JP2016517853A - デバイス - Google Patents

Abstract

毛髪試料の相対的な状態に関する指標を使用者に提供するため、使用者が触れることにより毛髪試料の粗さと比較することができる、一連の粗面パッチを含む自己評価デバイス。ヘアケア組成物および上記のような自己評価デバイスを含むキット。先行する請求項のいずれかに記載のデバイスを含むヘアケア組成物のためのパッケージ。毛髪試料に触れ、次いで請求項１〜６のいずれかに記載のデバイス上の１つ以上の粗面パッチに触れた後、どの粗面パッチが毛髪試料と最も類似する粗さを有するかについて決定することにより、毛髪の状態を評価する方法。【選択図】図１

Description

本発明は、使用者の毛髪の状態を評価するための自己評価デバイスに関する。

先行技術には、毛髪の損傷を評価する方法が開示されている。

非特許文献１は、毛髪が損傷しているかどうかを確認する複数の方法を開示している。それによると、毛束を取って指を滑らせ、荒れているか滑らかであるかを確認すること、ヘアブラシを見て毛髪が中間または毛先で切れていないかを確認すること、枝毛を確認すること、毛髪が水を吸収できる量および速度を確認すること、ならびに毛髪を引っ張って破断するかどうかを確認することが挙げられている。

特許文献１は、毛髪試料において摩擦を測定する方法を開示しており、この方法は、（ａ）摩擦部材を提供することと、（ｂ）毛髪を通して摩擦部材を引っ張り、それによって摩擦音信号を生じることと、（ｃ）ノイズセンサーによって摩擦音信号を捕捉することとを含む。複数の歯を有する櫛手段、および毛髪に通して櫛手段を通過させることによって生じる摩擦音を捕捉するために配置されるノイズセンサーを含む、前記方法での使用に好適なデバイスも開示されている。さらに、（ａ）毛髪のカテゴリを定義することと、（ｂ）そのカテゴリにおいて標準試料が前記方法を受けたときに生成される摩擦音信号を代表する標準トレースを各カテゴリと関連付けることと、（ｃ）カテゴリの１つに試料を割り当てることと、（ｄ）試料において前記方法を実行することと、（ｅ）生じた摩擦音信号をトレースとして視覚的に表示することと、（ｆ）カテゴリに関連付けた標準トレースと試料のトレースとを比較することとを含む、毛髪試料においてダメージのレベルを評価するためのシステムを開示している。

国際公開第０２／２４０７１号パンフレット

Ｂｒｅｎｄａ Ｂａｒｒｅｔｔ，ＢＨＭ Ｂｌａｃｋ Ｈａｉｒ Ｍｅｄｉａ「Ｈｏｗ Ｔｏ：Ｔｅｌｌ Ｉｆ Ｙｏｕｒ ｈａｉｒ Ｉｓ Ｄａｍａｇｅｄ」

このような先行技術があるにもかかわらず、毛髪繊維の状態を自己評価するための正確でありながら簡便な手段が依然として必要とされている。

したがって、第１の態様では、毛髪試料の相対的な状態に関する指標を使用者に提供するため、使用者が触れることにより毛髪試料の粗さと比較することができる、粗さの漸増する一連の粗面パッチ（ｒｏｕｇｈ ｐａｔｃｈｅｓ）を含む、自己評価デバイスが提供される。

本デバイスは、使用者または他人の毛髪の状態を簡便に自己評価することを可能にする。

一連の粗面パッチは、表面粗さが異なる一連のパッチを含むことが好ましい。一連の粗面パッチは、表面粗さが漸増する一連のパッチを含むことが好ましい。これにより、使用者は毛髪試料と適合する比較対象を容易に見出すことができる。

表面質感は、縞（機械加工または成形による模様）、表面粗さ、およびうねりの要素を有する。加えて、固有の材料特性は、表面の多孔性、含有物、および残りの要素に寄与し得る。質感のパラメータは、垂直方向の幅変化、水平方向の間隔変化、またはこれらの複合的な組み合わせである。表面粗さが、細かい間隔の垂直表面不規則性の表れであるのに対して、うねりは表面粗さより間隔の大きい不規則性である。

表面粗さは、垂直方向の表面不規則性または摩擦を与える手段の存在によってもたらされる。

好ましくは、表面不規則性は、隆起形状または陥没形状の形態である。このような形状は、規則的または不規則的に形成され得、規則的または不規則的に存在し得る。

たとえば、隆起形状または陥没形状は、円形、楕円形、正方形、または長方形であってよい。隆起形状または陥没形状は、パターン化されたような規則的間隔であってよく、または好ましくはランダムな間隔であってもよい。

少なくとも１つのパッチは、ざらざらした手触りの表面を生成するため、複数の隆起形状を含むことが好ましい。

好ましくは、摩擦を提供する手段は、パッチ上を指が通る際に余分な力を必要とするパッチである。たとえば、表面は、手触りが粘着性または研磨性であってよい。本パッチは、デバイスの表面に研磨性または粘着性の材料が塗装または別の方法で塗布されたパッチによって提供し得る。

好ましくは少なくとも１つのパッチは、隆起形状をまったく含まないか、または実質的に含まない。これは、完全に滑らかな毛髪と同等である基準指標を使用者に提供する。

好ましくは、一連の粗面パッチは、２〜１６のパッチ、より好ましくは６〜１０のパッチを含む。

好ましくは、パッチは１〜１０ｃｍ^２であり、好ましくは２〜６ｃｍ^２である。

第２の態様では、ヘアケア組成物および上記のような自己評価デバイスを含むキットが提供される。

好ましくは、ヘアケア組成物は、シャンプー、リンス・オフ・コンディショナー、リーブ・オン・コンディショナー、夜用トリートメント、ムース、ジェル、およびスタイリング組成物から選択される。

好ましくは、組成物は、シャンプーコンディショナー２イン１組成物、または毛髪洗浄の後に使用される専用のコンディショニング組成物であるコンディショニング組成物である。

好ましくは、組成物はコンディショニング活性剤を含む。

本発明の第２の態様による組成物は、リーブオンまたはリンス・オフ・コンディショニング組成物であることが好ましい。コンディショニング組成物とは、コンディショニング利点を提供しながら毛髪を洗浄することを第１の目的として有する組成物とは対照的に、毛髪などのケラチン繊維を調整することを第１の目的として有する組成物を意味する。したがって、組成物は５重量％未満のアニオン性界面活性剤、より好ましくは５重量％未満の洗浄界面活性剤を含むことが好ましい。より好ましくは、組成物は、３重量％未満のアニオン性界面活性剤、さらにより好ましくは３重量％未満の洗浄性界面活性剤を含み、特に好ましくはアニオン性界面活性剤を含まない。

リーブオン組成物とは、組成物を毛髪に塗布した後、洗い流さないことを意味する。通常これは、使用者が夜間就寝前に毛髪に塗布する。

本発明による組成物は、０．００１〜５重量％のコンディショニング活性剤、より好ましくは０．１〜４．０重量％のコンディショニング活性剤を含む。

好ましくは、組成物は、酸中和アミドアミン界面活性剤、脂肪族アルコール、およびコンディショニングシリコーンから選択されるコンディショニング活性剤を含む。

好ましくは、酸中和アミドアミン界面活性剤は、一般式：
Ｒ１−Ｃ（Ｏ）−ＮＨ−Ｒ２−Ｎ（Ｒ３）（Ｒ４）
（式中、Ｒ１は１２〜２２個の炭素原子を有する脂肪酸鎖であり、Ｒ２は１〜４個の炭素原子を含有するアルキレン基であり、Ｒ３およびＲ４は独立して、１〜４個の炭素原子を有するアルキル基である）のものである。

好ましくは、酸中和アミドアミン界面活性剤は、ステアルアミドプロピルジメチルアミン、ステアルアミドプロピルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジメチルアミン、ステアルアミドエチルジエチルアミン、パルミトアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ミリスタミドプロピルジメチルアミン、オレアミドプロピルジメチルアミン、リシノールアミドプロピルジメチルアミンおよび混合物から選択される。

好ましくは、本発明による組成物は、０．５重量％未満のカチオン性界面活性剤を含む。より好ましくは、本発明による組成物は、０．２重量％未満のカチオン性界面活性剤を含む。

好ましくは、本発明による組成物は、０．５重量％未満、より好ましくは０．２重量％未満の、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、およびこれらの対応する水酸化物から選択されるカチオン性界面活性剤を含む。さらに好適なカチオン性界面活性剤としては、ＣＴＦＡ名称クオタニウム−５、クオタニウム−３１およびクオタニウム−１８を有する材料が挙げられる。

本発明のコンディショナーは、有利には、脂肪族アルコール材料を組み込む。コンディショニング組成物における脂肪族アルコール材料とカチオン性界面活性剤との併用は、カチオン性界面活性剤が分散したラメラ相の形成をもたらすので特に有利であると考えられる。

代表的な脂肪族アルコールは、８〜２２個、より好ましくは１６〜２０個の炭素原子を含む。好適な脂肪族アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびこれらの混合物が挙げられる。これらの材料の使用は、これらの材料が本発明の組成物のコンディショニング特性全体に寄与するという点でも有利である。

本発明のコンディショナー中の脂肪族アルコール材料の濃度は、利便上は組成物の０．０１〜５重量％、好ましくは０．１〜３重量％である。

シリコーンは、本発明の毛髪処理組成物中の特に好ましい成分である。特に、本発明のコンディショナーは、コンディショニング性能を強化するため、好ましくはシリコーンの乳化粒子も含む。シリコーンは組成物の水性マトリックスに不溶性であるため、シリコーンが分散粒子として存在する、乳化形態中に存在する。

好適なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特に、ジメチコンというＣＴＦＡ名称を有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。同様に本発明の組成物への使用に適しているのは、ジメチコノールというＣＴＦＡ名称を有する、ヒドロキシル末端基含有ポリジメチルシロキサンである。同様に本発明の組成物での使用に適しているのは、例えば、国際公開第９６／３１１８８号パンフレットに記載されている、わずかな架橋度を有するシリコーンガムである。これらの材料は、張り、ボリュームおよびスタイリング性（ｓｔｙｌａｂｉｌｉｔｙ）ならびに湿潤および乾燥時の良好なコンディショニングを毛髪に付与することができる。

乳化シリコーン自体（エマルジョンでも、最終的な毛髪コンディショニング組成物でもない）の粘度は、典型的には少なくとも１０，０００ｃｓｔである。本発明者らは、一般に粘度の増加と共にコンディショニング性能が増加することを見出した。したがって、シリコーン自体の粘度は、好ましくは少なくとも６０，０００ｃｓｔ、最も好ましくは少なくとも５００，０００ｃｓｔ、理想的には少なくとも１，０００，０００ｃｓｔである。粘度は、配合を容易にするため、１０^９ｃｓｔを超えないことが好ましい。

本発明のコンディショナーに使用するための乳化シリコーンは、組成物中で、典型的には３０ミクロン未満、好ましくは２０ミクロン未満、より好ましくは１０ミクロン未満の平均シリコーン粒径を有する。本発明者らは、粒径を減少させることにより、一般にコンディショニング性能が改善することを見出した。最も好ましくは、組成物中の乳化シリコーンの平均シリコーン粒径は、２ミクロン未満であり、理想的には０．０１〜１ミクロンの範囲である。０．１５ミクロン以下の平均シリコーン粒径を有するシリコーンエマルジョンは、一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。

粒径は、Ｍａｌｖｅｒｎ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ製の２６００Ｄ Ｐａｒｔｉｃｌｅ Ｓｉｚｅｒを使用して、レーザー光散乱技術によって測定され得る。

本発明での使用に好適なシリコーンエマルジョンは、予備乳化形態でも市販されている。

好適な予め形成されたエマルジョンの例としては、エマルジョンＤＣ２−１７６６、ＤＣ２−１７８４、ならびにマイクロエマルジョンＤＣ２−１８６５およびＤＣ２−１８７０が挙げられ、全てＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇから入手可能である。これらは全てジメチコノールのエマルジョン／マイクロエマルジョンである。架橋シリコーンガムも、配合を容易にするのに有利な予備乳化形態で入手可能である。好ましい例としては、ＤＣ Ｘ２−１７８７としてＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇから入手可能な材料があり、これは架橋ジメチコノールガムのエマルジョンである。さらに好ましい例としては、ＤＣ Ｘ２−１３９１としてＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇから入手可能な材料があり、これは架橋ジメチコノールガムのマイクロエマルジョンである。

本発明のコンディショナーに包含するためのさらに好ましいシリコーン類は、アミノ官能性シリコーンである。「アミノ官能性シリコーン」とは、少なくとも１個の一級、二級もしくは三級アミン基、または四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。

好適なアミノ官能性シリコーンの例としては、以下が挙げられる。

（ｉ）ＣＴＦＡ名称「アモジメチコン」および一般式：
ＨＯ−［Ｓｉ（ＣＨ_３）_２−Ｏ−］_ｘ−［Ｓｉ（ＯＨ）（ＣＨ_２ＣＨ_２ＣＨ_２−ＮＨ−ＣＨ_２ＣＨ_２ＮＨ_２）−Ｏ−］_ｙ−Ｈ
（式中、ｘおよびｙはポリマーの分子量に依存し、一般にはポリマーの分子量が約５，０００〜５００，０００の間となるような数である）を有するポリシロキサン。

（ｉｉ）一般式：
Ｒ’_ａＧ_３−ａ−Ｓｉ（ＯＳｉＧ_２）_ｎ−（ＯＳｉＧ_ｂＲ’_２−ｂ）_ｍ−Ｏ−ＳｉＧ_３−ａ−Ｒ’_ａ
（式中、ＧはＨ、フェニル、ＯＨまたはＣ_１−８アルキル、例えば、メチルから選択され、
ａは０または１〜３の整数、好ましくは０であり、
ｂは０または１、好ましくは１であり、
ｍおよびｎは（ｍ＋ｎ）が１〜２０００、好ましくは５０〜１５０の範囲であり得るような数であり、
ｍは１〜２０００、好ましくは１〜１０の数であり、
ｎは０〜１９９９、好ましくは４９〜１４９の数であり、
Ｒ’は式−Ｃ_ｑＨ_２ｑＬ
（式中、ｑは２〜８の数であり、Ｌは以下
−ＮＲ’’−ＣＨ_２−ＣＨ_２−Ｎ（Ｒ’’）_２
−Ｎ（Ｒ’’）_２
−Ｎ^＋（Ｒ’’）_３Ａ⁻
−Ｎ^＋Ｈ（Ｒ’’）_２Ａ⁻
−Ｎ^＋Ｈ_２（Ｒ’’）Ａ⁻
−Ｎ（Ｒ’’）−ＣＨ_２−ＣＨ_２−Ｎ^＋Ｈ_２（Ｒ’’）Ａ⁻
（式中、Ｒ’’はＨ、フェニル、ベンジルまたは飽和一価炭化水素ラジカル、例えば、Ｃ_１−２０アルキルから選択され、
Ａはハロゲン化物イオン、例えば、塩化物または臭化物である）から選択されるアミノ官能基である）の一価基である）
を有するポリシロキサン。

上記式に対応する好適なアミノ官能性シリコーンとしては、以下に示す、本発明の組成物に有用となるのに十分な非水溶性である「トリメチルシリルアモジメチコン」と称されるポリシロキサンが挙げられる。

Ｓｉ（ＣＨ_３）_３−Ｏ−［Ｓｉ（ＣＨ_３）_２−Ｏ−］_ｘ−［Ｓｉ（ＣＨ_３）（Ｒ−ＮＨ−ＣＨ_２ＣＨ_２ＮＨ_２）−Ｏ−］_ｙ−Ｓｉ（ＣＨ_３）_３
（式中、ｘ＋ｙは約５０〜約５００の数であり、Ｒは２〜５個の炭素原子を有するアルキレン基である）。好ましくは、数ｘ＋ｙは約１００〜約３００の範囲内である。

（ｉｉｉ）一般式：
｛（Ｒ^１）（Ｒ^２）（Ｒ^３）Ｎ^＋ＣＨ_２ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ_２Ｏ（ＣＨ_２）_３［Ｓｉ（Ｒ^４）（Ｒ^５）−Ｏ−］_ｎ−Ｓｉ（Ｒ^６）（Ｒ^７）−（ＣＨ_２）_３−Ｏ−ＣＨ_２ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ_２Ｎ^＋（Ｒ^８）（Ｒ^９）（Ｒ^１０）｝（Ｘ⁻）_２
（式中、Ｒ^１およびＲ^１０は同じであっても異なっていてもよく、独立して、Ｈ、飽和または不飽和の長鎖または短鎖アルキル（アルケニル）、分枝鎖アルキル（アルケニル）およびＣ_５−Ｃ_８環系から選択されてよく、
Ｒ^２−Ｒ^９は同じであっても異なっていてもよく、独立して、Ｈ、直鎖または分枝鎖の低級アルキル（アルケニル）およびＣ_５−Ｃ_８環系から選択されてよく、
ｎは約６０〜約１２０の範囲内の数、好ましくは約８０であり、
Ｘ⁻は、好ましくは酢酸イオンであるが、代わりに例えば、ハロゲン化物、有機カルボキシレート、有機スルホネートなどであってもよい）
を有する四級シリコーンポリマー。

この類の好適な四級シリコーンポリマーは、欧州特許第０５３０９７４号明細書に記載されている。

本発明の組成物での使用に好適なアミノ官能性シリコーンは、典型的には約０．１〜約８．０モル％、好ましくは約０．１〜約５．０モル％、最も好ましくは約０．１〜約２．０モル％の範囲のモル％のアミン官能性を有する。本発明者らは、アミン濃度が過度に高いと、全体のシリコーン付着、およびその結果としてのコンディショニング性能にとって有害となり得ることを見出したため、一般に、アミン濃度は約８．０モル％を超えるべきではない。

アミノ官能性シリコーンの粘度は特に重要ではなく、適切には約１００〜約５００，０００ｃｓｔの範囲であればよい。

本発明での使用に好適なアミノ官能性シリコーンの具体的な例は、アミノシリコーンオイルＤＣ２−８２２０、ＤＣ２−８１６６、ＤＣ２−８４６６、およびＤＣ２−８９５０−１１４（全てＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製）、ならびにＧＥ１１４９−７５（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｓｉｌｉｃｏｎｅｓ製）である。

同様に、非イオン性および／またはカチオン性界面活性剤を含むアミノ官能性シリコーンオイルのエマルジョンも好適である。

適切には、このような予め形成されたエマルジョンは、組成物中に、３０ミクロン未満、好ましくは２０ミクロン未満、より好ましくは１０ミクロン未満の平均アミノ官能性シリコーン粒径を有する。さらに、本発明者らは、粒径を減少させることにより、一般にコンディショニング性能が改善することを見出した。最も好ましくは、組成物中の平均アミノ官能性シリコーン粒径は２ミクロン未満であり、理想的には０．０１〜１ミクロンの範囲である。０．１５ミクロン以下の平均シリコーン粒径を有するシリコーンエマルジョンは、一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。

アミノ官能性シリコーンの予め形成されたエマルジョンは、Ｄｏｗ ＣｏｒｎｉｎｇおよびＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃなどのシリコーンオイルの供給業者からも入手可能である。具体的な例としては、ＤＣ９２９カチオン性エマルジョン、ＤＣ９３９カチオン性エマルジョン、ならびに非イオン性エマルジョンＤＣ２−７２２４、ＤＣ２−８４６７、ＤＣ２−８１７７、およびＤＣ２−８１５４（全てＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製）が挙げられる。

本発明に有用な四級シリコーンポリマーの例は、Ｇｏｌｄｓｃｈｍｉｄｔ製の材料Ｋ３４７４である。

本発明の組成物に組み込まれるシリコーンの総量は、所望のコンディショニングの濃度および使用される材料に依存する。好ましい量は全組成物の０．０１〜約５重量％であるが、これらの値は絶対的ではない。下限値は、コンディショニング性を得るための最小濃度により決定され、上限値は毛髪および／または皮膚が許容外に脂っぽくならないための最大濃度により決定される。

好ましくは、全組成物の０．３〜４重量％、好ましくは０．５〜３重量％を占める組成物が、好適な濃度である。

第３の態様では、上記のようなデバイスを含むヘアケア組成物のためのパッケージが提供される。

好ましくは、パッケージはボトルまたはトトルのようなスクイーズ容器であり、シャンプー、リンス・オフ・コンディショナー、リーブ・オン・コンディショナー、夜用トリートメント、ムース、ジェル、およびスタイリング組成物から選択される製品を収容する。

好ましくは、パッケージはスクイーズ容器のための二次包装である。このような二次包装は、通常、カートンパックまたはブリスターパックであり、デバイスはカートンパックまたはブリスターパックの一部であってよい。

デバイスは、前記パッケージから着脱可能であることが好ましい。これにより、消費者がすぐさま自発的にデバイスを使用できるので、消費者の関与が向上する。

第４の態様では、
毛髪試料に触れること（Ａ）と、
請求項１〜５のいずれかに記載のデバイス上の１つ以上の粗面パッチに触れること（Ｂ）、
または
請求項１〜５のいずれかに記載のデバイス上の１つ以上の粗面パッチに触れること（Ｂ）と、
毛髪試料に触れること（Ａ）、
任意選択で工程Ａまたは工程Ｂを繰り返すこと、
その後、どの粗面パッチが毛髪試料と粗さが類似しているかを判断すること
により、毛髪の状態を評価するための方法が提供される。

好ましくは、この方法は自己評価によって得られた評点に基づいて製品推奨を行うことをさらに含む。たとえば、評価者が毛髪の損傷を判断する場合、それに従って損傷修復に好適な組成物を推奨する助言を行ってもよい。

以降では、以下の非限定的な図を参照して、本発明の実施形態を説明する。

用いられるカードの斜視図である。 類似するデバイスの平面図である。 二次包装の一部としてのデバイスの斜視図である。 ヘア処理組成物用のボトルの一部としてのデバイスの側面図である。

詳細には、図１は一連の粗面パッチ（２）および各パッチの粗さを評価者に示すインジケータ（３）を備えるカード（１）を示している。評価する毛髪試料の粗さと最も一致する粗面パッチを評価者が決定するまで、評価者の指（４）でパッチ上を摩擦する。

図２は、類似するカード（１）の平面図を示している。インジケータは、粗さに応じた肯定（３Ａ）または否定（３Ｂ）の結果を示すカリカチュアである。

図３は、側壁にデバイス（１）を含む、ヘア処理組成物のための二次包装を示す。デバイス（１）は、粗さを示す印（３）のついた、一連の粗面パッチ（２）を有し、それによって毛髪試料の状態が評価される。

図４は、デバイス（１）を外壁の一部として備えるボトル（６）を示す。

Claims (12)

1. 毛髪試料の相対的な状態に関する指標を使用者に提供するため、使用者が触れることにより前記毛髪試料の粗さと比較することができる、粗さが漸増する一連の粗面パッチを含む、自己評価デバイス。
2. 少なくとも１つの前記パッチが、手触りがざらざらした、垂直方向の表面不規則性を含む、請求項１に記載のデバイス。
3. 少なくとも１つの前記パッチが、表面質感を含まないか、または実質的に含まない、請求項１または２に記載のデバイス。
4. 前記一連の粗面パッチが、２〜１６のパッチ、より好ましくは６〜１０のパッチを含む、請求項１〜３のいずれかに記載のデバイス。
5. 前記パッチが、１〜１０ｃｍ^２であり、好ましくは２〜６ｃｍ^２である、請求項２〜６のいずれかに記載のデバイス。
6. ヘアケア組成物および上記のような自己評価デバイスを含むキット。
7. 前記ヘアケア組成物が繊維活性剤またはコンディショニング活性剤を含む、請求項６に記載のキット。
8. 請求項１〜５のいずれかに記載のデバイスを含むヘアケア組成物のためのパッケージ。
9. 前記パッケージがボトルまたはトトルのようなスクイーズ容器である、請求項８に記載のパッケージ。
10. スクイーズ容器のための二次包装である、請求項８または９に記載のパッケージ。
11. 前記デバイスが前記パッケージから着脱可能である、請求項８〜１０のいずれかに記載のパッケージ。
12. 毛髪試料に触れること（Ａ）と、
    請求項１〜５のいずれかに記載のデバイス上の１つ以上の粗面パッチに触れること（Ｂ）、
    または
    請求項１〜５のいずれかに記載のデバイス上の１つ以上の粗面パッチに触れること（Ｂ）と、
    毛髪試料に触れること（Ａ）、
    任意選択で工程Ａまたは工程Ｂを繰り返すこと、
    その後、どの前記粗面パッチが前記毛髪試料と粗さが類似しているかを判断すること
    により、毛髪の状態を評価するための方法。

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