JP2017003943A - 画像表示装置の製造方法、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置の製造方法、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 Download PDF

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研吾 篠原
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亨 高橋
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Abstract

【課題】優れた耐衝撃性能、適度な接着性、リワーク性及び高い気泡信頼性を付与しつつ、より薄い厚さの樹脂組成物において印刷段差を吸収できる画像表示装置用粘着シート、およびそれを用いる画像表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】画像表示装置用粘着シートは、主成分100質量部に対し紫外線吸収剤を0.01〜5質量部含み、画像表示装置用粘着シートが備える粘着層を介して、被着物同士を貼り合わせて積層体を得る工程と、前記積層体に対し前記被着物のいずれか一方の側から紫外線を照射する工程と、を備える。【選択図】なし

Description

本発明は画像表示装置の製造方法、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置に関する。
近年、液晶ディスプレイに関して、ディスプレイを搭載する携帯電話、デジタルスチルカメラ、PDAの軽量化、薄型化ニーズが高まっているが、一方でディスプレイの高品質化としてディスプレイの前面に黒及び白もしくは多色の印刷を行ったガラスもしくは合成樹脂板で構成される前面板を画像表示装置用粘着シートで貼り合わせることにより外光及び内光反射を防止しつつ、薄型かつ高品位なディスプレイを実現することが必要となっている。この印刷は黒色の場合は15μm程度であるが、白色の場合光が漏れやすいことから厚みを増加させる必要があり、20μmから60μm程度の厚さが必要となる。印刷の厚さが厚くなると、印刷部と印刷されてない部分(表示部分)の間の段差が大きくなり、この段差を気泡無く充填するには、画像表示装置用粘着シートの厚さを厚くする必要があった(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2008−63433号公報 特開2003−336013号公報
近年、フラットパネルディスプレイ等の画像表示装置のさらなる薄型化が進められており、画像表示装置用粘着シートの厚さが厚いことが、画像表示装置の薄型化の障害となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、上記実情に鑑み、薄型化が進む画像表示装置の製造に対し、段差埋め込み性、及び気泡信頼性に優れた画像表示装置用粘着シート、及び前記画像表示装置用粘着シートを用いる画像表示装置の製造方法を提供することにある。
印刷段差を埋められる柔らかさと気泡に対する高い信頼性を両立するためには、貼り合わせ時の樹脂物性と貼り合わせ後の樹脂物性を変えることが有効である。
本発明者らは、その手段として、紫外線照射で紫外線を照射する前と後とで樹脂の柔らかさを変えることで、貼り合わせする際は軟らかく段差を吸収でき、貼り合わせ後に紫外線を照射することによって物性を変換し、固く高接着にすることができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下のものに関する。
(1)主成分100質量部に対し紫外線吸収剤を0.01〜5質量部含む画像表示装置用粘着シート及び、前記画像表示装置用粘着シートが備える粘着層を介して、被着物同士を貼り合わせて積層体を得る工程と、前記積層体に対し前記被着物のいずれか一方の側から紫外線を照射する工程と、を備える、画像表示装置の製造方法。
(2)(1)に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、粘着層と、前記粘着層を挟むように積層された一対の基材層と、を備えており、 前記粘着層の主成分が、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸系誘導体、光開始剤を含有する透明樹脂組成物から形成され、25℃における貯蔵弾性率が1×10Pa以上1×10Pa以下である画像表示装置用粘着シート。
(3)(1)に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、23℃での押込変形量が5%以上70%以下であり、かつ400nm以下波長を含む紫外線を1500mJ/cm以上照射した後の押込変形量の減少率が20%以上である画像表示装置用粘着シート。
(4)前記被着物が、透明なガラス板又は合成樹脂板である、(1)に記載の画像表示装置の製造方法。
(5)(1)又は(4)に記載の製造方法により製造される、画像表示装置。
(6)(1)に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、樹脂組成物の両側に基材を配置して構成され、紫外線を照射して架橋させて得られる画像表示装置用粘着シート。
本発明によれば、画像表示装置の製造に対し、優れた耐衝撃性能、適度な接着性、リワーク性及び高い気泡信頼性を付与しつつ、より薄い厚さの樹脂組成物において印刷段差を吸収できる画像表示装置用粘着シートを用いる画像表示装置の製造方法を提供することができる。
本実施形態の画像表示装置の製造方法は、主成分100質量部に対し紫外線吸収剤を0.01〜5質量部含む画像表示装置用粘着シート及び、前記画像表示装置用粘着シートが備える粘着層を介して、被着物同士を貼り合わせて積層体を得る工程と、前記積層体に対し前記被着物のいずれか一方の側から紫外線を照射する工程と、を備える。
本実施形態の画像表示装置用粘着シートとしては、粘着層と、前記粘着層を挟むように積層された一対の基材層と、を備え、前記粘着層の主成分が、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸系誘導体、光開始剤を含有する透明樹脂組成物から形成され、25℃における貯蔵弾性率が1×10Pa以上1×10Pa以下である粘着シートであること好ましい。
以下において、「画像表示装置用粘着シート」を単に「粘着シート」ということがある。
本実施形態におけるアクリル酸系誘導体としては、アクリル酸又はメタクリル酸、それらの誘導体等がある。
具体的には、重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーとしては、メチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソノニルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート等のアルキルメタクリレート、メチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、n−オクチルアクリレート等のアルキルアクリレート、ベンジルメタクリレート等のアラルキルメタクリレート、ベンジルアクリレート等のアラルキルアクリレート、ブトキシエチルメタクリレート等のアルコキシアルキルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレート等のアルコキシアルキルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート等のアミノアルキルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート等のアミノアルキルアクリレート、(ジエチレングリコールエチルエーテル)のメタクリル酸エステル、(トリエチレングリコールブチルエーテル)のメタクリル酸エステル、(ジプロピレングリコールメチルエーテル)のメタクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコールアルキルエーテル)のメタクリル酸エステル、(ジエチレングリコールエチルエーテル)のアクリル酸エステル、(トリエチレングリコールブチルエーテル)のアクリル酸エステル、(ジプロピレングリコールメチルエーテル)のアクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコールアルキルエーテル)のアクリル酸エステル、(ヘキサエチレングリコールフェニスエーテル)のメタクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコールアリールエーテル)のメタクリル酸エステル、(ヘキサエチレングリコールフェニスエーテル)のアクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコールアリールエーテル)のアクリル酸エステル、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、メトキシ化シクロデカトリエンメタクリレート、イソボルニルアクリレート、メトキシ化シクロデカトリエンアクリレート等の脂環式基を有するメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル、ヘプタデカフロロデシルメタクリレート等のフッ素化アルキルメタクリレート、ヘプタデカフロロデシルアクリレート等のフッ素化アルキルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、グリセロールメタクリレート、グリセロールアクリレート等の水酸基を有するメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基を有するメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート等のグリシジル基を有するメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル、アクリルアミドなどが挙げられる。
これらは、単独又は2種類以上を併用することができる。
これらの重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーは、1種で又は2種以上併用して用いることができる。
上記の重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーと共に、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマーを使用することができる。
このようなモノマーとしては、ビスフェノールAジメタクリレート1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、グリセロールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリエレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、グリセロールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等が挙げられる。
これらのモノマーは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記のアクリル酸系誘導体以外に、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等の重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーを使用することができる。
また、上記のアクリル酸系誘導体以外のモノマーであって、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマー(ジビニルベンゼン等)を使用することもできる。
以上において、本発明における効果を得るためには、使用するモノマーの全量の内、アクリル酸系誘導体以外のモノマーの使用量は90質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、特に、20質量%以下が好ましい。
また、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマーの使用量は使用するモノマー全量に対して10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。10質量%以上使用すると、衝撃で前面板が割れ易くなる傾向がある。
本実施形態におけるアクリル酸系誘導体ポリマーは前記アクリル酸系誘導体を重合させて得られるものであり、その重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したもの)が100,000以上であるものが好ましい。
アクリル酸系誘導体ポリマーは、アクリル酸系誘導体以外のモノマーを併用して重合させて得られるポリマーであってもよい。
アクリル酸系誘導体ポリマーの合成方法としては、溶液重合、乳化重合及び塊状重合等の既知の重合方法を用いることができる。
重合開始剤としては、熱重合開始剤が使用できる。
熱重合開始剤は、熱によりラジカルを発生する開始剤であり、具体的には、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシド等の有機過酸化物が挙げられる。
また、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1´−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニル)、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4´−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2´−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等のアゾ系化合物が挙げられる。
重合開始剤としては、光重合開始剤も使用することができ、ベンゾフェノン系、アントラキノン系、ベンゾイン系、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩、オニウム塩等の公知の材料から選ぶことができる。
光重合開始剤として、さらに具体的には、ベンゾフェノン、N,N´−テトラメチル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、N,N−テトラエチル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4´−ジメチルアミノベンゾフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2−エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナントラキノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等の芳香族ケトン化合物、ベンゾイン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン化合物、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル化合物、ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、β−(アクリジン−9−イル)アクリル酸のジエステル化合物、9−フェニルアクリジン、9−ピリジルアクリジン、1,7−ジアクリジノヘプタン等のアクリジン化合物、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)5−フェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モリホリノフェニル)−1−ブタノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパンなどがある。
熱重合開始剤と光重合開始剤を併用することも可能である。併用する場合にも単独で使用する場合と同様前記熱重合開始剤と光重合開始剤を使用することができる。
本実施形態における画像表示装置用粘着層は、前記アクリル酸系誘導体ポリマーの存在下に前記したアクリル酸系誘導体を重合させて得ることができる。
このときに使用されるアクリル酸系誘導体は前記したとおりであり、併用可能なアクリル酸系誘導体以外のモノマーとその好ましい使用量も前記の通りであり、また、使用できる重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマーとその好ましい使用量も前記と同様である。
前記アクリル酸系誘導体ポリマー10〜80質量部に対してアクリル酸系誘導体15〜89.9質量部使用され、重合開始剤が0.1〜5質量部で全体が100質量部になるように使用されることが好ましい。
配合は、アクリル酸系誘導体ポリマー30〜50質量部、アクリル酸系誘導体45〜69.9質量部、重合開始剤が0.1〜5質量部がより好ましい。
本実施形態における粘着層は、ガラス転移温度(Tg)が、10℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が10℃を超えると粘着層が硬くなり、衝撃で前面板が割れやすくなる。Tgは0℃〜−60℃であることがより好ましく、さらに好ましくは0℃〜−20℃である。
本実施形態に用いるアクリル酸系誘導体ポリマーの重量平均分子量は、100,000以上であることが好ましく、200,000〜700,000であることがより好ましい。
本実施形態に用いるアクリル酸系誘導体ポリマーの分子中には、粘着性を大きくする目的で、極性基を付与しておくことが好ましい。
ガラスとの粘着性を大きくする極性基としては、水酸基、カルボキシル基、シアノ基、グリシジル基等の極性基があるが、これらの基は、この様な基を有するモノマーを共重合させることにより導入することができる。
本実施形態における前面板は、また、ディスプレイ装置に使用するためには、前面板の可視光透過率を80%以上とすることが好ましい。
本実施形態における前面板は、膜厚が0.1mm〜3mmのフィルム又はシートであることが好ましい。
本実施形態において、押込変形量はTMA(例えば、エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製、商品名:TMA/SS6100)を用いて測定することができる。面積0.785mmの円形(材質:ガラス)のプローブを使用し、粘着層をガラスに貼り付けて室温(23℃)もしくはチャンバー内で加温することにより任意の温度に保った状態で30mNの力で粘着層を押さえつけ、5分間保持した後に加重を解放する。その加重をかけて5分後の変形量Bと加圧前の粘着層の厚さAの変化割合が押込変形量Xとなる(X=(B/A)×100%)。測定する粘着層の厚さは175μmとした。
本実施形態において、弾性率はDMS(例えば、エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製、商品名:DMS/SS6100)を用いてフィルムシェア法にて測定することができる。幅15mmで厚さ1mmに粘着シートを積層し、測定長さ5mmで周波数1Hzで測定し、貯蔵弾性率E’を得る。測定する温度範囲は−100℃から100℃の範囲で任意に設定できるものとし、昇温速度は2℃/分とした。
本実施形態において、粘着層の23℃における押込変形量は5〜70%が好ましく、より好ましくは10〜45%である。さらに好ましくは15〜25%である。押込変形量が70%以上となると外形を加工する際に歩留まりが著しく低下する。また押込変形量が5%以下のように低いと異物等の段差吸収性が著しく低下する。
粘着層をガラス等に貼り合わせた後に紫外線を照射することで押込変形量が減少すると、85℃高温放置等の信頼性試験を行った際に気泡が増加したり、巨大化することを防ぐ上で効果的であり、押込変形量減少率は20〜80%が好ましく、より好ましくは20〜70%、さらに好ましくは、30〜60%である。このことにより段差吸収性と気泡信頼性を両立することが可能となる。
本実施形態において、粘着シートの25℃における貯蔵弾性率は、1×10Pa以上1×10Pa以下であることが好ましい。
本実施形態における粘着層は基材の上に塗布され、400nm以下の波長を含む紫外線によって硬化される。その紫外線とはメタルハライドランプ、高圧水銀ランプなど315〜400nmの波長、詳しくは365nmの波長を含む光であれば何であってもよい。また、貼り合わされた後に照射される紫外線もまた、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ等315〜400nmの波長、詳しくは365nmの波長を含む光であれば何であってもよく、太陽光、蛍光灯等の光であっても良い。
粘着層を作成する方法としては紫外線を照射しアクリル酸系誘導体を紫外線で重合する方法以外に、溶剤を添加した混合液を作製し、基材の上に塗膜を形成した後に加温することにより溶剤を乾燥させシート化する方法を使用してもよい。
紫外線吸収剤はアクリルポリマー100質量部に対し0.01〜5質量部が好ましく、より好ましくは0.01〜0.5質量部、さらに好ましくは0.03〜0.1質量部である。また、紫外線吸収剤は単独もしくは複数を混合してもよく、種類の異なる紫外線吸収剤と合わせて使用してもよい。複数を混合する場合の配合部数はそれぞれを合計した配合部数で管理される。
紫外線吸収剤の配合量を調整することで樹脂組成物を紫外線照射により硬化させる際の紫外線照射量及び粘着層の柔らかさやタック力、調整することが可能となる。
紫外線吸収剤の使用量が少なすぎると紫外線照射前後の粘着シートの柔軟さの変化の幅(押込変形量の減少率)を制御することが困難となり、多すぎると粘着シートを作製する際に紫外線架橋に必要な紫外線照射量が多くなり、必要な照射量に達しない場合は架橋不足となりシート化が困難となる。
樹脂組成物には光開始剤、紫外線防止剤のほかに架橋剤、熱重合開始剤、光安定剤、酸化防止剤、シランカップリング剤、タッキファイア等を便宜添加することで必要な特性を加えてもよく、ウレタンアクリレートやアクリレートモノマー、アクリルポリマーを添加することで物性制御、粘度調整等を行うこともできる。
粘着層の厚みは0.02〜2mmが好ましく、より好ましくは0.05〜1mm、さらに好ましくは0.05〜0.3mmである。粘着層の厚みが厚すぎると粘着層の厚み方向で特性変動が発生して特性が不安定になる傾向があり、粘着層の厚みが薄すぎると印刷ガラスの印刷段差を埋め込むことができず、気泡が発生しやすくなる傾向がある。
前面板は、反射防止層又は電磁波遮蔽層と積層され、多層物として他の機能を付加することができる。
電磁波遮蔽層としては可視光透過率60%以上で電磁波遮蔽性を有していれば、既知の電磁波遮蔽層を用いることができる。
透明導電膜、導電性繊維メッシュ、導電性インキにより作製されたメッシュ等を使用することができるが、高透明、高電磁波遮蔽性の観点から、金属メッシュが好ましい。
金属メッシュの作製は、ポリエステルフィルム等の透明基材と銅箔、アルミ箔等の導電性金属箔のどちらか一方又は両方に接着剤を塗布し両者を貼り合わせ、次いで金属箔をケミカルエッチングプロセスによりエッチング加工して得ることができる。
この時、導電性金属箔としては、表面粗化されたものを使用することが好ましい。表面粗化した面が上記の接着剤層に面するように積層される。
上記のエッチングにより金属製メッシュが作製されたなら、その上に、樹脂を塗布し、好ましくは紫外線もしくは電子線で硬化可能な樹脂を塗布し、紫外線もしくは電子線を照射し硬化することによって、粗化面が転写された接着剤層を透明化することが好ましい。
また、反射防止層は、可視光反射率が5%以下となる反射防止性を有している層であればよく、透明なプラスチックフィルム等の透明基材に既知の反射防止方法で処理された層を用いることができる。
電磁波遮蔽層及び反射防止層は適宜積層して使用することができる。この場合、電磁波遮蔽層及び反射防止層が透明基材の一方に積層されていてもよく、透明基材の両側に別々に積層されていてもよい。
電磁波遮蔽層及び反射防止層が透明基材の一方に積層されている場合、電磁波遮蔽層と反射防止層の積層順序は任意である。
本実施形態における保護部材は、以上のような透明基材上に形成されている反射防止層又は電磁波遮蔽層の上に、また、その透明基材の反射防止層又は電磁波遮蔽層が形成されている面と反対の面に積層して、多機能の多層物として使用することができる。
本実施形態における保護部材からなる層が最外層となるようにすることが好ましい。
これらの層は、各層の間に粘着層を介しロールラミネートや枚葉貼合機で積層することができる。
(実施例1)
冷却管、温度計、撹拌装置、滴下漏斗及び窒素注入管の付いた反応容器に2−エチルヘキシルアクリレート7質量部、アクリル酸2ヒドロシエチル20質量部及びアクリレートモノマー(興人フィルム&ケミカルズ株式会社製、商品名:ACMO)10質量部を入れ、重合反応を行い、アクリレートポリマーを得た。
アクリレートポリマーを100質量部、イルガキュア184(BASF社製、商品名(「イルガキュア」は、登録商標。))0.5質量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(BASF社製、商品名:TINUVIN 384−2(「TINUVIN」は、登録商標。))0.05質量部を添加し、撹拌して均一な溶液とした。
上記溶液をポリエチレンテフタレート基材(100μm)の上に塗布し、厚さ175μmの粘着シートを作製した。その後メタルハライドランプにより紫外線を照射した。紫外線の照射量400mJ照射した粘着シート1A(押込変形量92%)、600mJ照射した粘着シート1B(押込変形量76.3%)、800mJ照射した粘着シート1C(押込変形量52.1%)、1200mJ照射した粘着シート1D(押込変形量45.9%)、1600mJ照射した粘着シート1E(押込変形量34.3%)を作製した。打ち抜き加工性は、粘着シート1Eは加工できたが、粘着シート1A、粘着シート1B、粘着シート1C及び粘着シート1Dは染み出しが多く加工が困難であった。
作製した粘着シート(85mm×55mm)を厚さ1mmのガラス(60mm×90mm)に貼り合わせ、印刷段差80μmの無機印刷のある印刷ガラス(86mm×56mm)とともに真空度500Pa以下の条件で温度23℃、圧力0.02MPaで10秒間真空プレスを行い、積層体を作製した。
上記の粘着シートのなかで粘着シート1Aを使用して作製した積層体1A、粘着シート1Bを使用して作製した積層体1B、粘着シート1Cを使用して作製した積層体1C、粘着シート1Dを使用して作製した積層体1D、粘着シート1Eを使用して作製した積層体1Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
作製した積層体をガラスの方から2000mJ紫外線を照射し、積層体1Aを使用して紫外線照射積層体1A、積層体1Bを使用して紫外線照射積層体1B、積層体1Cを使用して紫外線照射積層体1C、積層体1Dを使用して紫外線照射積層体1D、積層体1Eを使用して紫外線照射積層体1Eを作製した。85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、紫外線照射積層体1A、紫外線照射積層体1B、紫外線照射積層体1C、紫外線照射積層体1D、紫外線照射積層体1Eの気泡の増加は観察されなかった。
上記評価結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同じ方法で作製したアクリレートポリマーを100質量部、イルガキュア184(BASF社製、商品名)0.5質量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(シプロ化成株式会社製、商品名:SEESORB 709(「SEESORB」は、登録商標。))0.05質量部を添加し、撹拌して均一な溶液とした。
溶液をポリエチレンテフタレート基材(100μm)の上に塗布し、厚さ175μmの粘着シートを作製した。その後メタルハライドランプにより紫外線を照射した。紫外線の照射量400mJ照射した粘着シート2A(押込変形量92%)、600mJ照射した粘着シート2B(押込変形量60.1%)、800mJ照射した粘着シート2C(押込変形量47.2%)、1200mJ照射した粘着シート2D(押込変形量37.4%)、1600mJ照射した粘着シート2E(押込変形量30.2%)を作製した。打ち抜き加工性は、粘着シート2Eは加工できたが、粘着シート2A、粘着シート2B、粘着シート2C及び粘着シート2Dは染み出しが多く加工が困難であった。
作製した粘着シートを実施例1と同じ方法で真空プレスにより積層体を作製した。上記の粘着シートのなかで粘着シート2Aを使用して作製した積層体2A、粘着シート2Bを使用して作製した積層体2B、粘着シート2Cを使用して作製した積層体2C、粘着シート2Dを使用して作製した積層体2D、粘着シート2Eを使用して作製した積層体2Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
上記の粘着シートのなかで粘着シート2Aを使用して作製した積層体2A、粘着シート2Bを使用して作製した積層体2B、粘着シート2Cを使用して作製した積層体2C、粘着シート2Dを使用して作製した積層体2D、粘着シート2Eを使用して作製した積層体2Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
実施例1と同様にガラスの方から2000mJ紫外線を照射し、積層体2Aを使用して紫外線照射積層体2A、積層体2Bを使用して紫外線照射積層体2B、積層体2Cを使用して紫外線照射積層体2C、積層体2Dを使用して紫外線照射積層体2D、積層体2Eを使用して紫外線照射積層体2Eを作製した。85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、紫外線照射積層体2A、紫外線照射積層体2B、紫外線照射積層体2C、紫外線照射積層体2D及び紫外線照射積層体2Eの気泡の増加は観察されなかった。
上記評価結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1と同様にして作製した粘着シート(85mm×55mm)を厚さ1mmのガラス(60mm×90mm)に貼り合わせ、印刷段差80μmの無機印刷のある印刷ガラス(86mm×56mm)とともに真空度500Pa以下の条件で温度23℃、圧力0.02MPaで10秒間真空プレスを行い、積層体を作製した。
上記の粘着シートのなかで粘着シート3Aを使用して作製した積層体3A、粘着シート3Bを使用して作製した積層体3B、粘着シート3Cを使用して作製した積層体3C、粘着シート3Dを使用して作製した積層体3D、粘着シート3Eを使用して作製した積層体3Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
貼り合わせた直後、作製した積層体を85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、積層体3A、積層体3B、積層体3C及び積層体3Dは気泡が増加したのに対し、積層体3Eは気泡の増加は観察されなかった。
上記評価結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例2と同様にして作製した粘着シート(85×55mm)を厚さ1mmのガラス(60mm×90mm)に貼り合わせ、印刷段差80μmの無機印刷のある印刷ガラス(86mm×56mm)とともに真空度500Pa以下の条件で温度23℃、圧力0.02MPaで10秒間真空プレスを行い、積層体を作製した。
上記の粘着シートのなかで粘着シート4Aを使用して作製した積層体4A、粘着シート4Bを使用して作製した積層体4B、粘着シート4Cを使用して作製した積層体4C、粘着シート4Dを使用して作製した積層体4D、粘着シート4Eを使用して作製した積層体4Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
貼り合わせた直後、積層体を85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、積層体4A、積層体4B、積層体4C、積層体4D及び積層体4Eは気泡が増加した。
上記評価結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1と同じ方法で作成したアクリレートポリマーを100質量部、イルガキュア184(BASF社製、商品名)0.5質量部を添加し、撹拌して均一な溶液とした。
溶液をポリエチレンテフタレート基材(100μm)の上に塗布し厚さ175μmの粘着シートを作製した。その後メタルハライドランプにより紫外線を照射した。紫外線の照射量400mJ照射した粘着シート5A(押込変形量78%)、600mJ照射した粘着シート5B(押込変形量58.7%)、800mJ照射した粘着シート5C(押込変形量32.33%)、1200mJ照射した粘着シート5D(押込変形量32.3%)、1600mJ照射した粘着シート5E(押込変形量32.2%)を作製した。
打ち抜き加工性は粘着シート5C、粘着シート5D及び粘着シート5Eは加工できたが、粘着シート5A及び粘着シート5Bは染み出しが多く加工が困難であった。
作製した粘着シートを実施例1と同じ方法で真空プレスにより積層体を作製した。上記の粘着シートのなかで粘着シート5Aを使用して作製した積層体5A、粘着シート5Bを使用して作製した積層体5Bは気泡無く印刷段差を埋め込むことができたのに対し、粘着シート5Cを使用して作製した積層体5C及び粘着シート5Dを使用して作製した積層体5D及び粘着シート5Eを使用して作製した積層体5Eは気泡が発生し印刷段差を埋め込むことができなかった。
作製した積層体をガラスの方から2000mJ紫外線を照射することで、積層体5Aを使用して紫外線照射積層体5A、積層体5Bを使用して紫外線照射積層体5B、積層体5Cを使用して紫外線照射積層体5C、積層体5Dを使用して紫外線照射積層体5D及び積層体5Eを使用して紫外線照射積層体5Eを作製した。85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、紫外線照射積層体5A、紫外線照射積層体5B、紫外線照射積層体5C、紫外線照射積層体5D及び紫外線照射積層体5Eの気泡の増加が観察された。
上記評価結果を表1に示す。
(比較例4)
実施例2と同様にして作製した粘着シート(85mm×55mm)を厚さ1mmのガラス(60mm×90mm)に貼り合わせ、印刷段差80μmの無機印刷のある印刷ガラス(86mm×56mm)とともに真空度500Pa以下の条件で温度23℃、圧力0.02MPaで10秒間真空プレスを行い、積層体を作製した。
上記の粘着シートのなかで粘着シート6Aを使用して作製した積層体6A、粘着シート6Bを使用して作製した積層体6B、粘着シート6Cを使用して作製した積層体6C、粘着シート6Dを使用して作製した積層体6D、粘着シート6Eを使用して作製した積層体6Eは気泡無く印刷段差を埋め込むことができた。
貼り合わせた直後、作製した積層体を85℃、500hの高温放置試験を実施したところ、積層体6A、積層体6B、積層体6C、積層体6D及び積層体6Eは気泡が増加した。
上記評価結果を表1に示す。
Figure 2017003943
表1に示すように、本実施形態の製造方法によれば、紫外線照射で紫外線を照射する前と後とで樹脂の柔らかさを変えることで、貼り合わせする際は軟らかく段差を吸収でき、貼り合わせ後に紫外線を照射することによって物性を変換し、固く高接着にすることができることが確認された。

Claims (6)

  1. 主成分100質量部に対し紫外線吸収剤を0.01〜5質量部含む画像表示装置用粘着シート及び、前記画像表示装置用粘着シートが備える粘着層を介して、被着物同士を貼り合わせて積層体を得る工程と、
    前記積層体に対し前記被着物のいずれか一方の側から紫外線を照射する工程と、を備える、画像表示装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、
    粘着層と、粘着層を挟むように積層された一対の基材層と、を備えており、
    前記粘着層の主成分が、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸系誘導体、光開始剤を含有する透明樹脂組成物から形成され、25℃における貯蔵弾性率が1×10Pa以上1×10Pa以下である画像表示装置用粘着シート。
  3. 請求項1に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、
    23℃での押込変形量が5%以上70%以下であり、かつ400nm以下波長を含む紫外線を1500mJ/cm以上照射した後の押込変形量の減少率が20%以上である画像表示装置用粘着シート。
  4. 前記被着物が、透明なガラス板又は合成樹脂板である、請求項1に記載の画像表示装置の製造方法。
  5. 請求項1又は4に記載の製造方法により製造される、画像表示装置。
  6. 請求項1に記載される画像表示装置の製造方法に用いられる画像表示装置用粘着シートであって、
    樹脂組成物の両側に透明基材を配置して構成され、紫外線を照射して架橋させて得られる画像表示装置用粘着シート。
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