JP2017007257A - 印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラム - Google Patents

印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インク含有媒体が撓むことを防止することができる印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】印刷用テープ収納装置80は、長尺状のインク含有媒体40と、インク含有媒体40のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体20と、インク含有媒体40と印刷媒体20とを接合する接合材50と、を有する印刷用テープ15と、印刷媒体20が巻装された印刷媒体コア32と、印刷用テープ15と印刷媒体コア32とを収容する筐体10と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラムに関する。
インクリボンを巻装するリボン供給コアとインクリボンのインクを熱転写印刷するテープ部材を巻装するテープコアとを別々に備えたテープカセットを装填して、インクリボンのインクをテープ部材に熱転写印刷することができる印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、印刷時には印刷装置のサーマルヘッドとプラテンローラとの間に、テープカセットに内蔵されたテープ部材とインクリボンとが重ね合わされた状態で挟み込まれる。この状態で、サーマルヘッドにより加熱されることによってインクリボンのインクがテープ部材に熱転写される。
特開2014−19010号公報
特許文献1に開示された技術のように、インクリボン等のインク含有媒体とテープ部材等の印刷媒体とをそれぞれ内蔵したテープ収納装置を印刷装置に装着するときは、ユーザは、テープ収納装置から露出したインク含有媒体と印刷媒体とを、印刷装置のサーマルヘッド(転写部)とプラテンローラ(搬送部)との間に配置する必要がある。
しかし、インク含有媒体と印刷媒体とが別々になったテープ収納装置は、テープ収納装置内でインク含有媒体が撓み(緩み)やすい。インク含有媒体が撓んでしまうと、インク含有媒体を印刷媒体と重ねてサーマルヘッドとプラテンローラとの間にユーザが配置しづらいという問題があった。
インク含有媒体が撓まないようにする方法として、インク含有媒体に対して、搬送される向きとは反対向きに張力を与えて容易に撓まないようにすることが考えられる。しかしながら、印刷媒体とインク含有媒体とを搬送するためのトルクが増加するために好ましくない。
本発明は上記のような問題に鑑み、インク含有媒体が撓むことを防止することができる印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷用テープ収納装置は、
長尺状のインク含有媒体と、
該インク含有媒体のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体と、
前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材と、を有する印刷用テープと、
前記印刷媒体が巻装された印刷媒体コアと、
前記印刷用テープと前記印刷媒体コアとを収容する筐体と、
を備える。
本発明によれば、インク含有媒体が撓むことを防止することができる印刷用テープ収納装置、印刷用テープ、印刷装置、印刷方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る印刷装置と印刷用テープ収納装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る印刷用テープ収納装置を印刷装置のテープ収納装置装着部に装着したときの平面図であり、印刷用テープとテーププラテンローラ、サーマルヘッド及び紫外線照射部との配置関係を示す図である。 (a)は本実施形態に係る印刷用テープ収納装置の平面図、(b)は印刷用テープ収納装置に収納された印刷用テープの断面模式図、(c)は図(a)のC部におけるテープ部材とインクリボンの剥離時の断面模式図である。 (a)は本実施形態に係るインクリボンに配置された接合層の平面配置例、(b)は他の実施形態に係る接合層の平面配置例、(c)は他の実施形態に係る接合層の平面配置例、である。 本実施形態に係る印刷装置のブロック構成図である。 テープ部材とインクリボンとを接合する他の実施形態である。 本実施形態に係る印刷方法のフローチャートである。 (a)は他の実施形態に係る回収部を有する印刷装置の平面図、(b)は回収部により接合部が掻き落とされる断面模式図である。
本実施形態に係る印刷装置100について図面を参照して説明する。
印刷装置(ラベル印刷装置)100とテープ収納装置(印刷用テープ収納装置)80の斜視図を図1に示す。図1の上方に印刷装置100に装着されて用いられるテープ収納装置80を示している。また、図1の下方に手書き入力のためのタッチペン164を示している。
印刷装置100は、図1に示すように筐体121の手前側に入力部122、向い側にタッチパネル124とテープ収納装置装着部125と、を備える。タッチパネル124は、ユーザがタッチペン164により手書き入力可能なカラー液晶の画面である。また入力部122は、印刷開始キー、書式設定キー、手書き認識キーなどの複数の操作キー123を備える。
テープ収納装置装着部125には、サーマルヘッド(転写部)126がテーププラテンローラ(搬送部)127の方向(図2に示すAの矢印方向)に揺動自在に配設され、このサーマルヘッド126に対向する位置にテーププラテンローラ127が配設されている。テーププラテンローラ127は、サーマルヘッド126との間に挟み込んだ印刷用テープ15を搬送するように回転する。また、サーマルヘッド126の周囲にテープコア支持ピン129、リボン巻取り駆動軸131、テープカッタ132が配設されている。テープカッタ132の右方にはテープ排出口133が形成されている。
図2に示すように、印刷装置100のテープ収納装置装着部125にテープ収納装置80が装着されると、印刷用テープ15を巻装するテープコア32のテープコア孔34に印刷装置100のテープコア支持ピン129が係合し、同じくリボン巻取りコア42のリボン巻取りコア孔44に印刷装置100のリボン巻取り駆動軸131が係合する。
テープ収納装置80を装着する際は、ユーザは後述のテープ部材20とインクリボン40とが貼着された(貼り合わされた)印刷用テープ15(図3(b)参照)をサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に配置する作業を行う。印刷用テープ15の詳細については後述する。
印刷の際は、図2に示すようにサーマルヘッド126がテーププラテンローラ127の方向(図2のAの矢印方向)に揺動して、装着されたテープ収納装置80の印刷用テープ15を挟み込む。そしてサーマルヘッド126の先端に配設されている発熱体がインクリボン(インク含有媒体)40及びテープ部材(印刷媒体)20を介してテーププラテンローラ127に圧接し、インクリボン40のインクをテープ部材20に熱転写する。その後、使用済のインクリボン40は、リボン巻取り駆動軸131が回転することによりリボン巻取りコア42に巻き取られる。一方で、印刷用テープ15のテープ部材20は、テーププラテンローラ127の回転(図2のBの矢印方向)によりテープ排出口133から外部に排出され、テープカッタ132により切断される。このような流れで所望のラベルが印刷される。
印刷装置100は、図2に示すように、テーププラテンローラ127のテープ搬送方向に隣接する位置に紫外線照射部(処理部)190を備える。紫外線照射部190は紫外線発生器を含み、紫外線発生器としては、紫外線LED(Light Emitting Diode)、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の紫外線ランプを用いる。なお「テープ搬送方向」とは、印刷時にテープ部材20がテーププラテンローラ127によって搬送される方向である。
紫外線照射部190は、テープ収納装置80をテープ収納装置装着部125に装着したときに、印刷処理が終了した印刷用テープ15に向けて紫外線(UV)を照射する位置に配設されている。具体的には、紫外線照射部190は、サーマルヘッド126及びテーププラテンローラ127よりも印刷用テープ15の搬送方向の下流側であって、図3に示すテープガイド13よりも上流側の間に設けられていればよい。紫外線は、テープ部材20とインクリボン40を貼着する接合層50に照射され、接合層50を硬化させる。接合層50については後述する。
紫外線照射部190は、印刷装置100のテープ収納装置装着部125の側面部に配置され、印刷を終了した直後の印刷用テープ15の剥離層23の側から接合層50に向けてその全幅に紫外線を照射するように構成されている。照射強度は、印刷用テープ15が搬送されて紫外線照射範囲を通過する間に照射される時間及び紫外線量で接合層50の硬化が完了する強度である。
次にテープ収納装置80を、図面を参照して詳細に説明する。テープ収納装置80は内部に印刷用テープ15を収納しており、印刷装置100に装着して印刷用テープ15に印刷を行うためのものである。
テープ収納装置80は、図3(a)に示すようにカセットケース(筐体)10の内部にテープコア(印刷媒体コア)32と、リボン巻取りコア(インク含有媒体巻取りコア)42とを備える。テープコア32には、長尺状のテープ部材20とテープ部材20に転写するインクを含む長尺状のインクリボン40とが長尺方向に全長にわたって互いに重ね合わされ、貼着された印刷用テープ15が巻装されている。リボン巻取りコア42は、使用済のインクリボン40を巻取るためのコアである。
テープコア32の中心位置にはテープコア孔34が配設されており、リボン巻取りコア42の中心位置にはリボン巻取りコア孔44が配設されている。テープ収納装置80を印刷装置100に装着したときには、前述のようにこれらの孔に印刷装置100のテープコア支持ピン129とリボン巻取り駆動軸131とがそれぞれ係合する。
テープ収納装置80の内部では、巻装された印刷用テープ15の一端部がテープコア32から引き出され、テープガイド12により転写部配置領域11の方向へガイドされている。転写部配置領域11とは、カセットケース10の外部に形成された領域で、テープ収納装置80を印刷装置100に装着したときに、印刷装置100のサーマルヘッド(転写部)126が収まる空間領域である。転写部配置領域11へ出た印刷用テープ15は再びカセットケース10内に戻ってテープガイド13に達している。
テープガイド13より先は、印刷用テープ15のテープ部材20とインクリボン40とは重ね合わされておらず(したがって貼着もされていない)、インクリボン40だけがテープガイド13により方向転換され、その最先端がリボン巻取りコア42に接続されている。一方テープ部材20はカセットケース10の外部に再び引き出されている。
カセットケース10の転写部配置領域11は、テープ収納装置80を印刷装置100に装着したときに、印刷装置100のサーマルヘッド126が配置される空間である。図3(a)には、テープ収納装置80を印刷装置100のテープ収納装置装着部125に装着したときのサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127の位置を点線で示している。
テープ収納装置80を印刷装置100のテープ収納装置装着部125に装着するとき、ユーザは図3(a)に示すように印刷テープ15をサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に配置する。
このような状態から、印刷時には、図2に示すように印刷用テープ15はテーププラテンローラ127の回転によってテープコア32に巻装された状態から引き出されつつ、サーマルヘッド126によって転写印刷される。印刷処理後、テープ部材20はテープガイド13を経てカセットケース10の外部へ搬送され、印刷装置100のテープ排出口133から排出される。またインクリボン40はテープガイド13によって方向転換されてリボン巻取りコア42に巻き取られる。
次に印刷用テープ15の構成について説明する。印刷用テープ15は、図3(b)に示すようにテープ部材20とインクリボン40とが長尺方向に先端部を除く全長に亘って重ね合わされて接合層(接合材)50により貼着されて形成されている。先端部とは、図3(a)に示すテープガイド13から先のテープ搬送方向側の部分であり、テープ部材20とインクリボン40とが別々に搬送される。
テープ部材20は、図3(b)に示すようにインクリボン40のインクが転写印刷されるテープ部材層21、印刷したテープ部材層21を貼り付け対象物に貼り付けるための接着層22及び接着層22を被覆保護する剥離層23を備える。
インクリボン40は、テープ部材20のテープ部材層21に、先端部を除く全長に亘って接合層50を介して貼着されている。なお、先端部よりも搬送方向の上流側で、かつ、紫外線照射部190よりも下流側において、接合層50は貼着力を喪失していてもよい。インクリボン40は、加熱によって溶融するインク(顔料)を塗布又は含有したポリエステル等の薄膜樹脂フィルムからなる。
サーマルヘッド126によってインクリボン40からテープ部材層21への転写印刷が終了した印刷用テープ15は、図3(c)に示すように、インクリボン40と接合層50がテープ部材層21から剥離される。具体的には、インクが転写利用された後の使用済のインクリボン40は、接合層50とともにテープガイド13により略直角方向に方向転換され、テープ部材層21から剥離されて図3(c)の矢印Zの方向に向かってリボン巻取りコア42に巻取られる。
一方、印刷後のテープ部材20は、テープガイド13で方向転換されることなく図3(c)の矢印Xの方向に送られてカセットケース10から排出され、印刷装置100のテープカッタ132で切断されてラベルとなる。印刷され切断されたラベルは剥離層23を剥がし、接着層22により所望の貼り付け対象物に貼り付けて利用される。
次に、テープ部材20とインクリボン40とを貼着する接合層50について説明する。接合層50は、紫外線が照射される前は粘着性を有し、紫外線が照射されると硬化して粘着性が低下又は粘着性を喪失する紫外線硬化型樹脂(接合材)を主成分としている。紫外線硬化型樹脂は、紫外線照射を契機として樹脂中の成分が重合反応を起こして架橋し硬化する性質を有する樹脂であり、硬化することによって粘着性(粘着力)が低下又は喪失する。
具体的には、接合層50として、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸コポリマーとウレタンアクリレートオリゴマーを酢酸エチルに溶解し、重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを添加した粘着性材料を用いる。
紫外線照射後、接合層50の粘着力がリボン巻取り駆動軸131の巻き取りトルクによる引き剥がし力よりも減少することにより、インクリボン40はテープ部材20から引き剥がされてリボン巻取りコア42に巻き取られる。逆に言えば、接合層50は所定の紫外線照射時間で粘着力がリボン巻取り駆動軸131の巻き取りトルクによる引き剥がし力よりも減少するように材料組成及び塗布量を選択する必要がある。
インクリボン40とテープ部材20とを引き剥がすときは、図3(c)に示すようにリボン巻取り駆動軸131の巻取りトルクによってインクリボン40をテープ部材層21から略直角方向に剥離させる。そのため、紫外線照射後のインクリボン40とテープ部材層21とを粘着する粘着力がJIS Z0237(2009)に規定される90°引きはがし粘着力として0.01〜1N/10mm程度となるように粘着性層50の材料組成と塗布量を調整する。
インクリボン40は薄くて軽いため、インクリボン40の撓み(緩み)を抑制するための接合層50の粘着力はそれほど大きくなくてもよい。そのため、必ずしもインクリボン40の全面に接合層50を配置する必要はなく、また接合層50を配置した部分はインクの転写印刷がしにくくなるため、接合層50は印刷範囲外の一部のみに配置する。具体的には、図4(a)に示すように接合層50はインクリボン40の両側部(テープ搬送方向に直交する方向の両端部)に塗布し、この部分は印刷範囲外としてインクを含んでいない領域とする。
接合層50への紫外線の照射は、テープ部材20の剥離層23の側から行う。そのため、テープ部材20(テープ部材層21、接着層22、剥離層23)は紫外線を透過させる性質を有する材質を用い、紫外線が十分に接合層50に到達するように構成する。例えば、テープ部材層21は透明なポリエチレンテレフタレートフィルムに透明な表面コーティングを施したもの、剥離層23は無着色の剥離紙又は透明なポリプロピレンフィルムを用いる。また接着層22は紫外線が照射されても硬化しない通常の接着材料を用いて構成する。このような構成により、照射された紫外線は接合層50に到達し、接合層50に含まれる成分の重合反応を開始させる。
紫外線により硬化した接合層50は粘着力が減少(又は喪失)するため、インクリボン40をリボン巻取りコア42に巻取るだけで容易にインクリボン40をテープ部材20から剥離することができる。
接合層50に用いる紫外線硬化型樹脂は、インクリボン40に対して硬化後の付着性が高く、テープ部材層21に対しては硬化後の付着性がインクリボン40に対する硬化後の付着性よりも低いように材料組成を選択する。接合層50が硬化した後は、テープ部材層21から剥離してインクリボン40に付着したままリボン巻取りコア42に巻取られる必要があり、ラベルとして用いるテープ部材層21に付着したまま残ることは好ましくないからである。
以上のような構成のテープ収納装置80は、テープ部材20とインクリボン40とが接合層50によって貼着されているので、テープ収納装置80を印刷装置100に装着するときにインクリボン40がテープ部材20から離れて撓むことがない。したがってユーザは容易にテープ収納装置80を印刷装置100に装着することができる。
またテープ収納装置80は、テープ部材20とインクリボン40とが重ね合わされてテープコア32に巻装されているので、従来型のテープ収納装置81(図6参照)にあるインクリボン40だけを巻装するリボン供給コア41が不要である。そのため、リボン供給コア41を備えるテープ収納装置81に比べて容積が小さく、印刷装置100におけるテープ収納装置装着部125の占有面積を小さくすることができるというメリットもある。
以上のような構成の印刷用テープ15を含むテープ収納装置80は次のように製造することができる。
まず接合層50をインクリボン40の先端部を除く両側部(テープ搬送方向に直交する方向の両端部)に塗布する。塗布する方法はスプレー法や印刷法等、任意である。次に接合層50を塗布したインクリボン40をテープ部材20のテープ部材層21に貼着して印刷用テープ15とする。この印刷用テープ15をテープコア32に巻装する。インクリボン40の先端部は、テープ部材20に貼着しないで最先端部はリボン巻取りコア42に接続する。そしてテープコア32とリボン巻取りコア42とをカセットケース10に組み込み、テープ部材20の最先端部はカセットケース10から出した状態にしてテープ収納装置80が完成する。
なお、インクリボン40とテープ部材20とを接合層50で貼着した印刷用テープ15(テープコア32とリボン巻取りコア42を含んでも良い)は、テープ収納装置80に入れ替えて再利用できる構成である。
具体的には、テープ収納装置80の上面を蓋状に開閉可能としておき、蓋を開けて印刷用テープ15がなくなったテープコア32と使用済のインクリボン40を巻き取ったリボン巻取りコア42を外し、代わりに新たな印刷用テープ15を巻装したテープコア32と、インクリボン40の最先端部を接続したリボン巻取りコア42を収納する。このとき印刷用テープ15の先端部より手前側が転写部配置領域11に差し渡されるようにする。即ち図3(a)に示すような状態にセットする。このような構成により環境への負荷を減らすリサイクル可能なテープ収納装置80とすることができる。
次に、図5を参照しながら、印刷装置100のブロック構成図について説明する。
印刷装置100は、制御部150、タッチパネル124、ROM(Read Only Memory)160、RAM(Random Access Memory)165、テープ印刷部180、紫外線照射部190を備える。
制御部150は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの制御回路を備える。制御部150は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して印刷装置100の各部と接続され、印刷装置100全体を制御する。
ROM160は、印刷制御及び紫外線照射制御に係るプログラムや、テープ収納装置80の種類、接合層50の位置などの各種情報を記憶する不揮発性の記憶部である。RAM165は、手書き入力されたパターンや印刷長など印刷に必要な情報を含む印刷データを、印刷前に一時的に記憶する記憶部である。
テープ印刷部180は、ヘッド駆動回路181、ローラ駆動回路182、カッタ駆動回路183を備える。
ヘッド駆動回路181は、制御部150からの制御に基づいて、サーマルヘッド126を発熱させるように駆動する。ローラ駆動回路182は、制御部150のモータ制御に基づいて、テーププラテンローラ127やリボン巻取り駆動軸131を回転させるように駆動する。またカッタ駆動回路183は、制御部150からの制御に基づいて、テープカッタ132を駆動する。
紫外線照射部190は、制御部150からの制御に基づいて、紫外線発生器により紫外線を発生して印刷用テープ15に向けて照射する。
ユーザが操作キー(印刷開始キー)123を操作してあらかじめ作成した文字等を含む印刷内容の印刷の開始を印刷装置100に指示すると、制御部150は、印刷データをRAM165から取得して展開し、ヘッド駆動回路181とローラ駆動回路182を制御して印刷用テープ15をサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に挟み込んで搬送しつつ、展開した印刷データに基づいて印刷用テープ15のテープ部材20に印刷する。またこの印刷に合わせて紫外線照射部190を制御して印刷後の印刷用テープ15に紫外線を照射させる。
紫外線照射のタイミングは、基本的には印刷用テープ15の搬送に伴って照射すればよいため、図7に示す紫外線照射を含めた印刷処理フローチャートに示すように、テーププラテンローラ127の駆動と同期させて紫外線照射部190を起動させて紫外線を照射する。
印刷処理フローを図7を用いて説明する。まずユーザからの印刷指示を受け付けたかどうかを判定する(ステップS10)。受け付けていなければ(ステップS10:No)ステップ10に戻る。受け付けていれば(ステップS10:Yes)、紫外線照射部190を起動し(ステップS20)、次いでローラ駆動回路182を制御してテーププラテンローラ127及びリボン巻取り駆動軸131を起動する(ステップS30)。次に印刷が終了したか否かを判定する(ステップS40)。印刷が終了していなければ(ステップS40:No)ステップS40に戻る。印刷が終了していれば(ステップS40:Yes)、テーププラテンローラ127及びリボン巻取り駆動軸131を停止し(ステップS50)、次いで紫外線照射部190を停止して(ステップS60)終了する。
上述のように、本実施形態の構成により、転写部配置領域11のうちの紫外線照射部190よりも印刷用テープ15の搬送方向の上流側、特に、印刷用テープ15のうちの印刷装置100のサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に介在される部分において、テープ部材20とインクリボン40とが貼着されていてインクリボン40が撓むことがないので、ユーザは容易に印刷用テープ15(テープ部材20とインクリボン40)を印刷装置100のサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に配置することができる。そして印刷後に紫外線を照射することにより、インクリボン40を巻き取るだけでインクリボン40はテープ部材20と容易に剥離され、テープ部材20だけをラベルとして用いることができる。
またテープ部材20とインクリボン40とが、少なくともテープガイド13よりも上流側、又は紫外線照射部190との対向部分よりも上流側において、全長に亘って貼着されているので、新しいテープ収納装置80を初めて印刷装置100に装着する際だけでなく、テープ収納装置80を使用途中で取り外したあと、再び印刷装置100に装着する際にも容易に印刷用テープ15をサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127との間に配置することができる。
(変形例)
上記実施形態で接合材50の主成分として用いた紫外線硬化型樹脂は上記組成に限られず、多様な樹脂を用いることができる。即ち重合反応機構の観点からラジカル重合型とカチオン重合型とに分けられ、組成的にはウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート系や、エポキシ系、ポリエーテル系、シリコーン系など種々の化学構造を有するモノマー、オリゴマー及びポリマーが知られている。接合層50として、このような成分を所望の硬化前粘着性と重合硬化性を有するように組み合わせ、重合開始剤とともに溶剤に溶解させたものを用いればよい。また必要に応じて安定剤、剥離剤、酸化防止剤等の添加剤を添加してもよい。
上記実施形態では、接合層50として紫外線硬化型樹脂を主成分とする材料を用いた。しかしこれに限らず、接合層50はインクリボン40とテープ部材層21とを貼着でき、容易に剥離可能な材料であれば任意である。例えば、感圧性接着剤を用いてもよい。感圧性接着剤とは、常温で軽く圧力を加えるだけで粘着する(タックする)材料であり、インクリボン40とテープ部材20との間で加圧されることによって両者を接合する。つまり、このような粘着性材料を貼り合せるテープ部材20とインクリボン40との間に配置して圧力を加えることで容易にこれらを貼着することができる。
感圧性接着剤の粘着力を弱粘着性とすることにより、貼り合せたテープ部材20とインクリボン40を引き離すように引っ張ることで容易に剥離することができるため、リボン巻取り駆動軸131の巻取りトルクのみでテープ部材20とインクリボン40を引き剥がすことができる。このような弱粘着性の感圧性接着剤の材料としては、アクリル樹脂系、シリコーン系、ゴム(天然又は合成)系等の公知の感圧性接着剤を用いることができる。
感圧性接着剤を用いる場合も、インクリボン40とテープ部材層21とを粘着する粘着力がJIS Z0237(2009)に規定される90°引きはがし粘着力として0.01〜1N/10mm程度となるように感圧性接着剤の材料組成と塗布量を調整することが好ましい。
このような実施形態ではリボン巻取り駆動軸131の巻取りトルクが感圧性接着剤を剥離するための剥離力を上回るように調整する必要があるが、紫外線照射部190を配設する必要がないというメリットがある。
また接合層50として熱硬化型樹脂を用いてもよい。熱硬化型樹脂は、熱を加える前は粘着性を有し、熱を加えることで粘着性が低下又は喪失する樹脂であり、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等多くの種類が知られている。ただし、インクをテープ部材層21に転写するために熱転写方法を用いる場合、熱硬化型樹脂はインクリボン40のインクを含有しない非印刷領域に配置する必要がある。例えばインクリボン40の両側部分(テープ搬送方向に直交する方向の両端部)にインクを含有しない部分を形成し、その部分に熱硬化型樹脂を配置する。この部分は非印刷領域となる。
熱硬化用サーマルヘッド(加熱部)は、別途熱硬化専用のサーマルヘッドをインク転写用のサーマルヘッド126とは別に配設してもよいが、インク転写用のサーマルヘッド126を加熱部として熱硬化用にも兼用させることが部材を増やさないという点で好ましい。
インクリボン40のインクは、軟化点が100℃以下のものが多く用いられており、インク転写用のサーマルヘッド126は100℃より高い加熱が可能なものが多い。そのため、例えば熱硬化温度が100℃以下の熱硬化樹脂を用いることにより、インク転写用サーマルヘッド126を熱硬化用にも兼用できる。もちろん熱硬化温度が100℃より高い熱硬化樹脂を用いても、サーマルヘッド126の加熱温度がそれより高ければ良い。
熱処理により接合層50を硬化処理する場合は、紫外線照射制御の代わりに硬化処理のための加熱制御を行う。例えば接合層50をテープ搬送方向に直交する方向の端部に配置している場合、その端部を加熱硬化のためにサーマルヘッドで加熱するように制御する。テープ収納装置80ごとに接合層50の位置が異なる場合は、テープ収納装置80ごとに接合層位置識別用の部材を配置しておき、印刷装置100の制御部150がそれを検知して接合層50が配置されている位置だけを加熱するように制御する。
また、接合層50が配置されている部分のインクの熱転写が行われないように、インクの上に接合層50を厚く構成することもできる。接合層50が十分厚い場合は、加熱でインクが溶融しても接合層50に阻まれてテープ部材層21には転写されないため、インクが含有されている領域に接合層50を配置することができる。しかし印刷はできないのでいずれにしても非印刷領域に接合層50を配置する必要がある。
このように接合層50として熱硬化型樹脂を用いる実施形態では、紫外線照射部190を用いる代わりに、すでに実用化されている印刷のためのサーマルヘッドを利用又は兼用できるというメリットがある。
上記実施形態では、紫外線はテープ部材20の剥離層23の側から照射する。しかし反対側から照射してもよい。つまり、紫外線をインクリボン40の側から照射するように構成してもよい。この場合、インクリボン40の材質は紫外線を透過するものを用い、接合層50を塗布する部分にはインクを含有させない等、紫外線が十分接合層50に到達するように構成する。紫外線照射部190は、印刷装置100のテープ収納装置装着部125の底面部から斜め上方に向けて紫外線を照射し、インクリボン40を通して接合層50に紫外線が到達するように配置する。
また上記実施形態では、紫外線はテープ部材20の全面に照射したが、接合層50の位置を検出(テープの種類を検知して接合層50の位置を認識する等)してその位置(例えば両端部)だけに照射するようにしてもよい。この場合、全面に照射するよりも効率的に照射でき、紫外線照射部190も小型化できる可能性がある。
上記実施形態の印刷用テープ15は、長尺のテープ部材20の先端部を除く全長にわたってインクリボン40を重ね合わせて貼着した。しかしこれに限らず、印刷用テープ15は、必ずしも全長にわたって重ね合わされ、貼着されている必要はない。つまり重ね合わせて貼着する範囲は全長ではなく部分的であってもよい。
例えば、図6に示す従来型のテープ収納装置81では、テープ部材20はテープコア32に巻装され、インクリボン40はリボン供給コア(インク含有媒体コア)41に巻装されている。そしてテープ部材20とインクリボン40はテープガイド12で合流して重ね合わされた状態で転写部配置領域11に搬送され印刷処理される。その後インクリボン40はテープガイド13で方向転換されてリボン巻取りコア42に接続され巻き取られる。一方テープ部材20はテープガイド13で方向転換されることなくテープ排出口133から排出される。
このような構成のテープ収納装置81では、未使用の状態の印刷用テープ15(テープ部材20とインクリボン40)をテープ収納装置81に収納したときに転写部配置領域11に差し渡される部分(図6のC部分)だけを重ね合わせて接合材50で貼着しておけばよい。
例えばテープ収納装置80を印刷装置100に最初に装着したあとは使い切るまでテープ収納装置80を交換することがない場合は、少なくとも最初に装着するときにインクリボン40の撓みがないようにしておけばよいので、このような構成であっても、ユーザが容易に印刷用テープ15を印刷装置100のサーマルヘッド126とテーププラテンローラ127の間にセットできるというメリットが得られる。
このような実施形態では、長尺のテープ部材20の全長にわたってインクリボン40を重ね合わせて貼着する必要がないというメリットがある。なお、この実施形態では図6のようにリボン供給コア41が必要となるが、リボン供給コア41を有する従来型のテープ収納装置81にも適用できるというメリットもある。
また上記実施形態ではインクリボン40とテープ部材20とは全長に亘って重ね合わされ、貼着されている。しかし全長に亘って重ね合わされている場合でも、貼着する範囲は全長に亘っている必要はない。例えば、図3に示す実施形態の印刷用テープ15において、貼着する範囲は、未使用の状態で印刷用テープ15をテープ収納装置80に収納したときに転写部配置領域11に差し渡される部分だけであってもよい。
上記実施形態では、接合層50を印刷用テープ15の搬送方向に直交する方向の両端部に配置した。しかし接合層50の配置位置や形状は任意である。例えば、図4(b)に示すように印刷用テープ15の搬送方向に断続的に配置してもよい。このような配置は、印刷用テープ15の搬送方向に直交する方向の両端部まで印刷したい印刷用テープ15の場合に有用である。ただし接合層50の部分はインクが接合層50に阻まれて転写印刷が困難となる場合があるため、所定の印刷スペースを確保した上で断続的に接合層50を配置するか、転写印刷に影響を与えない接合材料と層厚を選択する必要がある。また、この場合、インクリボン40の撓みの発生を抑制する効果を高めるためには、隣り合う接合層50どうしの距離を転写部配置領域11の搬送方向の長さよりも短く設定しておくことがより好ましい。
また図4(c)に示すように、印刷用テープ15の両側部に断続的に接合層50を配置してもよい。さらにこれらに限らず、接合層50は任意の位置や形状で配置することができる。
上記実施形態では、硬化後の接合層50はインクリボン40に付着するように材料組成を組み合わせて構成した。しかし、図8(a)に示すように、印刷装置100のテープガイド13のテープ搬送方向に隣接した位置に、テープ部材層21に付着したままの硬化後の接合層50を物理的に剥離させる(除去する)回収部140を設けても良い。回収部140は例えば図8(b)に示すように、先端部の断面が鋭角となったへら状のスクレーパとして構成する。接合層50がテープ部材20に付着してX方向に移動してきた場合、付着した接合層50を掻き落とすように、回収部140の先端部がテープ部材層21の表面(全幅)に接するように配置する。これにより、テープ部材層21に付着した硬化後の接合層50を強制的に除去することができる。印刷装置100には掻き落とした接合層50を受容する収容部(窪み)を設けておいてもよい。また、回収部140を、カセットケース10内におけるテープガイド13よりも下流側に設けてもよい。このようにすることで、回収部140により掻き落とされた接合層50をカセットケース10内に受容することができる。この場合、カセットケース10が上述の収容部となる。
このような構成では、インクリボン40とテープ部材層21と接合層50とがどのような材料組成の組み合わせであっても、硬化後の接合層50をテープ部材層21から剥離させることができるというメリットがある。
また接合層50は、硬化後はインクリボン40とテープ部材層21のいずれにも付着しにくい材料組成で構成してもよい。その場合は、硬化後の接合層50はインクリボン40がテープガイド13で方向転換されるときに剥がれ落ちてカセットケース10の内部に残留する。なお剥がれ落ちた硬化後の接合層50の破片がカセットケース10外に飛散しないようにカセットケース10内に剥離接合層収容部を設けてもよい。
上記実施形態では、テープ収納装置80は印刷用テープ15が交換可能な形態とした。しかしこれに限らず、テープ収納装置80は印刷用テープ15が交換可能でなくとも良い。
以上、本発明のいくつかの実施例を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
長尺状のインク含有媒体と、
該インク含有媒体のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体と、
前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材と、を有する印刷用テープと、
前記印刷媒体が巻装された印刷媒体コアと、
前記印刷用テープと前記印刷媒体コアとを収容する筐体と、
を備えることを特徴とする印刷用テープ収納装置。
(付記2)
前記接合材は、前記印刷媒体と前記インク含有媒体とが前記印刷用テープ収納装置の転写部配置領域に差し渡される範囲で重ね合わされた部分どうしを接合する、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷用テープ収納装置。
(付記3)
前記接合材は、紫外線照射処理又は熱処理によって接合力が減少する材料を含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷用テープ収納装置。
(付記4)
前記接合材は、前記印刷媒体と前記インク含有媒体との間で加圧されることによって前記印刷媒体と前記インク含有媒体とを接合する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の印刷用テープ収納装置。
(付記5)
前記接合材が、前記インク含有媒体と前記印刷媒体との間に介在するように、テープ搬送方向に直交する方向の端部及びテープ搬送方向の断続的な位置のうちの少なくともいずれかにおいて配置されている、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載の印刷用テープ収納装置。
(付記6)
前記接合材を前記印刷媒体から除去する回収部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載の印刷用テープ収納装置。
(付記7)
前記インク含有媒体が巻装されたインク含有媒体コアをさらに備え、
前記筐体は、前記インク含有媒体コアをさらに収容する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載の印刷用テープ収納装置。
(付記8)
前記印刷媒体コアは、前記印刷媒体と前記インク含有媒体とが重ね合わされて巻装されている、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載の印刷用テープ収納装置。
(付記9)
長尺状のインク含有媒体と、
該インク含有媒体のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体と、
前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材と、を備える、
ことを特徴とする印刷用テープ。
(付記10)
前記接合材は、予め定められた処理により前記印刷媒体との間の接合力が減少される材料を含む、ことを特徴とする付記9に記載の印刷用テープ。
(付記11)
長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷する転写部と、
前記転写印刷した後に、前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる処理部と、
を備える、印刷装置。
(付記12)
前記処理部は、紫外線照射部及び加熱部のうちの少なくともいずれかである、付記11に記載の印刷装置。
(付記13)
転写印刷した後に、接合力を減少させた前記接合材を前記印刷媒体から除去する回収部を更に備える、付記11又は12に記載の印刷装置。
(付記14)
長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷する工程と、
前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる工程と、
を含む、印刷方法。
(付記15)
印刷装置の制御部に、
前記印刷装置の転写部により、長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷させ、
前記印刷装置の処理部により、転写印刷した後に、前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
10…カセットケース(筐体)、11…転写部配置領域、12、13…テープガイド、15…印刷用テープ、20…テープ部材(印刷媒体)、21…テープ部材層、22…接着層、23…剥離層、32…テープコア(印刷媒体コア)、34…テープコア孔、40…インクリボン(インク含有媒体)、41…リボン供給コア(インク含有媒体コア)、42…リボン巻取りコア(インク含有媒体巻取りコア)、44…リボン巻取りコア孔、50…接合層(接合材)、80…テープ収納装置(印刷用テープ収納装置)、81…(従来型の)テープ収納装置、100…印刷装置、121…筐体、122…入力部、123…操作キー、124…タッチパネル、125…テープ収納装置装着部、126…サーマルヘッド(転写部、加熱部)、127…テーププラテンローラ(搬送部)、129…テープコア支持ピン、131…リボン巻取り駆動軸、132…テープカッタ、133…テープ排出口、140…回収部、150…制御部、160…ROM、164…タッチペン、165…RAM、180…テープ印刷部、181…ヘッド駆動回路、182…ローラ駆動回路、183…カッタ駆動回路、190…紫外線照射部(処理部)

Claims (15)

  1. 長尺状のインク含有媒体と、
    該インク含有媒体のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体と、
    前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材と、を有する印刷用テープと、
    前記印刷媒体が巻装された印刷媒体コアと、
    前記印刷用テープと前記印刷媒体コアとを収容する筐体と、
    を備えることを特徴とする印刷用テープ収納装置。
  2. 前記接合材は、前記印刷媒体と前記インク含有媒体とが前記印刷用テープ収納装置の転写部配置領域に差し渡される範囲で重ね合わされた部分どうしを接合する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷用テープ収納装置。
  3. 前記接合材は、紫外線照射処理又は熱処理によって接合力が減少する材料を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷用テープ収納装置。
  4. 前記接合材は、前記印刷媒体と前記インク含有媒体との間で加圧されることによって前記印刷媒体と前記インク含有媒体とを接合する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷用テープ収納装置。
  5. 前記接合材が、前記インク含有媒体と前記印刷媒体との間に介在するように、テープ搬送方向に直交する方向の端部及びテープ搬送方向の断続的な位置のうちの少なくともいずれかにおいて配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷用テープ収納装置。
  6. 前記接合材を前記印刷媒体から除去する回収部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷用テープ収納装置。
  7. 前記インク含有媒体が巻装されたインク含有媒体コアをさらに備え、
    前記筐体は、前記インク含有媒体コアをさらに収容する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷用テープ収納装置。
  8. 前記印刷媒体コアは、前記印刷媒体と前記インク含有媒体とが重ね合わされて巻装されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷用テープ収納装置。
  9. 長尺状のインク含有媒体と、
    該インク含有媒体のインクが転写印刷される長尺状の印刷媒体と、
    前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材と、を備える、
    ことを特徴とする印刷用テープ。
  10. 前記接合材は、予め定められた処理により前記印刷媒体との間の接合力が減少される材料を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷用テープ。
  11. 長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷する転写部と、
    前記転写印刷した後に、前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる処理部と、
    を備える、印刷装置。
  12. 前記処理部は、紫外線照射部及び加熱部のうちの少なくともいずれかである、請求項11に記載の印刷装置。
  13. 転写印刷した後に、接合力を減少させた前記接合材を前記印刷媒体から除去する回収部を更に備える、請求項11又は12に記載の印刷装置。
  14. 長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷する工程と、
    前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる工程と、
    を含む、印刷方法。
  15. 印刷装置の制御部に、
    前記印刷装置の転写部により、長尺状のインク含有媒体に含有されたインクを長尺状の印刷媒体に転写印刷させ、
    前記印刷装置の処理部により、転写印刷した後に、前記インク含有媒体と前記印刷媒体とを接合する接合材の接合力を減少させる、
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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