JP7361190B1 - 車両の運行管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗務員等の作業負担と事業者のコスト負担を抑える車両の運行管理システムを実現する。【解決手段】車両10に離脱自在に固定される検知装置100と、乗務員が運転時に携帯する携帯端末200と、運行管理サーバ300とを有する運行管理システム1である。検知装置100は、車両10を識別する車両IDと車両10の運転開始又は終了を検知する。携帯端末200は、検知装置100からの情報と乗務員を特定するための端末IDとを含む車両移動情報を運行管理サーバ300へ送信する。運行管理サーバ300は携帯端末200と協働で運行日報を自動的に作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両の運転日報・週報・月報のような運転実績報告書の作成やその保存を含む運行管理を自動化する技術に関する。
白ナンバー、緑ナンバーに限らず、5台以上の車両(営業車、送迎車、事業用自動車等)を事業に使用する事業所では、法令上、安全運転管理者の選任が義務付けられている。安全運転管理者が行う業務の一つは、乗務員が作成し、あるいは乗務員の報告を受けた安全運転管理者が作成する運転日報の管理である。
運転日報には、運転者の氏名、運転の開始および終了の日時、運転経路ないし走行距離、その他安全運転管理に必要な事項の記載が要求される。このような運転日報は、1人の乗務員が複数の社有車のうちいずれかを不定期に運転する場合、あるいは、1台の社有車を複数の乗務員が交替で運転する場合であっても、車両毎に乗務員と関連付けて作成する必要があり、乗務員や安全運転管理者にとって煩雑である。そのため、車両に運転日報作成に必要な情報を記録し、必要に応じて運転者に情報提供を与える車載装置等が提案されている。
例えば特許文献1には、入庫状態の車両が所定の駐車場内で移動する際に、入庫状態における車両の走行が許容された走行であるか否かを判定し、許容された走行でない場合には警報情報を出力する車載装置が開示されている。
特開2018-18506号公報
特許文献1に開示された車載装置のように運転状況の記録を超えた機能を有する車載装置は高価であり、これを全車両に1台ずつ設置することは、小規模交通事業者の場合、コスト負担が大きい。また、運転日報を運転終了後の乗務員の記憶に頼って作成することは、不正確ないし曖昧な記述が含まれるおそれがあり、乗務員の安全運転管理上好ましくない。
本発明の課題の一つは、乗務員や安全運転管理者の作業負担を抑えつつ法令を遵守する小規模交通事業者のコスト負担を抑えることができる運行管理技術を提供することにある。本発明の他の課題は、本開示により明らかになるであろう。
本発明の一つの態様は、管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバと、前記運行管理サーバに接続される前記携帯端末とを有し、前記携帯端末は、前記車両の移動開始時刻と前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を生成する車両移動情報生成手段、静止画又は動画を撮影する撮影手段、音声を入力する通話手段、前記撮影手段で撮影された静止画又は動画と前記通話手段で入力された音声との少なくとも一方を前記車両移動情報生成手段が生成した前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する送信手段を備え、前記運行管理サーバは、取得した前記車両移動情報前記端末ID、並びに前記静止画又は動画と前記音声との少なくとも一方に基づいて当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段を備える、車両の運行管理システムである。
上記態様の発明によれば、乗務員等の作業負担を抑えつつ法令を遵守する事業者のコスト負担を抑えることができ、以後の安全運転管理に役立つ情報を作成することができる。
第1実施形態における運行管理システムの全体構成図である。 検知装置の機能構成例を示す図である。 携帯端末の機能構成例を示す図である。 運転日報をリアルタイムに作成する場合の作成フローの例示図である。 携帯端末に表示される運転日報の例示図である。 携帯端末に表示される運転日報の他の例示図である。 第2実施形態における運転日報の作成フローの例示図である。 携帯端末に表示される車両の選択画面の例示図である。
以下、本発明を、例えば白ナンバー事業者のような小規模交通事業者における乗務員(運転が本業でない職員又は派遣職員を含む)及び安全運転管理者の運転実績報告書の作成作業を軽減する運行管理システムに適用した場合の実施の形態例を説明する。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る運行管理システムの全体構成図である。この運行管理システム1は、管理対象となる車両10に離脱自在に取り付けられる検知装置100、乗務員が携帯する携帯端末200、事業所等に設置される運行管理サーバ300を含んで構成される。運行管理サーバ300には、乗務員の固有情報が登録されている。
運行管理サーバ300は、例えばインターネット等のネットワーク400に接続されている。携帯端末200もまた、基地局及びプロバイダを通じてネットワーク400に接続可能とされている。検知装置100と携帯端末200は、互いの通信エリア内で、近距離無線通信、例えばBluetooth(登録商標)通信やBluetooth Low Energy(登録商標)通信により相互に接続することができる。
[検知装置]
検知装置100は、車両10の任意の部位に後付けで取り付けることができる携行性デバイスであり、ファームウェア内蔵の市販のビーコン(Beacon)を用いることができる。ビーコンは、例えば加速度センサ、計時機能を有するMPU(Micro Processing Unit)、ストレージ等が実装された量産品であり、MPUがファームウェアを実行することで、例えば運転日報のような実績報告書作成支援に関わる種々の機能を実現する。検知装置100の機能構成例を図2に示す。検知装置100(ビーコン)は、計測部110、制御部120、記憶部130、通信部140、電源部150の機能を有する。
計測部110は、乗務員の乗車時、エンジン起動時、移動開始時、走行時、停止時等における車両10の揺れ(例えば加速度値)を計測する。ここでは、まず、説明を簡略にするため、車両10に生じた揺れ(振動)の有無だけを計測するものとする。つまり、計測部110は、車両10の振動センサとして機能するものとする。
制御部120は、検知装置100の全体の動作を統括的に制御する。
記憶部130には、管理対象となる車両10を識別するための車両ID(IDはIdentificationの略、以下同じ)のほか、必要に応じて、静止時以外の計測部110の計測値が計測開始時刻及び計測終了時刻と共に記録される。記憶部130に記録された情報は、適宜、携帯端末200へ送信される。記憶部130内では、例えばリングバッファ方式で古い情報から順に書き換わる。そのため、計測終了時点以前の所定時間分の計測値は、書き換わることなく残存しており、ブラックボックス的な役割を果たす。
通信部140は、通信エリア内で携帯端末200との通信が可能となったときにその携帯端末200との間で近距離無線通信を行い、携帯端末200が通信エリア外になったときに近距離無線通信を停止する。電源部150は検知装置100の駆動電源であり、交換自在のボタン電池あるいは車両等からの外部電源を用いることができる。
検知装置100は、その周囲の状況に応じて動作モードが切り替わる。例えば車両10が一定時間静止している場合、省エネモードとなり、微弱な電力で携帯端末200の検知を待つ状態となる。一方、車両10に乗務員が乗車したときに車両10に生じる揺れ(振動)、あるいは、エンジン駆動時の揺れ(振動)を検知すると、ドライブモードに切り替わり、通信部150を通じてその乗務員が携帯する携帯端末200との間の近距離無線通信が可能な状態となる。この状態では、携帯端末200との間で近距離無線通信を行い、記憶部130に記録された車両IDその他の情報を周期的(例えば5秒周期毎)に携帯端末200へ送信可能となる。
このように、車両10が運行していないときは、電力消費量が抑えられる省エネモードになるため、検知装置100は、きわめて省電力に優れたものとなる。
[携帯端末]
携帯端末200は、通話・データ通信機能及び撮影機能を有する携帯型の情報処理装置であり、スマートフォン、タブレット端末、ノートブックPC(PCはパーソナルコンピュータの略、以下同じ)等を用いることができる。携帯端末200は、図3に示されるように、表示部210、制御部220、記憶部230、操作部240、通信部250、計測部260、通話部270及び撮影部280を有する。記憶部230には、端末用AP(APはアプリケーションプログラムの略、以下同じ)がインストールされている。
表示部210は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであり、制御部220から入力される信号により表示内容が制御される。制御部220は、計時機能付のCPU(Central Processing Unit)が端末用APを実行することにより、乗務員毎の運転日報作成、運転日報に基づく運転操作傾向の解析、統計、分析等、種々の運行管理機能を上記各構成部210~280との協働により携帯端末200において実現する。
記憶部230には、端末用APのほか、携帯端末200を識別する端末IDが記録されている。記憶部230には、また、その携帯端末200を携帯した乗務員が車両10に搭乗して検知装置100から車両IDを取得したときに、制御部220の制御により、当該車両ID、端末ID及び計測部260の計測値を含む車両移動情報が関連付けられた運行フォルダが作成され、この運行フォルダに計測部260の計測値が時系列に記録される。運行フォルダには、例えば、端末IDと作成時刻とを含むフォルダ名が付けられる。
なお、運行フォルダには、後で運転日報等を作成する上で参考となる参考情報が、その情報の種類を区別するための区別IDと共に時系列に記録されるようにしてもよい。
参考情報は、例えば、その車両10について、発車時点の地名又は施設名、停止時点の地名又は施設名、休憩と認識された時点における地名又は施設名、給油時点における地名又は施設名及び給油量、異常事態と認識された時点における地名又は施設名であり、通話部270を通じて入力された乗務員の音声又は撮影部280を通じて入力された画像又は映像を用いることができる。区別IDは、例えば端末用APにより、入力時に付される車両ID、発車地点ID、停止地点ID、休憩地点ID、休憩時間ID、異常事態の発生地点ID等であり、自動的に採番される。
操作部240は、端末用APの起動中、乗務員に運転日報管理サーバ300への情報送信を含む、各種操作のインタフェース画面を提供する。表示部210が、タッチセンサを有するタッチパネルの場合、表示部210が操作画面を通じて操作内容を入力する操作部240の機能を併有することができる。
通信部250は、検知装置100及び運行管理サーバ300との間にそれぞれ通信路を確立する。検知装置100との間の通信路の確立は、互いの通信エリア内に入ると同時に自動的に行われることが望ましい。ただし、通信障害等により自動的に通信路が確立されない場合は、手動であってもよい。
計測部260は、携帯端末200の起動中、車両10の挙動(動態)及び移動経路(停止場所を含む)を計測する車両移動情報検出手段として動作する。計測部260は、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)受信部と加速度センサ(あるいはジャイロセンサ)とを有し、車両10の時々刻々変化する現在位置、姿勢、速度、日時を計測し、計測結果を記憶部230に作成された上記運行フォルダに時系列に蓄積する。
通話部270は、端末用APの起動中、乗務員が発した音声を入力して録音するための音声入力手段(マイク)及び携帯端末200から乗務員へガイダンス等を伝えるための音声出力手段(スピーカ)として機能する。
音声入力手段は、例えば、給油場所、給油時における給油量、乗り降り位置、訪問先、休憩時間等を音声で入力し、その音声を上記運行フォルダに入力時点の時刻情報と関連付けて記録する。運行中に遭遇した工事中や事故現場の報告、天候状況その他の状況についても音声で入力し、記録しておくことができる。
音声出力手段は、予め記憶部230に記録されているメッセージあるいは操作のガイダンス、例えば運行開始時に「運行記録を開始します」あるいは「運転日報の作成を開始します」あるいは「サーバとの通信を開始します」等を出力し、運行終了時に例えば「運行フォルダの送信を行いましたか?」等を出力する。運行管理サーバ300側から送信された音声を随時出力する構成であってもよい。
撮影部280は、携帯端末200の起動中、乗務員が撮影した静止画又は動画を、通話部270で録音された音声と同期させて上記運行フォルダに録画する録画手段として動作する。録画された静止画又は動画は、録画後、録音と共に、適宜削除することができる。
記憶部230における上記運行フォルダの情報は、乗務員が車両10の運行を開始すると同時に、あるいは所定のタイミング毎に携帯端末200から運行管理サーバ300へ送信される。
[運行管理サーバ]
運行管理サーバ300について詳しく説明する。運行管理サーバ300は、サーバ機能を有する情報処理装置であり、図1に示される通り、通信部310、ストレージ320、制御部330、入出力部340、車両DB351、乗務員DB352、及び地図DB353を有する。
通信部310は、ネットワーク400を介して携帯端末200との間で通信を行う。
ストレージ320は、大容量記録デバイスであり、管理対象となる車両毎あるいは乗務員毎の運転日報の作成・保存・削除を含む運行管理のためのサーバプログラムがインストールされている。ストレージ320には、また、運転日報を含む各種報告書帳票フォーマット(スプレッドシート)等も記録されている。ストレージ320には、さらに、携帯端末200から取得した運行フォルダが、端末IDと関連付けて乗務員毎に記録される。なお、各乗務員による運行フォルダ又は運転日報等の情報に基づく解析・分析・統計データ等がストレージ320に記録されるようにしてもよい。
入出力部340は、安全運転管理者に対して各種情報の表示及び操作入力等の各種ユーザインタフェースを提供するデバイス(ディスプレイ、キーボード等)である。
制御部330は、CPU、ROM、RAM等を含むコンピュータユニットを有し、このコンピュータユニットが上記のサーバプログラムを実行することにより、通信部310の通信制御、ストレージ320への情報記録及び読み出し制御、入出力部340の入出力制御を行うとともに、上記各DB351、352,353を構築する。また、サーバ装置内に、運行管理機能の一つである運転日報を作成・編集・保存・削除する機能、作成された運転日報の解析・分析・統計機能、検索機能、音声認識機能、画像認識機能を構築する。
車両DB351には、管理対象となる車両に関する情報、例えば、対応する車両10の車両ナンバー、車検証情報、整備記録、累計走行距離、カタログ燃費等の情報が車両ID毎に更新自在に登録されている。車両の管理者ないし管理部門、車両毎の乗務員の乗務履歴等の情報を車両DB351に記録しておいてもよい。乗務員の当日の配車予定情報等を記録しておいてもよい。乗務履歴や配車予定情報には、端末ID、車両IDが含まれる。
乗務員DB352には、管理対象となる乗務員に関する情報、例えば、乗務員名、携帯端末電話番号、運転免許証情報、所属先ID、所属先の組織・階層ID、勤続年数等の固有情報が、端末ID毎に登録されている。乗車する車両や勤務日の予定、勤務時間、過去の乗車履歴等の情報を乗務員DB352に記録しておいてもよい。
地図DB353には、管理対象となる車両の車庫ないし駐車位置、ガソリンスタンドの位置、整備工場の位置その他の登録位置付近の地理画像を表示するための地図情報、交差点付近の拡大地図情報、道路画像を表示するための道路情報等が記録されている。これらの地図は、例えば車両10の移動経路や滞在先等をマッピングするための背景画像として使用することができる。なお、地図情報に代えて、各地図情報を提供しているWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)が記録されていてもよい。
[運用形態例]
次に、上記のように構成される運行管理システム1の運用形態例を説明する。
運行管理システム1は、携帯端末200から運行管理サーバ300に送信される情報に基づいて、管理対象となる車両又は乗務員の運行管理に必要なさまざまな情報を生成することができる。ここでは、まず、運行管理の一例となる車両10の運転日報を作成する例を示す。運転日報の作成は、車両10の運行中にリアルタイムに行ってもよく、あるいは、乗務員の運行終了後にバッチ処理等により行ってもよい。
運転日報をリアルタイムに作成する場合、乗務員が報告・提出を忘れて自宅に戻った場合でも運転日報を事業所内で確保できるという利点がある。他方、乗務員の運転終了後に運転日報を作成する場合、リアルタイムに行う場合に比べて運行管理サーバ300側の処理が簡素化されるという利点がある。乗務員数が多い場合、この利点は顕著となる。
図4は、運転日報をリアルタイムに作成する場合の作成フローの例示図である。車両運行サーバ300については「サーバ」と略称している。前提として、車両10は車両IDが登録された社有車であり、その車両IDを記録した検知装置100が乗務員の乗務時に車両10に取り付けられ、それが省エネモードで動作しており、電源オン状態の携帯端末200を乗務員が携帯して車両10に乗車するものとする。
乗務員が車両10に乗車すると、検知装置100が携帯端末200の存在と車両10の揺れを検知する。これにより、検知装置100は、ドライブモードでの駆動を開始し(S101)、携帯端末200に検知通知を行う(S103)。
検知通知を受けた携帯端末200は、端末用APを起動し(S105)、表示部210に所定の操作画面を表示するとともに、検知装置100に対する接続要求を行う(S107)。検知装置100と携帯端末200との接続が完了すると、検知装置100は、携帯端末200に対して接続完了を通知する(S109)。
接続要求と接続完了の通知は、乗務員による操作画面の操作を要さず、携帯端末200から検知装置100に対して自動的に行う手順であってよい。端末用APも、検知装置100との接続完了を契機に自動で起動し、以後、バックグランドで動作する構成であってよい。この場合、端末用APが起動し、検知装置100と接続されたことを示す画面を表示部210に表示し、あるいは、スピーカを通じて、端末用APが起動し、検知装置100と接続されたことを表す音声を出力することが望ましい。
検知装置100との接続が完了すると、携帯端末200は、運行管理サーバ300との通信をも開始する(S111)。そして、記憶部230に記録されている端末IDを運行管理サーバ300へ送信する。携帯端末200は、また、表示部210に表示される操作画面の操作入力を通じて、運行管理サーバ300に対して自端末についての運転日報のリアルタイム作成を依頼する(S113)。
運行管理サーバ300は、携帯端末200から上記依頼を受信すると、制御部330は、その依頼が正当かどうかを検証する。検証は、例えば、以下のように行われる。
制御部330は、乗務員DB352を参照して、端末IDに対応する乗務員が、登録されている乗務員のものかどうかを検証する。
検証の結果、端末IDが登録されたものでない場合、制御部330は、その旨を携帯端末200へ通知する。通知態様は任意でよい。他方、検証の結果、端末IDが登録されたものであった場合、制御部330は、情報送信を携帯端末200へ要求する。この要求を受信した携帯端末200は、記憶部230に記録されている運行フォルダを送信する。これにより、制御部330は、運転日報の帳票フォーマットをストレージ320から読み出し、運行フォルダの内容を帳票フォーマットの所定欄に転記することで運転日報の作成を開始する。運転日報はストレージ320に更新自在に記録される。
以後、当該車両10に対する乗務員の運行終了までの間、携帯端末200から計測部110で計測され、あるいは適宜入力された音声、静止画、動画等を含む車両10の車両移動情報が、携帯端末200から逐次送信される。これにより、当該車両10についての運転日報が、運行管理サーバ300において徐々に完成していく。運行管理サーバ300は、携帯端末200からの運転終了の通知を契機に、当該期間における運転日報の作成を一応終了する。同じ日に再開される場合、その運行フォルダにその後の車両移動情報が追記される。乗務員は、携帯端末200の表示部210に表示される操作画面を通じて、作成中、あるいは作成後の運転日報の内容を逐次確認し、必要に応じて運行管理サーバ300に修正を依頼することができる。
端末用APがインストールされた携帯端末200を携帯する者が複数名乗車することがある。この場合、検知装置100は運転する乗務員以外の者の携帯端末200とだけ接続してしまうおそれがある。このような事態を回避するため、接続された携帯端末200の表示部210に、検知装置100との接続を維持するか否かの選択を入力するための画面を表示し、接続を維持しない旨の入力がなされた場合に検知装置100との接続を中止するようにしてもよい。あるいは、運転をする乗務員以外の者の携帯端末200において、端末用APの起動を手動で停止可能にしてもよい。
第1実施形態では、運転日報を運行管理サーバ300で作成して保管する場合の例を説明したが、運転日報作成に用いる車両移動情報が携帯端末200の記憶部230に記録されていることから、携帯端末200が運転日報を作成してもよい。この場合は、作成した運転日報を運行管理サーバ300へ送信することになる。ただし、端末IDを運行管理サーバ300へ送信して運転日報作成の権限を取得することが望ましい。
[運転日報]
運転日報は、運行フォルダに記録された区分IDに応じて帳票(スプレッドシート)に自動的に転記され、法令に従う期間保存されるが、本実施形態によれば、印刷前の帳票のほかに、乗務員が運転当日中の状況把握、あるいは、安全運転管理者の解析等に役立つマルチメディア運転日報、すなわち音声、画像又は映像、テキストデータが連動する運転日報が、運行管理サーバ300の制御部330により作成することができる。このマルチメディアの運転日報は、例えば、車両運行サーバ300用の詳細版と携帯端末200用に情報を削減した簡易版の2種類がある。携帯端末200用の運転日報の例を図5及び図6に示す。
図5に示される運転日報は、携帯端末200を携帯した乗務員が、カレンダー表記201において特定される12月9日(金曜日)の9時00分に出庫して9時30分まで社有車を運転したことが時間帯欄202に表示されている。また、9時31分から10時00分まで駐車場に駐車し、訪問先に滞在したことが別の時間帯欄204に表示されている。滞在先までの運転経路は地理地図203にマッピングされている。なお、画面左側に車両10の移動ポイント毎に表示態様が変わるマーカライン205が付加されている。これにより、社有車の運転経路を直感的に把握することできる。図示を省略したが、入庫までの履歴についても同様に表示される。
このように、車両10(図5の例では社有車)の出庫から入庫までの移動履歴が運転日報に自動的に記録される。なお、移動履歴や滞在場所に、乗務員がコメントを付加することができる。
図6に示される運転日報は、カレンダー表記201において特定される12月9日(金曜日)の1日当たりの走行距離211、運転時間212が自動的に計算され、図示されている。また、運転者により入力された給油量213が入力され、図示されている。さらに、運転日報に記載(記録)されるドライバー(乗務員)情報214、車両情報215及び管理者情報216が表示されている。
このように、車両IDや乗務員のみならず、その乗務員の所属先や安全運転管理者の情報まで表示されるので、運行管理の一元化が容易になる。乗務員は、この内容を確認し、修正の必要がなければそのまま当該車両10における運転を継続させることになる。
このように、第1実施形態によれば、乗務員が携帯端末200を携帯した状態で車両10に乗車するだけで、運転日報が作成される。そのため、事業者は、高価な車載装置を別途用意する必要がない。また、1名の乗務員が1日に複数の社有車を運転した場合、あるいは、1台の社有車を複数名の乗務員が運転した場合であっても、乗務員毎に運転日報を作成したり、編集することができる。そのため、乗務員と安全運転管理者の作業が著しく軽減される。
<第2実施形態>
第1実施形態では、車両IDを検知装置100から取得する場合の例を説明したが、社有車であっても種々の事情で車両IDが検知装置100から取得できない場合がある。また、車両10が社有車でない場合等、検知装置100それ自体が車両10に取り付けられていない場合がある。さらに、携帯端末200を携帯した乗務員が、検知装置100を取り付け、業務用に運転したとしてもそもそも事業者において運転日報を作成する必要がない交通車両(バスやタクシー等)に乗車する場合もある。第2実施形態では、このような場合の運転日報の作成フロー例について説明する。なお、特段の説明がないかぎり、携帯端末200及びサーバ300の機能・動作については、第1実施形態と同じである。
図7は、第2実施形態における運転日報の作成フローの例示図である。図4と同様、車両運行サーバ300については「サーバ」と略称している。
図7を参照すると、乗務員が車両10に乗車すると、携帯端末200は、所定時間中に検知装置100から車両IDを取得できたかどうかを判定する(S201)。取得できた場合(S201:Y)の動作は、第1実施形態と同じとなる(S210)。
車両IDを取得できなかった場合(S201:N)、端末用APが直ちに自動起動し、運行管理サーバ300との間に通信路を自動で確立する。その後、携帯端末200は、車両10の運転開始を待つ(S202:N)。運転が開始された場合(S202:Y)、携帯端末200は、端末IDだけを運行管理サーバ300に送信する(S203)。端末IDの運行管理サーバ300の送信は、端末用AP起動直後に行うようにしてもよい。
端末IDだけを受信した運行管理サーバ300は、その端末IDに関連付けられた車両IDが存在するかどうかを車両DB351又は乗務員DB352等を参照して探索する。例えば、当日の配車予定情報等が車両DB351に記録されている場合、運行管理サーバ300は車両IDを特定することができる。この場合、車両運行サーバ300は、携帯端末200に車両IDを送信する。携帯端末200が車両IDを受信した場合(S204:Y)の運転日報の作成フローは、第1実施形態と同じとなる(S210)。
運行管理サーバ300から車両IDが存在しない旨の通知を受けた場合、あるいは、所定時間(例えば車両起動後5秒)経過しても運行管理サーバ300から車両IDを受信できなかった場合(S204:N)、携帯端末200は、速やかに、例えば運転を開始又は再開する前に、表示部210に車両に関する情報の選択画面を表示し、車両選択を促す音声を通話部270から出力する(S205)。車両に関する情報の選択画面の一例を図8に示す。
図8の選択画面220には、社有車221、借上げ車222、レンタカー223、バス224、タクシー225のシンボルが例示されている。これらの車両のうち、運転日報を作成する必要があるのは社有車221、業務利用の借上げ車222及びレンタカー223であり、それ以外の車両については運転日報を作成する必要がない。また、未登録の社有車と借上げ車については車両IDが登録されていないので、車両を特定する情報の入力が必要となる。
乗務員は、表示されたこれらのシンボルのいずれかを選択する。携帯端末200は、選択結果を運行管理サーバ300へ送信する。運行管理サーバ300は、携帯端末200から送信された車両の選択結果に応じて、当該車両が運転日報の作成対象かどうかを判定し、運転日報の作成対象ではない車両の場合、運転日報の作成を要しない旨の通知を携帯端末200へ送信する。
この通知を受けた場合(S206:N)、携帯端末200は、車両移動情報の以後の送信を中止する(S209)。一方、運転日報の作成対象の車両と判定した場合、運行管理サーバ300は、携帯端末200に車両を特定する情報の入力を要求する。この要求を受けた場合(S206:N)、携帯端末200は、乗務員に車両を特定する情報の入力を促す音声を通話部270から出力する(S207)。
乗務員からの情報入力がない場合(S208:N)、携帯端末200は、以後の車両移動情報の送信を中止するとともに(S209)、その旨を運行管理サーバ300へ送信して作成フローを終える。
乗務員から、通話部270を通じて車種と車両ナンバーが音声で入力されるか、撮影部280を通じて車体及び車両ナンバーの撮像が入力された場合(S208:Y)、携帯端末200は、入力された情報を運行管理サーバ300へ送信する。送信された内容により車両IDを認識できた場合、運行管理サーバ300は、第1実施形態と同様の手順で運転日報の作成可能となる。
なお、不明な運転履歴に関しては、運転日報の作成を中止しないで作成を継続し、後で不必要とされた運転履歴について、乗務員が削除する運用態様にすることもできる。
<第3実施形態>
運転日報は、携帯端末200と運行管理サーバ300のいずれかでも作成できることは第1実施形態で説明した通りである。第3実施形態では、同じ車両10に関する運転日報を携帯端末200と運行管理サーバ300の双方で作成する場合の例を説明する。
運行管理サーバ300の制御部330は、携帯端末200が作成した運転日報(便宜上、「第1運転日報」という)を当該携帯端末200から取得し、ストレージ320に記録する。その後、制御部330が作成した運転日報(便宜上、「第2運転日報」という)と比較し、いずれかの運転日報に欠落の有無があるかどうか、重複する項目同士で記録内容に相違がないかどうかを調べる。欠落があるときと記録内容が相違するときは、両運転日報にマーキングを付加する。これにより、後日の調査が容易となり、正確な運転日報だけを残すことができる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、検知装置100の計測部110に、GPS受信部と、加速度センサかジャイロセンサとを設け、車両10の時系列の車両移動情報を、携帯端末200の計測部260ではなく、検知装置100の計測部110の計測結果を用いる場合の例を説明する。
携帯端末200は、検知装置100から車両IDと時系列に変化する車両移動情報とを随時取得し、端末ID及び車両IDを含む運行フォルダを作成する。そして、この運行フォルダを運転日報の作成依頼とともに運行管理サーバ300へ送信する。運行管理サーバ300は、第1実施形態と同様の作成フローで運転日報を作成し、保管する。
検知装置100は、車両10に取り付けられることから当該車両10の揺れ等を比較的忠実に検知できるのに対し、携帯端末200は、乗務員の衣類等に収容されてしまうと車両10の揺れ等を正しく検知できないおそれがあるが、第4実施形態によれば、車両移動情報をより忠実に取得できるという効果が得られる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、車両IDと車両移動情報の取得とを携帯端末200だけで行う場合の例を説明する。ここでは、携帯端末200の制御部220は、撮影部280で撮影された画像(映像を含む)の認識機能を有し、計測部260は、振動のみならず姿勢センサとして機能させる。
携帯端末200は、計測部260の計測結果から、携帯端末200の姿勢の変化パターンを取得し、この変化パターンが予め定められたデータの組み合わせパターン、すなわちモーションパターンを満たし、かつ、上述の認識機能により車両IDが取得された場合に、運行管理サーバ300に車両IDを送信するとともに、運転日報の作成を依頼する。
例えば、撮影部280を起動させた後、「車両前方のナンバープレートの画像から車両ID」を認識し、「所定時間内に車両10のドアを開けて車両に乗り込む姿勢」を検知したときに、運行管理サーバ300との間に通信路を自動で確立して、車両IDを送信し、運転日報の作成を依頼する、という作成フローを実現することができる。
第1~第5実施形態では、運転日報を作成する場合の例を説明したが、本発明は、運転日報のみならず、運転週報、運転月報のような運転実績報告書の作成にも適用が可能なものである。また、各実施形態では、運行管理サーバ300における情報の取得元を携帯端末200としたが、アルコールチェッカ、気象情報提供システム、給油所設置の情報処理システム、訪問先設置の情報処理システムをも情報の取得元に加えることにより、より詳細な運行管理が可能になる。
また、運行管理サーバ300には、複数の乗務員による車両移動情報が収集され、蓄積されることから、安全運転管理のためのさまざまな情報を生成することが可能となる。例えば、乗務員毎の運転操作の傾向を評点したり、危険挙動が発生しやすい箇所を特定したり、CO排出量の測定やその削減の効果等を測定して記録することが可能となる。また、車両10において事故が発生したときの事故報告書の自動作成も可能となる。
<本明細書による開示>
本明細書による開示は、以下の各態様の発明を含んでいる。
[態様1]
態様1の発明は、管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバと、前記運行管理サーバに接続される前記携帯端末とを有し、前記携帯端末は、前記車両の移動開始時刻と前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を生成する車両移動情報生成手段を備え、前記運行管理サーバは、取得した前記車両移動情報と前記端末IDとに基づいて前記携帯端末と協働で当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段を備える、運行管理システム。
態様1の発明によれば、乗務員及び安全運転管理者の作業負担を抑えつつ法令を遵守する事業者のコスト負担を抑えることができ、以後の安全運転管理に役立つ情報を作成することができる。
[態様2]
態様2の発明は、態様1の発明において、前記携帯端末は、前記車両に離脱自在に固定され当該車両の車両IDを保持するとともに当該車両に前記乗務員が乗車して運転を開始したことを検知する検知装置から近距離無線通信により前記車両IDを取得し、取得した前記車両ID及び自端末の前記端末IDを前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する運行管理システムである。
態様2の発明によれば、車両の移動開始及び移動の継続が停止したことを検知装置が存在しない場合に比べてより正確に認識することができる。
[態様3]
態様3の発明は、前記検知装置が前記車両に離脱自在のビーコンである運行管理システムである。
態様3の発明によれば、ビーコンを車両に取り付けるだけで、どの車両をも管理対象の車両とすることができ、運行管理がより簡略化される。
[態様4]
態様4の発明は、態様1から態様3のいずれかの運行管理システムにおいて、前記携帯端末は、撮影手段と通話手段とを備えており、前記撮影手段で撮影された静止画又は動画と、前記通話手段で入力された音声との少なくとも一方を前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信し、前記制御手段は、前記運転実績報告書を前記静止画又は動画と前記音声の少なくとも一方を含む前記運転実績報告書の作成を可能にする運行管理システムである。
態様4の発明によれば、音声と静止画又は動画を含む運転実績報告書の作成が可能となり、法令遵守を超えた安全運転管理がより容易となる。
[態様5]
態様5の発明は、管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバに接続される前記携帯端末を、前記車両の移動開始時刻と前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を生成する車両移動情報生成手段、生成した車両移動情報と前記端末IDとに基づいて前記運行管理サーバと協働で当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段、として機能させる、携帯端末用アプリケーションプログラムである。
態様5の発明によれば、例えば乗務員が個人的に保有する携帯端末を運行管理システムの構成体として使用することができるので、運行管理システムの導入コストを抑えることができる。
[態様6]
態様6の発明は、態様5の発明において、前記携帯端末は、前記車両に離脱自在に固定され当該車両の車両IDを保持するとともに当該車両に前記乗務員が乗車して運転を開始したことを検知する検知装置から近距離無線通信により前記車両IDを取得し、取得した前記車両ID及び自端末の前記端末IDを前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する携帯端末用アプリケーションプログラムである。
態様6の発明によれば、どのような車両であっても、検知装置を取り付けることにより管理対象の車両として扱うことができる。また、検知装置により車両IDや車両の運転開始時点が直ちに判るので、検知装置を設けない場合に比べて車両移動情報を容易に取得できるようになる。
[態様7]
態様7の発明は、管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバであって前記携帯端末に接続される前記運行管理サーバを、前記携帯端末から前記車両の移動開始時刻及び前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を取得する車両移動情報取得手段、取得した車両移動情報と前記端末IDとに基づいて前記携帯端末と協働で当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段、として機能させる、サーバプログラムである。
態様7の発明によれば、汎用のサーバ装置を運行管理システムの構成体として使用することができるので、運行管理システムの導入コストを抑えることができる。
[態様8]
態様8の発明は、態様7の発明において、前記制御手段は、前記端末IDにより特定される乗務員が運転しようとする車両が管理対象でない車両かどうかを登録された車両情報を基に判別し、管理対象でない車両に対する前記運転実績報告書の作成を中止することを前記携帯端末へ通知する、サーバプログラムである。
態様8の発明によれば、必要のない作業ないし処理を省略することができる。

Claims (6)

  1. 管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバと、前記運行管理サーバに接続される前記携帯端末とを有し、
    前記携帯端末は、前記車両の移動開始時刻と前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を生成する車両移動情報生成手段、静止画又は動画を撮影する撮影手段、音声を入力する通話手段、前記撮影手段で撮影された静止画又は動画と前記通話手段で入力された音声との少なくとも一方を前記車両移動情報生成手段が生成した前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する送信手段を備え、
    前記運行管理サーバは、取得した前記車両移動情報、前記端末ID、並びに前記静止画又は動画と前記音声との少なくとも一方に基づいて当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段を備える、
    車両の運行管理システム。
  2. 前記携帯端末は、前記車両に離脱自在に固定され当該車両の車両IDを保持するとともに当該車両に前記乗務員が乗車して運転を開始したことを検知する検知装置から近距離無線通信により前記車両IDを取得し、取得した前記車両ID及び自端末の前記端末IDを前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する、
    請求項1に記載の運行管理システム。
  3. 前記検知装置が前記車両に離脱自在のビーコンである、
    請求項2に記載の運行管理システム。
  4. 管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録された運行管理サーバに接続される前記携帯端末を、
    前記車両の移動開始時刻と前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を生成する車両移動情報生成手段、
    静止画又は動画を撮影する撮影手段、
    音声を入力する通話手段、
    前記撮影手段で撮影された静止画又は動画と前記通話手段で入力された音声との少なくとも一方を、前記車両移動情報生成手段が生成した前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する送信手段、
    前記車両移動情報、前記端末ID、並びに前記静止画又は動画と前記音声との少なくとも一方に基づいて前記運行管理サーバに当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書を作成させる制御手段、
    として機能させる携帯端末用アプリケーションプログラム。
  5. 前記携帯端末は、前記車両に離脱自在に固定され当該車両の車両IDを保持するとともに当該車両に前記乗務員が乗車して運転を開始したことを検知する検知装置から近距離無線通信により前記車両IDを取得し、取得した前記車両ID及び自端末の前記端末IDを前記車両移動情報に含めて前記運行管理サーバへ送信する、
    請求項4に記載の携帯端末用アプリケーションプログラム。
  6. 管理対象となる車両の車両IDといずれかの前記車両を運転する乗務員が携帯する携帯端末の端末IDとが登録され、静止画又は動画を撮影する撮影手段と音声を入力する通話手段とを備えた前記携帯端末に接続される運行管理サーバを、
    前記携帯端末から前記車両の移動開始時刻及び前記車両の移動の継続が停止した時刻を含む車両移動情報を取得する車両移動情報取得手段、
    取得した車両移動情報、前記端末ID、並びに前記静止画又は動画と前記音声との少なくとも一方に基づいて当該車両を運転した乗務員の運転実績報告書の作成を可能にする制御手段、
    として機能させるサーバプログラム。
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