JP2016514500A - 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション - Google Patents

着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション Download PDF

Info

Publication number
JP2016514500A
JP2016514500A JP2016503360A JP2016503360A JP2016514500A JP 2016514500 A JP2016514500 A JP 2016514500A JP 2016503360 A JP2016503360 A JP 2016503360A JP 2016503360 A JP2016503360 A JP 2016503360A JP 2016514500 A JP2016514500 A JP 2016514500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workstation
monitor
seat back
input device
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016503360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016514500A5 (ja
JP6478972B2 (ja
Inventor
ヴォイト,チェ
スペイチャー,ジョン,エム.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sv Tool Corp
Original Assignee
Sv Tool Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sv Tool Corp filed Critical Sv Tool Corp
Publication of JP2016514500A publication Critical patent/JP2016514500A/ja
Publication of JP2016514500A5 publication Critical patent/JP2016514500A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6478972B2 publication Critical patent/JP6478972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/62Accessories for chairs
    • A47C7/72Adaptations for incorporating lamps, radio sets, bars, telephones, ventilation, heating or cooling arrangements or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/022Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts
    • A47C1/024Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts, being the back-rest, or the back-rest and seat unit, having adjustable and lockable inclination
    • A47C1/0242Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts, being the back-rest, or the back-rest and seat unit, having adjustable and lockable inclination by electric motors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/036Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a head-rest
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/036Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a head-rest
    • A47C1/037Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a head-rest in combination with a leg-rest or foot-rest
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/004Chair or stool bases for chairs or stools with central column, e.g. office chairs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/62Accessories for chairs
    • A47C7/72Adaptations for incorporating lamps, radio sets, bars, telephones, ventilation, heating or cooling arrangements or the like
    • A47C7/723Adaptations for incorporating lamps, radio sets, bars, telephones, ventilation, heating or cooling arrangements or the like with display screens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B83/00Combinations comprising two or more pieces of furniture of different kinds
    • A47B83/02Tables combined with seats
    • A47B2083/025Computer workstation with integrated seat

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【構成】本発明は、基部、上記基部に固定された実効的なでん部軸、上記のでん部軸を中心として回転するシートボトム、上記実効的なでん部軸を中心として回転するシートバック、上記シートバックに位置が固定された実効的な肩部軸、上記シートバックに位置が固定された実効的な肘部軸、モニター取り付け台を有し、このモニター取り付け台が上記肩部軸を中心として回転するように構成されたモニター支持体、および入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイが上記肘部軸を中心にして回転するように構成された上記入力装置トレイ支持体を有する人間工学的なワークステーションを提供するものである。広い範囲の作業領域で動作している間、目/モニター距離が一定であり、ユーザーの頭部とモニターとの角度が一定である。作業動作全体を通じてユーザーの肘部と入力装置との間の距離が一定である。【選択図】図1

Description

本発明は全体としてはコンピュータワークステーションに関し、具体的にはコンピュータシステムおよびスクリーンとの長時間のインターアクション(対話)を始めとする人間工学的に有利な作業環境を向上させる調節自在なワークステーションに関し、より具体的には、起立姿勢、着座姿勢およびリクライニング姿勢などの各姿勢を通してヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体、入力装置支持体およびワークトレイの調和した(coordinated and harmonized)動作を確保する調節自在なチェア、モニター、入力装置支持体およびワークトレイを有する人間工学的ワークステーション(ergonomic workstation)に関する。
仕事であれ、また余技であれ、一般的にある種のデスクまたはコンピュータ支持ワークステーションに着座した状態で、入力装置およびビデオディスプレーを介するコンピュータとの直接対話時間(間接的には、ネットワークを介して接続されたコンピュータとの対話時間)がますます長くなっている。何時間も背筋を立てた座位において比較的動かず、時には小さく付随的に位置を変え、その間ずっと異なる程度の不快なストレスのある位置に腕、手、背中や首を保持した状態でスクリーンを見つめ、かつ手指を繰り返し細かく動かさなければならない。この結果、職場を原因とする反復運動(repetitive motion)や過剰使用(overuse injuries)による症状(epidemic)が広がっている。これに関する生産性や金銭上のコストは社会的にも、経済的にも重要である。
ヒューマンファクターに関する専門家は数十年間にわたって作業空間をユーザーおよびジョブに応じた具体的な物理的寸法および好みに合わせることによってユーザーの疲労および怪我などを抑えるか、あるいはなくす人間工学的なオフィスや住宅向けの家具を開発することに従事してきている。怪我などの防止とは別に、従業員の生産性やモラルの向上も期待されている。居住環境やレクリエーション環境では、快適さ、ゲームの多様性やゲームの性能についての向上が期待されている。
上記の問題に対処するために、以下に記載するように、いくつかの人間工学的ワークステーションやワークステーション構成要素が設計されている。
Dragusinを発明者とするUSPNo.7,322,653には、垂直に調節自在な下部構造体、傾動自在なシート、およびシートから独立して傾動できる傾動自在なバックレストを有するビデオゲームおよびコンピュータワークステーションに好適なチェアが開示されている。このチェアの場合、バックレストを後ろに傾けると、シートが前進し、シートの後端が第1の距離下に傾き、シートの前端が第2の距離下に傾く。バックレストを前に傾けた場合には逆になる。支持アセンブリーの周辺装置に対しても傾動機構が設けられているが、シートと支持アセンブリーの調和動作に関しては記載がない。
Kiellandを発明者とする米国特許出願第2007/0278834号明細書には、人間工学的に調節自在なチェアとともに使用できるワークステーションであって、基部、ワークプラットフォーム、および基部とワークプラットフォームとの間の支持部材を有するワークステーションが開示されている。このワークステーションは支持部材に調節自在に固定された一対のレッグレストを有するため、ユーザーが脚部を十分に伸ばしても、脚部を快適に支持することができる。チェアの高さおよび着座角度に対する調節と協調してワークプラットフォームの角度および位置を調節できるため、コンピュータ操作中ユーザーの姿勢を最適化できる。
Marchandを発明者とするUSPNo.7,992,249には、可変角度位置機構に埋設したモジュラー式オフィスデスクおよびチェアセットが開示されている。この機構によってユーザーがデスクおよびチェアの必要な傾動角度を設定でき、ワークステーションの各要素の他の要素に対する他の角度位置および位置も設定することができる。従って、この公報に記載されている発明によれば、ユーザーに複数方向において複数レベルの自由度が与えられているため、ワークステーションの向きおよび位置をカスタマイズできる。
Wynを発明者とするUSPNo.6,092,868には、支持基部にバックレスト、シート、レッグレストおよび一対のアームレストが支持されているリクライニングチェアを有するコンピュータワークステーションが開示されている。チェアにコンピュータを取り付け、各アームレストにキーパッドを回転自在に取り付けてコンピュータを制御する。バックレストにピボット動作可能に接続したモニターをコンピュータに電気的に接続して、コンピュータからの画像を表示する。
Zvolenaを発明者とするUSPNo.7,887,103には、時間制御式自動プログラムを介して一緒にピボット動作するチェアおよびオペレータ機器を有するワークステーションが開示されている。この場合、オペレータ機器に対するチェアの向きはピボット動作中維持される。
上記公報に開示されている装置以外にも、すべてが一般の市場で出回っているわけではなく、あるいは商品化できるわけではないが、少なくとも本発明の全体としての方向にある多数の人間工学的ワークステーションが存在している。これらの中には、イスラエル、HerzelyahのNethrone社のNethrone(Classic)Workstationがある。このワークステーションはアーチ形レールに調節自在かつ滑り自在に取り付けられたシートを備え、かつ傾動自在なバックレストを有するマッサージチェアを有する。アーチ形架台にはビデオディスプレーが装着され、これは垂直に調節され、シートおよびバックレストの調節と調和して傾動する。なお、すべての調節は手動であり、相互に独立している。
Virginia州FairfaxのGravitonus社のiClubbyワークステーションは、いずれもが向きが垂直のリングに取り付けられたシート、ディスプレー支持体、キーボードおよび入力トレイおよびアームレストを備えたコンピュータワークステーションであり、これら要素はいずれもリクライニング位置に回動または傾動でき、着座面、作業空間面および要素は調和動作する。
カナダ、Quebec州、QCのMWE LabのEmperor1510ワークステーションおよびEmperor200ワークステーションは、それぞれ独立した調和モニターおよびシート調節できるものである。姿勢範囲は、完全に背筋を立てた着座位置から完全なリクライニング位置即ち仰向き位置までである。ところが、これらシステムは手が出せないほど高く、現時点で前者は6,000ドル程、後者は50,000ドル程である。
以上の製品それぞれが高級で贅を尽くしたワークステーションと特徴づけることができ、また多くは大半の消費者にとって風変わりで(場合によって見栄っ張りな)ものとみなされることには疑問の余地がない。いくつかの製品は着座位置からリクライニング位置まで広い範囲の姿勢位置を担保するものではあるが、いずれもユーザー、モニター(複数の場合も)、入力装置および作業領域における動きについて、ユーザーが完全なリクライニング位置だけでなく完全な起立位置を達成した状態で完全な調和を実現できるものではない。実際、各種ワークステーションの動きを調和させるために、従来装置は本質的にユーザーに全体としては着座および僅かなリクライニングに好適な固定姿勢を取らせるものであるが、完全なリクライニング位置においては人間工学的に健全ではない。さらに、極端な直立位置を取った場合には、これら製品はどこかレクリエーション性を帯びた印象を与る。即ち、ユーザーが半リクライニング位置やリクライニング位置にあるときには、あたかも遊んでいるように見え、ユーザーにとっても同じである。これは部分的に製品設計者による設計上の好みによるものであるが、一部はワークステーションチェアの技術的な特徴に固有なものである。即ち、外見においてこれら製品は通常のタスクチェアとは全然異なり、その普通ではない外見においては贅沢性やレクリエーション性あるいは両方が目立ちがちになり、それ自体家具の購入決定権をもつデパートのマネージャーやその他の管理者から抵抗を受けることは確実である。例えあるワークステーションが作業効率の点で万全であっても、雇用側からみて、職場で社員がレジャーにふけっているという印象を同僚や訪れてくる同業者に与えることは望まないはずである。
USPNo.7,322,653 米国特許出願第2007/0278834号明 USPNo.7,992,249 USPNo.6,092,868 USPNo.7,887,103
本発明は、機能性や多様性において上記のどの従来製品をも凌駕し、かつ価格もきわめて安い製品を提供するものである。さらに、本発明は贅沢感や遊び感を与えるものではない。これらはいずれも本発明ワークステーションの着座部分のタスクチェアの全体的な設計を適用することによって実現可能である。
なお以上の説明から、人間工学的なワークステーションは、着座姿勢、デスク装置、コンピュータ周辺取り付け装置および調節システムやこれらの組み合わせに焦点を当てた状態で、多数の各種方法で人間工学的ワークステーションが設計されてきたことを理解できるはずである。ところが、特許明細書としての紙上のプロトタイプであるか、市場に実際に出回っている製品であるかに関係なく上記に例示したシステムそれぞれを始めとする既存のシステムはいずれも本発明のワークステーションの特徴を備えるものではない。具体的に説明すると、ユーザーが他の装置の助けを借りことなく、またかなり時間をかけることなく、着座姿勢、起立姿勢、リクライニング姿勢で、また一人かそれ以上の同僚がワークステーションの傍らに立っている状態で作業を行い、またユーザーと各種の入力装置との間の人間工学的な関係や2台以上のビデオディスプレーモニターとの人間工学的な関係を最適化した状態で作業を行うことを可能にするシステムは知られていない。
本発明は、ユーザーがコンピュータワークステーションにおいてコンピュータ周辺装置と如何に対話するかについて長い間詳しく行った研究から得た数多くの知見を具体的に検討し、総合して得た技術思想に基づくものである。この結果、広い範囲の位置および姿勢を通してユーザーにきわめて自然な作業環境を担保する人間工学的ワークステーションを実現したものである。本発明装置は(シートボトム、バックレスト、ヘッドレスト、レッグレストそして適宜採用するアームレストを有する)調節自在なタスクシート、並びにモニター支持体およびワークトレイ支持体を有し、起立、着座およびリクライニングを始めとする各種姿勢を通してユーザー頭部および腕部の、高度に調和の取れた状態での動作を可能にするものである。第1の好適な実施態様では、本発明のワークステーションは一つのアームを使用し、これにワークステーションモニター、キーボードトレイ、およびミニディスクワーク面を取り付け支持する。第2の好適な実施態様では、第1支持アームにモニターを設け、第2支持アームに入力装置トレイおよび任意のワーク面を設ける。
本発明の好適な各実施態様において、ワークステーションは所定範囲の作業位置(以下動作領域(zones of operation or operative zones)とも呼ぶことがある)全体を通して身体とワークステーションとの間に最適な運動学的関係を築き、これを維持保存する。目的の動作を実現するためには、ワークステーションの4本バーからなるリンク機構のピボット軸が身体の対応する実効的なピボット点(またはピボット軸)に対して正確に整合するように構成する。ワークステーションの第1軸がシートバックおよびシートボトムの軸になる。これらが、ヒト身体の実効的な胴部/大腿部ピボット軸と正確に整合する回転軸を共有し、このピボット軸がでん部関節大腿骨頭部(従って以下“実効的なでん部軸”あるいは“シートバック軸”とも呼ぶことがある)のほぼ中心を通る。ワークステーションの第2軸がモニター/シートバック回転軸になり、この軸が、試験中に肩部の関節窩上腕関節(従って以下“頭部回転軸”、“肩部ピボット軸”あるいは“モニター軸”とも呼ぶこともある)を通る軸に正確に整合してほぼC7において背骨を通ることが判明した身体の実効的な頭部/大腿部ピボット軸に全体として正確に整合する。第3の軸が入力装置支持トレイ/シートバック回転軸になり、これは実効的なヒトの前腕部/胴部ピボット軸であり、このピボット軸は腕部を身体の脇で伸ばした時に肘部関節小頭部のほぼ中心を通る(従って以下“肘部軸”あるいは“入力装置トレイ軸”呼ぶことがある)軸である。
ワークステーションと解剖学的軸を整合、即ち結合するために、ワークステーションピボットハードウェアを全体として軸(に正確に整合した)を通るレベルに実質的に設ければよい。以下に説明するように、これは第2の好適な実施態様では純粋な機械的な方法によればよい。また、第1の好適な実施態様の場合と同様に、以下に詳しく説明するように仮想的なピボット軸を想定することによってもよい。
従って、本発明の第1であって主要な目的および作用効果は、ユーザーの起立位置から完全なリクライニング位置にわたって連続的にユーザーの快適感を担保することである。
本発明のもう一つの目的は、広い範囲の機能的位置間を移動でき、その間固定された目/モニター距離を維持し、ワークステーションの動作範囲のかなり部分を通してユーザーの頭部とモニターとの間の固定された角度を維持し、かつ動作の全範囲にわたってユーザーの肘部から入力装置までの固定された距離を維持できるワークステーションを提供することである。
本発明の別な目的は、長時間使用時における快適感を強化することによって作業効率を改善したワークステーションを提供することである。
本発明のさらに別な目的および特徴は、ユーザーとその同僚がユーザーのワークステーションモニター(複数の場合もある)を簡単に見ることができ、その間ユーザーが入力装置との対話を継続できるようにすることによってユーザーとその同僚がワークステーションにおいて共同作業(同時使用)できるように改善したワークステーションを提供することである。
本発明のさらに別な目的は、標準的なオフィス使用に十分好適なコンパクトサイズにおいて上記目的および作用効果を実現するように改善したワークステーションを提供することである。
本発明のさらに別な目的および作用効果は、ヘッドレスト、バックレスト、シートボトム、フットレスト、レッグレスト、アームレスト(適宜設ける)、モニターおよびキーボードトレイを調和の取れた状態(coordinated and harmonized movement)で動作させることにある。ここで“調和の取れた状態で動作”は起立位置、着座位置、リクライニング位置、共同作業位置に関係なく、これら構造体がすべて一緒に動作し、ユーザーにとって人間工学的に最適な位置を維持する動作を意味する。
本発明のさらに別な目的および作用効果は、ユーザーの選択に応じて、第1モニターをワークステーションの他の構造物に対する調節と協調して調節できるように設定できるとともに、その間第2のモニターを独立して調節できるようにすることである。
本発明のさらに別な目的および作用効果は、ユーザーに対して調節できるように傾動できるだけでなく、共同作業を容易にするためにシートを簡単に着脱できるように水平面においてピボット動作するモニターおよびキーボードトレイを支持する垂直アーム(複数の場合もある)を提供することである。
本発明のさらに別な目的および作用効果は、従来のオフィス環境で使用するワークステーションを提供するという目的と一致するもので、少なくとも一部がシートの下に折り畳まれる伸縮自在で、折り畳み自在なレッグレストを有するワークステーションチェアであって、ユーザーの好みに応じて、着座位置およびリクライニング位置において足を部分的に、あるいは完全に支持できるワークステーションチェアを提供することである。
本発明のさらに別な目的は、従来の公知装置とは明らかに異なり、着座/姿勢領域の範囲全体を通してシートバック、シートボトム、モニター支持体、入力装置支持体およびワークトレイを調和の取れた状態で動作させ、人間工学的に最適な位置を維持できるように各領域において各要素の動作比を相互に変更することである。
本発明のさらに別な目的は、純粋に機械的な手段を通して、あるいはプログラム可能な制御(ソフトウェア制御、電気的制御など)を使用して上記の機能および特徴のすべてを実現することである。
以下の詳しい説明から本発明の理解が進み、かつ上記以外の目的が明らかになるはずである。以下添付図面を参照して本発明を説明する。
本発明の人間工学的生産性ワークステーションを第1の好適な実施態様を示す左上後方からみた斜視図である。 第1実施態様を示す上方正面右側からみた斜視図である。 本発明の人間工学的ワークステーションの目的とする動作を説明するために本明細書で使用する用語及び各部を示す概略側面図である。 本発明の3つの作業領域を示す概略側面図である。 作業領域における身体、モニター、および入力装置支持トレイの相対的な動作を要約して示す表である。 ヘッドレストを後ろに引いて頭部から外した、着座(背筋を伸ばした)位置におけるワークステーションユーザーを示す概略側面図である。 ユーザーが依然として着座作業領域に着座しているが、バックレストおよびトランクをわずかに後ろに傾け、かつモニター、入力装置支持体、およびワークトレイ支持体を支持する垂直なモニターアームをわずかに後ろに傾けて最適な間隔を維持した状態を示す概略側面図である。 移行領域に入り始めたユーザーを示す概略側面図である。 シートバックおよび対応する装置支持体を後ろに傾け、リクライニング領域に入り始める状態にあるユーザーを示すだけでなく、ヘッドレストを前に進めて頭部を支持するとともに、レッグレストを展開して脚部を完全に支持した状態にあるユーザーを示す概略側面図である。 リクライニング領域の範囲の、完全リクライニング位置がある端部付近のワークステーションユーザーを示す概略側面図である。 共同作業モードにあるワークステーションを示す上方左側正面からみた斜視図である。 入力装置支持体およびモニターを部分的に回転させて、ワークステーションシートを出し入れができる(取り付けることができ、かつ取り外すことができる)ようにしたワークステーションを示す、上方左側正面からみた斜視図である。 ワークステーション、および立った姿勢においてワークステーションで作業しているユーザーを示す概略正面図である。 ワークステーションが直立着座位置にある状態における水平および垂直モニターアームにおけるアームリンク機構の構造および動作要素を示す横断面右側面図である。 バックレストを移行領域の開始部に移行した状態にある、アームリンク機構の構造および動作要素を示す横断面右側面図であり、それぞれ領域の動作範囲を通じて所望の構造関係を維持するために使用する、4本のバーからなる平行四辺形リンク機構を示す図である。 水平モニターアームを支持するロック用ガススプリングの細部を示す正面右斜視図であり、立ち上げた状態のアームを示す図である。 シートバックおよびシートボトムのカムシステムの細部を示す詳細な右側面図であり、垂直な着座構成にあるシートバックを示す図である。 シートバックおよびシートボトムのカムシステムの細部を示す詳細な右側面図であり、リクライニング領域の初期段階にあり、従って水平モニターアームおよびシートボトムが傾いた状態にあるシートバックを示す図である。 シートボトムおよびシートバックが図18の状態にあるカムシステムのより深部を示す右断面図である。 ユーザーが着座作業領域からリクライニング作業領域に移行する間の望ましい時点においてユーザーを支持する動作を行うヘッドレスト引き戻し機構を示す上方からみた左斜視図である。 本発明に用いる第1モニター調節機構を示す上方からみた平面図である。 第1モニター機構の垂直方向調節ノブおよびネジの細部を示す上方左側正面からみた斜視図である。 ヘッドレスト、ミニディスクおよび入力装置レールを対象として本発明で使用する多用途調節機構を示す上方からみた斜視図である。 外側の伸縮管を取り外した状態の同じ機構を示す図である。 (内側および外側の伸縮管を取り外した状態にある)多用途調節機構の内部動作部材を示す図である。 多用途調節機構のリニアスライドの外端部における爪およびラチェット要素を示す斜視図である。 リニアスライドのロック用タブがどのように伸縮管に係合し、かつ脱係合して長さ調節を行うかを、そして爪がどのようにラチェットに係合し、かつ脱係合して各ラチェットを回転させるかを示す横断側面図である。 完全展開状態にあるレッグレストを示す上方右側からみた斜視図である。 シートボトムの前縁部において折り畳み接続するレッグレストを示す上方右側からみた斜視図である。 遠位にある2つのパネルを折り畳んで部分的に後退させた構成のレッグレストを示す上方右側からみた斜視図である。 遠位にある2つのパネルを折り畳んで完全に後退させた構成のレッグレストを示す上方右側からみた斜視図である。 上記の右側面図である。 レッグレストの下側を示す下方左側からみた斜視図であって、図23Aの場合と同様に、完全に展開した状態にあるレッグレストを示し、特に装置動作に関係するガススプリング、リニアアクチュエータおよびケーブルを示す図である。 シートボトム、第1パネルおよび第2パネルに焦点を当てた、レッグレストの展開および後退装置を示す詳細な下方左側からみた斜視図である。 主シートおよび底部第1パネルの位置部に関する展開/後退装置を示す詳細な下方右側からみた斜視図である。 本発明に使用する磁気マウスおよびマウスマット面を示す上方右側背面からみた又は下方左側正面からみた斜視図である。 本発明の作業効率を改善した人間工学的なワークステーションの第2の好適な実施態様を示す上方正面左側からみた斜視図である。 第2実施態様の上方正面右側からみた斜視図である。 第2実施態様の上方背面右側からみた斜視図である。 第2実施態様の上方左側背面からみた斜視図である。 本発明の作業効率を改善した人間工学的なワークステーションの第2の好適な実施態様において着座しているユーザー、および着座位置にあるユーザーを示す左側面図である。 着座位置で僅かに後ろに傾いた状態にあるバックレストおよびユーザーを示す左側面図である。 移行領域に特徴的な姿勢およびチェアに入る直前の着座領域のぎりぎり端部まで後ろに傾けた状態にあるバックレストおよびユーザーを示す左側面図である。 完全なリクライニング位置にあるユーザーを示す左側面図である。 共同作業構成の第2の好適な実施態様を示す上方左側正面からみた斜視図である。 シートを着脱できるようにピボット動作によって引き離した状態にあるモニターおよびキーボードトレイを示す同様な図である。 共同作業構成を示す上方からみた平面図である。 着脱構成を示す上方からみた平面図である。 入力装置アーム制御装置の細部を示す正面右側からみた斜視図である。 入力装置アームのロック解除機構を示す詳細な、一部横断面を含む右側面図である。 入力装置アームのロック解除機構を示すさらに詳細な右側面図である。 着座領域における特徴と共にモニターアームカムの動作を示す右側面図である。 着座領域のぎりぎりの範囲にあり、かつ移行領域の閾値にある背もたれを示し、かつモニターアームカムの動作を示す右側面図である。 移行領域の端部にあり、リクライニング領域に入る状態を示すモニターアームカムの動作を示す右側面図である。 モニターおよび入力アームを連結するケーブル駆動装置の細部を示す上方右側からみた背面図である。 モニターおよび入力アームを連結するケーブル駆動装置の細部を示す上方右側からみた背面図である。
図1〜図24Bについて説明する。なお、同じ参照符号は同じ構成部材(要素)を示す。これら図には、全体として参照符号100で示す人間工学的に作業効率のよい新規な改良ワークステーションの第1実施態様を示す。
全体的な図面である図1、図2、図11および図12について説明する。これら図面は、本発明のワークステーションが、非対称的な4点基台106に固定した垂直支持体104に滑り自在かつ調節自在に取り付けたタスクシート102を有する独立した一体型システムであることを一括して示す図面である。基台はクロスバー108、左右の後脚部110、112および左右の前脚部114、116を有する。右側後脚部114については、これ以外の脚部より長く設定し、水平モニターアーム118から外側に片持ち支持され、垂直支持体104の上部から片持ち式で離間支持され、かつ長いモーメントアームを有する負荷物体を支持できるようにするのが好ましい。対照的に、左側前脚部116は比較的短く、従ってユーザーが躓くことがなくなり、また全体としてワークステーションの取り付け、取り外しが簡単になる。これら脚部は、リクライニング位置においてワークステーションの底面積を超えて伸長することはない(以下に詳しく説明する)。基部の四隅に4個一組の脚輪(キャスター)120を有し、それぞれを基台脚部の一端に回転自在に固定する。
タスクシートはシートボトム122、特別なシートバックピンチガード125を有するシートバック124、3枚のパネルからなるレッグレスト126、およびヘッドレスト128を有する。シートバック124の後ろ側132にヘッドレスト引き戻し機構130を設け、そして調節可能なヘッドレスト支持体131を介してヘッドレストの引き戻し機構にヘッドレストを引き戻し可能に取り付ける。
図示のように、水平モニターアーム118は垂直支持体104の上部から前に伸長し、その近位端部134において垂直支持体に回転自在に接続する。水平モニターアームの遠位端部136に垂直モニターアーム138を回転自在に取り付ける。このモニターアーム138はその終端142に近接して上部支持ブラケット140を有し、このブラケットに一次モニター144および二次モニター146を回転自在かつ調節自在に設ける。中間に位置する支持ブラケット148がミニディスク150と一つかそれ以上のキーボードトレイ152aやマウストレイ152bなどの入力装置トレイ152とを回転自在に接続する。
図3〜図5について説明すると、本発明装置の実地テストおよびその他数回の繰り返し試験時に回収したデータの臨界的なポイントを示す概略図および表であり、表である。人間工学的に健全なワークステーションを実現するために、3つの臨界的なピボット点および7つの角度について検討する。具体的に図3について説明すると、水平な基準参照平面160を使用して、ユーザーHBが、胴体角度162、地面に対する首の角度164、前腕角度166、大腿部角度168、脹脛角度170、胴体に対する首の角度172、および(モニターの中心に対して測定した)目俯角(eye depression angle)をもつものとする。
基準ピボット軸は臀部176の大腿骨/かん骨臼関節(femoral-acetabular joint)(以下“大腿部軸”または“シートバック軸”と呼ぶことがある)、肘部178の上腕骨/尺骨関節(humeral-ulnar joint)(以下“肘部軸”または“入力装置トレイ軸”と呼ぶこともある)、および肩部180の浅か/上腕骨関節(gleno-humeral joint)(“モニター軸”または“肩部軸”と呼ぶこともある)を有する。胴体角度162の基準線は浅か/上腕骨関節180および大腿骨/かん骨臼関節176を介して伸長する胴体線182である。首/胴体角度172の基準性184は頭頂部186から水平軸を通って実効回転軸180に至る想像線であり、本明細書では、平均サイズのユーザーの各肩部からなる浅か/上腕骨関節を横断して走る水平線に全体として一致するものとみなす。決定的に重要な距離にはモニター/眼部距離188およびキーボード距離190が含まれ、例えば、いずれもワークステーション取り付け時にワークステーションに慣れた後にユーザーによって設定される。なお、モニター/目距離188は頚部/胴体角度172の基準線184まで伸張するものとする。これは、図示を簡単にするためである。モニターからユーザー頭部の基準点までの距離および角度をユーザーがいったん設定したあとは、モニターの回転軸および入力装置トレイの回転軸(肩部軸および肘部軸)が設定され、ワークステーションの作業領域で作業を行っている間、これら軸のモニターまたは入力装置トレイに対する角度も距離も変化しないということが、本発明の本質的な特徴であり、技術思想である。
図4に作業領域を示す。また図5の表10は上記基準点を各種作業領域に相関させる表である。図5には、本発明のワークステーション構成によって可能になった新規な動作も示す。図5の表を参照することによって、(図4の192に対応する)着座領域14の一般的なユーザーの胴体角度12の適正範囲が、バックレスト角度に相関して、0〜35度(±10度)16であり、(図4の194に対応する)移行領域18における当該角度は35〜45度(±10度)20度であり、(図4の196に対応する)リクライニング領域22における当該角度は45(±10度)〜90度24であることがわかる。頚部/地面(グラウンド)角度26はヘッドレスト角度に相関し、着座領域における床に対してほぼ一定28である。即ち、頚部/地面角度はシートバックが移行領域において10度30移動している間ほぼ20度上に回動し、リクライニング領域においてはシートバック32に対して固定したままになっている。(アームレストがある場合には)アームレスト角度によって定まり、かつこれに関連する前腕部角度34は、着座領域においては地面36の面に対してほぼ水平(即ちほぼ平行)である。換言すると、移行領域においてシートバックが後ろに10度38移動している間ほぼ20度上に回動し、リクライニング領域40においてはシートバックに対して固定したままになっている。モニターの動作42については、着座領域においては下方かつ後方44に動作し、移行領域においては迅速に上方かつ後方46に動作し、そしてリクライニング領域においては徐々に上方かつ後方48に動作する。
さらに図5の表10について説明を続けると、入力装置の動作50については、着座領域においてはモニター52に僅かに遅れて生じる下方かつ後方の動作であり、リクライニング領域においては全体としてモニター56に追従する。モニター回転軸および並進58については、着座領域においては回転しないが、頭部と下方への移動(translates down)(すなわち、下方かつ後方)60との間の実効的なピボット点に追従する。移行領域においては上に回転し、頭部と頚部62との間の実効的なピボット点に追従し、そしてリクライニング領域においては大腿部と胴体64との間の実効的なピボット点を中心として回転する。次に入力装置の回転軸および並進66については、着座領域においては回転しないが、肘部をピボットにして下方かつ後方68に並進し、移行領域においては肘部点に追従して下方かつ後方70に回転し、そしてリクライニング領域72においては大腿部と胴体との間の実効的なピボット点を中心として回転する。最後に、ヘッドレスト74に関しては、着座領域においては頭部の重量76を支持する前方位置に位置し前方に配向する状態を維持し、移行領域においては僅かに後方78に引き戻され、リクライニング領域においては引き戻され、頭部を水平に保持する。
次に、図6〜図10について説明する。図示のように、ユーザーは各作業領域においてワークステーションの各機器と違和感なくインターアクション(対話)できる。まず図6について説明する。ユーザーは背筋を完全に立てた着座位置にあり、胴体角度162および頚部/地面角度164は法線角度、即ち実質的に90度である。この位置においては、ヘッドレストはユーザーの頭部に接触していない。大半のユーザーにとってこれは必要なく快適ではないからである。
なお、この着座領域においては、胴体と頭部との間に重要な関係がある。頭部の質量中心については、胴体と頭/頚部180との間の実効的なピボット点真上でバランスが最適化する。頭部が前方にあまりにも傾きすぎると、頭部が前方に倒れないように、頚部後部の伸筋を(静止位置ではアイソメトリカルに)収縮させる必要がある。頭部が後ろに傾き過ぎると、頭部が後ろに倒れないように、頚部前部の屈筋を(同じようにアイソメトリカルに)収縮させる必要がある。これら潜在的な負担があるため当然の反応として身体は、シートバックが後ろに傾いている間、全体としてリラックスした位置を求めることになる。これについては概略的に“頚部対地面”角度として示す。この角度については、ユーザーがシートを後ろに倒して頭部をその最適な支持点上でバランス良く維持するために、ほぼ90度に静止維持するのが好ましい。
ユーザーがシートをワークステーションに取り付ける場合、背筋を完全に立てた位置に座るのが通常である。この位置においては、好みや必要性に応じてモニターを“モニター距離”および“目俯角”に調節することになる。その後、ユーザーがシートを前後に傾けている間、本発明ワークステーションが一定のモニター距離を維持するとともに、目俯角を維持する。これと同じ調和した動作は入力装置(キーボード、パッド、マウスなど)についてもいえる。即ち、“キーボード距離”および“前腕部角度”についてもいえる。これらに関しても、ユーザーの必要性に合うように設定する。ここでも同様に、本発明に従って、ユーザーがワークステーションの作業領域を介して両方向に作業を行っている間、一定の“キーボード距離”および一定の“前腕部角度”を維持する。
ユーザーがシートを後ろに無理のない小さな角度に、例えば35度以上45度以下に倒す場合(図7および図8を参照)、負荷が小さな角度では取るに足らない間、大半のユーザーは頚部の屈筋(頚長筋、頭長筋、舌骨下筋)を使用して筋肉によって頭部を支持し続けることを好む。従って、頭部をヘッドレストによって何らかの方法で支持する必要性がなくなるが、このような支持方法は可能であり、適宜利用できるものである。
なお、ユーザーが移行作業領域に完全に移行した場合(図9)、ヘッドレスト引き戻し機構130によって付勢されてヘッドレスト128が上昇し、ユーザーの頭部に係合してこれを支持する。これは、シートバックが傾いている間ユーザーがさらに後ろに倒れ続けると、頭部を垂直な向きに保持するさいに筋肉緊張を感じるためであり、そして十分長くかつ十分深く移行領域に止まる場合には、顎が胸に余りにも近くなり過ぎるため、好ましい。この結果、ユーザーはシートバックに取り付けられたヘッドレストによって頭部を支持することを好むようになる。この移行状態は通常垂直からのシートバック角度が35〜45度の場合に発生する。
最終的にユーザーが頭部を後ろに倒しヘッドレストに載せた場合、“頚部対胴体角度”が僅かに変化する。この場合、ワークステーションがユーザーの好む“モニター距離”および“目俯角”を維持するためには、図9に示すように、モニターを上方かつ後方に移動させる必要がある。さらに、キーボードが最適なキーボード距離を維持し、かつユーザーの視覚内に止まるためには、同様に図9に示すように、キーボードを上方かつ後方に移動させる必要もある。
ヘッドレストによる支持がない場合、大半のユーザーは移行作業領域に長く止まることを望まないと考えられる。これは、少数群の実験参加者によって長期間実施された試験によって確認されている。ユーザーが背を反らした状態で、全体として移行領域に頭部を直立したまま移行し、移行領域から抜け出て、頭部をヘッドレストによって完全に支持された状態でリクライニング領域に移行する。このような支持状態はリクライニング領域では作業全体を通して維持されるが、ヘッドレストについては、移行領域において早期に支持できるように調節することができ、この領域における着座位置を作業効率がよく、かつ違和感のない状態にすることができる。
なお、重要な点は、キーボード距離190および眼対モニター距離188だけでなく、目俯角174も着座作業領域およびリクライニング作業領域を通して目につくほど顕著に変化しないことである。さらに当然ではあるが、モニターからシートバックの任意の参照点までの距離も着座作業領域およびリクライニング作業領域を通して目につくほど顕著に変化しないことである。これについては、シートバック、モニターおよび入力装置支持体の動きを正確に調和させることによって実現できる。同じく重要なことは、水平アーム118が着座領域の全範囲においてシートバック角度変化の全体にわたって水平面(地面)に対して固定された角度を維持し、またリクライニング領域ではシートバックに対して固定された角度を維持するが、シートバックがリクライニング領域でほぼ10度動くと、このアームがほぼ25度持ち上がる。この結果、モニターがユーザーの上にくるためリクライニング位置で観察することができる。
図4および図9〜図10に示すように、移行領域では大腿部角度および脹脛部角度が変化する。これは、レッグレストの展開によって得られる支持に応じて生じるシートボトムの角度変化に対応する。これら角度変化については、移行領域でのみ発生すると図示しているが、いずれも図示を明瞭かつ単純化するためである。なお、シートボトムおよびレッグレストはシートバック角度に関係なく角度変化することがあり、実際、ユーザーが着座モードにあるときでも角度変化が起こりがちである。即ち、本発明の重要な作用効果を挙げると、大腿部が大腿骨/かん骨臼関節においてその“実効的なピボット軸”を中心にして半径方向に回転することである。大腿部および脹脛部が回転しても、胴体、頭部、モニターまたは入力装置の位置に影響は出ない。従って、ユーザーはレッグレスト角度やシートボトム角度を変更するさいに、モニターや入力装置を再調節する必要はない。
さらに、“頚部対胴体角度”は最も背筋を立てた着座位置(図6)におけるほぼ0度からリクライニング領域(図10)におけるほぼ20度に変化する。従って、ユーザーが着座領域において背筋を立てた位置に移行するときにはヘッドレストを引き戻す必要がある。これは、ユーザーがシートバックをリクライニング領域から移行領域に移行するさいにヘッドレスト引き戻し機構130によって行うことができる。
図10を参照して説明を続けると、リクライニング領域については、頭部重量をシートバックに取り付けられたヘッドレストによって支持する必要がある程ユーザーがシートバックを傾けた時点で始まる。なお、リクライニング領域はほぼ45度のシートバック角度で始まり、ユーザーが完全なリクライニング位置に来るまで展開する。
リクライニング領域ではモニター距離188および目俯角174を維持する必要がある。ユーザーの頭部がヘッドレストに載っている間、ヘッドレストはシートバックとともにこれと同時に(半径方向に少しずつ)動く。即ち、ヘッドレストは固定されたままである。従って、シートバックが大腿部と胴体との間の実効的なピボット軸176を中心にしてピボット動作している間、モニター、入力装置、頭部/胴体はいずれもシートバックと一体的に動く。
次に図11について説明する。図示の本発明ワークステーションは共同モードにある。このモードでは、着座しているユーザーが、右側に着座あるいは起立している者と第1モニター144および第2モニター146を共有する。モニターの後ろに戻り止めリンク機構があるため、図2に示す軸198を中心にしてユーザーが第1モニターを手動回転することができる。
図12に、取り付けおよび取り外し(着脱)が簡単な構成で行えるワークステーションを示す。なお、キーボードトレイ152、ミニディスク150およびモニター144、146はシート102およびシートボトム124から離間してピボット動作する。この図から理解できるように、ユーザーがワークステーションに着座したい場合には、モニターおよびキーボードトレイをピボット動作によって着座しやすい位置にもってくる。ユーザーがチェアに着座した後、モニター支持体か入力装置のいずれかをシートに引き寄せればよい。いずれの場合にも、一回の動作でキーボードトレイ、ミニディスクおよびモニターを作業位置にもってくることができる。このためには、キーボードトレイ取り付け台およびモニター取り付け台を同じ管状部、即ち垂直モニターアーム138に取り付ければよい。この管状部は水平モニターアーム118に対して独立した一つのユニットとしてピボット動作できる。
次に、ユーザーが起立状態を望む場合、キーボードトレイかモニター支持体を引き離せばよく、いずれかが引き離されると、この動きが他のシステム部分に伝わるため、この動きによって再度起立位置へ簡単かつ容易に移ることができる。このモードは、ユーザーがシートバックを直立着座位置に移した場合にのみ利用可能である。
次に図13について説明する。ユーザーは起立位置で作業を行うことができる。ワークステーションをこのモードに設定するためには、ユーザーがシートを最も背筋を伸ばす位置に戻すだけでよく、この位置で垂直モニターアームを中心にしてモニター、入力装置およびミニディスクを一つのユニットとして通常の着座作業位置から90度手動回転させればよい。全体としてユーザーにとって必要なことは、水平モニターアームをその着座位置からほぼ30度持ち上げることである。この持ち上げられた位置に通常良く使用されているロック用ガススプリング、リニアラチェット、あるいは電気アクチュエータを始めとするリニアアクチュエータ200によって水平モニターアームを保持する。
次に図14および図15を参照して説明する。これら図は、本発明の調和した動作特性のいくつかを可能にするモニターアームの4本の内部平面バーからなるリンク機構を示す横断側面図である。リンク機構のピボット軸により複数の平行四辺形が形成され、これらがリンク機構の形状寸法によって平行四辺形として維持される。具体的には、ピボット軸202−204−206−208−202を結ぶ線によって第1平行四辺形が形成され、同様にピボット軸208−210−212−214−208を結ぶ線によって第2平行四辺形が形成され、そしてピボット軸214−216−218−220−214を結ぶ線によって第3平行四辺形が形成される。これら3つの平行四辺形が、平行四辺形リンク機構の作用によって平行四辺形の形状寸法で維持される。これらリンク機構の場合、(1)ピボット軸204の近位端部において、ピボット軸202を中心としてピボット動作するアーム224に結合され、かつピボット軸206のその遠位端部において、ピボット軸208を中心としてピボット動作するアーム226に結合された水平モニターアームリンク222、(2)その下部端部においてピボット軸210でアーム118に結合され、かつピボット軸212においてその上端において、ピボット軸214を中心としてピボット動作するアーム230に結合された下部垂直モニターアームリンク228(ボールジョイントリンク)、および(3)下端部においてピボット軸216におけるアーム230に結合され、かつピボット軸218における上端において、ピボット軸220を中心としてピボット動作するアーム234に結合された上部モニター支持アームリンク232によって形成されるものである。
これら図面から理解することができるように、平行四辺形リンク機構のうちの第1のものは、垂直モニターアーム138およびシートバック124の背部のフレームを平行関係で維持し、そして第2および第3の平行四辺形は、水平モニターアーム118と、アーム230の上縁部と、そしてアーム234の上縁部との間において平行関係を維持するものである。なお、アーム230および234のこれら特徴については、任意の線を任意の初期位置にあるそれぞれの平行四辺形を形成するアーム上に設定する限りは、参考程度に過ぎないが、この線に関しては、それぞれのアームの物理的特徴、例えば上縁部に対応するか否かに関係なく平行関係が維持されるものである。
3つの平行四辺形リンク機構は、ワークステーション内の支持構造体からなる管状アーム内に隠されるものである。これらリンク機構の動作については、縦型モードで長さが伸縮できる伸縮自在ボールジョイントリンク228が存在しているためわずかに異なる。ワークステーションが縦型モードの場合、水平モニターアーム内のリンク機構が垂直モニターアームを直立状態に維持し、そして垂直モニターアーム内のリンク機構が、伸縮ボールジョイントリンクが縮んでいる間、非動作状態に維持する。
図16は、縦型モード設定のために水平モニターアーム118をほぼ30度に立ち上げ、この角度に保持するために使用するロック用ガススプリング200を示す図である。別な実施態様では、当業者ならば理解することができるように、このロック用ガススプリングの代わりにリニアラチェットおよびスプリングやリニア電気アクチュエータを使用することも可能である。
図17〜図19を参照して説明すると、これらは、シートバック124、シートボトム122および水平モニターアーム118のカムシステムを詳細に示す右側面図である。このシステムが、シートバックを水平モニターアームおよびシートボトムに機械的にかつ連動自在に結合する。水平モニターアームの下側に、(その取り付け台252の後ろに隠れている)カムフォロワー250を有し、このカムフォロワーは、シートバック角度が所定量に達した場合に、好ましくは約35度に達した場合に、水平モニターアームを上向きに駆動する、上部突出部255で形成されているカム面を有する。カムアーム256は、リンク260を介してブラケット258においてシートバック124にピボット動作可能に連結する。シートバックが垂直から動いている間(図17)、水平モニターアーム118は、シートバック角度がほぼ35度になるまで(図18)、静止状態(すなわち、水平状態)を維持し、そしてシートバック角度が35度になった時点で、各フォロワーがカム254の突出部面に係合することによって、水平モニターアーム118が上向きに押される。シートバックが垂直から35度まで動作すると、シートボトムが徐々に−4度からプラス20度まで持ち上がり、次にシートバックがリクライニング動作を続けている間、シートボトムは全体として静止状態に保持される。カム256は、垂直支持体104の上部に近接配置されたカムピボットシャフト262を中心にしてピボット動作する。これら図に明示するように、シートボトムカム264は、シートボトムカムフォロワー266に係合し、シートバックが閾値角度に達し、動作領域で移動している間、シートボトム122の位置が変化する。
次に図20を参照して説明する。図20は、本発明に用いるヘッドレスト引き戻し機構130の好ましい実施態様を示す図である。最も本質的な態様においては、ヘッドレストは、シートバック124に取り付けられた軸270を中心にして回転する。2つの圧縮バネ272が、ストッパー274に反してヘッドレストを前進させる力を作用させる。ワイヤ引っ張りケーブル276については、ヘッドレストを引き戻す向きにある3つのプーリ278、280、282の周囲に掛け回す。ケーブルの下端部284については、シートバックが回転前進している間にケーブル中に張力が発生するように、垂直支持体104の静止部分に取り付ける。
図21A〜図21Cに、第1モニター調節リンク機構300の細部を示す。このリンク機構は、ユーザーが最初にモニター144をユーザーが望むモニター/目位置、高さおよび傾き角度を設定するためのものである。第1引締めねじ302およびリンク304によって、モニター/目距離を調節する。これも4本のバーからなる平行四辺形リンク機構であるため、目距離が変化する間モニター角度は変化しない。第2引締めねじ306およびリンク308は微調節を目的とし、かつモニター角度を調節するために設ける。このリンクは伸長可能であるが、最小長さを設定する長さ制限体(length limiter)310を有する。リンクについては、戻り止め溝312および一対のボール戻り止めによって最小長さに保持する。リンクを戻り止め位置から引き出すと、図11および図21Bに示すように、モニターを共同作業(連携)位置に回転することが可能になる。
図22A〜図22Hは、本発明ワークステーション内のいくつかの場所に組み込んだ多用途調節機構を示す図である。この機構は、入力装置ホルダー、ミニディスクホルダーとして機能し、かつ自在ヘッドレスト支持体の好適な実施態様において機能するものである(図2、図6、図7、図13、図20を参照)。機構320は細長いアームを有し、各端部に爪およびラチェット回転シャフト322、324を設け、第1回転シャフト322を内側伸縮管326に設け、そして外側伸縮管328に第2回転シャフト324を設けたものである。内側伸縮管326は外側伸縮管328に滑り挿入されるもので、滑り止めホール330を線形に配置するものである。外側伸縮管328内に設けたボタンホール336に開放ボタン334を挿入する。第2クリアランスホール338がロック用タブ340を受け取り、管内において対向リニアスライド342、344が横に並進することを防止する。
各リニアスライド342、344については、ラチェット346、348シャフトをその外端部に設け、そしてそれぞれがばね358、360によってラチェットシャフトスプラインに押し込められた2つの爪350、352および354、356に係合する。圧縮ばね362、364を使用して、各アームを下向き駆動し、ロック用タブ340と滑り止めホール330との係合を維持する。
図22F〜図22Hに、開放ボタン334を押すことによってロック用タブを脱係合してスライド342、344を横方向に並進させ、これによって調節機構の長さを加減する方法を示す。望む長さに達すると、開放ボタンが開放され、圧縮ばね364によって押し下げられ、ホール336から脱出する。
図23A〜図23Hに、本発明の伸縮自在なレッグレスト370を示す。これら図には、主シート、即ち主シートフレーム372に取り付けられたシートボトム122から展開する3枚のピボット動作パネルを一括して示す。第1パネル374については、第1ヒンジ376によって主シートフレーム372にピボット動作自在に接続し、第2パネル378については、第2ヒンジ380によって第1パネル374にピボット動作自在に接続し、そして第3パネル382については、第3ヒンジ384によって第2パネル378にピボット動作自在に接続する。
第1〜第3パネルの相互に対する展開動作および後退動作については、主シートおよびパネルの下に設けられ、相互に動作結合した複数のガススプリングおよびリニアアクチュエータによって行うことができる。後退動作に関しては、リニアアクチュエータのシステムを利用する。このシステムはブラケット388にピボット動作接続された第1リニアアクチュエータ386を有し、このアクチュエータが第1パネル374を付勢する。第2リニアアクチュエータ390については、プーリ394、396に掛け回されたケーブル392に動作接続し、第2パネル378の下側に設けられた継ぎ手398で終わる。第3リニアアクチュエータ400については、第3パネル382の下側の継ぎ手414で終わる前に、パネルの下側に設けられたそれぞれのプーリ404、406、408、410、412に掛け回されたケーブル402に動作接続する。
対としての第1パネル374と第2パネル378との間に、そして対としての第2パネル378と第3パネル382との間に設けられた一対の圧縮ガススプリング416、418については、これらがそれぞれパネルを展開構成において維持する。
図24Aおよび図24Bは、本発明で使用する磁性マウス440およびマウスマット面442の好適な実施態様を示す上方右側背面からみた斜視図および下方左側正面からみた斜視図である。この単純な改良によって従来の無線マウスを例えば本発明における入力装置トレイなどにおいて見られる傾きのきつい表面で使用することが可能になる。このためには、マウスマット面450の一環である強磁性部分448と連携するマウス440の下側446に一つか複数の十分強力な磁石444、好ましくネオジム磁石を埋め込むか、あるいは別な手段で設ければよい。別な好ましい実施態様では、マウスに独立して装着できる第2トレイかその他の部材に磁石を設けることによって、ユーザーが従来の無線マウスを磁性マウスに取り付けたり、返還してもよい。さらに別な実施態様では、マウスマット面450に磁性部分を配設でき、マウス440に強磁性部分を配設できる。
レッグレストおよびシートボトムは動作上協力してユーザーを最適位置に設定し、脚部の圧力点に加わる圧力を最小に抑えるとともに、四肢における健康な血行を促進するが、シートボトムおよびレッグレストの動作および角度がモニターおよびキーボードトレイの動作に影響を与えることはなく、これらは動作上独立したままである。
図25〜図40は、本発明の人間工学的に作業効率のよいワークステーションの第2の好適な実施態様を示す図500である。上記の第1の好適な実施態様と同様に、第2の好適な実施態様でも、システムシート、シートバック、ヘッドレスト、モニターおよび入力装置トレイの緊密に調和した同期動作を実現するもので、これは、ワークステーションの機械的な軸およびワークステーションユーザーの解剖学的(構造的)な軸を近接アライメントすることによって実現できる。
本発明のこの技術思想の場合、タスクチェア508のフレーム部材506を取り付ける、高さが調節自在な垂直支持ポスト504を持つローリングベース502を有する。タスクチェアはシートボトム510、シートバック512、これらシートボトムとシートバックとの間に設けられた下部腰部ピンチガード514、3枚のパネルからなる、完全伸長かつ完全後退レッグレスト516、および調節自在な垂直/水平ヘッドレスト支持体520、522を有する。
さらに、本発明システムは近位端部526においてリンク機構アセンブリー526を介して垂直支持体528にピボット動作可能に接続され、そして遠位端部532において制御ブレーキ530を有する伸縮を調節できる下部入力装置の水平支持アーム524を有する。
第2の伸縮自在な上部水平モニターアーム534については、近位端部536においてリンク機構アセンブリーを介してシートバック512に、そして右側シートサイドプレート540を介して設けられたシートマスターピボット軸538を介してシートフレーム506にピボット接続する。このピボット軸は左側シートサイドプレート544の第2軸点542を介して伸長する。
下部水平支持アーム524には入力装置レールおよびトレイ546を取り付ける。上部水平支持アーム534の遠位端部548から上向きに垂直モニターポスト550を設け、このポストに垂直な、ピボット動作について調節自在な水平モニターレール552およびこれに取り付けたモニター554を締め付ける。
次に図29〜図32を参照して説明する。下部水平(入力装置)アーム524のピボット動作可能な接続部526は、全体としてユーザーHBの腕尺関節560と同じ高さにあり、これに整合している。上部水平アーム534のピボット動作可能な接続部536は、全体としてユーザーの(肩関節、即ち肩部とほぼ同じ高さにある)実効的な回動点562と同じ高さにあり、これに整合している。そしてマスターシート軸538は全体としてユーザーの大腿部寛骨臼564と同じ高さであり、これに正確に整合している。このような機械的/解剖学的対応関係が実現されているため、支持アームおよびシートバックに動作可能に結合されたリンク機能のシステムによって作業全体を透視手適正な目/モニター距離566を維持でき、目的の目俯角を維持し、入力装置トレイ546を適正な距離および高さに維持できる。図29にユーザーが着座位置570にいる状態を示す。図30に着座領域範囲572の中央にいる状態を示す。図31に着座領域574の隅にいる状態を示す。そして図32にリクライニング領域576にいる状態を示す。
第1の好適な実施態様の場合と同様に、シートバックが十分に傾くまでは(移行領域端部において約45°後ろに傾くまでは)、ヘッドレストリンク機構578によってヘッドレスト518が頭部に係合することはない。ただし、このような操作はワークステーションの必須の操作原理では禁止されていない。実際、一部のユーザーにとっては、移行領域中で早めに頭部を支持することが望ましい場合もあり、かなりの範囲の調節や異なる環境も本発明では意図され、いずれも本発明の範囲内にあるものとする。
リンク機構システムの動力は電気アクチュエータによって供給することができ、図示の好ましい実施態様では、2つの電気アクチュエータ、即ちシートバックおよび接続されたリンク機構/カムシステム用の第1電気アクチュエータ580およびレッグレスト用の第2アクチュエータ582を有する。
次に図36A〜図36Cおよび図40について説明する。これらは、ユーザーが作業領域範囲を移動している間、各システム要素の上記平行四辺形の形状寸法および関係を維持するためのリンク機構/カムアセンブリーの細部を示す図である。
まず図35〜図37を参照して説明すると、ワークステーションの取り付け時、ユーザーが入力装置アーム524およびモニター554を押し、これらを回動して引き離すため、取り付け/取り外しが容易になる。ユーザーが共同作業を望む場合(例えば図33A〜図34Bを参照)、単にモニターを押して引き離せばよい。また、伸縮自在な上部水平支持体(534)を使用して好ましいモニター/目距離を設定してもよく、垂直支持体550に締め付けた水平モニターレール552に利用できる調節体によって垂直高さを調節してもよい。
アーム524の可動性に役立つ機械的部材としては取り付けブラケット594、596があり、これらに垂直支持管528をピボット動作可能に取り付ける。これとともに、水平アームピボットピン526を設けて、ピボット軸526を形成する。アームについては、ラチェット車600とラチェット爪598を有する爪/ラチェットアセンブリー590によって支持する。引っ張り開放レバー530がケーブル592を引っ張り、ラチェット車600から爪598を外し、アームを垂直に移動させる。同様に、引っ張り開放レバー530がリンク602を引っ張ると、これを回転点606が中心にして回転するため、ブレーキロック602が係合から外れ、アーム532が伸縮自在に管524内を滑り動作するため、キーボード距離を調節することが可能になる。
図38A〜図38Cおよび図40にモニターアームの高さとシートバックの傾動との調和を図るカム/リンク機構システムの動作を示す。図38Aに、システムが着座作業領域にある時のカムフォロワー610およびカムアーム612を示す。リンク614を通して上部水平モニターアーム534をカムアーム612に連結する。この図には、カムアームが接触ピン616によって反時計方向に回転することを防止している状態を示す。このように構成すると、カムフォロワー610がカムアーム612に係合することはない。
図38Bについて説明すると、シートバックが傾動して移行領域に来ると、カムフォロワー610がカムアーム612に接触する。フォロワー610がピボット点618を中心にしてリンク616を駆動してこれを下にさげ、水平モニターアーム534を持ち上げる。カムアーム610の構成から理解できるように、カムの突出形状により、シートバックが傾動を続けている間モニターアームが持ち上がる。
図38Cについて説明すると、シートバック512が傾動して移行領域の端部ぎりぎりに来ると、シートバックに動作可能に接続されたカムフォロワー610が加える力の作用の下でカムアーム612が回転している間、リンク614がモニターアーム534を時計方向(右側から見て)に引っ張る。つまり、シートバックが後ろに傾くと、カムフォロワーがカムアーム突出部に追従し、これによってピボット618に対してカムアームを駆動してこれを下げ、ピボット点536の周りにモニターアームを引き上げる。
最後に図39および図40について説明すると、ケーブルが駆動して、モニターおよび入力アームを図34Bに示す位置に連結する。まず図39について説明すると、図示のように、可撓性ケーブルループ620が垂直な支持ポスト550に動作連結されたプーリ622に掛け回されている。このポストは、上部水平モニターアーム534の遠位端部548のピボット動作可能に設ける。ケーブル624はアーム534に通し、アーム534内に隠す。プーリ622の戻り止め溝626が垂直支持ポスト550のタブに係合する結果、垂直支持ポスト550が通常プーリ622とともに回転する。ユーザーがプーリに関係なく手動でモニターを回転させて同僚との共同作業を選択した場合(図34A)、垂直ポスト550のタブが滑り上がり、戻り止め溝626との係合から外れるため回転することが可能になるが、再度ケーブルアセンブリーに係合させるためには、ゆっくりと回転させて戻り止め溝626に戻せばよい。なお、ケーブル鞘については図示を省略する。
図40は、プーリ632に掛け回した可撓性ケーブルループ630を示す図である。このループは垂直ポスト528の下端で回転し、入力装置アーム524をプーリ622に動作可能に接続するとともに、戻り止め626を介して垂直モニターアーム550に動作可能に接続する。
以上の説明から理解できるように、本発明はその最も本質的な態様において、
グラウンドプレーンを有する表面に置かれる基部、
上記基部に固定された実効的なでん部軸、
上記のでん部軸を中心として回転するシートボトム、
上記実効的なでん部軸を中心として回転するシートバック、
上記シートバックに位置が固定された実効的な肩部軸、
上記シートバックに位置が固定された実効的な肘部軸、
モニター取り付け台を有し、このモニター取り付け台が上記肩部軸を中心として回転するように構成されたモニター支持体、および
入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイが上記肘部軸を中心にして回転するように構成された上記入力装置トレイ支持体を有するチェア、を有する人間工学的なワークステーションを提供するものである。
別な態様では、本発明の人間工学的なワークステーションは、
シートボトム、シートバック、ヘッドレストおよびレッグレストを有する調節自在なタスクシート、
モニター支持体、および
入力装置支持トレイが取り付けられた少なくとも一つの入力装置支持体を有し、
上記シートバックが上記シートボトム、ヘッドレスト、レッグレスト、モニター支持体および入力装置に、機械的リンク機構を介して動作可能に接続され、上記ワークステーションが着座領域、移行領域およびリクライニング領域を含む動作領域範囲を移動できるようにするとともに、モニター支持体が、移行領域およびリクライニング領域の広範囲にわたって、シートバッグ上の所定の基準点に対して固定された距離に維持するように構成したものである。
本発明のさらに別な態様では、本発明のワークステーションは、グラウンド係合基部、
でん部軸において上記基部によって支持されるとともにこれにピボット動作可能に取り付けられたシートバックであって、上記基部に対して前後に傾けることができるシートバック、
肩部軸において上記シートバックにピボット動作可能の取り付けられたモニター支持体、および
肘部軸において上記シートバックにピボット動作可能に取り付けられた入力装置支持体であって、
上記肩部軸および上記肘部軸を上記シートバックに対して固定するように上記シートバックを上記基部に機械的に接続し、上記モニター支持体を上記シートバックに機械的に接続し、そして上記入力装置を上記シートバックに機械的に接続したワークステーションである。
以上の説明は、当業者が本発明を実施するために十分な説明であり、また発明者が現時点で意図している発明の最良の実施態様である。本明細書には発明の好適な実施態様に関して詳細をきわめた完全な形で開示しているが、本発明を添付図面に示し、かつ説明してきた正確な構成、寸法関係、操作/動作/作動に制限することは望まない。当業者ならば発明に関して各種の修正、別な構成、変更、等価な構成を実施できるはずであり、またこれらに関して発明の精神および範囲から逸脱せずに適宜実施できるはずである。このような変更には、材料の変更、構成部材の変更、構造的配置の変更、大きさの変更、形状変更、形態変更、機能上の変更、操作上/動作上の変更などが含まれる。一例として、第2の好適な実施態様におけるモニターアームについては、カムシステムを使用する代わりに、電気アクチュエータを使用して可動できるように構成することが可能である。このような変更も発明の範囲に包含され、発明の精神と調和するものである。
即ち、上記の記述および説明などは、特許請求の範囲に記載された発明の範囲を制限するものではない。
52、56:モニター
58、66:並進
62:頚部
64:胴体
22、40、72、576:リクライニング領域
74、128:ヘッドレスト
76:頭部の重量
104、528、550:垂直支持体
106:4点基台
118、534:水平モニターアーム
122:シートボトム
125:シートバックピンチガード
126:レッグレスト
124:シートバック
131:ヘッドレスト支持体
132:近位端部
136、532、548:遠位端部
138、550:垂直モニターアーム
140:上部支持ブラケット
142:モニターアームの終端
144:一次モニター
146:二次モニター
148:支持ブラケット
150:ミニディスク
152a:キーボード
152b:マウストレイ
152:入力装置トレイ
160:水平な基準参照平面
162:胴体角度
164:地面に対する首の角度
166:前腕角度
168:大腿部角度
170:脹脛角度
172:首/胴体角度
176:臀部
178:肘部
180:肩部
182:胴体線
184:基準線
186:頭頂部
188:モニター/眼部距離
190:キーボード距離
250、610:カムフォロワー
255:上部突出部
256、612:カムアーム
258:ブラケット
260、614:リンク
300:第1モニター調節リンク機構
322、324:回転シャフト
326:内側伸縮管
328:外側伸縮管
334:開放ボタン
336:ボタンホール
338:第2クリアランスホール
340:ロック用タブ
342、344:対向リニアスライド
346、348:ラチェット
350、352:爪
362、364:圧縮ばね
372:シートフレーム
402:ケーブル
394、396、404、406、408、410、412、622、632:プーリ
440:マウス
446:下側
448:強磁性部分
450:マウスマット面
504:垂直支持ポスト
506:フレーム部材
508:タスクチェア
510:シートボトム
512:シートバック
514:下部腰部ピンチガード
516:完全後退レッグレスト
520,522:垂直/水平ヘッドレスト支持体
524:水平支持アーム
526:近位端部、リンク機構アセンブリー
530:制御ブレーキ
536:近位端部
538:シートマスターピボット軸、マスターシート軸
540、544:シートサイドプレート
542:第2軸点
546:トレイ
555:垂直モニターポスト
552:水平モニターレール
554:モニター
570:着座位置
574:着座領域
580、582:アクチュエータ

Claims (71)

  1. グラウンドプレーンを有する表面に置かれる基部、
    前記基部に固定された実効的なでん部軸、
    前記のでん部軸を中心として回転するシートボトム、
    前記実効的なでん部軸を中心として回転するシートバック、
    前記シートバックに位置が固定された実効的な肩部軸、
    前記シートバックに位置が固定された実効的な肘部軸、
    モニター取り付け台を有し、このモニター取り付け台が、前記肩部軸を中心として回転するように構成されたモニター支持体、および
    入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイが、前記肘部軸を中心にして回転するように構成された、前記入力装置トレイ支持体を有することを特徴とするチェア。
  2. 前記シートバックが前記でん部軸を中心にして回転している間、前記グラウンドプレーンに対して、前記入力装置トレイおよび前記モニター取り付け台がほぼ固定された角度に保持される着座動作範囲を有する請求項1に記載のチェア。
  3. 前記シートバックが前記でん部軸を中心にして回転している間、前記シートバッグに対して、記入力装置トレイおよび前記モニター取り付け台がほぼ固定された角度に保持されるリクライニング動作範囲を有する請求項1に記載のチェア。
  4. 着座動作範囲、リクライニング動作範囲を有し、さらに前記着座動作範囲と前記リクライニング動作範囲との間に、前記シートバックが回転している間、前記入力装置トレイおよび前記モニター取り付け台の角度が、前記シートバックの角度が変化する速度よりも速い速度で変化する移行動作範囲を有する請求項1に記載のチェア。
  5. 前記シートバックが所定の動作範囲を回転している間、前記シートボトムが前記シートバックの方向に回転し、次に前記シートバックがさらに回転している間、前記シートバックが固定された角度に止まる請求項1に記載のチェア。
  6. 着座領域、移行領域およびリクライニング領域を有する複数の動作領域において使用できるように構成され、そしてさらに前記シートバックに取り付けられた移動可能なヘッドレストを有し、このヘッドレストが前進駆動して前記リクライニング領域においてユーザーの頭部を支持し、前記移行領域において前記ユーザーの頭部から後退し始め、そして前記着座領域において前記ユーザーの頭部から離脱する請求項1に記載のチェア。
  7. さらに、前記シートボトムに固定された伸縮レッグレストを有する請求項1に記載のチェア。
  8. 前記レッグレストが複数枚のパネルを有する請求項7に記載のチェア。
  9. 前記レッグレストがリニアアクチュエータを使用して後退位置から展開位置に移動し、そして前記パネルの下側に設けられた複数のプーリの周囲に架け回された少なくとも一つのケーブルを使用して展開位置から展開量の少ない位置か、あるいは完全後退位置に移動する請求項8に記載のチェア。
  10. 前記実効的なでん部軸、前記実効的な肘部軸および前記実効的な肩部軸について、前記シートボトムに着座しかつ前記シートバックに上体を傾けているユーザーのそれぞれのでん部関節、肘部関節および肩部関節に全体としてアラインメントするように位置させた請求項1に記載のチェア。
  11. 前記でん部軸を中心とする前記シートバックの動作、前記でん部軸を中心とする前記シートボトムの動作および前記肘部軸を中心とする前記入力装置トレイの動作、前記でん部軸を中心とする前記モニター取り付け台の動作それぞれについて前記それぞれの軸に設けられた機械的ピボットによって抑制する請求項1に記載のチェア。
  12. 前記でん部軸を中心とする前記シートバックの動作および前記シートボトムの動作、前記肘部軸を中心とする前記入力装置トレイの動作、および前記肩部軸を中心とする前記モニター取り付け台の動作について、これら軸に対して機械的にはアライメントしていないが、前記でん部軸、前記肘部軸および 前記肩部軸のそれぞれに対応する仮想的な軸を発生する機構によってそれぞれ発生する請求項1に記載のチェア。
  13. 前記でん部軸から前記グランドまでの距離が調節できる請求項1に記載のチェア。
  14. 前記モニター取り付け台および前記入力装置トレイが垂直軸を中心として半径方向に並進し、前記チェアの取り付けおよび取り外しを容易にするとともに、ユーザーが前記モニター取り付け台に取り付けられたモニターの正面前に、かつ前記入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイの正面前に立つことを可能にする請求項1に記載のチェア。
  15. グラウンドプレーンを有する表面に置かれる基部、
    前記基部に固定された実効的なでん部軸、
    前記のでん部軸を中心として回転するシートボトム、
    前記でん部軸を中心として回転するシートバック、
    前記シートバックに固定された実効的な肘部軸、および
    入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイが前記肘部軸を中心にして回転するように構成された前記入力装置トレイ支持体を有することを特徴とする人間工学的ワークステーション。
  16. 前記シートバックが前記でん部軸を中心にして回転している間、前記グランドプレーンに対して 前記入力装置トレイがほぼ固定された角度に保持される着座動作範囲を有する請求項15に記載のワークステーション。
  17. 前記シートバックが前記でん部軸を中心にして回転している間、 前記シートバックに対して前記入力装置トレイがほぼ固定された角度に保持されるリクライニング動作範囲を有する請求項15に記載のワークステーション。
  18. 着座動作範囲、リクライニング動作範囲、およびこの着座動作範囲とこのリクライニング動作範囲との間に移行動作範囲を有し、この移行動作範囲にあるときに、前記シートバックが回転している間、前記入力装置トレイの角度が、前記シートバックの角度が変化する速度よりも速い速度で変化する請求項15に記載のワークステーション。
  19. 前記シートバックが所定の動作範囲回転している間、前記シートボトムが前記シートバックの方向に回転し、次に 前記シートバックがさらに回転している間、前記シートバックが固定された角度に止まる請求項15に記載のワークステーション。
  20. 着座領域、移行領域およびリクライニング領域を有する複数の動作領域において使用できるように構成され、そしてさらに前記チェアが前記シートバックに取り付けられた移動可能なヘッドレストを有し、このヘッドレストが前進駆動して 前記リクライニング領域においてユーザーの頭部を支持し、前記移行領域において 前記ユーザーの頭部へ前進し始め、そして前記着座領域において前記ユーザーの頭部から離脱する請求項15に記載のワークステーション。
  21. さらに、前記シートボトムに固定された伸縮レッグレストを有する請求項15に記載のワークステーション。
  22. 前記レッグレストが複数枚のパネルを有する請求項21に記載のワークステーション。
  23. 前記レッグレストがリニアアクチュエータを使用して後退位置から展開位置に移動し、そして前記パネルの下側に設けられた複数のプーリの周囲に架け回された少なくとも一つのケーブルを使用して展開位置から展開量の少ない位置か、あるいは完全後退位置に移動する請求項22に記載のワークステーション。
  24. 前記でん部軸および前記肘部軸について、 前記シートボトムに着座しかつ前記シートバックに上体を傾けているユーザーのそれぞれのでん部関節および肘部関節に全体としてアラインメントするように位置させた請求項15に記載のワークステーション。
  25. 前記でん部軸を中心とする前記シートバックの動作、前記でん部軸を中心とする前記シートボトムの動作および前記肘部軸を中心とする前記入力装置トレイの動作それぞれについて前記それぞれの軸に設けられた機械的ピボットによって抑制する請求項15に記載のワークステーション。
  26. 前記でん部軸を中心とする前記シートバックの動作および前記シートボトムの動作、および前記肘部軸を中心とする前記入力装置トレイの動作について、これら軸に対して機械的にはアライメントしていないが、前記でん部軸および前記肘部軸のそれぞれに対応する仮想的な軸を発生するピボット点を持つ機構によってそれぞれ形成する請求項15に記載のワークステーション。
  27. 前記でん部軸から前記グランドまでの距離が調節できる請求項15に記載のワークステーション。
  28. 前記入力装置トレイが垂直軸を中心として回転し、前記ワークステーションの取り付けおよび取り外しを容易にするとともに、ユーザーが前記入力装置トレイ支持体に取り付けられた入力装置トレイの正面前に立つことを可能にする請求項15に記載のワークステーション。
  29. 前記シートバックが完全な直立位置にあるときにのみ、前記入力装置トレイが垂直軸を中心にして回転する請求項28に記載のワークステーション。
  30. さらに、前記シートバックに対して位置が固定された肩部軸、およびモニター取り付け台を有し、このモニター取り付け台が前記肩部軸を中心として回転するように構成されたモニター支持体を有する請求項15に記載の人間工学的ワークステーション。
  31. グラウンド係合基部、
    前記グラウンド係合基部にピボット動作可能に接続され、シートバックが水平な基準面に対してピボット動作する実効的なでん部軸を形成するシートボトム、前記シートバックを有する調節自在なタスクシート、
    前記シートバックに機械的リンク機構によってピボット動作可能に接続され、入力装置支持アームがピボット動作する実効的な肘部軸を形成する前記入力装置支持アーム、および
    前記シートバックに機械的リンク機構によってピボット動作可能に接続され、モニター支持アームが前記水平な基準面に対してピボット動作する実効的な肩部軸を形成する前記モニター支持アームを有することを特徴とする人間工学的ワークステーション。
  32. 少なくとも着座領域、移行領域およびリクライニング領域を含む複数の動作領域において使用できるように調節自在に構成された請求項31に記載のワークステーション。
  33. 前記ワークステーションが動作領域範囲において移動するさいに、前記モニター支持体が前記移行領域の一部において、また前記リクライニング領域全体を通して前記実効的な肩部軸に対して固定された距離を維持する請求項32に記載のワークステーション。
  34. 前記ワークステーションが動作領域範囲において移動するさいに、前記モニター支持体が前記実効的な肘部軸に対して固定された距離を維持する請求項32に記載のワークステーション。
  35. 前記ワークステーションが動作領域範囲において移動するさいに、前記モニター支持体および前記入力装置支持体の両方が前記実効的なピボット軸に対して固定された距離を維持する請求項32に記載のワークステーション。
  36. 前記シートバック、前記モニター支持体および前記入力装置支持体の調和した動作によって前記モニター支持体および前記入力装置支持体の両者と前記実効的なピボット軸との間の距離を設定する請求項35に記載のワークステーション。
  37. 前記モニター支持体が水平モニターアーム、およびこの水平モニターアームにピボット動作可能に接続された垂直モニターアームを有する請求項31に記載のワークステーション。
  38. 前記ワークステーションに着座しているユーザーがモニター/目距離および前記モニター支持体に設けられた任意のモニターに対する目俯角を調節設定してから、前記ユーザーが前記着座領域、前記移行領域および前記リクライニング領域を介して前記シートバックを前後に動かしている間、前記ワークステーションがモニター/目距離および目俯角を一定に維持することができる請求項31に記載のワークステーション。
  39. さらに、前記入力装置支持体に設けられた入力装置支持トレイを有し、前記ワークステーションに着座しているユーザーが前記入力装置支持トレイに対する距離を調節設定してから、前記ユーザーが前記動作領域を介して前記シートバックを前後に動かしている間、前記ワークステーションが前記入力装置支持トレイから前記実効的な肘部ピボット軸までの距離を維持することができる請求項31に記載のワークステーション。
  40. 前記ワークステーションに着座しているユーザーが前記実効的な肘部ピボット軸から前記入力装置支持トレイまでの前腕部角度を調節設定してから、前記ユーザーが前記動作領域を介して前記シートバックを前後に動かしている間、前記ワークステーションが前腕部角度を一定に維持することができる請求項31に記載のワークステーション。
  41. 前記モニター支持体および前記の少なくとも一つの入力装置支持体が独立した一つのアームを有し、このアームに一つかそれ以上のワークステーションモニターおよび一つかそれ以上の入力装置支持トレイを装着支持する請求項31に記載のワークステーション。
  42. 前記モニター支持体が第1支持アームを有し、そして前記の少なくとも一つのワークステーショントレイ支持体が第2支持アームを有する請求項31に記載のワークステーション。
  43. さらにアームレストを有する請求項31記載のワークステーション。
  44. シートボトム、シートバックおよびレッグレストを有するタスクシート、
    前記タスクシートにリンク機構を介して動作可能に接続されたモニター支持体、および
    前記タスクシートにリンク機構を介して動作可能に接続された入力装置支持体を有し、
    前記シートバック、前記モニター支持体および前記入力装置支持体間の前記リンク機構について、前記ワークステーションが着座領域、移行領域およびリクライニング領域を含む動作領域範囲を移動できるようにするとともに、前記の少なくとも一つの入力装置支持体に取り付けた入力装置トレイを、ユーザーの肘部関節を横断して走る水平線に対して全体として一致するように設定された実効的な肘部ピボット軸に対して固定された距離に維持するように構成したことを特徴とする人間工学的ワークステーション。
  45. 前記ワークステーションが、前記モニター支持体に設けられたモニターを、前記移行領域の一部および前記リクライニング領域の全範囲を介して実効的な肩部ピボット軸に対して固定された距離に維持する請求項44に記載の人間工学的ワークステーション。
  46. 前記リンク機構が、ユーザーの身体の対応する実効的な解剖学的ピボット回転点に対して設定されたピボット軸を有する請求項44に記載のワークステーション。
  47. 前記ピボット軸が、
    シートバック/シートボトム軸、
    モニター/シートバック回転軸、および
    キーボード/シートバック回転軸を有する請求項46に記載のワークステーション。
  48. さらに、前記シートバックに動作可能に接続されたヘッドレストを有する請求項44に記載のワークステーション。
  49. さらに、前記入力装置支持体に取り付けられた入力装置支持トレイを有する請求項44に記載のワークステーション。
  50. 前記レッグレストが複数枚のパネルからなる伸縮レッグレストであって、前記ワークステーションが完全に直立した着座構成にあるときに、前記レッグレストの少なくとも一部が前記シートボトムの下に折り畳まれる請求項44に記載のワークステーション。
  51. さらに、前記シートバックおよび前記シートボトムと調和して移動するアームレストを有する請求項44に記載のワークステーション。
  52. 第1モニター支持体および第2モニター支持体を有する請求項44に記載のワークステ
    ーション。
  53. 前記モニター支持体が前記シートバックおよび前記シートボトムに対する調節と調和するように調節可能であり、また第2モニター支持体が独立して調節可能に維持される請求項52に記載のワークステーション。
  54. 前記モニター支持体および 前記入力装置支持体それぞれが、垂直面内で傾く垂直アームを有する請求項44に記載のワークステーション。
  55. 前記モニター支持体および前記入力装置支持体が、前記実効的なでん部軸を中心として回転する請求項54に記載のワークステーション。
  56. 機械的手段のみによって最適な人間工学的位置を維持する請求項44に記載のワークステーション。
  57. 電気機械的な制御装置またはソフトウェア制御装置のいずれかまたは組み合わせを使用して最適な人間工学的位置を維持する請求項44に記載のワークステーション。
  58. 前記基部が、左右のリアレグおよび左右のフロントレグを有する、非対称的な4点基部である請求項44に記載のワークステーション。
  59. 前記左右のフロントレグの長さが異なる請求項58に記載のワークステーション。
  60. 前記レグが、前記リクライニング位置において前記ワークステーションの設置面積以上に伸長しない請求項59に記載のワークステーション。
  61. 前記タスクシートがさらに複数枚のパネルからなるレッグレストを有する請求項44に記載のワークステーション。
  62. 前記タスクシートがさらに前記シートバックに動作可能に結合されたヘッドレストを有する請求項44に記載のワークステーション。
  63. 前記ヘッドレストが、前記シートバックの背部側に設けられたヘッドレスト引き戻し機構を有し、そして前記ヘッドレストが、調節自在なヘッドレスト支持体を介してこのヘッドレスト引き戻し機構に動作可能に結合されている請求項62に記載のワークステーション。
  64. 前記モニター支持体が、水平モニターアームおよびこの水平モニターアームにピボット動作可能に接続された垂直モニターアームを有する請求項44に記載のワークステーション。
  65. 前記水平モニターアームが、その近位端部において前記実効的なでん部ピボット軸の 前記垂直支持体にピボット動作可能に接続され、そして垂直モニターが前記水平モニターアームの遠位端部にピボット動作可能に取り付けられた請求項64に記載のワークステーション。
  66. グラウンド係合基部、
    でん部軸において前記基部によって支持されるとともにこれにピボット動作可能に取り付けられたシートバックであって、前記基部に対して前後に傾けることができるシートバック、
    肩部軸において前記シートバックにピボット動作可能の取り付けられたモニター支持体であって、これに取り付けられたモニターが前記肩部軸を中心として回転するモニター支持体、および
    肘部軸において前記シートバックにピボット動作可能に取り付けられた入力装置支持体であって、これに取り付けられた入力装置トレイに設けられた入力装置が前記肘部軸を中心として回転する入力装置支持体を有し、
    前記肩部軸および前記肘部軸を前記シートバックに対して固定するように、前記シートバックを前記基部に機械的に接続し、前記モニター支持体を 前記シートバックに機械的に接続し、そして前記入力装置を前記シートバックに機械的に接続するように構成したことを特徴とするワークステーション。
  67. さらに、前記でん部軸において前記基部か前記シートバックのいずれかにピボット動作可能に取り付けられたシートボトムを有する請求項66に記載のワークステーション。
  68. 前記シートバックが完全な直立位置から後方にほぼ35度傾いている間、前記モニター支持体に設けられたモニターの角度が水平な基準平面に対して一定に保持される請求項67に記載のワークステーション。
  69. 前記シートバックが完全な直立位置から後方にほぼ35度傾いている間、前記シートボトムがまず前記シートバックの方向に傾いてから、所定のシートバック角度において後方への傾きが止まる請求項67に記載のワークステーション。
  70. 前記でん部軸、前記肘部軸および前記肩部軸に設けられた機械的ピボット点によって前記でん部軸、前記肘部軸および前記肩部それぞれを中心とする動作を抑制する請求項66に記載のワークステーション。
  71. 前記肘部軸を中心とする前記入力装置トレイの動作および前記肩部軸を中心とするモニター動作を仮想ピボット点によって抑制し、これら軸には機械的装置が設けられていない請求項66に記載のワークステーション。
JP2016503360A 2013-03-15 2014-03-17 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション Active JP6478972B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361800457P 2013-03-15 2013-03-15
US61/800,457 2013-03-15
PCT/US2014/030246 WO2014145475A2 (en) 2013-03-15 2014-03-17 Ergonomic productivity workstation having coordinated and harmonized movement of head rest, backrest, seat, leg rest, arm rests, monitor support, and work trays through sitting, standing and reclining configurations

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016514500A true JP2016514500A (ja) 2016-05-23
JP2016514500A5 JP2016514500A5 (ja) 2017-04-06
JP6478972B2 JP6478972B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=51524320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016503360A Active JP6478972B2 (ja) 2013-03-15 2014-03-17 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション

Country Status (4)

Country Link
US (3) US8939500B2 (ja)
EP (1) EP2967211A4 (ja)
JP (1) JP6478972B2 (ja)
WO (1) WO2014145475A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU205107U1 (ru) * 2021-03-25 2021-06-28 Марина Петровна Леонтьева Кресло рекреационно-профилактическое

Families Citing this family (72)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201311188A (zh) * 2011-07-15 2013-03-16 Itoki Corp 搖椅及使用於其之彈簧單元
US9082114B2 (en) * 2011-07-29 2015-07-14 Ncr Corporation Self-service terminal
WO2013067649A1 (en) * 2011-11-11 2013-05-16 Stieler Richard Apparatus and method for ergonomic support of human system interaction
AU2014236718B2 (en) 2013-03-14 2018-07-05 Sri International Compact robotic wrist
JP6478972B2 (ja) * 2013-03-15 2019-03-06 エスヴィ トゥール コーポレイションSv Tool Corporation 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション
EP2967521B1 (en) 2013-03-15 2019-12-25 SRI International Electromechanical surgical system
EP3086750B1 (en) 2013-12-25 2020-12-23 Mopair Technologies Ltd. Apparatus for stimulating synchronized body motions of a user
US9839292B2 (en) * 2014-04-08 2017-12-12 John Hart Miller Rotating and non-rotating reclining chairs w/tilting mechanisms
US9510685B2 (en) * 2014-05-02 2016-12-06 Steelcase Inc. Office system telepresence arrangement
US9596929B2 (en) * 2014-11-10 2017-03-21 Eugenia Koulizakis Portable work support and keyboard/mouse tray and work station and tethered chair
US11553798B2 (en) * 2015-05-15 2023-01-17 Irina L. Melnik Active fitness chair with an exercise armrest
US10813464B2 (en) * 2015-05-15 2020-10-27 Irina L. Melnik Active fitness chair
CN108025445A (zh) 2015-07-23 2018-05-11 斯里国际 机器人臂及机器人手术系统
WO2017049223A1 (en) 2015-09-17 2017-03-23 Sv Tool Corporation Auto-adjusting headrest for an ergonomic chair
USD789105S1 (en) 2015-09-18 2017-06-13 Sv Tool Corporation Ergonomic chair
US9700146B1 (en) * 2015-12-08 2017-07-11 Neale Emerson Collapsible video display support system
WO2017124170A1 (en) * 2016-01-19 2017-07-27 Titan Medical Inc. Method and apparatus for positioning a workstation for controlling a robotic system
US9808092B2 (en) * 2016-02-18 2017-11-07 Craig Geoffrey KIPLING Ergonomic-device support assembly for ergonomic device
USD829458S1 (en) 2016-04-19 2018-10-02 Gary Platt Manufacturing, Llc Gaming chair, chair back and chair pedestal
ES1165409Y (es) * 2016-08-18 2016-12-16 Nebot Aparicio Gomez Estructura móvil para trabajar con equipos informáticos acoplable a sillas reclinables.
PL3515248T3 (pl) * 2016-09-26 2020-12-28 Kesseböhmer Produktions GmbH & Co. KG Sterowanie stołem o ustawianej wysokości za pomocą odcisku palca
US11602474B2 (en) 2016-11-28 2023-03-14 Verb Surgical Inc. Surgical table base with high stiffness and adjustable support members with force feedback
NL2018898B1 (nl) 2016-12-23 2018-07-02 Van Beek Maas Inrichting voor het daarop plaatsen van een stuurwielconsole en pedaalconsole van een racesimulatorspel, alsmede een racesimulator.
US10531737B2 (en) * 2017-01-24 2020-01-14 Jolozero, Llc Zero gravity chaise chair systems and method
US10434914B2 (en) * 2017-03-13 2019-10-08 Cnh Industrial America Llc Armrest system for holding monitors in an operator cab
US10010182B1 (en) * 2017-04-24 2018-07-03 Atec International Team Co., Ltd. Device for vertically adjusting chair headrest
US10792119B2 (en) 2017-05-22 2020-10-06 Ethicon Llc Robotic arm cart and uses therefor
US10856948B2 (en) 2017-05-31 2020-12-08 Verb Surgical Inc. Cart for robotic arms and method and apparatus for registering cart to surgical table
US10485623B2 (en) 2017-06-01 2019-11-26 Verb Surgical Inc. Robotic arm cart with fine position adjustment features and uses therefor
KR101882778B1 (ko) * 2017-06-07 2018-07-27 정광웅 안마의자용 tv 거치장치
US10913145B2 (en) 2017-06-20 2021-02-09 Verb Surgical Inc. Cart for robotic arms and method and apparatus for cartridge or magazine loading of arms
DE202017105693U1 (de) 2017-09-20 2017-09-27 Ciar S.P.A. Sitz- und/oder Liegemöbel
CN107693292A (zh) * 2017-10-26 2018-02-16 广州艾捷斯医疗器械有限公司 一种靠背可伸缩的儿童牙科综合治疗机
US10683094B2 (en) * 2017-12-11 2020-06-16 Optimares S.P.A. Aircraft seat
US10383448B1 (en) 2018-03-28 2019-08-20 Haworth, Inc. Forward tilt assembly for chair seat
RU2688293C1 (ru) * 2018-05-16 2019-05-21 Владимир Ростиславович Борецкий Рабочая станция (варианты)
DE102018114659A1 (de) 2018-06-19 2019-12-19 Logic Endeavor Group GmbH Arbeitszelle
CN109068093B (zh) * 2018-07-18 2024-04-19 深圳市华普森电子有限公司 一种高清管道探测器
WO2020029107A1 (zh) * 2018-08-08 2020-02-13 山东英才学院 一种学前儿童坐姿矫正器
RU184874U1 (ru) * 2018-10-03 2018-11-13 Денис Вячеславович Захаров Компьютерная рабочая станция
US11116315B2 (en) * 2019-01-15 2021-09-14 Brent Hoffman Desk having movable split work surfaces
CN109512139A (zh) * 2019-01-15 2019-03-26 珠海美特立信息技术有限公司 一种用于多媒体教学的讲台
TWI682744B (zh) * 2019-02-16 2020-01-21 宏碁股份有限公司 電腦座艙及其調整方法
CN111657695B (zh) * 2019-03-05 2023-08-01 宏碁股份有限公司 电脑座舱及其调整方法
USD861405S1 (en) 2019-04-02 2019-10-01 Gary Platt Manufacturing, Llc Seating device
CN114007465A (zh) * 2019-04-16 2022-02-01 赫尔曼米勒有限公司 用于用户的主动接合的椅
WO2020257130A1 (en) * 2019-06-16 2020-12-24 Riveron Rudy Alexander Treatment force application device
DE202019002709U1 (de) 2019-06-25 2019-10-15 Rüdiger Schloo Vorrichtung zur Vermeidung von Schädigungen durch Fehlhaltungen bei der Bildschirmbenutzung
CN110558750B (zh) * 2019-09-30 2024-06-18 佛山科学技术学院 一种一体化桌椅
US10939761B1 (en) 2019-12-06 2021-03-09 Dooli Products, LLC Furniture with anti-tipping characteristics
US11266243B2 (en) 2019-12-06 2022-03-08 Dooli Products, LLC Furniture having anti-tipping construction
US10786080B1 (en) 2019-12-06 2020-09-29 Dooli Products, LLC Anti-tipping mechanisms integrated into furniture
USD932216S1 (en) 2019-12-06 2021-10-05 Dooli Products, LLC Tapered dresser
US10813456B1 (en) 2019-12-06 2020-10-27 Dooli Products, LLC Furniture with incorporated anti-tipping mechanism
US11103067B2 (en) 2019-12-06 2021-08-31 Dooli Products, LLC Furniture with anti-tipping features
USD927230S1 (en) 2020-02-25 2021-08-10 Dooli Products, LLC Dresser with straight front
USD927899S1 (en) 2020-02-25 2021-08-17 Dooli Products, LLC Partly tapered dresser
USD927229S1 (en) 2020-02-25 2021-08-10 Dooli Products, LLC Curved dresser
US20210266427A1 (en) * 2020-02-25 2021-08-26 Michael Kidakarn Chair and chroma key photography backdrop assembly thereof
WO2021178600A1 (en) * 2020-03-03 2021-09-10 Home Racer LLC Gaming chair assembly with modular multi-monitor mount system
KR102273856B1 (ko) * 2020-05-13 2021-07-06 옥재윤 기능성 복합 데스크 시스템
DE112021003365T5 (de) * 2020-06-24 2023-05-11 Ergotron, Inc. Armbaugruppe
CN111955909A (zh) * 2020-08-26 2020-11-20 贵阳职业技术学院 一种中文教学使用的多媒体教学装置
US11219311B1 (en) 2020-10-06 2022-01-11 James Mark Kondziela Ergonomic multi-positionable workstation
US11825949B2 (en) 2021-05-04 2023-11-28 Michael David Collier Ergonomic motion chair
US11229291B1 (en) 2021-05-04 2022-01-25 Michael David Collier Ergonomic motion chair
EP4094632A1 (en) 2021-05-28 2022-11-30 Mukawa Oy Work unit
WO2023033797A1 (en) * 2021-08-31 2023-03-09 Mark Catan Ergonomic chairs supporting asymmetric leg configurations
CN113616014B (zh) * 2021-09-14 2024-03-01 郑州港发电子科技有限公司 一种政务大厅适老化座椅及服务系统
WO2023122398A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 Ergotron, Inc. Adjustable and stowable workstation assembly
US20240156268A1 (en) * 2022-11-14 2024-05-16 Tyler Alexander Milewski Workstation
US11684157B1 (en) 2022-12-13 2023-06-27 Thoughtful Furniture Company, Llc Furniture with anti-tipping support hinge

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237835A (ja) * 1988-11-15 1990-09-20 Tenryu Kogyo Kk 座席用モニターの取付構造
US6056363A (en) * 1997-12-29 2000-05-02 Maddox; Lee W. Reclining computer chair apparatus
US20020074836A1 (en) * 2000-04-26 2002-06-20 Sher Michael L. Arm chair mounted keyboard support apparatus
JP2004290230A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機
US20040254020A1 (en) * 2003-06-13 2004-12-16 Vlad Dragusin Integrated videogaming and computer workstation
US20070035164A1 (en) * 2005-08-11 2007-02-15 North Perry C Adjustable chair station and method of use
JP2008074238A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Mazda Motor Corp シート装置
JP2012085894A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Okamura Corp 椅子
JP2012147850A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Karimoku Furniture Inc 椅子

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3140117A (en) * 1962-09-11 1964-07-07 Anton Lorenz Extensible head-rest and control for double movement and two position types of chairs
US4336965A (en) * 1980-05-15 1982-06-29 Sybron Corporation Expandable legrest for dental chairs
US4779922A (en) * 1986-11-25 1988-10-25 Cooper Lloyd G B Work station system
US4915450A (en) * 1986-11-25 1990-04-10 Cooper Lloyd G B Work station system
US5028016A (en) * 1989-05-19 1991-07-02 Grumman Aerospace Corporation Modular work station design for aircraft
US5174223A (en) * 1989-09-20 1992-12-29 Nagy Marta K Ergonomically designed computer workstation adjustable to various sitting and standing positions
US5116098A (en) * 1990-05-29 1992-05-26 Wooten Ginger M Multiple desk and seat apparatus
KR100334315B1 (ko) * 1992-06-15 2002-10-11 헤르만밀러인코퍼레이티드 사무용의자의경사제어장치
US6296408B1 (en) * 1993-08-05 2001-10-02 Stephen F. Larkin Programmed motion work station
US5765910A (en) * 1993-08-05 1998-06-16 Larkin; Stephen F. Programmed motion work station
EP0773729B1 (en) * 1994-05-27 2001-08-22 Rory Hocking Improvements in or relating to work stations
US5624312A (en) * 1995-06-09 1997-04-29 Collier; William R. Work-station with climate control capabilities
CA2210787A1 (en) * 1997-07-17 1999-01-17 William R. Collier Self-contained work station
IL121410A (en) * 1997-07-28 2001-11-25 Baru Eran Computer workstation
WO1999022624A1 (es) * 1997-11-03 1999-05-14 Gerard Jean Zephinie Conjunto ergonomico de asiento y soporte para ordenador
US6102476A (en) * 1998-03-11 2000-08-15 May; Gordon G. Computer furniture with integrated computer
US5909934A (en) * 1998-07-24 1999-06-08 Mcgraw; Jon Computer desk
US6145926A (en) * 1998-11-17 2000-11-14 Lin; Kuan Jen Computer chair device
US6092868A (en) 1998-12-17 2000-07-25 Wynn; Jeffrey J. Computer work station
US6394402B2 (en) * 1999-09-01 2002-05-28 Stinger Industries, Llc Vertically adjustable mobile computer workstation
US6374752B1 (en) * 2000-03-13 2002-04-23 Glenn E. Walser Ergonomic computer workstation
US6270157B1 (en) * 2000-04-06 2001-08-07 Stanley Joseph Kapushinski Floppy desk
CA2416089C (en) * 2000-07-18 2008-09-30 Intier Automotive Inc. Seat complete measuring system
US6450578B1 (en) * 2000-08-18 2002-09-17 Michael Blake Taggett Ergonomic chair
DE10050807A1 (de) * 2000-10-13 2002-04-18 Stoll Sedus Ag Arbeitstisch
US6425631B1 (en) * 2001-04-06 2002-07-30 King Pao Enterprise Co., Ltd Computer chair assembly
US6712008B1 (en) * 2001-05-11 2004-03-30 Bruce C. Habenicht Portable computer work station assembly
AU2003285228A1 (en) * 2002-11-15 2004-06-15 P--Ce Computers Inc. Peripheral support apparatus and method
US7887103B2 (en) 2003-05-22 2011-02-15 Watherford/Lamb, Inc. Energizing seal for expandable connections
US6874431B1 (en) * 2003-09-05 2005-04-05 Matthew G. Danna Computer desk with slidably extendible desktop
US7100517B1 (en) * 2003-09-25 2006-09-05 Godwin Gary S Ergonomic computer work station
CA2523067C (en) * 2004-10-12 2013-03-12 Altimate Medical, Inc. Modular standing frame
US20060119233A1 (en) * 2004-12-07 2006-06-08 Thomas Richard E All in one media station
US8596599B1 (en) * 2005-03-29 2013-12-03 Xybix Systems Incorporated Apparatus for mounting a plurality of monitors having adjustable distance to a viewer
US7878476B2 (en) * 2005-03-29 2011-02-01 Xybix Systems, Inc. Apparatus for mounting a plurality of monitors having adjustable distance to a viewer
CN101374441B (zh) * 2006-01-03 2010-10-20 艾玛创新有限责任公司 计算机显示器观看支架
CA2550385A1 (en) 2006-06-05 2007-12-05 Peter Kielland Workstation module for a reclinable office chair
US20080164737A1 (en) * 2007-01-08 2008-07-10 Parafincorporation Workstation with computer systems and components
US20100201165A1 (en) * 2007-04-24 2010-08-12 James Dankovich Ergonomic work station
WO2008133953A1 (en) * 2007-04-24 2008-11-06 James Dankovich Mobile integrated self-contained workstation
US7887130B1 (en) * 2008-08-27 2011-02-15 Lockheed Martin Corporation Workstation
US7922249B2 (en) 2008-09-17 2011-04-12 Rafael Tal Marchand Adjustable workstation
MX2009008485A (es) * 2009-08-07 2011-02-21 Deisler De Lea N Vargas Silla estacion de trabajo para computadora por accion mecanica.
US8087724B2 (en) * 2009-08-10 2012-01-03 Gravitonus Inc. Ergonomic computer chair
CN103635119A (zh) * 2011-05-12 2014-03-12 朴赞锡 电脑椅子
CN202184429U (zh) * 2011-08-21 2012-04-11 宋佳楠 仰躺式一体电脑桌椅
WO2013067649A1 (en) * 2011-11-11 2013-05-16 Stieler Richard Apparatus and method for ergonomic support of human system interaction
US8870280B2 (en) * 2011-11-29 2014-10-28 Human Touch, Llc Table accessory for a chair
US9167906B2 (en) * 2011-11-29 2015-10-27 Human Touch, Llc Computer component mounting device for a chair
JP6478972B2 (ja) * 2013-03-15 2019-03-06 エスヴィ トゥール コーポレイションSv Tool Corporation 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237835A (ja) * 1988-11-15 1990-09-20 Tenryu Kogyo Kk 座席用モニターの取付構造
US6056363A (en) * 1997-12-29 2000-05-02 Maddox; Lee W. Reclining computer chair apparatus
US20020074836A1 (en) * 2000-04-26 2002-06-20 Sher Michael L. Arm chair mounted keyboard support apparatus
JP2004290230A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機
US20040254020A1 (en) * 2003-06-13 2004-12-16 Vlad Dragusin Integrated videogaming and computer workstation
US20070035164A1 (en) * 2005-08-11 2007-02-15 North Perry C Adjustable chair station and method of use
JP2008074238A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Mazda Motor Corp シート装置
JP2012085894A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Okamura Corp 椅子
JP2012147850A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Karimoku Furniture Inc 椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU205107U1 (ru) * 2021-03-25 2021-06-28 Марина Петровна Леонтьева Кресло рекреационно-профилактическое

Also Published As

Publication number Publication date
US20160367027A1 (en) 2016-12-22
EP2967211A2 (en) 2016-01-20
US20150216302A1 (en) 2015-08-06
US8939500B2 (en) 2015-01-27
US20140265460A1 (en) 2014-09-18
US9433288B2 (en) 2016-09-06
EP2967211A4 (en) 2016-10-12
US9955785B2 (en) 2018-05-01
WO2014145475A2 (en) 2014-09-18
WO2014145475A3 (en) 2014-12-24
JP6478972B2 (ja) 2019-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6478972B2 (ja) 着座姿勢、起立姿勢およびリクライニング姿勢においてヘッドレスト、バックレスト、シート、レッグレスト、アームレスト、モニター支持体およびワークトレイの動作が調和し人間工学的に作業効率のよいワークステーション
US7946972B2 (en) Adjustable chair for accommodating multiple body positions and methods of use thereof
US7628455B2 (en) Adjustable cross-legged support seat
US5542746A (en) Variable posture component system seating device
US7293834B2 (en) Articulating table
JP3255592B2 (ja) 背もたれおよび座席の調整が連動している、腰掛け用家具部材、および接続補強材
JP5116039B2 (ja) 着座式パーソナルレストサポート器具
US20190082848A1 (en) Chair that adapts to multiple sitting positions
TW201216896A (en) Ergonomic work station
US7490904B2 (en) Decreased skin shear device
CN109953540B (zh) 一种坐站工作椅
US20060214478A1 (en) Folding chair with footrest
US20220142372A1 (en) Tray with variable positioning and support
KR101022764B1 (ko) 의자
US9655454B2 (en) System usable in articles to facilitate relative movement between parts thereof
JP2000508192A (ja) 家具の調節装置
EP4302653A1 (en) Improved structure for a relax armchair
EP4335325A1 (en) Sliding seat for sofa or armchair, integrated with adjustable backrest
EP4302652A1 (en) Structure for a relax armchair
KR101022761B1 (ko) 의자
CN112493739A (zh) 一种坐躺坐具的主体结构
KR20130070024A (ko) 자동 펼침 다리받침이 구비된 사무용 의자
WO2020022929A1 (ru) Механизм поднятия подставки для ног в раскладном кресле
WO2001064080A1 (fr) Dispositif de verrouillage d'une chaise
AU2018226511A1 (en) Adjustable home/office balance ball chair

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6478972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250