JP2017007015A - 穿孔システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非常に簡単な構造で、装置全体の大型化複雑化、複雑な制御を要することなく、シートを搬送しながら高品質に穿孔し得る穿孔システムを提供する。【解決手段】穿孔システムは、水平に搬送されるシートSに対して垂直方向に往復動するパンチ部材10を有する穿孔装置1を備え、穿孔装置は、本体装置側に水平に固定された支持ロッド9により、シート搬送方向Aに沿って揺動可能に支持されている。穿孔装置は、穿孔動作中のパンチ部材の周面とシートに穿孔されたパンチ穴Bの周縁との係合によって、又はパンチ部材の穿孔動作を駆動する駆動モーター40の回転によってそれと同期して、又はシートを搬送する搬送ローラー軸を駆動する駆動モーター74の回転によってそれと同期して揺動する。【選択図】図1
Description
本発明は、紙シート、プラスチックシート、金属シート、布シート等の様々なシート状の被加工物にファイル用又は他のパンチ穴を自動的に穿設するための穿孔システムに関する。
従来、複写機、印刷機、ファクシミリ機等の画像形成装置やその後処理装置、製本装置等に搭載して、それら装置から搬出される紙シート等のシートに、例えばファイル用の綴じ穴を穿設するための穿孔装置が使用されている。近年、画像形成装置等から排出されるシートの高速処理が進んでおり、これに対応して穿孔装置も穿孔処理の高速化、効率化が要求されている。
多くの穿孔装置は、駆動モーターでカム機構を介してパンチ部材を穿孔方向に往復動させることにより、所定位置に搬送されたシートを穿孔する。この場合、搬送されるシートを停止させることなく穿孔すると、穿設したパンチ穴からパンチ部材が抜け出る際に、該パンチ穴の縁に引っ掛かってパンチ穴を破損したり品質を低下させたり、紙詰まりを起こす虞がある。
そこで、パンチとダイとをシートと同じ速度で搬送しながら、穿孔する穿孔装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この穿孔装置は、パンチユニットとダイユニットとを、シートの幅方向に移動可能なクランク機構によって、シート搬送方向に往復運動させる。
また、より簡単な構造及び制御で、同様にパンチとダイとをシートと同じ速度で搬送しながら、穿孔する穿孔装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。この穿孔装置は、水平な回転軸に装着された円筒カムによって、パンチとダイとを有する穿孔ユニットをシート搬送方向に往復動させながら、円筒カムと同軸に装着された膨出カムによりパンチを往復動させることによって、シートを穿孔する。
特許文献1の穿孔装置は、パンチユニットとダイユニットをシート搬送方向に移動させるクランク機構に加えて、シートの幅方向に移動させる別個の移動機構が必要である。そのため、装置全体が大型化、複雑化したり、複雑な制御が必要になる等の問題を生じる虞がある。
また、特許文献2の穿孔装置は、同軸上で一体に回動する円筒カムと膨出カムとによって、パンチ及びダイのシート搬送方向への往復動とパンチの穿孔動作とを駆動している。かかる円筒カムによってパンチ及びダイの移動速度をシートの搬送速度に正確に合わせ、穿孔動作を行うことは困難である。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、非常に簡単な構造によって、装置全体を大型化、複雑化することなく、しかも複雑な制御を必要とすることなく、シートを搬送しながら高品質に穿孔することができる穿孔システムを提供することにある。
本発明の穿孔システムは、上記目的を達成するために、
軸線方向の一端に穿孔刃を有するパンチ部材を備え、該パンチ部材を軸線方向に往復動させて、水平方向に搬送されるシートにパンチ穴を穿設する穿孔装置と、
前記穿孔装置をシート搬送方向に沿って揺動可能に支持する支持部とを備える、ことを特徴とする。
軸線方向の一端に穿孔刃を有するパンチ部材を備え、該パンチ部材を軸線方向に往復動させて、水平方向に搬送されるシートにパンチ穴を穿設する穿孔装置と、
前記穿孔装置をシート搬送方向に沿って揺動可能に支持する支持部とを備える、ことを特徴とする。
このように構成することによって、搬送されているシートを穿孔したパンチ部材の周面に、穿設されたシートのパンチ穴の周縁が係合し、該パンチ穴周縁に押されて、パンチ部材即ち穿孔装置はシート搬送方向に沿って下流側に揺動する。このパンチ部材の揺動と、シートが下流側に搬送されることに加え、パンチ部材が時間の経過と共に軸線方向に元の位置に引っ込むことによって、パンチ穴は、穿孔装置が揺動しない場合よりも早く、パンチ部材周面との係合から解放される。その結果、パンチ穴を破損したりその品質を低下させることなく、また紙詰まりを生じることなく、シートを搬送しながら穿孔することができる。
或る実施形態では、穿孔装置の揺動中心が、パンチ部材を軸線方向上に配置されていることによって、穿孔装置が垂直位置から揺動した状態においても、パンチ部材をシートの穿孔面に対してより垂直に近い方向から穿孔することができる。従って、より高品位のパンチ穴を形成することができる。
別の実施形態では、穿孔装置をシート搬送方向とは逆向きに付勢するばねを更に備えることによって、穿孔装置を揺動状態から元の位置に強制的に復帰させ、次の穿孔動作に迅速に備えることができる。
また、別の実施形態では、穿孔装置をシート搬送方向に沿って揺動させる揺動機構を更に備える。これによって、穿孔装置即ちパンチ部材がシートの搬送速度に合わせて揺動するように制御することができる。
或る実施形態では、揺動機構が、パンチ部材を軸線方向に往復動させる駆動モーターによってかつ該駆動モーターの回転に同期して駆動される。これによって、穿孔装置即ちパンチ部材の揺動速度をシートの搬送速度に近似させて、パンチ穴周縁とパンチ部材集面との係合をより少なくし、パンチ穴を高品質に穿設することができる。
別の実施形態では、揺動機構が、シートをシート搬送方向に搬送する駆動モーターによってかつ該駆動モーターの回転に同期して駆動される。これによって、穿孔装置即ちパンチ部材の揺動速度をシートの搬送速度に合わせて、パンチ穴周縁とパンチ部材集面との係合を最小に少なくし、パンチ穴をより高品質に穿設することができる。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明の穿孔システムをその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明による穿孔システムの使用状態を概略的に示している。穿孔装置1は、フレーム構造2と、穿孔部3と、駆動部4とを有する。穿孔装置1は、矢印Aの向きに所定の速度で搬送されるシートSの一方の側辺に沿って所定の位置に、穿孔部3によってパンチ穴Bを穿設するように配置される。
フレーム構造2は、互いに一体に結合された下側フレーム5と上側フレーム6と取付フレーム7とから構成される。図2(a)、(b)に示すように、下側フレーム5は、その上面の一方の側に、穿孔される被加工物であるシートSを支持するための水平かつ平坦なシート支持面5aを有する。上側フレーム6は、シート支持面5aとの間に一定の僅かな隙間を挟んで対向する下部プレート6aを有する。下部プレート6aは、シート支持面5aとは反対側で、下側フレーム5の上面に固定されている。下部プレート6aのシート支持面5a側に穿孔部3が配置され、下側フレーム5との結合部上に駆動部4が配置されている。
上側フレーム6は、図2(b)に示すように、下部プレート6aの一端で垂直上向きに折曲された側部プレート6bと、該側部プレートの上端で内側へ、即ち全体としてコ字型を形成するように水平に折曲された上部プレート6cとを有する。側部プレート6bは、駆動部4側の側部で折曲されて、穿孔部3と駆動部4との間に延在する垂直な側部延長プレート6dを更に有する。
取付フレーム7は、下部プレート6aの穿孔部3とは反対側の端部から駆動部4の後側を垂直上向きに、該駆動部を越える高さまで延長する側部プレート7aを有する。取付フレーム7は、側部プレート7aの上端で駆動部4の上方へ水平に折曲されて該駆動部を越える位置まで延長し、その先端を更に垂直下向きに折曲して、側部プレート7aと平行な端部プレート7bが設けられている。
穿孔装置1を搭載する本体装置(例えば、画像形成装置)の垂直な支持フレーム部8には、水平な支持ロッド9が固定されている。穿孔装置1は、取付フレーム7の側部プレート7a及び端部プレート7bの互いに水平方向の対向位置に形成された貫通孔に、支持ロッド9を挿通することによって、該支持ロッドによりそれを中心としてシート搬送方向Aに沿って揺動可能に取付支持されている。支持ロッド9の先端は、例えばEリング9aによって抜け止めされている。
穿孔部3は、図2(a)、(b)に示すように、全長に亘って略直径一定の円形ロッド状をなし、上下方向に延長するパンチ部材10を備える。パンチ部材10は、その下端に形成された円筒状の穿孔刃11を有する。パンチ部材10の上端部及び下端部は、上側フレーム6の下部プレート6a及び上部プレート6cの垂直方向の対向位置に形成された貫通孔内にそれぞれ軸受16a,16cを介して周方向に回動自在に、軸線方向に移動可能に保持されている。図2(b)に示すように、支持ロッド9は、その中心がパンチ部材10の軸線上に位置するように配置することが好ましい。下側フレーム5には、穿孔刃11によりシートSを穿孔するためのダイ孔17が、垂直方向に下部プレート6aの前記貫通孔の対向位置に貫設されている。
パンチ部材10には、円筒カムからなるカム部材18が、該パンチ部材と同心にかつ軸線方向及び周方向に一体に外装されている。カム部材18の外周面には、その周方向に沿ってカム溝19が凹設されている。カム溝19のカム面に係合するカムピン20が、側部プレート6bからカム部材18の外周面に向けて水平に延長するロッド21の先端に突設されている。
カム溝19は、周方向に連続して高さ一定の直線部と、該直線部から概ね一定の割合で上昇する上向き傾斜部と、該上向き傾斜部からそれと同じ概ね一定の割合で前記直線部まで下降する下向き傾斜部とから構成される。前記直線部は、パンチ部材10が軸線方向の最上位置にあって、穿孔刃11が下部プレート6aの前記貫通孔内で待機する上死点位置Upに対応する。前記上向き傾斜部は、パンチ部材10が上死点位置Upから回転しながら軸線方向に下死点位置Dpに向けて下降する穿孔動作に対応する。前記下向き傾斜部は、パンチ部材10が下死点位置Dpから回転しながら軸線方向に上死点位置Upに向けて上昇する復帰動作に対応する。上向き傾斜部から下向き傾斜部への接続部は、穿孔刃11がダイ孔17内に最下位置まで突入する下死点位置Dpに対応する。
本実施形態において、前記上向き及び下向き傾斜部は、パンチ部材10の回転方向に180°の角度範囲に設定されている。別の実施形態では、前記両傾斜部を異なる角度範囲で、例えば90°に設定することができる。前記傾斜部の角度範囲を小さくすれば、それだけ速い速度でパンチ部材10が上下に往復動するので、穿孔処理時間が短くなり、大きくすればそれだけゆっくりした速度で往復動するので、穿孔処理時間が長くなる。前記傾斜部の角度範囲即ちパンチ部材10の移動速度、穿孔処理時間は、穿孔しようとするシートSの材質や厚さ等に応じて、穿孔刃11の回転方向及び軸線方向の剪断力を考慮して決定することができる。
パンチ部材10には、ポジションセンサーのための位置検出部材27がカム部材18の下側に、更にその下側に被動歯車28がそれぞれ同心に外装される。位置検出部材27及び被動歯車28は、パンチ部材10に対して、周方向には一体に回動可能に、軸線方向には相対的に移動可能に装着する。位置検出部材27と被動歯車28とは、互いに周方向に一体に回動可能に組み立てられる。
位置検出部材27は、概ね円形の底板部31aの外周縁から垂直上向きに延長し、その軸線を中心に所定の角度範囲で形成された半円筒状の周壁部31bを有する。周壁部31bは、その内径がカム部材18の外径よりも僅かに大きく、その上端には、半径方向外向き水平に延出する一定幅の翼状をなす扇形の遮光板部32が一体に形成されている。遮光板部32は、カムピン20の直ぐ下側に位置するように配置される。
駆動部4は、上側フレーム6の下部プレート6aに固定された駆動モーター40を備える。駆動モーター40の垂直下向きに突出する出力軸41の先端には、駆動歯車42が装着されている。駆動歯車42は、中間歯車43を介して被動歯車28に連結している。これにより、駆動モーター40を回転させると、駆動歯車42、中間歯車43及び被動歯車28からなる減速歯車機構を介して、パンチ部材10を回転させることができる。
上側フレーム6の側部延長プレート6dの壁面には、パンチ部材10の回転位置を検出するためのポジションセンサー44が取り付けられている。本実施形態のポジションセンサー44は従来公知の透過型フォトセンサーであり、側部延長プレート6dからパンチ部材10に向けて上下に所定の間隙をおいて対向するように突出する投光部45と受光部46とを有する。
ポジションセンサー44は、位置検出部材27の遮光板部32が回転して、投光部45と受光部46との間隙を通過することによって、オン/オフのフラグ信号を発生する。遮光板部32が投光部45と受光部46間を遮断すると、フラグ信号がオンになって、パンチ部材10が穿孔動作を開始したことが検知される。遮光板部32が投光部45と受光部46間から抜けると、フラグ信号がオフになって、パンチ部材10が穿孔動作を終了したことが検知される。
ポジションセンサー44は、上述した透過型フォトセンサーに限定されない。遮光板部32のようにパンチ部材10と一体に回転する検出子を使用するものであれば、例えば、反射型のフォトセンサーや磁気センサー、超音波センサー等の様々な公知のセンサーを用いることができる。
駆動モーター40には、その回転量を検出するためにロータリーエンコーダー47が取り付けられている。ロータリーエンコーダー47は従来公知のもので、駆動モーター40の上端から突出する回転軸に取り付けられた回転板48と、その回転位置を検出する検出部49とから構成される。検出部49は、上側フレーム6の上部プレート6cに固設した取付ステー50に固定されている。これにより、駆動モーター40の回転を、例えば穿孔装置1に対するシートSの位置と関連させて、より高精度に制御することができる。
図3(a),(b)に示すように、搬送されるシートSが穿孔装置1のシート支持面5aと下部プレート6aとの間を確実に通過するように、シート搬送方向Aに沿って穿孔装置1の上流側から下流側に延在する上側案内プレート51aと下側案内プレート51bとによって、シートSの案内路51が画定されている。上側及び下側案内プレート51a、51bには、穿孔装置1のシート搬送方向Aの直ぐ上流側及び下流側にそれぞれ上下1対の搬送ローラー52a,52b,53a,53bが、左右に1対ずつ配置されている。
前記各搬送ローラー対は、それぞれ上側及び下側案内プレート51a、51bを横断する搬送ローラー軸54a,54b,55a,55bに回転駆動可能に軸支されている。前記各搬送ローラーは、上側及び下側案内プレート51a、51bに開設された窓を通して案内路51のシートSを上下に挟み、搬送ローラー軸54a,54b,55a,55bの回転によって搬送方向Aに送る。前記搬送ローラー軸は、例えば駆動モーターによって同期して等速で回転するように制御される。
下側案内プレート51bの下側には、スイッチレバー56が取り付けられ、ばね付勢されて案内路51内に出没可能に突入している。搬送されてきたシートSの先端は、スイッチレバー56に当接してこれを回転させることによって検出される。これをトリガーとして、前記搬送ローラーの駆動や穿孔装置1の穿孔動作を開始させ、又はシートSの位置を計算するように制御することが可能である。
本発明の第1実施形態について、図3及び図4を用いて穿孔装置1の動作を説明する。シートSの先端が予め設定された穿孔開始位置に達すると、穿孔装置1を穿孔動作させてパンチ部材10を上死点位置から下死点位置まで往復動させ、シートSの所定位置を穿孔する。この穿孔処理の間も、シートSは所定の搬送速度で移動し続けているので、パンチ部材10の上流側の周面には、穿孔されたばかりのパンチ穴の周縁が、該パンチ部材を下流側に押すように係合している。
このように係合しているシートSのパンチ穴の周縁に押されて、穿孔装置1は、支持ロッド9を中心に下流側に揺動する。これによりパンチ部材10が下流側に傾動し、シートSが前記搬送ローラーにより下流側に引っ張られることに加え、パンチ部材10の下部プレート6aからの下向き突出量が、僅かな時間の経過と共に減少することによって、前記パンチ穴は、パンチ部材10が垂直に往復動する場合よりも早く、パンチ部材10周面との係合から解放される。その結果、パンチ穴を破損したりその品質を低下させることなく、また紙詰まりを生じることなく、シートSを搬送しながら穿孔することができる。シートSは、引き続きそのまま搬送される。
前記パンチ穴が外れた穿孔装置1は、フレーム構造2と前記本体装置側との間に介装された引張ばね57によって、揺動状態から元の垂直位置に復帰する。このように強制的に戻すことによって、穿孔装置1を迅速に次の穿孔動作に備えた状態に戻すことができる。当然ながら、引張ばね57を省略し、穿孔装置1の自重によって元の垂直位置に戻すことも可能である。
図5(a),(b)は、本発明の第2実施形態を示している。第1実施形態では、穿孔装置1がシートSのパンチ穴によって受動的に揺動するのに対して、第2実施形態では、穿孔装置1を、シートSを搬送しながら、パンチ部材10の穿孔動作に合わせて強制的に揺動させるように構成されている。
図6は、穿孔装置1の揺動機構60を示している。揺動機構60は、偏心カム61とカム溝62とから構成される。偏心カム61は、駆動モーター40の駆動歯車42とパンチ部材10の被動歯車28とを連結する中間歯車43の歯車軸に同軸に装着される。偏心カム61には、垂直下向きのカムピン63が偏心位置に突設されている。カム溝62は、シート搬送方向Aに直交する向きに延長する矩形の直線溝からなり、前記本体装置側に又は上側案内プレート51aに固設されている。
図7に示すように、偏心カム61のカムピン63はカム溝62内に、該溝に沿ってシート搬送方向Aの直交方向に移動自在に係合される。駆動モーター40を回転させると、中間歯車43と共に偏心カム61が回転して、カムピン63がカム溝62内を移動する。これにより、中間歯車43の歯車軸がシート搬送方向Aに往復動するので、穿孔装置1が支持ロッド9を中心に上流側及び下流側に揺動する。穿孔装置1が揺動し得る範囲は、カムピン63の偏心カム61の回転軸からの偏心距離によって決定される。
図5(a),(b)は、穿孔装置1が穿孔動作を開始する前の初期位置を示している。本実施形態では、この初期位置において、穿孔装置1が上流側に最大範囲で揺動した状態で停止している。このとき、偏心カム61は、図7に示すように、カムピン63が中間歯車43の歯車軸からシート搬送方向A下流側に最も離隔した位置にある。
図8(a)では、穿孔装置1が、シートSに対して垂直な位置にある。このとき、偏心カム61は、図8(b)に示すように、カムピン63がシート搬送方向Aの直交方向に中間歯車43の歯車軸と同一直線上にある。本実施形態では、この状態でパンチ部材10が下死点位置に達するように設定することが好ましい。
図9(a)は、穿孔装置1が下流側に最大範囲で揺動した状態である。このとき、偏心カム61は、図9(b)に示すように、カムピン63が中間歯車43の歯車軸からシート搬送方向A上流側に最も離隔した位置にある。パンチ部材10が図8(a),(b)の下死点位置から図9(a)の下流側への最大範囲まで揺動する間に、シートSのパンチ穴はパンチ部材10周面との係合から解放され、シートSは引き続きそのまま搬送される。その結果、パンチ穴を破損したりその品質を低下させることなく、また紙詰まりを生じることなく、シートSを搬送しながら穿孔することができる。
図10は、第2実施形態における穿孔装置1の揺動速度VtとシートSの搬送速度Vsとの関係を示している。同図において、横軸はパンチ部材10の回転角度、縦軸は下流側への揺動を正とする穿孔装置1の揺動速度である。本実施形態では、穿孔装置1の揺動速度Vtは、パンチ部材10の回転角度に関してサインカーブを描いて変化する。
ここで、シートSの搬送速度Vsを、図10に示すように穿孔装置1の最大揺動速度Vtmaxより小さい或る一定値に設定すると、揺動速度Vtが回転角度θ1〜θ2の間で搬送速度Vs以上になる。穿孔装置1の揺動速度VtがシートSの搬送速度Vsに近似するこの角度範囲θ1〜θ2で、シートSを穿孔することが好ましい。これにより、パンチ穴がパンチ部材10の周面に係合する時間を短くし、その係合からよりスムーズに解放させることができる。
図11(a),(b)は、本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態は、シートSの搬送に合わせて穿孔装置1を強制的に揺動させる点において、第2実施形態と異なる。
図12は、穿孔装置1の揺動機構70を示している。揺動機構70は、穿孔装置1の側部プレート7aの背面に固定された扇形歯車71と、上流側の下側搬送ローラー軸54bの端部に装着された駆動歯車72と、それらの間に介装された中間歯車機構73とから構成される。中間歯車機構73は、駆動歯車72からの駆動力を正逆反転して扇形歯車71に伝達し得るように、更に駆動歯車72と扇形歯車71とを接続又は接続解除し得るように選択的に切り換える機能を有する。
扇形歯車71の歯は、穿孔装置1を揺動支持する支持ロッド9を中心とする円弧上に形成することが好ましい。別の実施形態では、扇形歯車71に代えて、ラックを用いることもできる。
下側搬送ローラー軸54bは、プーリー及びベルトからなるベルト伝動機構によって、駆動モーター74と連結されている。下側搬送ローラー軸54bの他端は、下流側の下側搬送ローラー軸55bの端部と、同様にプーリー及びベルトからなるベルト伝動機構によって連結されている。
駆動モーター74を回転させると、下側搬送ローラー軸54b,55bがシート搬送方向に回転駆動されると共に、駆動歯車72が回転する。駆動歯車72の回転力は、中間歯車機構73によって選択的にかつ回転方向を正逆切り換えて扇形歯車71に伝達される。これによって、穿孔装置1は、シートSの搬送に合わせて強制的に揺動させることができる。
図13は、穿孔装置1が下流側に最大範囲で揺動した状態である。パンチ部材10が下死点位置から図13の下流側への最大範囲まで揺動する間に、シートSのパンチ穴はパンチ部材10周面との係合から解放され、シートSは引き続きそのまま搬送される。その結果、パンチ穴を破損したりその品質を低下させることなく、また紙詰まりを生じることなく、シートSを搬送しながら穿孔することができる。
上記各実施形態の穿孔システムは、いずれも1穴式の穿孔装置を備えたものである。本発明は、1台の穿孔装置で一度に複数のパンチ穴を穿孔することができる多穴式の穿孔装置についても、同様に適用することができる。図14は、かかる多穴穿孔装置を備えた本発明の第4実施形態による穿孔システムを概略的に示している。
本実施形態の穿孔システムは、2穴、3穴、4穴を切り換えて穿孔可能な穿孔装置81を備える。穿孔装置81は、装置全体を支持するためのフレーム構造82と、複数の穿孔部83と、前記複数の穿孔部を駆動するための1つの共通の駆動部84とを有する。穿孔装置81は穿孔部83によって、矢印Aの向きに所定の速度で搬送されるシートSの前辺に沿って所定数のパンチ穴をそれぞれ所定の位置に穿設するように構成される。
フレーム構造82は、互いに一体に結合された下側フレーム85と上側フレーム86と取付フレーム87とを有する。下側フレーム85は、その上面にシートSをその全幅に亘って支持するための水平かつ平坦なシート支持面85aを有する。上側フレーム86は、少なくともシートSの全幅に亘ってシート支持面85aと一定の僅かな隙間を挟んで対向し、該シート支持面85aとの間にシートSの案内路88を画定する下部プレート86aを有する。
取付フレーム87は、案内路88を挟んで図中手前側と奥側とに対向配置された2つの取付プレート89a,89bを有する。各取付プレート89a,89bの上部には、穿孔部83及び駆動部84を十分に越える高さで互いに水平方向に対向する位置に、貫通孔90a,90bが形成されている。
貫通孔90a,90bには、シートSの搬送方向と直交する向きに水平に延長する支持ロッド91が挿通されている。支持ロッド91の両端は、穿孔装置81を搭載する本体装置(例えば、画像形成装置)の支持フレーム(図示せず)に固定支持される。これによって、穿孔装置81は、図15に示すように、支持ロッド91によりそれを中心としてシート搬送方向Aに沿って揺動可能に取付支持される。
本実施形態では、5つの穿孔部831〜835が、上側フレーム86にシートSの搬送方向と直交する向きに沿って一列にかつ所定位置に配置されている。例えば、両端から各2番目の穿孔部832、834は2穴用、両端及び中央の穿孔部831、833、835は3穴用、中央を除く4つの穿孔部831、832、834、835は4穴用に使用される。これは単なる例示であって、穿孔部83の数及び配置は、必要に応じて様々に設定することができる。
穿孔部83は、第1〜第3実施形態の穿孔部3と概ね同様の構成を有する。即ち、各穿孔部83は、上下方向に延長する直径略一定の円形ロッド状をなし、その下端に円筒状の穿孔刃を形成したパンチ部材92が、その上端部及び下端部において上側フレーム86の上下貫通孔内に周方向に回動自在に、軸線方向に移動可能に保持されている。下側フレーム85には、前記穿孔刃によりシートSを穿孔するためのダイ孔93が貫設されている。
図15に示すように、パンチ部材92には、円筒カムからなるカム部材94が、該パンチ部材と同心にかつ軸線方向及び周方向に一体に外装されている。カム部材94の外周面には、周方向に沿ってカム溝95が凹設され、上側フレーム86に突設された水平なカムピン(図示せず)が嵌入係合している。更にパンチ部材92には、カム部材94の直ぐ上に被動歯車96が同心位置に、該パンチ部材に対して周方向に一体に回動可能に、軸線方向には相対的に移動可能に外装されている。
駆動部84は、シート搬送方向Aに穿孔部83の下流側に配置され、上側フレーム86に固定された駆動モーター97を備える。更に駆動部84は、図16に示すように、穿孔部83の直ぐ下流側をシート搬送方向Aと直交する向きに水平に延長する回動自在な駆動力伝達ロッド98を備える。駆動力伝達ロッド98は、その駆動モーター97側の端部に装着された被動歯車99、駆動モーター97の水平な出力軸100の先端に装着された駆動歯車101、及びそれらに噛合する中間歯車列102からなる減速歯車機構を介して、駆動モーター97によって回転駆動される。
駆動力伝達ロッド98には、各穿孔部83の被動歯車96にそれぞれ噛合する伝達歯車103が、周方向に一体に回動するように装着されている。水平方向の駆動力伝達ロッド98から垂直方向のパンチ部材92に駆動力を伝達するために、被動歯車96及び伝達歯車103は、例えばはすば歯車等の食い違い軸歯車で構成することが好ましい。これにより、駆動モーター97を回転させることによって、各パンチ部材92を周方向に回転させながら軸線方向に沿って上下に駆動することができる。
上側フレーム86には、図14に示すように、前記手前側の取付プレート89aよりも更に手前側に、駆動力伝達ロッド98の回転位置を検出するために2つのポジションセンサー104、105が取り付けられている。両ポジションセンサー104、105は、第1実施形態のポジションセンサー44と同様の公知の透過型フォトセンサーであり、それぞれ駆動力伝達ロッド98の軸線方向に沿って所定の間隙をおいて対向する投光部及び受光部を有する。ポジションセンサー104、105は、互いに駆動力伝達ロッド98の軸線方向に少しの距離離隔して、かつその中心軸に関して回転方向に90°の角度ずらした位置に配置されている。
駆動力伝達ロッド98の端部には、2枚の扇形遮光板部106,107が該動力伝達ロッドと一体に回動するように取り付けられている。遮光板部106,107は、互いに異なる一方のポジションセンサー104、105の前記投光部と受光部間を通過し得るように駆動力伝達ロッド98の軸線方向に少しの距離離隔して、かつその中心軸に関して回転方向に180°の角度ずらした位置に配置されている。
ポジションセンサー104、105の動作は、第1実施形態のポジションセンサー44と同様であるので、説明は省略する。また、ポジションセンサー104、105は、上述した透過型フォトセンサーに限定されるものでなく、遮光板部106,107のように駆動力伝達ロッド98と一体に回転する検出子を使用するものであれば、反射型のフォトセンサーや磁気センサー、超音波センサー等、他の様々な公知のセンサーを用いることができる。
本実施形態では、駆動モーター97にその回転量を検出するためのロータリーエンコーダー108が取り付けられている。ロータリーエンコーダー108は従来公知のもので、駆動モーター97の回転軸の駆動歯車101とは反対側の端部に取り付けられた回転板109と、上側フレーム86側に固定されて回転板109の回転位置を検出する検出部110とから構成される。これにより、駆動モーター97の回転を、例えばパンチ部材92の穿孔動作や穿孔装置1に対するシートSの位置と関連させて、より高精度に制御することができる。
本実施形態の穿孔装置81は、第1実施形態の穿孔装置1と概ね同様に動作する。搬送方向Aに沿って搬送されているシートSの先端が予め設定された穿孔開始位置に達すると、穿孔装置81は穿孔動作を開始し、予め選択したパンチ穴のパターン(2穴、3穴又は4穴)に対応する穿孔部83のパンチ部材92を駆動し、所定数のパンチ穴をシートSの所定位置を穿孔する。
パンチ穴のパターンに応じて複数の穿孔部83を選択的に駆動することは、パンチ部材92の回転角度に関して各カム部材94のカムプロフィルが異なるように設定することによって可能である。例えば2穴穿孔の場合、駆動モーター98を正回転させて、2穴用の穿孔部832、834のパンチ部材92が回転角度0°〜90°で軸線方向に上死点位置と下死点位置との間を往復動している間、3穴用の穿孔部831、833、835及び4穴用の他の穿孔部831、835のパンチ部材92が、回転しつつも待機位置にあるように設定する。
同様に、3穴穿孔の場合、駆動モーター98を逆回転させて、3穴用の穿孔部831、833、835のパンチ部材92が回転角度−0°〜−90°で軸線方向に上死点位置と下死点位置間を往復動している間、2穴用及び4穴用の他の穿孔部831、832、834、835のパンチ部材92が、回転しつつも待機位置にあるように設定する。また、4穴穿孔では、駆動モーター97を正回転させて、最初に穿孔部832、834のパンチ部材92を回転角度0°〜90°で穿孔動作させ、かつそれに連続して穿孔部831、835のパンチ部材92を回転角度90°〜180°で穿孔動作させ、その間3穴用の穿孔部831、833、835のパンチ部材92を待機位置にあるように設定することができる。
この穿孔処理の間も、シートSは所定の搬送速度で移動し続けているので、各パンチ部材92の上流側の周面には、穿孔されたばかりの各パンチ穴の周縁が、該パンチ部材を下流側に押すように係合している。このように係合しているシートSのパンチ穴の周縁に押されて、穿孔装置81は、支持ロッド91を中心に下流側に揺動する。
これにより各パンチ部材92が下流側に傾動し、かつ該パンチ部材の下部プレート86aからの下向き突出量が、僅かな時間の経過と共に減少することによって、前記各パンチ穴は、パンチ部材92が垂直に往復動する通常の場合よりも早く、パンチ部材92周面との係合から解放される。その結果、複数のパンチ穴を破損したりその品質を低下させることなく、また紙詰まりを生じることなく、シートSを搬送しながら穿孔することができる。シートSは、引き続きそのまま搬送される。
前記各パンチ穴がパンチ部材92から外れた穿孔装置81は、その自重によってシート搬送方向と逆向きに揺動し、元の垂直位置に戻すことができる。第1実施形態について上述したと同様に、フレーム構造82と前記本体装置側との間に引張ばねを介装することによって、穿孔装置81を強制的に揺動状態から元の垂直位置に復帰させることも可能である。
本発明の穿孔システムにおいて、所定の速度で搬送されているシートにパンチ穴を穿設する場合、パンチ穴の穿孔位置精度を確保するように穿孔処理動作を制御することが好ましい。そのためには、各穿孔処理動作において、搬送中のシート位置を検出して駆動モーター40,97の回転を開始してから、実際にシートにパンチ穴が穿設されるまでの時間のばらつきを解消又はできる限り低減させるようにすることが重要である。
駆動モーター40,97の回転は、シートの穿孔後、次の穿孔処理動作に備えるために所定の位置に正確に停止させる必要がある。そのために、駆動モーター40,98は、直流モーターで構成し、その端子間に抵抗器を有する短絡回路を結線した電気ブレーキ(ダイナミックブレーキ)を設け、該モーターの回転エネルギーを熱消費させて速やかに停止させるように構成する。この駆動モーター40,97の回転制御は、搬送されるシートの位置、パンチ部材10、92の回転位置等と関連させて、例えばCPUからなる制御装置によって行うことができる。
図17は、本発明の穿孔システムにおける穿孔処理動作の好適な制御方法の一例を示している。同図において、横軸は、概ねシートSが所定の穿孔開始位置に到達してから穿孔装置1,81が1回の穿孔処理動作を行う間の時間経過である。図17の縦軸において、モーター電流は、駆動モーター40,97に印加される電流値、エンコーダー出力は、前記駆動モーターに装着されたロータリーエンコーダー47,104のパルス出力、フラグ信号出力は、パンチ部材10、92の回転に対応したポジションセンサー44、104、105のオン/オフ出力、パンチ部材位置は、上死点位置Upと下死点位置Dp間を上下方向に往復動するパンチ部材10、92の高さ位置(軸線方向位置)である。
図17の制御方法と対比するために、図18は、シートを所定の位置まで搬送して一旦停止させた状態で穿孔する従来の穿孔システムにおける穿孔処理動作の制御方法を例示している。同図において、横軸及び縦軸は図18と略同じであるので、説明を省略する。
図18の場合、駆動モーターの回転は、シートが所定の位置に停止した時刻t0に開始し、時刻t1からシートの穿孔を開始し、時刻t2に穿孔が終了した後に、即ちフラグ出力のオフ後に停止させる。穿孔されるシートは常に所定位置に停止しているので、駆動モーターは、一方向に回転させ、穿孔動作毎に起動と停止とを繰り返すことによって、常に所定位置に精度良く穿孔することができる。
図17の制御方法では、搬送されているシートの先端が所定の位置に達したことを検出した時刻T0に、駆動モーター40,97の回転を開始し、穿孔動作の開始を示すフラグ信号出力がオンになった時刻T1から、ロータリーエンコーダー47,104から出力されるパルスのカウントを開始する。時刻T2に、前記パルスのカウント数が、予め決定した設定パルス数に達すると、前記電気ブレーキを作動させて駆動モーター40,98の回転を制動する。
前記設定パルス数は、図17に示すように、パンチ部材10、92が下死点位置Dpから上死点位置Upに戻る途中の適当なタイミングに設定することが好ましい。これによって、駆動モーター40,97の回転を、時刻T3に穿孔が終了した直後、即ちフラグ出力がオフした直後の適当なタイミングで停止させることができる。次の穿孔処理動作は、駆動モーター40,97を逆転させることによって、直前の穿孔処理動作で停止したモーターの位置から開始される。従って、駆動モーター40,97の回転開始からパンチ部材10、92による穿孔動作の開始までの時間のばらつきを、前記駆動モーターを一方向に回転させる場合よりも少なく制御することができる。
以上、本発明を好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その技術的範囲において、様々な変更又は変形を加えて実施し得ることは言うまでもない。例えば、穿孔装置1は、水平に搬送されるシートに対して垂直方向に往復動して穿孔するパンチ部材を備えるものであれば、様々な構成のものを適用することができる。
1,81 穿孔装置
2,82 フレーム構造
3,83 穿孔部
4,84 駆動部
5,85 下側フレーム
5a,85a シート支持面
6,86 上側フレーム
6a,86a 下部プレート
6b 側部プレート
6c 上部プレート
6d 側部延長プレート
7,87 取付フレーム
7a 側部プレート
7b 端部プレート
8 支持フレーム部
9,91 支持ロッド
10,92 パンチ部材
11 穿孔刃
17,93 ダイ孔
18,94 カム部材
19,95 カム溝
20 カムピン
27 位置検出部材
28,96 被動歯車
31a 底板部
31b 周壁部
32,106,107 遮光板部
37 転動体
40,97 駆動モーター
41,100 出力軸
42,101 駆動歯車
43 中間歯車
44,104,105 ポジションセンサー
47,108 ロータリーエンコーダー
51 案内路
51a 上側案内プレート
51b 下側案内プレート
52a,52b,53a,53b 搬送ローラー
54a,54b,55a,55b 搬送ローラー軸
57 引張ばね
60,70 揺動機構
61 偏心カム
62 カム溝
63 カムピン
71 扇形歯車
72 駆動歯車
73 中間歯車機構
74 駆動モーター
98 駆動力伝達ロッド
102 中間歯車列
103 伝達歯車
2,82 フレーム構造
3,83 穿孔部
4,84 駆動部
5,85 下側フレーム
5a,85a シート支持面
6,86 上側フレーム
6a,86a 下部プレート
6b 側部プレート
6c 上部プレート
6d 側部延長プレート
7,87 取付フレーム
7a 側部プレート
7b 端部プレート
8 支持フレーム部
9,91 支持ロッド
10,92 パンチ部材
11 穿孔刃
17,93 ダイ孔
18,94 カム部材
19,95 カム溝
20 カムピン
27 位置検出部材
28,96 被動歯車
31a 底板部
31b 周壁部
32,106,107 遮光板部
37 転動体
40,97 駆動モーター
41,100 出力軸
42,101 駆動歯車
43 中間歯車
44,104,105 ポジションセンサー
47,108 ロータリーエンコーダー
51 案内路
51a 上側案内プレート
51b 下側案内プレート
52a,52b,53a,53b 搬送ローラー
54a,54b,55a,55b 搬送ローラー軸
57 引張ばね
60,70 揺動機構
61 偏心カム
62 カム溝
63 カムピン
71 扇形歯車
72 駆動歯車
73 中間歯車機構
74 駆動モーター
98 駆動力伝達ロッド
102 中間歯車列
103 伝達歯車
Claims (6)
- 軸線方向の一端に穿孔刃を有するパンチ部材を備え、該パンチ部材を軸線方向に往復動させて、水平方向に搬送されるシートにパンチ穴を穿設する穿孔装置と、
前記穿孔装置をシート搬送方向に沿って揺動可能に支持する支持部とを備える穿孔システム。 - 前記穿孔装置の揺動中心が、前記パンチ部材を軸線方向上に配置されている請求項1に記載の穿孔システム。
- 前記穿孔装置を前記シート搬送方向とは逆向きに付勢するばねを更に備える請求項1又は2に記載の穿孔システム。
- 前記穿孔装置を前記シート搬送方向に沿って揺動させる揺動機構を更に備える請求項1又は2に記載の穿孔システム。
- 前記揺動機構が、前記パンチ部材を軸線方向に往復動させる駆動モーターによってかつ該駆動モーターの回転に同期して駆動される請求項4に記載の穿孔システム。
- 前記揺動機構が、前記シートを前記シート搬送方向に搬送する駆動モーターによってかつ該駆動モーターの回転に同期して駆動される請求項4に記載の穿孔システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015123616A JP2017007015A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 穿孔システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015123616A JP2017007015A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 穿孔システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017007015A true JP2017007015A (ja) | 2017-01-12 |
Family
ID=57760434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015123616A Pending JP2017007015A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 穿孔システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017007015A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113695456A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-26 | 盛安(苏州)汽车部件有限公司 | 一种汽车零部件冲孔钣金模具冲压结构及使用方法 |
CN114407427A (zh) * | 2021-04-19 | 2022-04-29 | 山东综艺联创包装股份有限公司 | 一种酒盒冲压打孔设备 |
CN115608841A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-01-17 | 杭州吴暇机械设备有限公司 | 具有连续作业转换头结构的钣金加工用冲孔装置及方法 |
-
2015
- 2015-06-19 JP JP2015123616A patent/JP2017007015A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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