JP2016520735A - 自動車用のロック - Google Patents

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Abstract

ロック機構を有するロックは、回転キャッチと、回転キャッチに係合するための爪(3)と、爪がその捕捉位置に配置される場合に爪をブロックできるブロッキングレバーと、ロック機構を開放する、または解放するための解放レバー(2)とを備える。解放レバー(2)が作動されると、爪(3)および適用可能な場合にはブロッキングレバーは、解放レバー(2)が通常の態様で移動されて解放レバー(2)が増大された、または過度の加速度に晒されなければ、そのブロッキング位置から移動される。例えば衝突または衝撃によって引き起こされる解放レバー(2)の増大された、または過度の加速の場合、拘束装置(5,7)は、解放レバー(2)が爪(3)、随意的には爪のブロッキングレバーを離脱させることを防止する。また、拘束装置(5,7)は、初期休止位置への解放レバー(2)の戻りによって解放可能である。【選択図】図1

Description

本発明は自動車用のロックに関する。
自動車用のロックは、ストライカとしても知られるロッキングボルトを受けるための回転可能に取り付けられる回転キャッチを有するロック機構を備える。また、ロック機構は、ロッキングボルトを保持するために回転キャッチが係合できる爪も備える。
自動車ロックの回転キャッチは、通常、ロードアームと回転捕捉アームとによって形成されるフォーク状の入口スロット(入口開口としても知られる)を備え、該スロット内には、ドアまたはハッチが閉じられるときにボンネットまたはトランク蓋などの車ドアまたはハッチのストライカが入り込む。このとき、ロッキングボルトまたはストライカは、爪が回転キャッチと係合するまで回転キャッチを開放位置から閉鎖位置の方向に回転させる。この位置は、完全閉鎖ストッパとしても知られる捕捉位置と称され、この位置では、ロッキングボルトが回転キャッチの入口スロット内に保持される。
また、ロックは、爪をその捕捉位置でブロックできるブロッキングレバーを備えてもよい。ブロッキングレバーは、ロック機構を開放するために爪がその捕捉位置から離れることができるようにそのブロッキング位置から回動または回転されなければならない。
当該技術分野においては、爪がその捕捉位置にある場合に回転キャッチが開放モーメントを爪へもたらすことができるロックが知られている(米国特許出願公開第2010052336号明細書)。そのようなロックは、ロック機構と係合できるようにブロッキングレバーを必要とする。これらのロックは、ロック機構の開放を容易にする。
また、2つの捕捉位置、すなわち、中間閉鎖ストッパとしても知られる予備捕捉位置と、主捕捉位置または完全閉鎖ストッパとを伴う自動車ロックも存在する。予備捕捉位置は、対応するドアまたはハッチが閉鎖手続き中に主捕捉位置に達しないときに対応するドアまたはハッチの最初の捕捉を可能にする。回転キャッチが予備捕捉位置を発端として更に回転されると、主捕捉位置に達することができる。
一般に、ロックは、ロック機構を開放する、または離脱させるために作動される解放レバーを備える。そのような解放レバーは、一般に、ドアまたはハッチのハンドルに連結される。ハンドルが操作されれば、それに対応して解放レバーが作動され、または回動され、それにより、ロック機構が離脱され、したがってロックが開放される。
衝突または衝撃の際には、ハンドルが意図しない態様で作動される場合があり、それにより、ロック機構の意図しない開放をもたらす可能性がある。これらの状況下でそのようなロックが開放しないようにするべきである。
衝突時におけるロックの意図しない開放を防止するために、ロック機構を有する既知のロック(欧州特許第1518983号明細書)は、ロック機構を解放する、または開放するための少なくとも1つの作動レバー、すなわち、解放レバーを備える。また、ロックは、所定の車加速中に作動レバーをブロックするブロッキングレバーも備える。
衝突時には、通常の開放手続きと比べると過度の加速度が生じる場合がある。衝突の際に生じるような大きな車加速時にのみ作動レバーがブロックする場合には、衝突の場合のロック機構の意図しない開放を防止できる。ドアハンドルの通常の作動の場合には、加速度の増大がないため、作動レバーがブロックされず、そのため、その場合ロックを開放できる。
したがって、本発明の目的は、特に衝突または衝撃に関連する意図しない開放を防止する自動車用のロックを提供することである。より一般的には、通常の状況下でロックの機能に悪影響を及ぼさない、より信頼できるロックの必要性がある。
一実施形態では、回転キャッチと、回転キャッチに係合するための爪とを備えるロック機構を有するロックが提供される。ロックは、爪がその捕捉位置に配置される場合に爪をブロックできるブロッキングレバーを備えてもよい。また、ロック機構を開放する、または解放するための解放レバーが設けられる。解放レバーが作動されると、爪および適用可能な場合にはブロッキングレバーは、解放レバーが通常の態様で移動されて解放レバーが増大された、または過度の加速度に晒されなければ、そのブロッキング位置から移動される。例えば衝突または衝撃によって引き起こされる解放レバーの増大された、または過度の加速の場合、ロックの拘束装置は、解放レバーが爪、随意的には爪のブロッキングレバーを離脱させることを防止する。また、拘束装置は、解放レバーの初期休止位置への戻りによって解放可能である。したがって、ロックは、例えば車の衝突中または衝撃中に解放レバーが増大された、または過度の加速度を伴って移動されるときに意図しない開放が妨げられる。
一実施形態では、拘束装置が慣性レバーを備える。慣性レバーおよび解放レバーは、ドアハンドルが例えば車のドライバーによって通常の方法で作動されるときのように解放レバーが通常の態様で加速されるときにのみ慣性レバーが解放レバーによって移動されるように相互に連結される。通常の動作中、慣性レバーと解放レバーとの実質的な結合動作は、拘束装置が解放レバーによるロック機構の開放を妨げないようになっている。解放レバーが例えば衝突または衝撃に関連して増大された、または過度の加速度に晒されると、解放レバーおよび慣性レバーは、構成要素間の慣性効果に起因して別個の部材のように動く。したがって、拘束装置は、特に爪の動きをブロックすることによってロック機構の開放を妨げる。
一実施形態において、拘束装置は、解放レバーが通常の態様で加速されるときにのみ慣性レバーが解放レバーによって移動されるように慣性レバーと解放レバーとを相互に連結するスプリングを備える。これは、解放レバーが通常の態様で加速されるときに簡略化された態様で慣性レバーと解放レバーとの間に強固に結合される連結をもたらす。“通常の態様で加速される”なる用語は、例えば衝突または衝撃によって引き起こされる増大された、または過度の加速度が存在しないことを意味する。
一実施形態では、スプリングの一方の脚が慣性レバーに連結される。特に、そのような連結は、スプリングの脚が好ましくは付勢された態様で慣性レバーの輪郭部に当接するときにもたらされる。慣性レバーの輪郭部は、慣性レバーの突出部または凹部によって設けられてもよい。スプリングの他方の脚は解放レバーに連結される。特に、そのような連結は、スプリングの脚が好ましくは同様に付勢された態様で解放レバーの輪郭部に当接するときにもたらされる。解放レバーの輪郭部は、解放レバーの縁部によって設けられてもよい。通常の加速の場合、スプリング装置は、解放レバーと慣性レバーとの間の剛体連結部として作用する。したがって、解放レバーの作動が慣性レバーの対応する動きをもたらし、それにより、ロック機構を開放できる。解放レバーの作動は、一般に、対応するドアまたはフラップのハンドルまたはグリップの作動によって実現される。
一実施形態において、慣性レバーは、ロック機構の離脱を防止するために爪をブロックするように構成される。特に、爪は、爪のためのストッパとして作用してもよい慣性レバーの輪郭部を介してブロックされる。これは、別個のブロッキングレバーを設けることなく爪のブロックを可能にし、それにより、構成要素を減少させるとともに、コンパクトな空間最適化された態様で拘束装置を実現する。
一実施形態において、拘束装置は、慣性レバーをブロックするための安全レバーを備える。好ましくは、安全レバーは、例えば予荷重スプリングを使用してブロッキング方向に付勢される。安全レバーは、解放レバーが増大されたまたは過度の加速度を伴って移動されるときに安全レバーが慣性レバーの更なる動作を妨げるように配置される。
一実施形態において、安全レバーは、好ましくは解放レバーのアームを介して解放レバーと係合するように構成される。安全レバーは、解放レバーの対応する動作によって、特に安全レバーの一部と係合するレバーアームの対応する動作によってブロッキング位置から解放されてもよい。安全レバーは、解放レバーと係合することにより安全レバーと解放レバーのアームとの間に接続部をもたらすためのピンを備えてもよい。
解放レバーの増大された、または過度の加速度の場合には、スプリングが変形されるが、慣性レバーは、慣性に起因してその位置をほぼ維持する。スプリングは、対応して大きい加速度の場合に更に付勢されてもよい。特に、付勢された安全レバーが、慣性レバーの更なる動作を防止するために解放レバーの動作に起因してブロッキング位置へ移動してもよい。安全レバーのブロッキング位置において、慣性レバーは、特に慣性レバーを用いてロック機構の爪をブロックすることによってロック機構の開放が防止されるように任意の更なる動作が妨げられる。
一実施形態では、解放レバーが増大された、または過度の加速度に晒されるときに慣性レバーが静止したままとどまるように十分な慣性効果を実現するべく、慣性レバーの質量がスプリングの質量よりも大きい、好ましくは数倍大きい。
一実施形態において、解放レバーおよび安全レバーは、安全レバーがブロッキング位置にあるときに解放レバーと安全レバーとの間の接続部が隙間を有するように配置される。特に、隙間は、安全レバーにそのブロッキング位置で悪影響を及ぼすことなく解放レバーの所定の動作を許容するように寸法付けられる。したがって、衝突の場合のその後の衝撃に起因して解放レバーが跳ね返り動作に晒されるときであっても、慣性レバーの確実な信頼できるブロッキングが維持される。このように、隙間を設けることにより、安全レバーのより信頼できるブロッキング位置が可能とある。
一実施形態において、慣性レバーは、安全レバーと係合するための切り欠き、または凹部を備える。切り欠きは、慣性レバーの一端に、特に爪のためのストッパとして作用する輪郭部の延在部に設けられてもよい。切り欠き、または凹部は、安全レバーによる慣性レバーの確実なブロッキングを容易にする。
一実施形態において、拘束装置は、解放レバーが通常の態様で、特に通常の加速度を伴って加速されるときに安全レバーがブロッキング位置に達しないように構成される。解放レバーと安全レバーとの間の係合は、解放レバーが通常の加速度を伴って移動されるときに安全レバーが慣性レバーのブロッキング位置に達せず、それにより、ロック機構の開放を可能にするようになされてもよい。安全レバーは、例えば予荷重スプリングによってブロッキング位置の方向に付勢されることが好ましい。解放レバーが増大された、または過度の加速度に晒されると、基本的に静止した慣性レバーと関連する安全レバーの動作により、安全レバーが慣性レバーのブロッキング位置に係合し、それにより、ロック機構の開放が防止される。
一実施形態において、安全レバーは、解放レバーとの係合によって、特に解放レバーの初期休止位置へ移動される解放レバーのアームとの係合によってブロッキング位置から解放可能である。
一実施形態において、ロックは、爪をその拘束位置でブロックするための更なるブロッキングレバーを備えてもよい。この場合、解放レバーは、ブロッキングレバーをそのブロッキング位置から離脱させるために、ブロッキングレバーのピンまたはキャッチを作動させてもよい。
一実施形態において、解放レバーは、回転キャッチをその予備捕捉位置または主捕捉位置で係合するために爪として作用してもよい。
本発明のより良い理解のためには、以下の図面と併せて、以下の本発明の詳細な説明が参照されるべきである。図面において、同様の参照数字は、図の全体にわたって対応する部分を参照する。
本発明の一実施形態に係る休止位置にあるロック機構の概略図を示す。 通常動作中のロック機構の概略図を示す。 解放レバーが増大された、または過度の加速度に晒されるときのブロック位置にあるロック機構の概略図を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動車ロック1を示す。ロック1のロック機構は、爪3、安全レバー7、慣性レバー5、および、スプリング6を備える。爪3、慣性レバー5、および、安全レバー7は、金属プレート4上に回転可能に取り付けられてもよい。また、解放レバー2が存在する。解放レバー2は、爪3よりも上側に配置されてもよく、また、軸15上に回転可能に取り付けられてもよい。
また、爪3が軸15の周りで回転してもよい。慣性レバー5がその軸14の周りで回転してもよい。慣性レバー5の重量がスプリング6の重量より重くてもよい。
爪3は、回転キャッチ(図示せず)のこの場合には時計回り方向の開放回転を妨げてもよい。図1では、爪3がその捕捉位置で示される。ロック機構のロックを解除するためには、爪3が時計回り方向に回転されなければならない。爪3がその捕捉位置から移動されてしまうと、回転キャッチをその開放位置の方向で時計回りに回転させることができる。回転キャッチがその開放位置に達すると、車ドアまたは車フラップのストライカがロック機構から離れることができ、それにより、対応するドアまたはフラップの開放が可能となる。
安全レバー7は軸12に回転可能に取り付けられる。安全レバー7は、解放レバー2、特に解放レバー2のアーム8と係合するためのピン10を備えてもよい。ピン10は、安全レバー7と解放レバー2のアーム8との間の接続部がもたらされるように軸12と平行に延在してもよい。安全レバー7は、慣性レバー5の一端の近傍に配置されてもよい。また、安全レバー7および慣性レバー5は、慣性レバー5が安全レバー3によってブロックされ得るように構成されてもよい。したがって、慣性レバー5は、確実なブロッキングを容易にするために慣性レバー5の一端に切り欠き11または凹部を備えてもよい。
慣性レバー5のブロッキングは、図3に関連して詳しく説明される。
解放レバー2および慣性レバー5は付勢スプリング6によって相互に連結されてもよい。スプリング6の第1の脚19は、付勢された態様で慣性レバー5の突出部13に当接してもよい。スプリング6の第2の脚20は、付勢された態様で解放レバー2の輪郭部16に当接してもよい。
ロック機構に連結される車の対応するグリップの作動は、図2に示されるような解放レバー2の時計回りの回転をもたらす。解放レバー2が作動されると、解放レバー2の対応するアームが輪郭部16を介してスプリング6の第2の脚20を左へ移動させる。解放レバー2の加速度が正常である場合、すなわち、増大された、または過度の加速度が生じない場合、スプリング6は、慣性レバー5と解放レバー2との間の剛体連結部として作用する。したがって、解放レバー2の時計回り方向の動作は、慣性レバー5のこの場合にはその軸14の周りでの反時計回り方向のほぼ同時の動作をもたらす。拘束装置は、解放レバー2の通常の加速中に安全レバー7が慣性レバー5の動作を妨げないように構成されることが好ましい。安全レバー7は、スプリングによってブロッキング方向に、この場合には時計回り方向に付勢されてもよい。ロック機構の通常の動作を確保するために、安全レバー7の動作は、解放レバー2が通常の態様で、すなわち、解放レバー2の通常の加速度を伴って作動されるときに安全レバー7が慣性レバー5の切り欠き11と係合しないように設定されてもよい。したがって、安全レバー7は、慣性レバー5の輪郭部18と接触し、それにより、図2に示されるように慣性レバー5の完全な移動を可能にしてもよい。
自動車衝突中、ドアハンドルの一部または他の車部品は、大きな加速度に晒されて、解放レバー2の増大された、または過度の加速度をもたらすグリップの対応する作動を引き起こす場合がある。図3は、解放レバー2の増大された、または過度の加速度が生じるときのロックおよび拘束装置を示す。この場合、スプリング6は、慣性レバー5の質量と関連する慣性効果とに起因して、解放レバー2と慣性レバー5との間の剛体連結部として作用しない。したがって、慣性レバー5は、基本的に静止したままとどまり、その軸14の周りで回転しない。静止した慣性レバー5は、ストッパとして作用する輪郭部18を介して爪3をブロックすることが好ましい。また、安全レバー7は、図3に示されるように、時計回り方向に回転するとともに、ブロッキング位置に達するように切り欠き11を介して慣性レバー5と係合する。
安全レバー7によるブロッキングは、例えば解放レバー2の跳ね返り、またはスプリング6の張力によって引き起こされる慣性レバー5の更なる動作を防止する。一方、慣性レバー5の輪郭部18は爪3のためのストッパとして作用する。したがって、爪2は、ロック機構の意図しない開放を防止する前述した捕捉位置にとどまる。
また、解放レバー2は、安全レバー7、および特に安全レバー7のピン10と係合するためのアーム8を備えてもよい。解放レバー2が図1に示されるように休止位置に戻ると、アーム8は、安全レバー7のブロッキング位置を解放するために安全レバー7のピン10を支持することができる。これは、図2に関連して説明したように慣性レバー5が自由に回転できるとともにロック機構が通常の態様で解放され得るように安全レバー7をリセットする。
拘束装置は、安全レバー7が図3に示されるブロッキング位置にあるときに解放レバー2と安全レバー7との間の接続部が隙間17を有するように構成されることが好ましい。この場合、隙間17は、アーム8と安全レバー7のピン10との間に配置される。隙間17は、安全レバー7に影響を与えることなく、また、それによりブロッキング位置を解放することなく、解放レバー2の所定の動作を許容するように寸法付けられてもよい。これは、例えば衝突およびその後の衝撃に関連する解放レバー2の跳ね返り動作が安全レバー7と慣性レバー5の切り欠き11との間の係合に悪影響を及ぼさず、それにより、安全レバー7の確実なブロッキング位置を可能にするため、特に都合が良い。
本発明のロックの利点は、それが例えば衝突または衝撃によって引き起こされるロックの意図しない開放を確実に防止するという点である。ロックの更なる利点は、構成要素の数が減少されるそのコンパクトな構成である。また、拘束装置は、解放レバーがその初期休止位置に戻る状態でのみ解放され得る信頼できるブロッキング位置をもたらす。特に、解放レバーの跳ね返り動作は、拘束装置の機能に悪影響を与えない。更なる利点は、ブロッキング位置での慣性レバーの回転の減少が、爪の、ロック機構の回転キャッチとの係合の向上をもたらすという点である。

Claims (17)

  1. ロック機構を備える自動車用のロックであって、前記ロック機構が、
    ロッキングボルトを受けるための回転可能に取り付けられる回転キャッチと、
    前記ロッキングボルトを保持するために前記回転キャッチが係合され得る爪と、前記ロック機構を離脱させるための解放レバーと、
    前記解放レバーの増大されたまたは過度の加速度が生じるときに前記ロック機構の離脱を防止するための拘束装置と
    を有し、
    前記拘束装置が、前記解放レバーの初期休止位置への戻りによって解放可能である、自動車用のロック。
  2. 前記拘束装置が慣性レバーを備え、前記慣性レバーおよび前記解放レバーは、前記解放レバーが通常の態様で、特に通常の加速度を伴って加速されるときにのみ前記慣性レバーが前記解放レバーによって移動されるように相互に連結される、請求項1に記載のロック。
  3. 前記拘束装置は、前記解放レバーが通常の態様で移動される、特に通常の加速度を伴って移動されるときに前記慣性レバーが前記解放レバーによって移動されるように前記慣性レバーと前記解放レバーとを相互に連結するスプリングを備える、請求項2に記載のロック。
  4. 前記スプリングの一つの脚が前記慣性レバーに取り付けられており、前記スプリングの別の脚が前記解放レバーに取り付けられている、請求項3に記載のロック。
  5. 前記スプリングの脚が、付勢された態様で前記解放レバーの輪郭部に当接している、請求項4に記載のロック。
  6. 前記慣性レバーが、前記ロック機構の離脱を防止するために、好ましくは前記爪のためのストッパとして作用する前記慣性レバーの輪郭部を介して、前記爪をブロックするように構成されている、請求項2に記載のロック。
  7. 前記拘束装置が、前記慣性レバーをブロックするための安全レバーを備え、前記安全レバーが好ましくはブロッキング方向に付勢されている、請求項2に記載のロック。
  8. 前記安全レバーが、前記解放レバーが増大された、または過度の加速度を伴って移動されるときに前記慣性レバーの更なる動作を妨げるブロッキング位置へ移動可能である、請求項7に記載のロック。
  9. 前記拘束装置は、前記解放レバーが通常の態様で、特に通常の加速度を伴って加速されるときに前記安全レバーがブロッキング位置に達しないように構成されている、請求項7に記載のロック。
  10. 前記解放レバーが、好ましくは前記解放レバーのアームを介して、前記安全レバーと係合するように構成されている、請求項7に記載のロック。
  11. 前記安全レバーが、前記解放レバーとの係合によって、特に前記解放レバーの初期休止位置へ移動される前記解放レバーのアームとの係合によって、ブロッキング位置から解放可能である、請求項7に記載のロック。
  12. 前記慣性レバーが、前記安全レバーと係合するための、切り欠きまたは凹部を有する、請求項7に記載のロック。
  13. 前記解放レバーおよび前記安全レバーは、前記安全レバーがブロッキング位置にあるときに前記解放レバーと前記安全レバーとの間の接続部が隙間を有するように配置されている、請求項7に記載のロック。
  14. 前記慣性レバーの質量が、前記スプリングの質量よりも大きい、好ましくは数倍大きい、請求項2に記載のロック。
  15. 前記爪がその捕捉位置にあるときに前記回転キャッチが開放モーメントを前記爪にもたらすことができる、請求項1に記載のロック。
  16. 前記回転キャッチのための2つの捕捉位置、すなわち、予備捕捉位置と主捕捉位置とを有する、請求項1に記載のロック。
  17. 前記解放レバーが、前記回転キャッチとその捕捉位置で係合するために爪として作用する、請求項1に記載のロック。
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