JP2016535814A5 - - Google Patents
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Description
実施形態26前記非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、実施形態2〜9のいずれか1つに定義される通りである、実施形態24又は25に記載の組成物。本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[15]に記載する。
[項目1]
フッ化ビニリデン(VDF)と、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエテン(TFE)、ペルフルオロビニルエーテル(PAVE)、ペルフルオロアリルエーテル(PAAVE)、又はそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーとに由来する繰り返し単位を含む硬化性フルオロポリマーを作製する方法であって、前記モノマーを、1つ以上の反応開始剤と、ヨウ素、臭素、又はそれらの組み合わせから選択される1個以上のハロゲンを含有する1つ以上の連鎖移動剤と、少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有する1つ以上の非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤と、を含有する水性媒体中で、ラジカル反応で重合させることを含み、前記重合が、フッ素化乳化剤を添加することなく実行される、方法。
[項目2]
前記少なくとも1個のポリヒドロキシ単位が、環状であり、六員環及び/又は五員環を含有する、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記ポリヒドロキシ乳化剤が、アルキル(ポリ)グリコシド、アルキオキシ(alkyoxy)(ポリ)グリコシド、ポリオキシアルキル(ポリ)グリコシド、及びそれらの組み合わせから選択される、項目1に記載の方法。
[項目4]
前記ポリヒドロキシ乳化剤が、一般式
に従うアルキルグルコシドから選択され、式中、mが、1〜10の整数を表し、Rが、1個以上の酸素原子の割り込みがあってもよいアルキル鎖を表す、項目1に記載の方法。
[項目5]
前記少なくとも1個のポリヒドロキシ単位が、非環状である、項目1に記載の方法。
[項目6]
前記少なくとも1つの非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、一般式(III)
R 1 −C(=O)−N(R 3 )−Z (III)
により表され、式中、R 3 が、H、又は1〜8個の炭素原子を含有する直鎖若しくは分枝鎖脂肪族残基であり、好ましくは、R 3 が、H、又はC 1 〜C 4 のヒドロカルビル若しくはヒドロキシヒドロカルビルであり、前記脂肪族残基の炭素鎖が、任意に、1個又は2個以上のカテナリー酸素(エーテル)原子の割り込みがあってもよく、R 1 が、5〜31個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖脂肪族残基を表し、Zが、前記炭素鎖に直接結合した少なくとも2個のヒドロキシ基を有する非環状ポリヒドロキシヒドロカルビル部分を表す、項目5に記載の方法。
[項目7]
Zが、一般式
−(CHOH) n −により表される非環状単位を含有し、式中、nが、2〜最大8以下の整数を表す、項目6に記載の方法。
[項目8]
前記連鎖移動剤が、1〜12個の炭素原子を有する、α−ωジヨードアルカン、α−ωジヨードフルオロアルカン、及びα−ωジヨードペルフルオロアルカンから選択される、項目1〜7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記重合が、ヨウ素含有硬化部位モノマーの存在下で実行される、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
前記硬化性ポリマーが、14〜80重量%のフッ化ビニリデンコモノマーを含有する、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
前記硬化性フルオロポリマーが、前記ポリマーの総重量に基づいて、約0.1〜約0.6重量%のヨウ素を含有する、項目1〜10のいずれか一項に記載の方法。
[項目12]
前記硬化性フルオロポリマーが、少なくとも10の−CF 2 CH 2 I/−CF 2 CH 2 OH基比を有する、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
前記硬化性フルオロポリマーが、水性分散液中に存在し、約20〜約300nmのZ平均粒径を有する、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
[項目14]
前記硬化性フルオロポリマーが、約20〜約80のムーニー粘度(ML1+10、121℃)を有する、項目1〜13のいずれか一項に記載の方法。
[項目15]
非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤と、約20〜約80のムーニー粘度(ML1+10、121℃)、少なくとも10の−CF 2 CH 2 I/−CF 2 CH 2 OH基比を有する硬化性フルオロポリマーと、を含む組成物であって、前記硬化性フルオロポリマーが、前記ポリマーの総重量に基づいて、約0.1〜約0.6重量%のヨウ素を含有し、前記硬化性ポリマーが、フッ化ビニリデン(VDF)と、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエテン(TFE)、ペルフルオロビニルエーテル(PAVE)、ペルフルオロアリルエーテル(PAAVE)、又はそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーとに由来する繰り返し単位を含み、前記非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有し、前記組成物が、フッ素化乳化剤を含まない、組成物。
[項目1]
フッ化ビニリデン(VDF)と、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエテン(TFE)、ペルフルオロビニルエーテル(PAVE)、ペルフルオロアリルエーテル(PAAVE)、又はそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーとに由来する繰り返し単位を含む硬化性フルオロポリマーを作製する方法であって、前記モノマーを、1つ以上の反応開始剤と、ヨウ素、臭素、又はそれらの組み合わせから選択される1個以上のハロゲンを含有する1つ以上の連鎖移動剤と、少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有する1つ以上の非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤と、を含有する水性媒体中で、ラジカル反応で重合させることを含み、前記重合が、フッ素化乳化剤を添加することなく実行される、方法。
[項目2]
前記少なくとも1個のポリヒドロキシ単位が、環状であり、六員環及び/又は五員環を含有する、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記ポリヒドロキシ乳化剤が、アルキル(ポリ)グリコシド、アルキオキシ(alkyoxy)(ポリ)グリコシド、ポリオキシアルキル(ポリ)グリコシド、及びそれらの組み合わせから選択される、項目1に記載の方法。
[項目4]
前記ポリヒドロキシ乳化剤が、一般式
[項目5]
前記少なくとも1個のポリヒドロキシ単位が、非環状である、項目1に記載の方法。
[項目6]
前記少なくとも1つの非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、一般式(III)
R 1 −C(=O)−N(R 3 )−Z (III)
により表され、式中、R 3 が、H、又は1〜8個の炭素原子を含有する直鎖若しくは分枝鎖脂肪族残基であり、好ましくは、R 3 が、H、又はC 1 〜C 4 のヒドロカルビル若しくはヒドロキシヒドロカルビルであり、前記脂肪族残基の炭素鎖が、任意に、1個又は2個以上のカテナリー酸素(エーテル)原子の割り込みがあってもよく、R 1 が、5〜31個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖脂肪族残基を表し、Zが、前記炭素鎖に直接結合した少なくとも2個のヒドロキシ基を有する非環状ポリヒドロキシヒドロカルビル部分を表す、項目5に記載の方法。
[項目7]
Zが、一般式
−(CHOH) n −により表される非環状単位を含有し、式中、nが、2〜最大8以下の整数を表す、項目6に記載の方法。
[項目8]
前記連鎖移動剤が、1〜12個の炭素原子を有する、α−ωジヨードアルカン、α−ωジヨードフルオロアルカン、及びα−ωジヨードペルフルオロアルカンから選択される、項目1〜7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記重合が、ヨウ素含有硬化部位モノマーの存在下で実行される、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
前記硬化性ポリマーが、14〜80重量%のフッ化ビニリデンコモノマーを含有する、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
前記硬化性フルオロポリマーが、前記ポリマーの総重量に基づいて、約0.1〜約0.6重量%のヨウ素を含有する、項目1〜10のいずれか一項に記載の方法。
[項目12]
前記硬化性フルオロポリマーが、少なくとも10の−CF 2 CH 2 I/−CF 2 CH 2 OH基比を有する、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
前記硬化性フルオロポリマーが、水性分散液中に存在し、約20〜約300nmのZ平均粒径を有する、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
[項目14]
前記硬化性フルオロポリマーが、約20〜約80のムーニー粘度(ML1+10、121℃)を有する、項目1〜13のいずれか一項に記載の方法。
[項目15]
非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤と、約20〜約80のムーニー粘度(ML1+10、121℃)、少なくとも10の−CF 2 CH 2 I/−CF 2 CH 2 OH基比を有する硬化性フルオロポリマーと、を含む組成物であって、前記硬化性フルオロポリマーが、前記ポリマーの総重量に基づいて、約0.1〜約0.6重量%のヨウ素を含有し、前記硬化性ポリマーが、フッ化ビニリデン(VDF)と、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエテン(TFE)、ペルフルオロビニルエーテル(PAVE)、ペルフルオロアリルエーテル(PAAVE)、又はそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーとに由来する繰り返し単位を含み、前記非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有し、前記組成物が、フッ素化乳化剤を含まない、組成物。
Claims (4)
- (i)フッ化ビニリデン;並びに(ii)ヘキサフルオロプロペン、テトラフルオロエテン、ペルフルオロビニルエーテル、ペルフルオロアリルエーテル、及びそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位を含む硬化性フルオロポリマーを作製する方法であって、
前記モノマーを、(a)1つ以上の反応開始剤、ヨウ素、臭素、及びそれらの組み合わせから選択される1個以上のハロゲンを含有する1つ以上の連鎖移動剤から選択される第1の材料;並びに(b)少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有する1つ以上の非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤、を含有する水性媒体中で、ラジカル反応で重合させることを含み、
前記重合が、フッ素化乳化剤を添加することなく実行される、方法。 - 前記連鎖移動剤が、(a)α−ωジヨードアルカン、(b)α−ωジヨードフルオロアルカン、及び(c)α−ωジヨードペルフルオロアルカンから選択され、(a)〜(c)の各々は、1〜12個の炭素原子を有する、請求項1〜2のいずれか一項に記載の方法。
- 非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤と、
約20〜約80のムーニー粘度(ML1+10、121℃)、少なくとも10の−CF2CH2I/−CF2CH2OH基比を有する硬化性フルオロポリマーと、
を含む組成物であって、
前記硬化性フルオロポリマーが、前記ポリマーの総重量に基づいて、約0.1〜約0.6重量%のヨウ素を含有し、
前記硬化性ポリマーが、(i)フッ化ビニリデン;並びに(ii)ヘキサフルオロプロペン、テトラフルオロエテン、ペルフルオロビニルエーテル、ペルフルオロアリルエーテル、及びそれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの過フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位を含み、
前記非フッ素化脂肪族ポリヒドロキシ乳化剤が、少なくとも2個の隣接するヒドロキシル基を有する少なくとも1個のポリヒドロキシ単位及び4〜40個の炭素原子を含有する少なくとも1個の長鎖単位を含有し、
前記組成物が、フッ素化乳化剤を含まない、組成物。
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