JP2016520836A - 熱画像装置、分析装置および熱画像撮影方法、分析方法 - Google Patents
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Abstract
本発明に係る熱画像装置は、熱画像データフレームを連続的に取得する取得部と、取得した熱画像データフレームに基づいて取得される動的赤外線熱画像を表示部に表示するように制御する表示制御部と、動的記録指示に応答して、取得した赤外線データフレームを連続的に記録するように制御し、前記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得されるデータである記録部と、使用者により標記操作を行う標記操作部と、標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録するように制御する記録制御部と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明に係る熱画像装置、分析装置および熱画像撮影方法、分析方法は、熱画像装置および熱画像撮影の応用分野に関する。
現在、熱画像装置は、様々な業界において広く応用されている。特許文献1では、既存技術の熱画像装置を公開している。
既存技術の熱画像装置は、主に静的撮影タイプであり、撮影キー押下後に記録される熱画像ファイルは、熱画像の画像ファイルである。使用においては、撮影速度が遅くて効率が低く、動的目標の測定が難しく、大型の目標を表現しにくい。
動的撮影方式の熱画像装置を採用すれば、上述の問題を解決できる。たとえば、使用者がモバイル式の熱画像装置を利用し、巡視測定中に被写体に対して動的撮影を行えば、速度が早くて漏れがなく、表現が詳しい等の利点を実現できる。しかしながら、これに伴って、その後における熱画像データフレームに対する確認、分析などの操作上の不便をもたらしてしまう。使用者が特定の被写体の状態を迅速に把握する必要がある場合、動的に撮影された動的熱画像ファイルに同種類であるが異なる被写体の熱画像データフレームが大量に含まれ、また、一定数量の冗長されたフレームも含まれ、さらに、類似するフレームを相当多く有しているばかりでなく、通常は、後続の分析において主には熱画像データフレームに含まれる特定の重要フレームに対してより仔細な分析を行うため、いかに特定の重要フレームを素早く確定できるかは一つの問題である。
赤外線熱画像は、可視光の場合と特徴が異なり、赤外線熱画像におけるターゲットは類似する場合が多く、可視光の場合のように簡単に見分けることができない。たとえば、電力の三相というターゲットは、熱画像の中ではほぼ同じくみえる。一方で、可視光の場合では、三相の異なる色等によって見分けることができる。現場において電力の三相に欠陥があることを見つけた場合、いかにその後でも動的熱画像ファイルの大量の熱画像データフレームの中から対応する熱画像データフレームを素早く見つけ出すこと、そして、動的熱画像ファイルには撮影時に注目されてその後に重点的に分析すべき一部の熱画像データフレームも存在しうるため、いかに後続の確認、分析において、これらの重要フレームを素早く見つけることは一つの難しい問題である。
考えられる方法としては、たとえば、動的熱画像ファイルにおける各フレームに対して温度分析を行い、取得した特定の温度範囲における熱画像データフレーム、たとえば、ターゲットが高温の熱画像データフレームを選択して更なる分析を行うことである。しかしながら、高温の熱画像データフレームに必ずしも測定された欠陥が存在するとは限らない。熱に関する欠陥が現れる形式は様々であり、たとえば、低温でも欠陥が存在する可能性がある。
使用者が動的撮影において、いかに特定の注目する熱画像データフレームを効率的にその他の熱画像データフレームと簡単に区別でき、かつ、動的撮影の速度に対する影響を低減でき、その後でもこれらの特定の熱画像データフレームを素早く確認し、利用できるかは、解決すべき問題である。
既存技術では、各種被写体を含む動的熱画像ファイルに対する素早い分析、確認等の処理方法、および対応する動的撮影技術を利用した熱画像装置については言及していない。使用者が大量の熱画像データフレームの中から被写体の状態を迅速に把握する必要がある場合、動的熱画像ファイルのデータ量が大きく、熱画像の画像ファイルが通常は使用者がターゲットを特定して撮影して取得するため、既存の熱画像の画像ファイルを逐一に確認し分析する技術は、非常に不便であり、操作が面倒である。
本発明は、熱画像データフレームに対する連続的な記録を便利にでき、重要フレームとその他のフレームとを互いに区別可能な方式により記録することによって、撮影効率を向上でき、後続の確認、分析が便利である熱画像装置、さらには、動的熱画像ファイルに対して迅速に確認、分析できる熱画像分析装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では、熱画像装置、分析装置および熱画像撮影方法、分析方法を提供する。撮影部の連続的な撮影により熱画像データフレームを取得し、取得した熱画像データフレームを非揮発性記憶媒体に連続的に記録し、また、重要フレームとその他のフレームとを互いに区別可能な方式により記録する。
本発明に係る熱画像装置は、連続的に撮影することにより熱画像データフレームを取得する撮影部と、撮影して取得した熱画像データフレームにより取得される動的赤外線熱画像を表示部に表示するように制御する表示制御部と、動的記録指示に応答して、取得した赤外線データフレームを連続的に記録し、前記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得するデータである記録部と、標記操作に用いられる標記操作部と、を含み、前記記録部は、標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録する。
本発明に係る他の一つの熱画像装置は、熱画像データフレームを連続的に取得する取得部と、動的記録指示に応答して、赤外線データフレームを連続的に記録し、前記赤外線データフレームは取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得するデータである記録部と、標記指示を出力する標記部と、を含み、前記記録部は、標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録する。
本発明に係る分析装置は、複数の熱画像データフレームを選択する選択部と、選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに基づいて、所定のフレームに対応する特徴データを取得して分析する分析部と、所定のフレームの配列のフレーム時系列情報、および対応する特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、前記所定のフレームにおける標記フレームの前記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する特徴曲線生成部と、を含む。
本発明に係る熱画像装置の熱画像撮影方法は、連続的に撮影することにより熱画像データフレームを取得する撮影ステップと、撮影して取得した熱画像データフレームにより取得される動的赤外線熱画像を表示部に表示するように制御する表示制御ステップと、動的記録指示に応答して、取得した赤外線データフレームを連続的に記録し、前記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得するデータである記録ステップと、標記操作を行う標記操作ステップと、を含み、前記記録ステップでは、標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録する。
本発明に係る分析方法は、複数の熱画像データフレームを選択する選択ステップと、選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに基づいて、所定のフレームに対応する特徴データを取得して分析する分析ステップと、所定のフレームの配列のフレーム時系列情報、および対応する特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、前記所定のフレームにおける標記フレームの前記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する特徴曲線生成ステップと、を含む。
本発明に係る熱画像装置、分析装置および熱画像撮影方法、分析方法によれば、熱画像データフレームに対する連続的な記録を便利にでき、重要フレームとその他のフレームとを互いに区別可能な方式により記録することによって、撮影効率を向上でき、後続の確認、分析が便利で、さらには、動的熱画像ファイルに対して迅速に確認、分析できる。
本発明のその他の面および優位性は、以下の明細書において説明する。
以下では添付した図面を参照しながら本発明の典型的な実施例について詳細に説明する。以下に説明する実施例は、本発明をより理解しやすくするためのものであって、本発明の技術的範囲を制限するものではなく、本発明はその技術的範囲内において各種の態様に変更できることに注意されたい。
〔実施例1〕
以下、本発明の実施例について説明する。本発明は、実施例1では、熱画像撮影機能を有するモバイル式の熱画像装置100を熱画像装置の例としているが、その他の実施例では、熱画像データフレームを連続的に受付ける処理装置を熱画像装置としてもよい。たとえば、パーソナルコンピュータ、個人用携帯情報端末装置等の処理装置を熱画像装置としてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。本発明は、実施例1では、熱画像撮影機能を有するモバイル式の熱画像装置100を熱画像装置の例としているが、その他の実施例では、熱画像データフレームを連続的に受付ける処理装置を熱画像装置としてもよい。たとえば、パーソナルコンピュータ、個人用携帯情報端末装置等の処理装置を熱画像装置としてもよい。
実施例1に係る熱画像装置100は、撮影部1により撮影して取得した熱画像データフレームに基づいて、取得した熱画像データフレームを非揮発性記憶媒体に連続的に記録する。また、記録部は、動的記録期間中、または動的記録処理を一時停止させる期間中に、標記指示に応答し、標記した熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録する。
図1は、本発明の実施例1に係る熱画像装置100の概略的構成を示すブロック図である。
具体的には、熱画像装置100は、撮影部1、一時記憶部2、ハードディスク3、通信部4、画像処理部5、メモリカード部6、表示部7、制御部8、操作部9を有する。制御部8は、コントロールおよびデータバス10を介して上記各部と接続し、熱画像装置100の全体の制御を行う。
撮影部1は、図示しない光学部品、レンズ駆動部品、赤外線検出器、信号前処理回路などにより構成される。光学部品は、赤外線光学レンズにより構成され、受付けた赤外線放射を赤外線検出器にフォーカスさせる。レンズ駆動部品は、制御部8の制御信号に基づいてレンズを駆動することにより、フォーカスまたはズーミング操作を行う。ただし、これに限らず、光学部品をマニュアル調整することによりフォーカスまたはズーミング操作を行ってもよい。赤外線検出器は、たとえば、冷却または非冷却タイプの赤外線焦点面アレイ検出器であり、光学部品を通過した赤外線放射を電気信号に変換する。信号前処理回路は、サンプリング回路、AD変換回路、定時トリガ回路などを含み、赤外線検出器から出力された電気信号に対して所定の周期内においてサンプリングするなどの信号処理を行い、AD変換回路によりデジタル熱画像データフレームに変換する。熱画像データフレームに含まれるAD値データは、たとえば、14ビットまたは16ビットの2進データである。ただし、熱画像データフレームは、赤外線検出器の固有分解能に限定されず、赤外線検出器の分解能より低くても高くてもよい。実施例1は、撮影部1を取得部とした例であり、熱画像データフレームを連続的に取得する。
実施例において、いわゆる熱画像データフレームは、熱画像AD値データ(AD値データまたはAD値とも称する)を例としているが、これに限らず、その他の実施形態においては、たとえば、赤外線熱画像の画像データ、温度値のアレイデータ、赤外線検出器自身の内部から出力されるデジタル信号により形成される熱画像データフレーム、またはこれらのデータのうちのいくつかを組合せたデータ、あるいはこれらのデータのうち一つまたはいくつかを組合せてから圧縮したデータなどであってもよい。
一時記憶部2は、たとえば、RAM、DRAMなどの揮発性記憶器であって、撮影して取得する熱画像データフレームを一時的に記憶する。また、一時記憶部2は、撮影部1から出力される熱画像データフレームを一時的に記憶するバッファ・メモリとして、たとえば、制御部8の制御に基づいて、以下のような処理を繰り返す。すなわち、取得した熱画像データフレームを所定の時間分一時的に記憶し、取得部(撮影部1)が新たなフレームを取得すると、古いフレームを削除して新たな熱画像データフレームを記憶する。さらに、一時記憶部2は、画像処理部5と制御部8などの作業記憶器としての機能を発揮して、画像処理部5と制御部8により処理されるデータを一時的に記憶する。ただし、これに限らず、画像処理部5、制御部8などに対応するプロセッサー内に含まれている記憶器またはレジスタなどを一時記憶媒体とみなすことができる。
ハードディスク3には、制御用プログラムおよび各部分を制御するために用いられる各種のデータが記憶されている。また、ハードディスク3に、取得した熱画像データフレーム等のデータを連続的に記録してもよい。
通信部4は、たとえば、USB、IEEE1394、ネットワークなどの通信規格にしたがって、熱画像装置100と外部装置とを接続する通信装置である。
画像処理部5は、撮影部1により取得した熱画像データフレームに対して所定の処理を行う。画像処理部5の処理は、たとえば、編集、補間、疑似カラー、合成、圧縮、解凍など、表示用・記録用などに適合するデータに変換する処理である。たとえば、画像処理部5は、表示タイミングになる度に、一時記憶部2に一時的に記憶される所定時間分の熱画像データフレームの中から所定のフレームを選択して読出して疑似カラー処理を行うことにより赤外線熱画像の画像データを取得する。疑似カラー処理の一つの実施形態は、たとえば、熱画像データフレームのAD値の範囲またはAD値の設定範囲に基づいて対応する疑似カラーパレットの範囲を確定し、熱画像データフレームのAD値の疑似カラーパレットの範囲内における対応する具体的な色値を、当該熱画像データフレームのAD値の赤外線熱画像における対応する画素位置の画像データとする。画像処理部5により疑似カラー処理した後に取得される画像データは、バッファ・メモリとして用いられる一時記憶部2に伝送される。画像処理部5は、たとえば、DSP、その他のマイクロプロセッサー、またはプログラマブルFPGAなどによって実現できる。画像処理部2は、さらに、制御部8と一体化されたマイクロプロセッサーであってもよい。
表示部7は、たとえば、液晶表示装置であり、一時記憶部2に記憶される表示用の画像データを表示する。たとえば、撮影待機モードにおいて、撮影して取得した熱画像データフレームから生成される赤外線熱画像を連続的に表示する。また、再生モードにおいて、記録された熱画像データフレームから生成される赤外線熱画像を、ハードディスク3から読み出して表示する。また、表示部7は、各種の設定情報も表示できる。ただし、これに限らす、表示部7は、熱画像装置100と有線または無線により接続するその他の表示装置であって、熱画像装置100自身の電気的構成に表示部を有しなくてもよい。
制御部8は、熱画像装置100の全体の動作を制御する。たとえば、ハードディスク3のような記憶媒体には制御プログラム、および各部分を制御するために用いられる各種のデータが記憶されている。制御部8は、たとえば、CPU、MPU、SOC、プログラマブルFPGAなどにより実現される。
制御部8は記録部として、動的記録指示に応答して、取得された熱画像データフレームを連続的に記録する。たとえば、動的記録指示に応答して、記録タイミングになると、一時記憶部2に一時的に記憶された熱画像データフレームの中から記録しようとする熱画像データフレーム(たとえば、一時記憶部2の所定の領域に記憶されたリアルタイムの撮影により取得した熱画像データフレーム)を選択し、編集、補間、圧縮のような所定の処理を行った後に記録する。なお、非揮発性記憶媒体としてのハードディスク3やメモリカードに記録することが好ましいが、通信部4を介して熱画像装置100と通信するその他の記憶媒体に記録してもよい。
ここで、可視光での撮影とは異なって、熱画像撮影により取得する熱画像データフレームは、主に後続の分析に用いられる。このため、基本の動的再生効果が保証されればよく、比較的に低いフレームレート(記録用フレームレートは、通常3−15フレーム/秒であってよい)で記録できる。したがって、データ量が比較的に大きい熱画像データフレームの動的記録処理を確保できるとともに、処理部材の負担を低減できる。制御部8が記録部として、動的記録指示に応答し、所定の記録用フレームレートにしたがって、取得した熱画像データフレームを連続的に記録することが好ましい実施形態である。
さらに、記録部は、動的記録期間中、または動的記録を一時停止させる期間中に標記指示に応答して、標記した熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録できる。
ここで、標記した熱画像データフレームは、所定の記録用フレームレートに対応するタイミングに対応する熱画像データフレームであってよい。たとえば、標記指示に応答する一つ前の記録タイミングになった際に記録されたフレームに対して標記してもよいし、標記指示に応答した後、次の記録タイミングになる際に記録されるフレームに対して標記してもよい。この場合において、仮にタイミングが1/6秒に一フレームを記録するとすれば(所定の記録用フレームレートは、6フレーム/秒)、1秒で6フレームの熱画像データフレームを記録できる。
さらに、標記する熱画像データフレームは必ずしも記録タイミングに対応するフレームである必要はなく、様々な実施態様を有してもよい。一例として、一時記憶部2から記録および標記しようとする熱画像データフレームを選択できる。たとえば、所定の記録用フレームレート(仮に6フレーム/秒、1/6秒に一フレームを記録)にしたがって熱画像データフレームを記録する場合、標記指示に応答して、一時記憶部2に記憶されるリアルタイムの撮影により取得した熱画像データフレームを読み出して記録および標記を行ってもよく、必ずしも所定の記録用フレームレートのタイミングに対応する熱画像データフレームである必要はない。こうすれば、標記キー2が押されると、たとえば、1秒以内で7フレームの熱画像データフレームが記録され、そのうちの一フレームが標記フレームである。他の一例として、標記指示に応答して、撮影して取得する次の一つの熱画像データフレームに対して記録および標記を行ってもよい。
標記する熱画像データフレームの選択も様々な実施形態を有する。たとえば、一時記憶部2に保持されている複数フレーム分の熱画像データフレームに基づき、標記フレームは分析により取得した温度値が最も高いフレーム、またはブレが最も小さい熱画像データフレーム等であってもよいし、標記操作に応答するときまたはその後の所定の時間期間内に一時記憶部2に保持される熱画像データフレームから選択してもよい。なお、動的記録を一時停止させ、一時停止指示が保持された時刻において取得する熱画像データフレームを標記するのが好ましい。標記するフレームは、一フレームまたは複数のフレームであってよい。また、標記する一フレームの赤外線データフレームは、一フレームまたは複数フレームの熱画像データフレームに対して所定の処理を行うことにより取得できる。
標記した熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを、互いに区別可能な方式による記録は、様々な実施形態を有する。たとえば、記録されるファイルの形式またはファイルフォーマットが異なったり、同じファイルの異なる領域に記録したり、異なる記録媒体に記録したり、同じ記憶媒体の異なる記憶領域に記憶したり、記録する際に異なる情報を関連付けたり、対応するファイルの管理情報を異ならせたり、熱画像データフレームの処理方式を異ならせたり(たとえば、異なる圧縮処理を行う)など各種の互いに区別可能な方式で実施できる。
標記する熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを一つの動的熱画像ファイルに記録する場合を例にすると、一つの実施形態では、標記する熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを、互いに区別可能な付加情報に関連付ける。他の一つの実施形態では、標記する熱画像データフレームと未標記の熱画像データフレームとを、異なるファイル管理情報に対応させる。たとえば、動的熱画像ファイルの特定の領域に記憶される標記管理情報は、標記する熱画像データフレームのフレーム時系列情報等を含む。たとえば、標記する熱画像データフレームの時間、標記する熱画像データフレームの動的熱画像ファイルにおけるフレーム番号などの情報、および標記する熱画像データフレームの動的熱画像ファイルにおけるアドレスなどである。一方、未標記の熱画像データフレームの管理情報の内容および記憶領域は異なる。さらに他の一つの実施形態では、別途に管理ファイルを生成し、標記する熱画像データフレームのフレーム時系列情報等を含ませ、その他のフレームの管理ファイルと互いに区別させる。たとえば、異なるファイル拡張子名にする。
また、未標記の熱画像データフレーム(さらには標記する熱画像データフレームとともに)のための動的熱画像ファイルを生成してもよいし、標記する熱画像データフレームのための熱画像の画像ファイルを生成してもよい。たとえば、標記する複数の熱画像データフレームのために他の一つの動的熱画像ファイルを生成し、未標記フレームを含む動的熱画像ファイルとファイル拡張子名を異ならせる。
異なる応用ニーズに応じて、一つまたは複数の区別方式を配置すれば、後続の確認、分析が便利になるという有益な効果を奏する。
制御部8は、標記指示を出力する。たとえば、使用者による標記キーの押下の操作に応答して、標記指示を出力する。ただし、これに限らず、たとえば、熱画像データフレームの温度が閾値を超えた場合に対する分析(熱画像装置100は、対応する温度分析部および閾値を超えたか否かを判断する判断部を有する)、外部のトリガ信号、その他の所定のタイミングなどその他の状況に基づいて、標記指示を行ってもよい。
操作部9は、図2に示すように、使用者による各種の指示操作、たとえば、記録操作(たとえば、動的記録キー1)、標記操作(たとえば、標記キー2)、記録一時停止/継続(たとえば、一時停止キー3)の操作、または所定の記録用フレームレートのような情報の設定入力などの各種操作を行うために用いられる。制御部8は、操作部9からの操作信号に基づいて、対応するプログラムを実行する。ただし、これに限らず、表示部(タッチパネルを有する)または音声認識部材(図示せず)などを用いて関連の操作を実現してもよい。
電源を入れると、制御部8はハードディスク3に記憶される制御プログラム、および各部分を制御するために用いられる各種のデータに基づいて、熱画像装置100の全体の動作、および各種モードにおける処理を制御する。制御部8は、内部回路の初期化を行い、その後、撮影待機モードに入る。撮影部1は、連続的に撮影して熱画像データフレームを取得する。画像処理部5は、撮影部1が撮影して取得した熱画像データフレームに対して所定の処理を行い、一時記憶部2に記憶する。表示部7は、リアルタイムに赤外線熱画像を表示する。
図3を参照しながら熱画像装置100の制御フローにおける各ステップを説明する。
ステップA01では、熱画像データフレームを取得する。また、撮影部1により撮影して取得した熱画像データフレームを一時記憶部2に伝送する。
ステップA02では、一時記憶部2の中から、たとえば、撮影部1がステップA01においてリアルタイムに撮影して取得した熱画像データフレームを読み出し、表示処理を行って表示させる。
ステップA03では、動的記録の指示の有無を判断する。たとえば、動的記録キー1が押されたか否かを判断する。押されていない場合、ステップA01の処理に戻り、上述のステップの処理を繰り返す。一方、押された場合、動的記録処理を行う。
ステップA04では、動的記録処理を行う。すなわち、一時記憶部2の所定の領域から記録処理しようとする熱画像データフレームを読み出し、記憶媒体において新規生成された動的熱画像ファイルに書き込む。なお、記録部は、所定の記録用フレームレートにしたがって、撮影部により連続的に撮影して取得した熱画像データフレームを、ハードディスク3のような非揮発性記憶媒体に連続的に記録することが好ましい。
具体的には、一つの実施形態として、所定の記録タイミング(たとえば、記録用フレームレートが6フレーム/秒である場合は1/6秒)になると、一時記憶部2に記憶された熱画像データフレームの中から記録する熱画像データフレームを選択して読み出す。たとえば、一時記憶部2の所定の領域からリアルタイムに撮影して取得した(一時記憶部2に伝送された最新の)熱画像データフレームを読み出す。続いて、編集、補間、カット、疑似カラー、温度数値への変換、圧縮処理などのような所定の処理のうち一つまたは複数の処理を行い、あるいは、所定の処理を省略して、熱画像データフレームおよび/またはさらに必要な付加情報(たとえば、熱画像データフレームの時間、撮影の放射率、環境パラメータ温度、湿度、撮影距離等、所定の処理アルゴリズム、さらには処理アルゴリズムと関連するパラメータなど)を、ハードディスク3のような記憶媒体において新規生成された動的熱画像ファイルに書き込む。
また、所定の記録用フレームレートは、抽出等の方式を採用して実施してもよい。たとえば、仮に撮影して取得した熱画像データフレームのフレームレートが30HZであるとすると、所定の記録用フレームレートが6フレーム/秒である場合、5フレームごとに1フレームを抽出するという方式にしたがって所定の記録用フレームレート実現できる。
なお、所定の記録用フレームレートは必ずしも固定値である必要はない。たとえば、熱画像装置100は、記録用フレームレート制御部をさらに有し、記録処理の速度が設定された記録用フレームレートを満たさない場合に、記録用フレームレートの自己適応制御を自動的に行うようにすることが好ましい。あるいは、さらに、使用者に記録用フレームレートを変更するように合図することもできる。
ステップA05では、標記指示の有無を判断する。標記指示がない場合には、ステップA07の処理に移行し、標記指示がある場合、たとえば、使用者により標記キー2が押された場合には、次のステップの処理に移行する。
ステップA06では、ステップA04の処理において記録された熱画像データフレームに対して標記情報を付加する。たとえば、標記を表すデータビット“0”を、記録される熱画像データフレームの付加情報に付加する。当該付加情報は、対応する熱画像データフレームのヘッド情報として当該熱画像データフレームに書き込まれることができる。他の方法としては、たとえば、ウォーターマークなどのような標識を標記フレームのデータに書き込む。
ステップA07では、動的記録を終了するか否かを判断する。
終了する場合、たとえば、使用者が動的記録終了の操作を行った場合、ステップA08の処理に移行して、必要とするファイル付加情報(たとえば、終了標識など)を動的熱画像ファイルに書き込み、動的熱画像ファイルを完成させる。一方、終了しない場合、ステップA01の処理に戻すが、その前に記録キー1が押されているため、使用者は、たとえば、当該被写体に対して複数の角度から撮影した熱画像に対して、標記を複数回行うことができる。
また、ステップA06の処理とは異なる様々な標記情報を付加する方法があり、熱画像データフレームに書き込むことに限らない。たとえば、ステップA04の処理において記録された熱画像データフレームのフレーム時系列情報を、標記したフレームのフレーム時系列情報および標記した標識とともに管理情報とし、ステップA08の処理において、必要なファイル付加情報の構成部分として、動的熱画像ファイルに書き込むか、または当該動的熱画像ファイルと関連付けた索引ファイルを生成することができる。当該索引ファイルには、標記したフレームのフレーム時系列情報が含まれる。
以上のとおり、使用者は、撮影中に注目の時刻に対して標記することができるため、後続の分析において、上述の標記したフレームを素早く見つけることができる。
熱画像データフレームのデータ量が比較的に大きいので、記録される熱画像データフレームのデータ量を低減するため、さらに、制御部8は一時停止制御部として、所定の操作(たとえば、一時停止キーを押す)に応答して動的記録処理を一時的に停止させ、また、記録が一時的に停止された状態で、所定の操作(たとえば、一時停止キーを再度押す)に応答して動的記録処理を継続させることが好ましい。こうすると、後続の動的熱画像ファイルの管理および処理が便利になる。
さらに、動的熱画像ファイルのサイズを定めておき、たとえば、所定の動的熱画像ファイルのサイズに達したか否かを判断し、達している場合には、当該動的熱画像ファイルを完成させて、新しい動的熱画像ファイルを新規生成し、後続の記録される熱画像データフレームを新規生成された動的熱画像ファイルに記録してもよい。
〔実施例2〕
実施例1と異なって、実施例2に係る熱画像装置は、標記指示に応答し、標記指示に応答した次の一つの記録タイミングになった際に記録されるフレームに対して標記を行うことができる。
実施例1と異なって、実施例2に係る熱画像装置は、標記指示に応答し、標記指示に応答した次の一つの記録タイミングになった際に記録されるフレームに対して標記を行うことができる。
図4を参照しながら熱画像装置100の制御フローにおける各ステップを説明する。
ステップB01では、熱画像データフレームを取得する。また、撮影部1により撮影して取得した熱画像データフレームを一時記憶部2に伝送する。
ステップB02では、一時記憶部2の中から、たとえば、撮影部1によりリアルタイムに撮影して取得した熱画像データフレームを読み出し、表示処理を行って表示させる。
ステップB03では、動的記録の指示の有無(たとえば、動的記録キー1が押されたか否か)を判断する。押されていない場合、ステップB01の処理に戻り、上述のステップの処理を繰り返す。一方、押された場合、次のステップの処理に移行する。
ステップB04では、標記指示の有無を判断する。標記指示がある場合(たとえば、使用者により標記キー2が押される)には、次のステップの処理に移行し、標記指示がない場合には、ステップB06の処理に移行する。
ステップB05では、所定の記録タイミング(たとえば、記録用フレームレートが6フレーム/秒である場合は1/6秒)になると、一時記憶部2に記憶された熱画像データフレームの中から記録する熱画像データフレームを選択して読み出す。たとえば、一時記憶部2の所定の領域から新たに取得した熱画像データフレームを読み出す。続いて、編集、補間、カット、圧縮処理などのような所定の処理のうち一つまたは複数の処理を行い、あるいは、所定の処理を省略して、熱画像データフレームおよび標記と関連する付加情報をハードディスク3のような記憶媒体において新規生成された動的熱画像ファイルに書き込んでから、ステップB07の処理に移行する。
また、所定の記録タイミングになったか否かを判断せずに、標記指示に応答して、一時記憶部2に記憶された熱画像データフレームの中から記録する熱画像データフレームを選択して読み出してもよい。たとえば、一時記憶部2の所定の領域から新たに取得した熱画像データフレームを読み出し、当該熱画像データフレームおよび標記と関連する付加情報をハードディスク3のような記憶媒体において新規生成された動的熱画像ファイルに書き込んでもよい。その後、さらに新たに所定の記録用フレームレートのタイミングをスタートさせてもよい。続いて、次のステップの処理に移行する。
ステップB06では、所定のフレームレートにしたがって動的記録処理を行う。
ステップB07では、処理を終了するか否かを判断する。
動的記録処理を終了する場合、ステップB08の処理に移行し、必要なファイル付加情報、終了標識を動的熱画像ファイルに書き込んで、動的熱画像ファイルを完成させる。
〔実施例3〕
実施例1、2と異なって、実施例3に係る熱画像装置は、標記指示に応答して、動的記録を一時停止させ、所定の熱画像データフレームを保持し、確定した後に所定の熱画像データフレーム(たとえば、保持された熱画像データフレーム)に対して標記および記録を行い、動的記録処理を再開するできる。
実施例1、2と異なって、実施例3に係る熱画像装置は、標記指示に応答して、動的記録を一時停止させ、所定の熱画像データフレームを保持し、確定した後に所定の熱画像データフレーム(たとえば、保持された熱画像データフレーム)に対して標記および記録を行い、動的記録処理を再開するできる。
図5を参照しながら熱画像装置100の制御フローにおける各ステップを説明する。
ステップC01では、熱画像データフレームを取得する。また、撮影部1により撮影して取得した熱画像データフレームを一時記憶部2に伝送する。その後、一時記憶部2の中から、たとえば、撮影部1によりリアルタイムに撮影して取得した熱画像データフレームを読み出し、表示処理を行って表示させる。
ステップC02では、動的記録の指示の有無を判断する。たとえば、動的記録キー1が押されたか否かを判断する。指示がない場合には、ステップC01の処理に戻り、上述のステップの処理を繰り返す。一方、指示がある場合には、次のステップの処理に移行する。
ステップC03では、一時停止の指示の有無を判断する。指示がある場合、たとえば、使用者により標記キー2(一時停止の指示を出力するために配置)が押されると、次のステップの処理に移行する。一方、指示がない場合には、ステップC08の処理に移行し、所定の記録用フレームレートにしたがって熱画像データフレームに対して動的記録処理を行う。
ステップC04では、制御部8の制御により、動的記録処理を一時停止させ、一時停止操作に応答した時刻に取得した熱画像データフレームを一時記憶部の所定の領域に保持し、さらには、保持された熱画像データフレームから取得する赤外線熱画像を表示部に固定表示する。
また、ステップC04において、動的記録処理を一時停止させず、または、保持された熱画像データフレームの赤外線熱画像および動的の赤外線熱画像をともに表示部に表示することもできる。あるいは、動的記録処理を一時的に停止させ、保持された熱画像データフレームの赤外線熱画像および動的赤外線熱画像をともに表示部に表示させてもよい。
ステップC05およびステップC06では、使用者は表示された赤外線熱画像に対して画像品質の確認を行う。確認できた場合には、ステップC07の処理に移行し、所定の熱画像データフレームに対して標記および記録する処理を行う。たとえば、保持された熱画像データフレームに標記情報を付加してからハードディスク3における動的熱画像ファイルに記録する。一方、取消す場合には、ステップC08の処理に移行する。
ステップC08では、動的記録処理を行う。たとえば、所定のフレームレートにしたがって動的記録処理を行う。
ステップC09では、終了するか否かを判断する。
終了する場合には、ステップC10の処理に移行し、必要なファイル付加情報、終了標識を動的熱画像ファイルに書き込み、動的熱画像ファイルを完成させる。
本実施例によれば、使用者により確認した後に標記する熱画像データフレームを記録するため、標記する熱画像データフレームの品質を向上できる。本実施例は、また、使用者により一時停止の指示を出力し(たとえば、一時停止キー3を押下)、画像に対して気に入れてから標記の操作(たとえば、標記キー2を押下)を行い、標記の記録処理を行う実施形態に変形できる。
〔実施例4〕
撮影により取得した動的熱画像ファイルは、データ量が非常に大きい(ややもすれば何千フレームや一万フレーム)ため、既存技術における熱画像の画像ファイルの分析方法を採用すれば、使用者は、一つ一つの熱画像の画像ファイルを選択して逐一に分析する方式をとる必要があり、非常に時間がかかり面倒である。実施例4では、分析装置として動的熱画像ファイルを処理する熱画像装置100の一例であり、熱画像撮影機能を有するか有しないパーソナルコンピュータ、個人用携帯情報端末装置などの熱画像分析装置にも適用できる。
撮影により取得した動的熱画像ファイルは、データ量が非常に大きい(ややもすれば何千フレームや一万フレーム)ため、既存技術における熱画像の画像ファイルの分析方法を採用すれば、使用者は、一つ一つの熱画像の画像ファイルを選択して逐一に分析する方式をとる必要があり、非常に時間がかかり面倒である。実施例4では、分析装置として動的熱画像ファイルを処理する熱画像装置100の一例であり、熱画像撮影機能を有するか有しないパーソナルコンピュータ、個人用携帯情報端末装置などの熱画像分析装置にも適用できる。
制御部8は、分析に関連する制御を行う。制御部8は選択部として、処理しようとする熱画像データフレームを選択する。たとえば、メモリカード部6またはハードディスク3のような記憶媒体の中から熱画像ファイルを選択することにより処理しようとする熱画像データフレームを取得する。ここで、複数の熱画像の画像ファイル(それぞれの熱画像の画像ファイルには1フレームの熱画像データフレームが含まれている)、一つまたは複数の動的熱画像ファイル、一つの熱画像の画像ファイルおよび一つまたは複数の動的熱画像ファイルを選択できる。また、通信部4を介して外部装置と有線または無線の接続により熱画像データフレームを取得できる。
制御部8はフィルタリング部として、所定のフィルタリング条件にしたがって選択された熱画像データフレームに対してフィルタリングし、特徴曲線の生成と関連する所定のフレームを取得する。フィルタリング条件は、フレーム数に対するサンプリング、間隔に対するサンプリング、全ての熱画像の画像ファイル、フレーム付加情報または関連付けられた情報、標記した熱画像データフレーム、特徴データのうちの一つまたは一つ以上をフィルタリング条件とすることにより、選択された複数の熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームに対してフィルタンリングして所定のフレームを取得することができる。
ここで、フレーム数に対するサンプリングは、たとえば、選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームのトータルのフレーム数を表示してから、その中から分析しようとするフレーム数を選択する。たとえば、所定のルールにしたがって、分析しようとする所定のフレームを分配する。一例として、選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームのトータルのフレーム数が100フレームで、確定されたこれらのフレームの時系列にしたがって、50フレームをサンプリングフレーム数にし、時系列にしたがって並べた2フレームごとに1フレームを抽出することにより、分析しようとする所定のフレームをフィルタリングして取得する。
ここで、間隔に対するサンプリングは、たとえば、複数のフレームから1フレームを抽出するか、フレームの時系列情報にしたがって10フレームから1フレームを抽出する。また、フレームを抽出する前に、あらかじめ選択されたこれらのフレームの時系列を確定することができる。間隔に対するサンプリングは、フレームの間隔または時間間隔に対するサンプリングであってよい。
フレーム付加情報または関連付けられた情報は、たとえば、熱画像データフレームに付加された時間、撮影パラメータ(たとえば、環境温度、距離、風速)、設備名称、GPS情報、特徴データ、標記フレームの標記情報などのうち一つまたは複数をフィルタリング条件として、選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームに対してフィルタリングすることにより、特定の状況に基づく特徴曲線を取得できる。なお、フィルタリングした後に再度所定のルールにしたがって所定のフレームを並べて取得する時系列を確定してもよい。
特徴データは、たとえば、選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームに対して分析し、分析後の分析結果によりフィルタリングを行う。また、フィルタリングに用いられる特徴データは、その後で特徴曲線を生成する分析処理から取得する特徴データと、同じであるかまたは異なる分析処理によって取得できる。たとえば、熱画像データフレームを分析して取得した最高温度が80度を超えることをフィルタリング条件とすれば、最高温度が80度よりも低い熱画像データフレームを除去できる。
選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームに対してフィルタリングすれば、後続の分析における処理器の負荷を低減でき、分析の速度を向上でき、使用者の意志にしたがって分析すべき熱画像ファイルの特徴データを簡単に取得でき、曲線特徴点の密度を減らし、観察が便利になるなどの有益効果を達成できる。なお、フィルタリングしなくてもよいことはいうまでもない。
制御部8は分析部として、所定の特徴分析条件にしたがって、選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに対して分析して、特徴データを取得する。なお、複数の特徴分析条件を有する場合、複数の特徴分析条件とそれぞれ対応する複数組の特徴データを取得して分析できる。所定のフレームは、選択された熱画像ファイルに含まれる全ての熱画像データフレームであってもよいし、熱画像ファイルにおける所定のフィルタリング条件にしたがって確定された所定のフレームであってもよい。なお、所定のフレームには、少なくとも標記する熱画像データフレーム、および/または、熱画像の画像ファイルが含まれていることが好ましい。
温度分析を例にして、分析部の具体的な実施形態を説明する。実施例4において、特徴データは、温度分析により取得した温度値である。温度値は、特徴分析条件、たとえば、特定の分析領域における最高温度、平均温度、最低温度、または異なる分析領域における温度値である。
特徴分析条件は、たとえば、分析と関連する分析領域および分析モードなどである。分析部は、特徴分析条件により決定される分析領域および分析モードに基づいて分析処理を行う。分析領域は、たとえば、点、線、面のような熱画像データフレーム中の特定の分析領域であってもよいし、全熱画像データフレームを分析領域としてもよい。分析モードは、たとえば、分析領域の最高温度、最低温度、平均温度の演算、温度差などのような異なる分析領域間の演算方式である。特徴分析条件により決定される分析領域および分析モードは、あらかじめ設定されてもデフォルトのものなどであってよい。なお、その他の実施形態において、分析領域および分析モードは、特徴分析条件にしたがって自動的に設定されてもよい。たとえば、特徴分析条件は、熱画像データフレームにおける最高温度の画素を中心点とすることにより、所定サイズのブロックを分析領域として自動的に設定し、当該ブロック内の平均温度を演算する。こうすることにより、熱画像データフレームにおける分析領域および分析モードを自動的に設定できる。
一つの実施形態として、分析部は、分析する熱画像データフレームに対して編集、補間のような所定の処理を行い、所定の分析領域に基づいて、分析領域により決定された熱画像データを抽出して温度値への変換処理を行うことにより、これら熱画像データに対応する温度値を取得し、その後、取得した温度値に対して、分析モードにしたがって分析演算を行う。図6に示す分析領域S01およびS01MAXの演算を例にすると、分析領域S01中の熱画像データに対して、温度値への変換および分析を行い、最高温度値を取得する。
上述した例は、分析処理の実施形態を限定するものではない。たとえば、分析領域中の熱画像データに対して温度値に変換する処理は、分析領域中の全ての熱画像データを温度値に変換する処理であってもよいし、所定の一部の熱画像データを温度値に変換する処理であってもよいし、分析モードにおける最高、最低、平均温度の演算等異なるモードに基づいて、熱画像データに対する変換が、一体分析領域中の一部の熱画像データに対する変換であるかまたは全部に対する変換であるかを決定してもよい。分析モードが分析領域中の最高温度を演算することである場合、分析領域中の熱画像データに対して、まずは熱画像データAD値の大きさを比較し、そのうち最も大きいAD値を温度値に変換すればよく、分析領域中の熱画像データ画素のAD値の全部を温度値に変換する必要はない。ここで、熱画像データが所定の処理により温度値に変換される実施形態の一例として、たとえば、設定された被写体の放射係数、環境温度、湿度、撮影時に付加された距離等および熱画像データのAD値と温度との間の変換係数に基づいて、所定の変換公式により温度値を取得する。
上述した例では、分析領域に基づいて温度値という特徴データを取得する場合について説明しているが、これに限らず、熱画像分析の特徴データは、異なる応用により複数の場合が存在し、温度値に限らない。本発明は、たとえば、特徴データとして、特定温度値の熱画像データフレームにおける画素アレイ中のパーセンテージなど、熱画像データフレームのAD値、輝度値、疑似カラーの色値などに基づいて取得した特徴データ、またはAD値を放射エネルギー値、輝度値、放射率値、色値等に変換して分析した場合、または特定のマッチング特徴(たとえばテンプレートなど)に基づいて取得した類似度の値など、これらの場合にも適用できる。また、分析は、熱画像データフレーム中の付加情報に基づいて取得することもできる。たとえば、熱画像データフレーム自身に付加された特定温度値、付加された情報を分析して取得した特徴データとしてもよい。さらに、特徴データは、同一フレームの熱画像データフレームに対する分析数値に限らず、複数フレームの熱画像データフレームに基づいた分析数値であってもよい。
制御部8は特徴曲線生成部として、所定のフレームのフレーム時系列情報および所定のフレームに対する分析により取得した特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において特徴点または特徴点を連結した後に構成される特徴曲線を形成する。
複数の特徴分析条件を有する場合、分析部は、複数の特徴分析条件とそれぞれ対応する複数組の特徴データを分析して取得する。なお、特徴曲線座標系において、複数組における同じ組の特徴点または同じ組の特徴点が連結されて構成される複数の特徴曲線(図7に示すように、特徴分析条件S01MAX、S01AVGに基づいて二つの特徴曲線を取得)を形成することができる。他の一例として、複数の特徴曲線座標系に基づいて、各座標系において一組の特徴点を連結して構成する一つの特徴曲線または複数組の同じ組の特徴点を連結して構成する複数の特徴曲線を形成できる。
同一の座標系において複数組の特徴点を形成して複数の特徴曲線を構成する場合、異なる特徴分析条件により取得した特徴点により構成される特徴曲線を、たとえば、異なる色、線形など異なる方式により表示して、異なる特徴分析条件により取得した異なる組の特徴点の混同を避けることが好ましい。
ここで、所定数量の所定のフレームを順次に分析することにより、座標系において特徴曲線を順番に生成することができる。たとえば、逐一に分析して取得した特徴データおよび所定フレームのフレーム時系列情報により、座標系において特徴曲線を順番に生成する。また、全ての所定のフレームを分析し終わってから特徴データを取得し、所定のフレームに対応するフレーム時系列情報に基づいて、座標系において特徴曲線を一括生成してもよい。
ここで、たとえば、座標系の縦座標は、特徴データの目盛を表し、横座標は、分析された熱画像データフレームのフレーム時系列情報、たとえば、フレーム番号、時間などである。なお、縦座標の特徴数値、横座標の数値、閾値の境界線(特徴データが閾値の境界線を超える場合、超える部分の熱画像データフレーム中の被写体は欠陥がある可能性を現す)などの表示を省略することができ、ひいては、縦座標、横座標の生成および表示までも省略できるが、表示してもよい。
また、縦座標の特徴数値、横座標の数値は、予め設定されても自己適応されてもよい。たとえば、自己適応の一つの実施形態では、選択された熱画像データフレームのフレーム時系列により横座標の数値を確定し、選択された熱画像データフレーム中の所定のフレームを分析して取得した特徴データの数値範囲により縦座標の数値を確定する。なお、縦座標、横座標の配置は複数の実施形態がありうることはいうまでもない。たとえば、縦座標と横座標の配置は互いに切替えできる。選択された熱画像ファイルに含まれるすべての熱画像データフレームのフレーム時系列、またはフィルタリング後に取得する所定の熱画像データフレームのフレーム時系列に基づいて、上記横座標の時系列の配列および範囲を確定してもよい。
所定のフレームにおける標記した熱画像データフレーム(および/または熱画像の画像ファイル)のフレーム時系列情報および対応する特徴データに基づいて、たとえば、図6中の標識3045のように特徴曲線において標記の標識を表示すれば、使用者に対しては非常に直観的である。
制御部8は曲線表示制御部として、特徴曲線などを表示部に表示させる。曲線表示制御部は、特徴曲線の表示範囲(たとえば、一部または全部の特徴曲線を表示)、曲線色、曲線局部の色、きらめき、縮小/拡大表示等を制御できる。さらに、特徴曲線座標系を表示することが好ましく、特徴曲線座標系は様々な表示方式、たとえば、図6に示すような方式により特徴曲線座標系を表すのではなく、特徴曲線および特徴データの上限、下限の数値のみを表示してもよい。また、一つまたは複数の閾値境界線(たとえば、図6における閾値境界線3044)をさらに表示することにより、使用者の理解を便利にできる。なお、業界基準の閾値境界線をあらかじめ設定することもできる。
制御部8は特徴カーソル表示制御部として、特徴曲線、座標系の横座標、座標系の縦座標のうち少なくとも一つに対応して特徴カーソルを表示する。なお、特徴曲線上に特徴カーソルを表示することが好ましい。ここで、特徴カーソル表示制御部は、特徴カーソルに対する位置決め操作に基づいて、位置決めした後の位置における特徴カーソルを表示する。特徴カーソルに対する位置決め操作は、たとえば、操作部9を介して特徴カーソルを選択して移動させたり、再生カーソルに対して操作したり、特定の特徴データを入力したりするなどの方法により実現できる。特徴カーソルは、たとえば、縦線カーソル等の形式を採用できる。この場合、特徴曲線、座標系の横座標にはともに対応する位置の指示が存在する。
制御部8は情報表示制御部として、特徴カーソル位置に対応する熱画像データフレームに関連する情報を表示部に表示させる。たとえば、特徴カーソル位置に対応する熱画像データフレームは、特徴カーソル位置に対応するフレームの時系列情報により特徴データを取得して表示する。さらに、情報表示制御部は、特徴カーソル位置に対応する熱画像データフレームから取得する赤外線熱画像を表示部に表示させることもできる。たとえば、特徴カーソル位置に対応するフレーム時系列情報により、対応する熱画像データフレームを確定し、赤外線熱画像を取得して表示する。
図6を参照しながら実施例3に係る熱画像装置100の表示インタフェースの表示例を説明する。
ファイル301メニュー項目は、ハードディスク3のような記憶媒体から分析すべき動的熱画像ファイルの選択に用いられる。
フィルタリング条件302メニュー項目は、特徴曲線の生成と関連する熱画像データフレームのフィルタリング条件の設定に用いられる。
特徴分析条件303メニュー項目は、特徴曲線の生成と関連する特徴分析条件の設定に用いられる。特徴分析条件は、たとえば、分析領域(たとえば、点、線、面等)および分析領域に対応する分析モードを含む。たとえば、設定された分析領域S01に基づく特徴分析条件は、S01MAX、S01AVG(S01中の平均温度)である。なお、一つまたは複数の特徴分析条件を設定できることはいうまでもない。
特徴曲線欄304は、特徴曲線の座標系3041、特徴曲線3042、特徴カーソル3043、閾値境界線3044、標記3045の表示に用いられる。ここで、座標系3041の縦座標は、たとえば、特徴データの目盛を表し、横座標は分析された熱画像データフレームの時系列情報、たとえば、フレーム番号、時間などである。なお、縦座標の特徴数値、横座標の数値等の表示を省略できるが、表示してもよい。
特徴カーソル3043は、使用者による特徴カーソル位置の調整または設定に用いられる。なお、データ欄および/または再生欄を制御することにより対応する表示を変化したり、すわなち、データ欄305において特徴カーソル位置に対応する熱画像データフレームの特徴データの表示を変化させたり、または、特徴カーソル3043の近辺で特徴カーソル位置に対応する熱画像データフレームの特徴データを表示させたりすることができる。再生欄306は、特徴カーソル3043の特徴曲線3042における位置に対応する赤外線熱画像を表示する。
なお、特徴曲線において特徴カーソルを表示することに限らず、特徴曲線、座標系の横座標、座標系の縦座標のうち少なく一つにおいて特徴カーソルを表示してもよい。
閾値境界線3044は、温度の閾値(たとえば、80°C)を表示して、使用者を注意させる。
標記3045、3046は、標記フレームの位置の指示に用いられる。標記した標識は特徴曲線において表示されることに限定されず、座標系の横座標または縦座標に表示されてもよい。
データ欄305は、選択された熱画像データフレームと関連する情報、および/または、特徴カーソル3043に対応する熱画像データフレームに関連する情報の表示に用いられる。ここで、特徴カーソル3043に対応する熱画像データフレームに関連する情報は、表示部のその他の所定の位置に表示されてもよい。なお、特徴カーソル3043の近辺に表示されるのが好ましい。たとえば、上方に表示するようにすれば、使用者は便利に確認できる。関連する情報は、たとえば、当該熱画像データフレームに関連付けられた情報、当該熱画像データフレームを分析して取得した特徴データおよびその他の分析データ等の文字性質の情報である。
再生欄306は、選択された熱画像データフレーム(または、フィルタリング後の熱画像データフレーム)から取得される赤外線熱画像の表示に用いられる。なお、選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームから取得する赤外線熱画像の表示に用いられることが好ましい。また、他の一つの実施例では、フィルタリング後の熱画像データフレームから取得する赤外線熱画像を表示できる。
再生3061は、再生の確定に用いられ、図示しない一時停止などのメニュー項目を含み、再生を制御する。
再生3062は、逐一にフレームを送って再生することの確定に用いられる。
再生3063は、逐一にフレームを戻らせて再生することの確定に用いられる。
進度欄目盛3064は、選択された熱画像データフレームの目盛表示に用いられ、さらには、フレーム数量などフレーム時系列情報も表示できる。なお、標記の標識は、進度欄目盛3064に対応して表示でき、特徴曲線上に表示されることに限らない。再生欄において標記標識を表示すれば、使用者は標記した熱画像データフレーム、および標記した熱画像データフレームの前後の熱画像データフレームを便利に確認できる。
再生カーソル3065は、カレント表示の赤外線熱画像の再生順序における進度の表示に用いられ、さらには、フレーム番号、時間などカレント表示の熱画像のフレーム時系列情報も表示できる。
図8を参照しながら本実施例の制御フローを説明する。
ステップD01では、処理すべき動的熱画像ファイルを選択する。たとえば、ファイル301の操作を介して、一つまたは複数の動的熱画像ファイルを確定してもよいし、上記ファイルにおける一つまたは複数のフォルダを選択してもよい。
ステップD02では、所定のフィルタリング条件にしたがってフィルタリングする。
たとえば、所定のフィルタリング条件にしたがって選択された熱画像ファイルに含まれる熱画像データフレームに対してフィルタリングすることにより、所定のフレームを取得する。使用者は、フィルタリング条件302を介して、あらかじめフィルタリング条件を設定でき、仮にすべての標記フレームを保持できる。
ステップD03では、フィルタリング後の複数の熱画像データフレームに対して分析し、特徴データを取得する。
ここで、使用者はあらかじめ特徴分析条件(たとえば、特定の分析領域および分析モード)を設定して分析することができる。本実施例では、使用者は、あらかじめ分析領域S01およびS01最高温度の演算を特徴分析条件として設定している。
ステップD04では、所定のフレームの配列のフレーム時系列情報および対応する特徴データ(S01MAX)に基づいて、特徴曲線の座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、所定のフレームにおける標記フレームの上記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する。フレーム時系列情報は、たとえば、熱画像データフレームの動的熱画像ファイルにおけるフレーム番号、時間等である。たとえば、配列のルールにより並べて取得した順序番号である。
ステップD05では、特徴曲線を表示する。使用者は、図6に示すような特徴曲線3042および標記フレームの標記標識3045、3046等を確認できる。
ステップD06では、特徴カーソルの表示指示の有無を判断する。使用者が操作部を介してカーソルを特徴曲線欄に移動させた場合、カーソル位置に対応する特徴カーソルを表示する。また、特定位置の特徴カーソルを自動的に表示させてもよい。たとえば、曲線中のS01MAX数値が最も大きい位置に表示させる。
ステップD07では、特徴カーソルの表示がいったん確定されると、制御部8は、特徴カーソル3043に対応するフレーム時系列の位置により、対応する熱画像データフレームを確定して特徴データ、赤外線熱画像を取得する。図6に示すように、特徴カーソル3043に対応する標記3046の位置に応じて、データ欄305では「S01MAX=85°C」を表示し、再生欄306では赤外線熱画像を表示する。
使用者は、また、操作部9を介して特徴カーソル3043の位置を移動させることができ、これに対応して、データ欄305に表示されるデータおよび再生欄306に表示される赤外線熱画像は、特徴カーソル3043の示す熱画像データフレームのフレーム時系列位置に応じて変更する。なお、特徴カーソルは標記フレームの間のみで移動できるように制限することが好ましい。
使用者は、図6における赤外線熱画像に対して更に分析できることはいうまでもない。たとえば、更なる仔細な分析領域を設定することにより分析を行うことができる。
また、使用者は、再生欄306において前後のフレーム逐一再生を行うことができ、フィルタンリングされた熱画像データフレームにおいて、温度が更に高い熱画像データフレームの有無を確認できる。たとえば、動的熱画像ファイルが選択され、動的撮影においては複数の高温のポイントを有する熱画像データフレームを撮影することが可能で、図6の特徴カーソル3043の位置に位置決めされた後、再生カーソル3065は対応するフレーム時系列位置に位置決めされることもできる。この場合、前後のフレーム逐一再生は、たとえば、図6に表示される赤外線熱画像のデータフローファイルにおける前後時系列の熱画像データフレームにより、標記フレーム前後のフィルタリングされた熱画像データフレームに温度が更に高い熱画像データフレームの有無の検査、または動的撮影中のその他の角度の状況の更なる観察を非常に簡単に行える。
特徴カーソル3043は、また再生カーソル3065の位置の移動に応じて、特徴曲線における対応する位置を示すことが好ましい。なお、再生カーソル3065が示す表示した赤外線熱画像は、特徴データの分析取得に用いられていない場合、それと時系列的に最も近い分析と関連する熱画像データフレームの特徴曲線上における対応する位置を、特徴カーソル3043の位置として、カレント表示の赤外線熱画像の特徴曲線上における対応する位置とすることができることに注意されたい。
上述したとおり、特徴曲線を生成することにより、動的熱画像ファイルの処理品質が保証され、処理速度が向上され、人により逐一にフレームを確認分析する作業量が低減される。また、フィルタリング条件を設定することにより、処理の速度を向上でき、重要な標記フレームの位置を直観的に表し、標記フレームの再生を便利にでき、特徴曲線のターゲット性が強い。さらに、曲線上に標識および特徴カーソルを標記することにより、使用者が便利に確認でき、数多くの熱画像データフレームからさらに研究する価値のあるフレームを迅速に見つけることができる。
フィルタリング条件の設定は必ずしも必要であるものではなく、ステップD02の処理を省略することもできる。特徴曲線を素早く閲覧する状況において、特徴カーソルの操作も必ずしも必要なものではない。このため、上述のステップD06−D08の処理を省略でき、ひいては標記する標識も表示しなくてもよい。したがって、制御部8では、特徴カーソル表示制御部、情報表示制御部としての機能を省略できる。図9は、一つの簡素化された特徴曲線のインタフェースの例である。
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、上述した実施例に対して変更し、変形しうるが、特許請求の範囲内における変更はすべて本発明の権利範囲に属する。たとえば、本発明に係る熱画像装置を熱画像装置100の一つの構成部分とすることができ、表示制御部を省略しても、本発明は成り立つ。
熱画像装置100において、動的熱画像ファイルに対する分析、確認において、特徴曲線を生成しなくてもよく、標記する熱画像データフレームを抽出して表示し、分析してもよい。たとえば、図6中の再生欄306の内容、および進度バー3064における標記のみを表示させてもよい。
すなわち、本発明に係る分析装置は、動的熱画像ファイルを選択する選択部と、動的熱画像ファイルにおける標記(またはさらにその他のフィルタリング条件、特定の標記を含む)した熱画像データフレームを抽出する抽出部と、標記した熱画像データフレームを表示させる表示制御部と、を有する。
〔その他の実施例〕
熱画像装置がその他の映像を取得する第二取得部を有する場合、記録部は、その他の映像、たとえば、可視光等の映像を、標記された熱画像データフレームと関連付けて記録する。こうすると、後続の確認、分析が便利になる。
〔その他の実施例〕
熱画像装置がその他の映像を取得する第二取得部を有する場合、記録部は、その他の映像、たとえば、可視光等の映像を、標記された熱画像データフレームと関連付けて記録する。こうすると、後続の確認、分析が便利になる。
上述した実施例はただの例示にすぎず、本発明は上述した実施例に限らない。上述した実施例における構造および操作は、必要に応じて変更でき、撮影機能を有する熱画像装置、または熱画像処理装置中の一つの構成部品または機能モジュールとしても本発明の実施形態を構成する。
上述した実施例では、一定のステップの順序にしたがって説明しているが、異なる実施形態によってはさまざまな前後順序を有することができ、上述した実施例で説明した処理の順序に限らない。たとえば、制御部、画像処理部などのうちの一つまたは複数が複数のプロセッサーにより処理される場合、並行処理を適用できる一部のステップも存在する。
好ましい実施形態において、未標記の熱画像データフレームの付加情報、標記フレームの付加情報なども対応するフレームのフレーム時系列と関連付けて、すべて一時記憶部に一時的に記憶することができる。なお、動的記録を終了する場合にすべてを一括で動的熱画像ファイルに書き込むと、対応する付加情報に対する後続の検索が速くて便利になる。
また、動的記録は動的熱画像ファイルの生成に限らない。一例として、連続的に記録された熱画像データフレームごとに、一つの熱画像データフレームと関連する付加情報を含む赤外線画像ファイルをそれぞれ生成して、特定のフォルダに保存しておくこともできる。標記フレームにより生成されるファイルの拡張子は、その他のフレームと異なる。
本技術分野の者であれば、本発明の技術的思想に基づいて様々な処理の順序で実施でき、これらの変化も本発明の権利範囲に属する。
本発明は、また、記憶装置に記録されたプログラムを読み出して上述した実施例の機能を実行するシステムまたは設備のコンピュータ(たとえば、CPU、MPUなどの装置)、および各ステップをシステムまたは設備のコンピュータにより記憶装置に記録されたプログラムを読み出して上述した実施例の機能を実行するなどの知的な方法により実現できる。これを実現するため、たとえば、ネットワークまたは記憶装置として用いられる各種類型の記録媒体(たとえば、コンピュータ読取可能な媒体)からプログラムをコンピュータに提供する。
本発明は、さらにコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。プログラムを構成する数字信号は、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録される。たとえば、ハードディスク、記憶器などに記録される。当該プログラムが実行されると以下のステップが実行される。
選択ステップでは、複数の熱画像データフレームを選択する。
分析ステップでは、選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに基づいて、所定のフレームに対応する特徴データを分析して取得する。
特徴曲線生成ステップでは、所定のフレームの配列のフレーム時系列情報、および対応する特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、前記所定のフレームに含まれる標記フレームの前記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する。
本発明は、さらにコンピュータにより読取可能な記憶媒体を提供し、電子データ交換に用いられるコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶する。ここで、コンピュータに実行させるためのプログラムは、熱画像装置中のコンピュータに次のステップを実行させる。
撮影ステップでは、連続的に撮影することにより熱画像データフレームを取得する。
記録ステップでは、動的記録指示に応答して、取得した赤外線データフレームを連続的に記録し、上記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得されるデータである。
標記操作ステップでは、標記操作を行う。
上記記録ステップでは、標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録する。
ハードウェア、ソフトウェアまたはその結合により付属図中の機能ブロックを実現することはできるが、通常は、一対一の対応方式で機能ブロックを実現するという構造を設定する必要はない。例えば、1つのソフトウェアまたはハードウェアユニットにより複数の機能のブロックを実現することもできるし、また複数のソフトウェアまたはハードウェアユニットにより1つの機能のブロックを実現することもできる。また、専用回路や汎用プロセッサー、またはプログラマブルFPGAを用いて、本発明の実施形態における一部または全部の部材の処理及び制御機能を実現することもできる。
上述した実施例では、電力業界の被写体への応用をシーンとして例に挙げているが、赤外線検査を行う各業界での幅広い運用にも適用される。
上記で述べていることは、発明の具体的実施形態にすぎず、各種の例示説明は、発明の実質的な内容に対する限定を構成するものではない。当業者であれば、明細書を閲読した後、発明の実体及び範囲から離れることなく、具体的実施形態に対して、他の修正や変更を行うことができるが、これらは全て本発明の技術的範囲に属する。
Claims (14)
- 熱画像データフレームを連続的に取得する取得部と、
取得した熱画像データフレームに基づいて取得される動的赤外線熱画像を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
動的記録指示に応答して、取得された赤外線データフレームを連続的に記録するように制御し、前記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得するデータである記録部と、
使用者により標記操作を行う標記操作部と、
標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録するように制御する記録制御部と、
を含む熱画像装置。 - 前記互いに区別可能な方式は、
(1)生成されるファイルのファイルフォーマットが異なる;
(2)付加情報が異なる;
(3)処理方式が異なる;
(4)索引情報または管理情報が異なる;
(5)記憶する領域が異なる;
(6)生成されるファイルのファイル名またはファイル拡張子名が異なる;
(7)付加情報の記憶領域が異なる;
とのうちいずれか一つまたは複数の方式である請求項1に記載の熱画像装置。 - 前記記録制御部は、動的熱画像ファイルの生成を制御し、前記動的熱画像ファイルは、標記した赤外線データフレームおよび未標記の赤外線データフレームを含む請求項1または2に記載の熱画像装置。
- 前記記録制御部は、標記した複数の赤外線データフレームを他の一つの動的熱画像ファイルとして記録するように制御する、または、標記した一つの赤外線データフレームを一つの熱画像の画像ファイルとして記録するように制御する請求項1または2に記載の熱画像装置。
- 前記記録制御部は、動的記録期間中、または動的記録処理を一時停止させる期間中に標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録するように制御する請求項1に記載の熱画像装置。
- 前記記録部は一時停止の指示に応答して動的記録処理を一時停止させ、
一時停止指示の時刻に対応する赤外線データフレームを保持する保持制御部をさらに含み、
前記記録制御部は標記指示に応答して前記赤外線データフレームに対する標記を制御する請求項1に記載の熱画像装置。 - 前記取得部により取得する映像とは異なるその他の映像を取得する第2取得部をさらに含み、
前記記録制御部は、その他の映像と標記した赤外線データフレームとを関連付けて記録するように制御する請求項1に記載の熱画像装置。 - 前記熱画像装置は、モバイル式の熱画像装置であり、前記取得部は連続的に撮影することにより熱画像データフレームを取得する撮影部であり、使用者は、特定のキーを押すことにより標記操作を行い、前記記録部は、所定の記録用フレームレートにしたがって赤外線データフレームを記録する請求項1に記載の熱画像装置。
- 複数の熱画像データフレームを選択する選択部と、
選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに基づいて、所定のフレームに対応する特徴データを取得して分析する分析部と、
前記所定のフレームの配列のフレーム時系列情報、および対応する特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、前記所定のフレームにおける標記フレームの前記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する特徴曲線生成部と、
を含む分析装置。 - 特徴曲線、座標系の横座標、座標系の縦座標のうち少なくとも一つにおいて特徴カーソルを対応して表示させる特徴カーソル表示制御部と、
特徴カーソルの位置決め操作に用いられる特徴カーソル操作部と、
特徴カーソルの位置に対応する熱画像データフレームに関連する情報および/または前記熱画像データフレームから取得する赤外線熱画像の表示を制御する情報表示制御部と、をさらに含み、
前記特徴カーソル表示制御部は、特徴カーソルの位置決め操作に基づいて、位置決め後の位置に位置される特徴カーソルを表示させる請求項9に記載の分析装置。 - 所定のフィルタリング条件にしたがって選択された熱画像データフレームに対してフィルタリングして、特徴曲線の生成と関連する所定のフレームを取得するフィルタリング部と、をさらに含み、
前記フィルタリング部は、サンプリングフレーム数、標記フレーム、サンプリング間隔、フレーム付加情報または関連付けられた情報、特徴データ、時間のうち一つまたは一つ以上をフィルタリング条件とすることにより、選択された熱画像データフレームをフィルタリングして所定のフレームを取得する請求項9または10に記載の分析装置。 - 熱画像データフレームを連続的に取得する取得ステップと、
取得した熱画像データフレームに基づいて取得される動的赤外線熱画像を表示部に表示するように制御する表示制御ステップと、
動的記録指示に応答して、取得した赤外線データフレームを連続的に記録するように制御し、前記赤外線データフレームは、取得された熱画像データフレームおよび/または取得された熱画像データフレームに対して所定の処理を行った後に取得するデータである記録ステップと、
使用者により標記操作を行う標記操作ステップと、
標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録するように制御する記録制御ステップと、
を含む熱画像撮影方法。 - 前記互いに区別可能な方式は、
(1)生成されるファイルのファイルフォーマットが異なる;
(2)付加情報が異なる;
(3)処理方式が異なる;
(4)索引情報または管理情報が異なる;
(5)記憶する領域が異なる;
(6)生成されるファイルのファイル名またはファイル拡張子名が異なる;
(7)付加情報の記憶領域が異なる;
とのうちいずれか一つまたは複数の方式であり、
前記記録制御ステップでは、動的記録期間中、または動的記録処理を一時停止させる期間中に標記操作により生じる標記指示に応答して、標記した赤外線データフレームと未標記の赤外線データフレームとを、互いに区別可能な方式により記録するように制御する請求項12に記載の熱画像撮影方法。 - 複数の熱画像データフレームを選択する選択ステップと、
選択された熱画像データフレームにおける所定のフレームに基づいて、所定のフレームに対応する特徴データを取得して分析する分析ステップと、
前記所定のフレームの配列のフレーム時系列情報、および対応する特徴データに基づいて、特徴曲線座標系において、特徴点または特徴点を連結して構成される特徴曲線を形成し、前記所定のフレームにおける標記フレームの前記配列におけるフレーム時系列情報および/または特徴データに基づいて、特徴曲線座標系における標記フレームの位置を指示する特徴曲線生成ステップと、
を含む分析方法。
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