JP2017000630A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017000630A JP2017000630A JP2015120685A JP2015120685A JP2017000630A JP 2017000630 A JP2017000630 A JP 2017000630A JP 2015120685 A JP2015120685 A JP 2015120685A JP 2015120685 A JP2015120685 A JP 2015120685A JP 2017000630 A JP2017000630 A JP 2017000630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- start winning
- game
- opening
- guide surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】パチンコ機は、遊技領域を流下する遊技球が入球可能な第2始動入賞口52aと、閉鎖位置および開放位置に変位可能な開閉部材52bとを有する第2始動入賞部52を備えている。開閉部材52bは、開放位置にある状態で遊技盤の前面より前側に位置して、第2始動入賞口52aの開口上縁側に設けられた受け部材54の下壁543との間に取込流路59を形成する。取込流路59は、第2始動入賞口52aを挟む左右両側で取込口59aが遊技領域に開口するよう構成されている。そして、取込流路59を移動する遊技球と接触可能な接触部546が受け部材54の下壁543に設けられて、左右一方の取込口59aを介して取込流路59に流入した遊技球が左右他方の取込口59aから排出されるのを防止し得るよう構成した。
【選択図】図3
Description
遊技領域(22)が形成された遊技盤(20)と、前記遊技領域(22)を流下する遊技球が入球可能な入球口(52a,153a)を有する入球部(52,152)と、前記入球部(52,152)に設けられて前記入球口(52a,153a)に対して変位可能な可変手段(52b,152b)とを備え、前記可変手段(52b,152b)が第1位置から第2位置に変位した場合に、前記第1位置と較べて前記入球口(52a,153a)に遊技球が入球し易くなるよう構成された遊技機において、
前記可変手段(52b,152b)は、前記第2位置にある状態で前記遊技盤(20)の前面より前側に位置すると共に、前記遊技領域(22)を流下する遊技球を受けて前記入球口(52a,153a)に誘導し得るよう構成され、
前記入球口(52a,153a)の開口上縁側に流路形成部(543)が設けられて、当該流路形成部(543)と前記第2位置にある前記可変手段(52b,152b)との間に、前記入球口(52a,153a)に連通する取込流路(59,159)が形成されると共に、当該取込流路(59,159)において前記入球口(52a,153a)を挟む左右両側で取込口(59a,152a)が前記遊技領域(22)に開口するよう構成され、
前記取込流路(59,159)を移動する遊技球と接触可能な接触部(546)が前記流路形成部(543)に設けられて、前記取込口(59a,152a)を介して前記取込流路(59,159)に流入した遊技球が他の取込口(59a,152a)から排出されるのを防止し得るよう構成したことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第2位置にある可変手段と流路形成部との間に取込流路を形成すると共に該取込流路を移動する遊技球と接触する接触部を流路形成部に設けることで、取込口を介して取込通路に流入した遊技球が他の取込口から排出されるのを防止して、該遊技球を入球口に入球させることができる。
請求項2に係る発明によれば、入球口に近接するにつれて下方への突出寸法が次第に小さくなるよう接触部を設けることで、入球口から前方に離間する側では、左右に移動する遊技球に接触部を確実に接触させて当該遊技球が取込口から排出されるのを防止し得ると共に、入球口に近接する側では接触部が遊技球と接触しないようにして当該遊技球を速やかに入球口に入球させることができる。
前記接触部(546)は、遊技球の直径以下の間隔を介して前記誘導面(60)の傾斜上端部と対向するよう前記流路形成部(543)の下端部に設けられたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、入球口へ向けて下方傾斜する誘導面を形成すると共に、接触部を遊技球の直径以下の間隔を介して誘導面の傾斜上端部と対向するよう流路形成部の下端部に設けることで、取込流路を移動する遊技球に接触部を接触させて誘導面の傾斜方向に向かわせることができ、該遊技球を速やかに入球口に入球させ得る。
前記可変手段(152b)は、前記誘導面(160)の左右両側で前後に延在する軸(161)を中心として上端側が左右に揺動する左右一対の羽根部材(152b)からなり、前記一対の羽根部材(152b)の各自由端が前記流路形成部(543)に近接する前記第1位置と、前記一対の羽根部材(152b)の各自由端が前記流路形成部(543)から離間して、前記誘導面(160)に向けて下方傾斜する前記第2位置とに変位し得るよう構成され、
前記接触部(546)は、遊技球の直径以下の間隔を介して前記誘導面(160)の傾斜上端部と対向するよう前記流路形成部(543)の下端部に設けられたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、入球口へ向けて下方傾斜する誘導面を形成すると共に、接触部を遊技球の直径以下の間隔を介して誘導面の傾斜上端部と対向するよう流路形成部の下端部に設けることで、取込流路を移動する遊技球に接触部を接触させて誘導面の傾斜方向に向かわせることができ、該遊技球を速やかに入球口に入球させ得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、パチンコ球が流下可能な遊技領域22が前面側に形成された遊技盤(遊技領域形成部材)20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20に、所定の特図当り判定条件(当り判定条件)の成立を契機として(後述する始動入賞口51a,52aへのパチンコ球の入球(入賞)を契機として)、演出用の図柄(以下演出図柄という)を変動表示させて図柄組合せ演出を行う演出表示手段としての図柄表示装置17が着脱可能に配設されている(図2参照)。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域22と対応する位置に前後に開口する窓口13aが形成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護部材13b(一部を図5に示している)が窓口13aを覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から透視可能な状態で保護している。透視保護部材13bは、中枠12に対して前枠13を閉鎖した状態で、遊技盤20の前方に離間する(具体的には、遊技盤20の前面との間に1個のパチンコ球が通過可能な間隔をあけて離間する)よう配置されることで、当該透視保護部材13bの後面と遊技盤20の前面との前後間に前記遊技領域22が形成されるようになっている。なお、図1では、透視保護部材13bを省略してある。また、前記前枠13における窓口13aの下方位置には、パチンコ球を貯留可能な球受け皿14が設けられており、当該前枠13と一体的に球受け皿14を開閉し得るようになっている。実施例の前枠13には、上下の位置関係で2つの球受け皿14が組み付けられており、図1に上側の球受け皿14のみを図示してある。なお、前記上下の球受け皿14の一方および両方を、前枠13とは個別に中枠12に組み付けるようにしてもよい。また、中枠12や前枠13に、1つの球受け皿14のみを備える構成とすることもできる。
前記遊技盤20は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、図2に示すように、略円形状の案内レール23が前面(盤面)に配設されて前記遊技領域22が前面側に画成されている。なお、遊技盤20には、案内レール23として、遊技盤20の右下部から左上部にかけて円弧状に延在して遊技領域22の左下側を画成する第1レール部23aと、遊技盤20の左下部から右上部にかけて円弧状に延在して遊技領域22の上部を画成する第2レール部23bと、第1レール部23aの右下端部および第2レール部23bの右上端部の間に位置して遊技領域22の右部を画成する第3レール部23cとが設けられており、遊技盤20の前面における遊技領域22の左側には、第2レール部23bが第1レール部23aの外側に離間して位置することで、当該第1レール部23aおよび第2レール部23bの間に、パチンコ球が通過可能な発射通路25が画成されている。そして、前記球発射装置18から発射されたパチンコ球が発射通路25の下方開口から飛翔して、発射通路25の上端に位置する発射口25aから遊技領域22内に打ち出されるようになっている。また、遊技盤20の後面には、各種部材が収容される収容空間82を当該遊技盤20との間に画成する設置部材(収容空間画成部材)80が配設されている。なお、実施例の遊技盤20は、ベニヤ材から形成された不透明な板状部材であって、前記収容空間82を遊技盤20の前面側から透視し得ないようになっている。
次に、前記枠状装飾部材28について詳細に説明する。前記枠状装飾部材28は、図2に示すように、前記遊技盤20の前面より前方に突出して前記遊技領域22側と前記図柄表示装置17側とを区切る庇状部28aを備える。そして、枠状装飾部材28が遊技盤20に取り付けられた状態で、該枠状装飾部材28の外側、具体的には庇状部28aと案内レール23との間にパチンコ球が流下する流下領域22a,22bが画成されるようになっている。すなわち、遊技領域22は、枠状装飾部材28の左側に形成された第1の流下領域22aと、当該枠状装飾部材28の右側に形成された第2の流下領域22bとに区画されており、操作ハンドル16の操作レバー16aを回動操作して打球力を調節することにより、パチンコ球を第1の流下領域22aに流下させる遊技形態(左打ち)およびパチンコ球を第2の流下領域22bに流下させる遊技形態(右打ち)の何れかを遊技者が任意に選択し得るように構成されている。第1および第2の流下領域22a,22bには、ゲート部材27が夫々配設されており、各流下領域22a,22bを流下するパチンコ球がゲート部材27のゲート口27aを通過し得るようになっている。そして、遊技領域22は、前記枠状装飾部材28の下方位置において第1および第2の流下領域22a,22bが合流するようになっており、当該第1および第2の流下領域22a,22bが合流する合流領域に前記始動入賞ユニット50および前記アウト口24が設けられている。すなわち、遊技領域22は、枠状装飾部材28の左側および右側を流下したパチンコ球が、合流領域の下端に位置するアウト口24まで流下し得ると共に、合流領域におけるアウト口24より上方で第1始動入賞口51aや第2始動入賞口52aに入球(入賞)し得るよう構成されている。また、遊技領域22の左下部には複合入賞ユニット70が配設されており、該複合入賞ユニット70に設けられた特別入賞口71aや普通入賞口71a,71bに、第1の流下領域22aを流下したパチンコ球が入球し得るようになっている。
前記ゲート部材(入球部)27は、図2に示すように、上下に貫通するようゲート口27aが形成されており、遊技領域22(流下領域22a,22b)を流下するパチンコ球がゲート部材27の上方からゲート口27aに入球して該ゲート口27aを下方へ通過し得るようになっている。また、ゲート部材27には、ゲート口27aを通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ(図示せず)が設けられている。このゲートセンサは、図示しない制御基板に配線接続されており、該ゲートセンサから制御基板(具体的には、制御基板に設けられたCPU)への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り判定条件が成立するようになっている。そして、前記制御基板(具体的には、CPU)において、普図当り判定条件の成立に伴って、後述する特図当り判定条件が成立し易くなる状態(普図当り遊技)を生起させるか否かに関する普図当り判定が行われ、該普図当り判定の結果に応じて前記始動入賞ユニット50に設けられた駆動手段としての始動入賞ソレノイドSL(図3(b)参照)が駆動制御されて、始動入賞ユニット50に設けられた開閉部材52bが開閉動作するようになっている。すなわち、実施例のパチンコ機10は、ゲートセンサによるパチンコ球の検出を契機として行われる普図当り判定の判定結果が当りの判定である場合に、前記始動入賞ユニット50の第2始動入賞口52aを所定の開放条件で開放する普図当り遊技が行われて、当該第2始動入賞口52aへパチンコ球を入球させ得る機会が与えられるようになっている。
前記始動入賞ユニット50は、図2に示すように、前記枠状装飾部材28の下方位置(アウト口24の直上位置)に、前記第1始動入賞口51aが上方に常に開口するよう設けられており、前記第1の流下領域22aを流下するパチンコ球および前記第2の流下領域22bを流下するパチンコ球が第1始動入賞口51aに入球し得るようになっている。すなわち、始動入賞ユニット50には、パチンコ球が常に入球可能な第1始動入賞口51aを有する第1始動入賞部(入球部)51が設けられている。また、始動入賞ユニット50における第1始動入賞口51aの下側には、前記第2始動入賞口52aが前方へ向けて開口するよう設けられると共に、該第2始動入賞口52aを開閉する開閉部材(可変手段)52bが配設されている。そして、開閉部材52bが、前記始動入賞ソレノイドSLの駆動に伴って、第2始動入賞口52aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置とに変位するようになっており、開閉部材52bが開放された状態でのみ第2始動入賞口52aにパチンコ球が入球し得るよう構成されている。すなわち、始動入賞ユニット50には、パチンコ球の入球し易さ(入球の可否)が変化する第2始動入賞口52aを有する第2始動入賞部(入球部)52が設けられている。始動入賞ユニット50は、開閉部材52bが開放位置にある状態において、前記第1の流下領域22aを流下するパチンコ球および前記第2の流下領域22bを流下するパチンコ球が第2始動入賞口52aに入球し得るように構成されている。
図3および図4に示すように、前記第1始動入賞部51は、上方および後方に開口する箱状に設けられた前記受け部材54(詳しくは後述する)を前記始動台板53の前面上部に前側から組み付けることで構成されている。図4および図5に示すように、始動台板53の前面上部には、当該始動台板53を前後に貫通する連通口53aが形成されており、当該連通口53aを前側から覆うように受け部材54が始動台板53の前面に配設されることで、パチンコ球を遊技領域22の外部へ向けて案内する受け樋54aが始動台板53および受け部材54の間に画成されて、該受け樋54aの後方開口が連通口53aに連通すると共に、受け樋54aが上方へ向けて開口して始動台板53の前側に第1始動入賞口51aが画成される。これにより、第1始動入賞口51aと連通口53aとが連通するよう構成されている。連通口53aは、始動本体部55に形成された第1始動入賞路56と連通しており、始動本体部55には、第1始動入賞路56を通過するパチンコ球を検出する第1始動入賞検出センサSE1が第1始動入賞路56に対応して配設されている。すなわち、第1始動入賞部51に設けられた第1始動入賞口51a、受け樋54aおよび連通口53aを通過したパチンコ球が、第1始動入賞路56を通過する過程で第1始動入賞検出センサSE1により検出されるようになっている。
前記第2始動入賞部52は、パチンコ球が通過可能な略矩形状の第2始動入賞口52aを前記始動台板53の前面下部(受け部材54および連通口53aの下方)に形成すると共に、該第2始動入賞口52aを開閉する開閉部材52bの軸部61(図5参照)を始動台板53で枢支することで構成されている。この開閉部材52bは、第2始動入賞口52aの開口内縁に略整合する矩形板状に設けられ、下端部から軸部61が左右に突出するよう構成されている。そして、開閉部材52bの左右の軸部61を、始動台板53における第2始動入賞口52aの下端部を挟む左右両側に形成された後方に開口する凹状の軸収容部53bに後側から収容して、当該軸部61を当該軸収容部53bと前記始動本体部55とで挟み込んで支持することで、開閉部材52bが軸部61を中心として(第2始動入賞口52aの開口下縁部に沿う軸を中心として)前後に揺動可能に枢支される。そして、開閉部材52bは、第2始動入賞口52aをパチンコ球が入球不能に塞ぐ閉鎖位置と、遊技領域22(合流領域)に突出して第2始動入賞口52aをパチンコ球が入球可能に開放する開放位置とに変位し得るようになっている。すなわち、開閉部材52bが第2始動入賞口52aを塞ぐ閉鎖位置にある場合には、開閉部材52bの上端(自由端)が第2始動入賞口52aの開口上縁部に前側から当接して開閉部材52bの前側(第2始動入賞口52aの前側)をパチンコ球が上下に通過し得るようになり、開閉部材52bが第2始動入賞口52aを開放する開放位置にある場合には、開閉部材52bが前方に突出して第2始動入賞口52aの前側に流入したパチンコ球の下方への移動が開閉部材52bにより阻止される。
次に、接触部546について説明する。図3および図4に示すように、前記受け部材54の前記下壁(流路形成部)543の下端(下中壁部545)には、下方へ向けて突出するよう接触部546が設けられている。接触部546は、下壁543における左右方向の中央部(具体的には、下中壁部545の左右方向中央部)において前後に延在するよう設けられている。この接触部546は、第2始動入賞口52aの前側に位置しており、左右一方の取込口59aから取込流路59に流入したパチンコ球に接触することで、取込流路59を他方の取込口59aへ向かって左右方向に移動するパチンコ球の勢いを誘導面60上で低減させて該パチンコ球を誘導面60の傾斜方向に向かわせ、これにより他方の取込口59aから遊技領域22側に排出されるのを防止し得るように構成されている。
前記複合入賞ユニット70は、図2に示すように、前記枠状装飾部材28の左下方位置(始動入賞ユニット50の左方位置)に、前記第1の流下領域22aを流下するパチンコ球が入球可能な特別入賞口71a、普通入賞口72a,72bおよび第2アウト口74aが設けられている。複合入賞ユニット70には、上方に開口する特別入賞口71aを開閉するシャッタ71bが設けられており、該シャッタ71bは、駆動手段としての図示しない特別入賞ソレノイドの駆動に伴って、特別入賞口71aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置とに変位するようになっている。また、複合入賞ユニット70には、普通入賞口72a,72bが上方へ向けて常に開口するよう形成された普通入賞部72が設けられている。すなわち、始動入賞ユニット50には、パチンコ球の入球し易さ(入球の可否)を変化させることが可能な特別入賞口71aを有する特別入賞部(入球部)71と、パチンコ球が常に入球可能な普通入賞口72a,72bを有する普通入賞部(入球部)72とが設けられている。また、前記複合入賞ユニット70には、特別入賞口71aに入球したパチンコ球を検出する検出手段としての図示しない特別入賞検出センサが配設されている。特別入賞検出センサは、前記設置部材80の裏面に配設された前記制御基板に配線接続されており、該特別入賞検出センサから制御基板(具体的には、制御基板に設けられたCPU)への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って、制御基板(具体的には、CPU)が規定数の賞球の払い出しを決定するようになっている。なお、前記設置部材80には、普通入賞口72a,72bに入球したパチンコ球を検出する検出手段としての普通入賞検出センサ(図示せず)が配設されている。この普通入賞検出センサもまた前記制御基板に配線接続されており、該普通入賞検出センサから制御基板(具体的には、制御基板に設けられたCPU)への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って、制御基板(具体的には、CPU)が規定数の賞球の払い出しを決定するようになっている。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
次に、上記実施例に係るパチンコ機10の別例に係る構成について、図6を参照して説明する。以下に説明する別例では、前述した実施例に係るパチンコ機10における第2始動入賞部52を備えた始動入賞ユニット50に代えて、可変入賞部152が始動台板53に設けられた入賞ユニット150を採用しており、他の基本的な構成は同じとなっている。この可変入賞部152は、前述した実施例における第2始動入賞部52として機能するものでもよいし、前述した実施例における特別入賞部71として機能するものでもよい。以下の説明では、別例における入賞ユニット150の可変入賞部152に関する構成について説明し、可変入賞部152に関する電気的な作用等の説明を省略すると共に、上記実施例で説明したパチンコ機10と同一の構成に関しては、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、受け部材54は、前述した実施例とは下壁543の形状が異なるものを示すが、同一の符号を付すと共に詳細な説明を省略する。
このように、別例に係るパチンコ機10は、遊技領域22が形成された遊技盤20と、遊技領域22を流下するパチンコ球が入球可能な下側連通口(入球口)153aを有する可変入賞部(入球部)152と、この可変入賞部152に設けられて下側連通口153aに対して変位可能な可変手段としての左右一対の羽根部材152bとを備えている。また、別例のパチンコ機10は、可変入賞部152が、下側連通口153aの前方から該下側連通口153aの下縁部に向けて下方傾斜する誘導面160を備えており、羽根部材152bが、誘導面160の左右両側で前後に延在する軸部161を中心として上端側が左右に揺動すると共に、当該一対の羽根部材152bの各自由端が下壁543に近接する閉鎖位置と、当該一対の羽根部材152bの各自由端が下壁543から離間して誘導面160に向けて下方傾斜する開放位置とに変位し得るよう構成されている。そして、接触部546が、パチンコ球の直径以下の間隔を介して誘導面160の傾斜上端部と対向するよう下壁543に設けられている。すなわち、別例のパチンコ機10では、下側連通口153aへ向けて下方傾斜する誘導面160を形成すると共に、接触部546をパチンコ球の直径以下の間隔を介して誘導面160の傾斜上端部と対向するよう下壁543の下端部に設けることで、左右一対の羽根部材152bの案内面158と、誘導面160と、下壁543とで画成される取込流路159を左右に移動するパチンコ球に接触部546を接触させて誘導面160の傾斜方向に向かわせることができ、該パチンコ球を速やかに下側連通口153aに入球させることができる。
なお、遊技機の構成としては、前述した実施例に示したものに限らず、以下に示す如く種々の構成を採用可能である。
すなわち、実施例の特別入賞口を有する入賞ユニット(入賞装置、入賞手段)は、上方に開口する特別入賞口と、この特別入賞口に対して変位可能なシャッタとを特別入賞部に備えるよう構成されていたが、入賞ユニットを以下のように構成してもよい。
・ 前方に開口する特別入賞口と、特別入賞口に対して変位可能なシャッタ(可変手段)とを特別入賞部に設けると共に、シャッタが第1位置から第2位置に変位した場合に、第1位置と較べて特別入賞口に遊技球が入球し易くなるよう構成する。また、シャッタが、第2位置にある状態で遊技盤の前面より前側に位置すると共に、遊技領域を流下する遊技球を受けて特別入賞口に誘導し得るよう構成する。なお、シャッタは、実施例の第2始動入賞口を開閉する開閉部材のように、特別入賞口の開口下縁部に沿う軸を中心として上縁側が前後に揺動するものでもよい。更に、特別入賞口の開口上縁側に流路形成部を設け、該流路形成部と第2位置にあるシャッタとの間に、特別入賞口に連通する取込流路が形成されるようにして、取込流路において特別入賞口を挟む左右両側で取込口が遊技領域に開口するよう構成する。そして、取込流路を移動する遊技球と接触可能な接触部を流路形成部に設けて、取込口を介して取込流路に流入した遊技球が他の取込口から排出されるのを防止し得るように構成する。
(2) 実施例では、第2位置(開放位置)にある可変手段(開閉部材)と、入球口の1つとしての第1始動入賞口を形成する受け部材との間に取込流路を形成したが、受け部材は、入球口を形成するものでなくてもよい。
(3) 実施例では、入球口の1つとしての第2始動入賞口と、第2始動入賞口を開閉する可変手段としての開閉部材と、開閉部材との間に取込流路を形成する流路形成部とを1つの入賞ユニット(入賞装置、入賞手段)に設けたが、入球口および可変手段と、流路形成部とを、夫々別の部材に設けてもよい。例えば、図柄表示装置の外側を囲む枠状装飾部材の下部に流路形成部を設けると共に、枠状装飾部材の下側に隣接配置した入賞ユニットに入球口および可変手段を設けて、第2位置(開放位置)にある可変手段と、流路形成部材との間に取込流路を形成するよう構成することができる。
(4) 実施例では、第2位置(開放位置)にある可変手段(開閉部材)が左右方向の略全体に亘って流路形成部(受け部材の下壁)に対向して取込流路を形成するよう構成したが、第2位置にある可変手段における左右方向の一部のみが流路形成部に対向して取込流路を形成するよう構成してもよい。
(5) 実施例では、入球口(第2始動入賞口)を開閉すると共に流路形成部(受け部材の下壁)との間に取込流路を画成する可変手段として、揺動により入球口を開閉する開閉部材を備えるように構成したが、可変手段は、揺動により入球口を開閉するものに限られるものではなく、例えば、前後にスライド移動して閉鎖位置および開放位置に変位する可変手段を採用してもよい。
(6) 実施例では、開閉部材が形成する誘導面に対して接触部が遊技球の直径以下の間隔で離間するよう構成したが、接触部を誘導面に対して遊技球の直径以上に離間させて設けてもよい。例えば、左右寸法の比較的小さい(例えば、遊技球の直径の3倍以下)誘導面の左右両側に一対の案内面を設けた構成では、誘導面と案内面とが高さ位置において近接しているかに拘らず、遊技球が一方の案内面から誘導面を飛び越えて他方の案内面に移動して、入球口に入球することなく遊技領域に落下し得る。これに対し、接触部の突出端部(下端)の高さ位置と、案内面の傾斜下端部の高さ位置との差を、遊技球の直径以下とする。この場合に、接触部は、誘導面に対して遊技球の直径以上に離間させる。このように構成すれば、接触部を誘導面に対して遊技球の直径以上に離間させたとしても、遊技球が一方の案内面から他方の案内面に移動するのを防止できる。
(7) 実施例では、取込流路の左右両側に取込口を1つずつ形成したが、左右一方または両方に複数の取込口を設けるようにしてもよい。
(8) 実施例では、接触部を、流路形成部(受け部材の下壁)から下方に突出するよう設けたが、流路形成部から下方に突出する接触部を設けず、流路形成部材を誘導面側に近接させて接触部として機能させてもよい。
(9) 実施例では、接触部を、流路形成部(受け部材の下壁)から下方に突出すると共に入球口の前側で前後に延在するよう設けることで、接触部の左右寸法を小さく形成したが、入球口の左右の開口幅が充分に大きく、接触部の左右両側から入球口へ向けて遊技球が入球し得るのであれば、例えば下方に突出する突起状または筒状等といった形状を接触部に採用してもよい。
(10) 実施例では、誘導面の傾斜上端部と、その真上に位置する接触部の後部の前端部との間の上下寸法を遊技球の直径以下とする一方、後部および誘導面の間の上下寸法を後側に向かうにつれ次第に大きくして、取込流路の後端部では、後部および誘導面の間の上下寸法がパチンコ球の直径以上となるように設定した。これに対し、後部および誘導面が前後に亘って一定の間隔となるよう設けてもよいし、後部および誘導面の間の上下寸法が後側に向かうにつれ次第に小さくなるよう設けてもよい。
前記可変手段(52b,152b)は、前記第2位置にある状態で前記遊技盤(20)の前面より前側に位置すると共に、前記遊技領域(22)を流下する遊技球を受けて前記入球口(52a,153a)に誘導し得るよう構成され、
前記入球手段(50)には、前記入球口(52a,153a)の開口上縁側に流路形成部(543)が設けられて、当該流路形成部(543)と前記第2位置にある前記可変手段(52b,152b)との間に、前記入球口(52a,153a)に連通する取込流路(59,159)が形成されると共に、当該取込流路(59,159)において前記入球口(52a,153a)を挟む左右両側で取込口(59a,152a)が前記遊技領域(22)に開口するよう構成され、
前記取込流路(59,159)を移動する遊技球と接触可能な接触部(546)が前記流路形成部(543)に設けられて、前記取込口(59a,152a)を介して前記取込流路(59,159)に流入した遊技球が他の取込口(59a,152a)から排出されるのを防止し得るよう構成したことを要旨とする。
上記(A)に係る構成によれば、第2位置にある可変手段と流路形成部との間に取込流路を形成すると共に該取込流路を移動する遊技球と接触する接触部を流路形成部に設けることで、取込口を介して取込通路に流入した遊技球が他の取込口から排出されるのを防止して、該遊技球を入球口に入球させることができる。また、入球口および可変手段を有する入球部と、接触部が設けられた流路形成部とを入球手段に備えて、該入球手段を遊技盤に配設するよう構成することで、入球部および流路形成部を遊技盤に容易に設けることができる。
22 遊技領域
52 第2始動入賞部(入球部)
52a 第2始動入賞口(入球口)
52b 開閉部材(可変手段)
59 取込流路
59a 取込口
60 誘導面
61 軸部(軸)
152 可変入賞部(入球部)
152a 取込口
152b 羽根部材(可変手段)
153a 下側連通口(入球口)
159 取込流路
160 誘導面
161 軸部(軸)
543 下壁(流路形成部)
546 接触部
Claims (4)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な入球口を有する入球部と、前記入球部に設けられて前記入球口に対して変位可能な可変手段とを備え、前記可変手段が第1位置から第2位置に変位した場合に、前記第1位置と較べて前記入球口に遊技球が入球し易くなるよう構成された遊技機において、
前記可変手段は、前記第2位置にある状態で前記遊技盤の前面より前側に位置すると共に、前記遊技領域を流下する遊技球を受けて前記入球口に誘導し得るよう構成され、
前記入球口の開口上縁側に流路形成部が設けられて、当該流路形成部と前記第2位置にある前記可変手段との間に、前記入球口に連通する取込流路が形成されると共に、当該取込流路において前記入球口を挟む左右両側で取込口が前記遊技領域に開口するよう構成され、
前記取込流路を移動する遊技球と接触可能な接触部が前記流路形成部に設けられて、前記取込口を介して前記取込流路に流入した遊技球が他の取込口から排出されるのを防止し得るよう構成した
ことを特徴とする遊技機。 - 前記接触部は、前記流路形成部の下端部から下方に突出して前記入球口の前側で前後に延在するよう設けられると共に、前記入球口に近接するにつれて下方への突出寸法が次第に小さくなるよう設けられた請求項1記載の遊技機。
- 前記可変手段は、前記入球口の開口下縁に沿う軸を中心に上端側が前後に揺動することで、前記入球口を塞ぐ前記第1位置と、前記入球口を開放して該入球口の下縁部に向けて下方傾斜する誘導面を形成する前記第2位置とに変位し得るよう構成され、
前記接触部は、遊技球の直径以下の間隔を介して前記誘導面の傾斜上端部と対向するよう前記流路形成部の下端部に設けられた請求項1または2記載の遊技機。 - 前記入球部は、前記入球口の前方から該入球口の下縁部に向けて下方傾斜する誘導面を備え、
前記可変手段は、前記誘導面の左右両側で前後に延在する軸を中心として上端側が左右に揺動する左右一対の羽根部材からなり、前記一対の羽根部材の各自由端が前記流路形成部に近接する前記第1位置と、前記一対の羽根部材の各自由端が前記流路形成部から離間して、前記誘導面に向けて下方傾斜する前記第2位置とに変位し得るよう構成され、
前記接触部は、遊技球の直径以下の間隔を介して前記誘導面の傾斜上端部と対向するよう前記流路形成部の下端部に設けられた請求項1または2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015120685A JP6236036B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015120685A JP6236036B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017000630A true JP2017000630A (ja) | 2017-01-05 |
JP6236036B2 JP6236036B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=57753119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015120685A Active JP6236036B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6236036B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043389A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2008245777A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Newgin Corp | 入賞装置 |
JP2011000181A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
-
2015
- 2015-06-15 JP JP2015120685A patent/JP6236036B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043389A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2008245777A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Newgin Corp | 入賞装置 |
JP2011000181A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6236036B2 (ja) | 2017-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013070703A (ja) | パチンコ機 | |
JP2010207265A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2007260086A (ja) | 遊技機 | |
JP2010207266A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6236036B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5389891B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6128713B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP2016174675A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4591813B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4954940B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5450550B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2016096868A (ja) | 遊技機 | |
JP6317241B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6126645B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4546806B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5261523B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2019051143A (ja) | 遊技機 | |
JP6504573B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5544473B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5608261B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6297967B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6047717B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5294494B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5852062B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6048899B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170725 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6236036 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |