JP2016511318A - コーティング組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コーティング組成物に関し、より詳細には、高硬度および優れた加工性を示すプラスチックフィルムを製造することができる組成物に関する。本発明のコーティング組成物によれば、カールの発生が少なく、高硬度のプラスチックフィルムを提供することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、コーティング組成物に関する。より詳細には、高硬度および優れた加工性を示すプラスチックフィルムを形成することができる組成物に関する。
本出願は、2013年3月15日付で韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2013−0028140号、および2014年3月12日付で韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2014−0029032号の出願日の利益を主張し、その内容の全部は本明細書に組み込まれる。
最近、スマートフォン、タブレットPCのようなモバイル機器の発展に伴い、ディスプレイ用基材の薄膜化およびスリム化が求められている。このようなモバイル機器のディスプレイ用ウィンドウまたは前面板には、機械的特性に優れた素材にガラスまたは強化ガラスが一般に使用されている。しかし、ガラスは自体の重量によるモバイル装置の高重量化の原因となり、外部衝撃による破損の問題があった。
そこで、ガラスを代替できる素材としてプラスチック樹脂が研究されている。プラスチック樹脂フィルムは、軽量でありながら割れる恐れが少なく、より軽いモバイル機器を追求する傾向に適合する。特に、高硬度および耐摩耗性の特性を有するフィルムを達成するために、支持基材にハードコート層をコーティングするフィルムが提案されている。
ハードコート層の表面硬度を向上させる方法として、ハードコート層の厚さを増加させる方法が考えられる。ガラスを代替できる程度の表面硬度を確保するためには、一定のハードコート層の厚さを実現する必要がある。しかし、ハードコート層の厚さを増加させるほど表面硬度は高くなるが、ハードコート層の硬化収縮によってシワやカール(curl)が大きくなると共に、ハードコート層の亀裂や剥離が生じやすくなるため、実用的に適用することは容易でなかった。
近年、ハードコートフィルムの高硬度化を実現すると共に、ハードコート層の亀裂や硬化収縮によるカールの課題を解決する方法がいくつか提案されている。
韓国公開特許第2010−0041992号は、モノマーを排除し、紫外線硬化性ポリウレタンアクリレート系オリゴマーを含むバインダー樹脂を用いるプラスチックフィルム組成物を開示している。しかし、前記開示されたプラスチックフィルムは鉛筆硬度が3H程度で、ディスプレイのガラスパネルを代替するには強度が十分でなかった。
韓国公開特許第2010−0041992号
このような課題を解決するために、本発明は、高硬度を示しながらも、カールや反りまたはクラックの発生がない、加工性に優れたプラスチックフィルムを形成することができるコーティング組成物を提供する。
このような問題を解決するために、本発明は、3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、無機微粒子、および有機溶媒を含むコーティング組成物を提供する。
本発明のコーティング組成物によれば、高硬度、耐衝撃性、耐擦傷性、高透明度を示し、優れた加工性によりカールまたはクラックの発生が少ないプラスチックフィルムを製造することができ、前記プラスチックフィルムは、ガラスまたは強化ガラスからなるカバープレートを代替して、モバイル機器、ディスプレイ機器、各種計器盤の前面板、表示部などに有用に適用可能である。
本発明のコーティング組成物は、3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、無機微粒子、および有機溶媒を含む。
本発明において、第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するのに使われ、前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。
また、本明細書で使われる用語は、単に例示的な実施形態を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む」、「備える」または「有する」などの用語は、実施された特徴、段階、構成要素またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や段階、構成要素、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないことが理解されなければならない。
さらに、本発明において、各構成要素が各構成要素の「上に」形成されると言及された場合には、各構成要素が直接各構成要素の上に形成されることを意味したり、他の構成要素が各層の間、対象体、基材上に追加的に形成されうることを意味する。
本発明は、多様な変更が加えられて様々な形態を有しうるところ、特定の実施形態を例示して下記に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとするのではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むことが理解されなければならない。
以下、本発明のコーティング組成物をより詳細に説明する。
本発明は、3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、無機微粒子、および有機溶媒を含むコーティング組成物を提供する。
本明細書全体において、前記アクリレート系とは、アクリレートだけでなく、メタクリレート、またはアクリレートやメタクリレートに置換基の導入された誘導体を全て意味する。
前記3〜6官能性アクリレート系単量体は、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパンエトキシトリアクリレート(TMPEOTA)、グリセリンプロポキシル化トリアクリレート(GPTA)、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA)、またはジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)などが挙げられる。前記3〜6官能性アクリレート系単量体は、単独または互いに異なる種類を組み合わせて用いることができる。
前記3〜6官能性アクリレート系単量体は、紫外線照射によって互いに架橋重合されて架橋共重合体を形成し、前記架橋共重合体を含んで形成されるコーティング層に高硬度を付与することができる。
本発明の一実施形態によれば、 前記3〜6官能性アクリレート系単量体は、前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分100重量部に対して(前記熱硬化性プレポリマー組成物が溶媒に溶解した形態で含まれる場合、溶媒を除いた固形の成分を基準として)、約40〜約80重量部、または約50〜約80重量部で含まれてもよい。前記3〜6官能性アクリレート系単量体が前記範囲にある時、高硬度、耐擦傷性などの良好な物性を有するプラスチックフィルムを形成することができる。
本発明のコーティング組成物は、熱硬化性プレポリマー組成物を含む。前記熱硬化性プレポリマー組成物とは、熱硬化して互いに架橋重合が可能な官能基を有するオリゴマーまたはポリマーを2種以上含む組成物を意味し、溶媒に溶解したか溶解しない形態でコーティング組成物に含まれてもよい。
本発明の一実施形態によれば、前記熱硬化性プレポリマー組成物は、ポリエステル系ポリウレタンオリゴマー、ポリオール、およびポリイソシアネートを含むことができる。より具体的には、前記熱硬化性プレポリマー組成物の固形分の総重量を基準として、前記ポリエステル系ポリウレタンオリゴマーを10〜40重量%、前記ポリオールを5〜30重量%、および前記ポリイソシアネートを50〜80重量%で含んでもよいが、本発明がこれに限定されるものではない。
本発明の一実施形態によれば、前記ポリエステル系ポリウレタンオリゴマーは、数平均分子量が約1,000〜約100,000g/molであり、シクロヘキサンに15%の濃度で溶かした溶液における粘度が約100〜約3,000cpsであり、Tgは−30〜40℃の物性を有するものを用いてもよいが、本発明がこれに限定されるものではない。前記物性を有するポリエステル系ポリウレタンオリゴマーは、直接重合または市販のものを購入使用できる。市販の商品には、ノベオン社のESTANE(登録商標)5701TPU、ESTANE(登録商標)5703TPU、ESTANE(登録商標)5707TPU、ESTANE(登録商標)5708TPU、ESTANE(登録商標)5713TPU、ESTANE(登録商標)5714TPU、ESTANE(登録商標)5715TPU、ESTANE(登録商標)5719TPU、またはESTANE(登録商標)5778TPUなどが例として挙げられる。
本発明の一実施形態によれば、前記ポリオールは、数平均分子量が約1,000〜約100,000g/molのものを用いてもよい。また、前記ポリオールの種類は特に限定されないが、好ましくは、ポリオールは、ポリエチレングリコールポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアクリルポリオール、およびポリカーボネートポリオールジオールからなる群より選択される1種以上が用いられる。より具体的な前記ポリオールの例としては、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、炭素数1〜5のアルキル基を有するポリアルキレングリコール、およびポリアルキレンエーテルポリオールが用いられることが好ましい。前記ポリアルキレンエーテルポリオールは、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシテトラメチレン)エーテルグリコール、ポリ(オキシテトラエチレン)エーテルグリコール、ポリ(オキシ−1,2−プロピレン)エーテルグリコール、およびポリ(オキシ−1,2−ブチレン)エーテルグリコールからなる群より選択された1種以上が使用可能である。
本発明の一実施形態によれば、前記ポリイソシアネートは、数平均分子量が約500〜約50,000g/molのものを用いてもよい。また、前記ポリイソシアネートの種類は特に限定されないが、好ましくは、脂肪族および芳香族イソシアネートが重合されてなるポリマーが用いられる。より具体的な前記脂肪族ジイソシアネートの例には、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、またはα,α−キシリレンジイソシアネートになってもよく、前記芳香族ポリイソシアネートとしては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、またはトルエンジイソシアネートが例として挙げられる。また、前述したジイソシアネートのダイマー(dimer)またはトリマー(trimer)が重合されたポリイソシアネートを用いてもよい。
上述した熱硬化性プレポリマー組成物に含まれる成分は、熱硬化によって互いに架橋重合されて熱硬化性樹脂を形成することにより、コーティング層に高硬度および加工性を付与することができる。
本発明によれば、光照射によって架橋重合される3〜6官能性アクリレート単量体を含むバインダーに加えて、前記熱硬化性プレポリマー組成物を含むことにより、3〜6官能性アクリレート単量体の光硬化過程でコーティング層と共に基材が巻き上がる硬化収縮、またはカール(curl)現象が発生することを補完することができる。カール現象は、平面構造のフィルムを平らな面に広げた時、角などが曲線状に曲がったり巻かれる現象を意味し、これはアクリレートが紫外線によって光硬化する過程で収縮しながら発生しうる。
プラスチックフィルムをカバープレートを代替する用途に使用するためには、表面硬度をガラスを代替できるレベルに向上させることが重要であるが、プラスチックフィルムの硬度を向上させるためには、基本的に一定厚さ以上にコーティング層の厚さを増加させなければならない。しかし、コーティング層の厚さが増加するにつれ、硬化収縮によるカール現象も増加して付着力が減少し、プラスチックフィルムが巻かれる現象が発生しやすい。このため、支持基材を平坦化させる工程を追加的に行うことができるが、このような平坦化過程でコーティング層に亀裂が起こるので好ましくない。このため、フィルム物性の低下なしにガラスを代替できる程度に高硬度のプラスチックフィルムを製造することは容易ではない。
本発明によれば、光硬化が可能なアクリレート系単量体に加えて、熱硬化性プレポリマー組成物をさらに含むことにより、高硬度を維持しながらも、光硬化によるカールの発生を防止することができる。これに加えて、プラスチックフィルムの靭性(toughness)が向上してプラスチックフィルムの加工性を向上させることができる。これによって、プラスチックフィルムの物理的特性をさらに強化することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記3〜6官能性アクリレート系単量体および熱硬化性プレポリマー組成物(前記熱硬化性プレポリマー組成物が溶媒に溶解した形態で含まれる場合、溶媒を除いた固形の成分を基準として)は、約1:0.01〜約1:3、または約1:0.1〜約1:2、または約1:0.1〜約1:1.5、または約1:0.1〜1:1.2の重量比で含まれてもよい。前記3〜6官能性アクリレート系単量体および熱硬化性プレポリマー組成物が前記範囲に含まれる時、高硬度を維持しながらも、良好な加工性を有するプラスチックフィルムを形成することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記熱硬化性プレポリマー組成物は、前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分100重量部に対して(前記熱硬化性プレポリマー組成物が溶媒に溶解した形態で含まれる場合、溶媒を除いた固形の成分を基準として)、約5〜約50重量部、または約10〜約40重量部で含まれてもよい。熱硬化性プレポリマー組成物が前記範囲にある時、高硬度、高加工性などの良好な物性を有するプラスチックフィルムを形成することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記熱硬化性プレポリマー組成物は、熱硬化反応を促進するために、触媒をさらに含むことができる。使用可能な触媒は、前記熱硬化性プレポリマー組成物の縮合反応を促進できると知られた化合物を特別な制限なく用いることができる。具体的には、ジブチルチンジラウレート(DBTDL、dibutyltindilaurate)、亜鉛オクトエート(Zinc octoate)、鉄アセチルアセトネート(Iron acetyl acetonate)、N,N−ジメチルエタノールアミン(N,N−dimethyl ethanolamine)、およびトリエチレンジアミン(Triethylene diamine)からなる群より選択された1種以上が使用可能である。これら触媒は、単独または互いに異なる2種以上を混合して用いることができる。
本発明の一実施形態によれば、前記触媒は、前記熱硬化性プレポリマー組成物に対して、約0.01〜約1,000ppm、または約0.1〜約100ppmで含まれてもよい。前記触媒が前記範囲にある時、組成物の物性を低下させることなく十分な架橋熱重合を達成することができる。
本発明のコーティング組成物は、光開始剤を含む。
本発明の一実施形態によれば、前記光開始剤としては、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、2−ヒドロキシ−1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチル−1−プロパノン、メチルベンゾイルホルメート、α,α−ジメトキシ−α−フェニルアセトフェノン、2−ベンゾイル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−(4−モルホリニル)−1−プロパノンジフェニル(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−ホスフィンオキシド、またはビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシドなどが挙げられるが、これらに制限されない。また、現在市販の商品としては、Irgacure184、Irgacure500、Irgacure651、Irgacure369、Irgacure907、Darocur1173、Darocur MBF、Irgacure819、Darocur TPO、Irgacure907、Esacure KIP100Fなどが挙げられる。これら光開始剤は、単独または互いに異なる2種以上を混合して用いることができる。
本発明の一実施形態によれば、前記光開始剤は、前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分100重量部に対して、約0.2〜約5重量部、または約0.5〜約3重量部で含まれてもよい。前記光開始剤が前記範囲にある時、プラスチックフィルムの物性を低下させることなく十分な架橋重合を達成することができる。
本発明のコーティング組成物は、無機微粒子を含む。
本発明の一実施形態によれば、前記無機微粒子として、粒径がナノスケールの無機微粒子、例えば、粒径が約100nm以下、または約10〜約100nm、または約10〜約50nmのナノ微粒子を用いることができる。また、前記無機微粒子としては、例えば、シリカ微粒子、酸化アルミニウム粒子、酸化チタン粒子、または酸化亜鉛粒子などが挙げられる。
前記無機微粒子を含むことにより、プラスチックフィルムの硬度をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態によれば、前記無機微粒子は、前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分100重量部に対して、約5〜約40重量部、または約10〜約40重量部で含まれてもよい。前記無機微粒子を前記範囲に含むことにより、物性を低下させない範囲内で無機微粒子の添加によるプラスチックフィルムの硬度向上効果を達成することができる。
本発明のコーティング組成物は、有機溶媒を含む。
本発明の一実施形態によれば、前記有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールのようなアルコール系溶媒、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノールのようなアルコキシアルコール系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン系溶媒、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチルグリコールモノエチルエーテル、ジエチルグリコールモノプロピルエーテル、ジエチルグリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール−2−エチルヘキシルエーテルのようなエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族溶媒などを単独または混合して用いることができる。
本発明の一実施形態によれば、前記有機溶媒の含有量は、本発明のコーティング組成物の物性を低下させない範囲内で多様に調節できるので、特に制限はないが、前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分100重量部に対して、固形分:有機溶媒の重量比が約70:30〜約99:1の範囲となるように含んでもよい。前記有機溶媒が前記範囲にある時、適切な流動性および塗布性を有することができる。
一方、本発明のコーティング組成物は、上述した成分のほか、界面活性剤、黄変防止剤、レベリング剤、防汚剤など、本発明の属する技術分野において通常使用される添加剤を追加的に含むことができる。また、その含有量は、本発明のコーティング組成物の物性を低下させない範囲内で多様に調節できるので、特に制限はないが、例えば、前記コーティング組成物100重量部に対して、約0.1〜約10重量部で含まれてもよい。
本発明の一実施形態によれば、前記コーティング組成物は、添加剤として界面活性剤を含むことができ、前記界面活性剤は、1〜2官能性のフッ素系アクリレート、フッ素系界面活性剤、またはシリコーン系界面活性剤が挙げられる。この時、前記界面活性剤は、前記架橋共重合体中に分散または架橋されている形態で含まれてもよい。
また、前記添加剤として黄変防止剤を含むことができ、前記黄変防止剤としては、ベンゾフェノン系化合物またはベンゾトリアゾール系化合物などが挙げられる。
本発明の一実施形態によれば、前記コーティング組成物の粘度は、適切な流動性および塗布性を有する範囲であれば特に制限されず、例えば、25℃の温度で約1,200cps以下の粘度を有することができる。
上述した成分を含む本発明のコーティング組成物は、支持基材に塗布後、光硬化および熱硬化させることにより、コーティング層を形成することができる。
本発明の一実施形態によれば、本発明のコーティング組成物を用いて、厚さが約50μm以上、例えば、約50〜約300μm、または約50〜約200μm、または約50〜約150μm、または約70〜約150μmの厚さを有するコーティング層を形成することができる。
本発明のコーティング組成物を用いて形成したコーティング層を含むフィルムは、優れた高硬度、耐衝撃性、耐擦傷性、高透明度、耐久性、耐光性、高透過率などを示して多様な分野に有用に利用可能である。
本発明のコーティング組成物を用いて形成したコーティング層は、前記基材の一面にのみ形成されてもよい。
本発明のコーティング組成物を用いて形成したコーティング層は、前記基材の両面に全て形成されてもよい。
前記コーティング層を基材の両面に形成する場合、前記コーティング組成物は、前記支持基材の前面および後面にそれぞれ順次に塗布したり、または基材の両面に同時に塗布してもよい。この時、前記コーティング組成物を塗布後、溶媒を蒸発させて平坦な膜を形成するために、一定温度で前記コーティング組成物を乾燥する工程をさらに行うことができる。
本発明の一実施形態によれば、まず、基材の一面に第1コーティング組成物を塗布および光硬化した後、一定温度に加熱して熱硬化を行う。次に、支持基材の他面つまり、背面にさらに第2コーティング組成物を塗布および光硬化した後、一定温度に加熱して熱硬化を行う。この時、前記第1および第2コーティング組成物は、上述したコーティング組成物と同一であり、単に一面および背面に塗布される組成物をそれぞれ区分するものである。また、光硬化および熱硬化の順序は変更可能である。
コーティング層の厚さが高くなるほど紫外線がコーティング層の下部まで十分に到達せず、コーティング層の不完全硬化が問題となりうる。本発明によれば、熱硬化性プレポリマー組成物を含めて熱および紫外線による硬化を全て行うことにより、光硬化が不完全に行われることを補完することができる。これによって、コーティング層の高硬度および物理的特性をさらに強化することができる。
また、熱硬化性プレポリマー組成物を硬化させるための熱硬化は、光硬化のための紫外線照射前および/または紫外線照射後に、選択的に1回以上行うことができる。前記熱硬化は、約60〜約140℃、または約80〜約130℃、または約80〜約120℃の温度で約1分〜約1時間、または約2分〜約30分間加熱することによって行われてもよい。
本発明の一実施形態によれば、前記コーティング組成物を支持基材の一面に塗布し光硬化および熱硬化を行った後、支持基材を10cmx10cmに切断して平面に位置させた時、各角または一辺が平面から離隔する距離の最大値が3cm以下、または2.5cm以下、または2.0cm以下であってもよい。
また、本発明の一実施形態によれば、前記コーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、50℃以上の温度および80%以上の湿度で70時間以上露出させた後、平面に位置させた時、前記プラスチックフィルムの各角または一辺が平面から離隔する距離の最大値が約1.0mm以下、または約0.6mm以下、または約0.3mm以下であってもよい。より具体的には、50〜90℃の温度および80〜90%の湿度で70〜100時間露出させた後、平面に位置させた時、前記プラスチックフィルムの各角または一辺が平面から離隔する距離の最大値が約1.0mm以下、または約0.6mm以下、または約0.3mm以下であってもよい。
本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、優れた高硬度、高加工性、耐擦傷性、高透明度、耐久性、耐光性、光透過率などを示して多様な分野に有用に利用可能である。
例えば、本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、1kgの荷重における鉛筆硬度が6H以上、または7H以上、または8H以上であってもよい。
また、本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、ガラスを代替できる程度に優れた耐衝撃性を有することができる。例えば、本発明のプラスチックフィルムは、22gの鋼球を40cmの高さから自由落下させた時、亀裂が生じない。
また、摩擦試験機にスチールウール(steel wool)#0000を装着した後、500gの荷重で400回往復させる場合に、スクラッチが2個以下で発生する。
さらに、本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、光透過率が92%以上であり、ヘイズが1.0%以下、または0.5%以下、または0.4%以下であってもよい。
また、本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、初期color b*(CIE1976L*a*b*色空間によるb*)が1.0以下であってもよい。なお、初期color b*と、UVB波長領域の紫外線ランプに72時間以上露出後のcolor b*との差が0.5以下、または0.4以下であってもよい。
このような本発明のコーティング組成物を用いて形成したプラスチックフィルムは、多様な分野で活用が可能である。例えば、移動通信端末、スマートフォンまたはタブレットPCのタッチパネル、および各種ディスプレイのカバー基板または素子基板の用途に使用可能である。
以下、発明の具体的な実施例を通して、発明の作用および効果をより詳述する。ただし、このような実施例は発明の例として提示されたものに過ぎず、これによって発明の権利範囲が定められるのではない。
<実施例>
[製造例1:熱硬化性プレポリマー組成物の製造]
ジャケット反応器(jacket reactor)にメチルエチルケトン50gおよびシクロヘキサノン50gを入れて、ポリウレタンEstane5701(登録商標)(Noveon(株)、ブレンステッド塩を含むポリウレタン、数平均分子量40,000)70gを添加した後、2時間、80℃で撹拌した。
これに、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(Polytetramethyleneetherglycol、Terathane1000(登録商標)、Mw=1000、シグマアルドリッチ社)14g、1,4−ブタンジオール1.5g、ポリエステルポリオール樹脂(n−ブチルアセテートに分散、Desmophen670BA(登録商標)、バイエル社)17gを添加した後、常温で30分間撹拌した。次に、脂環系のポリイソシアネート(MEKOでブロッキングされたもの、Vestant B1358A(登録商標)、デグサ製品)124g、ジブチルチンジラウレート(DBTDL)0.3gと、流れ性改善剤としてTego社の添加剤Tego410(登録商標)1.2g、Tego450(登録商標)1.2gを入れて均一になるまで撹拌して、ポリエステル系ポリウレタンオリゴマー、ポリオール、およびポリイソシアネートを含む固形分含有量が約70%の熱硬化性プレポリマー組成物を製造した。
[実施例1]
製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物2.0g、粒径20〜30nmのナノシリカが40重量%分散されたシリカ−ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)複合体9g(シリカ3.6g、DPHA5.4g)、光開始剤(商品名:Darocur TPO)0.2g、ベンゾトリアゾール系黄変防止剤(商品名:Tinuvin400)0.1g、フッ素系界面活性剤(商品名:FC4430)0.05gを混合して、第1コーティング組成物を製造した。同様な方法で第2コーティング組成物も製造した。
前記第1コーティング組成物を、15cmx20cm、厚さ188μmのPET支持基材上に塗布した。次に、ブラックライト蛍光ランプを用いて、280〜350nmの波長の紫外線を照射して光硬化を行い、次に、130℃の温度で30分間熱硬化を行って第1コーティング層を形成した。
支持基材の背面に前記第2コーティング組成物を塗布した。次に、ブラックライト蛍光ランプを用いて、280〜350nmの波長の紫外線を照射して光硬化を行い、次に、130℃の温度で30分間熱硬化を行うことによって第2コーティング層を形成した。硬化が完了した後、基材の両面に形成された第1および第2コーティング層の厚さはそれぞれ100μmであった。
[実施例2]
実施例1において、製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物を2.0gの代わりに3.6gを用いたことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
[実施例3]
実施例1において、シリカ−DPHA複合体9gの代わりに粒径20〜30nmのナノシリカが40重量%分散されたシリカ−トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)複合体9g(シリカ3.6g、TMPTA5.4g)を用いたことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
[実施例4]
実施例1において、製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物を2.0gの代わりに0.7gを用いたことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
[実施例5]
実施例1において、製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物を2.0gの代わりに9.0gを用いたことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
[比較例1]
実施例1において、シリカ−DPHA複合体9gの代わりにDPHA複合体10g(シリカ4g、DPHA6g)を用い、製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物を含まないことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
[比較例2]
実施例1において、製造例1の熱硬化性プレポリマー組成物を2.0gの代わりに25.0gを用いたことを除いては、実施例1と同様な方法でプラスチックフィルムを製造した。
前記実施例1〜5および比較例1〜2において、各組成物の主要成分を下記表1にまとめた。
Figure 2016511318
<実験例>
<測定方法>
1)鉛筆硬度
鉛筆硬度測定器を用いて、測定標準JIS K5400に従って1.0kgの荷重で3回測定した後、キズのない硬度を確認した。
2)耐擦傷性
摩擦試験機にスチールウール(#0000)を装着した後、0.5kgの荷重で400回往復した後、キズの個数を評価した。キズが2個以下の場合○、キズが2個超過5個未満の場合△、キズが5個以上の場合xと評価した。
3)耐光性
UVB波長領域の紫外線ランプに72時間以上露出前後のcolor b*の差を測定した。
4)透過率およびヘイズ
分光光度計(機器名:COH−400)を用いて、透過率およびヘイズを測定した。
5)カール特性
第1コーティング層を形成した後、フィルムを10cmx10cmに切断して平面に位置させた時、各角または一辺が平面から離隔する距離の最大値を測定した。
6)円筒形屈曲テスト
各プラスチックフィルムを直径3cmの円筒形マンドレルに挟んで巻いた後、クラックの発生有無を判断して、クラックが発生しなかった場合をOK、クラックが発生した場合をXと評価した。
7)耐衝撃性
22gの鋼球を40cmの高さから各プラスチックフィルム上に落とした時、クラックの発生有無で耐衝撃性を判断して、クラックが発生しなかった場合をOK、クラックが発生した場合をXと評価した。
前記物性の測定結果を下記表2に示した。
Figure 2016511318
前記表2のように、本発明の実施例1〜5のプラスチックフィルムは、各物性において全て良好な特性を示した。特に、高硬度だけでなく、優れたカール特性および屈曲性を示して優れた加工性を示した。

Claims (12)

  1. 3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、無機微粒子、および有機溶媒を含むことを特徴とするコーティング組成物。
  2. 前記熱硬化性プレポリマー組成物は、ポリエステル系ポリウレタンオリゴマー、ポリオール、およびポリイソシアネートを含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  3. 前記熱硬化性プレポリマー組成物の固形分の総重量を基準として、前記ポリエステル系ポリウレタンオリゴマーを10〜40重量%、前記ポリオールを5〜30重量%、および前記ポリイソシアネートを50〜80重量%で含むことを特徴とする請求項2に記載のコーティング組成物。
  4. 前記ポリエステル系ポリウレタンオリゴマーは、数平均分子量が1,000〜100,000g/molであることを特徴とする請求項2に記載のコーティング組成物。
  5. 前記ポリオールは、ポリエチレングリコールポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアクリルポリオール、およびポリカーボネートポリオールジオールからなる群より選択された1種以上を含むことを特徴とする請求項2に記載のコーティング組成物。
  6. 前記ポリイソシアネートは、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、α,α−キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、およびトルエンジイソシアネートからなる群より選択された1種以上、これらのダイマー(dimer)またはトリマー(trimer)が重合されたポリイソシアネートであることを特徴とする請求項2に記載のコーティング組成物。
  7. 前記3〜6官能性アクリレート系単量体および熱硬化性プレポリマー組成物中の固形分を1:0.01〜1:3の重量比で含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  8. 前記熱硬化性プレポリマー組成物は、ジブチルチンジラウレート(DBTDL、dibutyltindilaurate)、亜鉛オクトエート(Zinc octoate)、鉄アセチルアセトネート(Iron acetyl acetonate)、N,N−ジメチルエタノールアミン(N,N−dimethyl ethanolamine)、およびトリエチレンジアミン(Triethylene diamine)からなる群より選択された1種以上の触媒をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  9. 前記3〜6官能性アクリレート系単量体は、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパンエトキシトリアクリレート(TMPEOTA)、グリセリンプロポキシル化トリアクリレート(GPTA)、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA)、およびジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)からなる群より選択された1種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  10. 前記無機微粒子は、粒径が100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  11. 前記無機微粒子は、シリカナノ微粒子、酸化アルミニウム微粒子、酸化チタン微粒子、および酸化亜鉛微粒子からなる群より選択される1種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
  12. 前記3〜6官能性アクリレート系単量体、熱硬化性プレポリマー組成物、光開始剤、および無機微粒子を含む固形分を100重量部とする時、前記3〜6官能性アクリレート系単量体を40〜80重量部、前記熱硬化性プレポリマー組成物を5〜50重量部、前記光開始剤を0.2〜5重量部、および前記無機微粒子を5〜40重量部で含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。
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