JP2016533321A - ヘアケア組成物 - Google Patents

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Abstract

カチオン堆積ポリマーと、水不溶性コンディショニング剤の個別の分散液滴とを含み、該カチオン堆積ポリマーが、カチオン堆積ポリマーの重量の少なくとも90重量%のカチオン変性グアーポリマーを含み、前記カチオン変性グアーポリマーが1.2meq/g超の電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第1のカチオン変性グアーポリマー、並びに0.8meq/g〜1.2meq/gの電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第2のカチオン変性グアーポリマーを含む、ヘアケア組成物が開示される。

Description

本発明は、コンディショニング剤及びカチオン堆積ポリマーを含有するヘアケア組成物に関する。特に、本発明は、カチオン堆積ポリマーの組み合せを含むヘアケア組成物に関する。さらに、本発明は、毛髪に対して洗浄及びコンディショニングの利益を提供するかかるヘアケア組成物の使用にも関する。
毛髪に洗浄及びコンディショニングの利益の組み合せをもたらすヘアケア組成物は、当該技術分野において知られている。かかる組成物は、典型的には1又は複数のアニオン洗浄界面活性剤を1又は複数のコンディショニング剤と組み合せて含む。典型的には、ヘアケア組成物に使用される最も普及しているコンディショニング剤は、鉱物油等の水不溶性油性材料、トリグリセリド等の天然油及びシリコーンポリマーである。コンディショニングの利益は、毛髪に堆積してフィルムを形成する油性材料によって達成され、濡れている時には毛髪を梳かすことを容易にし、乾燥している時にはより扱いやすくする。
カチオンポリマーは、毛髪へのコンディショニング剤の堆積を向上するため使用されることが多い。これらのポリマーは、カチオン性置換基で変性された合成ポリマーであってもよく、天然ポリマーであってもよい。
カチオン堆積ポリマーの使用と関連する問題は、高いコンディショニングの利益を維持しながら望ましい毛髪の感触及び毛髪の外観を得るのが難しいことである。例えば、一部のカチオンポリマーは、洗髪及び濯ぎの段階の間の濡れ段階の毛髪の感覚特性の改善に有効であるが、高電荷密度のカチオンポリマー及び油性コンディショニング剤がヘアケア組成物において組み合わされている場合に多くの消費者が経験する重さ、油っぽいさ、被覆感、又は毛髪のボリュームの著しい減少等の乾燥後の望ましくない毛髪の感触をもたらす。
本発明者らは、ここで、乾燥後の毛髪の快適感を保持しながら、高いコンディショニングの利益を提供することができるヘアケア組成物を開発する必要性を認識した。この必要性は、水不溶性の油性コンディショニング剤の小液滴をも含むヘアケア組成物であって、特定の分子量及びカチオン電荷密度の2つのカチオンポリマーの組み合せを使用することによって充足され得ることが見出された。さらに、本発明のヘアケア組成物は、頭皮に対する抗フケ活性剤の堆積効率に影響を及ぼさず、抗フケ目的に対しても使用できることを実証する。
定義
置換度
本明細書で使用される「置換度」は、糖単位1モル当たりのカチオン基の平均モル数を指す。置換度(DS)は、重水(DO)と重塩酸(DCl)の混合物の溶液中でH NMRを使用して測定される。例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドのDSは、H NMRを使用して測定され、そのスペクトルは25℃で記録される。グアー単位上の四級アンモニウム基の9個のメチルプロトンに対応するピークは3.1ppm〜3.3ppmに現れ、A1として統合される。カチオン置換基の糖環上のアノメリックプロトン、並びにCH基及びCH基上のプロトンに対応するピークの多重線は、3.3ppm〜4.5ppmに現れ、これらもA2として統合される。したがって、カチオン化剤2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの場合のDSは以下の通り算出され得る。
Figure 2016533321
カチオン電荷密度
本明細書で使用される「カチオン電荷密度」は、所与のポリマーの重量単位当たりのカチオン電荷の数を指す。カチオン電荷密度は、国際公開第2013/011122号パンフレットに記載される置換度から算出することができ、その開示の全体、特に第8頁第8行〜17行の開示は、参照により本明細書に援用される。例えば、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドとの反応により得られるカチオン変性グアーポリマーについて、カチオン電荷密度は下記等式を使用してDSより算出される。
Figure 2016533321
高電荷密度カチオンポリマー
本明細書で使用される「高電荷密度カチオンポリマー」は、1グラム当たり1.2meq超のカチオン電荷密度を有するカチオンポリマーを指す。
水不溶性
本明細書で使用される「水不溶性」は、25℃、大気圧0.1重量%以下での水におけるある材料の溶解性を指す。
分子量
本明細書で使用される「分子量」は、好ましくは、その開示全体、特に第3頁第11行〜18行が参照により本明細書に援用される国際公開第2013/011122号パンフレットに記載されるSEC−MALS(多重角光散乱光度法による検出を用いるサイズ排除クロマトグラフィ)により測定される所与のポリマーの重量平均分子質量を指す。
雑則
実施例を除き、又は別段の明確な指示がない限り、材料の量若しくは反応条件、材料の物理学的特性及び/又は用途を示す本明細書中の数字はいずれも「約」の文言によって修飾されると理解されてもよい。
別段の明示がない限り、量はいずれも最終ヘアケア組成物中の重量による。
任意の範囲の値の明示において、任意の特定の上限値は任意の特定の下限値と関連し得ることに留意されたい。
疑義を避けるため、「含む(comprising)」の文言は「含む(including)」を意味すると意図されるが、必ずしも「からなる(consisting of)」又は「構成する(composed of)」を意味するものではない。換言すれば、列挙される工程又は選択肢は網羅的である必要はない。
本明細書に見られる本発明の開示は、請求項が多項従属性又は冗長性を伴わないと判断され得る事実に関わらず、互いに多項従属である請求項において見られる全ての実施形態を包含するものとみなされる。
本発明の特定の態様(例えば、本発明の組成物)に関して特徴が開示されるが、かかる開示は、必要な変更を加えて本発明の任意の他の態様(例えば、本発明の方法)についても適用するとみなされる。
第1の態様では、本発明は、
a)カチオン堆積ポリマー、及び
b)水不溶性コンディショニング剤の個別の分散液滴を含み、
上記カチオン堆積ポリマーが、該カチオン堆積ポリマーの重量の少なくとも90重量%のカチオン変性グアーを含み、
上記カチオン変性グアーが
i)1.2meq/g超の電荷密度及び少なくとも1000000g/モルの分子量を有する第1のカチオン変性グアーポリマー、並びに
ii)0.8meq/g〜1.2meq/gの電荷密度及び少なくとも1000000g/モルの分子量を有する第2のカチオン変性グアーポリマー
を含むヘアケア組成物に関する。
第2の態様では、本発明は、本発明の第1の態様のヘアケア組成物を含む包装されたヘアケア製品に関する。
第3の態様では、本発明は、第1の態様のヘアケア組成物の任意の実施形態を製造する方法であって、
i)1.2meq/g超の電荷密度及び少なくとも1000000g/モルの分子量を有する第1のカチオン変性グアーポリマーを選択する工程、
ii)0.8meq/g〜1.2meq/gの電荷密度及び少なくとも1000000g/モルの分子量を有する第2のカチオン変性グアーポリマーを選択する工程、
iii)前記第1及び第2のカチオン変性グアーポリマーと水不溶性コンディショニング剤の個別の分散液滴とを混和する工程、
を含む方法に関する。
第4の態様では、本発明は、第3の態様の方法によって得ることができる及び/又は得られるヘアケア組成物に関する。
第5の態様では、本発明は、乾燥後の毛髪の快適感を保持しながら高いコンディショニングの利益を提供するため、本発明の第1の態様のヘアケア組成物を使用する方法に関する。
本発明の他の態様は、いずれも以下の詳細な説明及び実施例を考慮することによりさらに容易に明らかとなる。
ここで、水不溶性の油性コンディショニング剤の小液滴と共に、特定の分子量及びカチオン電荷密度の2つのカチオンポリマーの組み合せを含むヘアケア組成物は、乾燥後であっても毛髪の快適感を保持しながら毛髪に対して毛髪のコンディショニング利益を与え得ることが見出された。さらに、本発明のヘアケア組成物を抗フケの目的に対して使用することもできる。
カチオン堆積ポリマー
本発明の組成物における使用に適したカチオンポリマーは、例えばRhodiaによるJAGUAR商標シリーズにおいて商業的に入手可能な、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン変性グアーポリマーを含む。
カチオン性多糖ポリマーについて一般的には、非変性単量体の糖環単位のヒドロキシル基がカチオン置換に対する部位である。置換度(DS)は、ほとんどの多糖の単量体糖単位が平均で置換に利用可能な3つのヒドロキシル基を有するという事実により、典型的には0〜3の範囲である。DSに加えて、ポリマーに対するカチオン電荷もまた、カチオン電荷密度として定量され得る。DSは、以前から種々の方法によって特定されてきた。例えば、ポリマーのカチオン電荷密度は、幾つかの場合には、米国薬局方の窒素の測定に関する化学試験に記載されるケルダール法により特定されるパーセント窒素含有量に基づいて算出され、1グラム当たりミリ等量(meq)で表される。しかしながら、本発明におけるポリマーのカチオン電荷密度は置換の程度から算出され、重水(DO)及び重塩酸(DCl)の混合物の溶媒中でH NMRによって測定される。
多くの場合、その2つの方法が異なる要因によって影響を受けるという事実により、H NMR測定によって得られたDSをケルダール法によって得られたものと比較することは適切でない場合がある。
本発明によるカチオン堆積ポリマーは、2つのカチオンポリマーの組み合せを含む。2つのカチオンポリマーは、カチオン堆積ポリマーの重量の少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、さらに好ましくは少なくとも98%の量のカチオン変性グアーポリマーであり、最も好ましくはカチオン堆積ポリマーはカチオン変性グアーポリマーからなる(又は少なくとも本質的になる)。
第1のカチオン変性グアーポリマーは、好適には1グラム当たり少なくとも1.2meq、好ましくは1グラム当たり1.3meq〜1.8meqの電荷密度を有する。好適には、第1のカチオン変性グアーポリマーは、1モル当たり少なくとも1,000,000グラム、好ましくは1モル当たり1,100,000グラム〜3,000,000グラムの平均分子量を有する。かかるポリマーの例は、国際公開第2013/011122号パンフレットの表1にポリマー2として記載される。第2のカチオン変性グアーポリマーは、好適には1グラム当たり0.8meq〜1.2meq、好ましくは0.9meq〜1.1meqの電荷密度を有する。好適には、第2のカチオン変性グアーポリマーは、1モル当たり少なくとも1,000,000グラム、好ましくは1モル当たり1,500,000グラム〜3,000,000グラムの平均分子量を有する。かかるポリマーの具体例は、JAGUAR C17である。
典型的には、本発明のヘアケア組成物は、該ヘアケア組成物の総重量ベースで、該ヘアケア組成物の重量の0.001%〜1%、好ましくは0.005%〜0.8%、より好ましくは0.01%〜0.5%、最も好ましくは0.03%〜0.3%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた量で第1のカチオン変性グアーポリマーを含む。
典型的には、本発明のヘアケア組成物は、該ヘアケア組成物の総重量ベースで、該ヘアケア組成物の重量の0.001%〜1%、好ましくは0.005%〜0.8%、より好ましくは0.01%〜0.5%、最も好ましくは0.03%〜0.3%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた量で第2のカチオン変性グアーポリマーを含む。
一般的には、本発明のヘアケア組成物は、該ヘアケア組成物の総重量ベースで、該ヘアケア組成物の重量の0.002%〜2%、好ましくは0.01%〜1.6%、より好ましくは0.02%〜1%、最も好ましくは0.06%〜0.6%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた総量で第1及び第2のカチオン変性グアーポリマーを含む。
本発明のヘアケア組成物における第2のカチオンの変性グアーポリマーに対する第1のカチオン変性グアーポリマーの相対重量比は、1:15〜15:1、好ましくは1:10〜10:1、最も好ましくは1:5〜5:1の範囲であってもよい。
第1及び第2のカチオン性グアーに加えて、堆積ポリマーは少量のさらなるカチオンポリマーを含んでもよい。さらなるカチオンポリマーはホモポリマーであってもよく、2以上の種類のモノマーから形成されてもよい。該ポリマーの分子量は、一般的には1モル当たり5,000グラム〜10,000,000グラム、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000〜2,000,000である。該ポリマーは、四級アンモニウム基又はプロトン化アミノ基、又はそれらの混合物等のカチオン含窒素基を有する。
カチオン含窒素基は、一般的にはカチオンポリマーの総モノマー単位の一部分上に置換基として存在する。非カチオンモノマー単位に対するカチオンモノマー単位の比は、必要な範囲のカチオン電荷密度を有するポリマーを与えるように選択される。
好適なさらなるカチオンポリマーとして、例えば、カチオン性アミン又は四級アンモニウム官能価を有するビニルモノマーと、(メタ)アクリルアミド、アルキル及びジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン、及びビニルピロリジン等の水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーが挙げられる。アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくはC1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜3アルキル基を有する。他の好適なスペーサーとして、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコール、及びエチレングリコールが挙げられる。好ましくは、さらなるカチオンポリマーは、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体、及びそれらの混合物等のカチオン性多糖ポリマーである。
コンディショニング剤
本発明のヘアケア組成物は、コンディショニング性能を高めるため水不溶性コンディショニング剤を含む。該コンディショニング剤は、不揮発性であることが好ましく、これは25℃で1000Pa未満の蒸気圧を有することを意味する。
上記ヘアケア組成物は、平均液滴径(D3,2)15ミクロン未満、好ましくは10ミクロン未満、より好ましくは5ミクロン未満、最も好ましくは3ミクロン未満の水不溶性コンディショニング剤の個別の分散液滴を含むことが好ましい。水不溶性コンディショニング剤の平均液滴径(D3,2)は、例えばMalvern Instrumentsによる2600D Particle Sizerを使用するレーザー光散乱を用いて測定され得る。
水不溶性コンディショニング剤として、炭化水素油、脂質エステル及びそれらの混合物等の非シリコーンオイル性材料又は脂質材料を含む非シリコーンコンディショニング剤が挙げられる。上記水不溶性コンディショニング剤は乳化シリコーンオイルであることが好ましい。
好適なシリコーンとして、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。また、本発明の組成物(特にシャンプー及びコンディショナー)における使用に適しているのは、CTFA名ジメチコノールを有する、ヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンである。また、同様に本発明の組成物における使用に適しているのは、例えば、国際公開第96/31188号パンフレットに記載されている、わずかな架橋度を有するシリコーンガムである。シリコーンオイルはジメチコン、ジメチコノール、又はそれらの混合物を含むことが好ましい。
乳化されたシリコーン自体の粘度(上記エマルジョン又は最終ヘアケア組成物ではない)は、典型的には25℃において少なくとも10,000cSt(センチ−ストローク=mm・S−1)、好ましくは少なくとも60,000cSt、最も好ましくは少なくとも500,000cSt、理想的には少なくとも1,000,000cStである。上記粘度は、製剤化を容易にするため10cStを超えないことが好ましい。シリコーンオイルの動粘度を測定する好適な方法は、例えば細管式粘度計が当業者に知られている。高粘度のシリコーンについては、定応力粘度計を使用して粘度を測定することができる。
本発明のヘアケア組成物における使用に適した乳化シリコーンは、Dow Corning及びGE silicones等のシリコーン供給業者による予備形成されたシリコーンエマルジョンとして入手可能である。かかる予備形成シリコーンエマルジョンの使用は、シリコーンの粒子径の加工及び制御を容易にすることから好ましい。かかる予備形成シリコーンエマルジョンは、典型的には好適な乳化剤を追加的に含み、乳化重合等の化学的乳化処理により、又は高剪断ミキサを使用する機械的乳化により調製され得る。
好適な予備形成シリコーンエマルジョンの例として、DC1785、DC1788、DC7128が挙げられ、いずれもDow Corningより入手可能である。これらは、ジメチコノール/ジメチコンのエマルジョンである。
使用され得る別のクラスのシリコーンは、アミノ官能性シリコーン等の官能化シリコーンであり、少なくとも1つの一級、二級、若しくは三級のアミン基、又は四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。好適なアミノ官能性シリコーンの例として、CTFA名「アモジメチコン」を有するポリシロキサンが挙げられる。
国際公開第03/094874号の実施例に記載されるように、シリコーンエマルジョン液滴を特定の種類の高分子量の界面活性ブロックポリマーと混和してシリコーンエマルジョンを形成することが好ましい。それぞれ疎水性部分及び親水性部分としてポリオキシプロピレン基及びポリオキシエチレン基を有する界面活性ブロックポリマーの一つの好ましい形態は式Iを有し、BASFより「Pluronic」の商品名で市販されることが知られ、CTFA名ポロキサマーを有する。
I)HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)(CHCHO)
好適には式Iにおけるxの平均値は4以上であり、好ましくは8以上、より好ましくは25以上、さらに好ましくは50以上、最も好ましくは80以上である。xの平均値は典型的には200以下である。好適にはyの平均値は25以上、好ましくは35以上、より好ましくは45以上、最も好ましくは60以上である。yの平均値は典型的には100以下である。
上記界面活性ブロックポリマーの別の好ましい形態は、式IIによるものであり、CTFA名ポロキサミンを有する。それらは、BASFより「Tetronic」の商品名で商業的に入手可能である。
II)
(HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)−N−CH−CH−N−((OCHCH(CH))(OCHCHOH)
好適にはaの平均値は2以上、好ましくは4以上、より好ましくは8以上、さらに好ましくは25以上、最も好ましくは40以上である。aの平均値は、典型的には200以下である。bの平均値は好適には6以上であり、好ましくは9以上、より好ましくは11以上、最も好ましくは15以上である。bの平均値は典型的には50以下である。
上記界面活性ブロックポリマーはポロキサマー及び/又はポロキサミンであることが好ましく、より好ましくは上記界面活性ブロックポリマーはポロキサマーである。
上記界面活性ブロックポリマーはジメチコンと混和されることが好ましい。該ブレンド中の界面活性ブロックポリマーに対するジメチコノールの重量比は、好ましくは2:1〜200:1、より好ましくは5:1〜50:1、さらに好ましくは10:1〜40:1、最も好ましくは15:1〜30:1の範囲である。
水不溶性コンディショニング剤は、一般的には、ヘアケア組成物の総重量ベースで0.05%〜15%、好ましくは0.1%〜10%、より好ましくは0.5%〜8%、最も好ましくは1%〜5%であって、そこに包含される全ての範囲の量で本発明の該ヘアケア組成物中に存在する。
洗浄界面活性剤
好ましい実施形態では、本発明によるヘアケア組成物は、1又は複数の洗浄界面活性剤を含む。該洗浄界面活性剤はアニオン界面活性剤であることが好ましい。
好適なアニオン洗浄界面活性剤の例には、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエーテルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、並びにアルキルエーテルカルボン酸及びその塩、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウム並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩がある。アルキル基及びアシル基は、一般的に8個〜18個、好ましくは10個〜16個の炭素原子を含有し、不飽和であってもよい。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルエーテルホスフェート並びにアルキルエーテルカルボン酸及びその塩は、1分子当たり1個〜20個のエチレンオキシド単位又はプロピレンオキシド単位を含有してもよい。
本発明のヘアケア組成物における使用に対する典型的なアニオン洗浄界面活性剤として、ナトリウムオレイルスクシネート、アンモニウムラウリルスルホスクシネート、ナトリウムラウリルサルフェート、ナトリウムラウリルエーテルサルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルホスクシネート、アンモニウムラウリルサルフェート、アンモニウムラウリルエーテルサルフェート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、トリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネート、ナトリウムココイルイセチオネート、ナトリウムラウリルイセチオネート、ラウリルエーテルカルボン酸、及びナトリウムN−ラウリルサルコシネートが挙げられる。
好ましいアニオン界面活性剤は、アルキル硫酸塩及びアルキルエーテル硫酸塩である。これらの材料は、それぞれ式ROSOM及びRO(CO)SOMを有し、式中、Rは8個〜18個の炭素原子のアルキル又はアルケニルであり、xは約1〜約10の値を有する整数であり、Mはアンモニウム等のカチオン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、ナトリウム及びカリウム等の一価の金属、並びにマグネシウム及びカルシウム等の多価の金属カチオンである。Rは12個〜14個の炭素原子を分岐鎖よりも直鎖で有することが最も好ましい。
好ましいアニオン洗浄界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム及びラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(式中、nは1〜3である)、より好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(式中nは1〜3である)、最も好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO、式中n=1から選択される。
一般的には、本発明のヘアケア組成物における洗浄界面活性剤の総量は、該ヘアケア組成物の総重量ベースで0.5%〜45%、より好ましくは1.5%〜30%、最も好ましくは5%〜20%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた範囲である。
特に好ましい実施形態では、上記ヘアケア組成物は、上記組成物にマイルドさを与えるため両性界面活性剤及び双極イオン界面活性剤等の補助界面活性剤をさらに含んでもよい。
両性界面活性剤又は双極イオン界面活性剤の例として、アルキル基及びアシル基が8個〜19個の炭素原子を有する、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート、及びアシルグルタメートが挙げられる。本発明の組成物における使用に対する典型的な両性界面活性剤及び双極イオン界面活性剤として、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、及びナトリウムココアンホアセテートが挙げられる。補助界面活性剤は、コカミドプロピルベタイン(CAPB)であることが好ましい。
典型的には、補助界面活性剤は、ヘアケア組成物の総重量ベースで該ヘアケア組成物の重量の0.5%〜8%、好ましくは1%〜4%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた量で本発明の該ヘアケア組成物中に存在してもよい。
抗フケ活性物質
特に好ましい実施形態では、上記ヘアケア組成物は抗フケ剤を含む。抗フケ剤は、フケに対して活性な化合物であり、典型的には抗菌剤、好ましくは抗真菌剤である。
好適な抗フケ剤として、アゾール系抗真菌剤から選択される化合物、オクトピロックス、金属ピリチオン塩、硫化セレン、及びそれらの混合物が挙げられる。好ましいアゾール系抗真菌剤は、ケトコナゾール及びクリンバゾールである。好ましい金属ピリチオン塩は、亜鉛、銅、銀及びジルコニウムのピリチオンである。最も好ましくは、微粒子の抗フケ活性物質の亜鉛ピリチオン及び硫化セレンである。
典型的には、本発明のヘアケア組成物は、該ヘアケア組成物の総重量ベースで0.01%〜10%、好ましくは0.05%〜5%、最も好ましくは0.1%〜2%であって、そこに包含される全ての範囲を含めた範囲の量の抗フケ剤を含む。
他の原料
本発明のヘアケア組成物は、物理的特性及び性能を高めるため当該技術分野において一般的な他の原料を含有してもよい。好適な原料として、限定されないが、香料、懸濁剤、染料及び色素、pH調整剤、光沢剤又は乳白剤、粘度調整剤、増粘剤、防腐剤、抗菌剤、並びに植物成分、果実抽出物、糖誘導体及びアミノ酸等の天然の毛髪栄養素が挙げられる。
本発明の組成物は、主に、乾燥及び/又は濡れた、傷んだ及び/又は扱いにくい毛髪の処理のための、洗い流す又は洗い流さない組成物のいずれかにおいて、個体の頭皮及び/又は少なくとも毛髪の一部に対する局所塗布が意図される。
以下の実施例は、本発明の理解を促すため提供される。実施例は特許請求の範囲を限定するため提供されるものではない。
[実施例]
表1に詳述される製剤に処方に従って組成物を調製した。全ての原料は組成物における有効量の重量パーセントで表される。
Jaguar C17は、2,000,000g/モルの分子量及び1.0meq/gのカチオン電荷密度を有するRhodiaによる市販のカチオン性グアーである。
HD1は、国際公開第2013/011122号の表1に記載されるポリマー2に類似する1,200,000g/モルの分子量及び1.4meq/gのカチオン電荷密度を有するRhodia製の高電荷密度(HD)カチオン性グアーである。
HD2は、国際公開第2013/011122号の表1に記載されるポリマー4に類似する370,000g/モルの分子量及び1.4meq/gのカチオン電荷密度を有するRhodia製のHDグアーである。
DC1788は、0.2μmの粒子径を有するDow corningによる市販のジメチコノールである。
DC7128は、粒子径10μmを有するDow corningによるポロキサマーと予め混和された市販のジメチコンである。
DMは、DC7128に類似するが粒子径が2μmのDow corning製のポロキサマーと予め混和されたジメチコンである。
Figure 2016533321
Figure 2016533321
[実施例1]
本実施例は、ヘアケア組成物で処理した後のシリコーン堆積、毛髪試料上のシリコーン蓄積、毛髪の乾燥摩擦及び毛髪のボリュームを実証する。
方法
シリコーン堆積及びシリコーン蓄積
水道水で完全に洗い流す前にラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)に毛束を数分浸漬した。その毛束を繊維が整列するまで梳かした後、一晩乾燥させた。
その後、毛束を合わせて保持し、水で予め濡らした後、余分な水を除去した。5つの毛束にシャンプーを塗布し、その毛束を泡立たせてシャンプーを均一に取り込んだ。余分な水を除去する前に、毛束を水道水で濯いだ。シリコーン堆積の測定のため、シャンプーによる洗浄及び水による濯ぎの工程を再度繰り返した。一方、シリコーン蓄積の測定のためには、同じ工程を8回繰り返した。1回の洗浄後のシリコーン堆積に対する8回の洗浄後のシリコーン堆積の比率をシリコーン蓄積として表2に記録した。毛束を繊維が整列するまで梳かし、測定のため一晩乾燥させた。
毛髪乾燥摩擦
毛束をテクスチャ分析器(TA)のベッドに留め、繊維表面が確実に毛髪繊維のほつれがわずか、又はほつれのない平坦なものとなるようにした。ゴムスリーブで被覆されたプローブシリンダをプローブアームに取り付け、毛束へと下ろした。プローブアームのプラットフォームに対して500グラムの重量を加え、毛束に沿ってプローブアームを移動するために費やした力を記録した。
毛髪のボリューム
洗浄後の毛束のボリュームを、機器を用いる方法を使用して定量的に判定した。これは、制御された照明条件の下で垂直位置に保持した各毛束の画像を撮影すること、及び得られた画像を画像分析に供することを含んだ。
Figure 2016533321
結果
表2は、高濃度のHDグアーを含む試料2が試料1に匹敵する量のシリコーン蓄積及び匹敵する毛髪のボリュームを有するが、より小さい毛髪の乾燥摩擦を有し、試料2が試料1と同等の洗浄性能を有するが、より良好なコンディショニングの利益をもたらすことを実証した。より低い濃度のHDグアーを含む試料4は、試料1に匹敵する毛髪乾燥摩擦を有したが、より少量のシリコーン蓄積及びより大きい毛髪のボリュームを有し、試料4が試料1と同等の毛髪コンディショニング性能を有するが、より良好な洗浄利益を有することを実証した。HDグアーのみが存在する試料5は、毛髪の乾燥摩擦の点で試料1よりも良好なコンディショニング性能を示したが、試料2よりも劣った。
[実施例2]
本実施例は、ヘアケア組成物における種々のコンディショニング剤の効果を実証する。
同じ比率のカチオン性グアーを含むが、異なるコンディショニング剤を含む2つの製剤を36名の消費者によって採点した。評価結果を表3に示し、99%の信頼水準に対して有意である。
Figure 2016533321
Figure 2016533321
表に列挙される数字は、記述に同意した消費者の人数である。上記データは、粒子径2μmのジメチコンを有する試料3は、よりサイズの大きいシリコーンを有する試料2に対してより優れた湿潤及び乾燥のコンディショニング性能を与えたことを明らかに示した。この傾向は、全ての異なる毛髪の種類を通して一貫した。消費者は、そのコンディショニングの利益について試料3に対して明確な嗜好を示した。
同様の消費者研究を試料1及び試料3に対して行った。結果を表4に要約し、99%信頼水準に対して有意である。
Figure 2016533321
Figure 2016533321
上記データは、試料1と比較した場合に、試料3が有意に良好な湿潤及び乾燥のコンディショニング利益をももたらすことを実証した。
[実施例3]
本実施例は、HDグアー及びシリコーンを含む組成物の洗浄利益を実証する。
HDグアー及びより大量のシリコーンを含む試料4を、カチオン性グアー(Jaguar C17)を1つのみと、より少量のシリコーンとを含む基準製剤である試料6に対して比較した。
一組の性能特性について各製剤を100名のユーザーによって採点し、表5に報告される特性は95%信頼水準に対して有意差を示す。記録された数字は、具体的な製剤の特定の特性に対して肯定的な回答を与えた人の割合であった。
Figure 2016533321
シリコーンは、毛髪に堆積するコンディショニング剤として知られる。しかしながら、シリコーン堆積の蓄積は、不満足な洗浄性能を生じる場合がある。驚いたことに、より大量のシリコーンを含む試料4は、洗浄性能において試料6よりも優れていた。試料4は、毛髪及び頭皮の洗浄に関し、上記基準製剤よりも好まれた。
[実施例4]
本実施例は、抗フケ剤であるピリチオン亜鉛(ZnPTO)の頭皮に対する堆積を実証する。
in−vitro皮膚をシャンプー及び水で処理し、プラスチックスティックを用いて手作業でこすることによって洗浄した後、液体を除去した。水を使用して洗浄プロセスを再度繰り返した後、液体を除去した。その後、in−vitro皮膚を一晩乾燥させた。in−vitro皮膚へのZnPTO堆積をX線蛍光(XRF)により測定した。結果を表6及び表7に報告する。
Figure 2016533321
Figure 2016533321
表6及び表7のデータは、ヘアケア組成物へのHDグアーの組み込みはZnPTOの堆積に影響を及ぼさなかったことを実証した。ZnPTOの堆積は、HDグアーのみが存在する試料5に対しても一貫したままであった。しかしながら、HD1と同じ電荷密度であるが、さらに小さい分子量を有するHD2を含む試料7はZnPTO堆積がより劣っていた。

Claims (16)

  1. ヘアケア組成物であって、
    a)カチオン堆積ポリマー、及び
    b)水不溶性コンディショニング剤の個別の分散液滴を含み、
    前記カチオン堆積ポリマーが、前記カチオン堆積ポリマーの重量の少なくとも90重量%のカチオン変性グアーを含み、
    前記カチオン変性グアーが
    i)1.2meq/g超の電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第1のカチオン変性グアーポリマー、並びに
    ii)0.8meq/g〜1.2meq/gの電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第2のカチオン変性グアーポリマー
    を含む、ヘアケア組成物。
  2. 前記第2のカチオン変性グアーポリマーの電荷密度が0.9meq/g〜1.1meq/gである、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  3. 前記第2のカチオン変性グアーポリマーの分子量が1,500,000g/モル〜3,000,000g/モルである、請求項1又は2に記載のヘアケア組成物。
  4. 前記第1のカチオン変性グアーポリマーの電荷密度が1.3meq/g〜1.8meq/gである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  5. 前記第1のカチオン変性グアーポリマーの分子量が1,100,000g/モル〜3,000,000g/モルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  6. 前記組成物が、第1のカチオン変性グアーポリマーと第2のカチオン変性グアーポリマーを1:10〜10:1(第1:第2)の重量比で含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  7. 前記組成物が、前記第1及び第2のカチオン変性グアーポリマーを総量で前記組成物の重量の0.02%〜1%含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  8. 前記コンディショニング剤の液滴が5ミクロン未満の平均径(D3,2)を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  9. 前記コンディショニング剤がシリコーンオイル、好ましくはジメチコン、ジメチコノール又はそれらの混合物を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  10. 前記組成物が界面活性ブロックポリマー、好ましくはポロキサマーを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  11. 前記ブロックポリマーがシリコーンオイル、好ましくはジメチコンと混和される、請求項10に記載のヘアケア組成物。
  12. 前記組成物が、前記組成物の重量の0.1%〜10%の量の水不溶性コンディショニング剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  13. 前記組成物が、粒子状のフケ防止剤、好ましくは粒子状の金属ピリチオン塩を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  14. 前記組成物が、前記組成物の重量の0.05%〜5%の量の粒子状のフケ防止剤を含む、請求項13に記載のヘアケア組成物。
  15. 前記組成物がアニオン洗浄界面活性、好ましくは前記ヘアケア組成物の重量の5%〜20%の範囲の量でアニオン洗浄界面活性を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のヘアケア組成物を製造する方法であって、
    i)1.2meq/g超の電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第1のカチオン変性グアーポリマーを選択する工程、
    ii)0.8meq/g〜1.2meq/gの電荷密度及び少なくとも1,000,000g/モルの分子量を有する第2のカチオン変性グアーポリマーを選択する工程、
    iii)前記第1及び第2のカチオン変性グアーポリマーと水不溶性コンディショニング剤の個別の液滴とを混和する工程、
    を含む方法。
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