JP2016535164A - 耐衝撃性熱可塑性組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、− 少なくとも1種類のポリアミド(A)と;− ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含む少なくとも1種類のコポリマー(B)と;− 無水マレイン酸単位又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンである、単一ポリオレフィン(C)とを含む組成物に関する。本発明はまた、この組成物から製造された物体及び関連する製造方法にも関する。【選択図】なし

Description

本発明は、耐衝撃性熱可塑性組成物及びさまざまな部品の製造におけるその使用に関する。
ポリマー組成物は、例えば履物のソールなど、あらゆる種類の物品の製造に用いられることが知られている。ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むコポリマーは、この種の用途において特に有益である。しかしながら、これらはコストが比較的高く、衝撃強度が低すぎる場合がある。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むこれらのコポリマーを、他のポリマーと混ぜて使用することもまた知られている。
例えば、欧州特許第0787761号及び同第0787771号は、ポリアミドと、ポリアミドブロック及びポリエーテルブロックを含むコポリマーと、ポリオレフィンと、官能化ポリオレフィンとをベースとした四元組成物について記載している。しかしながら、これらの組成物は依然として低すぎうる衝撃強度を示す。
米国特許出願公開第2013/0172484号は、ポリアミドと、ポリアミドブロック及びポリエーテルブロックを含むコポリマーと、官能化エチレン/オレフィン・コポリマーと、官能化エチレン/プロピレン・コポリマーとを含む組成物を教示している。
さらには、欧州特許第0564338号は、ポリアミド樹脂をベースとし、かつ、不飽和エポキシドに由来する単位を有する少なくとも1種類のエチレンポリマーを含む組成物について教示している。
高い衝撃強度を示し、かつプロセスが単純なポリマー組成物の開発が必要とされている。
本発明は、最初に、
− 少なくとも1種類のポリアミド(A)と;
− ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含む少なくとも1種類のコポリマー(B)と;
− 無水マレイン酸単位又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンである、単一ポリオレフィン(C)と
を含む組成物に関する。
一実施態様によれば、該組成物は、
− 5〜50%、好ましくは10〜45%のポリアミド(A)と;
− 35〜60%、好ましくは45〜55%のコポリマー(B)と;
− 5〜40%、好ましくは10〜35%のポリオレフィン(C)と;
− 0〜35%の添加剤と
を含む。
一実施態様によれば、ポリアミド(A)は、PA 6、PA 11、PA 12、PA 10.10、PA 10.12、PA 6.10、PA 6.12及びこれらの組み合わせから選択される。
一実施態様によれば、ポリオレフィン(C)は、無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(エチレン/プロピレン)、無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(スチレン/エチレン)、及び無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(エチレン/アクリレート)から選択される。
一実施態様によれば、コポリマー(B)はPA 6ブロックとポリテトラメチレングリコールブロックとを含むコポリマー、PA BACM.12ブロックとポリテトラメチレングリコールブロックとを含むコポリマー、及びこれらの組み合わせから選択される。
一実施態様によれば、ポリアミド(A)はPA 6であり、及び/又は、コポリマー(B)はPA 6とポリテトラメチレングリコールブロックとを含むコポリマーである。
本発明の別の主題は、ポリアミド(A)、コポリマー(B)、及び単一ポリオレフィン(C)の提供、並びに、好ましくは配合による、これらの混合を含む、上述の組成物の製造方法である。
本発明はまた、上述の組成物から製造された物体にも関する。
本発明はまた、組成物の提供、及び、好ましくは射出成形による、物体の成形を含む、この物体の製造方法にも関する。
本発明は、最先端の技術の不利益を克服することを可能にする。さらに具体的には、本発明は、高い衝撃強度を示し、かつプロセスが単純なポリマー組成物を提供する。本発明に従った組成物は、射出成形法に特によく適している。
これは、少なくとも1種類のポリアミド(A)と、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含む少なくとも1種類のコポリマー(B)と、無水マレイン酸単位又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンである単一ポリオレフィン(C)との組み合わせによって達成される。
このような組成物は、2種類の異なる官能化ポリオレフィンの混合を提供する米国特許出願公開第2013/0172484号に記載される組成物と比較して、プロセスがより単純である。
本発明に従った組成物は、ポリウレタン熱可塑性プラスチック、又はポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むコポリマーと同様の特性を有する材料を、手ごろなコストで提供する(いずれの場合も、個別に取り上げたポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むコポリマーよりも安価である)。
本発明に従った組成物はまた、例えば、高い破断伸度、当技術分野のある特定の製品よりも低い密度及び低い感水性、低い曲げ弾性率、及び良好な曲げ疲労特性を示す。
本発明は、さらに詳細に、かつ、以下の説明において暗黙の限定がなされることなく、説明される。
提示される百分率は、他に特に示唆されない限り、重量比に対応している。
本発明は、
− 少なくとも1種類のポリアミド(A)と;
− ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含む少なくとも1種類のコポリマー(B)と;
− 無水マレイン酸単位又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンである単一ポリオレフィン(C)と;
− 任意選択的な添加剤と
を含む、組成物を提供する。
用語「単一ポリオレフィン」とは、組成物が、ただ1つの化学式に対応するポリオレフィンを含むことを意味することが理解される(組成物中の該ポリオレフィンの個々の分子は、特に、平均分子量、平均グラフト化度などを伴ったランダム分布になりうることが理解される)。
特に、本組成物は非官能化ポリオレフィンを有せず、また本組成物は無水マレイン酸単位によって官能化されたポリオレフィン又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンのいずれかを含むが、これら2つの混合物は含まない。
ポリアミド(A)は、ポリアミドの技術分野で知られている方法で調製された半結晶性又は非晶質のポリアミドでありうる。
半結晶性及び/又は非晶質のポリアミドの混合物もまた、本発明に関連して用いることができる。この場合、ポリアミド(A)が主に(50重量%超)半結晶性である混合物が好ましい。
ポリアミドは、一般に、アミノ酸又はラクタムのいずれか、又は二酸とジアミンとの混合物でありうる出発原料モノマーの重縮合によって製造される。
本発明に使用されうるポリアミド(PA)の製造における出発原料モノマーの例としては、限定はしないが、それらの通常の略語がカッコ内に表された次のモノマーが挙げられる:
− 脂肪族二酸、例えば、アジピン酸(6)、アゼライン酸(9)、セバシン酸(10)、ドデカン二酸(12)及び同様のものなど、又は芳香族二酸、例えば、テレフタル酸(T)、イソフタル酸(I)、及び同様のものなど;
− 脂肪族ジアミン、例えば、ブチレンジアミン(4)、ヘキサメチレンジアミン(6又はHMDA)、トリメチルヘキサメチレンジアミン(TMHMDA)の異性体、オクタメチレンジアミン(8)、デカメチレンジアミン(10)、ドデカメチレンジアミン(12)、及び同様のものなど、又は芳香族ジアミン、例えば、メタキシレンジアミン(MXD)など、又は脂環式ジアミン、例えば、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン(BACM)、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン(BMACM)、2,2ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)プロパン(BMACP)などの異性体、及び同様のもの、又は他のジアミン、例えば、イソホロンジアミン(IPDA)、2,6ビス(アミノメチル)ノルボルナン(BAMN)、及び同様のものなど;
− ラクタム、例えばカプロラクタム(L6)、ラウリルラクタム(L12)、及び同様のものなど;
− アミノ酸、例えば11アミノウンデカン酸(11)、11(Nヘプチルアミノ)ウンデカン酸(NHAU)、及び同様のものなど。
本発明のポリアミドは、脂肪族又は半芳香族のポリアミドでありうる。
脂肪族ポリアミドの中でもとりわけ、黙示的に制限されることなく、次のものが挙げられうる:ポリカプロラクタム(PA 6)、ポリウンデカナミド(PA 11)、ポリラウリルラクタム(PA 12)、ポリブチレンアジポアミド(PA 4.6)、ポリヘキサメチレンアジポアミド(PA 6.6)、ポリヘキサメチレンアゼラミド(PA 6.9)、ポリヘキサメチレンセバカミド(PA 6.10)、ポリヘキサメチレンドデカンジアミド(PA 6.12)、ポリデカメチレンドデカンジアミド(PA10.12)、ポリデカメチレンセバカミド(PA 10.10)、ポリドデカメチレンドデカンジアミド(PA 12.12)、ポリアミド及びコポリアミドPA 11/NHUA、PA BACM.6、PA BACM.10、PA BACM.12、PA 6/6.6、PA 6/12及びこれらの混合物。
半芳香族ポリアミドの中でもとりわけ、黙示的に制限されることなく、次のものが挙げられうる:PA 6/6.T、PA 6.6/6.T、PA 6.T/6.I、PA 6.6/6.T/6.I、PA 11/6.T、PA 12/6.T、PA MXD.6、PA MXD.10及びこれらの混合物。
非晶質のポリアミドの中でもとりわけ、黙示的に制限されることなく、以下のポリアミド及びコポリアミドが挙げられうる:ポリヘキサメチレン・イソフタルアミド(PA 6.I)、ポリトリメチルヘキサメチレン・テレフタルアミド(PA TMHMDA.T)、PA BACM.12、コポリアミドPA 6/BMACP.I、PA 6/BAMN.T、PA 11/BMACM.I、PA 11/BMACM.T/BMACM.I、PA 11/BACM.I/IPDA.I、PA 12/BMACM.I、PA 12/BACM.T/BACM.I、PA 12/BMACM.T/BMACM.I、PA 12/BACM.I/IPDA.I、PA 6.T/6.I/BACM.I、PA 6.T/6.I/BACM.T/BACM.I及びこれらの混合物。
好ましい実施態様によれば、ポリアミド(A)は半結晶性のポリアミドである。本発明の意味の範囲内において「半結晶性のポリアミド」とは、一般に、直鎖状の脂肪族ポリアミドを意味することが理解される。半結晶性のポリアミドの中でもとりわけ、PA 6、PA 11、PA 12、PA 10.10、PA 10.12、PA 6.10、PA 6.12及びこれらの混合物から選択されるものが選好される。
PA 6が好ましい。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むコポリマー(B)は、反応性末端を含むポリアミドブロックと、反応性末端を含むポリエーテルブロックとの共重縮合から生じるコポリマーであり、例えば、とりわけ:
− ジアミン鎖末端を含むポリアミドブロックと、ジカルボン酸鎖末端を含むポリオキシアルキレンブロックとの共重縮合;
− ジカルボン酸鎖末端を含むポリアミドブロックと、ジアミン鎖末端を含むポリオキシアルキレンブロックとの共重縮合。これらは、ポリエーテルジオールとして知られる、脂肪族のα,ω−ジヒドロキシル化ポリオキシアルキレンブロックのシアノエチル化及び水素化によって得られる;
− ジカルボン酸鎖末端を含むポリアミドブロックと、ポリエーテルジオールとの共重縮合。この具体的な事例では、得られる製品はポリエーテルエステルアミドである。
ジカルボン酸鎖末端を含むポリアミドブロックは、例えば、鎖制限剤のジカルボン酸の存在下でのα,ω−アミノカルボン酸、ラクタム、又はジカルボン酸とジアミンの縮合に由来する。有利には、ポリアミドブロックは、ポリアミド12又はポリアミド6である。
ポリアミドブロックの数平均モル質量は、有利には、300から15000の間であり、好ましくは600から5000の間である。ポリエーテルブロックの数平均モル質量は、100から6000の間であり、好ましくは200から3000の間である。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーは、ランダムに分布した単位を含みうる。これらのポリマーは、ポリエーテルと、ポリアミドブロックの前駆体との並発反応によって調製することができる。
例えば、少量の水の存在下、ポリエーテルジオール、ラクタム(又はα,ω−アミノ酸)と、鎖制限する二酸との反応が可能である。ポリマーは、本質的には、高度に可変長であるポリエーテルブロック及びポリアミドブロックを有したものが得られるが、ランダムに反応し且つポリマー鎖に沿って統計的に分布したさまざまな反応物質ももたらされる。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックを含むこれらのポリマーは、あらかじめ調製されたポリアミドブロックとポリエーテルブロックとの共重縮合から生じたか、一段反応から調製されたポリアミドブロックとポリエーテルブロックとの共重縮合から生じたかにかかわらず、例えば、メタクレゾール中、25℃で測定して、20から75の間、有利には30から70の間でありうるショアD硬度、及び0.8から2.5の間の固有粘度を示す。
ポリエーテルブロックがポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールから生じたか否かにかかわらず、それらはそのままで使用されてカルボキシル末端を含むポリアミドブロックと共重縮合されるか、又は、それらは、ポリエーテルジアミンに変換されカルボキシル末端を含むポリアミドブロックと縮合させるためにアミノ化される。それらはまた、統計的に分布された単位を有する、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーを形成するために、ポリアミド前駆体及び鎖制限剤と混合することもできる。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーは、米国特許第4331786号、同第4115475号、同第4195015号、同第4839441号、同第4864014号、同第4230838号及び同第4332920号に記載されている。
ポリエーテルは、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)又はポリテトラメチレングリコール(PTMG)でありうる;ポリテトラメチレングリコールはポリテトラヒドロフラン(PTHF)としても知られている。
ポリエーテルブロックは、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーの鎖にジオールの形態で導入されるかジアミンの形態で導入されるかにかかわらず、簡便化の目的で、PEGブロック又はPPGブロック、あるいは代替としてPTMGブロックと称される。
たとえポリエーテルブロックが異なる単位、例えばエチレングリコール(−OC−)由来、プロピレングリコール(−O−CH−CH(CH)−)由来、又は代替的にテトラメチレングリコール(−O−(CH−)由来の単位などを含む場合も、本発明の範囲から逸脱しないであろう。
好ましくは、ポリアミドブロックはポリアミド(A)と同一の単位を含む。
好ましくは、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーは、1種類のみのポリアミドブロックと1種類のみのポリエーテルブロックとを含む。
有利には、PA 6ブロック及びPTMGブロックを含むポリマーが使用される。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックを含む2つのポリマーの混合物も使用されうる。
有利には、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーは、ポリアミドが重量による主な構成成分になるようになっている、すなわち、ブロックの形態のポリアミドであって、鎖中に統計的に分布されたと思われるポリアミドの量が、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含むポリマーの50重量%以上を占めるようになっている。
有利には、ポリアミドの量及びポリエーテルの量は、ポリアミド/ポリエーテル比で50/50から80/20である。
好ましくは、同一のポリマー(B)のポリアミドブロックとポリエーテルブロックはそれぞれ、1000/1000、1300/650、2000/1000、2600/650、及び4000/1000の数平均モル質量を有する。
官能化ポリオレフィン(C)は、反応性の単位:官能性を有するオレフィンポリマーである。このような反応性の単位は、無水マレイン酸又はエポキシ官能基である。
ポリオレフィンの例としては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−オクテン、ブタジエンなどのα−オレフィン又はジオレフィンのホモポリマー又はコポリマーが挙げられ、さらに詳細には:
− エチレンのホモポリマー及びコポリマー、特に、LDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、VLDPE(超低密度ポリエチレン)、及びメタロセンポリエチレン、
− プロピレンのホモポリマー又はコポリマー、
− エチレン/α-オレフィン・コポリマー、例えば、エチレン/プロピレン、EPR(エチレン/プロピレンゴム)、及びEPDM(エチレン/プロピレン/ジエンをベースとするターポリマー)など、
− スチレン/エチレン−ブチレン/スチレン(SEBS)、スチレン/ブチレン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)又はスチレン/エチレン−プロピレン/スチレン(SEPS)ブロックコポリマー、
− エチレンと、例えばアルキル(メタ)アクリレート(例えばメチル、エチル又はブチルアクリレート、例えばArkema社から市販されるLotader(登録商標))などの不飽和カルボン酸の塩又はエステル、又は、酢酸ビニル(EVA)などの飽和カルボン酸のビニルエステルから選択される少なくとも1種類の生成物とのコポリマーであって、ここでコモノマーの割合は40重量%に達しうる。
上述のポリオレフィンは、反応性単位(官能性)、すなわち無水マレイン酸又はエポキシ官能基とグラフト化、共重合化又はターポリマー化することができる。
さらに詳細には、これらのポリオレフィンは、グリシジル(メタ)アクリレートなどの不飽和エポキシドと、又は無水マレイン酸と、グラフト化又は共重合化又はターポリマー化することができる。
官能化ポリオレフィン(C)は、グラフト化度が例えば0.01から5重量%の、無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートでグラフト化された次の(コ)ポリマーから選択することができる:
− 例えば、エチレン重量の35から80%を含む、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)又は、エチレンと、プロピレン、ブテン、ヘキセン、又はオクテンとのコポリマー;
− エチレン/プロピレン・コポリマー、EPR及びEPDMなどのエチレン/α−オレフィン・コポリマー、
− SEBS、SBS、SIS又はSEPSのブロックコポリマー、
− 最大で40重量%までの酢酸ビニルを含むEVAのコポリマー、
− 最大で40重量%までのアルキル(メタ)アクリレートを含む、エチレンとアルキル(メタ)アクリレートとのコポリマー(例えばArkema社から市販されるLotader(登録商標)など)、
− 最大で40重量%までのコモノマーを含む、エチレン及びEVA及びアルキル(メタ)アクリレートのコポリマー。
官能化ポリオレフィンは、重量比が例えば40/60から90/10の幅広い限定内で変化しうる、例えば、PE/EPR混合物でありえ、該混合物は例えば、0.01から5重量%のグラフト化度に従って無水マレイン酸と共グラフト化される。
官能化ポリオレフィン(C)はまた、無水マレイン酸がグラフトされ、次いでモノアミノ化ポリアミド(又はポリアミドオリゴマー)と縮合されたプロピレンを主成分とする、エチレン/プロピレン・コポリマーから選択することもできる(欧州特許出願第0342066号に記載される生成物)。
官能化ポリオレフィン(C)はまた、少なくとも次の単位のコポリマー又はターポリマーでありうる:
(1)エチレン、
(2)アルキル(メタ)アクリレート又は飽和カルボン酸ビニルエステル、及び
(3)無水マレイン酸又はエポキシ、例えばグリシジル(メタ)アクリレートなど。
後者のタイプの官能化ポリオレフィンの例としては、エチレンが好ましくはコポリマーの少なくとも60重量%を占め、ターモノマーは、例えばコポリマーの0.1から12重量%を占める、次のコポリマーが挙げられる:
− エチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー;
− エチレン/酢酸ビニル/無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー;
− エチレン/酢酸ビニル又はアルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー。
用語「アルキル(メタ)アクリレート」は、CからCのアルキルメタクリレート及びアクリレートを意味し、メチルアクリレート、エチルアクリレート、nブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート及びエチルメタクリレートから選択することができる。
さらには、上述のポリオレフィン(C)は、適切なプロセス又は薬剤(ジエポキシ、二酸、過酸化物、及び同様のもの)によって架橋させることもできる。
上述のポリオレフィン(C)は、ランダム又はブロック方式でコポリマー化することができ、直鎖状または分岐鎖状の構造を示しうる。
これらのポリオレフィンの分子量、メルトフローインデックス(MFI)及び密度は、かなりの程度まで可変であり、このことは当業者に理解されるであろう。MFI指数は、ASTM規格1238によって測定される。
有利には、官能化ポリオレフィン(C)は、α−オレフィン単位と、エポキシ又は無水マレイン酸官能基である極性の反応官能基を有する単位とを含む、いずれかのポリマーから選択される。このようなポリマーの例としては、エチレン、アルキルアクリレート及び、無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのターポリマー、例えばArkemaから市販されるLotader(登録商標)の範囲の化合物、又は無水マレイン酸でグラフト化されたポリオレフィン、例えばArkemaから市販されるOrevac(登録商標)の範囲の化合物などが挙げられうる。欧州特許出願公開第0342066号に記載されるように、無水マレイン酸がグラフトされ、次いでモノアミノ化ポリアミド又はポリアミドのオリゴマーと縮合された、プロピレンのホモポリマー又はコポリマーも挙げられうる。
さらに詳細には、官能化ポリオレフィン(C)は:
− エチレン、アルキルアクリレート、及び無水マレイン酸のターポリマー;
− チレン、アルキルアクリレート、及びグリシジルメタクリレートのターポリマー;
− 無水マレイン酸でグラフト化された、ポリプロピレン及びポリエチレン;
− エチレンとプロピレン、及び任意選択的に、無水マレイン酸グラフト化ジエンモノマーのコポリマー;
− 無水マレイン酸でグラフト化された、エチレンとオクテンとのコポリマーでありうる。
添加剤(D)は、存在する場合には、特に、充填剤、加工助剤、安定剤、着色剤、離型剤、難燃剤、界面活性剤、光学的光沢剤、及びこれらの混合物を含みうる。
充填剤の中でもとりわけ、シリカ、グラファイト、膨張グラファイト、カーボンブラック、ガラスビーズ、カオリン、マグネシア、スラグ、タルク、ナノフィラー(カーボンナノチューブ)、顔料、金属酸化物(酸化チタン)、金属又は繊維(アラミド、ガラス又は炭素繊維)が挙げられる。
充填剤の性質によって、後者の量は、組成物の全重量の最大35重量%、有利には最大30重量%、例えば5から30%又は20から30重量%を占めうる。膨張グラファイトなどの充填剤は、例えば、材料の熱伝導率の増大を可能にする(例えば本発明の組成物の層を含む管の開口部と管の外部との、又は本発明の組成物の層を含む管の2つの開口部の間の熱交換を促進するため)。
繊維は、例えば、0.05から1mm、特に0.1から0.5mmの長さを有しうる。それらの平均径は5から20μm、好ましくは6から14μmでありうる。
加工助剤の中でもとりわけ、ステアリン酸カルシウム又はステアリン酸亜鉛などのステアリン酸塩や、テトラフルオロエチレン(TFE)を含む天然ワックス又はポリマーが挙げられうる。
加工助剤の重量の割合は、組成物の総重量に対し、通常、0.01から0.3重量%、有利には0.02から0.1重量%である。
特に、着色剤の中でもとりわけ、カーボンブラックが挙げられうる。着色剤又は顔料は、例えば、0.1から0.2重量%のレベルで存在しうる。
熱安定剤は、組成物の総重量に対し、0から4%、特に0.01から2%又は0.1から0.3重量%の量で存在しうる。
それは、銅含有熱安定剤でありうる。
さらに詳細には、それらは、銅塩又は銅塩誘導体、例えば ヨウ化銅、臭化銅、ハロゲン化銅、これらの誘導体又は混合物でありうる。銅(I)塩が好ましい。例は、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、フッ化銅、チオシアン酸銅、硝酸銅、酢酸銅、ナフテン酸銅、カプリン酸銅、ラウリン酸銅、ステアリン酸銅、銅アセチルアセトナート又は酸化銅である。ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅及びフッ化銅が好ましい。
熱安定剤としては、LiI、NaI、KI、MgI、KBr又はCaIと組み合わせた金属ハロゲン化物塩もまた提供可能である。KI及びKBrが好ましい。
好ましくは、銅含有熱安定剤は、ヨウ化カリウムとヨウ化銅の混合物(KI/CuI)である。
好ましくは、本発明に従った使用のヨウ化カリウムとヨウ化銅の混合物は、90/10から70/30の比である。
このような安定剤の例は、Ciba社のPolyadd P201である。
銅をベースとした安定剤に関するさらなる詳細は、米国特許第2705227号に記載されている。
Brueggemann社のBruggolen H3336、H3337及びH3373などの銅錯体を使用することも可能である。
好ましくは、本発明の組成物は0.10から0.25重量%の銅含有熱安定剤を含む。
他の可能な熱安定剤は、立体障害型のフェノール系酸化防止剤である。これらの化合物は、本明細書において明確に参照される米国特許出願公開第2012/0279605号のセクション[0025]及び[0026]に詳細に記載されている。
しかしながら、代替的な実施態様によれば、本発明の組成物はこのようなヒンダードフェノール系酸化防止剤を含まない。
可能な安定剤の別のカテゴリは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの誘導体である、立体障害型のアミン(又はHALS)をベースとしたUV安定剤である。それらは、例えば、0から1%又は0.01から0.5%の範囲で用いることができる。
上述の添加剤の1つは、上述のポリオレフィン(C)に加えて、ポリオレフィンを本組成物に偶発的にもたらすことがありうる。このような場合、ポリオレフィンのこういった追加的な提供は、組成物の総重量に対し、好ましくは1%未満、さらに具体的には0.5%未満又は0.2%未満又は0.1%未満である。
本発明の組成物は、溶融押出成形、圧縮又はロールブレンドなどの均質な混合をもたらすことが可能ないずれかの方法によって調製することができる。
さらに詳細には、本発明の組成物は、化合物(A)、(B)及び(C)を溶融混合することによって調製することができる。
任意選択的な添加剤は、それらに関する限り、同時に又は任意選択的にその後の工程の間に導入することができる。
本発明に従った組成物は:
− 5から50%のポリアミド(A);
− 35から60%のコポリマー(B);
− 5から40%の単一ポリオレフィン(C);
− 0から35%の添加剤
を含む、又は本質的にそれらからなる、またはそれらで構成される。
好ましい実施態様によれば、本発明に従った組成物は:
− 10から45%のポリアミド(A);
− 45から55%のコポリマー(B);
− 10から35%の単一ポリオレフィン(C);
− 0から35%の添加剤
を含む、又は本質的にそれらからなる、またはそれらで構成される。
本発明に従った組成物の調合の例は、下記の表に示されている(添加剤の量は指定されない):
Figure 2016535164
有利には、組成物は、特に、二軸押出機、コニーダー(co-kneader)又は密閉式混練機を使用して配合することにより、顆粒の形態で得ることができる。
上述の調製方法によって得られた、本発明の組成物のこれら顆粒は、その後、当業者に既知の装置(射出成形機又は押出機など)を使用して、特にパイプ、フィルム及び/又は成形物体の形態に変換することができる。
特にパイプ、フィルム及び/又は成形物体の調製用には、中間的な粒状化をせずに供給される二軸押出機、射出成形機又は押出機を使用してもよい。
本発明に従った組成物を用いて製造可能な物体は、特に、履物、医療機器、スポーツ用品、動力車部品、機械工具、電子製品又はその構成要素又は前述の製品の部品である。
本発明に従った物品又は物体は、上記組成物から、射出成形、押出成形、押出ブロー成形、共押出成形又はマルチ射出成形などの既知の通常の方法によって入手することができる。好ましくは、射出成形又はマルチ射出成形が用いられる。
以下の実施例は本発明を限定することなく説明する。
さまざまな組成物は、二軸押出機(Evolum 32、35kg/時間、300回転/分)で配合することにより調合される。
用いられる出発材料は以下のとおりである:
− Pebax 5513:Arkema社(参照番号MP 1878)から市販される、PA 6及びPTMGブロックを含むコポリマー。
− Lotader AX8900:Arkema社から市販される、グリシジルメタクリレートをグラフトしたポリ(エチレン/メチルアクリレート)。
− Lotader 4700:Arkema社から市販される、無水マレイン酸をグラフトしたポリ(エチレン/エチルアクリレート)。
− Lucalene 3110 M:LyondellBasell社から市販される、カルボン酸をグラフトしたポリ(エチレン/ブチルアクリレート)。
− EPR VA 1801:Exxon社から市販される、無水マレイン酸をグラフトしたポリ(エチレン/プロピレン)。
− EVA 2403:Arkema社から市販されるポリ(エチレン/酢酸ビニル)。
− SEBS FG 1924X:Univar社(Kraton)から市販されるポリ(スチレン/エチレン−ブチレン/スチレン)。
− Lotryl 24MA005:Arkema社から市販されるポリ(エチレン/アクリレート)。
− Lotader 3410:Arkema社から市販される、無水マレイン酸をグラフトしたポリ(エチレンブチルアクリレート)。
− Ultramid B27E:BASF社から市販される、ポリアミド6。
組成物C1からC4は、非官能化ポリオレフィン及び官能化ポリオレフィンの両方を含む(C1からC3)又はブロックコポリマーのみ(C4)を表す、比較実施例を表す。組成物E1からE5は、本発明に従った実施例である。
調製された組成物についてさまざまな試験が行われる:
− ASTM規格1238に従って測定した、235℃及び2.16kg下でのフローインデックス(MFI)。
− 形態学(Dv):μm単位の粒径。50℃で30分間、クロロホルムを用いた分散相の抽出を伴う低温破断の後、ロッドの表面を走査型電子顕微鏡で観察する。Dvは、体積による平均粒径(μm単位)に対応している。
− ISO引張規格527 1Aに従って測定した、%単位の破断伸度(ΔL)。
− ISO規格178−93に従って測定した、条件付き曲げ弾性率(W)。
− ISO規格179−1eAに従って測定した、40℃(シャルピー40℃)、kJ/m単位のシャルピー衝撃。
− ISO規格179−1eAに従って測定した、30℃(シャルピー30℃)、kJ/m単位のシャルピー衝撃。
− ISO規格1183に従って測定した密度。
さまざまな組成物のそれぞれの調合及び試験結果は、下記表にまとめられている。
Figure 2016535164

Claims (9)

  1. − 少なくとも1種類のポリアミド(A)と;
    − ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを含む少なくとも1種類のコポリマー(B)と;
    − 無水マレイン酸単位又はエポキシ単位によって官能化されたポリオレフィンである、単一ポリオレフィン(C)と
    を含む組成物。
  2. − 5〜50%、好ましくは10〜45%のポリアミド(A);
    − 35〜60%、好ましくは45〜55%のコポリマー(B);
    − 5〜40%、好ましくは10〜35%のポリオレフィン(C)
    − 0〜35%の添加剤
    を含む、請求項1に記載の組成物。
  3. ポリアミド(A)が、PA 6、PA 11、PA 12、PA 10.10、PA 10.12、PA 6.10、PA 6.12及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(エチレン/プロピレン)、無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(スチレン/エチレン)、及び無水マレイン酸でグラフト化されたポリ(エチレン/アクリレート)から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. コポリマー(B)が、PA 6ブロックとポリテトラメチレングリコールブロックを含むコポリマー、PA BACM.12ブロックとポリテトラメチレングリコールブロックを含むコポリマー及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. ポリアミド(A)がPA 6であり、及び/又は、コポリマー(B)がPA 6とポリテトラメチレングリコールブロックとを含むコポリマーである、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. ポリアミド(A)、コポリマー(B)、及び単一ポリオレフィン(C)の提供、ならびに、好ましくは配合による、これらの混合を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物の製造方法。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物から製造される物体。
  9. 組成物の提供、及び、好ましくは射出成形による、物体の成形を含む、請求項8に記載の物体の製造方法。
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