JP2011013936A - 点呼管理システム - Google Patents

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和好 内田
Hiroshi Takakuwa
宏 高桑
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一美 上西
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Abstract

【課題】点呼データを利用してタクシーの運転者に法令や規則の遵守を徹底させることができ、運転者の運行の安全を確保することができる点呼管理システムを提供する。
【解決手段】コンピュータ11Aは、運転者特定情報を運転者毎に区分して記憶する運転者特定情報記憶手段と、乗務後点呼日時を運転者毎に区分して記憶する乗務後点呼日時記憶手段と、点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼日時における累計乗務時間を減じて乗務可能残り時間を算出する乗務可能残り時間算出手段と、算出した乗務可能残り時間を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する乗務可能残り時間記憶手段と、所定の運転者の運転者特定情報と乗務後点呼日時と乗務可能残り時間とを出力する運転者別点呼データ出力手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、営業用自動車を運転する複数の運転者に対して行う乗務後点呼の各種複数の点呼データを管理する点呼管理システムに関する。
自動車運転者が出頭する場所に設置された第1演算装置と、第1演算装置にデータ送信可能な自動車運転者の識別情報入力装置と、第1演算装置にデータ送信可能な呼気中のアルコール濃度測定装置と、第1演算装置にデータ送信可能な撮像装置および音声入力装置と、第1演算装置からデータ受信可能な音声出力装置および画像表示装置と、第1演算装置に対してデータ送受信が可能な第1データ送受信装置と、自動車運行管理者が所在する場所に設置されて第1データ受信装置とデータ送受信が可能な第2データ送受信装置と、第2データ送受信装置とデータ送受信が可能な第2演算装置と、第2演算装置にデータ送信可能な音声入力装置と、第2演算装置からデータ受信可能な音声出力装置および画像表示装置と、第1および第2演算装置にデータ送信可能なデータ記録装置とを有する自動車運行管理装置がある(特許文献1参照)。この自動車運行管理装置は、運行管理者が遠隔地において運転者の健康状態を総合的に判断しつつ点呼作業を行うことができるから、点呼を行うために運行管理者が運転者の出頭場所に常駐する必要はなく、運行管理者の負担や人件費を軽減することができる。
特開2007−58295号公報
前記特許文献1に開示の自動車運行管理装置は、各自動車運転者の健康状態を確認しつつ運転者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定することで、遠隔地において運転者の健康状態や飲酒の有無を把握することができる。しかし、この自動車運行管理装置は、運転者の月内の乗務可能時間とその運転者の月内の累計乗務時間とを比較する手段がなく、運転者の月内の走行可能距離とその運転者の月内の累計走行距離とを比較する手段がないから、所定の運転者があらかじめ設定された月内の乗務可能時間や走行可能距離を超過しているかを判断することができない。したがって、たとえば点呼者が各運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を運転者毎に個別に算出かつ書面に記録し、算出した乗務可能残り時間や走行可能残り距離を点呼者が点呼時に各運転者に通知しなければならず、点呼準備にかかる手間と時間とを軽減することができないのみならず、乗務可能時間や走行可能距離の超過を見過ごしてしまう場合もある。
また、点呼作業に伴う各種複数の点呼データを時系列かつ各運転者に区分して記憶する手段がなく、運転者の各点呼データを点呼者が別途書面に記録しなければならず、点呼作業にかかる時間と手間とを軽減することができない。さらに、この自動車運行管理装置は、それら点呼データを各自動車運転者に区分して出力する手段がなく、運転者や点呼者がそれら点呼データを確認することやそれら点呼データを各運転者に認識させることができず、点呼作業を通じて各運転者に必要事項を通知することができないのみならず、点呼作業を通じて各運転者に対する安全運転の徹底や売上の向上を図ることが難しい。
本発明の目的は、時間や手間を要せずに点呼者が点呼準備や点呼作業を行うことができる点呼管理システムを提供することにある。本発明の他の目的は、各種複数の点呼データを運転者や点呼者が容易に確認することができ、それら点呼データを利用して営業自動車の運転者に法令や規則の遵守を徹底させることができ、さらに、運転者の運行の安全を確保することができる点呼管理システムを提供することにある。
本発明の点呼管理システムの特徴は、点呼者が営業用自動車に乗務する複数の運転者に対して行う乗務後点呼の各種複数の点呼データを収集・管理するコンピュータと、コンピュータに接続されて点呼データを出力する出力装置とを備え、点呼データが、点呼対象の運転者を個別に特定する運転者特定情報と、点呼対象の運転者の乗務日における乗務後点呼日時と、点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間と、点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の所定期間内における累計乗務時間を減じた乗務可能残り時間とを含み、コンピュータが、運転者特定情報を運転者毎に区分して記憶する運転者特定情報記憶手段と、乗務後点呼日時を運転者毎に区分して記憶する乗務後点呼日時記憶手段と、乗務可能時間を運転者毎に区分して記憶する乗務可能時間記憶手段と、点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼日時における累計乗務時間を減じて乗務可能残り時間を算出する乗務可能残り時間算出手段と、算出した乗務可能残り時間を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する乗務可能残り時間記憶手段と、所定の運転者の運転者特定情報と乗務後点呼日時と乗務可能時間と乗務可能残り時間とのうち、少なくとも運転者特定情報と乗務後点呼日時と乗務可能残り時間とを出力装置を介して出力する運転者別点呼データ出力手段とを有することにある。
本発明の点呼管理システムの一例としては、コンピュータが、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における運転者特定情報と乗務後点呼日時毎の乗務可能時間と乗務可能残り時間とのうち、少なくとも運転者特定情報と乗務後点呼日時毎の乗務可能残り時間とを出力装置を介して出力する時期別点呼データ出力手段を有する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが点呼対象の運転者を点呼した点呼者を個別に特定する点呼者特定情報を含み、コンピュータが点呼者特定情報を点呼者毎に区分して記憶する点呼者特定情報記憶手段を有し、乗務後点呼日時記憶手段では、乗務後点呼日時を運転者毎に区分するとともに点呼者毎に区分して記憶し、運転者別点呼データ出力手段では、点呼者特定情報を出力装置を介して出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における点呼者特定情報を運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離と、点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の所定期間内における累計走行距離を減じた走行可能残り距離とを含み、コンピュータが、走行可能距離を運転者毎に区分して記憶する走行可能距離記憶手段と、点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務後点呼日時における累計走行距離を減じて走行可能残り距離を算出する走行可能残り距離算出手段と、算出した走行可能残り距離を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する走行可能残り距離記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の走行可能距離と走行可能残り距離とのうち、少なくとも走行可能残り距離を出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の走行可能距離と走行可能残り距離とのうち、少なくとも乗務後点呼日時毎の走行可能残り距離を運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の所定期間内における売上目標金額と、点呼対象の運転者の所定期間内における累計売上金額と、累計売上金額を売上目標金額で除した目標達成率とを含み、コンピュータが、売上目標金額を運転者毎に区分して記憶する売上目標金額記憶手段と、累計売上金額を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する累計売上金額記憶手段と、点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における累計売上金額を所定期間における売上目標金額で除して目標達成率を算出する目標達成率算出手段と、算出した目標達成率を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する目標達成率記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の売上目標金額と累計売上金額と目標達成率とのうち、少なくとも目標達成率を出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の売上目標金額と累計売上金額と目標達成率とのうち、少なくとも乗務後点呼日時毎の目標達成率を運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の乗務日における1日の当日売上目標金額と、点呼対象の運転者の乗務日における当日目標達成率とを含み、コンピュータが、当日売上目標金額を運転者毎に区分して記憶する当日売上目標金額記憶手段と、点呼対象の運転者の乗務日における当日売上金額を当日売上目標金額で除して当日目標達成率を算出する当日目標達成率算出手段と、算出した当日目標達成率を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する当日目標達成率記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の当日売上目標金額と当日目標達成率とを出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の当日売上目標金額と前回目標達成率とを運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の所定期間内における乗務時間当たりの売上金額と、点呼対象の運転者の所定期間内における走行距離当たりの売上金額とを含み、コンピュータが、点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における累計売上金額を乗務後点呼日時における累計乗務時間で除して乗務時間当たりの売上金額を算出する時間当たり売上金額算出手段と、算出した乗務時間当たりの売上金額を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する時間当たり売上金額記憶手段と、点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における累計売上金額を乗務後点呼日時における累計走行距離で除して走行距離当たりの売上金額を算出する距離当たり売上金額算出手段と、算出した走行距離当たりの売上金額を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する距離当たり売上金額記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の乗務時間当たりの売上金額と走行距離当たりの売上金額とを出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の乗務時間当たりの売上金額と走行距離当たりの売上金額とを運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の乗務間隔と、点呼対象の運転者の乗務日における乗務後点呼時の健康状態とを含み、コンピュータが、乗務間隔を運転者毎に区分して記憶する乗務間隔記憶手段と、健康状態を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する健康状態記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の乗務間隔と健康状態とを出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の乗務間隔と健康状態とを運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者が所持する自動車運転免許証の免許証情報と、営業用自動車のうちの点呼対象の運転者が乗務する乗務自動車の乗務後車両点検の点検実施状況とを含み、コンピュータが、免許証情報を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する免許証情報記憶手段と、点検実施状況を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する点検実施状況記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の免許証情報と点検実施状況とを出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の免許証情報と点検実施状況とを運転者特定情報とともに出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例としては、点呼データが、点呼対象の運転者の乗務日における勤務時間と、点呼対象の運転者の乗務日における休息時間と、点呼対象の運転者の乗務日における走行距離と、点呼対象の運転者の乗務日における帰庫時間とを含み、コンピュータが、勤務時間を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する勤務時間記憶手段と、休息時間を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する休息時間記憶手段と、走行距離を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する走行距離記憶手段と、帰庫時間を運転者毎に区分しつつ乗務後点呼日時に関連付けて記憶する帰庫時間記憶手段とを有し、運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の勤務時間と休息時間と走行距離と帰庫時間とを出力する。
本発明の点呼管理システムの他の一例として、時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の勤務時間と休息時間と走行距離と帰庫時間とを運転者特定情報とともに出力する。
本発明にかかる点呼管理システムによれば、点呼対象の運転者の乗務可能残り時間を算出しつつ、運転者の運転者特定情報や乗務後点呼日時、乗務可能時間、乗務可能残り時間を記憶するとともに、所定の運転者の運転者特定情報と乗務後点呼日時と乗務可能時間と乗務可能残り時間とのうち、少なくとも運転者特定情報と乗務後点呼日時と乗務可能残り時間とを出力するから、点呼者が各運転者の乗務可能残り時間を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時にそれら点呼データを各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の乗務可能残り時間を出力するから、各運転者の乗務可能残り時間を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務可能残り時間を各運転者に認識させることができ、各運転者に所定期間における乗務可能時間の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、点呼者や運転者が乗務可能残り時間を把握することで、運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、乗務可能時間や乗務可能残り時間を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の乗務可能残り時間を運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における乗務可能残り時間を出力することで、所定の運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の乗務可能残り時間を正確に把握することができ、点呼者が運転者の乗務可能残り時間を所定の期間や期日毎に把握しつつ、各運転者に乗務可能時間の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、乗務可能時間や乗務可能残り時間を含む点呼データを利用して運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、それら点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
点呼対象の運転者を点呼した点呼者を個別に特定する点呼者特定情報を点呼者毎に区分して記憶するとともに、乗務後点呼日時を運転者毎に区分しつつ点呼者毎に区分して記憶し、点呼者特定情報を出力する点呼管理システムは、点呼者が点呼時に自己の氏名を記録する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。点呼管理システムは、点呼者特定情報を出力するから、点呼日時における点呼担当者を容易に確認かつ把握することができ、点呼者の運転者に対する点呼が適正に行われたかを判断することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における点呼者特定情報を運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における点呼者特定情報を出力することで、所定の運転者を点呼した過去から現在までの点呼者を正確に把握することができ、過去から現在にかけて点呼者の運転者に対する点呼が適正に行われたかを判断することができる。
点呼対象の運転者の走行可能残り距離を算出しつつ、運転者の走行可能距離と走行可能残り距離とを記憶するとともに、その運転者の走行可能距離と走行可能残り距離とのうち、少なくとも走行可能残り距離を出力する点呼管理システムは、点呼者が各運転者の走行可能残り距離を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に走行可能残り距離を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の走行可能距離や走行可能残り距離を出力するから、各運転者の走行可能距離や走行可能残り距離を容易に確認かつ把握することができるとともに、走行可能残り距離を各運転者に認識させることができ、各運転者に所定期間における走行可能距離の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、点呼者や運転者が走行可能残り距離を把握することで、運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、走行可能距離や走行可能残り距離を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の走行可能残り距離を運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における走行可能残り距離を出力することで、所定の運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の走行可能残り距離を正確に把握することができ、点呼者が運転者の走行可能残り距離を所定の期間や期日毎に把握しつつ、各運転者に走行可能距離の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、走行可能距離や走行可能残り距離を含む点呼データを利用して運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、それら点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
点呼対象の運転者の累計売上金額を売上目標金額で除した目標達成率を算出しつつ、各運転者の売上目標金額と累計売上金額と目標達成率とを記憶するとともに、その運転者の売上目標金額と累計売上金額と目標達成率とのうち、少なくとも目標達成率を出力する点呼管理システムは、点呼者が各運転者の目標達成率を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に目標達成率を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。この点呼管理システムは、点呼対象の運転者の売上目標金額や累計売上金額、目標達成率を出力するから、各運転者の売上目標金額や累計売上金額、目標達成率を容易に確認かつ把握することができるとともに、目標達成率を各運転者に認識させることができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の目標達成率を運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における目標達成率を出力することで、所定の運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の目標達成率を正確に把握することができ、点呼者が運転者の目標達成率を所定の期間や期日毎に把握しつつ、各運転者に目標の達成や売上の向上を促すことができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
点呼対象の運転者の前回の乗務日における当日売上金額を当日売上目標金額で除した当日目標達成率を算出しつつ、当日売上目標金額と当日目標達成率とを記憶するとともに、所定の運転者を指定したときに、指定した運転者の当日売上目標金額と当日目標達成率とを出力する点呼管理システムは、点呼者が各運転者の当日目標達成率を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に当日目標達成率を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。この点呼管理システムは、点呼対象の運転者の当日売上目標金額や当日目標達成率を出力するから、各運転者の当日売上目標金額や当日目標達成率を容易に確認かつ把握することができるとともに、当日売上目標金額や当日目標達成率を各運転者に認識させることができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の当日売上目標金額と当日目標達成率とを運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における当日売上目標金額や当日目標達成率を出力することで、所定の運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の当日売上目標金額や当日目標達成率を正確に把握することができ、点呼者が運転者の当日売上目標金額や当日目標達成率を所定の期間や期日毎に把握しつつ、各運転者に目標の達成や売上の向上を促すことができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
点呼対象の運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を算出しつつ、各運転者の時間当たり売上金額と距離当たり売上金額とを記憶するとともに、その運転者の乗務時間当たりの売上金額と走行距離当たりの売上金額とを出力する点呼管理システムは、点呼者が各運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。この点呼管理システムは、点呼対象の運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を出力するから、各運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を各運転者に認識させることができ、各運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額の向上に対する意識付けを図ることができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の乗務時間当たりの売上金額と走行距離当たりの売上金額とを運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を出力することで、所定の運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を正確に把握することができ、点呼者が運転者の乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額を所定の期間や期日毎に把握しつつ、各運転者に乗務時間当たりの売上金額や走行距離当たりの売上金額の向上を促すことができ、各運転者の売上向上に対する意識付けを図ることができる。
点呼対象の運転者の乗務間隔と健康状態とを記憶するとともに、その運転者の乗務間隔と健康状態とを出力する点呼管理システムは、各運転者の乗務間隔や健康状態を記憶するから、点呼者が乗務間隔や健康状態を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに点呼作業を行うことができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の乗務間隔を出力するから、各運転者の乗務後点呼日時における乗務間隔を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務間隔を各運転者に認識させることができ、点呼者が運転者に乗務間隔の遵守を徹底させることができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の健康状態を出力するから、各運転者の乗務後点呼日時における健康状態を容易に確認かつ把握することができるとともに、健康状態を各運転者に認識させることができ、点呼者や運転者が健康状態に基づいて自動車を正常に運転し得るかを判断することができる。この点呼管理システムは、点呼者が運転者の乗務間隔や健康状態を把握しつつ運転者が自己の健康状態を客観的に把握することで、乗務日における運転者の運行の安全を確保することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の乗務間隔と健康状態とを運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における運転者の乗務後点呼日時毎の乗務間隔や健康状態を出力することで、運転者の過去から現在までの乗務間隔や健康状態を正確に把握することができ、点呼者が運転者の乗務間隔や健康状態を所定の期間や期日毎に把握しつつ運転者が自己の健康状態を所定の期間や期日毎に把握することで、運転者の運行の安全を確保することができる。
点呼対象の運転者の免許証情報と乗務自動車の乗務後車両点検の点検実施状況とを記憶するとともに、その運転者の免許証情報と点検実施状況とを出力する点呼管理システムは、点呼者が免許証情報や点検実施状況を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに点呼作業を行うことができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の免許証情報と点検実施状況とを出力するから、各運転者の免許証情報や点検実施状況を容易に確認かつ把握することができるとともに、免許証情報や点検実施状況を各運転者に認識させることができ、点呼者や運転者が免許証情報に基づいて免許証の所持の有無や有効期限を確実に確認することができるとともに、点検実施状況に基づいて営業用自動車の乗務後点検を確実に実施させることができる。この点呼管理システムは、点呼者や運転者が免許証情報と点検実施状況とを把握することで、乗務日における運転者の運行の安全を確保することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の免許証情報と点検実施状況とを運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における免許証情報や点検実施状況を出力することで、運転者の過去から現在までの免許証情報や点検実施状況を正確に把握することができ、点呼者が運転者の免許証情報や点検実施状況を所定の期間や期日毎に把握しつつ、免許証情報や点検実施状況に基づいて免許証の有効期限を指摘したり、営業用自動車の点検の励行を行うことができる。この点呼管理システムは、免許証情報や点検実施状況を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
点呼対象の運転者の勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を記憶するとともに、その運転者の勤務時間と休息時間と走行距離と帰庫時間とを出力する点呼管理システムは、点呼者が勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに点呼作業を行うことができる。点呼管理システムは、点呼対象の運転者の勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を出力するから、各運転者の勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を容易に確認かつ把握することができるとともに、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を各運転者に認識させることができ、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、点呼者や運転者が勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を把握することで、乗務日における運転者の運行の安全を確保することができる。
過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の勤務時間と休息時間と走行距離と帰庫時間とを運転者特定情報とともに出力する点呼管理システムは、指定時期における勤務時間と休息時間と走行距離と帰庫時間とを出力することで、運転者の過去から現在までの乗務後点呼日時毎の勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を正確に把握することができ、点呼者が運転者の勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を所定の期間や期日毎に把握しつつ、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間の遵守を徹底させることができる。この点呼管理システムは、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
点呼管理システムの一例を示す概略構成図。 点呼管理システムの他の一例を示す概略構成図。 点呼管理システムへのログイン画面の一例を示す図。 項目選択画面の一例を示す図。 運転者認証初期画面の一例を示す図。 認証方式選択画面の一例を示す図。 運転者認証の認証確認画面の一例を示す図。 運転者認証の認証結果画面の一例を示す図。 乗務前点呼日時確定表示画面の一例を示す図。 アルコール検査確認画面の一例を示す図。 アルコール検査結果画面の一例を示す図。 乗務当日の乗務前の目標事項表示画面の一例を示す図。 乗務前の目標達成表示画面の一例を示す図。 乗務前のチェック事項表示画面の一例を示す図。 当日勤務条件表示画面の一例を示す図。 路線図表示画面の一例を示す図。 工事・作業情報表示画面の一例を示す図。 道路渋滞情報表示画面の一例を示す図。 事故情報表示画面の一例を示す図。 事故画像表示画面の一例を示す図。 事故未遂画像表示画面の一例を示す図。 その他画像表示画面の一例を示す図。 その他事項表示画面の一例を示す図。 乗務後の運転者認証初期画面の一例を示す図。 乗務後の運転者認証の認証結果画面の一例を示す図。 乗務後点呼日時確定表示画面の一例を示す図。 乗務後点呼時におけるアルコール検査確認画面の一例を示す図。 乗務後点呼時におけるアルコール検査結果画面の一例を示す図。 乗務当日の乗務後の目標事項表示画面の一例を示す図。 乗務当日の乗務後のチェック事項表示画面の一例を示す図。 乗務当日の乗務後のチェック事項表示画面の一例を示す図。 次回勤務条件表示画面の一例を示す図。 要望事項等表示画面の一例を示す図。 事故情報表示画面の一例を示す図。 事故画像表示画面の一例を示す図。 事故未遂画像表示画面の一例を示す図。 その他事項表示画面の一例を示す図。 運転者別点呼データ出力画面の一例を示す図。 特定の運転者の乗務前点呼データ出力画面の一例を示す図。 特定の運転者の乗務前点呼データ表示画面の一例を示す図。 特定の運転者の乗務後点呼データ出力画面の一例を示す図。 特定の運転者の乗務後点呼データ表示画面の一例を示す図。 時期別点呼データ一出力画面の一例を示す図。 時期別乗務前点呼データ項目選択画面の一例を示す図。 時期別乗務前点呼データ表示画面の一例を示す図。 時期別乗務後点呼データ項目選択画面の一例を示す図。 時期別乗務後点呼データ表示画面の一例を示す図。
点呼管理システムの一例を示す概略構成図である図1やシステムの他の一例を示す概略構成図である図2等の添付の図面を参照し、本発明にかかる点呼管理システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、営業用自動車としてタクシーを例示してこのシステム10を説明するが、営業用自動車をタクシーに限定するものではない。営業用自動車には、タクシーの他に、乗務前または乗務後に点呼を義務付けられたハイヤーやバス、業務用貨物車、業務用特殊車両が含まれる。点呼管理システム10は、各タクシー会社に設置され、それらタクシー会社において乗務前点呼の各種複数の点呼データを取得しつつ、乗務後点呼の各種複数の点呼データを取得し、それら点呼データを一元的に管理する。
図1の点呼管理システム10は、点呼データを収集・管理するコンピュータ11Aと、キーボード12やマウス13、スキャナー14等の入力装置と、ディスプレイ15やプリンタ16等の出力装置と、バーコードリーダ17およびICカードリーダ18と、アルコールチェッカー19(アルコール検査器)と、撮像装置20(カメラ)と、虹彩データ取得装置21と、指紋データ取得装置22と、静脈(静紋)データ取得装置23とから形成されている。それら入力装置12〜14や出力装置15,16、バーコードリーダ17、ICカードリーダ18、アルコールチェッカー19、撮像装置20、虹彩データ取得装置21、指紋データ取得装置22、静脈データ取得装置23は、インターフェイスを介してコンピュータ11Bに接続されている。
図2の点呼管理システム10は、点呼データを収集・送信するコンピュータ11Bと、点呼データを管理するコンピュータ11Aと、キーボード12やマウス13、スキャナー14等の入力装置と、ディスプレイ15やプリンタ16等の出力装置と、バーコードリーダ17およびICカードリーダ18と、アルコールチェッカー19(アルコール検査器)と、撮像装置20(カメラ)と、虹彩データ取得装置21と、指紋データ取得装置22と、静脈(静紋)データ取得装置23とから形成されている。それら入力装置12〜14や出力装置15,16、バーコードリーダ17、ICカードリーダ18、アルコールチェッカー19、撮像装置20、虹彩データ取得装置21、指紋データ取得装置22、静脈データ取得装置23は、インターフェイスを介してコンピュータ11Bに接続されている。コンピュータ11Aとコンピュータ11Bとは、インターネット24を介して互いにアクセス可能、かつ、所定のデータを送受信可能である。
スキャナー14は、運転者の運転免許証の免許証情報を読み込み、免許証情報を電子データとしてコンピュータ11A,11Bに出力する。免許証情報には、免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限がある。バーコードリーダ17は、運転者(乗務員)や点呼者(点呼責任者)が所持する社員証に表示されたバーコードを読み取り、読み取ったバーコードの社員証情報を電子データとしてコンピュータ11A,11Bに出力する。運転者の社員証情報には、運転者の氏名や社員番号、免許証番号等がある。点呼者の社員証情報には、点呼者の氏名や社員番号等がある。
ICカードリーダ18は、運転者が所持するICカードのICチップに格納された各情報を読み取り、読み取った情報をコンピュータ11A,11Bに出力する。また、運転者や点呼者が所持する社員証のICチップに格納された各情報を読み取り、読み取った情報をコンピュータ11A,11Bに出力する。ICチップに格納された各情報には、運転者の社員証情報、点呼者の社員証情報、乗務日の迎車料金、乗務日のメーター料金、乗務日の有料道路料金、乗務日の売上合計料金(累計売上金額)、乗車日時、降車日時、利用時間、走行距離等がある。ICカードは、タクシー会社が発行し、運転者がタクシーに乗務する際に所持する。運転者は、タクシーに乗務する際にICカードをタクシー車載器のICカードリーダ/ライタに挿入し、乗務終了時にICカードをタクシー車載器のICカードリーダ/ライタから抜き取り、そのICカードを点呼者に渡す。
アルコールチェッカー19は、乗務前点呼時または乗務後点呼時における運転者の呼気に含まれるアルコール濃度を検出し、検出したアルコール濃度を電子データとしてコンピュータ11A,11Bに出力する。撮像装置20は、運転者の顔を撮影し、顔画像データをコンピュータ11A,11Bに出力する。コンピュータ11A,11Bと撮像装置20とは、顔画像認証装置を構成する。虹彩データ取得装置21は、カメラを利用して運転者の目の部分を撮影し、運転者の虹彩(アイリス)画像データをコンピュータ11A,11Bに出力する。コンピュータ11A,11Bと虹彩データ取得装置21とは、虹彩認証装置を構成する。
指紋データ取得装置22は、運転者の指紋を撮影・画像処理し、指紋データをコンピュータ11A,11Bに出力する。コンピュータ11A,11Bと指紋データ取得装置22とは、指紋認証装置を構成する。静脈データ取得装置23には、指静脈データ取得装置または掌静脈データ取得装置のいずれかを使用することができる。指静脈データ取得装置は、運転者の指内部の静脈パターンを撮影・画像処理し、静脈データをコンピュータ11A,11Bに出力する。掌静脈データ取得装置は、運転者の掌内部の静脈パターンを撮影・画像処理し、静脈データをコンピュータ11A,11Bに出力する。コンピュータ11A,11Bと静脈データ取得装置23とは、静脈認証装置を構成する。
乗務前点呼時における点呼データには、点呼対象の運転者を乗務前点呼時に個別に特定する運転者特定情報、運転者を点呼した点呼者を乗務前点呼時に個別に特定する点呼者特定情報、運転者の所定期間における乗務可能時間、運転者の所定期間における走行可能距離、運転者の乗務日における乗務前点呼日時、運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計乗務時間、運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務前点呼時までの第1累計乗務時間を減じた乗務可能第1残り時間、運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計走行距離、運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務前点呼時までの第1累計走行距離を減じた走行可能第1残り距離がある。
また、乗務前点呼時における点呼データには、運転者の所定期間内における売上第1目標金額、運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計売上金額、第1累計売上金額を売上第1目標金額で除した目標第1達成率、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上目標金額、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上目標金額、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上金額、前回売上金額を前回売上目標金額で除した目標第2達成率(前回目標達成率)、運転者の乗務前点呼時までの第1累計売上金額を所定期間内における累計乗務時間で除した乗務時間当たり第1売上金額、運転者の乗務前点呼時までの第1累計売上金額を所定期間内における累計走行距離で除した走行距離当たり第1売上金額、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回乗務時間で除した乗務時間当たり第2売上金額、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回走行距離で除した走行距離当たり第2売上金額がある。
さらに、乗務前点呼時における点呼データには、点呼対象の運転者の乗務間隔、運転者の乗務日における乗務前点呼時の健康状態、運転者が所持する自動車運転免許証の免許証情報、営業用自動車のうちの運転者が乗務する乗務自動車の乗務前車両点検の点検実施状況、運転者の乗務日における勤務時間、運転者の乗務日における休息時間、運転者の乗務日における走行距離、運転者の乗務日における帰庫時間、運転者の乗務日における工事情報、運転者の乗務日における道路渋滞情報、運転者の乗務日における他人の事故情報、運転者に通知する注意事項、運転者に通知する売上向上指示事項、運転者に視認させる過去から現在までの営業用自動車の事故画像、運転者に視認させる過去からの営業用自動車の事故未遂画像、運転者の飲酒有無情報がある。
乗務後点呼時における点呼データには、点呼対象の運転者を乗務後点呼時に個別に特定する運転者特定情報、運転者を点呼した点呼者を乗務後点呼時に個別に特定する点呼者特定情報、運転者の乗務日における乗務後点呼日時、運転者の所定期間における乗務可能時間、運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計乗務時間を減じた乗務可能第2残り時間、運転者の所定期間における走行可能距離、運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計走行距離を減じた走行可能第2残り距離がある。
また、乗務後点呼時における点呼データには、運転者の所定期間における売上第1目標金額、運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計売上金額、第2累計売上金額を売上第1目標金額で除した目標第3達成率、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上目標金額、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額、当日売上金額を当日売上目標金額で除した目標第4達成率、運転者の乗務後点呼時までの第2累計売上金額を所定期間内における乗務時間で除した乗務時間当たり第3売上金額、運転者の乗務後点呼時までの第2累計売上金額を所定期間内における走行距離で除した走行距離当たり第3売上金額、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の乗務時間で除した乗務時間当たり第4売上金額、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の走行距離で除した走行距離当たり第4売上金額がある。
さらに、乗務後点呼時における点呼データには、点呼対象の運転者の乗務間隔、運転者の乗務日における乗務後点呼時の健康状態、運転者が所持する自動車運転免許証の免許証情報、営業用自動車のうちの運転者が乗務する乗務自動車の乗務後車両点検の点検実施状況、運転者の次回の乗務日における勤務時間、運転者の次回の乗務日における休息時間、運転者の次回の乗務日における走行距離、運転者の次回の乗務日における帰庫時間、運転者の乗務日における顧客からの要望事項、運転者の要望事項、運転者の乗務日におけるタクシー車内の忘れ物情報、運転者の乗務日におけるトラブル事項、運転者に通知する注意事項、運転者に通知する売上向上指示事項、運転者の乗務日における自己の事故情報、運転者の乗務日における自己の事故画像、運転者の乗務日における自己の事故未遂画像、運転者の飲酒有無情報がある。
運転者特定情報には、運転者の氏名、所属部課、性別、年齢、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、社員番号、免許証番号、免許証の有効期限、顔写真画像データ、虹彩画像データ、指紋データ、静脈データがあるが、運転者特定情報をそれらに限定するものではなく、運転者を個別に特定し得るあらゆる情報が含まれる。点呼者特定情報には、点呼責任者の氏名、所属部課、性別、年齢、役職、社員番号があるが、点呼者特定情報をそれらに限定するものではなく、点呼者を個別に特定し得るあらゆる情報が含まれる。乗務前点呼日時は、タクシーへの乗務前に行われた運転者の実際の点呼日時であり、年月日および点呼時間を含む。
運転者の所定期間における乗務可能時間は、たとえば1ヶ月間のタクシーへの乗務可能時間や1週間のタクシーへの乗務可能時間であり、その期間や乗務可能時間を自由に設定することができるが、法令で定められた乗務時間を超過して設定することはできない。運転者の所定期間における走行可能距離は、たとえば1ヶ月間のタクシーの走行可能距離や1週間のタクシーの走行可能距離であり、その期間や走行可能距離を自由に設定することができるが、法令で定められた走行距離を超過して設定することはできない。
運転者の所定期間内における売上目標金額は、1ヶ月間の売上目標金額や1週間の売上目標金額であり、その期間や売上目標金額を自由に設定することができる。運転者の乗務間隔は、たとえば月の初めに設定される乗務日の間隔である。運転者の健康状態には、自己申告による気分の良否や発熱の有無、疾病の有無等があり、その内容を自由に設定することができる。運転者が所持する自動車運転免許証の免許証情報は、免許証所持の有無や免許証に表示された運転者名、免許証番号、免許証の有効期限があり、他の情報を付加することもできる。乗務前車両点検や乗務後車両点検の点検実施状況は、点検実施の有無の他に、乗務自動車のナンバーや車体番号、乗務自動車の異常、点検内容があり、点検内容を自由に設定することができる。
運転者の乗務日における勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間は、法令に反しない限り、自由に設定することができる。工事情報には、工事路線名や工事区間、規制内容等がある。道路渋滞情報には、渋滞路線名や渋滞区間、渋滞道路の通過時間等がある。事故情報には、事故現場の住所や事故内容、規制内容等がある。注意事項には、安全運転に対するスローガンや標語、各運転者独自の注意項目等がある。売上向上指示事項には、乗車客の時間別地域別分布状況や昨日までの乗車客の分布状況等がある。
事故画像には、車両対車両事故画像、車両対人事故画像、車両対二輪車事故画像、車両対自転車事故画像、車両単独事故画像がある。事故未遂画像には、車両対車両事故未遂画像、車両対人事故未遂画像、車両対二輪車事故未遂画像、車両対自転車事故未遂画像、車両単独事故未遂画像がある。その他画像(運転者関連画像)には、点呼対象の運転者に関連する画像(たとえば、家族画像、運転者の好む画像、運転者の子供時代の画像等)であって運転者に癒し効果を与える画像である。
コンピュータ11A,11Bは、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリとを備え、大容量ハードディスクを搭載している。コンピュータ11A,11Bは、CMSサーバ機能、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能等を有し、インターネット24に接続可能である。コンピュータ11Bは、乗務前点呼時や乗務後点呼時に取得した各種の点呼データをインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信し、さらに、各種データをインターネット24を介してコンピュータ11Aから受信してそれらデータをディスプレイ15に表示する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいてメモリに格納されたアプリケーションプログラムを起動し、そのアプリケーションプログラムに従って以下の各手段を実行する。コンピュータ11Aの中央処理部は、運転者特定情報に所定の運転者識別子を設定し、その運転者識別子とともに運転者特定情報を記憶する運転者特定情報記憶手段を実行する。運転者特定情報記憶手段においてコンピュータ11Aは、任意の数字や任意の文字、任意の記号、または、任意の数字や文字、記号の組み合わせ等からなる運転者識別子を運転者毎に生成しつつ、運転者の氏名、所属部課、性別、年齢、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、社員番号、免許証番号、免許証の有効期限、顔写真画像データ、虹彩画像データ、指紋データ、静脈データに運転者識別子を設定し、それら運転者特定情報を運転者識別子とともにハードディスクに作られた各運転者ファイルに格納する。なお、運転者の社員番号や免許証番号を運転者識別子として利用することもできる。
運転者の顔写真画像データは、所定期間内にカメラで撮影した運転者の顔写真を入力装置を利用してコンピュータ11Aに入力する。運転者の虹彩画像データは、虹彩データ取得装置21を利用して虹彩画像データを取得し、その虹彩画像データをコンピュータ11Aに入力する。運転者の指紋データは、指紋データ取得装置22を利用して指紋データを取得し、その指紋データをコンピュータ11Aに入力する。運転者の静脈データは、静脈データ取得装置23を利用して静脈データを取得し、その静脈データをコンピュータ11Aに入力する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼者特定情報に所定の点呼者識別子を設定し、その点呼者識別子とともに点呼者特定情報を記憶する点呼者特定情報記憶手段を実行する。点呼者特定情報記憶手段においてコンピュータ11Aは、任意の数字や任意の文字、任意の記号、または、任意の数字や文字、記号の組み合わせ等からなる点呼者識別子を点呼者毎に生成しつつ、点呼責任者の氏名、所属部課、性別、年齢、役職、社員番号、免許証番号に点呼者識別子を設定し、それら点呼者特定情報をハードディスクに作られた各点呼者ファイルに格納する。なお、点呼者の社員番号や免許証番号を点呼者識別子として利用することもできる。
コンピュータ11Aの中央処理部は、各運転者の所定期間における乗務可能時間を運転者識別子に関連付けた状態で記憶する乗務可能時間記憶手段を実行する。乗務可能時間は、適用日(乗務可能時間をカウントする最初の日)に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務可能時間は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務可能時間が出力装置を介して出力される(乗務可能時間出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、各運転者の所定期間における走行可能距離を運転者識別子に関連付けた状態で記憶する走行可能距離記憶手段を実行する。走行可能距離は、適用日(走行可能時間をカウントする最初の日)に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行可能距離は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行可能距離が出力装置を介して出力される(走行可能距離出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、各運転者の所定期間内における売上第1目標金額を運転者識別子に関連付けた状態で記憶する売上第1目標金額記憶手段を実行する。売上第1目標金額は、適用日(売上第1目標金額を適用する最初の日)に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。売上第1目標金額は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の売上第1目標金額が出力装置を介して出力される(売上第1目標金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、各運転者の当日の乗務日における1日の当日売上目標金額を運転者識別子に関連付けた状態で記憶する当日売上目標金額記憶手段を実行する。当日売上目標金額は、乗務前点呼時以前に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。当日売上目標金額は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の当日売上目標金額が出力装置を介して出力される(当日売上目標金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、各運転者の乗務間隔を運転者識別子に関連付けた状態で記憶する乗務間隔記憶手段を実行する。乗務間隔は、適用日(その乗務間隔を適用する最初の日)に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務間隔は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務間隔が出力装置を介して出力される(乗務間隔出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時または乗務後点呼時における運転者の真偽を認証する運転者認証手段を実行する。運転者認証手段では、乗務前点呼時または乗務後点呼時に読み取った各種情報とハードディスクに格納された運転者特定情報とを比較する。その一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時にスキャナー14によって運転者の運転免許証情報を読み取り、免許証情報をスキャナー14からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、スキャナー14から出力された免許証情報(免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限)とハードディスクに格納された運転者特定情報とを比較し、運転者の真偽を判定する(免許証認証手段)。
コンピュータ11Aは、免許証情報のうち、免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つとを比較し、免許証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。コンピュータ11Aは、免許証認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納する(免許証認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(免許証認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時にバーコードリーダ17によって運転者が所持する社員証に表示されたバーコードを読み取り、社員証情報をバーコードリーダ17からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、バーコードリーダ17から出力された運転者の社員証情報(運転者の氏名、社員番号、免許証番号)とハードディスクに格納された運転者特定情報とを比較し、運転者の真偽を判定する(社員証第1認証手段)。
コンピュータ11Aは、社員証情報のうち、運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つとを比較し、社員証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。コンピュータ11Aは、社員証第1認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納する(社員証認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(社員証認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時にICカードリーダ18によってICカードのICチップに格納された各情報を読み取り、社員証情報をICカードリーダからコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、ICカードリーダ18から出力された運転者の社員証情報(運転者の氏名、社員番号、免許証番号)とハードディスクに格納された運転者特定情報とを比較し、運転者の真偽を判定する(社員証第2認証手段)。
コンピュータ11Aは、社員証情報のうち、運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つとを比較し、社員証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。社員証第2認証手段による認証結果は、運転者識別子と乗務前点呼日時または乗務後点呼日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納される(社員証認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(社員証認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時に撮像装置20によって点呼対象の運転者の顔の画像を撮影し、顔画像データを撮像装置20からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、撮像装置20から出力された運転者の顔画像データとハードディスクに格納された顔写真画像データとを比較し、運転者の真偽を判定する(顔画像認証手段)。
コンピュータ11Aは、顔画像データと顔写真画像データとを比較し、顔画像データと顔写真画像データとが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。顔画像認証手段による認証結果は、運転者識別子と乗務前点呼日時または乗務後点呼日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納される(顔画像認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(顔画像認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時に虹彩データ取得装置21によって点呼対象の運転者の虹彩パターンを撮影し、虹彩画像データを虹彩データ取得装置21からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、虹彩データ取得装置21から出力された運転者の虹彩画像データとハードディスクに格納された虹彩画像データとを比較し、運転者の真偽を判定する(虹彩認証手段)。
コンピュータ11Aは、虹彩画像データどうしを比較し、虹彩画像データが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。虹彩認証手段による認証結果は、運転者識別子と乗務前点呼日時または乗務後点呼日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納される(虹彩認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(虹彩認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時に指紋データ取得装置22によって点呼対象の運転者の指紋パターンを撮影し、指紋データを指紋データ取得装置22からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、指紋データ取得装置22から出力された運転者の指紋データとハードディスクに格納された指紋データとを比較し、運転者の真偽を判定する(指紋認証手段)。
コンピュータ11Aは、指紋データどうしを比較し、指紋データが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。指紋認証手段による認証結果は、運転者識別子と乗務前点呼日時または乗務後点呼日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納される(指紋認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(指紋認証結果出力手段)。
運転者の真偽を判定する他の一例としては、乗務前点呼時または乗務後点呼時に静脈データ取得装置23によって点呼対象の運転者の静脈パターンを撮影し、静脈データを静脈データ取得装置23からコンピュータ11A,11Bに入力する。コンピュータ11Aは、静脈データ取得装置23から出力された運転者の静脈データとハードディスクに格納された静脈データとを比較し、運転者の真偽を判定する(静脈認証手段)。
コンピュータ11Aは、静脈データどうしを比較し、静脈データが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する。静脈認証手段による認証結果は、運転者識別子と乗務前点呼日時または乗務後点呼日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納される(静脈認証結果格納手段)。認証結果は、乗務前点呼時または乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の認証結果が出力装置を介して出力される(静脈認証結果出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時における運転者認証手段によって、点呼対象の運転者が真正(本人)であると判断した場合、乗務前点呼日時を運転者識別子と点呼者識別子とに関連付けた状態で記憶する乗務前点呼日時記憶手段を実行する。乗務前点呼日時は、年月日および時間であり、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務前点呼日時は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務前点呼日時が出力装置を介して出力される(乗務前点呼日時出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時における点呼対象の運転者のアルコールチェッカー19から出力されたアルコール濃度に基づいてその運転者の飲酒の有無を決定する飲酒有無決定手段を実行し、飲酒決定手段によって決定した飲酒有無情報を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する飲酒有無情報記憶手段を実行する。飲酒有無情報は、各運転者の運転者ファイルに格納されている。飲酒有無情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の飲酒有無情報が出力装置を介して出力される(飲酒有無情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者が所持する免許証の免許証情報とあらかじめ記憶した運転者特定情報のうちの免許証情報を比較し、所持する免許証がその運転者の真正のそれであるかを判断する免許証真正判断手段を実行する。運転者が所持する運転免許証の免許証情報は、乗務前点呼時に入力装置を介してコンピュータ11Aに入力される。免許証情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の免許証情報が出力装置を介して出力される(免許証情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計乗務時間を算出し(第1累計乗務時間算出手段)、算出した第1累計乗務時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第1累計乗務時間記憶手段を実行する。第1累計乗務時間は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から9日までにその運転者が乗務した乗務時間の累計である。乗務日における乗務時間は、ICカードに書き込まれており(この場合の乗務時間は、ICカードをタクシーの車載器に挿入した時間からICカードを車載器から抜き取ったときまでの時間となる。)、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。また、乗務時間を乗務前点呼時から乗務後点呼時までの時間とすることもできる。この場合は、乗務時間がコンピュータ11Aによって計算され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務前点呼時における第1累計乗務時間を減じて乗務可能第1残り時間を算出する乗務可能第1残り時間算出手段を実行する。中央処理部は、乗務可能第1残り時間算出手段によって算出した乗務可能第1残り時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務可能第1残り時間記憶手段を実行する。乗務可能第1残り時間は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務可能第1残り時間は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務可能第1残り時間が出力装置を介して出力される(乗務可能第1残り時間出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計走行距離を算出し(第1累計走行距離算出手段)、算出した第1累計走行距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第1累計走行距離憶手段を実行する。第1累計走行距離は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から9日までにその運転者が乗務したタクシーの走行距離の累計である。乗務日における走行距離は、ICカードに書き込まれており(走行距離は、ICカードをタクシーの車載器に挿入したときからICカードを車載器から抜き取ったときまでの走行距離となる。)、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務前点呼時における第1累計走行距離を減じて走行可能第1残り距離を算出する走行可能第1残り距離算出手段を実行する。中央処理部は、走行可能第1残り距離算出手段によって算出した走行可能第1残り距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行可能第1残り距離記憶手段を実行する。走行可能第1残り距離は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行可能第1残り距離は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行可能第1残り距離が出力装置を介して出力される(走行可能第1残り距離出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼時までの所定期間内における第1累計売上金額を算出し(第1累計売上金額算出手段)、算出した第1累計売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第1累計売上金額記憶手段を実行する。第1累計売上金額は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から9日までにその運転者が乗務したタクシーの売上金額の累計である。乗務日における売上金額は、ICカードに書き込まれており(売上金額は、ICカードをタクシーの車載器に挿入したときからICカードを車載器から抜き取ったときまでの売上金額となる。)、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼日時における第1累計売上金額を所定期間における売上第1目標金額で除して目標第1達成率を算出する目標第1達成率算出手段を実行し、算出した目標第1達成率を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する目標第1達成率記憶手段を実行する。目標第1達成率は、各運転者の運転者ファイルに格納される。目標第1達成率は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の目標第1達成率が出力装置を介して出力される(目標第1達成率出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上目標金額とその運転者の前回の乗務日における1日の前回売上金額とをハードディスクから抽出し、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の前回売上金額を前回売上目標金額で除して目標第2達成率を算出する目標第2達成率算出手段を実行し、算出した目標第2達成率を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する目標第2達成率記憶手段を実行する。目標第2達成率は、各運転者の運転者ファイルに格納される。目標第2達成率は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の目標第2達成率が出力装置を介して出力される(目標第2達成率出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼日時における累計売上金額を乗務前点呼時までの累計乗務時間で除して乗務時間当たり第1売上金額を算出する乗務時間当たり第1売上金額算出手段を実行し、算出した乗務時間当たり第1売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務時間当たり第1売上金額記憶手段を実行する。乗務時間当たり第1売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務時間当たり第1売上金額は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務時間当たり第1売上金額が出力装置を介して出力される(乗務時間当たり第1売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前点呼日時における累計売上金額を乗務前点呼時までの累計走行距離で除して走行距離当たり第1売上金額を算出する走行距離当たり第1売上金額算出手段を実行し、算出した走行距離当たり第1売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行距離当たり第1売上金額記憶手段を実行する。走行距離当たり第1売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行距離当たり第1売上金額は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行距離当たり第1売上金額が出力装置を介して出力される(走行距離当たり第1売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の前回乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回乗務時間で除して乗務時間当たり第2売上金額を算出する乗務時間当たり第2売上金額算出手段を実行し、算出した乗務時間当たり第2売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務時間当たり第2売上金額記憶手段を実行する。乗務時間当たり第2売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務時間当たり第2売上金額は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務時間当たり第2売上金額が出力装置を介して出力される(乗務時間当たり第2売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の前回乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回走行距離で除して走行距離当たり第2売上金額を算出する走行距離当たり第2売上金額算出手段を実行し、算出した走行距離当たり第2売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行距離当たり第2売上金額記憶手段を実行する。走行距離当たり第2売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行距離当たり第2売上金額は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行距離当たり第2売上金額が出力装置を介して出力される(走行距離当たり第2売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の健康状態を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する健康状態記憶手段を実行する。健康状態は、乗務前点呼時に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。健康状態は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の健康状態が出力装置を介して出力される(健康状態出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に営業用自動車のうち、点呼対象の運転者が乗務する乗務自動車の乗務前車両点検の点検実施状況を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する点検実施状況記憶手段を実行する。点検実施状況は、乗務前点呼時に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。点検実施状況は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の点検実施状況が出力装置を介して出力される(点検実施状況出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における勤務時間、休息時間、走行距離、帰庫時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する当日勤務条件記憶手段を実行する。当日勤務条件は、乗務日以前に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。当日勤務条件は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の当日勤務条件が出力装置を介して出力される(当日勤務条件出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における工事情報を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する工事情報記憶手段を実行する。工事情報は、国土交通省道路局の工事情報や日本道路情報センターの工事情報、インターネットによる各種の工事情報を利用することができる。工事情報は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、または、乗務日以前または点呼前の乗務日当日にネットワークを介してコンピュータ11A,11Bに自動的に入力され、ハードディスクの工事情報ファイルに格納される。工事情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力される(工事情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における道路渋滞情報を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する道路渋滞情報記憶手段を実行する。道路渋滞情報は、国土交通省道路局の道路渋滞情報や日本道路情報センターの道路渋滞情報、インターネットによる各種の道路渋滞情報を利用することができる。道路渋滞情報は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、また、乗務日以前または点呼前の乗務日当日にネットワークを介してコンピュータ11A,11Bに自動的に入力され、ハードディスクの道路渋滞情報ファイルに格納される。道路渋滞情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力される(道路渋滞情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における他人の事故情報を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故情報記憶手段を実行する。事故情報は、国土交通省道路局の事故情報や日本道路情報センターの事故情報、インターネットによる各種の事故情報を利用することができる。事故情報は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、また、乗務日以前または点呼前の乗務日当日にネットワークを介してコンピュータ11A,11Bに自動的に入力され、ハードディスクの事故情報ファイルに格納される。事故情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力される(事故情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務日に点呼対象の運転者に視認させる過去から現在までの営業用自動車の事故画像を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故画像記憶手段を実行する。事故画像は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、ハードディスクの事故画像ファイルに格納される。中央処理部は、各種複数の事故画像の中から運転者に視認させる少なくとも1つの事故画像を選択する事故画像選択手段を実行し、選択した事故画像に運転者を識別する運転者識別子を設定して選択した事故画像を運転者識別子とともに記憶する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に運転者識別子を指定して事故画像の出力を要求すると、その識別子に対応する事故画像を出力装置を介して出力し、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の事故画像を出力装置を介して出力する事故画像出力手段を実行する。中央処理部は、事故画像出力手段によって出力した事故画像にそれを視認した運転者を識別する運転者識別子を設定し、出力済みの事故画像を運転者識別子とともに記憶する出力済み事故画像記憶手段を実行する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務日に点呼対象の運転者に視認させる過去から現在までの営業用自動車の事故未遂画像を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故未遂画像記憶手段を実行する。事故未遂画像は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、ハードディスクの事故未遂画像ファイルに格納される。中央処理部は、各種複数の事故未遂画像の中から運転者に視認させる少なくとも1つの事故未遂画像を選択する事故未遂画像選択手段を実行し、選択した事故未遂画像に運転者を識別する運転者識別子を設定して選択した事故未遂画像を運転者識別子とともに記憶する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務前点呼時に運転者識別子を指定して事故未遂画像の出力を要求すると、その識別子に対応する事故未遂画像を出力装置を介して出力し、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の事故未遂画像を出力装置を介して出力する事故未遂画像出力手段を実行する。中央処理部は、事故未遂画像出力手段によって出力した事故未遂画像にそれを視認した運転者を識別する運転者識別子を設定し、出力済みの事故未遂画像を運転者識別子とともに記憶する出力済み事故未遂画像記憶手段を実行する。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務日に点呼対象の運転者に視認させるその他画像を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶するその他画像記憶手段を実行する。その他画像は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、ハードディスクのその他画像ファイルに格納される。その他画像には、運転者の家族の写真や運転者の飼っている動物の写真等の事故を起こさないとする意識を運転者に自然に意識させる画像である。その他画像は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期のその他画像が出力装置を介して出力される(その他画像出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務日に点呼対象の運転者に通知する注意事項を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する注意事項記憶手段を実行する。注意事項は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。注意事項は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の注意事項が出力装置を介して出力される(注意事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務日に点呼対象の運転者に通知する売上向上指示事項を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する売上向上指示事項記憶手段を実行する。売上向上指示事項は、乗務日以前または点呼前の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。売上向上指示事項は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の売上向上指示事項が出力装置を介して出力される(売上向上指示事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時における運転者認証手段によって、点呼対象の運転者が真正(本人)であると判断した場合、乗務後点呼日時を運転者識別子と点呼者識別子とに関連付けた状態で記憶する乗務後点呼日時記憶手段を実行する。乗務後点呼日時は、年月日および時間であり、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務後点呼日時は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務後点呼日時が出力装置を介して出力される(乗務後点呼日時出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時における点呼対象の運転者のアルコールチェッカー19から出力されたアルコール濃度に基づいてその運転者の飲酒の有無を決定する飲酒有無決定手段を実行し、飲酒決定手段によって決定した飲酒有無情報を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する飲酒有無情報記憶手段を実行する。飲酒有無情報は、各運転者の運転者ファイルに格納されている。飲酒有無情報は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の飲酒有無情報が出力装置を介して出力される(飲酒有無情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者が所持する免許証の免許証情報とあらかじめ記憶した運転者特定情報のうちの免許証情報を比較し、所持する免許証がその運転者の真正のそれであるかを判断する免許証真正判断手段を実行する。運転者が所持する運転免許証の免許証情報は、乗務後点呼時に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力される。免許証情報は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の免許証情報が出力装置を介して出力される(免許証情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計乗務時間を算出し(第2累計乗務時間算出手段)、算出した第2累計乗務時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第2累計乗務時間記憶手段を実行する。第2累計乗務時間は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から10日までにその運転者が乗務した乗務時間の累計である。乗務日における当日の乗務時間は、ICカードに書き込まれており、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。また、乗務時間を乗務前点呼時から乗務後点呼時までの時間とすることもできる。この場合は、乗務時間がコンピュータ11A,11Bによって計算され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼時における第2累計乗務時間を減じて乗務可能第2残り時間を算出する乗務可能第2残り時間算出手段を実行する。中央処理部は、乗務可能第2残り時間算出手段によって算出した乗務可能第2残り時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務可能第2残り時間記憶手段を実行する。乗務可能第2残り時間は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務可能第2残り時間は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務可能第2残り時間が出力装置を介して出力される(乗務可能第2残り時間出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計走行距離を算出し(第2累計走行距離算出手段)、算出した第2累計走行距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第2累計走行距離憶手段を実行する。第2累計走行距離は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から10日までにその運転者が乗務したタクシーの走行距離の累計である。乗務日における当日の走行距離は、ICカードに書き込まれており、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務後点呼時における第2累計走行距離を減じて走行可能第2残り距離を算出する走行可能第2残り距離算出手段を実行する。中央処理部は、走行可能第2残り距離算出手段によって算出した走行可能第2残り距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行可能第2残り距離記憶手段を実行する。走行可能第2残り距離は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行可能第2残り距離は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行可能第2残り距離が出力装置を介して出力される(走行可能第2残り距離出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼時までの所定期間内における第2累計売上金額を算出し(第2累計売上金額算出手段)、算出した第2累計売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する第2累計売上金額記憶手段を実行する。第2累計売上金額は、たとえば、月初から10日後の日が乗務日である場合、月初から10日までにその運転者が乗務したタクシーの売上金額の累計である。乗務日における当日の売上金額は、ICカードに書き込まれており、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を所定期間における売上第1目標金額で除して目標第3達成率を算出する目標第3達成率算出手段を実行し、算出した目標第3達成率を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する目標第3達成率記憶手段を実行する。目標第3達成率は、各運転者の運転者ファイルに格納される。目標第3達成率は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の目標第3達成率が出力装置を介して出力される(目標第3達成率出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上目標金額とその運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額とをハードディスクから抽出し、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の当日売上金額を当日売上目標金額で除して目標第4達成率を算出する目標第4達成率算出手段を実行し、算出した目標第4達成率を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する目標第4達成率記憶手段を実行する。目標第4達成率は、各運転者の運転者ファイルに格納される。目標第4達成率は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の目標第4達成率が出力装置を介して出力される(目標第4達成率出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を乗務後点呼時までの第2累計乗務時間で除して乗務時間当たり第3売上金額を算出する乗務時間当たり第3売上金額算出手段を実行し、算出した乗務時間当たり第3売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務時間当たり第3売上金額記憶手段を実行する。乗務時間当たり第3売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務時間当たり第3売上金額は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務時間当たり第3売上金額が出力装置を介して出力される(乗務時間当たり第3売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を乗務後点呼時までの第2累計走行距離で除して走行距離当たり第3売上金額を算出する走行距離当たり第3売上金額算出手段を実行し、算出した走行距離当たり第3売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行距離当たり第3売上金額記憶手段を実行する。走行距離当たり第3売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行距離当たり第3売上金額は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行距離当たり第3売上金額が出力装置を介して出力される(走行距離当たり第3売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の乗務時間で除して乗務時間当たり第4売上金額を算出する乗務時間当たり第4売上金額算出手段を実行し、算出した乗務時間当たり第4売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する乗務時間当たり第4売上金額記憶手段を実行する。乗務時間当たり第4売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。乗務時間当たり第4売上金額は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の乗務時間当たり第4売上金額が出力装置を介して出力される(乗務時間当たり第4売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の走行距離で除して走行距離当たり第4売上金額を算出する走行距離当たり第4売上金額算出手段を実行し、算出した走行距離当たり第4売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する走行距離当たり第4売上金額記憶手段を実行する。走行距離当たり第4売上金額は、各運転者の運転者ファイルに格納される。走行距離当たり第4売上金額は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の走行距離当たり第4売上金額が出力装置を介して出力される(走行距離当たり第4売上金額出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の健康状態を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する健康状態記憶手段を実行する。健康状態は、乗務後点呼時に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。健康状態は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力される(健康状態出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、乗務後点呼時に営業用自動車のうちの点呼対象の運転者が乗務した乗務自動車の乗務後車両点検の点検実施状況を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する点検実施状況記憶手段を実行する。点検実施状況は、乗務後点呼時に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。点検実施状況は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の点検実施状況が出力装置を介して出力される(点検実施状況出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の当日の乗務日における顧客からの要望事項や運転者本人の要望事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する要望事項記憶手段を実行する。要望事項は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。要望事項は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の要望事項が出力装置を介して出力される(要望事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の当日の乗務日における顧客の忘れ物情報(忘れ物の種類、忘れ物の取得日時、保管場所)を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する忘れ物情報記憶手段を実行する。忘れ物情報は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。忘れ物情報は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の忘れ物情報が出力装置を介して出力される(忘れ物情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の当日の乗務日におけるトラブル事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶するトラブル事項記憶手段を実行する。トラブル事項は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納される。トラブル事項は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期のトラブル事項が出力装置を介して出力される(トラブル事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における自己の事故情報を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故情報記憶手段を実行する。事故情報は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。事故情報は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の事故情報が出力装置を介して出力される(事故情報出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における自己の事故画像を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故画像記憶手段を実行する。事故画像は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。事故画像は、乗務後点呼後に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の事故画像が出力装置を介して出力される(事故画像出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の乗務日における自己の事故未遂画像を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で記憶する事故未遂画像記憶手段を実行する。事故未遂画像は、乗務後点呼時または乗務後点呼後に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。事故未遂画像は、乗務後点呼後に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の事故未遂画像が出力装置を介して出力される(事故未遂画像出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者の次回の乗務日における勤務時間、休息時間、走行距離、帰庫時間を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する次回勤務条件記憶手段を実行する。次回勤務条件は、当日の乗務日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。次回勤務条件は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力され、さらに所定の時期(年月日または所定の期間)を指定すると、その時期の次回勤務条件が出力装置を介して出力される(次回勤務条件出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者に乗務後に通知する注意事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する注意事項記憶手段を実行する。注意事項は、乗務前点呼後の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。注意事項は、乗務後点呼時に出力装置を介して出力される(注意事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、点呼対象の運転者に乗務後に通知する売上向上指示事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で記憶する売上向上指示事項記憶手段を実行する。売上向上指示事項は、乗務前点呼後の乗務日当日に入力装置を介してコンピュータ11A,11Bに入力され、各運転者の運転者ファイルに格納されている。売上向上指示事項は、乗務前点呼時に出力装置を介して出力される(売上向上指示事項出力手段)。
コンピュータ11Aの中央処理部は、所定の運転者識別子を指定したときに、指定した運転者識別子に対応する運転者の点呼データの一覧をディスプレイ15に表示し、または、プリンタ16を介して出力する運転者別点呼データ一覧出力手段を実行する。中央処理部は、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における点呼データの一覧表を運転者特定情報とともにディスプレイ15に表示し、または、プリンタ16を介して出力する時期別点呼データ一覧出力手段を実行する。指定時期は、たとえば所定の期間や所定の期日であり、任意に指定することができる。運転者別点呼データ出力手段や時期別点呼データ一覧出力手段では、点呼時における点呼データを表示した点呼時指示書を出力し、各運転者の点呼簿を出力する。
運転者別点呼データ出力手段や時期別点呼データ一覧出力手段において出力される乗務前点呼データには、認証結果情報、運転者特定情報、点呼者特定情報、乗務前点呼日時、乗務可能時間、第1累計乗務時間、乗務可能第1残り時間、走行可能距離、第1累計走行距離、走行可能第1残り距離、売上第1目標金額、第1累計売上金額、目標第1達成率、当日売上目標金額、前回売上目標金額、前回売上金額、目標第2達成率(前回目標達成率)、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額、乗務間隔、健康状態、免許証情報、点検実施状況、勤務時間、休息時間、走行距離、帰庫時間、工事情報、道路渋滞情報、事故情報、注意事項、売上向上指示事項、事故画像、事故未遂画像、飲酒有無情報がある。
運転者別点呼データ出力手段や時期別点呼データ一覧出力手段において出力される乗務後点呼データには、認証結果情報、運転者特定情報、点呼者特定情報、乗務後点呼日時、乗務可能時間、第2累計乗務時間、乗務可能第2残り時間、走行可能距離、第2累計走行距離、走行可能第2残り距離、売上第1目標金額、第2累計売上金額、目標第3達成率、当日売上目標金額、当日売上金額、目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額、乗務間隔、健康状態、免許証情報、勤務時間、休息時間、走行距離、帰庫時間、要望事項、忘れ物情報、注意事項、売上向上指示事項、事故画像、事故未遂画像、飲酒有無情報がある。
図3は、ディスプレイ15に表示されたこのシステム10へのログイン画面の一例を示す図であり、図4は、項目選択画面の一例を示す図である。図5は、運転者認証(本人認証)初期画面の一例を示す図であり、図6は、認証方式選択画面の一例を示す図である。図7は、運転者認証の認証確認画面の一例を示す図であり、図8は、運転者認証の認証結果画面の一例を示す図である。なお、図3以下の各図の表示エリアや入力エリアでは具体的な文字や数字の図示を省略する。乗務前点呼時に点呼責任者がコンピュータ11Aを起動させると、コンピュータ11Aに接続されたディスプレイ15にシステム10へのログイン画面が表示される。
ディスプレイ15には、図3に示すように、点呼者名の入力エリア、パスワードの入力エリア、ログインボタンが表示される。点呼責任者は、キーボードを利用してそれら入力エリアに点呼者名とその点呼者名のパスワードとを入力した後、「ログインボタン」を押す。なお、バーコードリーダ17を利用し、点呼者が所持する社員証に表示されたバーコードを読み取り、読み取ったバーコードの社員証情報をバーコードリーダ17からコンピュータ11A,11Bに入力することで、点呼者名やパスワードの入力を省くこともできる。
コンピュータ11Aは、入力された点呼者名およびパスワードをメモリに格納されたそれらと比較し、点呼者名およびパスワードの正誤を判断する。点呼者名およびパスワードが正しくパスワード認証の結果が可である場合、コンピュータ11Aは、システム10の使用を許可し、図4に示す項目選択画面をディスプレイ15に表示する。項目選択画面には、乗務前運転者認証ボタン、乗務後運転者認証ボタン、運転者別点呼データ出力ボタン、時期別点呼データ出力ボタン、乗務前指示書出力ボタン、乗務後指示書出力ボタン、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。なお、点呼者名やパスワードが誤っていてパスワード認証の結果が不可である場合、コンピュータ11Aは、システム10の使用を禁止し、使用不可メッセージをディスプレイ15に表示する(図示せず)。
図4の項目選択画面において点呼者が「乗務前運転者認証ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図5の運転者認証初期画面をディスプレイ15に表示する。運転者認証初期画面には、点呼者表示エリアに点呼者名、現在時刻表示エリアに現在時間、基準日表示エリアに現在日付が表示され、実行ボタン、終了ボタンが表示される。なお、点呼時には、点呼対象の運転者が点呼責任者の目前にいることが原則であるが、運転者が責任者の所在地以外の場所にいる場合は、図2に示すインターネット24を介して点呼を行うこともでき、または、テレビ電話や電話対応によって点呼を行うこともできる。
現在時刻表示エリアの「プルダウンボタン」を押すと、乗務前を乗務後に切り替えることができる。また、基準日表示エリアの「プルダウンボタン」を押すと、基準日を変更することができる。現在時刻や基準日を確認後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図6に示す認証方式選択画面をディスプレイ15に表示する。認証方式選択画面には、確認証方式および確認証方式に対応したチェックボックス、運転者の氏名入力エリア、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
運転者または点呼責任者がキーボード12やマウス13を利用して氏名入力エリアに運転者の氏名を入力し、さらに、点呼責任者がチェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、チェックマークを入れた認証方式による認証が実行される。なお、図示はしていないが、ディスプレイ15に確認証方式の手順説明が表示される。また、複数の確認証方式を同時に選択し、それら認証方式を組み合わせた認証を実行することもできる。氏名入力エリアのプルダウンリストから運転者の氏名を選び出すこともできる。
認証方式において免許証認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、スキャナー14による点呼対象の運転者の免許証情報の読み込みを指示する。運転者の免許証がスキャナー14によって読み込まれると、スキャナー14からコンピュータ11A,11Bに免許証情報が出力される。なお、免許証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その免許証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。
コンピュータ11A,11Bは、図7に示す認証確認画面をディスプレイ15に表示する。認証確認画面には、点呼者名表示エリアに点呼者名、認証日時表示エリアに認証日時、免許証番号表示エリアに読み取った免許証番号、氏名表示エリアに読み取った氏名、有効期限表示エリアに読み取った有効期限が表示され、読み取った免許証情報に対応する各運転者情報が運転者情報表示エリアに表示される。さらに、その運転者情報に対応する運転者の顔写真画像が画像表示エリアに表示され、認証結果入力エリアが表示されるとともに、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。点呼者名表示エリアには、点呼者名のみならず、点呼者の所属部課、性別、年齢、役職、社員番号を表示することもできる。
ここで、点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。なお、チェックボックスにチェックマークを入れなくてもよい。チェックボックスにチェックマークを入れることによってコンピュータ11Aと点呼責任者との両者による二重の認証チェックを行うことができる。点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、スキャナー14から出力された免許証情報のうち、免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つとを比較する。コンピュータ11Aは、免許証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(免許証認証手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、免許証認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(免許証認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、図8に示す認証結果画面をディスプレイ15に表示するとともに、その認証結果画面をインターネット24を介してコンピュータ11Bに送信し、コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15に認証結果画面を表示する(以下、コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含むと略す)(免許証認証結果出力手段)。認証結果画面には、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、認証結果表示エリアに可または不可、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、認証結果が不可の場合、乗務前点呼日時が認定されず、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時は表示されない。
認証方式において社員証第1認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、バーコードリーダ17による点呼対象の運転者の社員証に表示されたバーコードの読み込みを指示する。社員証のバーコードがバーコードリーダ17によって読み込まれると、バーコードリーダ17からコンピュータ11A,11Bに社員証情報が出力される。なお、社員証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その社員証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイ15に表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、バーコードリーダ17から出力された社員証情報のうち、運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つとを比較する。コンピュータ11Aは、社員証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(社員証第1認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、社員証第1認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(社員証認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(社員証認証結果出力手段)。
認証方式において社員証第2認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、ICカードリーダ18によって点呼対象の運転者が所持するICカードのICチップの各情報の読み込みを指示する。ICカードのICチップの各情報がICカードリーダ18によって読み込まれると、ICカードリーダ18からコンピュータ11A,11Bに社員証情報が出力される。なお、社員証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その社員証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイに表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ICカードリーダ18から出力された社員証情報のうち、運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した運転者の氏名、社員番号、免許証番号の少なくとも1つとを比較する。コンピュータ11Aは、社員証情報と運転者特定情報とが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(社員証第2認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、社員証第2認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(社員証認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(社員証認証結果出力手段)。
認証方式において顔画像認証を選択すると、コンピュータ11Aは、撮像装置20による点呼対象の運転者の顔の撮影を指示する。運転者の顔が撮像装置20によって撮影されると、撮像装置20からコンピュータ11A,11Bに顔画像データが出力される。なお、顔画像データを受け取ったコンピュータ11Bは、その顔画像データをインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイ15に表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、撮影装置20から出力された顔画像データとハードディスクに格納された顔写真画像データとを比較する。コンピュータ11Aは、顔画像データと顔写真画像データとが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(顔画像認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、顔画像認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で各運転者の運転者ファイルに時系列に格納する(顔画像認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(顔画像認証結果出力手段)。
認証方式において虹彩認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、虹彩データ取得装置21による点呼対象の運転者の虹彩パターンの撮影を指示する。運転者の虹彩パターンが虹彩データ取得装置21によって撮影されると、虹彩データ取得装置21からコンピュータ11A,11Bに虹彩画像データが出力される。なお、虹彩画像データを受け取ったコンピュータ11Bは、その虹彩画像データをインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイ15に表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、虹彩データ取得装置21から出力された虹彩画像データとハードディスクに格納された虹彩画像データとを比較する。コンピュータ11Aは、虹彩画像データどうしが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(虹彩認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、虹彩認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(虹彩認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(虹彩認証結果出力手段)。
認証方式において指紋認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、指紋データ取得装置22による点呼対象の運転者の指紋パターンの撮影を指示する。運転者の指紋パターンが指紋データ取得装置22によって撮影されると、指紋データ取得装置22からコンピュータ11A,11Bに指紋データが出力される。なお、指紋データを受け取ったコンピュータ11Bは、その指紋データをインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイ15に表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、指紋データ取得装置22から出力された指紋データとハードディスクに格納された指紋データとを比較する。コンピュータ11Aは、指紋データどうしが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(指紋認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、指紋認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(指紋認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(指紋認証結果出力手段)。
認証方式において静脈認証を選択すると、コンピュータ11A,11Bは、静脈データ取得装置23による点呼対象の運転者の静脈パターンの撮影を指示する。運転者の静脈パターンが静脈データ取得装置23によって撮影されると、静脈データ取得装置23からコンピュータ11A,11Bに静脈データが出力される。なお、静脈データを受け取ったコンピュータ11Bは、その静脈データをインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、認証確認画面をディスプレイ15に表示する(図7援用)。点呼責任者は、図7に示す認証確認画面を見ながら、点呼対象の運転者を確認しつつ、認証結果可または不可を判断し、認証結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。
点呼者が図7の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、静脈データ取得装置23から出力された静脈データとハードディスクに格納された静脈データとを比較する。コンピュータ11Aは、静脈データどうしが一致した場合、運転者本人と判定し、それらが不一致の場合、運転者を偽者と判定する(静脈認証手段)。コンピュータ11Aは、運転者の真偽を判定した後、静脈認証手段による認証結果を運転者識別子と認証日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(静脈認証結果格納手段)。コンピュータ11Aは、認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図8援用)(静脈認証結果出力手段)。このシステム10は、確認証手段によって運転者の真偽を確認するから、運転者のなりすましを防ぐことができ、乗務前点呼の真正を担保することができる。
図9は、乗務前点呼日時確定表示画面の一例を示す図である。図8の認証結果画面において点呼責任者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、各運転者認証手段によって点呼対象の運転者が真正(本人)であると判断した場合に限り、その時点(認証日時)を乗務前点呼日時として認定する。コンピュータ11Aは、認定した乗務前点呼日時を運転者識別子と点呼者識別子とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務前点呼日時記憶手段)。コンピュータ11Aは、図9に示す乗務前点呼日時をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(乗務前点呼日時出力手段)。乗務前点呼日時確定表示画面には、点呼日時表示エリアに確定した点呼日時、運転者情報表示エリアに運転者情報、画像表示エリアに顔写真画像が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
図10は、アルコール検査確認画面の一例を示す図であり、図11は、アルコール検査結果画面の一例を示す図である。図9の乗務前点呼日時確定表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、アルコールチェッカー19による点呼対象の運転者の呼気の採取を指示する。運転者の呼気がアルコールチェッカー19によって採取され、アルコールチェッカー19からコンピュータ11A,11Bに運転者の呼気に含まれるアルコール濃度が出力される。なお、アルコール濃度を受け取ったコンピュータ11Bは、そのアルコール濃度をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11A,11Bは、図10に示すアルコール検査確認画面をディスプレイ15に表示する。アルコール検査確認画面には、乗務前点呼日時表示エリアに点呼日時、運転者情報表示エリアに運転者情報、アルコール濃度表示エリアにアルコール濃度が表示され、飲酒有無入力エリア、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
点呼責任者は、点呼対象の運転者の様子を確認しつつ、飲酒有無を判断し、飲酒結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。なお、チェックボックスにチェックマークを入れなくてもよい。チェックボックスにチェックマークを入れることによってコンピュータ11Aと点呼責任者との両者による二重の飲酒チェックを行うことができる。点呼者が図10の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、アルコールチェッカー19から出力されたアルコール濃度とハードディスクに格納された許容アルコール濃度とを比較する。コンピュータ11Aは、測定されたアルコール濃度が許容アルコール濃度よりも低い場合、飲酒無と判定し、アルコール濃度が許容アルコール濃度よりも高い場合、飲酒有と判定する(飲酒有無決定手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の飲酒の有無を判定した後、飲酒有無決定手段による判定結果を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(飲酒有無情報記憶手段)。コンピュータ11Aは、図11に示すアルコール検査結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(飲酒有無情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、飲酒有無情報の出力指示があると、アルコール検査結果シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(飲酒有無情報出力手段)。
アルコール検査結果画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、飲酒有無表示エリアに無または有が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、飲酒有の場合、図示はしていないが、コンピュータ11A,11Bの近傍に設置されたスピーカーから特殊音が発生するとともに、パトランプが点滅し、飲酒有を外部に伝えるようになっている。飲酒有の場合、その日の乗務は禁止される。点呼者は、飲酒の経過を運転手から聴取し、必要があれば、測定されたアルコール濃度とともに聴取録を作る。
次に点呼者は、点呼対象の運転者が運転免許証を所持しているかを確かめるため、運転者から運転免許証を預かり、その免許証の免許証番号および有効期限をキーボード12やマウス13またはスキャナー14を介してコンピュータ11A,11Bに入力する。なお、免許証認証手段においてスキャナーから免許証情報がコンピュータ11Aに既に入力されている場合は免許証情報の入力を行う必要はなく、免許証真正判定手段も行われない。免許証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その免許証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11Aは、運転者特定情報のうちの免許証情報と入力された免許証情報とを比較し、運転者が所持する運転免許証がその運転者の真正のそれであるかを判定する(免許証真正判定手段)。
コンピュータ11Aは、運転者が所持する免許証の免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つとを比較する。コンピュータ11Aは、それら免許証情報が一致した場合、運転者が所持する免許証を真正のそれと判定し、それらが不一致の場合、運転者が所持する免許証を不正なそれと判定する。コンピュータ11Aは、運転者が所持する免許証を不正なそれと判定すると、免許証不携帯メッセージをディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図示せず)。免許証不携帯の場合、その日の乗務は禁止される。点呼者は、免許不携帯の原因を運転手から聴取し、必要があれば、その運転者の免許証情報とともに聴取録を作る。
図12は、乗務当日の乗務前の目標事項表示画面の一例を示す図である。飲酒無と判定された後、図11のアルコール検査結果画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者認証手段において真正と判定し、かつ、飲酒無と判定した運転者の乗務可能時間、走行可能距離、売上第1目標金額、当日売上目標金額、乗務間隔、飲酒判定結果を運転者ファイルから抽出し、図12に示す目標事項表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(乗務可能時間出力手段、走行可能距離出力手段、売上第1目標金額出力手段、当日売上目標金額出力手段、乗務間隔出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、目標事項の出力指示があると、目標事項を印刷した目標印刷シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(乗務可能時間出力手段、走行可能距離出力手段、売上第1目標金額出力手段、当日売上目標金額出力手段、乗務間隔出力手段)。
目標事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、乗務可能時間表示エリアに乗務可能時間、走行可能距離表示エリアに走行可能距離、売上第1目標金額表示エリアに売上第1目標金額、当日売上目標金額表示エリアに当日売上目標金額、乗務間隔表示エリアに乗務間隔、飲酒判定結果表示エリアに判定結果、社員番号表示エリアに社員番号、免許証番号表示エリアに免許証番号、有効期限表示エリアに有効期限が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を出力するから、各運転者の乗務前点呼日時における乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を各運転者に認識させることができ、運転者にそれらの遵守を徹底させることができる。システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の売上第1目標金額や当日売上目標金額を出力するから、各運転者の乗務前点呼日時における売上第1目標金額や当日売上目標金額を容易に確認かつ把握することができるとともに、売上第1目標金額や当日売上目標金額を各運転者に認識させることができ、運転者にそれらの必達を徹底させることができる。システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の飲酒判定結果を出力するから、飲酒運転を未然に防ぐことができる。
図13は、乗務当日の乗務前の目標達成表示画面の一例を示す図である。図12の目標事項表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼時までの第1累計乗務時間を算出し(第1累計乗務時間算出手段)、算出した第1累計乗務時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第1累計乗務時間記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務当日における乗務可能時間からその運転者の乗務前点呼時における第1累計乗務時間を減じて乗務可能第1残り時間を算出し(乗務可能第1残り時間算出手段)、算出した乗務可能第1残り時間を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務可能第1残り時間記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼時までの第1累計走行距離を算出し(第1累計走行距離算出手段)、算出した第1累計走行距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第1累計走行距離憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務当日における走行可能距離からその運転者の乗務前点呼時における第1累計走行距離を減じて走行可能第1残り距離を算出し(走行可能第1残り距離算出手段)、算出した走行可能第1残り距離を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行可能第1残り距離記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼時までの第1累計売上金額を算出し(第1累計売上金額算出手段)、算出した第1累計売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第1累計売上金額記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼日時における第1累計売上金額を売上第1目標金額で除して目標第1達成率を算出し(目標第1達成率算出手段)、算出した目標第1達成率を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(目標第1達成率記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の前回の乗務日における1日の前回売上目標金額とその運転者の前回の乗務日における1日の前回売上金額とをハードディスクから抽出し、その運転者の前回売上金額を前回売上目標金額で除して目標第2達成率を算出し(目標第2達成率算出手段)、算出した目標第2達成率を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(目標第2達成率記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼日時における累計売上金額を乗務前点呼時までの累計乗務時間で除して乗務時間当たり第1売上金額を算出し(乗務時間当たり第1売上金額算出手段)、算出した乗務時間当たり第1売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務時間当たり第1売上金額記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務前点呼日時における累計売上金額を乗務前点呼時までの第1累計走行距離で除して走行距離当たり第1売上金額を算出し(走行距離当たり第1売上金額算出手段)、算出した走行距離当たり第1売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行距離当たり第1売上金額記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の前回乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回乗務時間で除して乗務時間当たり第2売上金額を算出し(乗務時間当たり第2売上金額算出手段)、算出した乗務時間当たり第2売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務時間当たり第2売上金額記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の前回乗務日における1日の前回売上金額を前回乗務日の前回走行距離で除して走行距離当たり第2売上金額を算出し(走行距離当たり第2売上金額算出手段)、算出した走行距離当たり第2売上金額を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行距離当たり第2売上金額記憶手段)。なお、コンピュータ11Aは、第1累計乗務時間、乗務可能第1残り時間、第1累計走行距離、走行可能第1残り距離、第1累計売上金額、目標第1達成率、目標第2達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額の算出を乗務前点呼時以前に行い、それらを運転者ファイルに格納することもある。
コンピュータ11Aは、各算出手段を実行した後、または、各算出手段を実行済みの場合、第1累計乗務時間、乗務可能第1残り時間、第1累計走行距離、走行可能第1残り距離、第1累計売上金額、目標第1達成率、目標第2達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を運転者ファイルから抽出し、図13に示す目標達成表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(第1累計乗務時間出力手段、乗務可能第1残り時間出力手段、走行可能第1残り距離出力手段、第1累計売上金額出力手段、目標第1達成率出力手段、目標第2達成率出力手段、乗務時間当たり第1売上金額出力手段、走行距離当たり第1売上金額出力手段、乗務時間当たり第2売上金額出力手段、走行距離当たり第2売上金額出力手段)。
コンピュータ11A,11Bは、目標達成事項の出力指示があると、目標達成事項を印刷した目標達成印刷シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(第1累計乗務時間出力手段、乗務可能第1残り時間出力手段、走行可能第1残り距離出力手段、第1累計売上金額出力手段、目標第1達成率出力手段、目標第2達成率出力手段、乗務時間当たり第1売上金額出力手段、走行距離当たり第1売上金額出力手段、乗務時間当たり第2売上金額出力手段、走行距離当たり第2売上金額出力手段)。
目標達成表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、累計乗務時間表示エリアに累計乗務時間、乗務可能残り時間表示エリアに乗務可能残り時間、累計走行距離表示エリアに累計走行距離、走行可能残り距離表示エリアに走行可能残り距離、累計売上金額表示エリアに累計売上金額、目標第1達成率表示エリアに目標第1達成率、目標第2達成率表示エリアに目標第2達成率、乗務時間当たり第1売上金額表示エリアに乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額表示エリアに走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額表示エリアに乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額表示エリアに走行距離当たり第2売上金額が表示される。さらに、社員番号表示エリアに社員番号、免許証番号表示エリアに免許証番号、有効期限表示エリアに有効期限が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を出力するから、点呼者が各運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に乗務可能残り時間や走行可能残り距離を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や乗務前点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。
システム10は、乗務前点呼時に各運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務可能残り時間や走行可能残り距離を各運転者に認識させることができ、各運転者に乗務可能時間や走行可能残り距離の遵守を徹底させることができる。システム10は、乗務前点呼時に点呼者や運転者が乗務可能残り時間や走行可能残り距離を把握することで、運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、乗務可能残り時間や走行可能残り距離を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
システム10は、点呼対象の運転者の第1目標達成率や第2目標達成率(前回目標達成率)、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を出力するから、点呼者が各運転者の第1目標達成率や第2目標達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に第1目標達成率や第2目標達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や乗務前点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。
システム10は、乗務前点呼時に運転者の第1目標達成率や第2目標達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を出力するから、各運転者の第1目標達成率や第2目標達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を容易に確認かつ把握することができるとともに、第1目標達成率や第2目標達成率、乗務時間当たり第1売上金額、走行距離当たり第1売上金額、乗務時間当たり第2売上金額、走行距離当たり第2売上金額を各運転者に認識させることができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
図14は、乗務当日の乗務前のチェック事項表示画面の一例を示す図である。図13の目標達成表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図14に示すチェック事項表示画面をディスプレイ15に表示する。チェック事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時が表示される。さらに、健康状態チェックボックス、車両点検状況チェックボックス、工事情報表示チェックボックス、渋滞情報表示チェックボックス、事故情報表示チェックボックス、事故画像表示チェックボックス、事故未遂画像表示チェックボックス、その他画像表示チェックボックス、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
点呼者は、点呼対象の運転者を問診し、あわせてその運転者の様子を見ながら、運転者の健康状態をチェックし、健康状態良または否のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。点呼者は、乗務する車両の点検実施の有無を運転者から聞き出し、点検有または無のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。さらに、点呼者は、工事情報や渋滞情報、事故情報の表示のチェックボックスにチェックマークを入れ、事故画像や事故未遂画像、その他画像の表示のチェックボックスにチェックマークを入れる。なお、工事情報や渋滞情報、事故情報の非表示チェックボックスにチェックマークを入れると、それら情報は表示されない。また、事故画像や事故未遂画像、その他画像の非表示チェックボックスにチェックマークを入れると、それら情報は表示されない。
点呼者がそれらチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者の健康状態を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納し(健康状態記憶手段)、運転者が乗務する乗務自動車の乗務前車両点検の点検実施状況を運転者識別子と乗務前点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(点検実施状況記憶手段)。
図15は、当日勤務条件表示画面の一例を示す図である。図14のチェック事項表示画面において点呼者が「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの運転者ファイルからその運転者の勤務条件を抽出し、図15に示す当日勤務条件表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(当日勤務条件出力手段、健康状態出力手段、点検実施状況出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、当日勤務条件の出力指示があると、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間、健康状態、車両点検状況を印刷した勤務条件シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(当日勤務条件出力手段、健康状態出力手段、点検実施状況出力手段)。
当日勤務条件表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、勤務時間表示エリアに当日の勤務時間、休息時間表示エリアに当日の休息時間、走行距離表示エリアに当日の走行距離、帰庫時間表示アリアに当日の帰庫時間が表示される。さらに、工事情報表示ボタン、渋滞情報表示ボタン、事故情報表示ボタン、事故画像表示ボタン、事故未遂画像表示ボタン、その他画像表示ボタン、実行ボタン、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の健康状態を記憶するから、点呼者が各運転者の健康状態を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに乗務前点呼作業を行うことができる。システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の健康状態を出力するから、各運転者の乗務前点呼日時における健康状態を容易に確認かつ把握することができるとともに、健康状態を各運転者に認識させることができ、点呼者や運転者が健康状態に基づいて自動車を正常に運転し得るかを判断することができる。システム10は、点呼者が運転者の健康状態を把握しつつ運転者が自己の健康状態を客観的に把握することで、乗務日における運転者の運行の安全を確保することができる。
システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前車両点検の点検実施状況を記憶するから、点呼者が点検実施状況を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに乗務前点呼作業を行うことができる。システム10は、乗務前点呼時に点呼対象の運転者の乗務前車両点検の点検実施状況を出力するから、各運転者の点検実施状況を容易に確認かつ把握することができるとともに、点検実施状況を各運転者に認識させることができ、点検実施状況に基づいて乗務前点検を確実に実施させることができる。
システム10は、点呼対象の運転者の当日勤務条件を記憶するから、点呼者が勤務条件を書面に記録する必要はなく、記録の手間を省くことで点呼者が時間や手間を要せずに乗務前点呼作業を行うことができる。システム10は、点呼対象の運転者の当日勤務条件を出力するから、各運転者の勤務条件を容易に確認かつ把握することができるとともに、勤務条件を各運転者に認識させることができ、運転者に勤務条件の遵守を徹底させることができる。
図16は、路線図表示画面の一例を示す図であり、図17は、工事・作業情報表示画面の一例を示す図である。工事情報を表示するには、図15の当日勤務条件表示画面において「工事情報表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「工事情報表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの工事情報ファイルから運転者に視認させる工事情報を運転者特定情報によって抽出し、図16に示す路線図表示画面をディスプレイ15に表示する。路線図表示画面には、道路工事・作業の場所や道路渋滞の路線、事故の場所が示され、工事・作業ボタン、道路渋滞ボタン、事故情報ボタンが表示される。図16の路線図表示画面において「工事・作業ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図17に示す工事・作業情報表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(工事情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、工事情報の出力指示があると、図16の路線図や図17の工事・作業情報を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(工事情報出力手段)。
工事・作業情報表示画面には、路線名表示エリアに路線名、方向表示エリアに方向、規制区間表示エリアに規制区間、要因表示エリアに各要因、内容表示エリアに規制内容が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ15に表示された路線図や工事・作業情報、プリントされた路線図や工事・作業情報を見ることによって、工事の場所を知ることができ、工事渋滞に巻き込まれることはなく、営業車の運行の円滑化を図ることができる。
図18は、道路渋滞情報表示画面の一例を示す図である。渋滞情報を表示するには、図17の工事・作業情報表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「渋滞情報表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「渋滞情報表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図16に示す路線図表示画面をディスプレイ15に表示する。さらに、図16の路線図表示画面において「道路渋滞ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの渋滞情報ファイルから運転者に視認させる渋滞情報を運転者特定情報によって抽出し、図18に示す道路渋滞情報表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(道路渋滞情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、道路渋滞情報の出力指示があると、図16の路線図や図18の道路渋滞情報を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(道路渋滞情報出力手段)。
道路渋滞情報表示画面には、起点路線名表示エリアに起点路線名、方向表示エリアに方向、区間表示エリアに渋滞区間、所要時間表示エリアに所要時間が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ15に表示された路線図や道路渋滞情報、プリントされた路線図や道路渋滞情報を見ることによって、渋滞路線や渋滞箇所を知ることができ、渋滞に巻き込まれることはなく、営業車の運行の円滑化を図ることができる。
図19は、事故情報表示画面の一例を示す図である。事故情報を表示するには、図18の道路渋滞情報表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「事故情報表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故情報表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図16に示す路線図表示画面をディスプレイ15に表示する。さらに、図16の路線図表示画面において「事故情報ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故情報ファイルから運転者に視認させる事故情報を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図19に示す事故情報表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、事故情報の出力指示があると、図16の路線図や図19の事故情報を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(事故情報出力手段)。
事故情報表示画面には、事故場所表示エリアに事故場所、事故状況表示エリアに事故状況、道路状況表示エリアに道路状況が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ15に表示された路線図や事故情報、プリントされた路線図や事故情報を見ることによって、事故の場所や内容を知ることができ、事故渋滞に巻き込まれることはなく、営業車の運行の円滑化を図ることができる。
図20は、事故画像表示画面の一例を示す図である。過去の事故画像を表示するには、図19の事故情報表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「事故画像表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故画像表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故画像ファイルから運転者に視認させる事故画像を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図20に示す事故画像表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故画像出力手段)。
事故画像表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、事故現場表示エリアに事故の場所、事故状況表示エリアに事故状況、事故原因表示エリアに事故原因が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。さらに、事故画像表示エリアにドライブレコーダーによって撮影された事故の動画が表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ15に表示された事故画像を見ることによって、運転者の安全運転に対する意識高揚を図ることができ、運行中の事故の発生を未然に防ぐことができる。
図21は、事故未遂画像表示画面の一例を示す図である。過去の事故未遂画像を表示するには、図20の事故画像表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「事故未遂画像表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故未遂画像表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故未遂画像ファイルから運転者に視認させる事故未遂画像を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図20に示す事故未遂画像表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故未遂画像出力手段)。
事故未遂画像表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、事故未遂現場表示エリアに未遂事故の場所、事故未遂状況表示エリアに未遂事故状況、事故未遂原因表示エリアに未遂事故原因が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。さらに、事故未遂画像表示エリアにドライブレコーダーによって撮影された未遂事故の動画が表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ115に表示された事故未遂画像を見ることによって、運転者の安全運転に対する意識高揚を図ることができ、運行中の事故の発生を未然に防ぐことができる。
図22は、その他画像表示画面の一例を示す図である。その他画像を表示するには、図21の事故未遂画像表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「その他画像表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「その他画像表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクのその他画像ファイルから運転者に視認させるその他画像を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図22に示すその他画像表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(その他画像出力手段)。
その他画像表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。さらに、その他画像表示エリアに動画または静止画が表示される。システム10は、乗務前点呼時に運転者がディスプレイ15に表示されたその他画像を見ることによって、運転者の運転時の気持ちの引き締めや緊張を図ることができ、運行中の事故の発生を未然に防ぐことができる。
図23は、注意事項と売上向上指示事項とを表示したその他事項表示画面の一例を示す図である。その他事項を表示するには、図22の事故未遂画像表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図15の当日勤務条件表示画面を表示する。当日勤務条件表示画面において「次へボタン」を押す。「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの運転者ファイルから運転者に視認させる注意事項や売上向上指示事項を抽出し、図23に示すその他事項表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(注意事項出力手段、売上向上指示事項出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、その他事項の出力指示があると、図23のその他事項を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(注意事項出力手段、売上向上指示事項出力手段)。
その他事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、注意事項表示エリアに注意事項、売上向上指示事項表示エリアに売上向上指示事項が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。運転者は、注意事項を見ることで、運行の安全を再度確認することができ、売上向上指示を見ることで、売上金額の向上策を確認することができる。
問題なく乗務前点呼が終了すると、運転者はICカードを所持してタクシーに乗車し、勤務に就く。なお、タクシーには、車載装置が設置されている。タクシーに設置された車載装置は、タクシーメーター、タクシー無線機、GPS端末、ETC車載器、ICカードリーダ/ライタ、ドライブレコーダーとから形成されている。無線機やGPS端末、ETC車載器、ICカードリーダ/ライタ、ドライブレコーダーは、インターフェイスを介してタクシーメーターに接続されている。タクシーメーターには、中央処理部(CPUまたはMPU)と記憶デバイスとを有するコンピュータが内蔵されている。タクシーメーターには、ICカードが挿脱可能に挿入される。運転者は、タクシーの運行に先立って、ICカードをタクシーメーターに挿入する。ICカードのICチップに格納される各情報には、乗務日における売上合計料金、乗務日における利用者の乗車日時や降車日時、乗務日における勤務時間、乗務日における走行距離、自己の事故画像、自己の事故未遂画像がある。
タクシーメーターに内蔵されたコンピュータは、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、その記憶デバイスに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。タクシーメーターのコンピュータは、乗務日における迎車料金、メーター料金、ETC車載器から出力された有料道路料金を合計して合計料金を算出するとともに、ICカードリーダ/ライタを介してそれら料金(運行データ)をICカードのメモリに格納する料金情報格納手段を実行する。タクシーメーターのコンピュータは、乗務日における利用者の乗車日時や降車日時、利用時間、走行距離等の運行情報をICカードリーダ/ライタを介してICカードのメモリに格納する運行情報格納手段を実行する。タクシーメーターのコンピュータは、ドライブレコーダーから出力された運行記録画像のうち、事故画像と事故未遂画像とを選択し、事故画像と事故未遂画像とをICカードリーダ/ライタを介してICカードのメモリに格納する運行画像格納手段を実行する。
図24は、乗務後の運転者認証(本人認証)初期画面の一例を示す図であり、図25は、乗務後の運転者認証の認証結果画面の一例を示す図である。1日の乗務が終了し、タクシー会社の帰社した運転者は、タクシー車載器のICカードリーダ/ライタからICカードを抜き取り、乗務後点呼時にそのICカードを点呼者に渡す。点呼者は、運転者からICカードを受け取り、ICカードをICカードリーダ18にかざす。ICカードリーダ18は、ICカードのICチップに格納された各情報を読み取り、読み取った情報をコンピュータ11A,11Bに出力(インターネットを介した送信を含む)する。なお、各情報を受け取ったコンピュータ11Bは、それら情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11Aは、ICカードリーダ18から出力されたICカードの各情報を運転者識別子と入力日時とに関連付けた状態でハードディスクに格納する。
なお、ディスプレイ15には、図4の項目選択画面が表示されているものとする。項目選択画面において点呼者が「乗務後運転者認証ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図24の運転者認証初期画面をディスプレイ15に表示する。運転者認証初期画面には、点呼者表示エリアに点呼者名、現在時刻表示エリアに現在時間、基準日表示エリアに現在日付が表示され、実行ボタン、終了ボタンが表示される。現在時刻や基準日を確認後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図6に示す認証方式選択画面をディスプレイ15に表示する。
図6の認証方式選択画面において運転者または点呼責任者がキーボード12やマウス13を利用して氏名入力エリアに運転者の氏名を入力し、さらに、点呼責任者がチェックボックスにチェックマークを入れて実行ボタンを押すと、チェックマークを入れた認証方式による認証が実行される。確認証手順は、乗務前点呼において説明したそれらと同一であるから、その説明は省略する。コンピュータ11Aは、図25に示す認証結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(免許証認証結果出力手段、社員証認証結果出力手段、顔画像認証結果出力手段、虹彩認証結果出力手段、指紋認証結果出力手段、静脈認証結果出力手段)。システム10は、確認証手段によって運転者の真偽を確認するから、運転者のなりすましを防ぐことができ、乗務後点呼の真正を担保することができる。
図26は、乗務後点呼日時確定表示画面の一例を示す図である。図25の認証結果画面において点呼責任者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、各運転者認証手段によって点呼対象の運転者が真正(本人)であると判断した場合に限り、その時点(認証日時)を乗務後点呼日時として認定する。コンピュータ11Aは、認定した乗務後点呼日時を運転者識別子と点呼者識別子とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務後点呼日時記憶手段)。コンピュータ11Aは、図26に示す乗務後点呼日時をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(乗務後点呼日時出力手段)。乗務後点呼日時確定表示画面には、点呼日時表示エリアに確定した点呼日時、運転者情報表示エリアに運転者情報、画像表示エリアに顔写真画像が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
図27は、乗務後点呼時におけるアルコール検査確認画面の一例を示す図であり、図28は、乗務後点呼時におけるアルコール検査結果画面の一例を示す図である。図26の乗務後点呼日時確定表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、アルコールチェッカー19による点呼対象の運転者の呼気の採取を指示する。運転者の呼気がアルコールチェッカー19によって採取され、アルコールチェッカー19からコンピュータ11A,11Bに運転者の呼気に含まれるアルコール濃度が出力される。なお、アルコール濃度を受け取ったコンピュータ11Bは、そのアルコール濃度をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。
コンピュータ11Aは、図27に示すアルコール検査確認画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する。アルコール検査確認画面には、乗務後点呼日時表示エリアに点呼日時、運転者情報表示エリアに運転者情報、アルコール濃度表示エリアにアルコール濃度が表示されるとともに、飲酒有無入力エリア、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
点呼責任者は、点呼対象の運転者の様子を確認しつつ、飲酒有無を判断し、飲酒結果入力エリアのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。なお、チェックボックスにチェックマークを入れなくてもよい。チェックボックスにチェックマークを入れることによってコンピュータ11Aと点呼責任者との両者による二重の飲酒チェックを行うことができる。点呼者が図27の画面において「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、アルコールチェッカー19から出力されたアルコール濃度とハードディスクに格納された許容アルコール濃度とを比較する。コンピュータ11Aは、測定されたアルコール濃度が許容アルコール濃度よりも低い場合、飲酒無と判定し、アルコール濃度が許容アルコール濃度よりも高い場合、飲酒有と判定する(飲酒有無決定手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の飲酒の有無を判定した後、飲酒有無決定手段による判定結果を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(飲酒有無情報記憶手段)。コンピュータ11Aは、図28に示すアルコール検査結果画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(飲酒有無情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、飲酒有無情報の出力指示があると、アルコール検査結果シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(飲酒有無情報出力手段)。
アルコール検査結果画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務後点呼日時、飲酒有無表示エリアに無または有が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、飲酒有の場合、図示はしていないが、スピーカーから特殊音が発生するとともに、パトランプが点滅し、飲酒有を外部に伝えるようになっている。飲酒有の場合、乗務日における飲酒運転が疑われ、点呼者は飲酒の経過を運転手から聴取し、必要があれば、測定されたアルコール濃度とともに聴取録を作る。
次に点呼者は、点呼対象の運転者が運転免許証を所持しているかを確かめるため、運転者から運転免許証を預かり、その免許証の免許証番号および有効期限をキーボード12やマウス13またはスキャナー14を介してコンピュータ11A,11Bに入力する。免許証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その免許証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。なお、乗務後点呼時の免許証認証手段においてスキャナー14から免許証情報がコンピュータ11Aに既に入力されている場合は免許証情報の入力を行う必要はなく、免許証真正判定手段も行われない。免許証情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その免許証情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11Aは、運転者特定情報のうちの免許証情報と入力された免許証情報とを比較し、運転者が所持する運転免許証がその運転者の真正のそれであるかを判定する(免許証真正判定手段)。
コンピュータ11Aは、運転者が所持する免許証の免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つと運転者特定情報から抽出した免許証番号、運転者の氏名、免許証の有効期限の少なくとも1つとを比較する。コンピュータ11Aは、それら免許証情報が一致した場合、運転者が所持する免許証を真正のそれと判定し、それらが不一致の場合、運転者が所持する免許証を不正なそれと判定する。コンピュータ11Aは、運転者が所持する免許証を不正なそれと判定すると、免許証不携帯メッセージをディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(図示せず)。免許証不携帯の場合、点呼者は、免許の紛失等の原因を運転手から聴取し、必要があれば、その運転者の免許証情報とともに聴取録を作る。
図29は、乗務当日の乗務後の目標事項表示画面の一例を示す図である。飲酒無と判定された後、図28のアルコール検査結果画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者認証手段において真正と判定し、かつ、飲酒無と判定した運転者の乗務可能時間、走行可能距離、売上第1目標金額、当日売上目標金額、乗務間隔、飲酒判定結果を運転者ファイルから抽出し、図29に示す目標事項表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(乗務可能時間出力手段、走行可能距離出力手段、売上第1目標金額出力手段、当日売上目標金額出力手段、乗務間隔出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、目標事項の出力指示があると、目標事項を印刷した目標印刷シート(図示せず)をプリンタ16を介して出力する(乗務可能時間出力手段、走行可能距離出力手段、売上第1目標金額出力手段、当日売上目標金額出力手段、乗務間隔出力手段)。
目標事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務後点呼日時表示エリアに乗務後点呼日時、乗務可能時間表示エリアに乗務可能時間、走行可能距離表示エリアに走行可能距離、売上第1目標金額表示エリアに売上第1目標金額、当日売上目標金額表示エリアに当日売上目標金額、乗務間隔表示エリアに乗務間隔、飲酒判定結果表示エリアに判定結果、社員番号表示エリアに社員番号、免許証番号表示エリアに免許証番号、有効期限表示エリアに有効期限が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
システム10は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を出力するから、各運転者の乗務前点呼日時における乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務可能時間や走行可能距離、乗務間隔を各運転者に認識させることができ、運転者にそれらの遵守を徹底させることができる。システム10は、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の飲酒判定結果を出力するから、乗務中の飲酒を未然に防ぐことができる。
図30は、乗務当日の乗務後の目標達成表示画面の一例を示す図である。図29の目標事項表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼時までの第2累計乗務時間を算出し(第2累計乗務時間算出手段)、算出した第2累計乗務時間を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第2累計乗務時間記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼時における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼時における第2累計乗務時間を減じて乗務可能第2残り時間を算出し(乗務可能第2残り時間算出手段)、算出した乗務可能第2残り時間を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する乗務可能第2残り時間記憶手段を実行する。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼時までの第2累計走行距離を算出し(第2累計走行距離算出手段)、算出した第2累計走行距離を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第2累計走行距離憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼時における走行可能距離からその運転者の乗務後点呼時における第2累計走行距離を減じて走行可能第2残り距離を算出し(走行可能第2残り距離算出手段)、算出した走行可能第2残り距離を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行可能第2残り距離記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼時までの第2累計売上金額を算出し(第2累計売上金額算出手段)、算出した第2累計売上金額を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(第2累計売上金額記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を売上第1目標金額で除して目標第3達成率を算出し(目標第3達成率算出手段)、算出した目標第3達成率を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(目標第3達成率記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上目標金額とその運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額とをハードディスクから抽出し、その運転者の当日売上金額を当日売上目標金額で除して目標第4達成率を算出し(目標第4達成率算出手段)、算出した目標第4達成率を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(目標第4達成率記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を乗務後点呼時までの第2累計乗務時間で除して乗務時間当たり第3売上金額を算出し(乗務時間当たり第3売上金額算出手段)、算出した乗務時間当たり第3売上金額を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務時間当たり第3売上金額記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の乗務後点呼日時における第2累計売上金額を乗務後点呼時までの第2累計走行距離で除して走行距離当たり第3売上金額を算出し(走行距離当たり第3売上金額算出手段)、算出した走行距離当たり第3売上金額を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行距離当たり第3売上金額記憶手段)。コンピュータ11Aは、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の当日乗務時間で除して乗務時間当たり第4売上金額を算出し(乗務時間当たり第4売上金額算出手段)、算出した乗務時間当たり第4売上金額を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(乗務時間当たり第4売上金額記憶手段)。
コンピュータ11Aは、運転者の当日の乗務日における1日の当日売上金額をその乗務日の当日走行距離で除して走行距離当たり第4売上金額を算出し(走行距離当たり第4売上金額算出手段)、算出した走行距離当たり第4売上金額を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(走行距離当たり第4売上金額記憶手段)。
コンピュータ11Aは、各算出手段を実行した後、第2累計乗務時間、乗務可能第2残り時間、第2累計走行距離、走行可能第2残り距離、第2累計売上金額、目標第3達成率、目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を運転者ファイルから抽出し、図30に示す目標達成表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(第2累計乗務時間出力手段、乗務可能第2残り時間出力手段、走行可能第2残り距離出力手段、第2累計売上金額出力手段、目標第3達成率出力手段、目標第4達成率出力手段、乗務時間当たり第3売上金額出力手段、走行距離当たり第3売上金額出力手段、乗務時間当たり第4売上金額出力手段、走行距離当たり第4売上金額出力手段)。
コンピュータ11A,11Bは、目標達成事項の出力指示があると、目標達成事項を印刷した目標達成印刷シート(図示せず)をプリンタ16を介して出力する(第2累計乗務時間出力手段、乗務可能第2残り時間出力手段、走行可能第2残り距離出力手段、第2累計売上金額出力手段、目標第3達成率出力手段、目標第4達成率出力手段、乗務時間当たり第3売上金額出力手段、走行距離当たり第3売上金額出力手段、乗務時間当たり第4売上金額出力手段、走行距離当たり第4売上金額出力手段)。
目標達成表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務後点呼日時表示エリアに乗務後点呼日時、累計乗務時間表示エリアに累計乗務時間、乗務可能残り時間表示エリアに乗務可能残り時間、累計走行距離表示エリアに累計走行距離、走行可能残り距離表示エリアに走行可能残り距離、累計売上金額表示エリアに累計売上金額、目標第3達成率表示エリアに目標第3達成率、目標第4達成率表示エリアに目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額表示エリアに乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額表示エリアに走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額表示エリアに乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額表示エリアに走行距離当たり第4売上金額が表示される。さらに、社員番号表示エリアに社員番号、免許証番号表示エリアに免許証番号、有効期限表示エリアに有効期限が表示され、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
システムは、乗務後点呼時に点呼対象の運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を出力するから、点呼者が各運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に乗務可能残り時間や走行可能残り距離を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や乗務後点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。システムは、乗務後点呼時に各運転者の乗務可能残り時間や走行可能残り距離を容易に確認かつ把握することができるとともに、乗務可能残り時間や走行可能残り距離を各運転者に認識させることができ、各運転者に乗務可能時間や走行可能残り距離の遵守を徹底させることができる。システムは、乗務後点呼時に点呼者や運転者が乗務可能残り時間や走行可能残り距離を把握することで、運転者の超過労働や過労運転を防ぐことができ、乗務可能残り時間や走行可能残り距離を含む点呼データを利用して運転者の運行の安全を確保することができる。
このシステムは、点呼対象の運転者の目標第3達成率や目標第4達成率(当日目標達成率)、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を出力するから、点呼者が各運転者の目標第3達成率や目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を運転者毎に個別に算出かつ記録する必要や点呼時に目標第3達成率や目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を各運転者に書面で通知する必要はなく、点呼準備や乗務後点呼作業にかかる労力を大幅に軽減することができる。システムは、運転者の目標第3達成率や目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を出力するから、各運転者の目標第3達成率や目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を容易に確認かつ把握することができるとともに、目標第3達成率や目標第4達成率、乗務時間当たり第3売上金額、走行距離当たり第3売上金額、乗務時間当たり第4売上金額、走行距離当たり第4売上金額を各運転者に認識させることができ、各運転者の目標達成や売上向上に対する意識付けを図ることができる。
図31は、乗務当日の乗務後のチェック事項表示画面の一例を示す図である。図30の目標達成表示画面において点呼者が「次へボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図14に示すチェック事項表示画面をディスプレイ15に表示する。チェック事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務後点呼日時表示エリアに乗務後点呼日時が表示される。さらに、健康状態チェックボックス、車両点検状況チェックボックス、要望事項入力チェックボックス、忘れ物情報入力チェックボックス、トラブル事項入力チェックボックス、事故情報入力チェックボックス、事故画像入力チェックボックス、事故未遂画像表示チェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
点呼者は、点呼対象の運転者を問診し、あわせてその運転者の様子を見ながら、運転者の健康状態をチェックし、健康状態良または否のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。点呼者は、乗務する車両の点検実施の有無を運転者から聞き出し、点検有または無のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。さらに、点呼者は、要望事項や忘れ物情報、トラブル事項の入力または非入力のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れ、事故情報や事故画像、事故未遂画像の入力または非入力のいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れる。なお、要望事項や忘れ物情報、トラブル事項がある場合は、入力チェックボックスにチェックマークを入れる。運転者が事故や事故未遂を起こした場合は、入力チェックボックスにチェックマークを入れる。
要望事項の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図示はしていないが、要望事項の入力画面をディスプレイ15に表示する。点呼者は、運転者から要望事項を聞き取り、要望事項を入力装置を介してコンピュータ11Aに入力する。また、運転者自身が入力装置を介して要望事項をコンピュータ11Bに入力する。なお、要望事項を受け取ったコンピュータ11Bは、その要望事項をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。要望事項には、顧客からのそれとともに運転者本人の要望事項も含まれる。コンピュータ11Aは、入力された要望事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(要望事項記憶手段)。
忘れ物情報の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図示はしていないが、忘れ物情報の入力画面をディスプレイ15に表示する。点呼者は、運転者から忘れ物情報を聞き取り、忘れ物情報を入力装置を介してコンピュータ11Aに入力する。また、運転者自身が入力装置を介して忘れ物情報をコンピュータ11Bに入力する。なお、忘れ物情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その忘れ物情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。忘れ物情報には、忘れ物の種類、忘れ物の取得時間、忘れ物の保管場所がある。コンピュータ11Aは、入力された忘れ物情報を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(忘れ物情報記憶手段)。
トラブル事項の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図示はしていないが、トラブル事項の入力画面をディスプレイ15に表示する。点呼者は、運転者からトラブル事項を聞き取り、トラブル事項を入力装置を介してコンピュータ11Aに入力する。また、運転者自身が入力装置を介してトラブル事項をコンピュータ11Bに入力する。なお、トラブル事項を受け取ったコンピュータ11Bは、そのトラブル事項をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。トラブル事項には、トラブルの内容、トラブルの原因、その後の結果がある。コンピュータ11Aは、入力されたトラブル事項を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(トラブル事項記憶手段)。
事故情報の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図示はしていないが、事故情報の入力画面をディスプレイ15に表示する。点呼者は、運転者から事故情報を聞き取り、事故情報を入力装置を介してコンピュータ11Aに入力する。また、運転者自身が入力装置を介して事故情報をコンピュータ11Bに入力する。なお、事故情報を受け取ったコンピュータ11Bは、その事故情報をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。事故情報には、事故現場、事故の内容、事故の原因、事故の結果がある。コンピュータ11Aは、入力された事故情報を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(事故情報記憶手段)。
事故画像の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、ICカードに格納されたドライブレコーダーの映像のうち、事故画像を抽出する。なお、事故画像を受け取ったコンピュータ11Bは、その事故画像をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11Aは、事故画像を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で事故画像ファイルに格納する(事故画像記憶手段)。
事故未遂画像の入力チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、ICカードに格納されたドライブレコーダーの映像のうち、事故未遂画像を抽出する。なお、事故未遂画像を受け取ったコンピュータ11Bは、その事故未遂画像をインターネット24を介してコンピュータ11Aに送信する。コンピュータ11Aは、事故未遂画像を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で事故未遂画像ファイルに格納する(事故未遂画像記憶手段)。
各情報や画像を入力した後、点呼者が「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、運転者の健康状態を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納し(健康状態記憶手段)、運転者が乗務する乗務自動車の乗務前車両点検の点検実施状況を運転者識別子と乗務後点呼日時とに関連付けた状態で運転者の運転者ファイルに格納する(点検実施状況記憶手段)。
図32は、次回勤務条件表示画面の一例を示す図である。図31のチェック事項表示画面において点呼者が「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの運転者ファイルからその運転者の次回の勤務条件を抽出し、図32に示す次回勤務条件表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(次回勤務条件出力手段、健康状態出力手段、点検実施状況出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、次回勤務条件の出力指示があると、勤務時間や休息時間、走行距離、帰庫時間、健康状態、車両点検状況を印刷した次回勤務条件シート(図示せず)を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(次回勤務条件出力手段、健康状態出力手段、点検実施状況出力手段)。
次回勤務条件表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務後点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、次回点呼日時表示エリアに次回点呼日時、勤務時間表示エリアに次回の勤務時間、休息時間表示エリアに次回の休息時間、走行距離表示エリアに次回の走行距離、帰庫時間表示アリアに次回の帰庫時間が表示される。さらに、要望事項表示ボタン、忘れ物情報表示ボタン、トラブル事項表示ボタン、事故情報表示ボタン、事故画像表示ボタン、事故未遂画像表示ボタンが表示され、実行ボタン、次へボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
図33は、要望事項等表示画面の一例を示す図である。要望事項や忘れ物情報、トラブル事項を表示するには、図32の次回勤務条件表示画面において「要望事項表示ボタン」、「忘れ物情報表示ボタン」、「トラブル事項表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。それらボタンを反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの運転者ファイルから要望事項や忘れ物情報、トラブル事項を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図33に示す要望事項等表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(要望事項出力手段、忘れ物情報出力手段、トラブル事項出力手段)。
コンピュータ11A,11Bは、要望事項等の出力指示があると、図33の要望事項、忘れ物情報、トラブル事項を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(要望事項出力手段、忘れ物情報出力手段、トラブル事項出力手段)。要望事項等表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務後点呼日時表示エリアに乗務後点呼日時、要望事項表示エリアに要望事項、忘れ物情報表示エリアに忘れ物情報、トラブル事項表示エリアにトラブル事項が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
図34は、事故情報表示画面の一例を示す図である。事故情報を表示するには、図33の要望事項等表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図32の次回勤務条件表示画面を表示する。次回勤務条件表示画面において「事故情報表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故情報表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故情報ファイルから運転者の事故情報を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図34に示す事故情報表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故情報出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、事故情報の出力指示があると、図34の事故情報を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(事故情報出力手段)。事故情報表示画面には、事故場所表示エリアに事故現場、事故の内容、事故の原因、事故の結果等が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。
図35は、事故画像表示画面の一例を示す図である。運転者の事故画像を表示するには、図34の事故情報表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図32の次回勤務条件表示画面を表示する。次回勤務条件表示画面において「事故画像表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故画像表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故画像ファイルから運転者の事故画像を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図35に示す事故画像表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故画像出力手段)。事故画像表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、事故現場表示エリアに事故の場所、事故状況表示エリアに事故状況、事故原因表示エリアに事故原因が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。さらに、事故画像表示エリアにドライブレコーダーによって撮影された事故の動画が表示される。
図36は、事故未遂画像表示画面の一例を示す図である。運転者の事故未遂画像を表示するには、図35の事故画像表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図32の次回勤務条件表示画面を表示する。次回勤務条件表示画面において「事故未遂画像表示ボタン」を反転させた後、「実行ボタン」を押す。「事故未遂画像表示ボタン」を反転させて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの事故未遂画像ファイルから運転者の事故未遂画像を運転者特定情報(運転者識別子)によって抽出し、図36に示す事故未遂画像表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(事故未遂画像出力手段)。事故未遂画像表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、事故未遂現場表示エリアに未遂事故の場所、事故未遂状況表示エリアに未遂事故状況、事故未遂原因表示エリアに未遂事故原因が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。さらに、事故未遂画像表示エリアにドライブレコーダーによって撮影された未遂事故の動画が表示される。
図37は、注意事項と売上向上指示事項とを表示したその他事項表示画面の一例を示す図である。その他事項を表示するには、図36の事故未遂画像表示画面の「戻るボタン」を押す。「戻るボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図32の次回勤務条件表示画面を表示する。次回勤務条件表示画面において「次へボタン」を押す。「次へボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、ハードディスクの運転者ファイルから運転者に視認させる注意事項や売上向上指示事項を抽出し、図37に示すその他事項表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(注意事項出力手段、売上向上指示事項出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、その他事項の出力指示があると、図37のその他事項を運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(注意事項出力手段、売上向上指示事項出力手段)。
その他事項表示画面には、運転者氏名表示エリアに運転者氏名、点呼者氏名表示エリアに点呼者氏名、乗務前点呼日時表示エリアに乗務前点呼日時、注意事項表示エリアに注意事項、売上向上指示事項表示エリアに売上向上指示事項が表示され、戻るボタン、終了ボタンが表示される。運転者は、注意事項を見ることで、運行の安全を再度確認することができ、売上向上指示を見ることで、売上金額の向上策を確認することができる。
図38は、運転者別点呼データ出力画面の一例を示す図であり、図39は、特定の運転者の乗務前点呼データ項目選択画面の一例を示す図である。図40は、特定の運転者の乗務前点呼データ表示画面の一例を示す図である。特定の運転者の運転者別点呼データを出力するには、システム10にログインし、図4の項目選択画面を表示した後、項目選択画面の「運転者別点呼データ出力ボタン」を押す。「運転者別点呼データ出力ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図38の運転者別点呼データ出力画面をディスプレイ15に表示する。運転者別点呼データ出力画面には、運転者氏名の入力エリア、運転者名のプルダウンリスト、全表示チェックボックス、乗務前点呼チェックボックス、乗務後点呼チェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
運転者名入力エリアに所定の運転者の氏名を入力し、または、運転者名のプルダウンリストから運転者の氏名を選択した後、チェックボックスのいずれかにチェックマークを入れ、「実行ボタン」を押す。ここでは、乗務前点呼チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。なお、全表示チェックボックスにチェックマークを入れると、コンピュータ11Aは、特定の運転者の乗務前点呼データと乗務後点呼データとの全点呼データ出力画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する。乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れると、コンピュータ11Aは、特定の運転者の乗務後点呼データ出力画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する。
乗務前点呼チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図39の特定の運転者の乗務前点呼データ項目選択画面をディスプレイ15に表示する。乗務前点呼データ項目選択画面には、期間または期日入力エリア、全表示のチェックボックス、項目選択のチェックボックス、各項目を選択するためのチェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。ここでは、全表示チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。全表示チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図40の乗務前点呼データ表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(運転者別点呼データ一覧出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、乗務前点呼データの出力指示があると、乗務前点呼データを運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(運転者別点呼データ一覧出力手段)。
乗務前点呼データ表示画面には、運転者名表示エリアに指定した運転者名、出力日表示エリアに乗務前点呼データ表示画面の出力日、乗務前点呼データ表示エリアに乗務前の全点呼データが表示され、印刷ボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、乗務前点呼データ項目選択画面において項目選択チェックボックスにチェックマークを入れ、さらに、各項目を選択するためのチェックボックスのうちの表示すべき項目のチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、乗務前点呼データ表示画面の乗務前点呼データ表示エリアには、選択した項目の乗務前点呼データが表示される。
システム10は、所定の運転者の過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務前点呼データを確認することができ、乗務前点呼が適正に行われたかを検証しつつ、今後の乗務前点呼を迅速かつ正確に進めるための参考にすることができる。システム10は、所定の運転者の過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務前点呼データをプリンタ16を介して出力することができ、さらに、各項目を選択することで必要な項目のみを出力することができるから、公的機関から乗務前点呼の必要事項を記載した記録表の提出を求められたとしても、必要事項のみを記載した記録表の提出を迅速かつ確実に行うことができる。
図41は、特定の運転者の乗務後点呼データ項目選択画面の一例を示す図である。図42は、特定の運転者の乗務後点呼データ表示画面の一例を示す図である。特定の運転者の乗務後点呼データを出力するには、図38の運転者別点呼データ出力画面において特定の運転者を選択し、乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押す。
乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図41の特定の運転者の乗務後点呼データ項目選択画面をディスプレイ15に表示する。乗務後点呼データ項目選択画面には、期間または期日入力エリア、全表示のチェックボックス、項目選択のチェックボックス、各項目を選択するためのチェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。ここでは、全表示チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。全表示チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図42の乗務後点呼データ表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(運転者別点呼データ一覧出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、乗務後点呼データの出力指示があると、乗務後点呼データを運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(運転者別点呼データ一覧出力手段)。
乗務後点呼データ表示画面には、運転者名表示エリアに指定した運転者名、出力日表示エリアに乗務後点呼データ表示画面の出力日、乗務後点呼データ表示エリアに乗務後の全点呼データが表示され、印刷ボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、乗務後点呼データ項目選択画面において項目選択チェックボックスにチェックマークを入れ、さらに、各項目を選択するためのチェックボックスのうちの表示すべき項目のチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、乗務後点呼データ表示画面の乗務後点呼データ表示エリアには、選択した項目の乗務後点呼データが表示される。
システム10は、所定の運転者の過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務後点呼データを確認することができ、乗務後点呼が適正に行われたかを検証しつつ、今後の乗務後点呼を迅速かつ正確に進めるための参考にすることができる。システム10は、所定の運転者の過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務後点呼データをプリンタ16を介して出力することができ、さらに、各項目を選択することで必要な項目のみを出力することができるから、公的機関から乗務後点呼の必要事項を記載した記録表の提出を求められたとしても、必要事項のみを記載した記録表の提出を迅速かつ確実に行うことができる。
図43は、時期別点呼データ一出力画面の一例を示す図であり、図44は、時期別乗務前点呼データ項目選択画面の一例を示す図である。図45は、時期別乗務前点呼データ表示画面の一例を示す図である。運転者別点呼データを出力するには、システム10にログインし、図4の項目選択画面を表示した後、項目選択画面の「時期別点呼データ出力ボタン」を押す。「時期別点呼データ出力ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図43の時期別点呼データ出力画面をディスプレイ15に表示する。時期別点呼データ出力画面には、期間入力チェックボックス、期日入力チェックボックス、全表示チェックボックス、乗務前点呼チェックボックス、乗務後点呼チェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。
期間入力チェックボックスと期日入力チェックボックスとのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れ、全表示チェックボックスや乗務前点呼チェックボックス、乗務後点呼チェックボックスのいずれかのチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押す。ここでは、期間入力チェックボックスにチェックマークを入れ、乗務前点呼チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。なお、期日入力チェックボックスにチェックマークを入れると、コンピュータ11A,11Bは、指定された期日における点呼データをディスプレイに表示する。全表示チェックボックスにチェックマークを入れると、コンピュータは、特定の運転者の乗務前点呼データと乗務後点呼データとの全点呼データ出力画面をディスプレイ15に表示する。乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れると、コンピュータ11A,11Bは、特定の運転者の乗務後点呼データ出力画面をディスプレイ15に表示する。
期間入力チェックボックスにチェックマークを入れ、乗務前点呼チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図44の時期別乗務前点呼データ項目選択画面をディスプレイ15に表示する。時期別乗務前点呼データ項目選択画面には、期間入力エリア、全表示のチェックボックス、項目選択のチェックボックス、運転者名入力エリア、運転者名のプルダウンリスト、各項目を選択するためのチェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。ここでは、項目選択チェックボックスのうち、認証結果チェックボックス、点呼者チェックボックス、有効期限チェックボックス、飲酒有チェックボックス、無乗務可能残り時間チェックボックス、走行可能残り距離チェックボックス、健康状態チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。それらチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図45の時期別乗務前点呼データ表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(時期別点呼データ一覧出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、時期別乗務前点呼データの出力指示があると、乗務前点呼データを運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(時期別点呼データ一覧出力手段)。
時期別乗務前点呼データ表示画面には、運転者名表示エリアに指定した運転者名、点呼者名表示エリアに点呼者名、出力日表示エリアに乗務前点呼データ表示画面の出力日、乗務前点呼データ表示エリアに指定した項目の点呼データが日別に表示され、印刷ボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、乗務前点呼データ項目選択画面において全表示チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、乗務前点呼データ表示画面の乗務前点呼データ表示エリアには、すべての乗務前点呼データが表示される。
システム10は、過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務前点呼データを確認することができ、その期間や期日において乗務前点呼が適正に行われたかを検証しつつ、今後の乗務前点呼を迅速かつ正確に進めるための参考にすることができる。システム10は、過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務前点呼データをプリンタ16を介して出力することができ、さらに、各項目を選択することで必要な項目のみを出力することができるから、公的機関から所定の期間や期日における乗務前点呼の必要事項を記載した記録表の提出を求められたとしても、必要事項のみを記載した記録表の提出を迅速かつ確実に行うことができる。
図46は、時期別乗務後点呼データ項目選択画面の一例を示す図である。図47は、時期別乗務後点呼データ表示画面の一例を示す図である。時期別乗務後点呼データを出力するには、図43の時期別点呼データ一出力画面において期間入力チェックボックスにチェックマークを入れ、乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押す。
期間入力チェックボックスにチェックマークを入れ、乗務後点呼チェックボックスにチェックマークを入れて「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11A,11Bは、図46の時期別乗務後点呼データ項目選択画面をディスプレイ15に表示する。時期別乗務後点呼データ項目選択画面には、期間入力エリア、全表示のチェックボックス、項目選択のチェックボックス、運転者名入力エリア、運転者名のプルダウンリスト、各項目を選択するためのチェックボックスが表示され、実行ボタン、クリアボタン、終了ボタンが表示される。ここでは、項目選択チェックボックスのうち、認証結果チェックボックス、点呼者チェックボックス、有効期限チェックボックス、飲酒有チェックボックス、乗務間隔チェックボックス、乗務可能残り時間チェックボックス、走行可能残り距離チェックボックス、健康状態チェックボックスにチェックマークを入れたものとする。それらチェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、コンピュータ11Aは、図47の時期別乗務後点呼データ表示画面をディスプレイ15(コンピュータ11Bに接続されたディスプレイ15を含む)に表示する(時期別点呼データ一覧出力手段)。コンピュータ11A,11Bは、時期別乗務後点呼データの出力指示があると、乗務前点呼データを運転者名とともにプリンタ16を介して出力する(時期別点呼データ一覧出力手段)。
時期別乗務後点呼データ表示画面には、運転者名表示エリアに指定した運転者名、点呼者名表示エリアに点呼者名、出力日表示エリアに乗務前点呼データ表示画面の出力日、乗務後点呼データ表示エリアに指定した項目の点呼データが日別に表示され、印刷ボタン、戻るボタン、終了ボタンが表示される。なお、乗務後点呼データ項目選択画面において全表示チェックボックスにチェックマークを入れた後、「実行ボタン」を押すと、乗務後点呼データ表示画面の乗務後点呼データ表示エリアには、すべての乗務後点呼データが表示される。
システム10は、過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務後点呼データを確認することができ、その期間や期日において乗務後点呼が適正に行われたかを検証しつつ、今後の乗務後点呼を迅速かつ正確に進めるための参考にすることができる。システム10は、過去から現在までのいずれかの期間または期日における乗務後点呼データをプリンタ16を介して出力することができ、さらに、各項目を選択することで必要な項目のみを出力することができるから、公的機関から所定の期間や期日における乗務後点呼の必要事項を記載した記録表の提出を求められたとしても、必要事項のみを記載した記録表の提出を迅速かつ確実に行うことができる。
10 点呼管理システム
11A コンピュータ
11B コンピュータ
14 スキャナー
15 ディスプレイ
16 プリンタ
17 バーコードリーダ
18 ICカードリーダ
19 アルコールチェッカー
20 撮像装置
21 虹彩データ取得装置
22 指紋データ取得装置
23 静脈データ取得装置
24 インターネット

Claims (18)

  1. 点呼者が営業用自動車に乗務する複数の運転者に対して行う乗務後点呼の各種複数の点呼データを収集・管理するコンピュータと、前記コンピュータに接続されて前記点呼データを出力する出力装置とを備え、
    前記点呼データが、点呼対象の運転者を個別に特定する運転者特定情報と、前記点呼対象の運転者の乗務日における乗務後点呼日時と、前記点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間と、前記点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の所定期間内における累計乗務時間を減じた乗務可能残り時間とを含み、
    前記コンピュータが、前記運転者特定情報を運転者毎に区分して記憶する運転者特定情報記憶手段と、前記乗務後点呼日時を運転者毎に区分して記憶する乗務後点呼日時記憶手段と、前記乗務可能時間を運転者毎に区分して記憶する乗務可能時間記憶手段と、前記点呼対象の運転者の所定期間における乗務可能時間からその運転者の乗務後点呼日時における累計乗務時間を減じて乗務可能残り時間を算出する乗務可能残り時間算出手段と、算出した乗務可能残り時間を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する乗務可能残り時間記憶手段と、所定の運転者の前記運転者特定情報と前記乗務後点呼日時と前記乗務可能時間と前記乗務可能残り時間とのうち、少なくとも前記運転者特定情報と前記乗務後点呼日時と前記乗務可能残り時間とを前記出力装置を介して出力する運転者別点呼データ出力手段とを有することを特徴とする点呼管理システム。
  2. 前記コンピュータが、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における前記運転者特定情報と乗務後点呼日時毎の前記乗務可能時間と前記乗務可能残り時間とのうち、少なくとも前記運転者特定情報と乗務後点呼日時毎の前記乗務可能残り時間とを前記出力装置を介して出力する時期別点呼データ出力手段を有する請求項1記載の点呼管理システム。
  3. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者を点呼した点呼者を個別に特定する点呼者特定情報を含み、前記コンピュータが、前記点呼者特定情報を点呼者毎に区分して記憶する点呼者特定情報記憶手段を有し、前記乗務後点呼日時記憶手段では、前記乗務後点呼日時を運転者毎に区分するとともに点呼者毎に区分して記憶し、前記運転者別点呼データ出力手段では、前記点呼者特定情報を前記出力装置を介して出力する請求項1または請求項2に記載の点呼管理システム。
  4. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における前記点呼者特定情報を前記運転者特定情報とともに出力する請求項3記載の点呼管理システム。
  5. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離と、前記点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の所定期間内における累計走行距離を減じた走行可能残り距離とを含み、前記コンピュータが、前記走行可能距離を運転者毎に区分して記憶する走行可能距離記憶手段と、前記点呼対象の運転者の所定期間における走行可能距離からその運転者の乗務後点呼日時における累計走行距離を減じて走行可能残り距離を算出する走行可能残り距離算出手段と、算出した走行可能残り距離を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する走行可能残り距離記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記走行可能距離と前記走行可能残り距離とのうち、少なくとも前記走行可能残り距離を出力する請求項1ないし請求項4いずれかに記載の点呼管理システム。
  6. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記走行可能距離と前記走行可能残り距離とのうち、少なくとも乗務後点呼日時毎の前記走行可能残り距離を前記運転者特定情報とともに出力する請求項5記載の点呼管理システム。
  7. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の所定期間内における売上目標金額と、前記点呼対象の運転者の所定期間内における累計売上金額と、前記累計売上金額を前記売上目標金額で除した目標達成率とを含み、前記コンピュータが、前記売上目標金額を運転者毎に区分して記憶する売上目標金額記憶手段と、前記累計売上金額を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する累計売上金額記憶手段と、前記点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における前記累計売上金額を所定期間における売上目標金額で除して目標達成率を算出する目標達成率算出手段と、算出した目標達成率を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する目標達成率記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記売上目標金額と前記累計売上金額と前記目標達成率とのうち、少なくとも前記目標達成率を出力する請求項1ないし請求項6いずれかに記載の点呼管理システム。
  8. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記売上目標金額と前記累計売上金額と前記目標達成率とのうち、少なくとも乗務後点呼日時毎の前記目標達成率を前記運転者特定情報とともに出力する請求項7記載の点呼管理システム。
  9. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の乗務日における1日の当日売上目標金額と、前記点呼対象の運転者の乗務日における当日目標達成率とを含み、前記コンピュータが、前記当日売上目標金額を運転者毎に区分して記憶する当日売上目標金額記憶手段と、前記点呼対象の運転者の乗務日における当日売上金額を当日売上目標金額で除して当日目標達成率を算出する当日目標達成率算出手段と、算出した当日目標達成率を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する当日目標達成率記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記当日売上目標金額と前記当日目標達成率とを出力する請求項1ないし請求項8いずれかに記載の点呼管理システム。
  10. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記当日売上目標金額と前記当日目標達成率とを前記運転者特定情報とともに出力する請求項9記載の点呼管理システム。
  11. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の所定期間内における乗務時間当たりの売上金額と、前記点呼対象の運転者の所定期間内における走行距離当たりの売上金額とを含み、前記コンピュータが、前記点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における前記累計売上金額を乗務後点呼日時における前記累計乗務時間で除して乗務時間当たりの売上金額を算出する時間当たり売上金額算出手段と、算出した乗務時間当たりの売上金額を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する時間当たり売上金額記憶手段と、前記点呼対象の運転者の乗務後点呼日時における前記累計売上金額を乗務後点呼日時における前記累計走行距離で除して走行距離当たりの売上金額を算出する距離当たり売上金額算出手段と、算出した走行距離当たりの売上金額を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する距離当たり売上金額記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記乗務時間当たりの売上金額と前記走行距離当たりの売上金額とを出力する請求項1ないし請求項10いずれかに記載の点呼管理システム。
  12. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記乗務時間当たりの売上金額と前記走行距離当たりの売上金額とを前記運転者特定情報とともに出力する請求項11に記載の点呼管理システム。
  13. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の乗務間隔と、前記点呼対象の運転者の乗務日における乗務前点呼時の健康状態とを含み、前記コンピュータが、前記乗務間隔を運転者毎に区分して記憶する乗務間隔記憶手段と、前記健康状態を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する健康状態記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記乗務間隔と前記健康状態とを出力する請求項1ないし請求項12いずれかに記載の点呼管理システム。
  14. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記乗務間隔と前記健康状態とを前記運転者特定情報とともに出力する請求項13記載の点呼管理システム。
  15. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者が所持する自動車運転免許証の免許証情報と、前記営業用自動車のうちの前記点呼対象の運転者が乗務する乗務自動車の乗務前車両点検の点検実施状況とを含み、前記コンピュータが、前記免許証情報を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する免許証情報記憶手段と、前記点検実施状況を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する点検実施状況記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記免許証情報と前記点検実施状況とを出力する請求項1ないし請求項14いずれかに記載の点呼管理システム。
  16. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記免許証情報と前記点検実施状況とを前記運転者特定情報とともに出力する請求項15に記載の点呼管理システム。
  17. 前記点呼データが、前記点呼対象の運転者の次回乗務日における勤務時間と、前記点呼対象の運転者の次回乗務日における休息時間と、前記点呼対象の運転者の次回乗務日における走行距離と、前記点呼対象の運転者の次回乗務日における帰庫時間とを含み、前記コンピュータが、前記勤務時間を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する勤務時間記憶手段と、前記休息時間を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する休息時間記憶手段と、前記走行距離を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する走行距離記憶手段と、前記帰庫時間を運転者毎に区分しつつ前記乗務後点呼日時に関連付けて記憶する帰庫時間記憶手段とを有し、前記運転者別点呼データ出力手段では、所定の運転者の前記勤務時間と前記休息時間と前記走行距離と前記帰庫時間とを出力する請求項1ないし請求項16いずれかに記載の点呼管理システム。
  18. 前記時期別点呼データ出力手段では、過去から現在までのうちの所定の時期を指定したときに、指定した時期における乗務後点呼日時毎の前記勤務時間と前記休息時間と前記走行距離と前記帰庫時間とを前記運転者特定情報とともに出力する請求項17記載の点呼管理システム。
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