乗務員が出勤してから乗車するまでの間、乗務員は、前述したアルコール検査や日常点検等を行う。
この後、乗務員が乗車し、デジタルタコグラフ10のカードI/F18に乗務員カード65を挿入し、SW入力部22の出庫ボタンを押下すると、CPU11は、出庫時刻を乗務員カード65に記憶し、運行データの記録を開始する。車両が出庫し、運行中、CPU11は、時系列に運行データを記録部17に記録する。そして、1日の運行業務が終了し、車両が入庫し、乗務員がSW入力部22の入庫ボタンを押下すると、CPU11は、入庫時刻を乗務員カード65に記憶し、運行データの記録を終了する。
運行業務の終了後、乗務員が事務所に出向き、事務所PC30のカードI/F35に乗務員カード65を挿入すると、事務所PC30は、乗務員カード65に記憶された運行データ等の情報を読み込み、運行データDB56に登録する。
この後、乗務員が事務所を退勤する際、出退勤管理装置51に自身の乗務員カード65をかざして退勤時刻を確定する。事務所PC30は、出退勤管理装置51から退勤の通知を受けると、運行データDB56にこの乗務員の退勤時刻を登録する。
一方、運行管理者は、全ての乗務員の運行業務が終了すると、乗務員毎に運転日報の作成する業務を行う。図4は、運転日報作成手順を示すフローチャートである。事務所PC30内のCPU31は、運行データを解析する解析ソフトウェアを起動し、操作部36を介して運行管理者から運転日報作成の指示があると、この指示に従い、乗務員の運転日報作成処理を開始する。
CPU31は、まず、運行管理者から操作部36を介して乗務員IDが入力されるまで待つ(S1)。なお、乗務員IDが分からない場合、氏名を入力してもよく、この場合、CPU31は、乗務員情報DB55を検索し、氏名に対応する乗務員IDを取得する。
乗務員IDが取得されると、CPU31は、乗務員IDを用いて運行データDB56を検索し、乗務員IDに対応する運行データを読み込む(S2)。続いて、CPU31は、アルコール検査結果DB57に登録された、乗務員IDに対応するアルコール検査結果を読み込む(S3)。続いて、CPU31は、日常点検DB58に登録された、乗務員IDに対応する日常点検結果を読み込む(S4)。続いて、CPU31は、給油DB59に登録された、乗務員IDに対応する給油データを読み込む(S5)。さらに、CPU31は、通信部32を介してネットワーク70に接続された気象DB80にアクセスし、必要な日時の気象情報を読み込む(S6)。
CPU31は、これらのデータを基に、運転日報100を作成する(S7)。CPU31は、作成された運転日報を運行管理者が視認可能なように出力する(S8)。具体的に、CPU31は、表示部33の画面に運転日報100を表示し、必要に応じてプリンタ45で運転日報100を印刷する。
図5は、作成された運転日報100の内容を示す図である。運転日報100の中央には、デジタルタコグラフ10で計測された運行データの解析結果が配置されている。また、運転日報100の周囲には、上記各種データベースから得られたデータが配置されている。例えば、運転日報100の左上隅には、太枠101zで囲まれる、気象データに基づく天候が表示される。ここでは、「曇一時雨」と表示されている。なお、太枠101zは分かり易く説明するために描かれたものであり、実際の運転日報100には表示されないが、運行データとは異なる情報であることを表すために、敢えて表示してもよい。以後の太枠においても同様である。
運転日報100の右側上部には、太枠101yで囲まれる、出退勤時刻が表示される。また、太枠101yの下方には、太枠101xで囲まれる、出庫前と出庫後のアルコール検査結果が表示される。さらに、太枠101xの下方には、太枠101wで囲まれる、給油量表が表示される。この給油表には、運行中、乗務員が給油した給油データが登録されている。また、運転日報100の下側には、太枠101vで囲まれる、日常点検内容が表示される。例えば、タイヤの点検項目として「空気圧は正常値であるか」が表示され、また、ブレーキの点検項目として「ブレーキランプは点灯するか」が表示される。日常点検の各項目には、チェックボックス103が配置され、点検済みの項目にはチェックマークが付加されている。
本実施形態の事務所PC30は、カードI/F35を通して乗務員カード65に記憶された、デジタルタコグラフ10の運行データを入力し、また、機器I/F47またはカードI/F35を介して、乗務員が行った、アルコール検査結果、日常点検結果、給油状況、出退勤等のデータを受け付ける。CPU31は、入力した運行データ及び受け付けた複数のデータを含む、乗務員毎の運転日報100を作成し、表示部33の画面に表示し、プリンタ45で印刷する。
このように、運転日報には、アルコール検査結果のデータに加え、出退勤のデータ、日常点検のデータ、給油データ、天候データ等が反映される。運行管理者は、運転日報に記載された内容から、運行の基本情報以外の情報として、アルコール検査結果、出庫前の点検状況、乗務員の出入庫時間だけでなく勤怠管理、給油管理等を確認し、つまり、乗務員が行った運行に関する行為を確認し、運行内容をより詳細に検討することで、より精度の高い運行情報を容易に確認することができる。これにより、運行管理者は、運行中の給油の回数や量の多寡、日常点検項目のチェックミス等を把握し、これらの情報を踏まえて、乗務員に対しより適正な運転指導を行える。
また、乗務員は、自身が行った行為が運行データにどのような影響を与えているかを知ることもでき、自身の運転技術の向上や運行管理に役立てることができる。
また、運行情報以外の追加情報として、気象庁や民間気象予報会社の気象DBから気象データを取得し、運転日報に天気を表示しておくことで、運行管理者は、一見、運行データとは関係ないように思える天候が運転に影響を与えているか否か等、運行情報以外の追加情報を考慮し、さらに踏み込んで運行内容を検討することができる。また、乗務員も同様に、天候が運転に与える影響等を知ることができる。
このように、アルコール検査結果や、今まで運行管理にあまり考慮されていなかった、日常点検、運行中の給油及び出退勤時刻の少なくとも1つが運転日報に含まれるので、運行管理者は、さらに踏み込んで運行内容を検討することができる。また、アルコール検査結果については、デジタルタコグラフ10に接続されたアルコール検査器29の検査結果のみならず、事務所PC30に接続されたアルコール検査器52からアルコール検査結果DB57に記録されたデータを運転日報に含ませることができる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、乗務員が運行に関する行為としては、上記の他に、免許読取装置に免許証を読み取らせる行為等が挙げられる。
また、上記実施形態では、デジタルタコグラフで記録された運行データ等は、乗務員カードに記憶され、乗務員カードを介して事務所PCに読み込まれたが、通信部を用いたネットワーク経由で無線通信などの通信により事務所PCに送信されてもよい。
また、上記実施形態では、事務所PCが運転日報を作成していたが、デジタルタコグラフ等の車載器が、運行データ以外の上記各種データを入力し、解析ソフトウェアを用いて解析し、その結果を基に運転日報を作成し、ディスプレイに表示する機能を有してもよい。この場合、車載器が運転情報出力装置に相当する。
また、乗務員が所持する携帯端末(スマートフォン,タブレット)は、デジタルタコグラフから送信される運行データを受信し、運行データ以外の上記各種データを入力し、解析ソフトウェアを用いて解析し、その結果を基に運転日報を作成し、ディスプレイに表示するようにしてもよい。この場合、携帯端末が運転情報出力装置に相当する。
また、上記実施形態では、運転日報を作成する場合を示したが、運転日報に限らず、週間や月間の運転記録報告書等、各種の書類を作成する場合にも、本発明は同様に適用可能である。
ここで、上述した本発明に係る運転情報出力装置及び運転情報作成方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 乗務員の運転記録情報(運転日報100)を出力する運転情報出力装置(事務所PC30)であって、
車載器(デジタルタコグラフ10)から運行情報を入力する入力部(カードI/F35)と、
複数の機器(アルコール検査器52,ハンディ端末28)を用いて前記乗務員が行った運行に関する行為の情報(アルコール検査結果,日常点検結果)を受け付ける受付部(機器I/F47,カードI/F35)と、
入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成する記録作成部(CPU31)と、
を備えることを特徴とする運転情報出力装置。
[2] 前記入力部は、前記車載器以外の装置(気象DB80)から、運行に関する追加情報(気象データ)を入力し、
前記記録作成部は、前記追加情報をさらに含む前記運転記録情報を作成する、
ことを特徴とする上記[1]に記載の運転情報出力装置。
[3] 複数の前記運行に関する行為の情報は、アルコール検査結果、日常点検内容、運行中の給油及び出退勤時刻の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の運転情報出力装置。
[4] 運転情報出力装置が乗務員の運転記録情報を作成する運転情報作成方法であって、
車載器から運行情報を入力するステップと、
複数の機器を用いて前記乗務員が行った運行に関する行為の情報を受け付けるステップと、
入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成するステップと、
を有することを特徴とする運転情報作成方法。
5 運行管理システム
10 デジタルタコグラフ(運行記録装置)
11、31 CPU
12A 速度I/F
12B エンジン回転数I/F
13 外部入力I/F
14 センサ入力I/F
15 GPS受信部
15a GPSアンテナ
16 CAN_I/F
17 記録部
18 カードI/F
19 音声I/F
20、42 スピーカ
21 RTC
22 SW入力部
23、47 機器I/F
24、32 通信部
25 電源部
26 メモリ
27 LED表示部
28 ハンディ端末
29、52 アルコール検査器
30 事務所PC
33 表示部
34 記憶部
35 カードI/F
36 操作部
37 出力部
38 音声I/F
41 マイク
45 プリンタ
48 外部I/F
51 出退勤管理装置
54 外部記憶装置(ストレージメモリ)
55 運行情報データベース(DB)
56 運行データDB
57 アルコール検査結果DB
58 日常点検DB
59 給油DB
65 乗務員カード(メモリカード)
66 携帯端末
70 ネットワーク
80 気象DB
93,95 テーブル
100 運転日報
101z,101y,101x,101w,101v 太枠
103 チェックボックス

Claims (4)

  1. 乗務員の運転記録情報を出力する運転情報出力装置であって、
    車載器から運行情報を入力する入力部と、
    複数の機器を用いて前記乗務員が行った運行に関する行為の情報を受け付ける受付部と、
    入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成する記録作成部と、
    を備えることを特徴とする運転情報出力装置。
  2. 前記入力部は、前記車載器以外の装置から、運行に関する追加情報を入力し、
    前記記録作成部は、前記追加情報をさらに含む前記運転記録情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転情報出力装置。
  3. 複数の前記運行に関する行為の情報は、アルコール検査結果、日常点検、運行中の給油及び出退勤時刻の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の運転情報出力装置。
  4. 運転情報出力装置が乗務員の運転記録情報を作成する運転情報作成方法であって、
    車載器から運行情報を入力するステップと、
    複数の機器を用いて前記乗務員が行った運行に関する行為の情報を受け付けるステップと、
    入力した前記運行情報及び受け付けた複数の前記運行に関する行為の情報を含む、前記運転記録情報を作成するステップと、
    を有することを特徴とする運転情報作成方法。
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