JP2016528401A - 剪断紡糸されたサブマイクロメートル繊維 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】方法は、第1の分散媒質及び第2の分散媒質を、複数のポリマー繊維を沈殿させる条件下で剪断するステップと、複数のポリマー繊維を少なくとも毎時300gの速度で捕集するステップとを備える。第1の分散媒質は、少なくとも1つのポリマー成分を含む溶液であってもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリエーテルイミドホモポリマー、ポリエーテルイミドコポリマー、ポリエーテルエーテルケトンホモポリマー、ポリエーテルエーテルケトンコポリマー、ポリフェニレンスルホンホモポリマー、ポリフェニレンスルホンコポリマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたポリエーテルイミド成分を含んでもよい。【選択図】図3A

Description

本発明は、剪断紡糸されたサブマイクロメートル繊維に関し、とくに、剪断紡糸されたサブマイクロメートルポリマー繊維に関する。
ポリエーテルイミド(PEI)繊維は、必要な環境において果たすべき異なる樹脂の様々な特有の特性を要求する多くのアプリケーション及び複合構造に用いられる。これら応用の多くは、この樹脂が、従来の繊維の製造方法を用いて合理的なスループットレートで現状達成可能な繊維の大きさよりもずっと小さい繊維サイズであることを必要とする。これは、これらのアプリケーションへのこれらの多くの樹脂の導入及び使用適合性の試験に対する障壁となっていた。PEIは、かねてから、溶融紡糸プロセスを用いて繊維に変換されている。この方法は、10〜20μmの範囲の繊維を製造することができる。メルトブロー法もPEIにより試みられており、このプロセスをPEIに使用することを可能とするために現在研究がなされている。技術的な障害を克服することができれば、3〜10μmの範囲のPEI繊維を製造することができるようになるだろう。
ポリフェニレンエーテル(PPE)及び/又はポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂繊維は、必要な環境において果たすべき異なる樹脂の様々な特有の特性を要求する多くのアプリケーション及び複合構造に用いられる。これら応用の多くは、この樹脂が、従来の繊維の製造方法を用いて合理的なスループットレートで現状達成可能な繊維の大きさよりもずっと小さい繊維サイズであることを必要とする。これは、これらのアプリケーションへのこれらの多くの樹脂の導入及び使用適合性の試験に対する障壁となっていた。PPE及びPBTは、溶融紡糸プロセスを用いて直径15〜20μmの繊維に変換されているが、メルトブロープロセスには用いられていない。
ポリカーボネート(PC)及びPCコポリマー繊維は、必要な環境において果たすべき異なる樹脂の様々な特有の特性を要求する多くのアプリケーション及び複合構造に用いられる。これら応用の多くは、この樹脂が、従来の繊維の製造方法を用いて合理的なスループットレートで現状達成可能な繊維の大きさよりもずっと小さい繊維サイズであることを必要とする。これは、これらのアプリケーションへのこれらの多くの樹脂の導入及び使用適合性の試験に対する障壁となっていた。PC及びPCコポリマーは、かねてから、溶融紡糸プロセスを用いて繊維に変換されている。これは、10〜20μmの範囲の繊維を製造することができる。PCから1〜10μmの範囲の繊維を製造するために、メルトブロー法も用いられている。
これらの全ての樹脂の電界紡糸が可能であるが、樹脂のコストと、このプロセスのスループットレートの遅さが、この方法を受け入れがたくしている。このプロセスの典型的な製造速度は毎時200〜300グラムであり、毎分60メートルの紡糸速度である。
上記のような理由により、電気的用紙、バッテリー用隔膜、構造的複合材、及びフィルター用紙などの応用において、剪断紡糸プロセスによりナノ繊維の形態で製造されたPEI樹脂、NORYL(登録商標)樹脂又はPPO(登録商標)樹脂などのポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)VALOX(登録商標)樹脂、及びポリカーボネート(PC)、及びPCコポリマーLEXAN(登録商標)樹脂が必要とされる。
様々な実施の形態は、第1の分散媒質及び第2の分散媒質を、複数のポリマー繊維を沈殿させる条件下で剪断するステップと、複数のポリマー繊維を少なくとも毎時300gの速度で捕集するステップとを含む方法に関する。第1の分散媒質は、少なくとも1つのポリマー成分を含む溶液であってもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリエーテルイミドホモポリマー、ポリエーテルイミドコポリマー、ポリエーテルエーテルケトンホモポリマー、ポリエーテルエーテルケトンコポリマー、ポリフェニレンスルホンホモポリマー、ポリフェニレンスルホンコポリマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたポリエーテルイミド成分を含んでもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリ(フェニレンエーテル)成分、ポリ(フェニレンエーテル)−ポリシロキサンブロックコポリマー、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
様々な実施の形態は、(i)ポリエーテルイミドホモポリマー、(ii)ポリエーテルイミドコポリマー、及び(iii)それらの組み合わせから選択されたポリエーテルイミド成分からステープル繊維を生成する方法に関する。この方法は、溶媒に溶解したポリエーテルイミド成分の溶液を分散媒質中で沈殿させるステップと、前記溶液が、1000000:1、10000:1、500:1、又は100:1よりも大きい長さの直径に対する比及び50nm〜5μm、好ましくは0.05〜2μmの範囲の直径を有し、前記分散媒質に不溶であるポリエーテルイミド繊維に成形されるように、前記分散媒質を剪断するステップと、生成された複数のポリエーテルイミド繊維を収集するステップとを含んでもよい。この方法は、収集された繊維を不織布に成形するステップを更に含んでもよい。別の実施の形態は、中でも、ポリカーボネート及びポリフェニレンエーテルの繊維を生成及び捕集するステップと、様々な製品に使用するために不織布を製造するステップを含む。
様々な実施の形態は、ポリカーボネート成分、ポリカーボネートコポリマー成分、及びそれらの組み合わせから選択されたポリマー成分からステープル繊維を生成する方法に関する。この方法は、溶媒に溶解したポリマー成分の溶液を分散媒質中で沈殿させるステップと、前記溶液が、長さの直径に対する比が10〜1000000より大きく、直径が50nm〜5μm、好ましくは0.05〜2μmの範囲であり、分散媒質に不溶であるポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、又は本発明に係る他の繊維に成形されるように、前記分散媒質を剪断するステップと、生成された複数のポリエーテルイミド繊維を収集するステップとを含んでもよい。この方法は、収集された繊維を不織布に成形するステップを更に含んでもよい。
様々な実施の形態は、この方法により製造された製品に関する。製品は、不織紙、医療用移植組織、超微細フィルター、膜、病衣、電気絶縁紙、ハニカム構造及び個人衛生用品、透析機、血液、人工肺フィルター、静脈内(IV)フィルター、診断検査フィルター、及び血液/アフェレーシスフィルターであってもよい。製品は、紡糸されたフィラメント及び少なくとも1つの別の繊維を含む複合不織製品であってもよい。製品は、ロールシート商品に粘着される複合不織製品であってもよい。製品は、シート又はフィルムの少なくとも一方に粘着される複合不織製品であってもよい。
本発明のこれら及び別の特徴、態様、及び効果は、下記の詳細な説明及び添付された特許請求の範囲、及び添付の図面を参照して、より良く理解されよう。
図1は、繊維径をサブミクロンの範囲に平均化するために溶液紡糸されたPEI樹脂、ULTEM(登録商標)を示す。 図2は、本開示のある実施例に係るナノ繊維を製造するために使用可能な装置又はシステムの例の断面図である。 図3Aは、実施例1に係る試料の繊維形態を示す1000倍のSEM顕微鏡写真である。 図3Bは、実施例1に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図4Aは、実施例2に係る試料の繊維形態を示す2000倍のSEM顕微鏡写真である。 図4Bは、実施例2に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図5Aは、実施例3に係る試料の繊維形態を示す3000倍のSEM顕微鏡写真である。 図5Bは、実施例3に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図6Aは、実施例4に係る試料の繊維形態を示す500倍のSEM顕微鏡写真である。 図6Bは、実施例4に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図7Aは、実施例5に係る試料の繊維形態を示す900倍のSEM顕微鏡写真である。 図7Bは、実施例5に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図8は、PPO6130(登録商標)を溶液剪断紡糸してサブミクロン繊維にした結果の例を示す。 図9Aは、実施例6に係る試料の繊維形態を示す4000倍のSEM顕微鏡写真である。 図9Bは、実施例6に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図10Aは、実施例7に係る試料の繊維形態を示す4000倍のSEM顕微鏡写真である。 図10Bは、実施例7に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図11Aは、実施例8に係る試料の繊維形態を示す3500倍のSEM顕微鏡写真である。 図11Bは、実施例8に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図12Aは、実施例9に係る試料の繊維形態を示す1200倍のSEM顕微鏡写真である。 図12Bは、実施例9に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。 図13Aは、実施例10に係る試料の繊維形態を示す1300倍のSEM顕微鏡写真である。 図13Bは、実施例10に係る試料について実行された繊維径測定のヒストグラムである。
様々な実施の形態は、図面に示された配置及び手段に限定されないことが理解されるべきである。
様々な実施の形態にしたがって、剪断紡糸方法を用いることにより、PEI樹脂をサブミクロンの範囲の繊維径に溶液紡糸することができる。
本発明は、下記の本発明の好適な実施の形態の詳細な説明及びそれに含まれる実施例を参照することにより、より容易に理解されよう。本明細書において、全ての数値は、明示するか否かにかかわらず、「約」という語により修飾されるものとみなされる。「約」という語は、一般に、記載された値に等価である(すなわち、同一の機能または結果を有する)と当業者の一人が考える数値の範囲を指す。多くの例において、「約」という語は、最も近い有効数字に丸められた数値を含んでもよい。
様々な実施の形態は、電気的用紙、バッテリー用隔膜、構造的複合材、及びフィルター用紙などの応用において、剪断紡糸工程により製造されたナノ繊維形態のポリエーテルイミド(PEI)、例えばULTEM(登録商標)樹脂に関する。別の実施の形態は、電気的用紙、バッテリー用隔膜、構造的複合材、及びフィルター用紙などの応用において、剪断紡糸工程により製造されたナノ繊維形態のポリフェニレンエーテル(PPE)、例えばNORYL(登録商標)樹脂又はPPO(登録商標)樹脂、及びポリブチレンテレフタレート(PBT)VALOX(登録商標)樹脂に関する。様々な実施の形態は、電気的用紙、バッテリー用隔膜、構造的複合材、及びフィルター用紙などの応用において、剪断紡糸工程により製造されたナノ繊維形態のポリカーボネート(PC)及びPCコポリマーLEXAN(登録商標)樹脂に関する。
剪断紡糸方法を用いることにより、これらの材料をサブミクロンの範囲の繊維径に溶液紡糸することができる。繊維径の縮小がわずかであっても、樹脂の表面積はかなり増大するので、個々の樹脂がアプリケーションにもたらす性能の利点が増幅される。これらの一群の樹脂のそれぞれは、この方法を用いてサブミクロン繊維に変換される。この方法がもたらす利点は、経済的に実行可能な方法で超微細繊維を製造することを可能とする合理的なスループットである。電界紡糸よりも桁違いに高いスループットレート及び紡糸速度であり、湿式紙製造プロセスと両立可能である。
この方法の出力は、制御された長さの大容量ステープル繊維である。この繊維は、下流の湿式又は乾式の不織プロセスに使用することもできるし、別の基板又はロール状の製品にコーティング材としてスプレーすることもできる。これらの方法は、膜、バッテリー用隔壁、濾過媒質、複合材、電気的用紙、及びハニカム紙などのアプリケーションを製造するために利用される。
様々な実施の形態は、第1の分散媒質及び第2の分散媒質を、複数のポリマー繊維を沈殿させる条件下で剪断するステップと、複数のポリマー繊維を少なくとも毎時300gの速度で捕集するステップとを備える方法に関する。第1の分散媒質は、少なくとも1つのポリマー成分を含む溶液であってもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリエーテルイミドホモポリマー、ポリエーテルイミドコポリマー、ポリエーテルエーテルケトンホモポリマー、ポリエーテルエーテルケトンコポリマー、ポリフェニレンスルホンホモポリマー、ポリフェニレンスルホンコポリマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたポリエーテルイミド成分を含んでもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリ(フェニレンエーテル)成分、ポリ(フェニレンエーテル)−ポリシロキサンブロックコポリマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択された1つを含んでもよい。少なくとも1つのポリマー成分は、ポリカーボネート成分、ポリカーボネートコポリマー成分、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
この方法は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の紡糸速度で実行されてもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び/又は上限値は、毎時300、500、1000、1500、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、5500、6000、6500、7000、7500、8000、8500、9000、9500、10000、11000、12000、13000、14000、15000、16000、17000、18000、19000、20000、21000、22000、23000、24000、25000、26000、28000、及び30000グラムから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、この方法は、毎時7000グラムの紡糸速度で実行されてもよい。
複数のポリマー繊維のそれぞれは、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の長さと直径の比を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、10、100、1000、5000、10000、20000、30000、40000、50000、60000、70000、80000、90000、100000、120000、140000、160000、180000、200000、250000、300000、350000、400000、450000、500000、600000、700000、800000、900000、950000、及び1000000から選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、複数のポリマー繊維のそれぞれは、長さの直径に対する比が10〜1000000であってもよい。
複数のポリマー繊維のそれぞれは、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の直径を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.8、2、2.2、2.4、2.6、2.8、3、3.3、3.6、3.7、4、4.3、4.6、4.7、4.8、4.9、5、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、及び6マイクロメートルから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、複数のポリマー繊維のそれぞれは、0〜5マイクロメートルの範囲の直径を有してもよい。
第1の分散媒質は、第2の分散媒質に不溶であってもよい。第1の分散媒質は、第2の分散媒質に注入されてもよい。第1の分散媒質は、更に、メタ−クレゾール、ベラトロール、オルト−ジクロロベンゼン(ODCB)、N−メチルピロリドン(NMP)、クロロホルム、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジクロロメタン(DCM)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、炭酸ジメチル(DMC)、炭酸ジエチル(DEC)、炭酸エチルメチル(EMC)、炭酸エチレン(EC)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)、トリクロロエタン(TCHE)、テトラクロロエタン、トリフルオロ酢酸(TFA)、4−クロロ−3−メチル−フェノール、4−クロロ−2−メチル−フェノール、2,4−ジクロロ−6−メチル−フェノール、2,4−ジクロロ−フェノール、2,6−ジクロロ−フェノール、4−クロロ−フェノール、2−クロロ−フェノール、オルト−クレゾール、メタ−クレゾール、パラ−クレゾール、4−メトキシフェノール、カテコール、ベンゾキノン、2,3−キシレノール、2,6−キシレノール、レゾルシノール、及びそれらの組み合わせから選択された1つを含んでもよい。
複数のポリマー繊維は、第2の分散媒質に不溶であってもよい。第2の分散媒質は、液体成分を含んでもよい。液体成分は、水、エチルアルコール、プロピルグリコール、プロピレングリコール、及びそれらの組み合わせから選択された構成要素を含んでもよい。第2の分散媒質は、更に、水、エチルアルコール、プロピルグリコール、プロピレングリコール、グリセロール、メタ−クレゾール、ベラトロール、オルト−ジクロロベンゼン(ODCB)、N−メチルピロリドン、クロロホルム、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、及びジメチルアセトアミド(DCM)、又はそれらの組み合わせから選択された構成要素を含んでもよい。
この方法は、複数のポリマー繊維を含む不織布を製造するステップを更に含んでもよい。不織布は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の幅を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、125、130、135、140、145、150、175、200、225、250、300、350、400、500、600、700、800、900、950、及び1000mmから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、不織布は、少なくとも150mmの幅を有してもよい。
この方法は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の温度で実行されてもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、−30、−25、−20、−15、−10、−5、0、5、10、15、20、25、30、40、50、60、70、80、90、100、115、130、150、170、200、210、及び220℃から選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、この方法は、−30〜210℃の温度で実行されてもよい。
第1の分散媒質は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の粘度を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、10、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1200、1400、1600、1800、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、6000、7000、8000、9000、10000、12000、14000、16000、18000、20000、22000、23500、24000、24500、及び25000cPから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、第1の分散媒質は、10〜20000cPの粘度を有してもよい。
第2の分散媒質は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の粘度を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、10、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1200、1400、1600、1800、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、6000、7000、8000、9000、10000、12000、14000、16000、18000、20000、22000、23500、24000、24500、及び25000 10、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1200、1400、1600、1800、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、6000、7000、8000、9000、10000、12000、14000、16000、18000、20000、22000、23500、24000、24500、及び25000cPから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、第2の分散媒質は、10〜20000cPの粘度を有してもよい。
この方法は、複数のポリマー繊維を含む不織布を製造するステップを更に含んでもよい。様々な実施の形態において、不織布を製造するステップは、複数のポリマー繊維を、キャリア基板、機能性シート、フィルム、不織布、ロール状商品、又はそれらの組み合わせの上に堆積させるステップを含んでもよい。キャリア基板は、往復運動するベルトであってもよい。この方法は、堆積させるステップの前に、複数のポリマー繊維を凝固させるステップを更に含んでもよい。不織布は、固着されなくてもよい。この方法は、不織布を固着させるステップを更に含んでもよい。この方法は、圧力下で不織布を固着させるステップを更に含んでもよい。
不織布は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の幅を有してもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、125、130、135、140、145、150、160、170、180、190、200、220、240、260、280、300、325、350、375、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、925、950、975、及び1000mmから選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、不織布は、少なくとも150mmの幅を有してもよい。
様々な実施の形態によれば、複数のポリマー繊維のそれぞれは、治療活性、触媒活性、マイクロ電子活性、マイクロ光電子活性、磁気活性、生物学的活性、及びそれらの組み合わせのうち少なくとも1つを付与する少なくとも1つの追加機能を備えてもよい。
様々な実施の形態において、複数のポリマー繊維のいずれもが、隣接する繊維に結合されない様々な実施の形態において、複数のポリマー繊維のいくらかが、隣接する繊維に少なくとも部分的に結合される。様々な実施の形態において、複数のポリマー繊維のそれぞれが、隣接する繊維に少なくとも部分的に結合される。この方法は、繊維を絡ませるステップを更に含んでもよい。絡ませるステップは、ニードルパンチ及び水流交絡のいずれかであってもよい。
ポリエーテルイミド成分は、溶融状態のポリエーテルイミドを含んでもよい。
ポリエーテルイミド成分は、アニリンエンドキャップ(又はアニリンによりエンドキャップ)されてもよい。ポリエーテルイミド成分は、アニリンによりエンドキャップ(又はアニリン−エンドキャップ)された、4,4'−ビスフェノールA二無水物とメタフェニレンジアミンモノマーの反応生成物であってもよい。ポリエーテルイミド成分は、アニリンによりエンドキャップ(又はアニリン−エンドキャップ)された、4,4'−ビスフェノールA二無水物とパラフェニレンジアミンモノマーの反応生成物であってもよい。ポリエーテルイミド成分は、アニリンエンドキャップされた、4,4'−ビスフェノールA二無水物、アミノプロピルキャップされたポリジメチルシロキサン、及びメタフェニレンジアミンモノマーの反応生成物であってもよい。
ポリエーテルイミド成分は、ポリエーテルイミドと、ポリエーテルイミドの溶融安定性を向上させるために有効な量のリン系安定剤とを含む熱可塑性樹脂組成物であってもよい。ここで、リン系安定剤は、リン系安定剤の試料のある開始重量の熱重量分析による測定において、不活性雰囲気下で試料を毎分20℃の加熱速度で室温から300℃まで加熱したときに、試料の開始重量の10重量%以上が蒸発せずに残るような低い揮発性を示す。
ポリエーテルイミド成分は、溶媒にポリエーテルイミドを溶解した溶液の形態であってもよい。この方法は、繊維を堆積させる前に、繊維から少なくとも部分的に溶媒を除去するステップを更に含んでもよい。溶媒は、メタ−クレゾール、ベラトロール、オルト−クロロベンゼン(ODCB)、N−メチルピロリドン、及びそれらの混合物から選択されてもよい。溶媒は、クロロホルム、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、及びジメチルアセトアミド(DCM)から選択されてもよい。
ポリ(フェニレンエーテル)成分は、下記の式を有する繰り返し構造単位を含んでもよい。
ここで、Zは、それぞれ個々に、ハロゲン原子、三級ヒドロカルビル基ではない置換又は無置換のC−C12のヒドロカルビル基、C−C12のヒドロカルビルチオ基、C−C12のヒドロカルビロキシ基、又は少なくとも2つの炭素原子がハロゲン原子と酸素原子を隔てているC−C12のハロヒドロカルビロキシ基であり、Zは、それぞれ個々に、水素原子、ハロゲン原子、三級ヒドロカルビル基ではない置換又は無置換のC−C12のヒドロカルビル基、C−C12のヒドロカルビルチオ基、C−C12のヒドロカルビロキシ基、又は少なくとも2つの炭素原子がハロゲン原子と酸素原子を隔てているC−C12のハロヒドロカルビロキシ基である。
ポリ(フェニレンエーテル)−ポリシロキサンブロックコポリマーは、酸化共重合法により調整されてもよい。ポリ(フェニレンエーテル)成分は、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたモノマーのホモポリマー又はコポリマーを含んでもよい。ポリマー成分は、溶媒に溶解したポリ(フェニレンエーテル)成分を含む溶液の形態であってもよい。
ポリカーボネート成分は、ビスフェノールAカーボネート単位及び下記の式の単位を含むポリカーボネートコポリマーを含んでもよい。
ここで、Rは、水素原子、オプションで5個までのC1−10アルキル基又はC1−4アルキル基により置換されたフェニル基である。ポリカーボネート成分は、ビスフェノールAカーボネート単位及び下記の式のシロキサン単位、又は上記の少なくとも1つを含む組み合わせを含むポリ(カーボネート−シロキサン)を含んでもよい。
ここで、Eは、2〜200の平均値を有し、ポリ(カーボネート−シロキサン)は、ポリ(カーボネート−シロキサン)の総重量を基準として、0.5〜55重量%のシロキサン単位を含む。ポリカーボネート成分は、ビスフェノールポリカーボネートであってもよい。ポリカーボネート成分は、溶媒に溶解したポリカーボネート成分の溶液の形態であってもよい。
様々な実施の形態に係る方法は、繊維を堆積させる前に繊維から少なくとも部分的に溶媒を除去するステップを更に含んでもよい。溶媒は、10、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1200、1400、1600、1800、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000、6000、7000、8000、9000、10000、12000、14000、16000、18000、20000、22000、23500、24000、24500、及び25000 ベラトロール、オルト−ジクロロベンゼン(ODCB)、及びそれらの混合物からなる溶媒の群から選択されてもよい。溶媒は、クロロホルム、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、及びジメチルアセトアミド(DCM)からなる溶媒の群から選択された少なくとも1つであってもよい。
不織布は、ポリビニルピロリジン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリエチレンオキシド、アガロース、ポリフッ化ビニリデン、ポリ乳酸グリコール酸、ナイロン6、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリブチレンテレフタレート、及びそれらの組み合わせから選択されたある量の材料を含んでもよい。材料の量は、下限値及び/又は上限値を有する範囲内であってもよい。範囲は、下限値及び/又は上限値を含んでもよいし、含まなくてもよい。下限値及び上限値は、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.2、1.4、1.5、1.6、1.8、2、2.2、2.42.6、2.8、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、77.5、8、8.5、9、9.5、10、10.2、10.4、10.6、10.8、及び11重量%から選択されてもよい。例えば、ある好適な実施の形態において、不織布は、ポリビニルピロリジン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリエチレンオキシド、アガロース、ポリフッ化ビニリデン、ポリ乳酸グリコール酸、ナイロン6、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリブチレンテレフタレート、及びそれらの組み合わせから選択された材料を10重量%未満含んでもよい。
様々な実施の形態において、この方法は、検出可能な量のポリビニルピロリジン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンオキシド、アガロース、ポリフッ化ビニリデン、ポリ乳酸グリコール酸、ナイロン6、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリブチレンテレフタレート、及びそれらの組み合わせから選択された材料を含まなくてもよい。
様々な実施の形態は、この方法により製造された製品に関する。製品は、不織紙、医療用移植組織、超微細フィルター、膜、病衣、電気絶縁紙、ハニカム構造及び個人衛生用品、透析機、血液、人工肺フィルター、静脈内(IV)フィルター、診断検査フィルター、及び血液/アフェレーシスフィルターであってもよい。製品は、紡糸されたフィラメント及び少なくとも1つの別の繊維を含む複合不織製品であってもよい。製品は、ロールシート商品に粘着される複合不織製品であってもよい。製品は、シート又はフィルムの少なくとも一方に粘着される複合不織製品であってもよい。
様々な実施の形態は、(i)ポリエーテルイミドホモポリマー、(ii)ポリエーテルイミドコポリマー、及び(iii)それらの組み合わせから選択されたポリエーテルイミド成分からステープル繊維を生成する方法に関する。この方法は、溶媒に溶解したポリエーテルイミド成分の溶液を分散媒質中で沈殿させるステップと、前記溶液が、1000000:1、10000:1、500:1、又は100:1よりも大きい長さの直径に対する比及び50nm〜5μm又は2μmの範囲の直径を有し、前記分散媒質に不溶であるポリエーテルイミド繊維に成形されるように、前記分散媒質を剪断するステップと、生成された複数のポリエーテルイミド繊維を収集するステップとを含んでもよい。この方法は、収集された繊維を不織布に成形するステップを更に含んでもよい。
図2は、Velevらによる米国特許出願第2013/0012598号に記載されている装置又はシステム100の例の概略図である。その全体を参照により本明細書に援用する。装置又はシステム100は、ナノ繊維を製造するために利用可能である。装置100は、ある容積の分散媒質を入れ、ポリマー溶液を受け入れるための容器104と、容器104から外部に突出した構成108と、分散媒質にポリマー溶液を供給するための投入装置112とを一般に含む。投入装置112は、好適な供給源(図示せず)から分散媒質にポリマー溶液(オプションで添加剤を含む)を導入するために好適な任意の種類のものであってもよい。容器104及び構成108は、双方が分散媒質の容積の境界を協調的に画定する表面を提供し、容器104及び/又は構成108が移動するように構成されてもよい。すなわち、容器104は外側の境界又は表面として機能し、構成108は内側の境界又は表面として機能し、少なくとも一方が他方に対して移動して剪断をもたらす。本例において、容器104は、静止した外側シリンダーであり、構成108は、外側シリンダーの中心軸に沿って同軸に配置された、外側シリンダーの内底面から上方に延びる内側シリンダーである。外側シリンダー及び内側シリンダーは、双方で、分散媒質を入れる環状の円柱内部を画定する。内側シリンダーは、矢印により図示されるように、中心軸の周りを所望の角速度で回転するように、好適なモーター(図示せず)により駆動される。ポリマー溶液供給装置112は、任意の動作原理(例えば、ポンプ作用、毛細管作用など)により、その先端からポリマー溶液を投入する任意の好適な導管又は散布装置であってもよい。静止した外側シリンダーに対する内側シリンダーの回転により、外側シリンダーに入っている成分に剪断応力が印加される。例示として、図2は、外側シリンダー104に液滴116として投入されるポリマー溶液と、分散媒質中で剪断を受けるポリマー溶液の分散相成分120を示す。これにより、後述するように、ポリマー溶液は分散相成分120から分散媒質に拡散される。
図2に示した装置100は、均一な剪断応力を発生させることができる点で有利である。さらに、分散媒質(すなわち、剪断媒質)の粘度、剪断速度(例えば、本例においては内側シリンダーの回転速度)、及び外側シリンダーと内側シリンダーの間の間隔などの、剪断応力を比例的に制御する1以上の変数を変化させることにより、剪断応力を高度に調整することができる。剪断応力を制御することにより、剪断応力を均一に維持しつつ、装置100により製造される均一な繊維の最終的な半径を制御することができる。しかしながら、本教示は、図2に実施例として例示された装置100に限定されないことが理解されよう。多数の異なる装置の設計及び形式が適しうるが、説明したような均一な剪断応力の維持及び均一な剪断応力の制御を可能とするように構成されることが好ましい。
図2に示した例において、外側シリンダー(容器104)は、その中心軸に対してrの半径を有し、内側シリンダー(構成108)は、同じ軸に対してrの半径を有する。内側シリンダーはωの角速度で回転し、外側シリンダーは静止する(ω=0)。分散媒質は、内側シリンダーの回転中に、その流体速度プロファイルが図示のようになるようなニュートン流体、又はそれに近い流体である。
別の例として、装置100は、内側シリンダー108が静止(ω=0)したままで、外側シリンダー104がωの角速度で回転するように構成されてもよい。この場合、分散媒質は、速度ベクトルが回転する外側シリンダー104の近傍で最大となり、静止する内側シリンダー108の近傍で最小となるような、異なる流体速度プロファイル(図示せず)を有するであろう。外側シリンダー104の回転は、乱流の兆候なしに、より高い剪断応力で動作させるために有用であろう。図2において矢印により示されるように、ある実施例において、装置100は、内側シリンダー108をその軸に沿って、すなわち、外側シリンダー104と内側シリンダー108との間の半径方向の間隙に垂直な軸方向に、往復運動又は振動させるように構成されてもよい。別の実施例において、ポリマー溶液は、内側シリンダー108を貫いて形成された開口132又は他の形式の穴、管、又は注入部を介して分散媒質に送出されてもよい。
更に別の実施例において、正電極136及び負電極138により概略的に図示されるように、外側シリンダー104と内側シリンダー108との間に電位を印加することにより、半径方向に電界を印加してもよい。または、装置100は、軸方向に電界を印加するように構成されてもよい。繊維の生成の反応速度に依存して、極性を有する側鎖を含む繊維を永久的に分極させることができる。したがって、異方的な表面特性を示す繊維を生成することができる。ポリマー内のナノ粒子を変位させて、異方的なバルク構造を有する繊維を生成することもできる。剪断生成プロセス中に、生成されるナノ繊維の特性を変化させるために印加することが可能な他の種類の場は、磁場、光場、熱勾配を含む。
ある実施例において、1以上の隔壁が、図2に示されるシリンダー104、108に対して垂直に配置されてもよい。それぞれの隔壁は、内側シリンダー104を通すのにちょうど十分な大きさの中心の開口を有する。例として、図2は、環状隔壁140を示す。このような装置が隔壁140のちょうど上のレベルまで液体で満たされると、空気が引き込まれず、流れがより安定する。流れを安定化させるために報告されている更なる方策が用いられてもよい。多くは、ローターの速度の変化、軸方向における液流の導入、又は軸方向における中心シリンダーの周期的運動を伴う。
本発明は、下記の例示的な実施例において更に説明される。全ての部および百分率は、そうでないと明示しない限り、重量によるものである。
[実施例]
[実施例1〜5]
PEI樹脂のいくつかのバリエーションを、繊維径をサブミクロンの範囲に平均化するために溶液紡糸した。図1は、得られた繊維の画像の例である。表1は、実施例1〜5において使用された材料のリストを示す。
繊維径の分布は、走査型電子顕微鏡(SEM)(例えば、Phenom Pro Desktop SEM)を用いて試料を撮像することにより測定した。最小倍率の140倍を用いた。繊維径の分析のために最小限の4枚の画像を記録した。試料の画像を評価するために繊維径分析ソフトウェア(例えば、Fibermetricソフトウェア)を用いた。ソフトウェアによりランダムに選択された、1枚の画像につき少なくとも50測定を、平均繊維径及び分布の決定に用いた。
[実施例1]
クロロホルムに溶解された15%のULTEM(登録商標)1010ポリエーテルイミドを含む、溶液粘度が約500cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分5mlの速度で流れる、約60%のグリセロール、約25%のエタノール、及び約15%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、165nm〜9.5μmの直径を有し、平均直径が3.7μmである繊維が得られた。図3Aは、試料の繊維形態を示す。図3Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例2]
クロロホルムに溶解された15%のULTEM(登録商標)1010ポリエーテルイミドを含む、溶液粘度が約500cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分15mlの速度で流れる、約70%のグリセロール、約17.5%のエタノール、及び約12.5%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、400nm〜5.8μmの直径を有し、平均直径が2.1μmである繊維が得られた。図4Aは、試料の繊維形態を示す。図4Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例3]
クロロホルムに溶解された20%のULTEM(登録商標)1010ポリエーテルイミドを含む、溶液粘度が約2000cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分10mlの速度で流れる、約70%のグリセロール、約17.5%のエタノール、及び約12.5%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、50nm〜2.7μmの直径を有し、平均直径が1.1μmである繊維が得られた。図5Aは、試料の繊維形態を示す。図5Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例4]
比較実施例として、クロロホルムに溶解された25%のULTEM(登録商標)1010ポリエーテルイミドを含む、溶液粘度が約6000cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分10mlの速度で流れる、約60%のグリセロール、約25%のエタノール、及び約15%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、520nm〜28.1μmの直径を有し、平均直径が8.4μmである繊維が得られた。図6Aは、試料の繊維形態を示す。図6Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例5]
比較実施例として、クロロホルムに溶解された20%のULTEM(登録商標)1010ポリエーテルイミドを含む、溶液粘度が約6000cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分15mlの速度で流れる、約65%のグリセロール、約20%のエタノール、及び約15%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、220nm〜1.4μmの直径を有し、平均直径が730nmである繊維が得られた。図7Aは、試料の繊維形態を示す。図7Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例6〜9]
ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂のいくつかのバリエーションを、繊維径をサブミクロンの範囲に平均化するために溶液紡糸した。表2は、実施例6〜9において使用された材料のリストを示す。
繊維径の分布は、走査型電子顕微鏡(SEM)(例えば、Phenom Pro Desktop SEM)を用いて試料を撮像することにより測定した。最小倍率の140倍を用いた。繊維径の分析のために最小限の4枚の画像を記録した。試料の画像を評価するために繊維径分析ソフトウェア(例えば、Fibermetricソフトウェア)を用いた。ソフトウェアによりランダムに選択された、1枚の画像につき少なくとも50測定を、平均繊維径及び分布の決定に用いた。
[実施例6]
クロロホルムに溶解された8%のPPO6130ポリフェニレンオキシドを含む、溶液粘度が約900cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分15mlの速度で流れる、約70%のグリセロール、約17.5%のエタノール、及び約12.5%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、270nm〜3.1μmの直径を有し、平均直径が970nmである繊維が得られた。図9Aは、試料の繊維形態を示す。図9Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例7]
クロロホルムに溶解された8%のPPO6130ポリフェニレンオキシドを含む、溶液粘度が約900cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分5mlの速度で流れる、約60%のグリセロール、約25%のエタノール、及び約15%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、615nm〜8.0μmの直径を有し、平均直径が2.9μmである繊維が得られた。図10Aは、試料の繊維形態を示す。図10Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例8]
クロロホルムに溶解された11%のPPO6130ポリフェニレンオキシドを含む、溶液粘度が約5000cPの溶液(第1の分散媒質)を、毎分10mlの速度で流れる、約70%のグリセロール、約17.5%のエタノール、及び約12.5%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、50nm〜2.5μmの直径を有し、平均直径が1.0μmである繊維が得られた。図11Aは、試料の繊維形態を示す。図11Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例9]
クロロホルムに溶解された12%のPPO6130ポリフェニレンオキシドを含む、溶液粘度が約7000cPの溶液(第1の分散媒質)を、約65%のグリセロール、約20%のエタノール、及び約15%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、225nm〜2.0μmの直径を有し、平均直径が960nmである繊維が得られた。図12Aは、試料の繊維形態を示す。図12Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。
[実施例10]
ポリカーボネートを、繊維径をサブミクロンの範囲に平均化するために溶液紡糸した。表3は、実施例10において使用された材料のリストを示す。
75%のTHFと25%のDMFの混合物に溶解された20%のLEXAN(登録商標)101ポリカーボネート樹脂を含む溶液(第1の分散媒質)を、毎分60mlの速度で流れる、約75%のエタノール及び約25%の水を含む貧溶媒(第2の分散媒質)に注入した。この試料は、Xanofi Xanoshear(登録商標)紡績システムを用いて生成した。本実施例により、38nm〜2.96μmの直径を有し、平均直径が1.32μmである繊維が得られた。図13Aは、試料の繊維形態を示す。図13Bは、測定された繊維径のヒストグラムである。

Claims (20)

  1. 第1の分散媒質及び第2の分散媒質を、複数のステープルポリマー繊維を沈殿させる条件下で剪断するステップと、
    前記複数のポリマーステープル繊維を少なくとも毎時300gの速度で捕集するステップと、
    を備え、
    それぞれの前記複数のステープルポリマー繊維の長さの直径に対する比は100:1よりも大きく、
    それぞれの前記複数のステープルポリマー繊維の直径は0.05〜5μmの範囲であり、
    それぞれの前記複数のステープルポリマー繊維は前記第2の分散媒質に不溶であり、
    前記第1の分散媒質は、(a)ポリエーテルイミドホモポリマー及びポリエーテルイミドコポリマー、(b)ポリエーテルエーテルケトンホモポリマー及びポリエーテルエーテルケトンコポリマー、(c)ポリフェニレンスルホンホモポリマー及びポリフェニレンスルホンコポリマー、(d)ポリ(フェニレンエーテル)及びポリ(フェニレンエーテル)−ポリシロキサンブロックコポリマー、又は(e)ポリカーボネートホモポリマー及びポリカーボネートコポリマーのうち少なくとも1つを含む溶液であり、
    前記第2の分散媒質は液体成分を含み、
    前記第1の分散媒質は前記第2の分散媒質に不溶である
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の分散媒質は前記第2の分散媒質に注入されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の分散媒質は、更に、水、エチルアルコール、プロピルグリコール、プロピレングリコール、メタ−クレゾール、ベラトロール、オルト−ジクロロベンゼン、N−メチルピロリドン、クロロホルム、トルエン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジクロロメタン、ジメチルアセトアミド、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸エチレン、ジメチルスルホキシド、ヘキサフルオロ−2−プロパノール、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、トリフルオロ酢酸、4−クロロ−3−メチル−フェノール、4−クロロ−2−メチル−フェノール、2,4−ジクロロ−6−メチル−フェノール、2,4−ジクロロ−フェノール、2,6−ジクロロ−フェノール、4−クロロ−フェノール、2−クロロ−フェノール、オルト−クレゾール、メタ−クレゾール、パラ−クレゾール、4−メトキシフェノール、カテコール、ベンゾキノン、2,3−キシレノール、2,6−キシレノール、レゾルシノール、又はそれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2の分散媒質は、更に、水、エチルアルコール、プロピルグリコール、プロピレングリコール、グリセロール、メタ−クレゾール、ベラトロール、オルト−ジクロロベンゼン、N−メチルピロリドン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、又はそれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記複数のポリマーステープル繊維を、キャリア基板、機能性シート、フィルム、不織布、ロール状商品、又はそれらの組み合わせの上に堆積させることにより、捕集された繊維から不織布を製造するステップを更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記繊維を堆積させる前に、前記繊維から少なくとも部分的に溶媒を除去するステップを更に含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の方法。
  7. 前記不織布は少なくとも150mmの幅を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の方法。
  8. 捕集された繊維から不織布を製造するステップを更に備え、
    前記不織布は前記繊維を絡ませることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  9. 前記不織布を固着させるステップを更に備えることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記方法は、−30〜210℃で実行されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第1の分散媒質は10〜20000cPの粘度を有し、前記第2の分散媒質は10〜20000cPの粘度を有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. それぞれの前記複数のポリマー繊維は、治療活性、触媒活性、マイクロ電子活性、マイクロ光電子活性、磁気活性、生物学的活性、又はそれらの組み合わせのうち少なくとも1つを付与する少なくとも1つの追加機能を備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記不織布は、10重量%未満のポリビニルピロリジン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンオキシド、アガロース、ポリフッ化ビニリデン、ポリ乳酸グリコール酸、ナイロン6、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリブチレンテレフタレート、又はそれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記ポリエーテルイミド成分は、(i)4,4'−ビスフェノールA二無水物とジアミンモノマー、(ii)4,4'−ビスフェノールA二無水物とメタ−フェニレンジアミンモノマー、及び(iii)4,4'−ビスフェノールA二無水物とパラフェニレンジアミンモノマーからなる群のうち少なくとも1つの反応生成物であり、前記反応生成物は、(a)アニリン及び(b)無水フタル酸のうち少なくとも1つによりエンドキャップされることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記ポリエーテルイミド成分は、
    前記ポリエーテルイミドと、
    前記ポリエーテルイミドの溶融安定性を向上させるために有効な量のリン系安定剤と、
    を含む熱可塑性樹脂組成物であり、
    前記リン系安定剤は、前記リン系安定剤の試料のある開始重量の熱重量分析による測定において、不活性雰囲気下で前記試料を毎分20℃の加熱速度で室温から300℃まで加熱したときに、前記試料の前記開始重量の10重量%以上が蒸発せずに残るような低い揮発性を示す
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  16. 前記ポリ(フェニレンエーテル)成分(d)は、
    (i)下記の式1を有する繰り返し単位を含み、
    ここで、Zは、それぞれ個々に、ハロゲン原子、三級ヒドロカルビル基ではない置換又は無置換のC−C12のヒドロカルビル基、C−C12のヒドロカルビルチオ基、C−C12のヒドロカルビロキシ基、又は少なくとも2つの炭素原子がハロゲン原子と酸素原子を隔てているC−C12のハロヒドロカルビロキシ基であり、Zは、それぞれ個々に、水素原子、ハロゲン原子、三級ヒドロカルビル基ではない置換又は無置換のC−C12のヒドロカルビル基、C−C12のヒドロカルビルチオ基、C−C12のヒドロカルビロキシ基、又は少なくとも2つの炭素原子がハロゲン原子と酸素原子を隔てているC−C12のハロヒドロカルビロキシ基であり、
    (ii)前記ポリ(フェニレンエーテル)成分(d)は、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたモノマーのホモポリマー又はコポリマーを含み、
    (iii)前記ポリ(フェニレンエーテル)−ポリシロキサンブロックコポリマーは、酸化共重合法により調整され、又は、
    (iv)それらの組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  17. 前記ポリカーボネート成分(e)は、
    (i)ビスフェノールAカーボネート単位及び下記の式の単位を含むポリカーボネートコポリマーと、
    (ここで、Rは、水素原子、オプションで5個までのC1−10アルキル基又はC1−4アルキル基により置換されたフェニル基である)
    (ii)ビスフェノールAカーボネート単位及び下記の式のシロキサン単位、又は上記の少なくとも1つを含む組み合わせを含むポリ(カーボネート−シロキサン)と、
    (ここで、Eは、2〜200の平均値を有し、前記ポリ(カーボネート−シロキサン)は、前記ポリ(カーボネート−シロキサン)の総重量を基準として、0.5〜55重量%のシロキサン単位を含む)
    からなる群から選択された1つを含むことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  18. 請求項1から17のいずれかに記載の方法により製造された製品。
  19. 前記製品は、不織紙、医療用移植組織、超微細フィルター、膜、病衣、電気絶縁紙、ハニカム構造及び個人衛生用品、透析機、血液、人工肺フィルター、静脈内(IV)フィルター、診断検査フィルター、又は血液/アフェレーシスフィルターであることを特徴とする請求項18に記載の製品。
  20. 前記製品は、捕集された前記繊維と、少なくとも1つの別の繊維とを含む混合不織製品であることを特徴とする請求項18又は19に記載の製品。
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