JP2004527730A - 毛髪の状態を評価するための方法、装置、及びシステム - Google Patents

Abstract

（ａ）摩擦部材を提供すること；（ｂ）毛髪を貫いて引っ張り、摩擦音信号を生じること；及び（ｃ）ノイズセンサーにより信号を捕捉することを含む毛髪試料において摩擦を測定する方法。複数の歯を有する櫛手段、及び毛髪に通して櫛手段を通過させることによって生じる摩擦音を捕捉するために配置されるノイズセンサーを含む、前記方法において用いるのに好適な装置。
（ａ）カテゴリーを定義すること；（ｂ）カテゴリーにおいて標準試料が前記方法を受けたとき摩擦音信号の標準トレースの代表を各カテゴリーに関連付けること；（ｃ）カテゴリーの１つに試料を割り当てること；（ｄ）試料において前記方法を実行すること；（ｅ）生じた摩擦音信号をトレースとして視覚的に表示すること；及び（ｆ）カテゴリーに関連付けた標準トレースと試料のトレースを比較することを含む、毛髪試料においてダメージのレベルを評価するためのシステム。

Description

【０００１】
（技術分野）
本発明は、毛髪の状態を評価するための、特に毛髪におけるダメージの度合いを評価するための装置、方法、及びシステムに関する。
【０００２】
（背景）
ヘアケアの分野では、消費者の毛髪の状態を評価することがしばしば重要である。
特に、毛髪によって受けているダメージの度合いを評価できることに価値があることが多い。毛髪が、例えば、ブラッシング、漂白、パーマ、毛染めなどの結果としてダメージを受けると、毛髪繊維の表面はさらに粗くなることが知られている。平滑度におけるこの減少は、毛髪繊維の最外層である、外皮の構造における変化から生じると考えられている。
毛髪を特定の条件にさらすことによって生じる摩擦の度合いを測定することにより、粗さ及び含蓄的にダメージを評価することが知られている。例えば、平滑度の測定として、通常櫛通りの容易さが使用される。もつれを取るのに必要とされる力の櫛通り試験では、毛髪繊維の束を使用して、それに櫛を通すことにより、摩擦、粗さ、及びダメージを評価するのが常である。
【０００３】
欧州特許出願ＥＰ−Ａ−９６５，８３４は、化粧品が皮膚、毛髪、膜組織、及び目に及ぼす影響を評価する、摩擦測定機器を記載している。この機器は、プローブ上の変形可能なアセンブリの変形手段によって摩擦を評価する。
日本特許出願ＪＰ６３／１６３１４３は、前進及び後退摩擦力を比較することによって毛髪のダメージの程度を測定する。これらの力はトルク計手段によって測定する。
日本特許出願ＪＰ６２／２７３４３３では、流体を毛髪の束上の乱流に通過させること、及び流体中の圧力損失を検出し摩擦を測定することにより、毛髪間の摩擦を測定する。
毛髪の表面摩擦の便利な測定及び分析ができるシステムを提供できることが望ましい。毛髪タイプの範囲を越えて、ダメージのレベルにこれを関連付ける手段を提供することも望ましい。
【０００４】
（詳細な説明）
方法
本発明の第１の態様に従って、摩擦部材を提供すること、１束の毛髪に摩擦部材を通して引っ張り、それによって摩擦音信号を生じること、及びノイズセンサーによって摩擦音信号を捕捉することを含む、１束の毛髪繊維により生じる摩擦を測定する方法を提供する。一般に、捕捉されるノイズ信号は表示することができる形態に変換される。次いで、変換された信号は表示手段を用いて表示される。かかる手段には、コンピュータ画面、ブラウン管ディスプレイ装置、及び液晶表示装置から成る群から選択される表示画面が挙げられてもよいが、これに限定されない。
本発明では、１束の毛髪によって生じる摩擦を測定する。毛髪は、いかなる哺乳類のものであってもよく、好ましくはヒト、イヌ、ウマ、又はネコのものであってもよく、さらに好ましくはヒトの毛髪であってもよい。１束の毛髪は毛髪試料又はヘアピースであってもよいが、好ましくは消費者の頭上で成長している毛髪である。
【０００５】
当該方法においては、摩擦部材及びノイズセンサーの双方を用いることが必要である。個々の毛髪の表面上で接触し、通過するように、１束の毛髪に通して摩擦部材を引っ張る。これによって摩擦部材と毛髪間に摩擦が生じる。生じる摩擦音は、摩擦部材と毛髪表面との間の摩擦のレベルに依存していると考える。
摩擦部材は、一般に堅い素材、好ましくはポリマー素材から成形される。例えば、それは高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）から形成されてもよい。
摩擦部材は、好ましくは複数、好ましくは少なくとも３個、さらに好ましくは少なくとも４個の歯を有する櫛手段の形態である。普通、櫛手段は、普通の櫛の使い方で毛髪の束を通す。これは、評価される被験者によって行ってもよいし、別人によって行われてもよい。
生じた摩擦音信号を、摩擦音センサー、好ましくはマイクロフォンによって捕捉する。マイクロフォンは、例えば、標準的な電子マイクロフォンであってもよいし、雑音消去マイクロフォンであってもよい。
【０００６】
一旦摩擦音が収集されると、任意の好適なやり方で表示し分析することができる。好ましくは、視覚的表示ユニットも提供され、センサーによって感知された摩擦音を信号に変換し、次いでそれを視覚的表示ユニットに移し、表示する。例えば、それは、時間に対する音の振幅点のトレースの形態で表示されてもよい。この変換は既知の手段を用いて達成してもよい。
１束の毛髪に通して摩擦部材を引っ張ることによって生じる摩擦音が、１束の毛髪に通して摩擦部材を引っ張るのと同時に表示されるように、好ましくは、信号の表示は実質的に瞬間的である。
前記方法において、表示される摩擦音信号は、１束の毛髪に通した摩擦部材の１回の通過によって得られる。あるいは、２回以上、毛髪に通して摩擦部材を引っ張ってもよい。結果は累積してもよいし、平均してもよい。
【０００７】
本明細書で提供される発明の方法は単独で適切に実行してもよいが、毛髪のダメージを評価するその他の方法と組み合わせてさらに実行してもよい。本明細書の方法と組み合わせるのに追加するかかる方法には、被験者による直感的な自己評価、被験者又は美容相談員のような別人による視覚的又は物理的評価、毛髪のダメージを測定するその他の装置を用いる評価、毛髪の化学的評価、例えば、被験者の毛髪におけるシステインのジスルフィド結合の壊れた量と壊れていない量を評価すること、及びこれらの組み合わせが挙げらるが、これに限定されない。本明細書に用いるのに好適な毛髪のダメージを測定する方法には、特定の条件に毛髪をさらすことによって生じる摩擦の度合いを測定することにより、粗さ、含蓄的にダメージを評価する装置を採用する方法が挙げられるが、これに限定されない。例えば、平滑度の測定として、通常櫛通りの容易さが使用される。
もつれを取るのに必要とされる力の櫛通り試験では、毛髪繊維の束を使用してそれに櫛を通すことにより、摩擦、粗さ、及びダメージを評価する。
【０００８】
装置
本発明は、第２の態様において、第１の態様の方法において使用するのに好適な装置も提供する。前記装置は、複数の歯を有する櫛手段及び摩擦音センサーを含む。好ましくは、装置は全体として、手で用いるのに好適であるように設計される。それは伸長することが多い。櫛手段は、一般に伸長する装置の一方の端に置かれる。
好ましくは、装置は少なくとも２つの分離可能な部品で提供される。この場合、第１の部品は櫛手段を含み、第２の手段は、摩擦音センサー、及び必要に応じて摩擦音センサーによって検出された信号を視覚的表示ユニットに転送可能な信号に変換するための手段を含有する筐体を含む。
生じた摩擦音に対する最適な感度を達成するために、櫛手段にノイズセンサーを近接すべきである。しかしながら、一般にそれは櫛手段に接触すべきではない。
【０００９】
従って、一般に２つの構成部分の接触を防ぐために、ノイズセンサーと櫛手段との間に保護手段が提供される。これは、保護用であり、毛髪と櫛手段の接触により生じる摩擦音信号が通過できる一方、櫛手段とノイズセンサーの接触を防ぐように作用する、いかなる素材から作製されてもよい。
櫛手段と毛髪によって生じる摩擦音信号を検出する目的で、約５０Ｈｚ〜約５ｋＨｚの範囲における周波数の検出が好ましいと考える。
本発明に基づいた装置を図１〜４に例示する。装置１は伸長する形状として示されている。それは自由端２において歯４を有する櫛手段３を有する。櫛はＨＤＰＥから成形されてもよい。装置１は、使用前、使用と使用の間、使用後は、例えば、磁気スタンド上に保管してもよい。
毛髪の試料を貫く歯の通過が、マイクロフォン５により検出される摩擦音を生じる。マイクロフォン５と櫛との間は、発泡体、好ましくは連続気泡の発泡体から形成される保護手段６である。マイクロフォン５は、生じた摩擦音を、ケーブル８に沿って視覚表示に信号を変換するための手段（示さず）に渡す電気信号に変換する回路基板７に接続される。使い易いように、ケーブル８は伸縮自在に置かれてもよい。
【００１０】
装置１は、マイクロフォン５がいつでも信号を検出するように構築される。
摩擦音信号の表示及び／又は録音が生じるべきであることを示すために、スイッチカバー１０を押すことによりスイッチ９を切り替えることができる。
録音は、その信号を光管１２によって外から見える「オン／オフ」のＬＥＤによって示される。
マイクロフォン及び回路基板は、取り外し可能に櫛３に接続される保護用筐体１３に含有される。櫛３は、例えば、ねじることによって取り外されてもよい。これは、洗浄のために櫛を取り外したり、新しい櫛と入れ換えてもよいという利点を有する。
【００１１】
毛髪に櫛を入れることによって生じる摩擦とその毛髪へのダメージとの間には関係があることが判っているが、本発明におけるように、摩擦レベルを評価するのに摩擦音が用いられる場合、これだけが重要な因子ではないことを見い出した。摩擦音の発生は摩擦レベルの正確な指標となるが、摩擦の増加がダメージのある及び／又は粗い毛髪表面によるものなのか、又はその他の因子（例えば、巻き毛）によるものなのかを評価するためには、調べる毛髪の特徴を判定することが重要であることを見い出した。これによって、いかなる特定の毛髪試料（例えば、個々の消費者の毛髪）も、その特定の毛髪試料におけるダメージのレベルを正確に分析できることを見い出した。本発明では、櫛手段が試料を貫いて通過するときの振幅点における変化によって、単一の試料の中で摩擦及びダメージのレベルが変化するのが観察されてもよい。
【００１２】
システム
従って、本発明の第３の態様に基づいて、以下を含む、毛髪の試験試料におけるダメージのレベルを評価するためのシステムを提供する。
【００１３】
毛髪カテゴリーＨの設定数を定義すること
毛髪カテゴリーにおける標準試料を上記の方法にかけた場合、生じた摩擦音信号の標準トレースＴの代表的なものを各毛髪カテゴリーＨに関連付けること、
設定カテゴリーＨｔの１つに試験毛髪試料を割り当てること、
毛髪の試料において上記の方法を実行すること、
トレースとして生じる摩擦音信号を画面上に視覚的に表示すること、
及びカテゴリーＨｔに関連付けられた標準トレースＴと試料のトレースＴｔを比較すること。
このシステムでは、毛髪の多数の設定カテゴリーを定義することが必要である。
これらのカテゴリーは、摩擦を生じさせる傾向によって定義される。例えば、システムの１つでは、３つのカテゴリー：高い摩擦、中程度の摩擦、及び低い摩擦を設定することができる。
【００１４】
次いで、関連する因子に従って設定されたこれらのカテゴリーの１つに、種々のタイプの毛髪を割り当てる。民族的出身（例えば、毛髪が欧米人、アジア人、又はアフリカ人のものであるかどうか）；ウエーブ（毛髪が直毛か、カールしているか、又は縮れているか）；毛髪が予めトリートメント（パーマ、漂白、又は毛染め）を受けているかどうかからこれらの因子を選択してもよい。従って、本発明のこの態様は、少なくとも部分的には、摩擦音のレベルはダメージレベルだけでなく、その他の毛髪の特徴に依存するという認識に基づく。
標準トレースが各カテゴリーに関連付けられる。このトレースが、上記の方法を受けた場合の定義されたカテゴリーにおける毛髪試料によって生じることが予想される摩擦音の図である。
本発明のシステムでは、ヘアピースであってもよいが、一般には消費者の頭上で成長している毛髪である、調べられるべき毛髪試料が、上で議論した因子に従って事前に定義されたカテゴリーの１つに割り当てられる。
【００１５】
次いで、一般に上記の標準トレースを生じるのに実行されたのと実質的に同じ方式で、調べられるべき試料上で本発明の方法が実行される。生じた摩擦音信号を画面にトレースとして表示し、この試料トレースを標準トレースと比較する。次いで、毛髪試料が、上記の特徴から予想されるものより多く又は少なくダメージを受けているかどうかを評価することができる。
重要な因子は、生じた摩擦音の振幅点である。特に、振幅点と時間との間の関係のグラフとしてトレースが提示される場合、曲線下面積は一般に摩擦レベルに比例する。
従って、このシステムは、その特徴の結果として予想されるべき摩擦レベルを考慮しつつ、いかなる特定の毛髪試料においてもダメージのレベルを正確に評価することができるという利点を有する。例えば、未処置の（処理していない）直毛は、未処置のカールした毛髪よりも生来、低いレベルの摩擦音を生じる。従って、毛髪上におけるトリートメント製品の使用に関する必要性を評価するためには、関連するカテゴリーの毛髪に対して予想される摩擦音の生来のレベルを事前に決定することが重要である。
【００１６】
例えば、本発明に基づいた方法における事前に定義されるカテゴリー及び標準トレースとして用いられるトレースとして、図５〜１０に描かれた毛髪カテゴリーを用いてもよい。図５は、欧州人のパーマをかけた白髪の標準トレースを示す。図６は、欧州人のカールした茶色の毛髪の標準トレースを示す。図７は、アジア人の茶色の毛髪の標準トレースを示す。図８は、白髪の標準トレースを示す。図９は、欧州人のパーマをかけ、漂白した茶色の毛髪の標準トレースを示す。図１０は、欧州人の未処置の茶色の毛髪の標準トレースを示す。摩擦のレベルは図５から図１０へと減少する。これは、トレース及び一般にトレースの振幅点の下面積に比例する。
このシステムは消費者が直接用いることもできるが、好ましくは、例えば、店又はサロンにおいて職人又はアドバイサーによって適用される。評価が行われた後、毛髪のための適当なトリートメントがさらに提案されてもよいことが熟考される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に基づいた好ましい装置の上からの横断面図である。
【図２】同一装置の末端図である。
【図３】同一装置の側面からの横断面図である。
【図４】同一装置の分解立体図である。
【図５】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。
【図６】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。
【図７】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。
【図８】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。
【図９】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。
【図１０】毛髪の６つの異なったカテゴリーの試料トレースを示す。

Claims (16)

1. １束の毛髪において摩擦を測定する方法であって、
   （１）摩擦部材を提供することと、
   （２）１束の毛髪を貫いて摩擦部材を引っ張り、それによって摩擦音信号を生じることと、
   （３）ノイズセンサーによって摩擦音信号を捕捉することと
   を含むことを特徴とする方法。
2. １束の毛が哺乳類被験体のものであり、好ましくは１束の毛がヒト、イヌ、ウマ、及びネコから成る群から選択される被験体のものであり、さらに好ましくは１束の毛がヒト被験体のものである請求項１に記載の方法。
3. 表示手段を介して摩擦音信号を視覚的に表示することをさらに含み、好ましくは表示手段が、コンピュータ画面、ブラウン管装置、及び液晶表示装置から成る群から選択される請求項１又は２に記載の方法。
4. 摩擦音信号が、経時的に音の振幅点の変動を示すトレースの形態で表示される請求項３に記載の方法。
5. ノイズセンサーにより摩擦音信号を捕捉すること、及び摩擦音信号を視覚的に表示することが同時に生じる請求項３又は４に記載の方法。
6. 毛髪のダメージの程度を評価するのに生じた摩擦音信号を用いることをさらに含む請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 摩擦音センサーが５０Ｈｚ〜５ｋＨｚの周波数範囲で音を検出する請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. 複数、好ましくは３個、さらに好ましくは４個の歯を有する櫛手段である摩擦部材、及び１束の毛髪に櫛手段を通すことによって生じる摩擦音を捕捉するように配置される摩擦音センサーを含む請求項１〜７のいずれか一項の方法で用いるのに好適な装置。
9. 歯が堅いポリマー素材、好ましくは高密度のポリエチレンから成形される請求項８に記載の装置。
10. 取り外し可能に取り付けられた２つの部分から形成され、第１の部分が櫛手段を含み、第２の部分が摩擦音センサーを含有する請求項８又は９に記載の装置。
11. 櫛手段と摩擦音センサーとの接触を妨げるために、櫛手段と摩擦音センサーとの間に位置する保護手段を含み、好ましくは該保護手段が発泡体から形成される請求項８〜１０のいずれか一項に記載の装置。
12. 摩擦音センサーがマイクロフォンである請求項８〜１１のいずれか一項に記載の装置。
13. 毛髪の試験試料でダメージのレベルを評価するためのシステムであって、
    毛髪カテゴリーＨの設定数を定義することと、
    毛髪カテゴリーにおける標準試料を請求項１〜７のいずれか一項の方法にかけた場合、生じた摩擦音信号の標準トレースＴの代表的なものを各毛髪カテゴリーＨに関連付けることと、
    設定カテゴリーＨｔの１つに試験毛髪試料を割り当てることと、
    試験毛髪試料において請求項１〜７のいずれか一項の方法を実行することと、
    トレースとして生じる摩擦音の信号を表示画面上に視覚的に表示することと、
    カテゴリーＨｔに関連付けられた標準トレースＴと試料のトレースＴｔを比較することと
    を含むシステム。
14. それぞれ別々のトレースＴに関連付けられる少なくとも３つの異なった設定カテゴリーＨを定義することを含む請求項１３に記載のシステム。
15. 設定カテゴリーの１つへの試験毛髪試料の割当てが、１つ以上の以下の要因：民族的出身、ウエーブ、及び過去のヘアトリートメントを考慮して行われる請求項１３又は１４に記載のシステム。
16. 試験毛髪試料が被験体の先端で伸びている請求項１３〜１５のいずれか一項に記載のシステム。

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