JP2017003690A - 画像加熱装置 - Google Patents

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陽一 筑後
Yoichi Chikugo
陽一 筑後
孝平 青木
Kohei Aoki
孝平 青木
裕一 牧野
Yuichi Makino
裕一 牧野
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Abstract

【課題】エンドレスベルトの破れを簡易に検出する画像加熱装置を提供する。
【解決手段】ベルト破損検出機構190は、第1のサーミスタ140(a)、サーミスタホルダー141、回動軸192、突き当て部材193を有している。サーミスタホルダー141は、加圧パッド部材137に取り付けられたサポート部材137aにテンションローラ132の軸線に平行に支持された回動軸192を中心に回動可能(揺動可能)である。そして、サーミスタホルダー141は付勢バネ142により回動軸192を中心に矢印C方向に回転付勢される。また、サーミスタホルダー141には突き当て部材193が設けられている。ベルト以外の温度検知を行うセンサをベルトの破損に応じて離間させることで、温度不良としてベルトの破損を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート上のトナー像を加熱する画像加熱装置に関する。この画像加熱装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置において用いられ得る。
従来、シートに形成されたトナー像を加熱ベルト(エンドレスベルト)を用いて定着する定着装置(画像加熱装置)が提案されている。
このような定着装置において、加熱ベルトが繰り返しの屈曲による疲労破損や、突発的事象により加熱ベルトの幅方向端部が破れてしまう(加熱ベルトが幅方向端部から幅方向内側に沿って一部が破れてしまう事象)恐れがある。万が一、加熱ベルトに破れが生じた際には、この破れを迅速に検出することが求められる。
そこで、特許文献1に記載の装置では、加熱ベルトの幅方向一端側に設けたベルト寄り制御用のベルト位置検出器により、加熱ベルトの幅方向一端側の破れを検出する構成としている。さらに、加熱ベルトの幅方向他端側の破れについては、このベルト位置検出器を利用して検出する構成としている。そのため、加熱ベルトの外面側に、加熱ベルトの幅方向一端側から他端側に掛けて通しのリンク機構が設けられている。このように、特許文献1に記載の装置では、加熱ベルトの破れを適切に検出することができる。
また、特許文献2に記載の装置では、加熱ベルトの幅方向一端側において内面から当接する破損検出機構により加熱ベルトの幅方向一端側の破れを検出する構成としている。破損検出機構は、一端が加熱ベルトの幅方向一端近傍の内面と当接し、加熱ベルトよりもその外面側へ変位することに伴い他端が電流ヒューズ回路と接触することでベルトの破損を検出する構成としている。
特許文献2に記載の装置では、加熱ベルトの外面側に大きな設置スペースを要することなく、ベルトの幅方向端部の破れを簡易に検出することができる。また、加熱ベルトの破れ検出に電流ヒューズを用いており、制御系の状態によらない迅速な破損検知が可能となっている。
また、特許文献3に記載の装置では、ベルトの温度検出を行う素子を配置し、ベルトの破断を検出素子による温度検出特性によってベルトの破断を判断する構成が提案されている。ベルト破断を判断するための温度検出特性は、ベルト破断により検出素子とベルトが離間することで、温度検出素子の検出温度が通紙によるベルトの温度低下と異なる傾向で低下することを利用している。温度検出素子は、ベルト温度制御にも利用されており、ベルトの温度制御と破損検出の両目的で使用することが可能である。
特開2011−33832号公報 特開2013−242529号公報 特開2007−3564号公報
本発明は上記の従来技術を更に発展させたものである。その目的とするところは、ベルト破損検出機構を簡素化して装置の小型化を図ることにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、
シート上のトナー像を加熱する回転可能なエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを加熱する加熱手段と、
前記エンドレスベルトの近傍にあって第1の温度検出手段により温度検出される被温度検出部材と、
前記第1の温度検出手段を支持し、前記第1の温度検出手段による前記被温度検出部材の温度を検出可能な第1の温度検出位置と温度検出不能な第2の温度検出位置とに移動可能な支持部材と、
前記支持部材に設けられた、前記エンドレスベルトに接触する接触部と、
前記エンドレスベルトと前記接触部が接触状態で前記第1の温度検出位置をとり非接触時には前記第2の温度検出位置をとるように前記支持部材を移動させる移動手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、エンドレスベルト以外の部材の温度検知を行う温度検出手段をエンドレスベルトの破損に応じて離間させることで、温度不良としてエンドレスベルトの破損を検出することが可能になる。それによって、ベルト破損検出機構を簡素化でき、装置の小型化が可能となる。
実施例におけるベルト破損検出機構の構成図 ベルト破損検出機構の動作説明図 実施例における画像形成装置の構成図 実施例における定着装置の構成図 ベルト寄り制御機構の構成図 ベルト寄り検知センサ部の構成図 テンションローラの傾き制御の説明図 ベルト端部位置とフラグ論理の説明図 加熱ベルトの寄り制御フローチャート サーミスタの配置図 加熱ベルトの温度制御のフローチャート 加熱ベルトの加熱制御のフローチャート 実施例1における温度検出例 実施例2におけるサーミスタ温度による破損検出例 実施例3におけるサーミスタ温度による破損検出例
[実施例1]
(1)画像形成装置
図3は画像形成装置の一例の概略構成図である。この画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成部U(UY、UM、UC、UK)を有している。各画像形成部Uにおいて、帯電ローラ3によって帯電された感光ドラム(像担持体)2は、外部ホスト装置23から制御部(以下、CPUと記す)10に入力する画像情報に応じて、レーザスキャナ4からレーザー光を露光され、静電潜像を形成される。
形成された静電潜像は、現像装置5により各色のトナーを用いて各色のトナー像として現像される。形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ6により中間転写ベルト8に重ねて転写され、フルカラートナー像が形成される。
一方、カセット15または16に収容されたシート(記録材)Sは、給送ローラ11、搬送ローラ12、レジストローラ18により、搬送路17を搬送され、中間転写ベルト8と2次転写ローラ14との圧接部であるニップ部(2次転写部)に搬送される。2次転写部に搬送さえたシートSは、フルカラートナー像を2次転写され、搬送路19を通って定着装置(画像加熱装置)100へ搬送される。シートSは、定着装置100で加熱、加圧されてトナー像を定着され、排出ローラ20によって排出トレイ21へ排出される。
CPU10は画像形成装置の全ての装置制御を司る。24はCPU10に各種の情報を入力するための操作部であり、表示部を有しCPU10により各種の情報が表示される。
(2)定着装置
図4は定着装置100の概略構成図である。この定着装置100は、大別して、加熱ユニットAと、加圧ユニットBと、IHヒータ(加熱器)170を有する。
加熱ユニットAは、加熱ベルト(シート上のトナー像を加熱する回転可能なエンドレスベルト:定着ベルト)105を有する。その加熱ベルト105を内面側から回転可能に支持(懸架)する複数の支持ローラ(懸架ローラ:ベルト懸架部材)、即ち、定着ローラ131、テンションローラ132を有する。また、加圧パッド部材137を有する。
IHヒータ170は加熱ベルト105を加熱する加熱手段としての誘電加熱手段(誘導加熱手段)であり、加熱ベルト105を電磁誘導加熱する励磁コイルを有する。加圧ユニットBは、無端状の加圧ベルト120、加圧ベルト120を懸架する加圧ローラ121、テンションローラ122、加圧パッド部材125を有する。
加熱ベルト105は、定着ローラ131、テンションローラ132、加圧パッド部材137に懸架され、モータやギア列より構成される駆動モータM(駆動機構:不図示)により定着ローラ131が回転駆動されることにより回転する。また、加熱ベルト105は基材に例えばニッケルを使用することで、IHヒータ170により電磁誘導加熱され、発熱する。加圧ベルト120は加熱ベルト105に従動回転する構成となっている。
テンションローラ132は例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールである。このテンションローラ132は加熱ベルト105を張架して張りを与えるテンションローラとして機能するとともに、加熱ベルト幅方向の温度分布を均一に均す均熱ローラ(均熱部材)としても機能している。
加圧ユニットBは説明を省略する加圧機構の加圧動作により加熱ユニットAに対して所定の押圧力で圧接して加熱ベルト105と加圧ベルト120との間にシート搬送方向Vにおいて幅広のニップ部(定着ニップ部)Nが形成される。駆動ローラとしての定着ローラ131がモータMで駆動されて加熱ベルト105が回転する。加圧ユニットBにおいて、加圧ローラ121、テンションローラ122、加圧パッド部材125に懸架されている加圧ベルト120は加熱ベルト105の回転に従動して回転する。加熱ベルト105はIHヒータ170により加熱されて所定の定着温度に立ち上げられて温調される。
この状態において、定着装置100に対して入口側から未定着トナー像tを担持したシートSが導入され、ガイド184に沿ってニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、トナー像tがシートSに対して固着像として熱圧定着される。シートSはニップ部Nを出て定着装置100を出口側から排出されていく。
(ベルト寄り制御機構)
加熱ベルト105は回転過程においてシート搬送方向Vと直交する幅方向W(図7参照)の一方側又は他方側へ片寄るように移動する現象(ベルトの寄り移動)が発生する。加熱ベルト105に圧接して定着ニップ部Nを形成する加圧ベルト120も加熱ベルト105と一緒に寄り移動する。
本実施例においてはこの加熱ベルト105の寄り移動をスイング型寄り制御で所定の寄り範囲内に安定させるようにしている。スイング型寄り制御はベルト位置が幅方向中央部から所定量以上移動したことを検知した場合にテンションローラ132をステアリング部材として加熱ベルト105の寄り移動方向と反対向きに傾動させる方法である。
スイング型寄り制御(ベルトの寄り移動制御:蛇行制御)を繰り返すことにより、加熱ベルト105が周期的に幅方向の片側(幅方向の一方方向)からもう一方(幅方向の他方方向)の側まで移動するため、ベルトの寄り移動を安定して制御することができる。即ち、加熱ベルト105はシートSの搬送方向Vと直交する方向Wに往復移動可能に構成されている。なお、説明を割愛するが、加圧ベルト120も同様にベルト寄り制御機構が設けられ、シートSの搬送方向Vと直交する方向に往復移動可能に構成されている。
次に、ベルト寄り制御機構について図5から図7を参照して詳細に説明する。図5はベルト寄り制御機構の構成図、図6(a)はベルト寄り検知センサ部の構成図、図7はテンションローラ132の傾き制御の説明図である。
図5に示すように、加熱ユニットAの加熱ベルト105の幅方向一端側(左側)には、駆動ローラ(定着ローラ)131側からシート入口側に延びている支持アーム154が配設されている。支持アーム154は駆動ローラ131の左側の軸131aに対してベアリング154aを介して支持させてあり、軸131aを中心上下方向に揺動可能である。支持アーム154の自由端部にはピン151が植設されている。
支持アーム154のベアリング154aとピン151の間の部分には支持アーム154の長手に沿って長い長穴に嵌着されて長穴に沿って移動する自由度を有する可動のベアリング153が配設されている。このベアリング153に対してステアリングローラ132の左側の軸132aが支持されている。ベアリング153は付勢部材156により加熱ベルト105に対して張りを与える方向に移動付勢されている。
また、定着装置100の左側の上側板140(図4)の外面にはシート入口側に軸160が植設されている。この軸160に対してU字型の溝部161aを有するフォーク板161が一体に設けられたウォームホィール(はす歯歯車)152が回転可能に支持されている。そして、左側の支持アーム154のピン151はフォーク板161の溝部161aに係合している。上側板140にはステッピングモータ155が配設されている。このモータ155の回転軸に固着されたウォーム157がウォームホィール152に噛合している。
ステッピングモータ155が正転駆動または逆転駆動されることでウォーム157、ウォームホィール152を介してフォーク板161が上方向または下方向に回動する。これに連動して左側の支持アーム154が軸131aを中心に上方向または下方向に回動する。
図6を参照して、加熱ユニットAの加熱ベルト105の幅方向一端には、ベルト寄り検知センサ部150が配置されている。CPU10はこのセンサ部150によって加熱ベルト105の端部位置(ベルト寄り移動位置)を検出し、それに応じてテンションローラ132の傾きを変化させることで、ベルト回転時におけるベルト寄り制御を行っている。
CPU10はセンサ部150によって加熱ベルト105の端部位置を検出し、それに応じて、ステッピングモータ155を正転方向(CW)または逆転方向(CCW)に所定の回転数で回転させる。これにより、ウォーム157、ウォームホィール152、フォーク板161、ピン151を介して、支持アーム154が軸131aを中心に上方または下方に所定の制御量だけ回動する。これに連動して、ステアリングローラ132の傾きが変化して加熱ベルト105の寄り制御がなされる(図7参照)。
センサ部150は第1と第2の二つのセンサ150a、150b、及び軸150fを中心に正転方向または逆転方向に回動可能なセンサフラグ150cを有する。このセンサフラグ150cの正転方向または逆転方向の回動により第1と第2のセンサ150a、150bがそれぞれ所定の関係をもってON、OFFされる。
また、センサ部150は軸150hを中心に正転方向または逆転方向に回動可能なセンサアーム150dを有する。センサアーム150dはセンサバネ150eにより加熱ベルト105の幅方向一端に当接する方向に軸150hを中心に回動付勢されている。本実施例においては、センサアーム150dをセンサバネ150eにより加熱ベルト105の幅方向一端に対して3gfの力で常時押圧当接させている。従って、センサアーム150dは加熱ベルト105の寄り移動に追従して軸150hを中心に正転方向または逆転方向に回動動作する。
センサフラグ150cとセンサアーム150dはピンと長穴による連結機構150iにより連結されている。従って、加熱ベルト105の寄り移動に追従してセンサアーム150dは正転方向または逆転方向の回動し、このセンサアーム150dの回動に連動してセンサフラグ150cが正転方向または逆転方向に回動する。これにより、第1と第2のセンサ150a、150bがそれぞれ所定の関係をもってON、OFFされる。CPU10は第1と第2のセンサ150a、150bそれぞれのON/OFF信号の組合せにより、加熱ベルト105の寄り位置検出を行う。
(ベルト寄り制御シーケンス)
次に、ベルト寄り制御シーケンスについて図6(b)と図7、図8、図9を参照して詳細に説明する。図6(b)は第1と第2のセンサ150a、150bのON/OFF信号の組合せとその時の位置関係を示した図、図8はベルト端部位置とフラグ論理の説明図、図9は加熱ベルトの寄り制御フローチャートである。各センサ150a、150bをセンサフラグ150cが遮光した時に信号はOFFとなり、投光したときにON信号となる。なお、加熱ベルト105の右側が手前側、左側が奥側である。
CPU10は、プリントジョブ開始信号の入力に基づいて所定の制御タイミングにて加圧機構を動作させて加圧ユニットBを加熱ユニットAに対して加圧当接させて定着ニップ部Nを形成させる。次いで、定着ローラ131を駆動するモータMの回転を開始させる<S09−001>。これにより加熱ベルト105及び加圧ベルト120が回転する。CPU10はこの駆動モータMの回転開始時からベルト寄り制御を開始する<S09−002>。
加熱ベルト105は第1のセンサ150aがON、第2のセンサ150bがOFFの位置<S09−006>と、第1のセンサ150aがOFF、第2のセンサ150bがONとなる位置<S09−009>の間を往復する。その区間内で加熱ベルト105が存在する様にスイング片寄り制御を行っている。加圧ベルト120はこの加熱ベルト105の寄り制御に伴って加熱ベルト105と一緒に寄り移動する。
その区間の距離は、加熱ベルト105がその回転軸方向に、中心位置から±1.5mmとしている。CPU10はセンサ部150で検知した加熱ベルト105の位置よりモータドライバ155Dを介してステッピングモータ155に所定の駆動パルスを出力する<S09−007><S09−010>。
テンションローラ132はステッピングモータ155により揺動され、駆動ロール131に対して±2°傾けることで加熱ベルト105の寄り制御を行う<S09−008><S09−011>。
寄り制御が不能となる状態では、加熱ベルト105の端面が中心位置から±3mmの位置にくると、第1と第2のセンサ150a、150bが共にOFFとなる<S09−003>。この時、CPU10は異常発生と判断し<S09−004>、画像形成装置1のプリント動作(画像形成動作)を緊急停止させる。定着装置100については、IHヒータ170への電力供給をOFFにして加熱ベルト105の加熱を停止すると共に駆動モータMをOFFにして加熱ベルト105と加圧ベルト120の回転を停止させる<S09−005>。
(加熱ベルト温度検出機構)
次に、加熱ベルト105の温度検出機構について、図4、図10及び図11を参照して説明する。図10は本実施例における温度検出手段の配置を説明するための概略図、図11は加熱ベルト105の温度検出機構により検出された温度情報に基づく温度制御の概要を説明するためのフローチャート及びブロック図である。
第1、第2、第3の温度検出手段としての3つのサーミスタ140(a)、140(b)、140(c)を有する。第1のサーミスタ140(a)は後述するように加圧パッド部材137に具備させたベルトベルト破損機構190に配設されており加熱ベルト105の内側においてテンションローラ132の表面に弾性的に当接している。テンションローラ132は前述したように加熱ベルト105を張架して張りを与えるテンションローラとして機能するとともに、加熱ベルト幅方向の温度分布を均一に均す均熱ローラ(均熱部材)としても機能している。
本実施例においては、テンションローラ132が加熱ベルト105の近傍にあって第1のサーミスタ140(a)により温度検出される被温度検出部材(被温度検出部品)である。
第2のサーミスタ140(b)と第3のサーミスタ140(c)はそれぞれ加圧パッド部材137に弾性部材143を介して支持されて、加熱ベルト105の長手方向(幅方向)の中央部位置と端部位置とにおいてベルト内面に対して弾性的に当接している。
図11を参照して、加熱ベルト105の回転が駆動モータMの駆動により開始されると<S11−1>、CPU10により定められた目標温度と第2のサーミスタ140(b)による加熱ベルト105の検出温度の比較を行う<S11−2>。CPU10は前述の比較結果に基づき、目標温度よりも加熱ベルト105の温度が低い場合には、ヒータドライバ170Dを介してIHヒータ170へ電力を供給し<S11−3>、目標温度よりも高い場合には電力の供給を停止させる<S11−4>。
本実施例で説明する定着装置100では、加熱ベルト105の温度が170℃になるように制御しており、IHヒータ170へは1200Wの電力を供給している。
プリント中にシートSにより、加熱ベルト105の温度が奪われた場合にも加熱ベルト105の温度を好適に制御するために、第2のサーミスタ140(b)は装置に使用可能な最小幅のシートSの通過領域の幅内に配置される。それにより、シートSによる温度が発生した場合でも、IHヒータ170により加熱ベルト105のシート通過領域の温度を所定の目標温度に制御することが可能になる。このように、第2のサーミスタ140(b)は加熱ベルト105のシート通過部(通紙部)を所定の目標温度に管理する温調用の温度検知手段である。
また、シートSが通過する際に第2のサーミスタ140(b)により検出される温度に基づき、IHヒータ170の制御を行った場合、シートSの通過領域外の加熱ベルト105の温度が上昇してしまうことが良く知られている(所謂、非通過部昇温)。通過領域外の温度上昇による影響を抑止するために、シートSの通過領域の外側において温度検出を行う構成が良く知られている。
本実施例で説明する定着装置100においては、加熱ベルト105の懸架するテンションローラ132を加熱ベルト幅方向の温度分布を均一に均す均熱ローラ(均熱部材)として用いるため、ベルト105のシート通過領域外の温度は大きく変化しない。そのため第3のサーミスタ140(c)はベルト一端側端部付近で加熱ベルト105の内面に当接されている。
テンションローラ132の均熱性能を高めるために、テンションローラ132の内部にヒートパイプ等を内設する方法や、カーボン等の熱伝導性が良い材料を用いることも効果的である。また、加熱ベルト105に長手温度を均熱化させる手段が無い場合には、複数の温度検出部材を設けることでも代用が可能である。
本実施例で説明する定着装置100では、IHヒータ170により発熱される加熱ベルト105の温度をベルト内面から接触させた第2と第3のサーミスタ140(b)、140(c)により温度検出を行う。そのため、加熱ベルト105が回転しない状態でIHヒータ170に電力を供給すると、加熱ベルト105が局所的に加熱され第2と第3のサーミスタ140(b)、140(c)により温度検出が行えない場合が発生してしまう。
そのため、CPU10による制御や、別の理由によりモータMの回転が停止を検出した場合、IHヒータ170への温度共有を停止させ<S11−5>、検出された温度に基づくIHヒータ170の制御を終了させる。
しかしながら、モータMや駆動機構の故障等何らかの理由により加熱ベルト105が回転しない状況が発生することが想定される。そのため、本実施例においては、IHヒータ170に対向する位置にあるテンションローラ132に第1のサーミスタ140(a)を当接させている。本実施例では、第1のサーミスタ140(a)を、加熱ベルト105に対して第3のサーミスタ140(c)が当接するベルト一端側端部の他端側端部付近に配置する。
(加熱ベルト破損検出機構)
次に加熱ベルト105の破損検出機構について図1、図2を参照して説明する。図1は本実施例に係るベルト破損検出機構190の斜視図、図2の(a)と(b)は加熱ベルト105の破損時のベルト破損検出機構190の動作を説明する断面図である。
ベルト破損検出機構190は、第1のサーミスタ140(a)、サーミスタホルダー(支持部材)141、回動軸192、突き当て部材(接触部:回転体)193を有している。サーミスタホルダー141は、加圧パッド部材137に取り付けられたサポート部材137aにテンションローラ132の軸線に平行に支持された回動軸(揺動中心)192を中心に回動可能(揺動可能)である。そして、サーミスタホルダー141は付勢バネ142により回動軸192を中心に矢印C方向に回転付勢される。また、サーミスタホルダー141には突き当て部材193が設けられている。
加熱ベルト105の端部破損が起きていない正常動作時には、図2(a)に示すように突き当て部材193はサーミスタホルダー141の付勢バネ142による矢印C方向への回転付勢力で加熱ベルト内面に当接している。付勢バネ142によりサーミスタホルダー141の回転付勢力よりもベルト105の緊張力の方が勝っている。そのため、サーミスタホルダー141は回動軸192を中心に付勢バネ142の付勢に抗してテンションローラ132の側に倒れ込んでいる第1の付勢位置(第1の温度検出位置)Dに回動された状態に保持されている。
この時、サーミスタホルダー141に弾性部材143を介して保持された第1のサーミスタ140(a)はテンションローラ132の表面に対して適切な圧で当接して、テンションローラ132の温度を検知している。
加熱ベルト105が寄り移動制御によって往復移動する際は、加熱ベルト105の端部は突き当て部材193よりも加熱ベルト105の長手方向(幅方向)の外側に存在する。このとき、サーミスタホルダー141は第1の付勢位置Dにあり、加熱されるテンションローラ132はサーミスタ140(a)により適切に温度検知される。
図2(b)に加熱ベルト105の第1のサーミスタ140(a)が当接する端部において破損が発生した場合、あるいは他端側で加熱ベルト105の破損が発生し、ベルト往復制御により、加熱ベルト105の端部が極端に内側に移動した異常状態を示す。
異常状態では、加熱ベルト105の内面に当接していた突き当て部材193のベルト105による押さえ込みがなくなることにより、サーミスタホルダー141が付勢バネ142の付勢力で回動軸192を中心にC方向に回動する。そして、サーミスタホルダー141はテンションローラ132の側とは反対側の第2の付勢位置(第2の温度検出位置)Eまで退避する。
このサーミスタホルダー141の退避移動により、サーミスタホルダー141に保持されている第1のサーミスタ140(a)はテンションローラ132から離間する位置に移動される。それにより、第1のサーミスタ140(a)は、テンションローラ132の温度を検出できない状態になる。
回動軸192にワンウェイ機構を入れサーミスタホルダー141が第2の付勢位置Eに至ると、第1の付勢位置Dに戻らない構成であってもよい。
上記のベルト破損検出機構190の構成をまとめると次のとおりである。第1のサーミスタ(第1の温度検出手段)140(a)を支持するサーミスタホルダー(支持部材)141を有する。サーミスタホルダー141は、第1のサーミスタ140(a)によるテンションローラ(被温度検出部材)132の温度を検出可能な第1の付勢位置(第1の温度検出位置)Dと温度検出不能な第2の付勢位置(第2の温度検出位置)Eとに移動可能である。
サーミスタホルダー141は、加熱ベルト(エンドレスベルト)105に接触する突き当て部材(接触部)193を有する。そして、加熱ベルト105と突き当て部材193が接触状態で第1の付勢位置Dをとり非接触時には第2の付勢位置をとるようにサーミスタホルダー141を移動させる移動手段としての回動軸192と付勢バネ142を有する。
(加熱ベルト長手温度差による異常検出動作)
次に、加熱ベルト105の長手温度差による異常検出動作について図12を参照して説明する。図12は加熱ベルト105の加熱制御のフローチャートである。尚、IHヒータ170の電力制御に関しては、前述の図11のフローチャートを用いて説明した内容と同様である。
加熱ベルト105の長手温度による異常判定は、第2のサーミスタ140(b)と第1のサーミスタ140(a)の検出温度差、第2のサーミスタ140(b)と第3のサーミスタ140(c)の検出温度差に基づいてそれぞれ独立に実施される。簡略化のため第2のサーミスタ140(b)と第1のサーミスタ140(a)の検出温度差に基づく異常判定について説明する。
モータMが駆動されて加熱ベルト105が回転すると、IHヒータ170に電力が供給され、温調用の第2のサーミスタ140(b)の検出温度に基づいて加熱ベルト105の温度制御が開始される<S12−1>。第2のサーミスタ140(b)による検出温度(温度検出結果)T1と第1のサーミスタ140(a)による検出温度(温度検出結果)T2に基づき、加熱ベルト105の長手温度差をCPU10により算出する。
検出温度T1よりも検出温度T2が異常低温閾値T3よりも低い場合<S12−2>、CPU10は温度制御異常と判断し加熱動作及びモータ駆動を停止させる<S12−6>。また、検出温度T2よりも検出温度T1が異常高温閾値T4よりも高い場合<S12−3>、CPU10は端部温度の異常上昇と判断し、加熱動作及びモータ駆動を停止させる<S12−6>。
検出温度T2よりも検出温度T1が高温注意閾値T5よりも高い場合<S12−4>には、CPU10は端部温度の上昇を判断し、端部温度の低減制御を実施する<S12−5>。
本実施例で説明する定着装置100では、異常低温閾値T3は後述する温度閾値を用いる。異常高温閾値T4は60℃、高温注意閾値T5は30℃である。すなわち、第2のサーミスタ140(b)の検出温度に基づき加熱ベルト105が170℃の温度制御されている場合においては、第1のサーミスタ140(a)の検出温度T2が200℃で高温異常式値T5に至る。230℃で異常高温閾値T4を超えることになる。
また、本実施例においては詳細な説明を省くが、端部温度の低減制御としては端部を冷却するファン等の送風手段を動作させる、あるいは供給する電力を低減する、またシートSの給送を停止する等が好適である。
本実施例で説明する加熱ベルト破損検出機構190が動作する場合(図2(b)の状態となる時)においては、第1のサーミスタ140(a)はテンションローラ132から離間しテンションローラ132の温度を検出できない状態になる。そのため、異常低温状態として検出される。
(加熱ベルト105の異常低温検知とベルト判断判定)
次に、図13を用いて加熱ベルト105の低温異常検出を利用したベルト破断の判定について説明する。図13(a)は、加熱ベルト105の破断が判定される、第1のサーミスタ140(a)の検出温度T2の推移の時刻歴である。また、図13(b)は低温異常を判定するための制御系統のブロック図の一例である。
本実施例で説明する構成において、第1のサーミスタ140(a)はIHヒータ170に対向する位置にあるテンションローラ132の温度検出を行う。そのため、通常の状態においては加熱ベルト105の回転方向下流にある第1のサーミスタ140(b)により検出される温度よりも高い。また、シートSの通過中においてもその傾向は同様である。
加熱ベルト105の第1のサーミスタ140(a)の側端部で破損が発生すると、第1のサーミスタ140(a)はテンションローラ132から離間し、検出温度T2が低下する。第2のサーミスタ140(b)は加熱ベルト105が170℃で温度制御されるため、検出温度T1は170℃程度の温度となる。よって、図13の低温異常検出テーブルに基づき検出温度T2が165℃よりも低下した時に、異常低温閾値T3を超えたとCPU10で判定され、図12のフローチャートに従って機体動作を停止する。
これにより、加熱ベルト105が破損されたことを迅速に検出して、機体動作を停止させることが可能となる。
このように、CPU10は第1のサーミスタ140(a)による温度検出結果と第2のサーミスタ140(b)による温度検出結果に基づき、加熱ベルト105の破損を検出する破損判断部である。
本実施例では、異常低温閾値T3を第2のサーミスタ140(b)と第1のサーミスタ140(a)の検出温度に基づく温度テーブルから判定する方法を説明した(低温異常判定は((T−T)>5))が、低温検知の方法はこれに限定されない。
例えば、第1のサーミスタ140(a)の想定される検出温度を定め、実際の検出温度との差分により低温異常を検出する方法でも良い。この場合、例えば想定されるテンションローラ132の温度を180℃とした時に、想定温度−15℃となる165℃で異常低温と検出する方法などが好適である。また、IHヒータ170の加熱量に対するサーミスタの温度で閾値を設けて破れを検知する方法を用いてもよい。
[実施例2]
(温度検出手段の温度推移によるベルト破損検出)
異なる実施の形態として、ベルト破断検出に用いる温度検知手段の温度推移による方法について説明する。構成及び温度制御は実施例1と同様の構成を用いるため、詳細な説明は割愛し、差異について説明する。
加熱ベルト105の破損検出機構と検出方法について図2、図14を参照して説明する。図14は加熱ベルト105に破断が発生した時の第1のサーミスタ140(a)の検出温度の時刻歴を用いてベルト破損検出方法を説明するための図である。
異常状態では、加熱ベルト105と当接していた突き当て部材193が加熱ベルト105の外側方向に移動し、サーミスタホルダー141が回動軸192を中心に第2の付勢位置Eまで回動する。すなわち、サーミスタホルダー141に保持されている第1のサーミスタ140(a)はテンションローラ132から離間する位置に移動される。それにより、第1のサーミスタ140(a)は、テンションローラ132の温度を検出できない状態になる。
加熱ベルト105の破断がベルト回転方向において部分的であり、ベルト105が突き当て部材193をベルト内側方向に押し戻すように接触する場合、サーミスタホルダー141が第1の付勢位置Dと第2の付勢位置Eを繰り返す状態が連続的に維持される。このような場合には、第1のサーミスタ140(a)の温度推移は、図14に示すように周期的に温度低下が検出される状態になる。本実施例で説明する構成においては、通常180℃程度になる検出温度T2が、ベルト周期で170℃程度に低下している。
(加熱ベルト破損検出)
次に第1のサーミスタ140(a)による検出温度T2に基づき、加熱ベルト105の破断をCPU10にて検出する方法について説明する。
テンションローラ132の想定温度T0と検出温度T2の差分を所定のサンプリング間隔ΔTでN回測定した積算値TnをCPU10で計算する。積算値Tnが異常低温閾値T3を下回る場合にベルト破断を検出し、図12のブロック図に基づきIHヒータ170による加熱動作とモータ駆動を停止させる。本実施例では加熱ベルト105の回転周期は0.5sec、サンプリング間隔は0.05secであり5回分の積算値を用いる。また、異常低温閾値T3は12℃としている。
次に、本実施例におけるベルト破断検出方法の具体例を図14のグラフを用いて説明する。CPU10は第1のサーミスタ140(a)により、0.05sec間隔で検出温度T2を検出する。ベルト105の破断が発生前後5回分の検出温度は、182、182、182、170、170℃であった。想定温度T0は180℃であるので、積算値Tnは14℃となる。CPU10は異常低温閾値T3を積算値Tnが上回った時点で、異常低温として動作を停止させる。
上述する方法によれば、連続的に第1のサーミスタ140(a)が離間する状態に比べて、検出温度T2の低下量が少ない部分的な加熱ベルト105の破断状態においても、加熱ベルト105の破断検出が可能になる。
[実施例3]
(加熱ベルト破損検出)
次に異なる加熱ベルトの破損方法について図15を参照して説明する。図15は加熱ベルト105に破断が発生した時の第1のサーミスタ140(a)の検出温度の時刻歴を用いてベルト破損検出方法を説明するための図である。
加熱ベルト105の破断がベルト回転方向において部分的であり、加熱ベルト105が突き当て部材193をベルト内側方向に押し戻すように接触する場合、ホルダー141が第1の付勢位置Dと第2の付勢位置Eを繰り返す状態が連続的に維持される。この時、検出温度T2は図15のようにベルト1周期毎に温度低下を繰り返す温度推移となる。
CPU10は測定された検出温度T2をスタックし、目標温度T0を所定の判定差分温度Td以上下回る時間を計測する。そして、ベルト1周期に略一致すると判断した時に加熱ベルト105の破断を検出し、図12のブロック図に基づきIHヒータ170による加熱動作とモータ駆動を停止させる。本実施例では加熱ベルト105の回転周期は0.5sec、サンプリング間隔は0.05secであり、20回分の測定値をスタックし、判定差分温度Tdは5℃に設定されている。
次に本実施例におけるベルト破断検出方法の具体例を図15のグラフを用いて説明する。CPU10は第1のサーミスタ140(a)により、0.05sec間隔で検出温度T2を検出する。ベルトの破断検出前20回分の検出温度は、174、180、182、178、180、182、181、177、179、179、182、180、181、170、179、178、182、180、181、174℃であった。
この時想定温度T0は180℃であるので、175℃以下を0.4〜0.6sec間隔で2回検出した段階で、CPU10は異常低温としてIHヒータ170による加熱動作とモータ駆動を停止させる。
より確実にベルト破断を検出するためには、例えば判定差分温度Tdを略ベルト1周期間隔で複数回数検知した時に、ベルトの破損を検出する方法を用いても良い。
上述する方法によれば、連続的に第1のサーミスタ140(a)が離間する状態に比べて、検出温度T2の低下量が少ない部分的な加熱ベルト105の破断状態においても、ベルトの破断検出が可能になる。
以上に説明したように、実施例1〜3によれば、テンションローラ132の温度検知を行うサーミスタをベルトの破損に応じて離間させることで、温度不良としてベルトの破損を検出することが可能になる。それにより、加熱ベルト105の内外面側に大きな設置スペースを確保できない場合でも、加熱ベルト105の幅方向端部の破れを検出することが可能となり、装置の小型化に貢献することができる。
実施例1〜3の定着装置100では、ベルトの懸架ローラの温度検出手段を用いてベルトの破損を検出する例を説明したが、温度検出手段は通常時にベルト以外の対象物の温度検知を行う構成であれば良い。すなわちベルト(フィルム)に対して接触部材を有し、ベルトの破損により、検知対象物と温度検知手段の位置関係が変化することを利用する手段であれば良い。
例えばベルト内部のヒータ温度検出手段が、ベルト内部に接触する部分を持ち、ベルトの破損により動作することでヒータから離間し、検出される温度が急激に低下することを用いてベルト破損を検出するような構成でも良い。
[その他の事項]
(1)画像加熱装置は、実施例のように、シート上に形成された未定着トナー像を加熱して定着する定着装置に限られない。半定着又は定着済みトナー像を再加熱して画像の表面光沢を調整する画像改質装置も含まれる。
(2)加熱ベルト105の加熱手段は実施例の誘電加熱手段170に限られない。ハロゲンヒータ、セラミックヒータ、赤外線照射ランプなどその他適宜の加熱手段を採用した構成にすることができる。
100・・定着装置(画像加熱装置)、S・・シート、t・・トナー像、105・・加熱ベルト(エンドレスベルト)、170・・IHヒータ(加熱手段)、132・・テンションローラ(ステアリングローラ:被被温度検出部材)、140(a)・・第1のサーミスタ(第1の温度検出手段)、140(b)・・第2のサーミスタ(第2の温度検出手段)、190・・ベルト破損検出機構、141・・サーミスタホルダー(支持部材)、D・・第1の付勢位置(第1の温度検出位置)、E・・第2の付勢位置(第2の温度検出位置)、193・・突き当て部材(接触部)、192・・回動軸(移動手段)、142・・付勢バネ(移動手段)

Claims (7)

  1. シート上のトナー像を加熱する回転可能なエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを加熱する加熱手段と、
    前記エンドレスベルトの近傍にあって第1の温度検出手段により温度検出される被温度検出部材と、
    前記第1の温度検出手段を支持し、前記第1の温度検出手段による前記被温度検出部材の温度を検出可能な第1の温度検出位置と温度検出不能な第2の温度検出位置とに移動可能な支持部材と、
    前記支持部材に設けられた、前記エンドレスベルトに接触する接触部と、
    前記エンドレスベルトと前記接触部が接触状態で前記第1の温度検出位置をとり非接触時には前記第2の温度検出位置をとるように前記支持部材を移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記第1の温度検出手段がサーミスタであること特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記被温度検出部材が前記エンドレスベルトを懸架する懸架ローラであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記加熱手段が前記エンドレスベルトに対して前記懸架ローラと対向する位置に配置された誘電加熱手段であることを特徴とする請求項3に記載の画像加熱装置。
  5. 前記第1の温度検出手段が前記支持部材の前記第1の温度検出位置または前記第2の温度検出位置で前記懸架ローラの温度を検知することを特徴とする請求項3または4に記載の画像加熱装置。
  6. 前記エンドレスベルトの温度を検出する第2の温度検出手段を有し、前記第1の温度検出手段による温度検出結果と前記第2の温度検出手段による温度検出結果に基づき、前記エンドレスベルトの破損を検出する破損判断部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記被温度検出部材が、前記エンドレスベルトを懸架する複数のベルト懸架部材の内の一つであって、一端を移動させることで前記エンドレスベルトの寄り移動制御を行うステアリング部材であり、前記第1の温度検出手段が前記ステアリング部材の温度検出を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10845747B2 (en) 2017-10-31 2020-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fixing device with magnetic permeability detection

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