JP2016530366A - 摩擦材料 - Google Patents

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Abstract

【概要】本発明の一実施形態は、繊維と、粒子と、化学バインダと、樹脂結合剤とからなり、該粒子は凝集する摩擦材料を備える。【代表図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年7月29日付で出願された米国特許出願第13/953,235に関連して請求されている。
本発明は摩擦材料、例えば乗用車、バイク、RTV、トラックなどに使用される車両用トランスミッションの湿式摩擦クラッチモジュールに用いられる摩擦材料に関するものであるが、ただし、摩擦材料の用途は上記に限定されない。
現在湿式クラッチに用いられる摩擦材料のほとんどは、含有する充填材が材料全体に均一分布されていない摩擦材料である。
本発明の一実施形態は、繊維と、粒子と、化学バインダと、樹脂結合剤とを含む摩擦材料からなる生成物を開示する。該粒子は、摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集しており、粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加する。
本発明の他の実施形態は、アラミド繊維と、炭素繊維と、黒鉛粒子と、珪藻土粒子とからなる摩擦材料を含み、アラミド繊維の重量百分率は20%〜60%、炭素繊維の重量百分率は5%〜20%、黒鉛粒子の重量百分率は5〜25%、珪藻土粒子の重量百分率は5%〜30%であり、黒鉛粒子および珪藻土粒子のうち少なくとも一方が凝集する生成物を開示する。
本発明の更なる実施形態は、複数の繊維と、結合剤と、複数の結合粒子とを備える複数の結合群からなる摩擦材料を含み、複数の結合群は、それぞれ10〜500μm範囲の半径を有する生成物を開示する。
本発明の更なる例示的実施形態を下記で詳細に説明する。ただし、明細書と特定の実施例を以って開示する本発明の実施形態は、説明のために挙げられるものに過ぎず、決して本発明の範疇を限定することはない。
本発明の実施形態から厳選した実施例について、下記の詳細説明および添付図面を以って明確に説明する。
摩擦材料の一実施形態の正面図 従来の含浸摩擦材料(A)と本発明による含浸摩擦材料2種(B、C)における、z方向の平均浸透率を比較した、比較用バーチャート 従来の摩擦材料(A)と、本発明の摩擦材料のうち一つ(C)における、気孔半径(μm)とlog微分気孔体積(log differential intrusion)(mL/g)との相関関係を比較した、比較用散布図 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、SAE J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと初期摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフ 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、SAE J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと中間摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフ 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、SAE J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと最終摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフ
本発明の実施形態に関する次の説明は、単に理解を深めるためのものであり、決して本発明の範疇、用途および適用範囲を限定することはない。
図1は摩擦材料2を図示している。摩擦材料2は、車両の湿式クラッチの裏地(lining)を含む様々な用途に用いることができる。摩擦材料2は紙系(paper−based)であっても良く、他のものを用いても良い。一実施形態において、摩擦材料2は複数の繊維4を有しても良い。繊維4はアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、ポリマー繊維、或いは類似の機能を持つ繊維材料を含むことができる。繊維4は、布地、合成繊維、天然繊維、或いは他の種類であっても良い。繊維4は、アクリル、アラミド、炭素、セルロース、ガラス、鉱物(工学的加工)、ポリイミド、ポリビニルアルコール(PVA)、レーヨンなどを含む、動物性、植物性または鉱物性繊維であるか、その他のものであっても良い。繊維4は、0%〜100%範囲の重量百分率を基準とする様々な比率で個別成分を組み合わせた組合物を含有しても良く、該個別成分を混合(intermix)しても良い。摩擦材料2および繊維4は両方とも、織、編、組、平織、繻子織、縫、或いは他の方法により製造しても良く、いずれの方法も適用せずとも良い。繊維4を、二次元または三次元の定向性を有するように製造しても良い。繊維4は単層または複層であっても良い。摩擦材料2および繊維4は両方とも、ハンドレイアップ、押出、噴霧レイアップ、引抜、湿式レイアップ、チョッパーガン(chopper gun)、チョップドストランドマット、圧力バッグ成形、オートクレーブ成形、高分子液体複合成形、樹脂含浸成形、真空樹脂含浸成形、ブラダー成形、圧縮成形、カウルプレート(caul plate)、マンドレル巻き(mandrel wrapping)、フィラメントワインディング、溶融、ステープルファイバ、連続フィラメント、或いは他の方法で形成することができるが、いずれの方法も適用せずとも良い。摩擦材料2および繊維4は、両方とも、樹脂含浸成形法(RTM)或いは真空樹脂含浸透成形法(VARTM)を用いて形成することができるが、いずれの方法も適用せずとも、他の方式を用いても良い。
図1によると、摩擦材料2は複数の粒子6を更に備えても良い。粒子6は、黒鉛粒子、珪藻土粒子、シリカ粒子、炭素粒子、炭化物粒子、セラミック粒子、カシュー油粒子、ゴム粒子、窒化物粒子、ニトリル粒子、フェノール粒子、ゼオライト粒子、アラミド粒子、またはその他の粒子であっても良い。珪藻土粒子の粒径は1〜40μmの範囲であっても良い。黒鉛粒子の粒径は20〜150μmの範囲であっても良い。粒子6の粒径は50〜150μmの範囲であっても、50〜500μmの範囲であっても良い。粒子6は、球体、楕円体、立方体、多面体、不規則な形状、或いはその他の形状であっても良い。粒子6は摩擦材料2の全体に渡って均一に分布されていても良く、凝集していても良い。粒子6の凝集により、摩擦材料にかかる負担の大きい高速、或いは高エネルギー設備で、或いは低流速オイル下で用いられる摩擦材料2のオイル浸透性を向上することができる。珪藻土粒子および/または黒鉛粒子は、うち一方は凝集し、他方は均一に分布されても良い。摩擦材料2は局地的な極限温度に対してより強い耐久性を有しても良い。粒子6の凝集体は材料全体に渡って粒子6を隔離し、摩擦材料2の内部に相互連結気孔をより多く形成できるように空間を開放しても良い。粒子6は摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集していても良いが、粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加することになる。これらの領域は摩擦材料2内にランダムに散らばっていても良く、一定のパターンで配列されていても良い。粒子群領域の半径は10〜150μmの範囲であっても良い。粒子群領域の半径は10〜500μmの範囲であっても良い。粒子6の粒径を、粒子群の半径が所望のものになるように調整しても良い。粒子6は他の粒子6、繊維4、樹脂結合剤8、化学バインダ10と結合していても良い。粒子群は、球体、楕円体、立方体、多面体、不規則な形状、或いはその他の形状であっても良い。
図1によると、摩擦材料2は樹脂結合剤8を更に含んでも良い。結合剤8は、繊維4または粒子6、或いはこれらの組み合わせと接触することで保持されても良い。結合剤8はエポキシ樹脂、フェノール樹脂、改質フェノール樹脂またはシリコーン樹脂、或いはその他の樹脂を含んでも良い。結合剤8は、反応性結合剤であっても、非反応性結合剤であっても良い。
図1によると、摩擦材料2は化学バインダ10を更に含んでも良い。化学バインダ10は、繊維4または粒子6、或いは結合剤8、もしくはこれらの組み合わせと接触することで保持されても良い。化学バインダ10は、アクリロニトリル、アクリル酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、スチレン−ブタジエン、或いはその他のバインダであっても良い。化学バインダ10は反応性バインダであっても、非反応性バインダであっても良い。化学バインダはラテックスを含んでも良い。
一実施形態において、摩擦材料2は重量百分率20%〜60%範囲のアラミド繊維を含んでも良い。摩擦材料2は重量百分率5%〜20%範囲の炭素繊維を含んでも良い。摩擦材料2は重量百分率5%〜25%範囲の黒鉛粒子を含んでも良い。摩擦材料2は重量百分率5%〜30%範囲の珪藻土粒子を含んでも良い。一部の実施形態において、粒子6の重量百分率は摩擦材料2の総重量に対して10%〜60%の範囲であっても良い。一部の実施形態において、粒子6の重量百分率は摩擦材料2の総重量に対して15%〜50%の範囲であっても良い。一部の実施形態において、粒子6の重量百分率は摩擦材料2の総重量に対して20%〜50%の範囲であっても良い。摩擦材料2は炭素堆積物を含んでも良い。摩擦材料2は凝集粒子6を含んでも良い。粒子6は摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集していても良いが、粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加することになる。これらの領域は摩擦材料2内にランダムに散らばっていても良く、一定のパターンで配列されていても良い。粒子群領域の半径は10〜150μmの範囲であっても良い。 粒子群領域の半径は10〜500μmの範囲であっても良い。粒子6の粒径を、粒子群の半径が所望のものになるように調整しても良い。粒子6は他の粒子6、繊維4、樹脂結合剤8、化学バインダ10と結合していても良い。粒子群は、球体、楕円体、立方体、多面体、不規則な形状、或いはその他の形状であっても良い。
図2は、従来の含浸摩擦材料(A)と摩擦材料2に当たる実施形態2種(B、C)における、z方向の平均浸透率を比較した、比較用バーチャートである。摩擦材料2の平均浸透率は1.3E−13k、或いは1.4E−13kであっても良い。比較のために、TAPPIテスト法T460を用いて、従来の摩擦材料(A)と本発明の摩擦材料2種(B、C)の含浸前の空気抵抗(浸透率)を測定した。また、デンソメーターを用いて、一定な体積の空気(400cc)が1.22kPaの均一な圧力下で材料の標準領域(6.45cm)を通過するまでかかる時間を測定した。摩擦材料2(B、C)の場合、厚さが0.57mmなら5〜8秒/400ccのデンソメーター値を出すことになる。凝集体のない従来の摩擦材料(A)は、厚さが0.57mmならデンソメーター値は18〜20秒/400ccとなる。
図3は、従来の摩擦材料(A)と、摩擦最良2に当たる一実施形態(C)における、気孔半径(μm)とlog微分気孔体積(mL/g)との相関関係を比較した、比較用散布図である。気孔半径は水銀浸透を用いた気孔浸透原理によって特定することができる。摩擦材料2の気孔は5〜50μm範囲の半径を有しても良い。凝集粒子6を備える摩擦材料2において、4μmより大きい気孔の比率は、摩擦材料の総気孔容積に対して0%〜50%であっても良い。凝集粒子のない摩擦材料2の場合、4μmより大きい気孔の比率は、摩擦材料の総気孔容積に対して0%〜30%であっても良い。
図4は、 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと初期摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフである。低温領域は約50℃の温度で定義される。高温領域は約110℃の温度で定義される。なお、低エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約2160J〜8650Jとなる領域として、高エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約28020J〜47090Jとなる領域として定義することができる。
図5は、 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと中間摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフである。低温領域は約50℃の温度で定義される。高温領域は約110℃の温度で定義される。なお、低エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約2160J〜8650Jとなる領域として、高エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約28020J〜47090Jとなる領域として定義することができる。
図6は、 従来の摩擦材料(A)と本発明による摩擦材料2種(B、C)における、J2490(μPVT)摩擦テストでのサイクルと最終摩擦係数との相関関係を比較した、比較用折れ線グラフである。低温領域は約50℃の温度で定義される。高温領域は約110℃の温度で定義される。なお、低エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約2160J〜8650Jとなる領域として、高エネルギー領域は運動エネルギーの範囲が約28020J〜47090Jとなる領域として定義することができる。
下記の実施形態に関する説明は、本発明の範疇に属するものと見なされる構成要素、成分、行為、生成物および方法を詳細に解説することを目的とし、本発明の範疇を下記に特別に開示または明示される範囲に限定することは決してない。本明細書が説明する構成要素、成分、行為、生成物および方法を、明細書に明示された内容とは異なる方式で組み合わせるか再配置しても良く、これは全て本発明の範疇に属するものとして見なされる。
実施形態1は繊維と、粒子と、樹脂結合剤とを含む摩擦材料を有する生成物を開示する。ここで粒子は、摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集しており、粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加する。
実施形態2は実施形態1に開示された生成物であって、上記の粒子は黒鉛粒子、珪藻土粒子、シリカ粒子、炭素粒子、炭化物粒子、セラミック粒子、カシュー油粒子、ゴム粒子、窒化物粒子、ニトリル粒子、フェノール粒子、ゼオライト粒子、またはアラミド粒子のうち少なくとも1種を含む生成物を開示する。
実施形態3は実施形態1または2に開示された生成物であって、上記の粒子の粒径が10〜500μmの範囲である生成物を開示する。
実施形態4は実施形態1〜3のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の粒子の粒径が10〜150μmの範囲である生成物を開示する。
実施形態5は実施形態1〜4のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の樹脂結合剤がエポキシ樹脂、フェノール樹脂、改質フェノール樹脂、シリコーン樹脂のうち少なくとも1種を含む生成物を開示する。
実施形態6は実施形態1〜5のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の繊維がアクリル、アラミド、炭素、セルロース、ガラス、鉱物(工学的加工)、ポリイミド、ポリビニルアルコール(PVA)、レーヨンのうち少なくとも1種を含む生成物を開示する。
実施形態7は実施形態1〜6のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が、アクリロニトリル、アクリル酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、またはスチレン−ブタジエンのうち少なくとも1種からなる化学バインダを更に含む生成物を開示する。
実施形態8は実施形態1〜7のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の粒子が粒径範囲20〜150μmの黒鉛粒子からなる生成物を開示する。
実施形態9は実施形態1〜8のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の粒子が粒径範囲1〜40μmの珪藻土粒子からなる生成物を開示する。
実施形態10は実施形態1〜9のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が5〜50μm範囲のサイズを有する気孔を有する生成物を開示する。
実施形態11は実施形態1〜10のうちいずれか一つに開示された生成物であって、4μmより大きい気孔の比率が、摩擦材料の総気孔容積に対して0%〜50%である生成物を開示する。
実施形態12は、アラミド繊維と、炭素繊維と、黒鉛粒子と、珪藻土粒子とからなる摩擦材料を含み、アラミド繊維の重量百分率は20%〜60%、炭素繊維の重量百分率は5%〜20%、黒鉛粒子の重量百分率は5%〜25%、珪藻土粒子の重量百分率は5%〜30%であり、黒鉛粒子および珪藻土粒子のうち少なくとも一方が凝集する生成物を開示する。
実施形態13は、実施形態12に開示された生成物であって、上記の珪藻土粒子の粒径が1〜40μmの範囲である生成物を開示する。
実施形態14は、実施形態12または13に開示された生成物であって、上記の黒鉛粒子の粒径が20〜150μmの範囲である生成物を開示する。
実施形態15は、実施形態12〜14のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が5〜50μm範囲のサイズを有する気孔を含む生成物を開示する。
実施形態16は、実施形態12〜15のうちいずれか一つに開示された生成物であって、4μmより大きい気孔の比率が、摩擦材料の総気孔容積に対して少なくとも50%である生成物を開示する。
実施形態17は、実施形態12〜16のうちいずれか一つに開示された生成物であって、黒鉛粒子と珪藻土粒子のうち少なくとも一方が摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集しており、粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加する生成物を開示する。
実施形態18は、実施形態12〜17のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が、アクリロニトリル、アクリル酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、またはスチレン−ブタジエンのうち少なくとも1種からなる化学バインダを更に含む生成物を開示する。
実施形態19は実施形態12〜18のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、改質フェノール樹脂、シリコーン樹脂のうち少なくとも1種からなる樹脂結合剤を更に含む生成物を開示する。
実施形態20は、実施形態12〜18のうちいずれか一つに開示された生成物であって、アラミド繊維および炭素繊維のうち少なくとも一方が織、編、組、平織、或いは繻子織により製造される生成物を開示する。
実施形態21は、複数の繊維と、樹脂結合剤と、複数の結合粒子とを備える複数の結合群を含み、複数の結合群が、それぞれ10〜500μm範囲の半径を有する生成物を開示する。
実施形態22は実施形態21に開示された生成物であって、複数の結合群が、それぞれ10〜150μm範囲の半径を有する生成物を開示する。
実施形態23は実施形態21または22に開示された生成物であって、複数の結合群がそれぞれ不規則な形状を有する生成物を開示する。
実施形態24は実施形態1〜23のうちいずれか一つに開示された生成物であって、繊維が二次元または三次元の定向性を有するように製造されている生成物を開示する。
実施形態25は実施形態1〜24のうちいずれか一つに開示された生成物であって、ハンドレイアップ、押出、噴霧レイアップ、引抜、湿式レイアップ、チョッパーガン(chopper gun)、チョップドストランドマット、圧力バッグ成形、オートクレーブ成形、高分子液体複合成形、ブラダー成形、圧縮成形、カウルプレート(caul plate)、マンドレル巻き(mandrel wrapping)、フィラメントワインディング、溶融、ステープルファイバ、連続フィラメント、樹脂含浸成形法(RTM)或いは真空樹脂含浸透成形法(VARTM)を用いて製造される生成物を開示する。
実施形態26は実施形態1〜25のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が空気400cc当たり5〜8秒の空気抵抗性を有する生成物を開示する。
実施形態27は実施形態1〜26のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の粒子が球体、楕円体、立方体、多面体、または不規則的な形状を有する生成物を開示する。
実施形態28は実施形態1〜27のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の化学バインダが反応性バインダである生成物を開示する。
実施形態29は実施形態1〜28のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の繊維が複層構造を有する生成物を開示する。
実施形態30は実施形態1〜29のうちいずれか一つに開示された生成物であって、上記の摩擦材料が車両の湿式クラッチに用いられる生成物を開示する。
実施形態31は実施形態12〜30のうちいずれか一つに開示された生成物であって、珪藻土粒子および/または黒鉛粒子のうち一方は凝集し、他方は均一に分布される生成物を開示する。
実施形態32は実施形態1〜31のうちいずれか一つに開示された生成物であって、粒子の重量百分率が摩擦材料の総重量に対して15%〜50%の範囲である生成物を開示する。
実施形態33は実施形態1〜32のうちいずれか一つに開示された生成物であって、粒子の重量百分率が摩擦材料の総重量に対して20%〜50%の範囲である生成物を開示する。
実施形態34は実施形態12〜33のうちいずれか一つに開示された生成物であって、粒子の重量百分率が摩擦材料の総重量に対して10%〜60%の範囲である生成物を開示する。
実施形態35は実施形態12〜34のうちいずれか一つに開示された生成物であって、化学バインダがラテックスを更に含む生成物を開示する。
本発明の厳選された実施例に関する説明は理解を深めるためのものに過ぎず、上記実施例の変形版および変更版は、本発明の範疇および精神から逸脱するものではないと見なす。

Claims (22)

  1. 複数の繊維と、複数の粒子と、化学バインダと、樹脂結合剤とからなる摩擦材料を含み、
    前記粒子は前記摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集しており、前記粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加することを特徴とする、生成物。
  2. 前記粒子は黒鉛粒子、珪藻土粒子、シリカ粒子、炭素粒子、炭化物粒子、セラミック粒子、カシュー油粒子、ゴム粒子、窒化物粒子、ニトリル粒子、フェノール粒子、ゼオライト粒子、またはアラミド粒子のうち少なくとも1種からなることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  3. 前記粒子の粒径は10〜500μmの範囲であることを特徴とする、請求項2に記載の生成物。
  4. 前記粒子の粒径は10〜150μmの範囲であることを特徴とする、請求項2に記載の生成物。
  5. 前記摩擦材料は、アクリロニトリル、アクリル酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、またはスチレン−ブタジエンのうち少なくとも1種からなる化学バインダを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  6. 前記繊維は、アクリル、アラミド、炭素、セルロース、ガラス、鉱物(工学的加工)、ポリイミド、ポリビニルアルコール(PVA)、レーヨンのうち少なくとも1種からなることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  7. 前記粒子は、粒径の範囲が20〜150μmの黒鉛粒子からなることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  8. 前記粒子は、粒径の範囲が1〜40μmの珪藻土粒子からなることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  9. 前記摩擦材料は5〜50μm範囲のサイズを有する気孔を含むことを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  10. 4μmより大きい気孔の比率は、前記摩擦材料の総気孔容積に対して0%〜50%であることを特徴とする、請求項9に記載の生成物。
  11. 前記樹脂結合剤はエポキシ樹脂、フェノール樹脂、改質フェノール樹脂、シリコーン樹脂のうち少なくとも1種からなることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
  12. アラミド繊維と、炭素繊維と、黒鉛粒子と、珪藻土粒子とからなる摩擦材料を含み、
    アラミド繊維の重量百分率は20%〜60%、炭素繊維の重量百分率は5%〜20%、前記黒鉛粒子の重量百分率は5%〜25%、前記珪藻土粒子の重量百分率は5%〜30%であり、前記黒鉛粒子および前記珪藻土粒子のうち少なくとも一方が凝集することを特徴とする、生成物。
  13. 前記珪藻土粒子の粒径は、1〜40μmの範囲であることを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  14. 前記黒鉛粒子の粒径は、20〜150μmの範囲であることを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  15. 前記摩擦材料は5〜50μm範囲のサイズを有する気孔を含むことを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  16. 4μmより大きい気孔の比率は、前記摩擦材料の総気孔容積に対して0%〜50%であることを特徴とする、請求項15に記載の生成物。
  17. 前記黒鉛粒子および前記珪藻土粒子のうち少なくとも一方は、前記摩擦材料の全体に渡って粒子群領域を成して凝集しており、前記粒子群領域の数量および配置により、粒子群領域の代わりに単一粒子を持つ組成物に比べ平均浸透率が2〜10倍まで増加することを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  18. 前記摩擦材料は、アクリロニトリル、アクリル酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、またはスチレン−ブタジエンのうち少なくとも1種からなる化学バインダを更に含むことを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  19. 前記摩擦材料は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、改質フェノール樹脂、シリコーン樹脂のうち少なくとも1種からなる樹脂結合剤を更に含むことを特徴とする、請求項12に記載の生成物。
  20. 複数の繊維と、化学バインダと、複数の結合粒子とを備える複数の結合群からなる摩擦材料を含み、
    前記複数の結合群は、それぞれ10〜500μm範囲の半径を有することを特徴とする、生成物。
  21. 前記複数の結合群は、それぞれ10〜150μm範囲の半径を有することを特徴とする、請求項20に記載の生成物。
  22. 前記複数の結合群は、それぞれ不規則な形状を有することを特徴とする、請求項20に記載の生成物。
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