JP2017008974A - 案内装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライダ本体2Aは、戻し通路24と外部を連通させるドレン通路25を有する。ドレン通路25は、戻し通路24の下端部から斜め下方に延びて、スライダ本体2Aの側面26に至る。すなわち、ドレン通路25の開口25aは、スライダ本体2Aの側面26の戻し通路24より下側となる位置に形成されている。
【選択図】図1
Description
案内レール1およびスライダ2は、互いに対向配置されて転動体3の転動通路を形成する転動溝11,21を有する。この例では、案内レール1の側面と上角部に転動溝11が形成されており、側面に形成されている軌道溝を11a、上角部に形成されている軌道溝を11bで示す。
なお、特許文献1には、冷却水がかかる用途で使用されるころ軸受に関し、外輪部材に排水路を形成することで、非接触形密封手段から効果的に水抜きを行うことができる、と記載されている。
(1) 案内レールと、スライダと、複数個の転動体と、を備える。
(2) 前記スライダは、前記案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部の上部を連結する胴部とからなる。
(3) 前記案内レールおよびスライダは、互いに対向配置されて転動体の転動通路を形成する転動面を有する。
(4) 前記スライダは、スライダ本体と、その移動方向両端部に固定されたエンドキャップとを有する。
(5) 前記スライダ本体は前記転動面と前記転動体の戻し通路を有し、前記エンドキャップは前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、前記循環経路を転動体が循環することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に案内レールに沿って運動する。
(6) 前記スライダ本体は、前記戻し通路と外部を連通させるドレン通路を有し、前記ドレン通路の開口は、前記スライダ本体の側面の前記戻し通路より下側となる位置および前記脚部の下面の少なくともいずれかに形成されている。
[第1実施形態]
図1に示すように、この実施形態の直動案内装置では、スライダ本体2Aに、戻し通路24と外部を連通させるドレン通路25が形成されている。これ以外の点は図6および7に示す従来例と同じである。
戻し通路24は、スライダ本体2Aの両脚部22に2列ずつ合計4列形成されている。これら全ての戻し通路24にドレン通路25が設けられている。ドレン通路25は、各戻し通路24とスライダ本体2Aの外部を連通させる円柱状の穴である。各戻し通路24用のドレン通路25は、図2に示すように、スライダ本体2Aの移動方向に沿って複数個、等間隔で形成されている。
ドレン通路25の形成は、スライダ本体2Aに戻し通路24を切削加工で形成した後、スライダ本体2Aの側面26から切削加工することで行う。
したがって、スライダ2内に液体が溜まった状態で直動案内装置を停止したままにすることにより生じる不具合、例えば、溜まった液体により鉄鋼製の戻し通路24およびボール(転動体)3に腐食が生じたり、液体が潤滑剤に混入された状態となって潤滑性能が低下したりすることが防止できる。
図4は、この実施形態の直動案内装置を構成するスライダの側面図である。図4のA−A断面図は図1と同じである。図4に示すように、ドレン通路25の断面形状および開口25aの形状が長穴である。また、各戻し通路24用に、スライダ本体2Aの移動方向に沿って二個のドレン通路25が形成されている。これらの点以外は第1実施形態と同じである。
この実施形態の直動案内装置によれば、第1実施形態と同じ効果が得られるとともに、第1実施形態と比較して、大きな断面形状および開口25aのドレン通路25が少ない数で形成されていることで、製造コストが低減できる効果もある。
図6は、この実施形態の直動案内装置を示す部分破断正面図である。
上側の戻し通路24には、第1実施形態と同じく、戻し通路24の下端部から斜め下方に延びて、スライダ本体2Aの側面26に至るドレン通路25が形成されている。下側の戻し通路24は、戻し通路24の下端部から真下に延びて、スライダ本体2Aの下面27に至るドレン通路25が形成されている。すなわち、ドレン通路25の開口25aがスライダ本体2Aの下面27に形成されている。
図7は、この実施形態の直動案内装置を示す部分破断正面図である。
この例では、右側の脚部22で、上側の戻し通路24には、第1実施形態と同じく、戻し通路24の下端部から斜め下方に延びて、スライダ本体2Aの側面26に至るドレン通路25が形成されている。下側の戻し通路24は、戻し通路24の下端部から真下に延びて、スライダ本体2Aの下面27に至るドレン通路25が形成されている。すなわち、ドレン通路25の開口25aがスライダ本体2Aの下面27に形成されている。
このように左右の脚部22でドレン通路25を非対称に設けてもよいし、対称に設けてもよい。
また、上記各実施形態では、戻し通路24が、スライダ本体2Aの両脚部22に2列ずつ合計4列形成されている例について説明しているが、この発明は、循環経路が4路以外の案内装置にも適用できる。
11a,11b 案内レールの転動溝(転動面)
2 スライダ
2A スライダ本体
2B エンドキャップ
2C サイドシール
21 スライダの転動溝(転動面)
22 脚部
23 胴部
24 戻し通路
25 ドレン通路
25a ドレン通路の開口
26 スライダ本体の側面
27 スライダ本体の下面
28 ドレン通路栓
28a 突起
28b 板
28c 穴
3 ボール(転動体)
Claims (2)
- 案内レールと、スライダと、複数個の転動体と、を備え、
前記スライダは、前記案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部の上部を連結する胴部とからなり、
前記案内レールおよびスライダは、互いに対向配置されて転動体の転動通路を形成する転動面を有し、
前記スライダは、スライダ本体と、その移動方向両端部に固定されたエンドキャップとを有し、
前記スライダ本体は前記転動面と前記転動体の戻し通路を有し、前記エンドキャップは前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、
前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、
前記循環経路を転動体が循環することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に案内レールに沿って運動する案内装置において、
前記スライダ本体は、前記戻し通路と外部を連通させるドレン通路を有し、
前記ドレン通路の開口は、前記スライダ本体の側面の前記戻し通路より下側となる位置および前記脚部の下面の少なくともいずれかに形成されていることを特徴とする案内装置。 - 前記スライダ本体内部に異物を侵入させないように、前記ドレン通路にドレン通路栓を装着したことを特徴とする請求項1に記載する案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015122506A JP2017008974A (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015122506A JP2017008974A (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017008974A true JP2017008974A (ja) | 2017-01-12 |
Family
ID=57762996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015122506A Pending JP2017008974A (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017008974A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2015
- 2015-06-18 JP JP2015122506A patent/JP2017008974A/ja active Pending
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