JP2017004232A - 装置、装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザにとって利便性の高い買い物メモを提供できる装置などを提供する。【解決手段】リスト管理サーバ1は、ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得し解析する音声解析部221、音声データを解析した結果に応じて、購入リスト31の生成、更新、削除を行う購入リスト管理部211あるいは在庫リスト32の生成、更新、削除を行う在庫リスト管理部212から構成される。【選択図】図1
Description
本発明は物品の購入予定リストを管理する装置に関する。
近年、冷蔵庫などの家庭内機器において、食品や日用品などの購入予定を管理する技術の提案がなされている。下記特許文献1には、ユーザが食品や日用品などの名称を音声入力することにより、冷蔵庫が音声メモを作成する技術が開示されている。ユーザは、当該音声メモを再生することで、食品や日用品の購入予定を思い出すことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、音声メモを生成するためにボタン操作を行ってから音声入力する必要があり、操作が煩雑であった。また特許文献1には、作成した音声メモを削除する方法が開示されていない。そのため、既に購入済みの食品などの音声メモが削除されないことにより、ユーザが混乱するおそれがある。つまり、特許文献1に記載の音声メモは、利便性の高い買い物メモを実現しているとは言えない。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって利便性の高い買い物メモを提供することができる装置などを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置は、物品の購入予定リストを管理する装置であって、上記装置は、以下を含む;ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得部、上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成部。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置は、物品の購入予定リストを管理する装置であって、上記装置は、以下を含む;ユーザが管理する物品の在庫リストに、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除部。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置の制御方法は、物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、上記装置の制御方法は、以下を含む;ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得ステップ、上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成ステップ。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置の制御方法は、物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、上記装置の制御方法は、以下を含む;ユーザが管理する物品の在庫リストに、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、物品の購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除ステップ。
本発明の一態様によれば、ユーザにとって利便性の高い買い物メモを提供することができるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
(リスト管理システム100) まず、本実施形態に係るリスト管理システム100の概要について、図2を参照して説明する。図2は、リスト管理システム100の概要を示す図である。リスト管理システム100は、購入する食品のメモとして利用できる購入リストや、ユーザが管理する食品の在庫を示す在庫リストを管理するシステムであり、予め登録されたユーザ(図2に示す例ではお父さん、お母さん、太郎くん(子ども))の間でこれらリストを共有可能なアプリケーション(以下、リスト共有アプリ)を提供するシステムである。本実施形態では、上記リスト共有アプリによって共有される情報として、購入する食品のメモとして利用できる購入リストを例に挙げて説明するが、共有される情報はこの例に限定されない。例えば、ユーザが管理している食品の在庫リストを共有してもよい。また、リスト管理システム100は、予め登録されたユーザの間で情報を共有可能な電子伝言版(いわゆるソーシャル・ネットワーク・サービス)を提供するシステムであってもよく、当該電子伝言板の一機能として、購入リストを共有する機能を有していてもよい。また、購入リストおよび在庫リストは、食品の情報を登録するものに限定されない。すなわち、登録される情報はユーザが購入し管理することができる物品の情報であればよく、例えばティッシュペーパーなどの日用品の情報が登録されてもよい。
リスト管理システム100は、リスト管理サーバ1(装置)、ホームサーバ3、家庭内機器4(冷蔵庫4a、電子レンジ4b、音声入出力装置)、携帯端末5a、5b、5c(端末装置)、および通販サーバ6(管理装置)を含む。なお以降、携帯端末5a、5b、5cを特に区別する必要が無い場合は、「携帯端末5」と称する。なお、リスト管理システム100はこの構成に限定されない。例えば、リスト管理システム100は、ホームサーバ3および携帯端末5の少なくとも一方を含まないものであってもよい。この場合、家庭内機器4は、リスト管理サーバ1と情報の送受信を直接行うことができる構成となっている。
リスト管理サーバ1は、上記購入リストおよび上記在庫リストを管理する。具体的には、リスト管理サーバ1は、受信したユーザ発話データ(発話音声データ)の音声解析結果に応じて、購入リストおよび在庫リストの生成、更新、削除を行う。なお、ユーザ発話データとは、ユーザが家庭内機器4に入力した音声から生成されたデータであり、ホームサーバ3を介してリスト管理サーバ1に送信される。また、リスト管理サーバ1は、購入リストを新たに生成したり、既存の購入リストを更新したりした場合、当該購入リストを携帯端末5に送信する。これにより、当該購入リストが携帯端末5で閲覧可能な状態となる。なお、携帯端末5からの指示を受けた時に、購入リストを携帯端末5に送信する構成であってもよいし、購入リストを新たに生成したり、既存の購入リストを更新したりした場合に、別のサーバ(例えば、電子伝言板を管理するサーバ)に当該購入リストを送信する構成であってもよい。別のサーバに購入リストを送信する構成の場合、当該別のサーバが携帯端末5から指示を受けて、購入リストを携帯端末5に送信する。また、リスト管理サーバ1は、ユーザ発話データの音声解析結果に応じて、発話用音声データを生成し、ホームサーバ3に送信する。なお、発話用音声データとは、家庭内機器4の音声出力に使用されるデータである。
また、以降の実施形態では、説明の分かりやすさを考慮して、それぞれ1つの購入リストおよび在庫リストを管理する例を説明するが、リスト管理サーバ1は、複数の購入リストおよび在庫リスト(換言すれば、複数の家庭の購入リストおよび在庫リスト)を管理するサーバであってもよい。複数の購入リストおよび在庫リストを管理する場合、購入リストおよび在庫リストは、ユーザまたは複数のユーザからなるグループ(例えば、家族のメンバーによって構成されるグループ)を特定するための情報と対応付けられている。リスト管理サーバ1は、各装置(具体的には、ホームサーバ3、携帯端末5、および通販サーバ6)から送信される各種情報とともに、ユーザまたはグループを特定するための情報を受信する。これにより、リスト管理サーバ1は新たに生成したり、更新したりするリストが、どのユーザ(またはグループ)のリストであるかを特定することができる。
ホームサーバ3は、家庭内機器4の各々とリスト管理サーバ1との間の情報の送受信を統括して制御する。ホームサーバ3には、家庭内機器4が通信可能に無線接続されており、ホームサーバ3は、リスト管理サーバ1から受信した発話用音声データを家庭内機器4に送信する。また、ホームサーバ3は、家庭内機器4から受信したユーザ発話データをリスト管理サーバ1に送信する。家庭内機器4は、ユーザと対話する装置であり、ホームサーバ3から受信した発話用音声データを用いて、音声を出力する。また、家庭内機器4は、ユーザが発話した音声を取得し、ユーザ発話データとしてホームサーバ3に送信する。携帯端末5は、購入リストを表示するための情報端末である。具体的には、携帯端末5は、リスト管理サーバ1から受信した購入リストを表示する。これにより、ユーザは携帯端末5を用いて購入リストを閲覧することができる。なお、携帯端末5は購入リストを表示することができればよく、携帯端末5の一例としては、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末などが挙げられる。なお、各種情報の詳細については後述する。通販サーバ6は食品を販売する通販サイトを管理するサーバである。通販サーバ6は、リスト管理サーバ1から購入情報を受信すると、当該購入情報が示す商品の決済を行う。そして、決済が完了したことを示す決済完了通知をリスト管理サーバ1に送信する。なお購入情報とは、携帯端末5から送信された、ある商品を通販サイトにて購入するために必要な情報である。購入情報は例えば、購入者の氏名、住所、電話番号、決済に使用するクレジットカードの情報、および購入する商品名を含むものであるが、この例に限定されない。
(各装置の構成の詳細) 続いて、リスト管理システム100に含まれるリスト管理サーバ1、家庭内機器4、および携帯端末5について、図1を用いてより詳細に説明する。図1はリスト管理システム100を構成する上記の各装置の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、以降の説明では、家庭内機器4の一例として冷蔵庫4aを例に挙げて説明するが、家庭内機器4は他の家庭内機器(例えば電子レンジ4b)であってもよい。また、本発明に直接関係のない部分(例えば、携帯端末5において電話回線を利用して通話を実現する部分や、冷蔵庫4aにおいて庫内に冷気を放出する部分)については、以下の説明および上記ブロック図から省略している。また、ホームサーバ3、および通販サーバ6の構成の詳細についても本発明との関連が薄いため省略する。
(リスト管理サーバ1) 図1に示すように、リスト管理サーバ1は、通信部11、制御部12、記憶部13、およびタイマ14を備える。通信部11は、ホームサーバ3、携帯端末5、および通販サーバ6との通信を行う。具体的には、通信部11はリスト管理サーバ1の各部から受け取った各種情報を、ホームサーバ3、携帯端末5、および通販サーバ6の少なくとも1つに送信する。また、通信部11は、ホームサーバ3、携帯端末5、または通販サーバ6から受信した各種情報を、リスト管理サーバ1の各部に出力する。
制御部12は、リスト管理サーバ1の機能を統括して制御する。制御部12は、リスト管理部21、および音声制御部22を含む。リスト管理部21は、後述する購入リスト31(購入予定リスト)および在庫リスト32を含むリストを管理する。リスト管理部21は、購入リスト管理部211(リスト生成部、リスト削除部)および在庫リスト管理部212を含む。リスト管理部21は、後述するようにタイマ14から現在の日時を取得する。また、音声制御部22は音声データに関する処理を行う。音声制御部22は、音声解析部221(取得部、検知部)および音声生成部222(第1の音声制御部、第2の音声制御部)を含む。
購入リスト管理部211は購入リスト31を管理する。具体的には、購入リスト管理部211は、音声制御部22(より具体的には、後述する音声解析部221)からの指示に応じて、購入リスト31を新たに生成したり、既存の購入リスト31を更新したりする。また、購入リスト管理部211は新たに購入リスト31を生成したり、既存の購入リスト31を更新したりした場合、当該購入リスト31(すなわち、最新の購入リスト31)を携帯端末5に送信する。在庫リスト管理部212は在庫リスト32を管理する。具体的には、在庫リスト管理部212は、音声制御部22(より具体的には、後述する音声解析部221)からの指示に応じて、在庫リスト32を新たに生成したり、既存の在庫リスト32を更新したりする。
音声解析部221は、受信した音声データに対して音声解析を実行する。具体的には、音声解析部221は、ホームサーバ3から送信されたユーザ発話データを受信すると、当該ユーザ発話データを解析する。そして、解析結果に応じた処理を実行する。例えば、解析結果に購入リスト31の作成を開始するための購入リスト生成キーワード(例えば、「買い物メモお願い」など)が含まれている場合、購入リスト31を生成可能な状態である購入リスト生成モードを開始し、音声生成部222に購入リスト31を生成するための発話用音声データ(例えば、「メモしたい食品を言ってね」など)の生成を指示する。なお、各実施形態におけるユーザ発話データおよび発話用音声データの内容は一例であり、当該内容に限定されるものではない。
また例えば、解析結果に買い物内容、すなわち具体的な食品名が含まれている場合、音声解析部221は、当該食品名を購入リスト31に登録するよう、購入リスト管理部211に指示するとともに、解析結果を購入リスト管理部211に送信する。これにより、購入リスト管理部211は当該食品名を購入リスト31に追加する(または、当該食品名を含む購入リスト31を新たに作成する)。さらに音声解析部221は、解析結果に買い物内容が含まれている場合、購入リスト31への次の食品名の登録をユーザに促す発話用音声データ(例えば、「・・・だね、他にある?」など)の生成を、音声生成部222に指示する。なお「・・・」には、受信したユーザ発話データに含まれていた食品名が入る。なお、音声解析部221が実行する音声解析処理については、既存の技術が利用できるため、ここでの説明を省略する。
音声生成部222は発話用音声データを生成する。具体的には、音声生成部222は、音声解析部221からの指示を受けると、後述する音声フォーマット33を用いて発話用音声データを生成する。そして、音声生成部222は生成した発話用音声データをホームサーバ3に送信する。
記憶部13は、リスト管理サーバ1が使用する各種データを記憶する。記憶部13は、少なくとも購入リスト31、在庫リスト32、音声フォーマット33を記憶している。ここで、購入リスト31および在庫リスト32の詳細について、図3を参照して説明する。図3の(a)は、購入リスト31のデータ構造および具体例を示す図であり、図3の(b)は、在庫リスト32のデータ構造および具体例を示す図である。なお、購入リスト31および在庫リスト32は、図3の例に限定されるものではない。
購入リスト31は、ユーザが購入予定の食品の食品名を含むリストであり、図3の(a)に示すように、食品名(物品名)を示す情報に、個数および期限を示す情報が対応付けられた複数のレコードからなる。上述したように、各レコードは、音声解析部221による音声解析結果に応じて追加される。例えば、音声解析結果が「卵1パック、2015年6月10日までに購入、覚えておいて」という内容である場合、図3の(a)に示すレコード31aが追加される。なお、購入リスト31にレコードを追加する場合、必須の情報は食品名の情報および登録を確定するための文言(上述の例の場合、「覚えておいて」)のみであり、個数を示す情報および期限を示す情報は必須ではない。例えば、音声解析結果が「ハム3パック、覚えておいて」という内容である場合、図3の(a)に示すレコード31bのように、期限のセルが空欄のレコードが追加される。
また、在庫リスト32は、ユーザが管理する物品のリストであり、図3の(b)に示すように、在庫リスト32は食品名を示す情報に、個数、在庫量、期限、および冷蔵庫4a内の置き場所を示す情報が対応付けられた複数のレコードからなる。購入リスト31と同様に、在庫リスト32の各レコードは、音声解析部221による音声解析結果に応じて追加される。例えば、音声解析結果が「牛乳、1パック、たくさん、期限2015年6月15日、左ドアポケット、覚えておいて」という内容である場合、図3の(b)に示すレコード32aが追加される。なお、在庫リスト32にレコードを追加する場合、必須の情報は食品名の情報および登録を確定するための文言のみであり、個数、在庫量、期限、および冷蔵庫4a内の置き場所を示す情報は必須ではない。例えば、「マスタード、覚えておいて」という内容である場合、図3の(b)に示すレコード32bのように、個数、在庫量、期限、および置き場所のセルが空欄のレコードが追加される。なお、期限の情報は、在庫リスト管理部212が、食品名の情報を用いて、食品名と期限とを対応付けた期限リスト(不図示)から読み出して自動的に設定してもよい。また、在庫リスト32に既にある食品を追加する場合、新たなレコードが追加されてもよいし、既にあるレコードの個数の情報の数字が加算されてもよい。
音声フォーマット33は、音声生成部222が発話用音声データを生成するために使用するデータであり、音声データであってもよいしテキストデータであってもよい。例えば、ユーザが発話した「卵1パック、覚えておいて」という内容に対しての応答である、「卵1パックだね、他にある?」という発話用音声データを生成する場合、音声生成部222は、「・・・だね、他にある?」という内容の音声フォーマット33を読み出し、ユーザ発話データから「卵1パック」を取得して、「・・・」の部分に挿入する。そして、生成した発話用音声データをホームサーバ3に送信する。また、音声生成部222は、食品名などを含まない発話用音声データを生成する場合、音声フォーマット33に内容を追加せず、ホームサーバ3に送信してもよい。例えば、「メモしたい食品を言ってね」という発話用音声データを生成する場合、「メモしたい食品を言ってね」という内容の音声フォーマット33を読み出し、発話用音声データとしてホームサーバ3に送信する。
(家庭内機器4) 図1に示すように、家庭内機器4(冷蔵庫4a)は、通信部41、制御部42、マイク43、スピーカ44、および操作部45を備える。通信部41はホームサーバ3と通信を行う。具体的には、通信部41は後述する音声制御部421から受け取った情報(ユーザ発話データ)を、ホームサーバ3に送信する。また、通信部41はホームサーバ3から受け取った発話用音声データを、音声制御部421に出力する。制御部42は、冷蔵庫4aの機能を統括して制御する。制御部42は音声制御部421を含む。音声制御部421は、音声データに関する処理を行う。具体的には、音声制御部421は、マイク43が取得した音声(ユーザが発話した音声)を録音し、ユーザ発話データを生成する。そして、当該ユーザ発話データをホームサーバ3に送信する。また、音声制御部421は、ホームサーバ3から受け取った発話用音声データを用いて、スピーカ44から音声を出力する。マイク43は音声を取得する。また、スピーカ44は音声を出力する。また、操作部45はユーザによる入力操作を受け付ける。操作部45は例えば物理ボタンやタッチパネルであり、入力操作を受け付けたことを示す入力信号を音声制御部421に出力する。音声制御部421は当該入力信号を受けて、ユーザが発話した音声を取得(録音)し、また音声を出力する会話モードを開始する。具体的には、音声制御部421はマイク43およびスピーカ44を起動する。なお、操作部45は冷蔵庫4aのドアであってもよい。この場合、ユーザがドアを開いたことを音声制御部421が検知して会話モードが開始される。また、マイク43およびスピーカ44は常に起動された状態であってもよい。つまり、ユーザが操作部45に対して会話モードを開始するための入力操作を行わない構成であってもよい。この場合、ユーザは音声入力、すなわち冷蔵庫4aに対して発話するのみで購入リスト31の生成または更新を行うことができる。なお、通信部41、または通信部41および制御部42(具体的には、音声制御部421)を、冷蔵庫4aと着脱可能な装置(ネットワークアダプタ)が備えていてもよい。
(携帯端末5) 図1に示すように、携帯端末5は、通信部51、制御部52、操作部54、表示部55を備える。通信部51はリスト管理サーバ1と通信を行う。具体的には、通信部51は後述するUI処理部521から受け取った情報を、リスト管理サーバ1に送信する。また、通信部51はリスト管理サーバ1から受け取った情報を、UI処理部521に出力する。制御部52は、携帯端末5の機能を統括して制御する。制御部52は、UI処理部521および表示制御部522を含む。UI処理部521は、表示部55に表示されるユーザインターフェース(以下、UI)としての購入リスト(詳細は後述)に関する処理を実行する。具体的には、UI処理部521は、操作部54が操作されたことによる入力信号(UIとしての購入リストに対する操作を示す入力信号)に応じて、各種情報を生成してリスト管理サーバ1に送信する。またUI処理部521は、リスト管理サーバ1から受信した購入リストから、UIとしての購入リストを生成し、表示制御部522に出力する。表示制御部522は、UI処理部521が生成した画像を表示部55に表示させる。例えば表示制御部522は、UI処理部521が生成した購入リストを表示部55に表示させる。ここで、表示部55に表示される購入リストの詳細について、図4を参照して説明する。図4は、表示部55に表示される画像の一例を示す図である。
図4の(a)に示すように、表示部55に表示される購入リスト71は、食品名を示す情報と個数を示す情報とが対応付けられている。また、各レコードにはチェックボックス61が含まれており、ユーザは操作部54に対して入力操作を行う(例えば、タッチパネルにおけるチェックボックス61の位置に対してタッチ操作を行う)ことにより、チェックボックス61にチェックマークを付すことができる。これにより、ユーザはどの食品を購入したか(または、どの食品を買い物かごに入れたか)を容易に判別することができる。なお、購入リスト71には送信ボタン62が含まれている。当該送信ボタン62の詳細については、後述する実施形態6にて説明する。また、表示制御部522が表示部55に表示させる画像はこの例に限定されない。例えば図4の(b)に示すように、携帯端末5から既存の購入リスト31にレコードを追加する(または、新たな購入リスト31を生成する)ための購入リスト作成画面72や、図4の(c)に示すように、携帯端末5から在庫リスト32にレコードを追加するための在庫リスト作成画面73を表示してもよい。
操作部54は、ユーザの入力操作を取得し、当該入力操作を示す入力信号をUI処理部521に出力する。なお、ここでは操作部54はタッチパネルであるものとして説明するが、物理ボタンであってもよいし、その他の入力デバイスであってもよい。上述したようにタッチパネルである場合、操作部54は後述する表示部55と一体となっている。表示部55は、表示制御部522から入力される画像を表示する。上述したように、表示部55は例えば購入リスト71を表示する。なお、表示部55としては液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)が挙げられるが、表示機能を有するものであれば液晶ディスプレイに限定されない。
(音声入出力処理の流れ) 次に、図5を参照して家庭内機器4が実行する音声入出力処理の流れについて説明する。図5は本実施形態に係る家庭内機器4(冷蔵庫4a)が実行する音声入出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、音声制御部421はユーザの録音操作を待機している状態である(S1)。ここでユーザの録音操作、具体的には、録音ボタン(操作部54)が押下されたことを示す入力信号を取得すると、音声制御部421はユーザ発話の録音を開始する(S2)。具体的には、音声制御部421は、マイク43およびスピーカ44を起動してユーザの発話の音声を取得可能な状態とするとともに、録音可能な状態となる。そして、音声制御部421はユーザの発話を待機する状態となる(S3)。ここで、ユーザの発話がないまま(S3でNO)一定時間が経過した場合(S4でYES)、すなわち、音声制御部421が制御するタイマ(不図示)による計測時間が所定の時間を超過した場合、音声制御部421はマイク43およびスピーカ44を停止させ、音声入出力処理を終了する。
一方、ユーザの発話の音声を取得した場合(S3でYES)、音声制御部421は取得(録音)した音声からユーザ発話データを生成し、当該ユーザ発話データをリスト管理サーバ1に送信する(S5)。続いて音声制御部421はリスト管理サーバ1からの発話用音声データの受信を待機する状態となる(S6)。ここで、発話用音声データを受信しなかった場合(S6でNO)、音声制御部421は音声入出力処理を終了する。
一方、発話用音声データを取得した場合(S6でYES)、音声制御部421は発話用音声データを用いて、スピーカ44から音声を出力する(S7)。そして、音声入出力処理はステップS3に戻る。
なお、録音操作は上述した録音ボタンの押下に限定されない。例えば、家庭内機器4が冷蔵庫4aや電子レンジ4bなどのドアを備える機器である場合、当該ドアが開かれたことを音声制御部421が検知してマイク43およびスピーカ44を起動し、録音可能な状態となってもよい。つまり、録音操作は家庭内機器4のドアをユーザが開く操作であってもよい。
(購入リスト登録処理の流れ) 次に、図6を参照してリスト管理サーバ1が実行する購入リスト登録処理の流れについて説明する。図6はリスト管理サーバ1が実行する購入リスト登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、音声解析部221はユーザ発話データの受信を待機している状態である(S11、取得ステップ)。音声解析部221が家庭内機器4からユーザ発話データを受信した場合(S11でYES)、音声解析部221はユーザ発話データの音声解析を実行する(S12)。なお、一度ユーザ発話データを受信した後、購入リスト登録処理が後述するステップS18まで終了した場合、音声解析部221は再びユーザ発話データの受信を待機する状態となる。このとき音声解析部221はS18の処理が終了した後、家庭内機器4からユーザ発話データを受信することなく(S11でNO)一定時間が経過した場合(S12でYES)、購入リスト登録処理を終了する。
これに対して、購入リスト登録処理が開始された時点(換言すれば、購入リスト登録処理の1回目のサイクル)では、音声解析部221は家庭内機器4からユーザ発話データを受信するまでの間に一定時間が経過したか否かの判定は行わない。つまり、購入リスト登録処理の1回目のサイクルでは、S11において音声解析部221は家庭内機器4からユーザ発話データを受信するまで待機状態を継続する。
続いて、音声解析部221は購入リスト生成モードとなっているか否かを判定する(S13)。具体的には、音声解析部221は、判定時より前の段階で購入リスト生成キーワードが含まれるユーザ発話データを受信したことによって、購入リスト生成モードとなっているか否かを判定する。購入リスト生成モードとなっていると判定した場合(S13でYES)、音声解析部221は買い物内容が音声に含まれるか否かを判定する(S14)。具体的には、音声解析部221は音声の解析結果に食品名が含まれているか否かを判定する。買い物内容が音声に含まれないと判定した場合(S14でNO)、音声解析部221は購入リストの登録のためのユーザ発話データではないと判断し、他の会話応答処理に移行する(S20)。なお、他の会話応答処理の詳細については、本発明との関連が薄いため、詳細な説明を省略する。
一方、買い物内容が音声に含まれると判定した場合(S14でYES)、音声解析部221は食品名を購入リスト31に登録するよう、購入リスト管理部211に指示する。購入リスト管理部211は当該指示を受けて解析結果に含まれる食品名を購入リスト31に登録する(S15、リスト生成ステップ)。また個数および期限の情報のうち少なくとも1つが解析結果に含まれている場合は、食品名とともにこれらの情報を購入リスト31に登録する。なお、購入リスト管理部211は新たな購入リスト31を生成してもよい。そして、上記情報を登録した購入リスト31を携帯端末5に送信する(S16)。
また音声解析部221は買い物内容が音声に含まれると判定した場合(S14でYES)、購入リスト31への次の食品名の登録をユーザに促す発話用音声データの生成を、音声生成部222に指示する。音声生成部222は当該指示を受けて発話用音声データを生成する(S17)。そして音声生成部222は生成した発話用音声データを家庭内機器4に送信する(S18)。なお、S15およびS16の処理と、S17およびS18の処理とは、その順序が逆であってもよい(S17およびS18の処理が先に行われてもよい)し、同時に行われてもよい。そしてS18の処理が終了すると、上述したように購入リスト登録処理はS11に戻る。
また、音声解析部221が購入リスト生成モードとなっていないと判定した場合(S13でNO)、音声解析部221は購入リスト生成キーワードが音声、具体的には音声の解析結果に含まれるか否かを判定する(S19)。購入リスト生成キーワードが音声に含まれないと判定した場合(S19でNO)、音声解析部221は購入リストの登録のためのユーザ発話データではないと判断し、他の会話応答処理に移行する(S20)。
一方、購入リスト生成キーワードが音声に含まれると判定した場合(S19でYES)、音声解析部221は購入リスト生成モードを開始する(S21)。音声解析部221は音声生成部222に購入リストを生成するための発話用音声データの生成を指示する。そして、音声生成部222は上述したS17およびS18の処理を実行する。
なお、音声解析部221はユーザ発話データの音声解析を実行した結果、当該ユーザ発話データに購入リスト生成キーワードと買い物内容とが含まれている(例えば、「卵、買い物メモお願い」など)と判定した場合、S21の処理を実行した後、S15の処理を行ってもよい。すなわち、購入リスト生成モードとなった後、発話用音声データの生成を指示せずに、買い物内容が示す食品の情報を購入リスト31に登録してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、以降の実施形態では、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、以降の実施形態では、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るリスト管理サーバ1は定期的に在庫リスト32を確認し、その確認結果に応じて購入リスト31の生成、更新の指示(生成指示)を発話するようユーザを促す発話用音声データを生成する。具体的には、在庫リスト管理部212はタイマ14を参照して所定の時刻になったことを確認すると、在庫リスト32に含まれるレコードのうち、残量が所定の基準を下回った(例えば、在庫量のセルに「少し」という情報が格納されている)食品、または、食品に応じて決まる日時となった(例えば、ユーザが音声入力したことにより期限のセルに格納されている賞味期限の日付が、翌日の日付である)食品があるか否かを確認する。そして、上記の条件を満たす食品がある場合、在庫リスト管理部212は、音声生成部222に購入リスト31の生成、更新を促す(問い合わせる)発話用音声データ(例えば、「・・・の残りが少ないよ。買い物メモに登録しておく?」や「・・・の期限が明日だよ。買い物メモに登録しておく?」など)の生成を指示する。なお、「・・・」には上記の条件を満たす食品名が入る。音声生成部222は在庫リスト管理部212からの指示を受けると、音声フォーマット33を用いて発話用音声データを生成する。そして、音声生成部222は生成した発話用音声データをホームサーバ3に送信する。
なお、本実施形態では、期限のセルに格納されている日付の前日に発話音声データを生成する構成であったが、この例に限定されない。例えば、3日前などの前日以外の所定期間前に発話音声データを生成してもよい。また、期限のセルには発話音声データを生成する日付を格納する構成であってもよい。例えば、一週間後に再度購入する予定の食品がある場合、ユーザはその前日(すなわち6日後)の日付を音声入力する。これにより6日後に購入リスト31の生成、更新を促す発話音声データが生成される。また、発話音声データを生成する日付は、在庫リスト管理部212が、食品名の情報と食品名を入力した日からの経過日数とを対応付けたリスト(不図示)から読み出して自動的に設定してもよい。
音声解析部221はユーザ発話データの受信を待機する状態となっている。受信したユーザ発話データの解析結果が、上記の条件を満たす食品の購入リスト31への登録を指示する内容を含む場合、購入リスト生成モードを開始する。そして、購入リスト管理部211に当該食品名を購入リスト31に登録するよう、購入リスト管理部211に指示するとともに、解析結果を購入リスト管理部211に送信する。これにより、在庫量が少ない食品や期限の近い食品が購入リスト31に登録される。
(音声生成処理の流れ) 続いて、図7の(a)を参照して、リスト管理サーバ1実行する音声生成処理の流れについて説明する。図7の(a)は、リスト管理サーバ1が実行する音声生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず在庫リスト管理部212は、タイマ14を参照して所定の時刻になったか否かを確認する(S31)。所定の時刻になったことを確認した場合(S31でYES)、在庫リスト管理部212は、在庫リスト32に在庫量が「少し」または期限の前日の食品があるか否かを判定する(S32)。このような食品があると判定した場合(S32でYES)、在庫リスト管理部212は発話用音声データの生成を音声生成部222に指示する。音声生成部222は、当該指示を受けて発話用音声データ(問合せ)を生成する(S33)。そして、音声生成部222は、生成した発話用音声データ(問合せ)を家庭内機器4に送信する(S34)。そして、上述した購入リスト登録処理(図6参照)が開始される。なお、本実施形態における購入リスト登録処理において、音声解析部221はS13の処理を行わない。また、S14の処理として、実施形態1にて説明した買い物内容が音声に含まれるか否かの判定に代えて、購入リストへの登録を指示する内容が音声に含まれるか否かを判定する。また、音声解析部221は、S14でYESの場合、S15の処理の前に購入リスト生成モードを開始する。
(音声出力処理の流れ) 続いて、図7の(b)を参照して、家庭内機器4が実行する音声出力処理の流れについて説明する。図7の(b)は、家庭内機器4が実行する音声出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
音声制御部421は、リスト管理サーバ1からの発話用音声データの受信を待機している状態である(S41)。発話用音声データを受信すると(S41でYES)、音声制御部421は、家庭内機器4に設けられた発話ボタン(操作部45)に対するユーザの発話操作を待機する状態となる(S42)。操作部45に対してユーザが発話操作を行い、音声制御部421が当該発話操作によって生成された入力信号を取得すると、音声制御部421は、受信していた発話用音声データ(問合せ)を用いた音声をスピーカ44に出力させる(S43)。なお、上述した発話ボタンは物理ボタンであってもよく、タッチパネルに表示されたUIであってもよい。また、発話ボタンの操作の代わりに、ユーザが発した音声や、ユーザが家庭内機器4に設けられたドアを開けたことをトリガとしてもよい。
なお、在庫リスト32に最終更新日を格納するカラムがあってもよい。そして、在庫リスト管理部212は、最終更新日が所定の期間外のレコード(換言すれば、一定期間更新されていないレコード)がある場合、在庫量の確認を促す発話用音声データ(例えば、「・・・はまだある?」)の生成を、音声生成部222に指示してもよい。この発話用音声データに対するユーザの応答として、食品の在庫が無い旨のユーザ発話データを受信した場合、音声解析部221は、購入リスト31の生成、更新を促す(問い合わせる)発話用音声データ(例えば、「分かった。・・・を買い物メモに登録しておく?」など)の生成を音声生成部222に指示する。なお、「・・・」には当該レコードに含まれる食品名が入る。また、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図8および図9の(a)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、記憶部13に定期購入リスト34を記憶している。ここで、図8を参照して定期購入リスト34の詳細について説明する。図8は、定期購入リスト34のデータ構造および具体例を示す図である。なお、定期購入リスト34は、図8の例に限定されるものではない。
本発明の他の実施形態について、図8および図9の(a)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、記憶部13に定期購入リスト34を記憶している。ここで、図8を参照して定期購入リスト34の詳細について説明する。図8は、定期購入リスト34のデータ構造および具体例を示す図である。なお、定期購入リスト34は、図8の例に限定されるものではない。
定期購入リスト34は、ユーザが所定の期間ごとに購入する食品の食品名を含むリストであり、図8に示すように、食品名を示す情報に、定期的購入日を示す情報が対応付けられた複数のレコードからなる。定期購入日を示す情報は、具体的には曜日や日付である。図8の例では、牛乳は毎週日曜日に、卵は毎週木曜日に、また醤油は毎月1日に購入することを示している。なお、定期購入リスト34は、ユーザが携帯端末5で作成し、リスト管理サーバ1に送信されてもよいし、ユーザが家庭内機器4に音声を入力することによって作成し、ホームサーバ3を介してリスト管理サーバ1に送信されてもよい。また、ユーザの購入履歴を示す情報(不図示)が記憶部13に記憶されており、当該購入履歴を参照して、リスト管理部21が自動的に生成してもよい。例えば、所定回数以上連続して同じ曜日や同じ日に購入している食品が購入履歴にある場合、リスト管理部21は、当該食品を示す情報と当該曜日または日を示す情報とを対応付けて、定期購入リスト34に新たなレコードとして追加してもよい。
リスト管理部21は、タイマ14を参照して所定の時刻になったことを確認すると、定期購入リスト34に含まれるレコードのうち、購入予定日の所定期間前となった(定期購入日のセルに格納されている情報が、翌日を示す情報である)食品があるか否かを確認する。そして、上記の条件を満たす食品がある場合、リスト管理部21は、音声生成部222に、購入リスト31の生成、更新の指示を発話するようユーザを促す発話用音声データの生成(例えば、「明日は・・・の購入日だよ。買い物メモに登録しておく?」など)を指示する。なお、「・・・」には上記の条件を満たす食品名が入る。なお、音声解析部221および音声生成部222については、実施形態2と同様の処理を実行するため、ここでの説明を省略する。
(音声生成処理の流れ) 続いて、図9の(a)を参照して、リスト管理サーバ1が実行する音声生成処理の流れについて説明する。図9の(a)は、リスト管理サーバ1が実行する音声生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、リスト管理部21はタイマ14を参照して所定の時刻になったか否かを確認する(S51)。所定の時刻になったことを確認した場合(S51でYES)、リスト管理部21は、定期購入リスト34に定期購入日の前日の食品があるか否かを判定する(S52)、このような食品があると判定した場合(S52でYES)、リスト管理部21は発話用音声データの生成を音声生成部222に指示する。以降のS53およびS54の処理は、実施形態2にて説明した図7の(a)のS33およびS34と同様であるため、ここでの説明は省略する。また、S54の後は、実施形態2にて説明した購入リスト登録処理が実行される。なお、実施形態2および3では、在庫リスト管理部212またはリスト管理部21がタイマ14を参照して時刻を確認する構成であったが、所定の時刻になったとき、タイマ14がその旨を在庫リスト管理部212またはリスト管理部21に通知する構成であってもよい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図9の(b)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、取得した食品の特売日の情報(食品名、特売の日時など)を含むカレンダー(不図示)を記憶部13に保持しておき、定期的に当該カレンダーを確認する。そして、特売日の前日となったとき、購入リスト31の生成、更新を促す発話用音声データを生成する。具体的には、リスト管理部21は、カレンダーを確認した結果、本日の日付がある特売日の前日である場合、音声生成部222に、購入リスト31の生成、更新の指示を発話するようユーザを促す発話用音声データ(例えば、「明日は・・・の特売日だよ。買い物メモに登録しておく?」など)の生成を指示する。なお、「・・・」には特売日の情報に含まれる食品名(特売される食品の食品名)が入る。また、特売日の前日に発話音声データを生成するのは一例であり、発話音声データを生成するタイミングは特売日の所定期間前であればよい。また、特売日の情報は、外部の装置(例えば通販サーバ6や、スーパーマーケットのサイトを管理するサーバ(不図示)など)から定期的に広告として取得してもよいし、ユーザが家庭内機器4や携帯端末5などから入力してもよい。
本発明の他の実施形態について、図9の(b)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、取得した食品の特売日の情報(食品名、特売の日時など)を含むカレンダー(不図示)を記憶部13に保持しておき、定期的に当該カレンダーを確認する。そして、特売日の前日となったとき、購入リスト31の生成、更新を促す発話用音声データを生成する。具体的には、リスト管理部21は、カレンダーを確認した結果、本日の日付がある特売日の前日である場合、音声生成部222に、購入リスト31の生成、更新の指示を発話するようユーザを促す発話用音声データ(例えば、「明日は・・・の特売日だよ。買い物メモに登録しておく?」など)の生成を指示する。なお、「・・・」には特売日の情報に含まれる食品名(特売される食品の食品名)が入る。また、特売日の前日に発話音声データを生成するのは一例であり、発話音声データを生成するタイミングは特売日の所定期間前であればよい。また、特売日の情報は、外部の装置(例えば通販サーバ6や、スーパーマーケットのサイトを管理するサーバ(不図示)など)から定期的に広告として取得してもよいし、ユーザが家庭内機器4や携帯端末5などから入力してもよい。
(音声生成処理の流れ) 続いて、図9の(b)を参照して、リスト管理サーバ1が実行する音声生成処理の流れについて説明する。図9の(b)は、リスト管理サーバ1が実行する音声生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートでは、リスト管理部21が特売日の情報を含む外部情報を取得した後の処理の流れを示している。まず、リスト管理部21は、定期的に記憶部13に記憶しているカレンダーを確認し、食品の特売日の前日となるまで待機している状態である(S61)。当該特売日の前日となった場合(S61でYES)、リスト管理部21は発話用音声データの生成を音声生成部222に指示する。以降のS62およびS63の処理は、実施形態2にて説明した図7の(a)のS33およびS34と同様であるため、ここでの説明は省略する。また、S64の後は、実施形態2にて説明した購入リスト登録処理が実行される。
なお、本実施形態に係るリスト管理部21は、特売日の所定期間前の日付となった後に、当該特売日の情報を含む外部情報を取得した場合(例えば、特売日の当日に外部情報を取得した場合)、即座に発話用音声データの生成を音声生成部222に指示してもよい。これにより、特売日の外部情報を所定期間前の日付となった後に取得しても、ユーザに特売日の情報を伝え、購入リスト31の生成を促すことができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、ユーザ発話データの解析結果が、在庫リスト32へ食品を登録する内容を含むものである場合、在庫リスト32へ当該食品の情報を登録すると共に、購入リスト31から当該食品の情報を削除する。
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、ユーザ発話データの解析結果が、在庫リスト32へ食品を登録する内容を含むものである場合、在庫リスト32へ当該食品の情報を登録すると共に、購入リスト31から当該食品の情報を削除する。
具体的には、音声解析部221は解析結果に在庫リスト32への食品の登録を開始するための登録キーワード(例えば、「食品登録お願い」など)が含まれている場合、在庫リスト登録モードを開始し、音声生成部222に在庫リストへ食品を登録するための発話用音声データ(例えば、「登録したい食品を言ってね」など)の生成を指示する。また、音声解析部221は在庫リスト登録モード時に取得したユーザ発話データの解析結果に、食品名を示す食品情報が含まれている場合、当該食品名を在庫リスト32に登録するよう、在庫リスト管理部212に指示するとともに、解析結果を在庫リスト管理部212に送信する。これにより、在庫リスト管理部212は当該食品名を在庫リスト32に追加する。在庫リスト管理部212は、追加した食品名を示す情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は、取得した食品名を示す情報を用いて購入リスト31を検索し、当該食品名を示す情報を含むレコードがある場合、そのレコードを削除する。
(購入リスト削除処理の流れ) 続いて、図10を参照して、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れについて説明する。図10は、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図10のS71、S72、S80、S82は、実施形態1にて説明した図6のS11、S12、S20、S22と同様であるため、ここでの説明を省略する。
音声解析部221は在庫リスト登録モードとなっているか否かを判定する(S73)。具体的には、音声解析部221は判定時より前の段階で登録キーワードが含まれるユーザ発話データを受信したことによって、在庫リスト登録モードとなっているか否かを判定する。在庫リスト登録モードとなっていると判定した場合(S73でYES)、音声解析部221は食品情報が音声に含まれるか否かを判定する(S74)。具体的には、音声解析部221は音声の解析結果に食品名が含まれているか否かを判定する。食品情報が音声に含まれると判定した場合(S74でYES)、音声解析部221は食品名を在庫リスト32に登録するよう、在庫リスト管理部212に指示する。在庫リスト管理部212は当該指示を受けて解析結果に含まれる食品名を在庫リスト32に登録する(S75)。また個数、在庫量、期限、置き場所の情報のうち少なくとも1つが解析結果に含まれている場合は、食品名とともにこれらの情報を在庫リスト32に登録する。続いて、在庫リスト管理部212は在庫リスト32に追加した食品名を示す情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は購入リスト31から該当の食品のレコードを削除する(S76、リスト削除ステップ)。なお図10に示してはいないが、購入リスト管理部211はレコードを削除した購入リスト31を携帯端末5に送信する。
また音声解析部221は食品情報が音声に含まれると判定した場合(S74でYES)、在庫リスト32への次の食品名の登録をユーザに促す発話用音声データの生成を、音声生成部222に指示する。音声生成部222は当該指示を受けて発話用音声データを生成する(S77)。そして、音声生成部222は生成した発話用音声データを家庭内機器4に送信する(S78)。当該発話用音声データは例えば、「・・・を覚えておくね。買い物メモからは削除しておくね。他にある?」などである。なお、S76の処理と、S77およびS78の処理とは、その順序が逆であってもよい(S77およびS78の処理が先に行われてもよい)し、同時に行われてもよい。そしてS78の処理が終了すると在庫リスト登録処理はS71に戻る。
また、音声解析部221が在庫リスト登録モードとなっていないと判定した場合(S73でNO)、音声解析部221は登録キーワードが音声に含まれるか否かを判定する(S79)。登録キーワードが含まれると判定した場合(S79でYES)、音声解析部221は在庫リスト登録モードを開始する(S81)。音声解析部221は音声生成部222に在庫リストへの登録を開始するための発話用音声データの生成を指示する。そして、音声生成部222は上述したS77およびS78の処理を実行する。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、図4の(a)および図11の(a)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、携帯端末5から送信された、購入リストの更新情報に基づいて在庫リスト32にレコードを追加すると共に、購入リスト31からレコードを削除する。
本発明の他の実施形態について、図4の(a)および図11の(a)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、携帯端末5から送信された、購入リストの更新情報に基づいて在庫リスト32にレコードを追加すると共に、購入リスト31からレコードを削除する。
具体的には、ユーザが操作部54に対して入力操作を行うことにより送信ボタン62(図4の(a)参照)が選択されたとき、UI処理部521は、チェックボックス61(図4の(a)参照)にチェックマークが付された食品の情報を、更新情報としてリスト管理サーバ1に送信する。在庫リスト管理部212は受信した購入情報に含まれる食品の情報を含むレコードを追加し、当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は取得した食品の情報を含むレコードを削除する。
(購入リスト削除処理の流れ) 続いて、図11の(a)を参照して、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れについて説明する。図11の(a)は、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、在庫リスト管理部212は携帯端末5からの購入リストの更新情報を待機する状態となっている(S91)。更新情報を受信した場合(S91でYES)、在庫リスト管理部212は更新情報が示す食品を在庫リスト32に登録する(S92)。そして、在庫リスト管理部212は当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は購入リスト31から更新情報が示す食品のレコードを削除する(S93)。なお、図11の(a)に示してはいないが、購入リスト管理部211はレコードを削除した購入リスト31を携帯端末5に送信する。
〔実施形態7〕
本発明の他の実施形態について、図4の(a)および図11の(b)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、通販サーバ6が管理する通販サイトでの食品の購入情報を携帯端末5から受信し、当該購入情報とともに決済指示を通販サーバ6に送信する。そして、通販サーバ6から、当該食品の決済が完了したことを示す決済完了通知を受信すると、在庫リスト32にレコードを追加すると共に、購入リスト31からレコードを削除する。
本発明の他の実施形態について、図4の(a)および図11の(b)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態の構成はその他の実施形態に適用可能である。本実施形態に係るリスト管理サーバ1は、通販サーバ6が管理する通販サイトでの食品の購入情報を携帯端末5から受信し、当該購入情報とともに決済指示を通販サーバ6に送信する。そして、通販サーバ6から、当該食品の決済が完了したことを示す決済完了通知を受信すると、在庫リスト32にレコードを追加すると共に、購入リスト31からレコードを削除する。
具体的には、本実施形態に係る携帯端末5の表示部55に表示される購入リストは、図4の(a)に示す在庫リストに加え、各レコードに購入ボタンを含む構成である。UI処理部521は、操作部54から、上記購入ボタンが選択されたことを示す入力信号を受信すると、当該購入ボタンを含むレコードに応じた購入情報をリスト管理サーバ1に送信する。なお、購入情報に含まれる食品名は、通販サイトにおける各食品の購入ページが特定できるようなものとなっている。つまり、単に「卵」や「ビール」ではなく、例えば「○○ビール6缶パック」などとなっている。なお、購入リストに含まれる食品名は、図4の(a)に示すように、単に「卵」や「ビール」であってもよいし、購入情報と同様に、「○○ビール6缶パック」などとなっていてもよい。リスト管理部21は、購入情報を受信すると、通販サーバ6に当該購入情報に基づく決済を行うよう指示する。そして、通販サーバ6から決済完了通知を受信すると、在庫リスト管理部212は受信した購入情報に含まれる食品の情報を含むレコードを追加し、当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は取得した食品の情報を含むレコードを削除する。
(購入リスト削除処理の流れ) 続いて、図11の(b)を参照して、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れについて説明する。図11の(b)は、リスト管理サーバ1が実行する購入リスト削除処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、リスト管理部21は携帯端末5からの購入情報の受信を待機する状態となっている(S101)。購入情報を受信すると(S101でYES)、リスト管理部21は通販サーバ6に決済指示を送信する(S102)。そして、在庫リスト管理部212が決済完了通知の受信を待機する状態となる(S103)。通販サーバ6から決済完了通知を受信すると(S103でYES)、在庫リスト管理部212は購入情報が示す食品を在庫リスト32に登録する(S104)。そして、在庫リスト管理部212は当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は購入リスト31から更新情報が示す食品のレコードを削除する(S105)。なお図11の(b)に示してはいないが、購入リスト管理部211はレコードを削除した購入リスト31を携帯端末5に送信する。最後に、在庫リスト管理部212は受信した決済完了通知を携帯端末5に送信する(S106)。決済完了通知を受信したUI処理部521が、決済が完了したことを示す画面を生成し、表示制御部522に当該画面の表示を指示することで、表示部55に当該画面が表示される。よってユーザは、決済が完了したこと(通販サイトでの食品の購入が完了したこと)を認識することができる。
なお、本実施形態に係るUI処理部521は、操作部54から上記購入ボタンが選択されたことを示す入力信号を受信すると、通販サーバ6に直接決済指示を送信して、選択された購入ボタンに対応付けられた食品の購入処理を行ってもよい。そして、UI処理部521は通販サーバ6から決済完了通知を受信すると、リスト管理サーバ1に購入した食品の情報を送信する。当該情報を受信した在庫リスト管理部212は受信した食品の情報を含むレコードを追加し、当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は取得した食品の情報を含むレコードを削除する。なお、UI処理部521は、購入した食品の情報とともに、購入先の通販サイトを示す情報を送信してもよい。この場合に、在庫リスト32は、購入先の通販サイトを示す情報を格納するカラムをさらに有しており、在庫リスト管理部212は、受信した購入先の通販サイトを示す情報を食品の情報と対応付けて在庫リスト32に格納してもよい。これにより、リスト管理サーバ1から通販サーバ6に、ユーザを通販サイトに誘導したことに対する成果報酬を請求することができる(換言すれば、購入リスト71を用いてアフィリエイトを実現することができる)。
また、携帯端末5から直接決済指示を受信した通販サーバ6が、リスト管理サーバ1に購入した食品の情報を送信してもよい。当該情報を受信した在庫リスト管理部212は受信した食品の情報を含むレコードを追加し、当該食品の情報を購入リスト管理部211に出力する。購入リスト管理部211は取得した食品の情報を含むレコードを削除する。なお、リスト管理サーバ1が複数の購入リスト31および在庫リスト32を管理している場合、通販サーバ6が、食品の情報とともに当該食品を購入したユーザを示す情報をリスト管理サーバ1に送信してもよい。
また、上述した実施形態5〜7では、在庫リスト管理部212から食品名の情報を取得したとき、購入リスト管理部211が購入リスト31の当該食品名を含むレコードを削除する構成であった。しかしながら、上述した実施形態5〜7はこの構成に限定されない。例えば、トリガとなる情報(具体的には、実施形態5にて説明した発話音声データの解析結果、実施形態6にて説明した更新情報、または実施形態7にて説明した決済完了通知)を在庫リスト管理部212と購入リスト管理部211とがともに取得し、在庫リスト32への登録と購入リスト31からのレコードの削除とを一緒に(同じタイミングで)行ってもよい。この構成の場合、トリガとなる情報は、購入リスト管理部211が削除するレコードを特定可能な情報となっている。
また、上述した実施形態1〜7では、リスト管理サーバ1は、購入リスト31および在庫リスト32を管理している構成であったが、リスト管理サーバ1が在庫リスト32のみを管理している構成であってもよい。そして、リスト管理部21は、在庫リスト32において、食品の残量が所定の基準を下回ったレコードや、食品に応じて決定される日時(例えば、在庫リスト32に入力されている賞味期限の前日)となったレコードがある場合、当該レコードを携帯端末5に送信する。そして、UI処理部521が、受信したレコードを用いて購入リスト71を生成する。
〔実施形態8〕
上記各実施形態では、1つのリスト管理サーバ1を用いる例を説明したが、リスト管理サーバ1の有する各機能が複数のサーバにて実現されていてもよい。例えば、リスト管理部21の機能を有するサーバ、音声制御部22の機能を有するサーバ、および各種情報を記憶するサーバが別であってもよいし、リスト管理サーバ1の各機能のうち、在庫リスト管理部212の機能のみが別のサーバで実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
上記各実施形態では、1つのリスト管理サーバ1を用いる例を説明したが、リスト管理サーバ1の有する各機能が複数のサーバにて実現されていてもよい。例えば、リスト管理部21の機能を有するサーバ、音声制御部22の機能を有するサーバ、および各種情報を記憶するサーバが別であってもよいし、リスト管理サーバ1の各機能のうち、在庫リスト管理部212の機能のみが別のサーバで実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
〔実施形態9〕
リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5の各ブロックは集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5のそれぞれを図12に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5の各ブロックは集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5のそれぞれを図12に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図12は、リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばCPU、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910をリスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、リスト管理サーバ1、家庭内機器4、携帯端末5が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る装置(リスト管理サーバ1)は、物品の購入予定リスト(購入リスト31)を管理する装置であって、上記装置は、以下を含む;ユーザと音声により対話する音声入出力装置(家庭内機器4)に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得部(音声解析部221)、上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成部(購入リスト管理部211)。
本発明の態様1に係る装置(リスト管理サーバ1)は、物品の購入予定リスト(購入リスト31)を管理する装置であって、上記装置は、以下を含む;ユーザと音声により対話する音声入出力装置(家庭内機器4)に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得部(音声解析部221)、上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成部(購入リスト管理部211)。
上記の構成によれば、ユーザが音声入出力装置に対して行った発話の音声データの解析結果に応じて、購入予定リストを生成する。つまり、ユーザは音声入力のみという簡易な操作で購入予定リストを生成することができる。よって、ユーザにとって利便性の高い買い物メモを提供することができる。
本発明の態様2に係る装置は、上記態様1において、以下を含む;上記取得部が取得した音声データから特定の発話を検知する検知部(音声解析部221)、上記リスト生成部は、上記検知部が上記特定の発話を検知したとき、当該特定の発話の前または後に上記取得部が取得した音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成してもよい。
上記の構成によれば、音声データから特定の発話を検知したことをトリガとして、その前後に取得した音声データを解析した結果に応じて購入予定リストを生成する。よって、ユーザは音声入出力装置に対して特定の発話を行うだけで、購入予定リストを生成することができる。なお、特定の発話とは例えば、購入予定リストの生成を指示する内容の発話である。
本発明の態様3に係る装置は、上記態様1において、以下を含んでもよい;ユーザが管理する物品の在庫リスト(在庫リスト32)に基づいて、上記購入予定リストの生成指示を促す音声を上記音声入出力装置に出力させる第1の音声制御部(音声生成部222)。
上記の構成によれば、在庫リストに基づいて、購入予定リストの生成指示を促す音声を音声入出力装置に出力させる。これにより、ユーザが購入予定リストの生成指示を発話すれば、購入予定リストが生成されるので、ユーザは在庫リストを自発的に確認しなくても、購入予定リストを生成することができる。
本発明の態様4に係る装置は、上記態様3において、上記第1の音声制御部は、上記在庫リストに含まれる物品の残量が所定の基準を下回っている場合、上記ユーザを促す音声を上記音声入出力装置に出力させてもよい。
上記の構成によれば、在庫リストの物品の残量が所定の基準を下回っている場合、購入リストの生成指示を発話するようユーザを促す音声を音声入出力装置に出力させるので、ユーザは自発的に物品の在庫を確認せずとも、購入予定リストを生成することができる。
本発明の態様5に係る装置は、上記態様3において、上記第1の音声制御部は、上記在庫リストに含まれる物品に応じて決まる日時となった場合、上記ユーザを促す音声を上記音声入出力装置に出力させてもよい。
上記の構成によれば、在庫リストの物品に応じて決まる日時となった場合、購入リストの生成指示を発話するようユーザを促す音声を音声入出力装置に出力させるので、ユーザは適切なタイミングで、当該物品を含む購入予定リストを生成することができる。なお、物品に応じて決まる日時の例としては、食品の賞味期限(または消費期限)や、ユーザがアラームの日時として設定した日時などが挙げられる。上記日時が食品の賞味期限の場合、ユーザは食品の賞味期限を自発的に確認せずとも、購入予定リストを生成することができる。
本発明の態様6に係る装置は、上記態様1において、以下を含んでもよい;物品の購入予定日の所定期間前となった場合、上記購入予定リストの生成指示を促す音声を上記音声入出力装置に出力させる第2の音声制御部(音声生成部222)。
上記の構成によれば、物品の購入予定日の所定期間前となった場合、購入リストの生成指示を促す音声を音声入出力装置に出力させる。これにより、ユーザが購入予定リストの生成指示を発話すれば、購入予定リストが生成されるので、ユーザは、物品の購入予定日を自発的に管理せずとも、当該物品を含む購入予定リストを生成することができる。なお、購入予定日の例としては、定期的に購入する物品の購入日時や曜日、および物品の特売日などが挙げられる。
本発明の態様7に係る装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記音声入出力装置が冷蔵庫に設けられ、上記リスト生成部は、生成した購入予定リストをユーザの端末装置(携帯端末5)に送信し、当該購入予定リストを上記端末装置に表示させてもよい。
上記の構成によれば、購入予定リストが端末装置にて表示されるので、ユーザは音声入出力装置の前にいなくても、購入予定リストを確認することができる。端末装置がスマートフォンや携帯電話などの持ち運び可能な端末装置であれば、ユーザは購入予定リストを確認しながら買い物をすることができる。
また、音声入力装置が冷蔵庫に設けられているため、物品が食品である場合、ユーザは当該食品の在庫を確認しながら購入予定リストを生成することができる。
本発明の態様8に係る装置は、物品の購入予定リストを管理する装置であって、上記装置は、以下を含む;ユーザが管理する物品の在庫リスト(在庫リスト32)に、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除部(購入リスト管理部211)。
上記の構成によれば、在庫リストに新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、購入予定リストから当該物品の情報を削除するので、既に購入した物品の情報が購入予定リストに残ることが無い。これにより、購入リストを確認したユーザの混乱を防ぐことができる。これにより、ユーザにとって利便性の高い買い物メモを提供することができる。
本発明の態様9に係る装置は、上記態様8において、上記リスト削除部は、上記在庫リストに新たな物品名を追加、または在庫リストにある物品の個数を加算するためのユーザの発話を検知したとき、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除してもよい。
上記の構成によれば、在庫リストに新たな物品名を追加、または在庫リストにある物品の個数を加算するためのユーザの発話を検知したとき、購入予定リストから当該物品の情報を削除する。つまりユーザは、在庫リストに新たな物品名を追加、または在庫リストにある物品の個数を加算するための発話を行うという簡易な方法で、購入リストから当該物品の情報を削除することができる。
本発明の態様10に係る装置は、上記態様8において、上記リスト削除部は、上記在庫リストに新たな物品名を追加、または当該在庫リストにある物品の個数を加算するための操作がユーザの端末装置(携帯端末5)において行われたことを検知したとき、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除してもよい。
上記の構成によれば、在庫リストに新たな物品名を追加、または当該在庫リストにある物品の個数を加算するための操作がユーザの端末装置において行われたことを検知したとき、購入予定リストから当該物品の情報を削除する。つまりユーザは、在庫リストに新たな物品名を追加、または在庫リストにある物品の個数を加算するための操作を端末装置にて行うだけで、購入予定リストから当該物品の情報を削除することができる。例えば、端末装置が携帯電話などの携帯可能な装置である場合、外出先にて購入予定リストから当該物品の情報を削除することができる。
本発明の態様11に係る装置は、上記態様8において、上記リスト削除部は、物品を購入するための決済の完了を、当該物品を販売するサイトを管理する管理装置(通販サーバ6)から通知されると、上記在庫リストへの新たな物品名の追加、または当該在庫リストにある物品の個数の加算と一緒に、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除してもよい。
上記の構成によれば、物品の決済が完了したことを、当該物品を販売するサイトを管理する管理装置から通知された場合、在庫リストへの新たな物品名の追加、または当該在庫リストにある物品の個数の加算と一緒に、購入予定リストから当該物品の情報を削除する。つまり、ユーザは当該サイトで物品の購入を行うだけで、在庫リストへの当該物品の登録と、購入予定リストからの当該物品の情報の削除を行うことができる。
本発明の態様12に係る装置の制御方法は、物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、上記装置の制御方法は、以下を含む;ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得ステップ(S11)、上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成ステップ(S15)。態様12に係る装置の制御方法によれば、上記態様1に係る装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様13に係る装置の制御方法は、物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、上記装置の制御方法は、以下を含む;ユーザが管理する物品の在庫リストに、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、物品の購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除ステップ(S76)。態様13に係る装置の制御方法によれば、上記態様8に係る装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る装置および端末装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記装置および上記端末装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記装置および上記端末装置をコンピュータにて実現させる装置および端末装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、物品の購入予定リストを管理する装置に利用することができる。
1 リスト管理サーバ(装置)、4 家庭内機器(音声入出力装置)、5 携帯端末(端末装置)、6 通販サーバ(管理装置)、31 購入リスト(購入予定リスト)、32 在庫リスト、211 購入リスト管理部(リスト生成部、リスト削除部)、221 音声解析部(取得部、検知部)、222 音声生成部(第1の音声制御部、第2の音声制御部)、S11 取得ステップ、S15 リスト生成ステップ、S76 リスト削除ステップ
Claims (15)
- 物品の購入予定リストを管理する装置であって、
上記装置は、以下を含む;
ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得部、
上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成部。 - 請求項1に記載の装置は、以下を含む;
上記取得部が取得した音声データから特定の発話を検知する検知部、
上記リスト生成部は、上記検知部が上記特定の発話を検知したとき、当該特定の発話の前または後に上記取得部が取得した音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成する。 - 請求項1に記載の装置は、以下を含む;
ユーザが管理する物品の在庫リストに基づいて、上記購入予定リストの生成指示を促す音声を上記音声入出力装置に出力させる第1の音声制御部。 - 請求項3に記載の装置は、
上記第1の音声制御部は、上記在庫リストに含まれる物品の残量が所定の基準を下回っている場合、上記ユーザを促す音声を上記音声入出力装置に出力させる。 - 請求項3に記載の装置は、
上記第1の音声制御部は、上記在庫リストに含まれる物品に応じて決まる日時となった場合、上記ユーザを促す音声を上記音声入出力装置に出力させる。 - 請求項1に記載の装置は、以下を含む;
物品の購入予定日の所定期間前となった場合、上記購入予定リストの生成指示を促す音声を上記音声入出力装置に出力させる第2の音声制御部。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の装置は、
上記音声入出力装置が冷蔵庫に設けられ、
上記リスト生成部は、生成した上記購入予定リストをユーザの端末装置に送信し、当該購入予定リストを上記端末装置に表示させる。 - 物品の購入予定リストを管理する装置であって、
上記装置は、以下を含む;
ユーザが管理する物品の在庫リストに、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除部。 - 請求項8に記載の装置は、
上記リスト削除部は、上記在庫リストに新たな物品名を追加、または当該在庫リストにある物品の個数を加算するためのユーザの発話を検知したとき、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除する。 - 請求項8に記載の装置は、
上記リスト削除部は、上記在庫リストに新たな物品名を追加、または当該在庫リストにある物品の個数を加算するための操作がユーザの端末装置において行われたことを検知したとき、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除する。 - 請求項8に記載の装置は、
上記リスト削除部は、物品を購入するための決済の完了を、当該物品を販売するサイトを管理する管理装置から通知されると、上記在庫リストへの新たな物品名の追加、または当該在庫リストにある物品の個数の加算と一緒に、上記購入予定リストから当該物品の情報を削除する。 - 物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、
上記装置の制御方法は、以下を含む;
ユーザと音声により対話する音声入出力装置に対してユーザが行った発話の音声データを取得する取得ステップ、
上記音声データを解析した結果に応じて、上記購入予定リストを生成するリスト生成ステップ。 - 物品の購入予定リストを管理する装置の制御方法であって、
上記装置の制御方法は、以下を含む;
ユーザが管理する物品の在庫リストに、新たな物品名が追加、または当該在庫リストにある物品の個数が加算された場合、物品の購入予定リストから当該物品の情報を削除するリスト削除ステップ。 - 請求項1に記載の装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記取得部およびリスト生成部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
- 請求項8に記載の装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記リスト削除部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170221 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170822 |