JP2017008485A - 横桟の連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】横断面形状が非対称な横桟同士を継手で連結する際に、入隅部と出隅部とで共用可能な継手を用いて利便性を高め、且つ、施工効率を向上できる横桟の連結構造を提供する。【解決手段】本発明の横桟の連結構造1は、中空の一対の横桟2と、前記一対の横桟と連結する一対の連結端部41を有し、前記一対の連結端部同士が回動可能に回動軸に軸支される継手4と、前記横桟と前記連結端部との間に配置される中間部材5と、前記継手と前記横桟とを固定する固定部材6と、を備え、前記横桟は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向の対向面の形状が非対称であり、前記連結端部は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向に対向する壁面41c,41dの形状が対称となるように形成され、前記中間部材は、前記横桟の内面と前記連結端部の表面との間の隙間Sを埋めるように配置されることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、横桟の連結構造に関する。
従来、敷地と外部との境界を明確にする目的や、庭の目隠しやゾーニング等を目的として、敷地に塀が設けられる場合がある。例えば、ブロック材等からなる土台に取り付けられる複数の支柱と、隣り合う支柱に架設されるフェンス部とを用いた外構用のフェンスがある。フェンス部は、横桟(上桟、下桟)及び竪桟から構成される枠体内に格子状やルーバー状、パネル状等のフェンス部材を取り付ける例や、上桟と下桟との間に上下方向に渡す縦格子を等間隔で複数架設する例が挙げられる。
また、隣接するフェンス部同士は、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されるような継手で連結される。特許文献1には、直交する二つのフェンス本体を連結する継手が開示されている。
フェンスを設置する場合、敷地の形状や庭のレイアウト等に応じて、フェンスを立設する位置を設計し、その設計内容に応じて支柱やフェンス部等の寸法や個数を選定する。このようなフェンスは、支柱、横桟、竪桟等を部品として工場で製造している。そして、工場で製造された部品を現場に搬送し、施工現場でフェンスが組み立てられる。
ここで、敷地の境界塀や、外構の設計内容等によっては、隣接するフェンス同士の連結部分の角度の調整が必要となる。また、フェンス部同士の連結部が入隅構造となる部分と、出隅構造となる部分とが生じる場合がある。そこで、特許文献2には、継手が軸周りに回動可能な構成を有し、フェンス体同士の連結角度の変化に対応可能なコーナー連結装置が開示されている。
特開2015−10376号公報 実公平6−20847号公報
フェンス部を支柱に連結させる際、フェンス部の厚さ方向の一方の面側に支柱が配置され、金具等を用いてフェンス部と支柱とが連結される。例えば、敷地の境界に塀を設ける場合、フェンス部の敷地内側(住居等の建物側)に位置する面を支柱に当接させて支柱とフェンス部の横桟とを連結する。このとき、横桟には、金具を係止する係止部(連結部)が形成されたり、外観の意匠性を高めるための加工が施されたりすることにより、横桟の長手方向に直交する横断面形状が非対称となる場合がある。
横桟の横断面形状が対称形状である場合、横桟と継手との係合関係は入隅部と出隅部とで変化しない。一方、横桟の横断面形状が非対称であると、横桟の形状に合わせて、入隅部用の継手と出隅部用の継手とをそれぞれ別の部品として用意する必要があった。しかし、入隅用の継手と出隅用の継手とは、構造、外観等が似ているため、区別し難く誤発注が生じるという課題や、施工現場での判別が難しく施工に手間が掛るという課題があった。
上記事情を踏まえ、本発明は、横断面形状が非対称な横桟同士を継手で連結する際に、入隅部と出隅部とで共用可能な継手を用いて利便性を高め、且つ、施工効率を向上できる横桟の連結構造を提供することを目的とする。
本発明に係る横桟の連結構造は、中空の長尺な形材からなる一対の横桟と、前記一対の横桟の長手軸方向の端部とそれぞれ連結する一対の連結端部を有し、前記一対の連結端部同士が回動可能に回動軸に軸支される継手と、前記横桟の端部と前記連結端部との間に配置される中間部材と、前記横桟と前記中間部材とに挿通されて前記継手と前記横桟とを固定する固定部材と、を備え、前記横桟は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向の対向面の形状が非対称であり、前記連結端部は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向に対向する壁面の形状が対称となるように形成され、前記中間部材は、前記横桟の内面と前記連結端部の表面との間の隙間を埋めるように配置されることを特徴とする。
この発明によれば、長手軸方向に直交する断面における幅方向の対向面の形状が非対称である2つの横桟が角度を有する状態で連結される際、出隅部でも入隅部でも同じ継手を用いて連結できる。したがって、上記継手の誤発注が生じることがなく、且つ、施工現場での施工の手間を省くことができる。また、横桟と継手の連結端部との位置関係が入隅部と出隅部とで異なる場合であっても、中間部材を配置することにより横桟と継手とを固定部材により確実に固定することができる。
本発明に係る横桟の連結構造において、前記横桟の前記対向面のうちの第一面には前記横桟の幅方向外側に突出する突出部が形成され、前記第一面と対向する前記対向面の第二面は面一に形成され、前記連結端部の前記壁面は、前記突出部を含む前記第一面の形状に沿って形成され、前記横桟は、前記連結端部が前記横桟の端部の中空部内に挿入された状態で前記横桟の前記第一面と当接し、前記第二面と前記連結端部と前記表面との間の前記隙間に前記中間部材が配置されて前記連結端部と連結されてもよい。
この発明によれば、連結端部は、横桟の対向面のうちの第一面の形状に沿った対称形状を有するので、非対称形状の横桟のいずれの端部とも連結可能である。また、連結端部を第一面に沿った対称形状とした結果、横桟に連結端部を挿入した際に生じる、横桟の内面と連結端部の壁面との隙間に中間部材が配置されることにより、幅方向のガタツキが生じることを防ぐことができる。この結果、横桟の対向面の両方に連結端部の壁面が接触した場合と同様に、横桟と継手とを安定して連結することができる。したがって、断面形状が非対称の横桟を用いて入隅部または出隅部を形成する場合に、継手を共用できる連結構造が提供できる。
本発明に係る横桟の連結構造において、前記中間部材は前記連結端部との当接面側に凸部を有し、前記連結端部には、前記凸部と係止する凹部が形成されていてもよい。
この発明によれば、凸部が凹部に係止されることで中間部材が連結端部に係止された状態が保たれ、連結端部及び中間部材を円滑に横桟内に挿入することができる。また、固定部材を用いて所望の位置で横桟と継手とを固定することができる。
本発明の横桟の連結構造によれば、横断面形状が非対称な横桟同士を継手で連結する際に、入隅部と出隅部とで共用可能な継手を用いて利便性を高めることができる。また、部品点数を削減することができる。
本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造の使用態様を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態の横桟を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の継手及び中間部材の斜視図である。 本発明の第一実施形態の継手の側面図である。 本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造を示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造の変形例を示す側面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る横桟の連結構造について説明する。図1は本実施形態に係る横桟の連結構造1の使用態様を示す斜視図である。本実施形態では、例えば、図1に示すように、敷地にフェンス100を立設する際に、横桟の連結構造1を用いて隣接するフェンス体101,101の横桟2,2同士を、継手4を介して連結する構造である。
図2から図6に示すように、本実施形態に係る横桟の連結構造1では、継手4と、中間部材5とを介して隣り合う横桟2,2同士を連結する。図2は横桟2と継手4とが連結された状態を示す斜視図である。図3は横桟2の長手軸に直交する面における断面図である。図4は、継手4及び中間部材5を示す斜視図である。図5は、継手4の側面図である。図6は、本実施形態に係る横桟の連結構造1を図2に示す矢印A方向から見た側面図である。
図2及び図3に示すように、横桟2は、中空の長尺な形材からなる。横桟2は、例えば、アルミニウム製の押し出し形材である。横桟2は、上板21と、上板21に対向する下板22と、上下方向に延びる第一側板23と、第一側板23に対向する第二側板24と、平板部26とを備える。第一側板23と第二側板24とは幅方向X1(図3に矢印X1で示す方向)に離間して長手軸Lに沿って略平行に延びる。第一側板23の上部には、横桟2の幅方向X1の外方に向かって突出する突出部25が形成され、突出部25と第一側板23との間には段部27が形成されている。図2に示すように、平板部26は、下板22から下方に突出する板状の部分であり、後述する壁面パネル104と接続される。図3に示すように、平板部26は、幅方向X1における横桟2の中心線Y1上に延設されている。
横桟2は、横桟2の長手軸Lに直交する断面形状が非対称形状を有する。具体的には、上板21の中心線、すなわち、横桟2の幅方向X1の長さが最も長い突出部25と第二側板24との間の幅方向X1の中心線Y1に対して、断面形状が非対称となるように形成されている。
継手4は、一対の横桟2,2同士を連結する部材である。継手4は、例えば、塩化ビニルなどの樹脂製の成形部材である。図4及び図5に示すように、継手4は、一対の連結端部41,41と、回動軸部42とを有する。回動軸部42は、略円筒形状を有する第一円筒部42aと、第二円筒部42bとが回動中心軸O上に同軸に上下方向に並んで配置されている。第一円筒部42aと第二円筒部42bとは、それぞれの内部に回動中心軸O方向に延びるように設けられた中央部(不図示)で係合されている。このため、第一円筒部42aと第二円筒部42bとは、回動中心軸O周りに互いに回動可能に構成されている。第一円筒部42aと第二円筒部42bとの回動範囲は、例えば、60度〜180度である。
第一円筒部42a及び第二円筒部42bの外周面にはそれぞれ接続部44,44が連設されている。第一円筒部42aまたは第二円筒部42bと連結端部41とは接続部44,44を介して連設されている。接続部44と連結端部41との連設部分には、接続部44の幅方向X2の中心線上で下方に突出するガイド部45が設けられている。
一方の連結端部41は第一円筒部42aと連設され、他方の連結端部41は第二円筒部42bと連設されている。本実施形態では、連結端部41と第一円筒部42aとは一体成形され、連結端部41と第二円筒部42bとは一体成形されている。この構成により、二つの連結端部41,41は、回動中心軸O周りに回動可能に回動軸部42に支持されている。
二つの連結端部41,41は、中空の形材からなり、それぞれ同じ形状を有する。連結端部41は、例えば、塩化ビニルなどの樹脂製の成形部材である。連結端部41は、略角柱形状を有し、上壁41aと、上壁41aに対向する下壁41bと、第一側壁41cと、第一側壁41cに対向する第二側壁41dとを有する。第一側壁41c及び第二側壁41dの上部には、連結端部41の幅方向X2の外方に向かって突出する突出部41e,41eがそれぞれ形成され、突出部41eと第一側壁41c及び第二側壁41dとの間には、中空部内に向かって突出する曲面41fが形成されている。連結端部41の突出部41e,41は、横桟2の突出部25の内面形状に沿う形状を有する。
連結端部41の長手軸L方向に直交する断面形状は、幅方向X2の対向面(第一側壁41cと第二側壁41d)の形状が対称となるように形成されている。また、図6に示すように、幅方向X2における連結端部41の外面間の距離M1は、横桟2の内面における第一側板23と第二側板24間の距離M2よりも短く設定されている。
図5に示すように、連結端部41の中空部内には、幅方向X2に延びて、第一側壁41cと第二側壁41dとの間に架設される中空壁部41hが形成されている。中空壁部41hには、連結端部41の第一側壁41cの外面から第二側壁41dの外面まで貫通する挿通路(凹部)41iが形成されている。挿通路41iは、連結端部41と接続部44との接合部分から所定距離長手軸L方向に沿って形成されている。
長手軸L方向における中空壁部41hの接続部44側とは反対側の端部と、挿通路41iとの間には、中空壁部41hの幅方向X2に貫通する貫通孔41jが形成されている。貫通孔41jには後述するネジ6が螺合するネジ溝(不図示)が設けられている。なお、ネジ溝は形成されなくてもよい。
図4に示すように、中間部材5は、平板状のスペーサ部51と、凸部52とを備える。中間部材5は、例えば、塩化ビニルなどの樹脂製の成形部材である。スペーサ部51は、幅方向X2における突出部41eの外面と第二側壁41dの外面との離間距離と略等しい厚さを有する。凸部52は、スペーサ部51の一方の面から直交する方向に突出して設けられている。スペーサ部51の端部51aと凸部52との間には、スペーサ部51の板厚方向に貫通する貫通孔51bが形成されている。中間部材5の凸部52は、中空壁部41hの側面における挿通路41iの開口面積よりもわずかに小さい寸法で形成されており、凸部52を挿通路41iに挿入することにより、中間部材5が連結端部41から脱落しない程度に係止可能に構成されている。
横桟2と継手4との連結構造について、図6を参照して説明する。なお、図6は、横桟2の長手軸L方向の端部内に、連結端部41が挿入された状態を示している。連結端部41は、横桟2の長手軸L方向の端部に挿入されてそれぞれ連結される。
連結端部41が横桟2の内部に挿入されたとき、連結端部41の両側の突出部41e,41eは横桟2の突出部25及び第二側板24の内面に近接配置される。また、突出部41e、曲面41f及び第一側壁41cは、横桟2の突出部25、段部27及び第一側板23に沿って近接配置される。
横桟2の中空部内に連結端部41が挿入された状態では、横桟2の下板22側における幅方向X1の中心線Y4(下板22の略中央部)は、連結端部41の中心線Y2に対してずれて位置する。そのため、横桟2の第二側板24と連結端部41の第二側壁41dとの間は隙間Sが形成され、この隙間Sに、中間部材5が配置されている。具体的には、中間部材5は、挿通路41iの第二側壁41d側の開口から凸部52が挿入され、且つスペーサ部51が第二側壁41dに当接した状態で、隙間S内に配置される。
なお、連結端部41の外周面に、さらに、長手軸Lと平行に延びるリブ41gが複数設けられている。リブ41gを設けることにより、連結端部41の外周面と横桟2の内周面との接触面積を減らすことができるので、摩擦抵抗を抑えて、連結端部41をより円滑に横桟2内に挿入することができる。
連結端部41及び中間部材5が横桟2の内部に挿入されたとき、連結端部41の幅方向X2の中心線Y2と、横桟2の幅方向X1の中心線Y1とが略一致するように配置される。
次に、本実施形態に係る横桟の連結構造1を用いたフェンス100の例を示す。
フェンス100は、図1に示すように、フェンス体101と、支柱102と、土台部103とを備える。フェンス体101は、横桟2(上桟2A、下桟2B)及び竪桟3で枠体が形成され、枠体内に壁面パネル104が設けられている。
上桟2A及び継手4は、図2から図6で示した構成のものを用いる。下桟2B及び下桟用の継手は、図8に示すものを用いる。図8は、上述の横桟の連結構造1の変形例であり、下桟2Bと、下桟用継手4Bとの連結構造1Aを示す側面図である。
図8に示すように、下桟2Bは、上板21Bと、上板21Bに対向する下板22Bと、上下方向に延びる第一側板23Bと、第一側板23Bに対向する第二側板24Bと、平板部26Bとを備える。第一側板23Bと第二側板24Bとは幅方向X3(図8に矢印X3で示す方向)に離間して長手軸Lに沿って略平行に延びる面である。第一側板23Bの下方には、下桟2Bの幅方向X3の外方に向かって突出する突出部25Bが形成され、突出部25Bと第一側板23Bとの間には段部27Bが形成されている。下板22Bの幅方向X3の両端部は上方に屈曲し、さらに幅方向外側に屈曲して溝部20Bが形成されている。平板部26Bは、幅方向X3における上板21Bの中央部から上方に突出する板状の部分であり、壁面パネル104と接続される。
下桟2Bは、下桟2Bの長手軸に直交する断面形状が非対称形状を有する。具体的には、下桟2Bの幅方向X3の中心線Y3に対して、断面形状が非対称となるように形成されている。
下桟用継手4Bは、回動軸部42B、接続部44B、ガイド部45Bの構成は、図2、図4及び図5に示す上桟2A用の継手4と上下方向の配置が反対となる点を除いて同じ構成であるので、説明を省略する。
下桟用継手4Bの連結端部41Bの上面は、上桟2A用の継手4と形状が異なる。下桟用継手4Bの一対の連結端部41B,41Bは、中空の形材からなり、それぞれ同じ形状を有する。連結端部41Bは、略角柱形状を有し、第一側壁41cと、第二側壁41dと、上壁41aと、下壁41bとを備える。下壁41bは、第一側壁41c及び第二側壁41dとの境界部分に溝部20Bの形状に沿って湾曲する湾曲部41m,41mがそれぞれ形成されている。
図8に示すように、下桟2Bの連結端部41Bの幅方向X3における断面形状は、対向面(第一側壁41cと第二側壁41d)の形状が対称となるように形成されている。幅方向X3における連結端部41Bの外面間の距離は、下桟2Bの内面における第一側板23Bと第二側板24B間の距離よりも短く設定されている。そのため、下桟2Bの中空部内に連結端部41Bが挿入された状態では、連結端部41Bの中心線Y3は、下桟2Bの城壁41a側における幅方向X3における中心線Y5に対してずれて位置する。このとき、生じる隙間Sに中間部材5が配置されて、ビス6により、下桟2Bと、中間部材5と連結端部41Bとが固定される。
下桟2Bの連結端部41Bの中空壁部41h及び貫通孔41jは、上桟2A用の継手4と同じ構成である。また、中間部材5は上桟2Aの連結構造1と同じ部材であり、ネジ6による下桟2Bと中間部材5と連結端部41Bとの固定構造も上桟2Aの連結構造1と同じである。
次に、フェンス100の施工例を示す。
フェンス100は、敷地に埋設または固定された複数の土台部103にそれぞれ支柱102,102が固定されて立設され、隣り合う支柱102,102にフェンス体101が架設されて、ブラケット105a,105bを介して支柱102,102に固定される。
フェンス100は、支柱102の長手方向の側面にフェンス体101の壁面パネル104の一方の面が対向し、支柱102の上端近傍に横桟2としての上桟2Aが配置され、支柱102の下端近傍に下桟2Bが配置される。この状態で、フェンス体101は、ブラケット105a、105bを介して支柱102に取り付けられる。
敷地の境界にフェンスを設ける場合、支柱102が、敷地の内側、すなわち、建物側に配置され、敷地の外側にフェンス体101が配置される場合がある。以下では、フェンス体101のうち、建物側に配置される面(支柱102に対向する面)を内面104aと称し、敷地の外側に配置される面(内面104aの反対側の面)を外面104bと称する。
まず、施工者は、連結端部41に中間部材5を取り付ける。施工者が中間部材5の凸部52を第二側壁41d側から貫通孔41jに挿入して、スペーサ部51を第二側壁41dに当接させると、中間部材5が連結端部41に係止される。
隣り合うフェンス体101,101同士は、継手4と横桟2,2同士とを接続することによって連結される。隣り合うフェンス体101,101は、直線状に並べられる場合の他、例えば、図1に示すように、隣り合うフェンス体101,101同士が角度を有するように配置される場合がある。図1では、フェンス100の入隅部を示す。
支柱102にフェンス体101を固定するためのブラケット105a、105bは、外観意匠性を高める為に、外面104bにおける露出面積を極力抑えることが望まれている。そのため、上桟2Aのうちのフェンス体101の外面104b側の面に段部27を形成し、ブラケット105a、105bは、上桟2Aの上板21a及び突出部25に当接し、段部27で上桟2Aを挟むようにして支柱102と接続される。
一方、上桟2Aにおけるフェンス体101の内面104a側の面は、支柱102と当接させるため、段差のない平面が好ましい。下桟2Bも同様である。そのため、横桟2は、横桟2の長手軸Lに直交する断面形状が非対称形状のものを用いる。
施行する際には、隣り合うフェンス体101,101の外面104bの向きを揃えた状態で、横桟2が支柱102に固定される。図1に示すフェンス100の入隅部では、フェンス体101の外面104bが角部の内側に配置される。したがって、横桟2の突出部25がフェンス100の角部の内側に配置される。
一つのフェンス体101を支柱102に固定したら、固定後のフェンス体101の上桟2A及び下桟2Bの端部に、継手4,4Bの連結端部41,41Bを挿入する。隣に設けられるフェンス体101は、支柱102に固定する前に、上桟2A及び下桟2Bの端部に、継手4,4Bの連結端部41,41Bが挿入される。この状態で、施工者は、連結端部41を回動中心軸O周りに回動させて、継手4の二つの連結端部41の角度が入隅部の角度となるように調節する。図1及び図2に示す入隅部の例では、図4及び図5に示すように、一対の連結端部41の外角側に中間部材5がそれぞれ配置される。次に、隣に設けられるフェンス体101が、上記と同様に支柱102に固定される。
その後、施工者は、ネジ(固定部材)6を横桟2に形成された貫通孔28(図6参照)と、中間部材5の貫通孔51bと、連結端部41の貫通孔41jとに挿入して固定する。
下桟2Bについても同様の手順で、下桟用継手4Bを用いて下桟2B,2B同士を連結する。
なお、図1に示す例では、上桟2A及び下桟2Bの各継手4,4Bの回動軸部42の間に円柱106が設けられている。円柱106は、外観意匠性を向上させ、且つ、隣り合うフェンス体101,101同士をより安定して支持するために設けられているが、円柱106を設けなくてもよい。
横桟2が継手4,4Bに連結されたとき、横桟2の平板部26と、継手4,4Bのガイド部45,45Bとの幅方向の位置が一致する。すなわち、横桟2が継手4,4Bに連結されたとき、横桟2の幅方向X1の中心と、連結端部41の幅方向X2の中心とが一致する。この結果、隣接する横桟2の幅方向X1の中心が略一致した状態で連結されるので、安定した連結構造が得られる。
なお、フェンス100の出隅部において横桟2を接続する場合は、施工者は、図7に示すように、一対の連結端部41の内角側に中間部材5をそれぞれ配置し、隣接する横桟2の端部の中空部内に、それぞれ連結端部41を挿入して、横桟2と継手4とを連結する。
本実施形態に係る横桟の連結構造1は、上述のように断面形状が非対称形状の横桟2を2本連結する場合、出隅部でも入隅部でも同じ継手を用いて連結できる。
本実施形態の横桟の連結構造1、1Aによれば、長手軸L方向に直交する断面の第一側壁41cと第二側壁41dとの形状が非対称である2つの横桟2,2が角度を有する状態で連結される際、出隅部でも入隅部でも同じ継手4,4Bを用いて連結できる。したがって、継手の誤発注が生じることがなく、且つ、施工現場での施工の手間を省くことができる。また、横桟2と継手4,4Bの連結端部41,41Bとの位置関係が入隅部と出隅部とで異なる場合であっても、中間部材5を配置することにより横桟2と継手4,4Bとをネジ6により確実に固定することができる。
本実施形態の横桟の連結構造1,1Aによれば、連結端部41,41Bは、横桟2の第一側板23の形状に沿った対称形状を有するので、非対称形状の横桟2のいずれの端部とも連結可能である。また、連結端部41,41Bを第一側板23に沿った対称形状とした結果、横桟2に連結端部41,41Bを挿入した際に生じる、横桟2の内面と第一側壁41cまたは第二側壁41dとの隙間Sに中間部材5が配置されることにより、幅方向のガタツキが生じることを防ぐことができる。この結果、横桟の対向面の両方に連結端部の壁面が接触した場合と同様に、横桟2と継手4,4Bとを安定して連結することができる。したがって、断面形状が非対称の横桟を用いて入隅部または出隅部を形成する場合に、継手を共用できる連結構造が提供できる。
本実施形態の横桟の連結構造1、1Aによれば、中間部材5の凸部52が挿通路41iに係止されることで、中間部材5が連結端部41,41Bに係止された状態が保たれ、連結端部41,41B及び中間部材5を円滑に横桟2内に挿入することができる。また、固定部材6を用いて所望の位置で横桟2と継手4,4Bとを固定することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の各実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
例えば、本実施形態では、連結端部41の外面にリブ41gを設けた例を挙げたが、リブ41gは設けなくてもよい。
本実施形態では、中空壁部41hの挿通路41i及び貫通孔41jが幅方向に貫通して形成される例を示したが、挿通路41i及び貫通孔41jは、第一側壁41c及び第二側壁41dの外面にそれぞれ開口する穴であってもよい。
本実施形態では、固定部材としてネジを例示したが、この他、固定部材としては、例えば、嵌合部材の他、接着剤等を用いて固定する芯材等であってもよい。
上述の通り、フェンス100の場合、一般的に、フェンス体101の内面104aと外面104bの向きを揃えるが、本発明に係る横桟連結構造は、隣接する横桟の突出部の向きが異なる場合にも適用可能である。
上記実施形態では、フェンス体101の横桟2,2同士を連結する例を示したが、本発明に係る横桟の連結構造は、フェンス体の横桟に限らず、長手軸L方向に直交する断面形状が非対称である各種横桟同士を連結する際に使用可能である。例えば、手摺等を連結する際にも使用可能である。
1 横桟の連結構造
2 横桟
4 継手
5 中間部材
6 ネジ(固定部材)
2A 上桟(横桟)
2B 下桟(横桟)
23 第一側板(対向面)
24 第二側板(対向面)
41 連結端部
41c 第一側壁(壁面)
41d 第二側壁(壁面)
41i 挿通路(凹部)
52 凸部

Claims (3)

  1. 中空の長尺な形材からなる一対の横桟と、
    前記一対の横桟の長手軸方向の端部とそれぞれ連結する一対の連結端部を有し、前記一対の連結端部同士が回動可能に回動軸に軸支される継手と、
    前記横桟の端部と前記連結端部との間に配置される中間部材と、
    前記横桟と前記中間部材とに挿通されて前記継手と前記横桟とを固定する固定部材と、を備え、
    前記横桟は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向の対向面の形状が非対称であり、
    前記連結端部は、前記長手軸方向に直交する断面における幅方向に対向する壁面の形状が対称となるように形成され、
    前記中間部材は、前記横桟の内面と前記連結端部の表面との間の隙間を埋めるように配置されることを特徴とする横桟の連結構造。
  2. 前記横桟の前記対向面のうちの第一面には前記横桟の幅方向外側に突出する突出部が形成され、
    前記第一面と対向する前記対向面の第二面は面一に形成され、
    前記連結端部の前記壁面は、前記突出部を含む前記第一面の形状に沿って形成され、
    前記横桟は、前記連結端部が前記横桟の端部の中空部内に挿入された状態で前記横桟の前記第一面と当接し、前記第二面と前記連結端部と前記表面との間の前記隙間に前記中間部材が配置されて前記連結端部と連結される請求項1に記載の横桟の連結構造。
  3. 前記中間部材は前記連結端部との当接面側に凸部を有し、
    前記連結端部には、前記凸部と係止する凹部が形成されている
    請求項1または2に記載の横桟の連結構造。
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