JP2016505121A - 調節可能な球体継手部材 - Google Patents

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Abstract

本発明は、調節可能な位置での接続用の第1および第2の構成要素に関連付け可能な玉継手(200)に関し、玉継手は、第1の構成要素の中空筐体座部(203)中に少なくとも部分的に収納可能な球体要素(202)と、そのような球体要素(202)に接続されかつそのような第2の構成要素に取外し可能に関連付け可能な挿入部(204)とを備え、球体要素(202)は、各々の実質的に球状のキャップ形状部分(202″)の各々の円形の基部が、実質的に円筒形の部分(202′)のそれぞれの基部と一致するように互いに対して配置される2つの実質的に球状のキャップ形状部分(20211)の間に介在される実質的に円筒形の中央部分(202′)を備える。

Description

発明の技術分野
本発明は調節可能な種類の玉継手を参照し、特に調節可能な位置での第1および第2の構成要素の安定した接続用の玉継手を参照する。
現行技術
少なくとも2つの構成要素同士の間の関節式接続のための玉継手の使用は、たとえば、自動車業界、医療分野などのさまざまな分野で公知である。
公知の種類の玉継手は、第1の構成要素の中に得られるまたは第1の構成要素に関連付けられる筐体座部と、第2の構成要素に関連付けられるピンを備える球体要素とを備える。
たとえば球形などのそれぞれの座部中に球体要素を導入することにより、第1の構成要素と第2の構成要素との間の接続が得られる。自動車業界を参照すると、玉継手の典型的な適用例はサスペンションアーム同士の間の接続のために設けられ、これによりサスペンション自体を形成する部材同士の間での回転可能な可動の関節式接続を得る。
たとえば医療分野のような他の分野では、調節可能な玉継手を用い、これを通して、継手自体に関連付けられる2つの構成要素同士の間の相対的な位置を変化させ、かつその後ブロックすることができる。
そのような従来の玉継手は、それぞれの筐体座部中での玉継手自体の移動を防止する/許容するのに好適なブロック手段を備える。
そのようなブロック手段は、実際に、第1の構成要素の中に得られるまたは第1の構成要素に関連付けられるそれぞれの筐体座部内部での、第2の構成要素に関連付けられる球体要素の相対的な回転を防止/許容して、こうして第1の構成要素と第2の構成要素とが互いに対して固定されるように/可動であるようにする。
1つの公知の実施形態では、ブロック手段は、ねじ切りされたリングナットを通して球状座部に関連付けられる穴あきキャップと同様の要素を備える。穴により、球体要素に関連付けられるピンがこれを貫通できるようになる。キャップは、継手の球体要素に当接させて載置されるのに好適な、実質的に球状などの中空部分を有する。したがって、キャップを球状座部に螺合することにより、キャップが球体要素に当接し、これにより玉継手が動かなくなる。
第1の構成要素と第2の構成要素との間の接続位置を修正することが必要な場合は、キャップを緩めてキャップを球体要素から係合解除し、玉継手自体の組立構成を修正することができる。
さらなる実施形態では、継手の球体要素を収納すべき球状座部は、たとえば、ねじ、ピン、ねじ切りされたリングナット、または一般的な取外し可能な接続手段などの取外し可能な接続手段によって互いに接続される2つのシェルを備える。
2つのシェルの各々は、その内部に、継手の球体要素と一致する実質的に半球状の中空部分を有する。
2つのシェルを互いに対してクランプ留めすることにより、それぞれの中空部分が球体要素に当接して継手の移動をブロックする。
従来の種類の玉継手は、継手自体がブロックされる/解放されるのを可能にするように、ある構造的複雑さを有する。
さらに、従来のブロック手段は、継手の玉部分の回転をブロックする/許容することができるように、中空部分がそれぞれの座部に取外し可能に関連付けられるようにする。
そのようなブロック手段の1つの欠点は、そうしなければ継手自体を不正確に位置決めしてしまうであろう継手自体の移動の際の所望されない詰まりを回避するために、極めて精密な、継手の玉部分を収容すべき座部を作らなくてはならないことである。
発明の目的
本発明の1つの目的は現行技術を改良することである。
本発明のさらなる目的は、その構成が単純でありかつ構成要素の数が少ない、調節可能な位置での第1の構成要素と第2の構成要素との間の接続を確実にするのに好適な調節可能な玉継手を証明することである。
本発明のさらなる目的は、第1の構成要素と第2の構成要素との間の安定した、かつしっかりした接続を確実にする、調節可能な種類の玉継手を提供することである。
本発明の別の目的は、その作動が単純かつ容易であるブロック/解放手段を備える調節可能な種類の玉継手を提供することである。
本発明の1つの局面に従うと、調節可能な種類の玉継手が請求項1に従って提供される。
従属請求項は、発明の好ましいかつ有利な実施形態を参照する。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図表に限定の目的ではなく指し示すために図示される、調節可能な玉継手の3つの好ましいが排他的でない実施形態の詳細な説明からより明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態に従う、「可動の」構成の玉継手のアセンブリの概略側面図である。 「ブロックされた」構成の図1の玉継手のアセンブリの概略側面図である。 図1の玉継手の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に従う、「可動の」構成の玉継手のアセンブリの変形の概略側面図である。 「ブロックされた」構成の、図5に従う玉継手のアセンブリの概略側面図である。 本発明の第1の実施形態に従う玉継手を備える医療機器の部分側面図である。 本発明の第2の実施形態に従う玉継手の側面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿った図7の玉継手の断面図である。 それぞれの筐体座部の中に挿入された、「可動の」構成の図7の玉継手の僅かに上方からの斜視図である。 本発明の第3の実施形態に従う玉継手の側面図である。 図10の線XI−XIに沿った、図10の玉継手の断面図である。 それぞれの構成要素のそれぞれの座部の中に挿入された、「可動の」構成の図10の玉継手の僅かに上方からの斜視図である。 それぞれの構成要素のそれぞれの座部に挿入された、「ブロックされた」構成の図10の玉継手の斜視図である。
発明の実施形態
本発明に従う玉継手は、たとえば、固定装置、プロテーゼ、スペーサなどの医療機器の少なくとも2つの構成要素を互いに接続することを見越している。しかしながら、この理由で本発明から逸脱することなく、医療分野以外の日用品分野に属する装置でも玉継手を用いることができることを理解すべきである。
第1に図1から図4を参照して、参照番号1は、図に示さない第1の構成要素を第2の構成要素に接続するための、本発明の第1の好ましい実施形態に従う玉継手を全体的に示す。
玉継手1は調節可能な種類である。というのも、それに接続される第1および第2の構成要素の位置を互いに対して修正し、記載の残余でより十分に説明されるようにその後好適なブロック手段に力を加えることによってそれらを所望の位置でブロックすることができるようにするからである。
継手1は、第1の構成要素中に得られる中空座部3内部に位置決めされるのに好適な実質的に球状の要素2と、第2の構成要素に関連付けることができる球体要素2内部に部分的に収納される挿入部4とを備える。
球体要素2は貫通孔5を有し、それに沿って挿入部4が位置決めされる。
特に、細長い形状の挿入部4は、長手方向軸6に沿って球体要素2に対して可動である。
図1および図2に示されるように、長手方向軸6は、球体要素2の貫通孔5と同軸である。
挿入部4は、球体要素2の外側に突出する少なくともその一部に沿ってねじ切り部分7を有する。
ねじ切り部分7により、第1または第2の構成要素への玉継手1の取外し可能な接続が可能になる。
したがって、図に示されるような玉継手1は、一方端に球体要素2を有し、反対側の端に球体要素2自体から出るねじ切り部分7を有する。
玉継手1を介して第1の構成要素と第2の構成要素とを互いに接続するために、球体要素2は、第1のまたは第2の構成要素の中に得られる座部3の中に挿入される。玉継手1の反対側の端、すなわちねじ切り部分7は、それぞれ第2または第1の構成要素の、図には示さない対応のねじ切り座部に接続される。
このように、可動な種類の接続がまず得られる。
具体的に、球体要素2は中空座部3内部で自在に回転し、したがって、これにより、実質的に無限の数の平面に沿った玉1の向きが可能になる。
座部3に対する球体要素2の回転を部分的に制限するまたは完全にブロックするために、以下により詳細に記載するように、球体要素2の径方向拡張を得るのに好適なブロック手段8が設けられる。
球体要素2は、球体要素2自体の径方向拡張を許容するように設計される、径方向の種類の少なくとも1つの切欠部9を有する。
たとえば、球体要素2自体の実質的に対称の径方向拡張を得るように、互いに対して直径方向に反対の2つの切欠部9を設けることができる。球体要素2は、図3に示されるようにたとえば3個または4個など、互いから角度をあけて等距離の異なる数の切欠部も有することができる。
ブロック手段8は、球体要素2内部に配置される挿入部4の端に形成される拡大部分10と、動作するように玉継手1に関連付けることができる少なくとも1つのロックナット11とを備える。
特に、ロックナット11を挿入部4のねじ切り部分7に関連付けることができる。
貫通孔5に沿った挿入部4の前進は、ロックナット11を回転させることによって決まる。たとえば、実質的に切頭円錐形などの拡大部分10は、球体要素2の貫通孔5の断面より大きい少なくとも1つの断面を有する。
したがって、一例として、図2に示されるように、少なくとも1つのロックナット11の回転によって得られる球体要素2内部での挿入部4の移動に続いて、拡大部分10が球体要素2内部を貫通し、これにより球体要素が径方向に拡張する。
そのような径方向拡張により、球体要素2の外面は座部3の内面に部分的にまたは完全に当接する。
球体要素2自体の外面と座部3の内面との間の干渉の量は、要素2の径方向拡張の量の関数として異なることができ、これにより玉継手1の移動が部分的に制限されるまたは完全にブロックされる。
留意されるように、挿入部の拡大部分10の構成は、そのような部分10での貫通孔5の構成とは異なっている。これは有利である。というのも、挿入部4と開口5との間の接触面積が低減され、したがってそれらの間の摩擦が低減され、それにより一方方向および他方方向の両方への貫通孔5内部での挿入部4の摺動が容易になるからである。さらに、球体要素2の径方向拡張は実質的に対称であるので、球体要素2は均一な態様で座部3に当接し、これにより玉継手1の安定した、かつしっかりしたブロックが確実になる。
逆の態様で少なくとも1つのロックナット11に力を加えることにより、球体要素2の外径が縮小され、こうして玉継手1の移動が回復される。
ブロック手段8のはるかによりしっかりとしたかつ安定したブロックを確実にするために、ロックナット11に対して当接されることでその偶然の緩みを回避するように、図に示さないカウンターナット(counter-nut)を設けることができる。
さらに、ロックナット11は、ねじ切り部分7に沿ったその安定した係止を確実にするように、それ自体公知の種類の弾性要素または均等の要素を備えることができる。
図1および図2に示される、座部3が部分的に示されるものでは、球体要素2は座部3の内部に完全に収納され、少なくとも1つのロックナット11が座部3自体の外に位置決めされる。
図4および図5に示される本発明の第1の実施形態の玉継手の変形に従うと、参照番号1′は、上述の球体要素2と実質的に同一の球体要素2′を備える玉継手を全体的に示し、球体要素2は座部3′の内部に部分的に収納され、残余の部分が外部にある。この変形に従うと、少なくとも1つのロックナット11′が球体要素2′自体に当接する。本発明の第1の実施形態のこの変形に従う玉継手1′の動作は、第1の変形について記載したのと同じである。
玉継手1′は、ロックナット11′の回転の際の球体要素2′の可能な損傷を回避するように、少なくとも1つのロックナット11′と球体要素2′との間に、図に示さない座金または同様の要素を備えることができる。貫通孔5に沿った挿入部4の正しい中心決めを確実にするために、球体要素に実質的に対称の径方向拡張を確実にするために、挿入部4から突出しかつ少なくとも1つの切欠部9の中に摺動係合される少なくとも1つのガイド要素12が設けられる。
好ましくは、互いに対して反対の少なくとも2つのガイド要素12が設けられて、球体要素2中の直径方向の位置に得られる対応の切欠部9の中に係合される。
図3に示される1つの実施形態では、ガイド要素12は挿入部4から直径方向に突出する2つのタブ13を備える。
しかしながら、ガイド要素12が対応の切欠部9に沿って摺動するように設計されるピンなどの形状を有するさらなる実施形態が可能である。
さらに、少なくとも1つのガイド要素12は、ねじ切り部分7に沿った少なくとも1つのロックナット11の回転の際の、球体要素2に対する挿入部4の相対的な回転を防止する。
このように、詰まることのない、球体要素2内部での挿入部4の適当な移動が確実になる。
座部3内部での球体要素2の相対的な回転を妨げないように、少なくとも1つのガイド要素12は球体要素2の完全に内部にある。
球体要素2内での挿入部4の前進は、球体要素2自体に沿った少なくとも1つの径方向の切欠部9の延在に依存する。
球体要素の拡張またはその後のその拡張/圧縮周期による、少なくとも1つの切欠部9の閉止端での亀裂の形成を回避するために、形作られた溝14を設けることができる。
さらに、溝14は、球体要素2に沿った少なくとも1つのガイド要素12の止め具として働く。
限定の目的ではなく一例としての図6は、本発明に従う玉継手1の1つの実施形態を示す。
そのような実施形態では、玉継手1,1′は、骨折を治療するための外部固定装置15を形成するいくつかの構成要素を接続するために設けられる。
具体的に、外部固定装置15は、第2の部材17への第1の部材16の調節可能な関節式接続のための玉継手1,1′の使用を提供する。
しかしながら、この理由のために本発明の保護範囲から逸脱することなく、以上で示した固定装置15または他の日用品分野に属する装置とは異なる医療機器での玉継手1のさらなる用途が考えられる。
図7から図9を参照して、本発明の第2の実施形態に従う玉継手が参照番号100で示され、第1の実施形態のように、第1の構成要素の中に得られる中空座部103中に収納されるように設計される実質的に球体の要素102と、第2の構成要素に関連付けることができる球体要素102に接続される細長い形状の挿入部104とを備える。
しかしながら、球体要素102の構成は第1の実施形態とは異なる。より特定的には、球体要素は、2つの実質的に球状のキャップ形状部分102″同士の間に実質的に円筒形の中央部分102′を備える。
球体要素102は、各々の実質的に球状のキャップ形状部分102″の円形の基部が実質的に円筒形の部分102′のそれぞれの基部に一致するようにサイズ決めされる。球体要素102は、たとえば、球体要素102の外面の部分のフライス削りによって、または当業者には公知のやり方での多くの別個の構成要素のアセンブリによってひとまとめで(enbloc)得ることができる。
実質的に円筒形の中央部分102′は、その円形の断面が、各々の球体キャップ102″の曲率半径Rよりも短い半径rを有するので、球体要素102は、そのような円筒形の中央部分102′(図8)の基部に平行な平面で全体的な寸法が縮小されている。
球体要素102は、実質的に円筒形の中央部分102′に、挿入部104を収納するための貫通孔105を有する。そのような貫通孔105は、球体要素102の対称の長手方向軸x−xに得られ、細長い形状の挿入部104はその中で同じ軸に沿って並進に可動である。
挿入部104は、少なくとも球体要素102外側に突出する部分に沿って、少なくとも1つのねじ切り部分107を有する。ねじ切り部分107は、第2の構成要素への玉継手100の可動の接続を可能にする。
そのような目的のため、他方の内部での一方の螺合およびブロックのために、第2の構成要素の上に、挿入部104のねじ切りピッチに対応するねじ切りピッチを有するねじ切り筐体座部が特定的に設けられる。
座部103に対する球体要素102の回転を部分的に制限するまたは完全にブロックするために、以下により十分に記載されるように、球体要素がそれぞれの筐体座部103中に挿入される際に球体要素102の径方向拡張を得るのに好適なブロック手段108が設けられる。
球体要素102は、径方向への拡張を可能にするように設計される、貫通孔105から開始する径方向の種類の少なくとも1つの切欠部109(図8および図9を参照)を有する。
たとえば、球体要素102の実質的に対称の径方向拡張を得るように、互いに対して直径方向に反対の少なくとも2つの切欠部109を設けることができる。たとえば、球体要素102の対称の長手方向軸x−xまわりで3つが互いに対して好ましくは均等に角度付けられて離間される、異なる数の切欠部109も設けることができる。球体要素付近の切欠部の他の位置が可能なことが明らかである。
玉継手100を定位置でブロックするように設計されるブロック手段108は、それぞれの筐体座部103に一旦挿入されると、本発明の第1の実施形態と同様に、球体要素102内部で挿入部104の端に得られる拡大部分110と、挿入部104に動作するように関連付けることができる少なくとも1つのロックナット111とを備える。
たとえば実質的に切頭円錐形状などの拡大部分110は、球体要素2の貫通孔105の断面(図7に示される例では、挿入部104の端にある部分である)よりも大きな少なくとも1つの断面を有する。特に、使用の際、挿入部104のねじ切り部分107にロックナット111を関連付けることができる。
応じて、そのような構成により、第1の実施形態について既に記載したように、ロックナット111の回転によって得られる貫通孔105内での挿入部104の後退は、球体要素102の径方向への均質な拡張をもたらす。というのも、開口105中を後退する挿入部110の拡大端部が球体要素自体を径方向に押すからである。
球体要素102は、球体要素102の径方向拡張が一旦得られると、座部103の内面に球状のキャップ形状部分102″が均質に当接し、これにより球体要素102とそれぞれの座部との間の広い係合面が確実になるような態様で寸法決めされる、実質的に球状のキャップ形状部分102″を有することに注目すべきである。
換言すると、球体要素102は、その拡張した構成では、たとえば、座部103にぴったり対応する玉の形状である幾何学的形状を有する。
球体要素102自体の外面と座部103の内面との間の干渉の量は、要素102の径方向拡張の量の関数として異なることができ、これにより、玉継手100の移動が部分的に制限されるまたは完全にブロックされる。
さらに、球体要素102の径方向拡張は実質的に対称であるので、球体要素102は座部103に均質に当接し、玉継手100の安定したかつしっかりとしたブロックが確実になる。
少なくとも1つのロックナット111に逆方向に力を加えることにより、球体要素102の外径が縮小され、これにより玉継手100の移動が再確立される。
第1の実施形態については、ブロック手段108のはるかによりしっかりとしたかつ安定したブロックを確実にするために、ロックナット111に当接することでその不測の緩みを回避する、図に示さないカウンターナットを設けることができる。
さらに、ねじ切り部分107に沿った安定した係止を確実にするために、ロックナット111は、それ自体公知の種類の弾性要素または均等の要素を備えることができる。
ここでも、第1の実施形態と類似して、貫通孔105に沿った挿入部104の正しい芯合わせを確実にするように、球体要素102の実質的に対称の径方向拡張を確実にするように、挿入部104から突出しかつ少なくとも1つの切欠部109中に摺動係合可能な少なくとも1つのガイド要素112が設けられる。
互いに対して反対の2つのガイド要素112を設けて、球体要素2中の直径方向の位置に得られる対応の切欠部109中にこれらを係合することができる。
図7および図8に示される1つの実施形態では、ガイド要素112は、挿入部104から径方向に延在する2つのタブ113を備える。
しかしながら、ガイド要素112が対応の切欠部109に沿って摺動するのに好適なピン形状などを有するさらなる実施形態が可能である。
本発明の第2の実施形態に従う玉継手100によって1つの第1の構成要素と1つの第2の構成要素とを互いに接続するために、第1の構成要素中に得られるそれぞれの座部103中に球体要素102が挿入され、挿入部104を通して玉継手100が第2の構成要素に接続される。
この種類の挿入部は実質的に球状のキャップのように構成され、より特定的には、挿入部100の実質的にキャップ形状の部分102″の曲率半径Rよりも僅かに長い曲率半径を有しかつ実質的に円筒形の中央部分102′の円形部分の半径rよりも僅かに長いが実質的にキャップ形状の部分102″の曲率半径Rよりも短い半径を有する、実質的に円形の構成を有する入口103′を規定するそれぞれの中空座部103中に収納されるように設計される。実質的に球状のキャップ形状の筐体座部103は、球体要素102の容積の半分に少なくとも等しい容積を有する。
さらに、座部103は、その中への継手100の挿入の際に挿入部104に干渉しないように、頂部で開いている(開口103″)。そのような構成により、実質的に円筒形の部分102′の基部が入口103′に平行でかつ挿入部が開口103″と整列された状態でそれぞれの球体要素102が配置された場合にのみ、玉継手100をそれぞれの座部103中に挿入することができる。
継手の球体要素102は、それが一旦その筐体座部中に挿入されるとその内部で自在に回転し(「可動の」構成)、玉継手100が所望の位置に向けられるのを可能にするように構成される。
有利には、筐体座部103のそのような構成により、たとえば挿入部104を下向きに角度付けて移動させることによって玉継手100がその挿入位置に対して座部103の中に移動されるや否や、継手100の球体要素102が座部自体の中に回動するように係合される。というのも、入口103′は、球体要素が出てこないようにする寸法を有するからである。
既に上述したように、玉継手100はそれぞれの座部中の定位置でブロックされる。
筐体座部103の寸法は、筐体座部と接するようにされる球体要素102の表面の量が多くかつこれが所望の位置への玉継手100のしっかりとしたかつ耐久性のある係止を促進するようなものであることに留意される。
ここで図10から図13を参照して、本発明の第3の実施形態に従う玉継手を参照番号200で示し、玉継手は、使用の際は第1の構成要素の中に得られるそれぞれの中空の筐体座部203内部に位置決めされるように設計される実質的に球状の要素202と、以下により十分に記載されるように、球体要素202に接続されかつ使用の際は第2の構成要素に関連付け可能な挿入部204とを備えることが留意される。
より特定的には、球体要素202は、2つの実質的に球状のキャップ形状部分202″同士の間に実質的に円筒形の中央部分202′を備える。球体要素202は、各々の実質的に球状のキャップ形状部分202″の円形の基部が実質的に円筒形の部分202′のそれぞれの基部に一致するように寸法決めされる。球体要素202は、たとえば、球体要素自体の外面の一部のフライス削りによってひとまとめで得ることができる、または、当業者には公知の態様の多数の別個の構成要素のアセンブリによって得ることができる。上記挿入部204は細長い構成を有し、かつ実質的に円筒形の部分202′の側面において球体要素202から径方向に延在する。実質的に円筒形の部分202′において、挿入部204のそれぞれの部分(図示せず)に対して、たとえばねじ切りされたものである径方向筐体座部が設けられ、その上に対応のピッチのねじ切りが得られる。いずれの場合も、挿入部204と球体要素202との間の係合は、たとえば、パチンと挿入する種類などの、均等の係合手段によって得ることができる。
実質的に円筒形の中央部分202′は、その円形の断面において各々の実質的に球状のキャップ部分202″の曲率半径Rよりも短い半径rを有するので、球体要素202は、そのような実質的に円筒形の中央部分202′の基部に平行な平面で全体的な寸法が縮小される(図11)。
たとえば円筒形の構成を有する挿入部204の自由端は、使用の際に、第2の構成要素中に得られる、同封の図には示さない対応の座部内部に挿入されるように設計される。したがって、そのような目的のため、第2の構成要素中の特定的に見越す対応の係合要素との係合のために、挿入部上に環状の凹部207を設けることができる。いずれの場合も、当業者には公知の係合手段の他の構成を設けることができる。たとえば、挿入部204は、第2の構成要素中に設けられる対応の座部の中に螺合される/対応の座部から螺合解除されることができるねじ切り部分を備えることができ、当該座部は、同じねじ切りピッチでねじ切りされる。
第2の実施形態に従う挿入部の構成は非常に単純であることが注目される。そのような挿入部は、実質的に球状のキャップ形状の構成を有するそれぞれの中空の筐体座部203であって、より特定的には、挿入部200の実質的にキャップ形状の部分202″の曲率半径Rよりも僅かに長い曲率半径を有しかつ実質的に円筒形の中央部分202′の円形部分の半径rよりも僅かに長いが実質的にキャップ形状の部分202″の曲率半径Rよりも短い半径を有しかつ実質的に円形の構成の入口203′を画定する、それぞれの中空の筐体座部203中に収納されるように設計される。
実質的にキャップ形状の中空の筐体座部203は、球体要素202の容積の半分に少なくとも等しい容積を有する。
中空座部203は、玉継手が座部に挿入された際に玉継手200の挿入部204に干渉しないように、頂部で開いている(開口203″)。第1の構成要素は、そのような上側開口203″のその対向側に顎状の端214である2つの板214を有し、顎状の端は、以下により詳細に記載されるように、定位置で座部203中の継手200の球体要素202をブロックする/クランプ留めするために設けられる。
有利には、実質的にキャップ形状の筐体座部203は、継手200の球体要素が一旦定位置でブロックされると、筐体座部が継手の実質的にキャップ形状の部分202″の表面に均質に当接し、これにより球体要素202と座部との間に広い係合面が設けられるのを確実にするように寸法決めされる。
換言すると、その固定構成にある筐体座部203は、たとえば、継手200の球体要素にぴったり対応する球形座部の形状であり得る幾何学形状を有する。そのような構成により、玉継手200は、円筒形部分202′の基部が入口203′と平行でありかつ挿入部204が2つの板同士の間で開口203″と整列された状態で玉継手が配置される場合にのみ、それぞれの座部203中に挿入されることができる。
本発明の第3の実施形態に従う玉継手200は、使用の際、球体要素が一旦それぞれの座部203中に挿入されると、継手200の球体要素202の回転を防止することが意図されるブロック手段211を備える。
そのようなブロック手段211は、たとえば、以上で参照した板中に特定的に得られる対応のねじ切り座部213の中に螺合される/それから螺合解除されることができる、たとえばねじ212などの顎状の端214である2つの板という係止手段を備える。
継手の球体要素202が一旦それぞれの座部203に挿入されかつ所望の位置に回転されると、ねじ212をそれぞれの座部213に螺合することにより、顎要素214である板の係止と、以上で説明したような所望の位置で球体要素202の効率的なブロックを得るのに十分な筐体座部203の結果的な縮小とが得られる。
有利には、第1の構成要素の全体的な寸法内にブロック手段を維持するために、使用の際にねじの頭部と接する顎状の端214である板部分に与えられる厚みはより小さい。
オプションで、それぞれの座部203中での継手200のブロックの際に顎端214である2つの板の正しい係止をオペレータに示すことが意図される、ねじ212上のマークを設けることができる。
本発明の玉継手の動作は以下のとおりである。
第1の実施形態を参照して、球体要素2が拡張していない可動構成の玉継手1,1′から開始して、第1の構成要素中に設けられる対応の座部3内部に球体要素2が位置決めされる。
次に、ねじ切り部分7が設けられた玉継手1,1′の反対の端を第2の構成要素の対応のねじ切り座部内に接続する。このように、第1の構成要素と第2の構成要素との間で当初可動のヒンジ接続を得る。
次に玉継手1,1′を所望の位置に載置して、ブロック手段8に力を加えることにより、座部3,3′内部の球体要素2,2′の拡張が得られ、実際に玉継手1,1′の移動をブロックする。
このように、第2の構成要素に対する第1の構成要素の移動が防止される。
それぞれの座部3,3′中での玉継手1,1′の減じられた移動を可能にすることが望まれる場合は、少なくとも1つのロックナット11,11′を緩めることによってブロック手段8に力を加えることができる。このように、先に拡張された球体要素2,2′が径方向に縮小され、これにより球体要素の外面と座部3,3′の内面との間の干渉を少なくする。
本発明に従う玉継手1のアセンブリは、得るのが簡易である。
さらに、ブロック手段8に力を加えることにより、容易にかつ迅速に玉継手1,1′の移動を修正することができる。というのも、玉継手1,1′に直接に関連付けられる調節ロックナット11,11′が操作されるからである。
本発明の第2の好ましい実施形態を参照して、第1の構成要素中に得られる座部103内部に玉継手100を挿入するために、継手は、挿入部104が座部103の開口103″に整列されかつ実質的に円筒形の中央部分102′の円形の基部が座部103の入口103′に平行に配置される(図7および図8)ように位置決めされる。
次に玉継手100を座部103内部に挿入し、継手の挿入部104を所望の位置に持ってくる。たとえば挿入部104を下向きに角度付けて移動させることによって玉継手100をその挿入位置に対して座部の中へ移動させるや否や、継手100の球体要素102が座部内部に係合されたまま留まることに留意される。というのも、中空の筐体座部および入口103′は、玉継手が出てくるのを防止するような寸法を有するからである。
挿入部104を一旦所望の位置に持ってくると、ロックナット111を挿入部104のねじ切り部分107に挿入してこれを螺合し、座部103内部での挿入部の回転をブロックし、こうして球体要素102の実質的に均質な径方向拡張を得る。以上言及したように、球体要素の実質的にキャップ形状の部分102″は、座部103の内壁に均一に当接するそれぞれの表面を有し、こうして挿入部の効果的なブロックを得る。
次に、挿入部104をそれぞれの第2の構成要素と係合し、これにより、所望の角度付けられた方向に従う第1の構成要素と第2の構成要素との間の接続を得る。
それぞれの構成要素から玉継手100を接続解除するのが必要な場合、同じステップを反対の順序で行なう。
発明の第3の好ましい実施形態を参照して、以上で簡単に言及したように、第1の構成要素中に得られる座部203内部に玉継手200を挿入するために、継手は、挿入部204が顎状の端214である板同士の間に備えられる上側開口203″に整列されるようにかつ実質的に円筒形の中央部分202′の円形基部が座部203の入口203′に平行に配置される(図10および図11)ように、位置決めされる。
次に玉継手200を座部203内部に挿入し、継手の挿入部204を所望の位置に持ってくる。たとえば挿入部204を下向きに角度付けて移動させることによって玉継手200がその挿入位置に対して座部の中に移動するや否や玉継手が出てこないように座部自体および入口203′が寸法決めされることにより、継手200の球体要素202が座部の中に係合されたまま留まることに留意される。
一旦挿入部204を所望の位置に持ってきて、その回転が座部203内部でブロックされると、ねじ212をねじ切り座部213内部に挿入して螺合し、これにより顎端214である板を互いに対して係止する。
このように、顎端214の圧縮により、球体要素202の実質的にキャップ形状の部分202″と座部203の内面との間の均質な係合を得るのに十分な筐体座部203の縮小が決まり、これにより継手が効果的にブロックされることが確実になる。
留意されるように、筐体座部203の寸法は、球状座部に接する球体要素202の表面の量が多く、かつこれが所望の位置で継手200のしっかりとしたかつ耐久性のあるブロックを促進するようなものである。
次に、挿入部204をそれぞれの第2の構成要素と係合し、これにより所望の角度方向に従う第1の構成要素と第2の構成要素との間の接続を得る。
それぞれの構成要素から玉継手200を接続解除することが必要な場合、同じステップを反対の順序で行なう。
第2の実施形態に従う玉継手は構造的に単純でありかつ適用が容易である。
このように想到される発明は、発明の概念によってすべてカバーされる数多くの修正例および変形例が可能である。
さらに、すべての詳細を他の技術的に均等の要素で置換えることができる。実際に、用いられる材料ならびに付随の形状およびサイズは、場合に依存して、この理由のために以下の請求項の保護範囲から逸脱することなく、任意のものであり得る。

Claims (28)

  1. 調節可能な位置での接続用の第1および第2の構成要素に関連付け可能な玉継手(200)であって、前記第1の構成要素の中空筐体座部(203)中に少なくとも部分的に収納可能な球体要素(202)と、前記球体要素(202)に接続されかつそのような第2の構成要素に取外し可能に関連付け可能な挿入部(204)とを備え、
    球体要素(202)は、各々の実質的に球状のキャップ形状部分(202″)の各々の円形基部がそのような実質的に円筒形の部分(202′)のそれぞれの基部と一致するように互いに対して配置される2つの実質的に球状のキャップ形状の部分(202″)同士の間の実質的に円筒形の中央部分(202′)を備えることを特徴とする、継手。
  2. 前記球体要素(202)の前記実質的に円筒形の中央部分(202′)は、前記実質的に球状のキャップ形状部分(202″)の各々の曲率半径(R)よりも短い半径(r)を有する円形の断面を有し、これにより前記球体要素(202)は、前記実質的に円筒形の中央部分(202′)の前記基部に平行な平面で全体的な寸法が縮小される、請求項1に記載の継手。
  3. 前記球体要素(202)はひとまとめで得られる、請求項1または2に記載の継手。
  4. 前記挿入部(204)は、前記円筒形の部分(202′)の側面において前記球体要素(202)から径方向に延在する、請求項1から3のいずれかに記載の継手。
  5. 前記挿入部(204)の自由端に環状の凹部(207)が設けられる(207)、請求項1から4のいずれかに記載の継手。
  6. 前記筐体座部(203)中に前記球体要素(202)のためのブロック手段(211)を備える、請求項1から5のいずれかに記載の継手。
  7. 前記ブロック手段はねじ(212)を備える、請求項6に記載の継手。
  8. 請求項2に記載の、および請求項2に従属する場合は請求項3から7のいずれかに記載の玉継手(200)のための筐体座部(203)であって、前記実質的に球状のキャップ形状部分(202″)の半径(R)よりも僅かに長い曲率半径を有する実質的に球状のキャップ構成を有し、かつ実質的に円筒形の中央部分(202′)の前記円形の断面の前記半径(r)よりも僅かに長いが、前記実質的に球状のキャップ形状部分(202″)の前記曲率半径(R)よりも短い半径を有する実質的に円形に構成される入口(203′)を画定する、筐体座部。
  9. 使用の際、前記継手(200)の前記挿入部(204)を受けるための上側開口が得られる(203″)、請求項8に記載の筐体座部。
  10. 前記ブロック手段(211)によって前記球体要素(202)の付近でクランプ留め可能な、請求項8または9に記載の筐体座部。
  11. 前記座部(203)の内面は、前記継手(200)の前記球体要素(202)が定位置でブロックされ、それにより前記球体要素(202)と座部(203)自体との間の広い係合面が確実にされると、前記継手の前記実質的に球状のキャップ形状部分(202″)上に均一に当接する、請求項8から10のいずれかに記載の筐体座部。
  12. 調節可能な位置での接続用の第1および第2の構成要素に関連付け可能な調節可能な種類の玉継手(1,1′,100)であって、前記第1または前記第2の構成要素の中空座部(3,3′,103)中に少なくとも部分的に収納されるように設計される球体要素(2,2′,102)と、前記球体要素(2,2′,102)の中に部分的に挿入されかつ前記第2の構成要素または前記第1の構成要素に取外し可能に関連付けられる実質的に細長い形状の挿入部(4,4′,104)と、所望の構成で前記玉継手(1,1′,100)をブロックするための手段(8,108)とを備え、
    前記ブロック手段(8,108)は、前記球体要素(2,2′,102)の拡張を得るように設計されることを特徴とする、玉継手(1,1′,100)。
  13. 前記球体要素(2,2′,102)は前記挿入部(4,4′,104)を摺動可能に収納するための貫通孔(5,105)を有する、請求項12に記載の玉継手(1,1′,100)。
  14. 前記球体要素(2,2′,102)は、前記球体要素(2,2′,102)の径方向の拡張を可能にするように設計される少なくとも1つの径方向切欠部(9,109)を有する、請求項12または13に記載の玉継手(1,1′,100)。
  15. 前記球体要素(2,2′,102)は、直径方向に互いに対向する少なくとも2つの径方向切欠部(9,109)を備える、請求項13または14に記載の玉継手(1)。
  16. 前記挿入部(4,4′,104)は、少なくとも前記球体要素(2,2′,102)から延在する部分に沿って、前記第1または第2の構成要素への前記玉継手(1,1′,100)の取外し可能な接続のためのねじ切り部分(7,107)を有する、請求項13から15のいずれかに記載の玉継手(1,1′,100)。
  17. 前記ブロック手段(8,108)は、前記球体要素(2,2′,102)内部に配置される前記挿入部(4,4′,104)の部分に拡大部分(10,110)を備え、かつ前記挿入部(4,4′,104)の前記ねじ切り部分(7,107)に関連付け可能な少なくとも1つのロックナット(11,11′,111)を備える、請求項13から16のいずれかに記載の玉継手(1,1′,100)。
  18. 前記挿入部(4,4′,104)は、前記少なくとも1つの切欠部(9,109)中に摺動可能に係合される少なくとも1つのガイド要素(12,112)を備える、請求項15または16に記載の玉継手(1,1′,100)。
  19. 前記少なくとも1つのガイド要素(12,112)は前記挿入部(4,104)から延在する、請求項18に記載の玉継手(1,1′,100)。
  20. 前記ガイド要素(12,112)は、前記切欠部(9,109)中へ摺動するのに好適なタブまたはピンまたは同様の要素のように構成される、請求項18に記載の玉継手(1,1′,100)。
  21. 前記球体要素(2,2′)は、前記少なくとも1つの切欠部(9,109)の閉止端に、形作られた溝(14)を備える、請求項18または19に記載の玉継手(1,1′,100)。
  22. 前記球体要素(102)は、各々の実質的に球状のキャップ形状部分(102″)の各々の円形の基部が実質的に円筒形の部分(102′)のそれぞれの基部に一致するように互いに対して配置される2つの実質的に球状のキャップ形状の部分(102″)同士の間の実質的に円筒形の中央部分(102′)を備えることを特徴とする、請求項13から21のいずれかに記載の玉継手(100)。
  23. 前記球体要素(102)の前記実質的に円筒形の中央部分(102′)は、前記実質的に球状のキャップ形状部分(102″)の各々の曲率半径(R)よりも短い半径(r)を有するその円形の断面を有し、これにより前記球体要素(102)は前記実質的に円筒形の中央部分(102′)の前記基部に平行な平面で全体的な寸法が縮小される、請求項22に記載の継手。
  24. 前記球体要素(102)はひとまとめで得られる、請求項22または23に記載の継手。
  25. 前記挿入部(104)は、前記実質的に円筒形の部分(102′)の側面において前記球体要素(102)から径方向に延在する、請求項22から24のいずれかに記載の継手。
  26. 前記実質的に球状のキャップ形状部分(102″)の前記表面は、前記球体要素(102)が定位置でブロックされ、これにより前記球体要素(102)と座部(103)自体との間の広い係合面が保証されると、前記座部(103)の前記内面に均一に当接する、請求項22から25のいずれかに記載の継手。
  27. 前記実質的に球状のキャップ形状部分(102″)の半径(R)よりも僅かに長い曲率半径を有する実質的に球状のキャップ構成を有しかつ実質的に円筒形の中央部分(102′)の前記円形の断面の前記半径(r)よりも僅かに長いが前記実質的に球状のキャップ形状部分(102″)の前記曲率半径(R)よりも短い半径を有する実質的に円形に構成される入口(103′)を画定する、請求項23に記載の、および請求項23に従属する場合は請求項24から26のいずれかに記載の、玉継手(100)のための筐体座部(103)。
  28. 使用の際、前記継手(100)の前記挿入部(104)を受けるための上側開口が得られる(103″)、請求項27に記載の筐体座部。
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