JP2016504573A - ハニカムフィルタの試験方法 - Google Patents

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Abstract

ハニカムフィルタの試験方法は、ハニカムフィルタおよび/または霧の平均温度を約10℃〜約30℃の範囲内に保持するステップ、および水滴を含む霧をハニカムフィルタの第一の端部分においてハニカム状の通路網の中に流すステップであって、霧の相対湿度が少なくとも80%であるステップを含む。他の例において、水滴の平均液滴粒径は約1マイクロメートル〜約25マイクロメートルである。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2012年11月28日に出願された米国特許出願第13/687,759号明細書の米国特許法第120条に基づく優先権の利益を主張するものであり、本願においてその内容が依拠され、同出願の内容全体を参照によって援用する。
本開示は概して、ハニカムフィルタの試験方法に関し、より詳しくは、所定のフィルタ温度、所定の霧温度、所定の霧湿度、および/または霧内の小滴の所定の平均液滴粒径を含むハニカムフィルタの試験方法に関する。
ウォールフロー型ハニカムフィルタは、排気ガス流等の流体から固体微粒子を取り除くために一般的に使用されている。図1は、典型的なハニカムフィルタ100を示し、これは流入ガス流を受けるための入口端面102と、排出ガス流を放出するための出口端面104と、入口端面102から出口端面104へと長手方向に延びる、一般に平行な交差多孔壁106の配列と、を有する。交差多孔壁106は、複数の入口セル通路108と複数の出口セル通路110を含むハニカム状の通路網107を画成する。出口セル通路110は、それらが入口端面102に隣接する箇所で栓112により目封じされ、これらが出口端面104に隣接する箇所で開放している。反対に、入口セル通路108は、これらが出口端面104に隣接する箇所で多孔栓(図示せず)により目封じされ、これらが入口端面102に隣接する箇所で開放している。ハニカムフィルタ100は一般に、柔軟なマットに固定されて、剛性の筐体(図示せず)に収容される。ハニカムフィルタ100の入口端面102に向けられた流体は入口セル通路108に入り、連続多孔壁106を通って、出口セル通路110へと流れ、出口端面104においてハニカムフィルタ100から出る。
典型的なセル構造では、各入口通路108が1つまたは複数の側で出口セル側110に接し、またその逆である。入口および出口通路108、110は、図1に示されるように正方形の断面を有していてもよく、またはその他のセル形状、例えば円形、方形、三角形、六角形、八角形等を有していてもよい。ディーゼル微粒子捕集フィルタは一般に特定の材料、例えばコルディエライト、チタン酸アルミニウム、ムライト、または炭化ケイ素から作製される。排気ガスに見られる煤等の微粒子がハニカムフィルタ100の連続多孔壁106を通って流れると、流体のフローストリームの中の微粒子の一部が連続多孔壁106により保持される。ハニカムフィルタ100の効率は、流体から微粒子を捕集することにおける連続多孔壁106の有効性に関係する。ハニカムフィルタでは、微粒の重量で80%を超える捕集効率が実現しうる。しかしながら、ハニカムフィルタの捕集効率または完全性は壁や栓の様々な欠陥、例えば穴や亀裂(裂け目等)およびその他によって損なわれる可能性がある。このような欠陥によって、流体が適正にフィルタ処理されずに通過する。それゆえ、ハニカムフィルタの製造において、ハニカムフィルタの、捕集効率または完全性に影響を与えうる欠陥の存在を試験することが望ましい場合もある。欠陥が検出されたハニカムは修理しても、または修理不能であれば廃棄してもよい。
第一の態様において、ハニカムフィルタの試験方法は、(I)ハニカムフィルタであって、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分を含むハニカムフィルタを提供するステップを含む。ハニカムフィルタは、複数の交差多孔壁により画成されるハニカム状の通路網を含む。ハニカム状の通路網が、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分との間に延びる。この方法は、(II)ハニカムフィルタの平均温度を約10℃〜約30℃の範囲内に保持するステップをさらに含む。この方法は、(III)水滴を含む霧であって、相対湿度が少なくとも80%である霧をハニカムフィルタの第一の端部分においてハニカム状の通路網の中に流すステップをさらにまた含む。この方法は、(IV)ハニカムフィルタの第二の端部分の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップをさらに含む。
第一の態様の1つの例において、ステップ(II)はハニカムフィルタの平均温度を約10℃〜約25℃、例えば約20℃〜約23℃の範囲内に保持する。
第一の態様の他の例において、ステップ(III)は、約10℃〜約30℃、例えば約10℃〜約25℃、例えば約23℃〜約25℃の範囲内の温度の霧を流す。
第一の態様のまた別の例において、ステップ(III)は、平均液滴粒径が約1マイクロメートル〜約25マイクロメートル、例えば約5マイクロメートル〜約25マイクロメートルの水滴を含む霧を流す。
第一の態様の他の例において、ステップ(III)は、霧を約32Pa〜約37Paの第一の端部分と第二の端部分との間の圧力差で流す。
第一の態様のまた別の例において、ステップ(III)は、霧をハニカム状の通路網に約0.075m/秒〜約0.1m/秒の流速で流す。
第二の態様において、ハニカムフィルタの試験方法は、(I)ハニカムフィルタであって、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分を含むハニカムフィルタを提供するステップを含む。ハニカムフィルタは、複数の交差多孔壁により画成されるハニカム状の通路網を含む。ハニカム状の通路網が、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分との間に延びる。この方法は、(II)水滴を含む霧をハニカムフィルタの第一の端部分においてハニカム状の通路網の中に流すステップをさらに含む。霧の温度は約10℃〜約30℃の範囲内であり、相対湿度は少なくとも80%である。この方法はまた、(III)ハニカムフィルタの第二の端部分の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップを含む。
第二の態様の1つの例において、ステップ(II)は、約10℃〜約25℃、例えば約23℃〜約25℃の範囲内の温度の霧を流す。
第二の態様の他の例において、ステップ(II)は、平均液滴粒径が約1マイクロメートル〜約25マイクロメートル、例えば約5マイクロメートル〜約25マイクロメートルの水滴を含む霧を流す。
第二の態様のまた別の例において、ステップ(II)は、霧を約32Pa〜約37Paの第一の端部分と第二の端部分との間の圧力差で流す。
第二の態様のさらにまた別の例において、ステップ(II)は、霧をハニカム状の通路網に約0.075m/秒〜約0.1m/秒の流速で流す。
第二の態様は、単独でも、または上述の第二の態様の例のうちの1つまたは何れかの組合せと共に実行してもよい。
第三の態様において、方法は、(I)ハニカムフィルタであって、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分を含むハニカムフィルタを提供するステップを含む。ハニカムフィルタは、複数の交差多孔壁により画成されるハニカム状の通路網を含む。ハニカム状の通路網は、ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分の間に延びる。この方法は、(II)ハニカムフィルタの平均温度を約10℃〜約30℃の範囲内に保持するステップをさらに含む。この方法はまた、(III)水滴を含む霧をハニカムフィルタの第一の端部分においてハニカム状の通路網の中に流すステップであって、水滴の平均液滴粒径が約5マイクロメートル〜約25マイクロメートルであり、霧の温度が約10℃〜約30℃の範囲内、相対湿度は少なくとも80%であるステップを含む。この方法は、(IV)ハニカムフィルタの第二の端部分の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップをさらに含む。
第三の態様の1つの例において、この方法は、霧を約32Pa〜約37Paの第一の端部分と第二の端部分との間の圧力差で流すステップ(III)をさらに含む。
第三の態様の他の例において、ステップ(III)は、霧をハニカム状の通路網に約0.075m/秒〜約0.1m/秒の流速で流す。
特許請求する本発明の上記およびその他の特徴、態様、利点は、以下の詳細な説明を次のような添付の図面を参照しながら読めばよりよく理解される。
ハニカムフィルタの従来の図である。 図1のハニカムフィルタの、ハニカムフィルタの第二の端部分を濡らす前の断面図である。 図1のハニカムフィルタの、ハニカムフィルタの第二の端部分を濡らしている時の断面図である。 図1のハニカムフィルタの、ハニカムフィルタの第二の端部分を濡らした後の断面図である。 図1のハニカムフィルタの、ハニカムフィルタの第一の端部分を濡らしている時の断面図である。 図1のハニカムフィルタの、ハニカムフィルタの第一の端部分を濡らした後の断面図である。 濡れた第一と第二の端部分を有する図1のハニカムフィルタの試験に使用中の試験装置である。 図7の試験装置を使って試験を行う時の、図6のハニカムフィルタを通って流れる霧を示す。 ハニカムフィルタの外周面を濡らす方法を示す。 図9に示されるハニカムフィルタの外周面を濡らす方法の側面図である。 図7の試験装置を使用した試験時の、外周面が濡れた状態のハニカムフィルタを通って流れる霧を示す。 図7の試験装置により試験手順を実行する前のハニカムフィルタの外周被膜を飽和させるステップの有効性を示す試験結果を表す。 試験30秒後の、湿潤外周被膜を有するハニカムフィルタに関する繰り返し性を示す。 図7の試験装置により試験手順を実行する時の、ハニカムフィルタの内周通路を通る霧の流れを減少させる、例えば防止するために構成された遮断装置を示す。 遮断部材がハニカムフィルタの第二の端部分の中央部分と係合する、閉位置にある遮断装置の図14の線15−15に沿った断面図である。 開位置まで旋回させた図15の遮断装置を示す。 遮断部材がハニカムフィルタの第一の端部分の中央部分と係合する、閉位置にある遮断装置の断面図である。 開位置まで旋回させた図17の遮断装置を示す。 遮断部材をハニカムフィルタの第一の端の中央部分に係合させるために使用されているリニアアクチュエータを示す。 開位置に引き戻された図19のリニアアクチュエータを示す。 膨張してハニカムフィルタの第一の端の中央部分と係合している膨張可能空気袋を示す。 収縮してハニカムフィルタの第一の端の中央部分との係合が外れた膨張可能空気袋を示す。 ハニカムフィルタの第一の端部分に向かう霧の流れを方向転換させるために使用されている分流装置を示す。
ここで、特許請求する発明の態様を、特許請求する発明の例示的実施形態が示されている添付の図面を参照しながら以下により詳しく説明する。可能なかぎり、図面間で同じまたは同様の部品を指すために同じ参照番号が使用されている。しかしながら、特許請求する発明は、他の様々な形態で実施されてもよく、本明細書に記載されている実施形態には限定されないと理解するべきである。このような例示的実施形態は、本開示が十分かつ完全に理解されるように提供され、特許請求する発明の範囲を当業者に十分に伝える。
ここで図2〜8を参照すると、ハニカムフィルタ100の試験方法の一例は、図1に示される従来のハニカムフィルタ100のようなハニカムフィルタを提供するステップを含む。ハニカムフィルタ100は、ハニカムフィルタまたはハニカムフィルタの一部を製造することによって提供できる。他の例では、ハニカムフィルタは市販のものを提供することもでき、その場合、ハニカムフィルタは別の場所で製造され、および/または仕入れてから、後で試験される。ハニカムフィルタの試験は、ハニカムフィルタ内に、フィルタの構造的完全性、性能またはその他の特性を損なうような亀裂やその他の欠陥がないか否かを判断するために望ましい場合もある。試験手順に合格したハニカムフィルタについては、その後、さらに加工して別の特性を提供してもよく、および/または後の使用のためにフィルタアセンブリ(例えばディーゼル微粒子捕集フィルタ)の中に取り付けてもよい。
図2を参照すると、ハニカムフィルタ100は、ハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って第一の端部分203と第二の端部分205との間に配置された中間部分201を含む。ハニカムフィルタ100はハニカム状の通路網107を含み、これは複数の入口セル通路108と複数の出口セル通路110を含んでいてもよい。ハニカム状の通路網107は、複数の交差多孔壁106により画成される。図のように、いくつかの例において、複数の交差多孔壁106は、相互に関して実質的に平行であってもよい。図のように、ハニカム状の通路網107は、ハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って第一の端部分203と第二の端部分205との間に延びることができる。
ハニカムフィルタ100の試験時には、多孔壁106および/または栓112(例えば多孔栓)に穴、亀裂(裂け目)またはその他といった欠陥の位置を特定することが望まれる。例えば、欠陥は中間部分201、第一の端部分203および/または第二の端部分205にあってもよい。例示のために、第一の例の欠陥207が中間部分201にあり、第二の例の欠陥209が第一の端部分203にあり、第三の例の欠陥211が第二の端部分205にある。噴霧器またはその他の霧発生装置を使って、圧力低下を生じさせて霧にフィルタを強制的に通過させることにより、ハニカムフィルタ100の中にある欠点の特定に役立ててもよい。ハニカムフィルタの多孔壁により捕捉されない霧を、フィルタ内の潜在的欠陥の指標としてモニタできる。実際に、霧は、多孔壁により捕捉されずに欠陥を自由に通過し、それによって多孔壁を通る所望の経路を避ける場合もある。
第一の端部分203と第二の端部分205の中にある欠陥は比較的検出しやすい場合もあり、それは霧に多孔壁を通り抜けさせるように作用する通路間の流体力学的圧力勾配が第一の端部分203と第二の端部分205において最大であるからである。これに対して、中間部分201の中にある欠陥は比較的検出しにくい場合もあり、それは霧に多孔壁を通り抜けさせるように作用する通路間の流体力学的圧力勾配がハニカムフィルタ100の中間部分201において最小化される場合もあるからである。
中間部分201の中にある欠陥は、第一の端部分203と第二の端部分205の少なくとも一方を濡らして、少なくとも1つの湿潤端部分を提供する方法ステップによってより有効に特定される場合もあり、湿潤端部分は中間部分より高い湿潤度を有する。実際に、第一の端部分203と第二の端部分205の少なくとも一方を濡らすステップは、ハニカムフィルタ100の中間部分201の中における噴霧器またはその他の霧発生装置の感度を高めることができる。端部分を濡らすステップは、湿潤端部分の付近で毛細管力により細孔を一時的に塞ぐことにより、湿潤端部分を通る空気の流れを少なくとも部分的に遮断するように作用すると考えられる。そのため、その部品の中央の3分の1の部分の中のマトリクスを通る流れが増大し、噴霧器またはその他の霧発生装置の感度が高まり、ハニカムフィルタ100の中間部分201の中にある欠陥がより有効に特定されるようになりうる。
1つの例において、この方法は、第一の端部分203と第二の端部分205の少なくとも一方を濡らすステップを含むことができる。例えば、第一の端部分を濡らして、少なくとも第一の端部分を湿潤端部分として提供してもよい。他の例では、第二の端部分を濡らして、少なくとも第二の端部分を湿潤端部分として提供してもよい。また別の例では、第一の端部分と第二の端部分の両方を濡らして、第一の湿潤端部分と第二の湿潤端部分を提供してもよい。例えば、図3と4に示されるように、第二の端部分205を初期深さ「D1」から最終湿潤深さ「D2」まで濡らしてもよい。図5と6に示されるように、第一の端部分203も同様に初期深さ「D3」から最終湿潤深さ「D4」まで濡らしてもよい。
初期および最終湿潤深さは、いくつかの例では相互に同様または同じであってもよい。例えば、第二の端部分205の最終湿潤深さ「D2」は、第一の端部分203の最終湿潤深さ「D4」と同様または同じであってもよい。他の例では、第一および第二の端部分の初期および/または最終湿潤深さは、相互に異なっていてもよい。例えば、第一の端部分203の最終湿潤深さ「D4」は第二の端部分205の最終湿潤深さ「D2」と実質的に異なっていてもよい。
いくつかの例において、第一の端部分および/または第二の端部分は、ハニカムフィルタの長さの少なくとも約5%の深さまで濡らすことができる。例えば、第一の端部分および/または第二の端部分は、ハニカムフィルタの長さの少なくとも約20%の深さまで濡らすことができる。他の例では、第一の端部分および/または第二の端部分は、ハニカムフィルタの長さの少なくとも約30%の深さまで濡らすことができる。さらにまた別の例では、第一の端部分および/または第二の端部分は、ハニカムフィルタの長さの少なくとも約40%の深さまで濡らすことができる。湿潤端部分の深さを増大させることは、ハニカムフィルタの中間部分にある、本来であれば判断しにくい欠陥をさらに明らかにするのに役立ちうる。例えば、図4は、第二の端部分205の欠陥211が深さD2の中の濡れている第二の端部分の中にあり、中間部分201の欠陥207がハニカムフィルタ100の濡れていない中間部分の中に残るように示している。さらに、図6は、深さD4の中の濡れている第一の端部分の中にある欠陥209を示し、その一方で、中間部分201の中の欠陥207はまだハニカムフィルタ100の濡れていない中間部分の中に残る。そのため、ハニカムフィルタの端部分を濡らすステップが試験手順中に中間部分201の中の圧力差を増大させるように作用できることから、後述のように、欠陥207の可視性を高める試験手順を実行してもよい。
各種の代替的な技術を、ハニカムフィルタの第一の端部分および/または第二の端部分を濡らすために使用してもよい。例えば、濡らすステップは、端部分を蒸気にさらすこと、端部分を液体にくぐらせること、端部分を液体に浸漬すること、またはその他の湿潤方式によって行ってもよい。蒸気または液体は水蒸気または液状水(例えば精製水)を含むことができる。他の例では、蒸気および/または液体は、グリセリン、アルコールまたは、ハニカムフィルタを侵食、腐食またはその他の方法で損傷しないその他の蒸気または液体を含むことができる。また別の例では、ワックスまたはその他のコーティングを使って端部分を通る空気を実質的に遮断し、それによって実質的にすべての霧が強制的に通過させられる中間部分内の圧力差をさらに大きくしてもよい。しかしながら、このようなコーティング(例えばワックス)は取り除きにくい場合があり、また、端部分内の欠陥も完全に塞いでしまい、それによって端部分と中間部分の欠陥を同時に特定することができなくなることもある。むしろ、グリセリン、アルコール、水(例えば精製水)等を含む蒸気および/または液体は(例えば蒸発によって)容易に取り除くことができ、多孔壁を通る霧の通過を遮断しながら、その一方で、霧は依然として端部分の中の欠陥を霧が通過できるようにできる。そのため、端部分と中間部分の中にある欠陥を同時に検出することができる。
ここで、第二の端部分205を濡らすための技術の例を説明するが、このような技術を第一の端部分203を濡らすためにも同様に実行できると理解しておく。さらに、図3〜4に示される第二の端部分205を濡らすための方法は、図5〜6に示される第一の端部分203を濡らす方法と同じように描かれているが、他の例では、濡らすための異なる方式を適用して、他の例において対応する湿潤端部分を実現してもよい。
まず浸漬方式を、第二の端部分205を濡らすことに関して説明するが、同様の浸漬方式を第一の端部分203を濡らすために実行してもよいと理解しておく。例えば、図2に示されるように、図の皿のような容器210にある量の液体213を初期水位「L1」まで注いでもよい。この液体は水(例えば精製水)を含むことができるが、他の液体(例えばグリセリン、アルコール等)も他の例では使用できる。次に、第二の端部分205をこのある量の液体に浸漬して、第二の端部分を湿潤端部分として提供することができる。例としての浸漬手順の中で、第二の端部分205をある量の液体213の中に沈めてもよく、この場合液体213は毛細管力によって重力に反して吸い上げられる場合もある。図4に示されるように、液体は、第二の端面104から毛細力によって最終湿潤深さ「D2」まで有効に吸い上げられる場合もある。
前述のように、例としての方法は、第一および/または第二の端部分を、容認可能な所定の深さ範囲内の最終湿潤深さまで濡らすステップを実行してもよい。実際に、いくつかの例において、濡らすステップは、ハニカムフィルタの長さの少なくとも約5%、例えば少なくとも約20%、例えば少なくとも約30%、例え少なくとも約40%の深さまで実行できる。いくつかの例において、所定の範囲は、ハニカムフィルタの長さの約5%〜約10%、例えば約10%〜約20%、例えば約20%〜約30%、例えば約30%〜約40%とすることができる。
各種の浸漬方式を実行して、所望の最終湿潤深さを実現してもよい。例えば、図2に示されるように、容器210内の液体213の量は、浸漬するステップが所定の量の液体の全量を湿潤端部分に吸い上げられるように決定してもよい。液体の量は、所望の最終湿潤深さ「D2」を実現するように事前選択できる。例えば、液体の量は、以前の浸漬手順に基づいて、液体が毛細管現象によってハニカムフィルタの端部分へと吸い上げられる程度を判断して決定してもよい。1つの特定の例において、液体の所定の量は、第二の端部分を所定の最終湿潤深さ「D2」まで濡らせるように計算してもよい。代替的な手順では、第二の端部分は、所望の最終湿潤深さ「D2」が得られるような既知の、または計算された所定の時間にわたり浸漬してもよい。
最終湿潤深さはまた、端部分をある量の液体にくぐらせることによって得てもよい。例えば、第二の端部分205を、ある量の液体213に短時間、最終湿潤深さ「D2」と同程度の深さまでくぐらせてもよい。その後、ハニカムフィルタ100を容器210の付近から離してもよく、ハニカムフィルタ100の、くぐらせた表面に付着した余分な液体が壁に吸収されて、最終湿潤深さ「D2」が得られる場合もある。
図6は、第一の端部分203と第二の端部分205の両方を各々、対応する最終湿潤深さD4とD2まで濡らし、それによって濡れていない中間部分201を残す例を示している。前述のように、濡れた第一の端部分203は、濡れた多孔壁を通る空気の流れを減少させ、その一方で、霧は第一の端部分203の欠陥209を通過できるようにするのに役立つ。同様に、濡れた第二の端部分205は、濡れた多孔壁を通る空気の流れを減少させ、その一方で、霧は第二の端部分205の欠陥211を通過できるようにするのに役立つ。そのため、中間部分201内の圧力差が増大して、濡れていない中間部分201の中の欠陥207のすべてを特定するのに役立つ。
この方法は、水滴を含む霧をハニカムフィルタの第一の端部分においてハニカム状の通路網の中に流すステップと、その後、ハニカムフィルタの第二の端部分の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップと、をさらに含むことができる。霧を流すステップと第二の端部分をモニタするステップは、様々な方法で、例えば試験装置を使って実行できる。
各種の試験装置が本開示の態様により提供されうる。例えば、図7は、図6に示される濡れた端を持つハニカムフィルタ100の試験に使用中の本の一例としての試験装置701を示している。試験装置701は、通路108、110の各々の一方の端における連続多孔壁106および/または栓112の欠陥を検出するように設計されている。前述のように、このような欠陥の位置を特定し、それに対処することが望ましく、なぜなら、これらはそうしないとハニカムフィルタ100の性能に影響を与える可能性があるからである。例えば、多孔壁106は欠陥、例えば亀裂または穴を含んでいる場合もあり、これは隣接するセル間の比較的制限されない流れを生じさせ、多孔壁の濾過工程を避け、捕集効率および/または濾過完全性に不利な影響を与える。さらにまた、欠陥は栓112において、栓の中および/または栓と多孔壁106との間の穴または亀裂として発生しうる。これに加えて、栓の欠陥は、栓自体がないこと、または栓が通路の端を完全に埋めていないことがその原因となりうる。そのため、ハニカムフィルタ100の欠陥が容易に検出されるように例示的な試験装置701を提供してもよい。
図のように、試験装置701は、微粒子がその中に浮遊するガスを含む霧の流れ(矢印「705」で示される)を供給するように動作する微粒子源703を含むことができる。霧は、ハニカムフィルタ100の入口端面102に供給される。霧の流れの微粒子は、入口セル通路108の中とハニカムフィルタ100の多孔壁106および/または栓112を通って流れ、霧の一部が、多孔壁により捕捉されないと出口端面104から外に出る場合もある。霧は、出口端面104から出るとすぐに、出口端面104に隣接して取り付けられた、好ましくはそれと直接接触するように係合された透過性部材707、例えばスクリーンを通過できる。透過性部材707を出た後の霧の微粒子を透過性部材707の付近に投射される面状光709で照明してもよい。1つの例において、面状光709は、透過性部材707の平面に平行で、僅かな距離だけ上方に離間されていてもよい。すると、微粒子と面状光709との間の干渉を検査することによって、ハニカムフィルタ100の中の栓112および/または多孔壁106の欠陥を確実に検出できる。
1つの例において、欠陥のあるセルの位置を示す画像が、例えばカメラ等の撮像装置711を使って画像を記録することにより生成される。欠陥のあるセルの位置に対応する画像は、コンピュータ713内のメモリに保存されてもよく、および/またはビデオモニタ715に表示されてもよい。多孔壁106および/または栓112の欠陥は、画像の中で、ハニカムフィルタ100の上、すなわち面状光709との交差地点において明るいスポットとして現れる。したがって、その位置をハニカムフィルタ100のセルの欠陥の位置に容易に相関させることができる。特に、ハニカムフィルタ100の上に透過性部材707を置く前に、出口端面104の事前の画像を記録し、それによってハニカムセル構造の画像、すなわち周辺輪郭の(出口端面104の平面に沿った)座標空間位置と出口端面104上のセルと栓のそれぞれの位置を把握してもよい。その後この画像を、明るいスポットを示す他の画像と相関させて、欠陥を含むものとして各種のセルを特定してもよい。
微粒子は液体粒子、例えば微細液体粒子を含むことができる。動作中、微粒子は、微粒子源703の粒子発生器719によってチャンバ717内で形成してもよい。微粒子は、ノズルを通じて液体を噴霧、霧化、またはその他の方法で噴出することによって生成してもよい。前述のように、液体は霧で供給される水(例えば精製水)、水系水溶液、および/またはグリコール系水溶液であってもよい。水またはその他の液体を使用してもよいが、他の例では、本開示の態様により、煙またはその他の浮遊微細粒子状物質を使用してもよい。微粒子は、筐体721に収容され、加圧されて流路に供給されてもよく、これは任意選択により、微粒子源703とハニカムフィルタ100の入口端面102との間に設置される管723により画成されてもよい。管723が設けられている場合、これは任意選択により円形の断面を含んでいてもよいが、三角形、方形(例えば正方形)またはその他の多角形の形状等の他の断面形状も使用でき、または楕円やその他の曲線形状を含んでいてもよい。1つの例において、管723が設けられている場合、これはハニカムフィルタ100と軸方向に整列されてもよい。さらに、好ましくは、管723の、微粒子を含むガスが入口端面102に供給される地点(管の上端の付近)の内径D(例えば直径)は、ハニカムフィルタ100の横方向の最大外径dより大きい。この特徴によって、入口端面102全体にわたって供給されるガスの流れの分布に対する境界層流の効果が減少し、流速分布の均一性が改善される。好ましくは30Paより高い圧力(入口と周囲との相対圧力)をかけることは、空気を筐体721内に送り込むファン725によって実現される。いくつかの実施形態において、圧力は30〜70Paの間である。穿孔仕切り板727を使って、チャンバ717内の圧力変化を最小化してもよい。
ガス流の中に含まれる微粒子は、ハニカムフィルタ100を通過すると、透過性部材707を通過する。透過性部材707は、スクリーン、メッシュ、クロス、または穿孔シートであってもよい。1つの例において、透過性部材707は、フィラメント状材料、例えば複数の配向性撚糸を有する撚糸またはワイヤ材料を織った、または織り合わせたものから製造してもよい。撚糸は概して垂直に配向されるが、この向きにする必要はない。例えば、この部材は金網状の向きに織られていてもよい。1つの例において、ワイヤクロスまたはメッシュを提供してもよい。他の例では、金属ワイヤクロス、例えばステンレススチールワイヤクロスも使用してよい。透過性部材707は好ましくは、そのメッシュ密度が約50本/インチ(2.54cm)より大きく、または125本/インチ(2.54cm)より大きいか、いくつかの実施形態では約250本/インチ(2.54cm)より高い。メッシュまたはクロスのワイヤストランド(フィラメント)の直径は、約0.005インチ未満(約127マイクロメートル未満)、約0.004インチ未満(約102マイクロメートル未満)、または約0.002インチ未満(約51マイクロメートル未満)であってもよい。1つの例示的実施形態において、透過性部材707のワイヤメッシュ密度は約50本/インチ(2.54cm)より大きく、ワイヤの直径は好ましくは約0.004インチ未満(約102マイクロメートル未満)である。直径30マイクロメートル、325本/インチ(2.54cm)の細目スクリーンを提供してもよい。透過性部材707はまた、シフォンまたはその他のニットクロスまたはメッシュ、あるいは他の何れの、細かく編んだ、織り合わせた、または格子を形成するクロス材料であってもよい。
透過性部材707は、ハニカムフィルタ100の出口端面104の付近に、またはこれと接触して配置してもよい。図のように、画像補正装置729を設置してもよく、そのフレーム731(例えば環状フレーム)がフレーム731により画成される中央領域内に透過性部材707を取り付けるように構成されている。1つの例において、透過性部材707をフレーム731にわたるように引き伸ばし、平面が構成されるようにし、好ましくは、例えば調整可能な直径のリング状フレーム等のフレームによって保持してもよい。
いくつかの例において、透過性部材707は反射防止面を含んでいてもよい。反射防止面が設けられている場合、これは照明に使用される光源の波長の光を実質的に吸収する場合もある。例えば、暗い表面色、例えば艶なしの黒、艶消しの黒、または吸収するその他の色、例えば茶色や紺色等でスクリーンを着色してもよい。実施形態は、黒色炭化物のコーティング等のコーティングを含んでいてもよい。暗い色に着色することは、信号間の信号対ノイズレベルを改善し、背景ノイズを低下させるのに役立つ。
1つの例において、照明装置733には、ハニカムフィルタ100の出口端面104の付近で、そこから離間された面状光709を生成するための光源735が設けられている。面状光709また、透過性部材707の平面からも離間されていてよい。光源735の一例は、赤色または緑色レーザ等の面状光709を生成するように構成されるが、他の例ではそれ以外のレーザの種類または光装置を使用してもよい。光源735は、光学素子、例えば回転式ファセットミラー737等と協働して、光ビームを平面シート状の光709に変換するように構成されてもよい。照明装置733は面状光709を生成するように構成され、これは出口端面104と透過性部材707の平面に概して平行であってもよい。面状光709はまた、ハニカムフィルタ100の端面104の全体にわたるのに十分に大きくすることもできる。
他の例では、面状光709の範囲を制御することが望ましいこともある。このような例では、スロット739を垂直材741に形成してもよく、これを通って面状光709が延び、十分に画成された面状光709が出口端面104の上方に投射される。垂直材741により画成されるスロット739の幅は、面状光709の範囲を制御するように選択することができる。垂直材741はまた、渦流を制御し、またその他の方法でハニカムフィルタ100の周囲の空気流の障害を最小化できる。好ましくは、面状光709と出口端面104との間の距離は、出口端面104から出る微粒子が面状光709と交差するのに十分なモーメントを持ち続けるような距離である。それゆえ、面状光709は、出口端面104と透過性部材707にできるだけ近く、ただし出口端面104を干渉しないように設計してもよい。1つの実施形態において、面状光709と透過性部材707との間の距離は1/16インチ(1.6mm)〜1/2インチ(12.7mm)の範囲である。別の例では、他の光源、例えば紫外線光または赤外レーザ等を提供して、面状光を生成してもよい。
微粒子が透過性部材707から出た後について、照明装置733は流れの中の微粒子を照明するように構成され、撮像装置711は、粒子がハニカムフィルタ100の出口端面104から出た時に面状光709との干渉によって照明された粒子のX−Y位置の画像(明るいスポット)を撮影するように構成されていてもよい。撮像装置711は、透過性部材707から出た流れの干渉パターンの画像(例えばデジタル画像)を記録してもよい。その後、画像を処理して、欠陥のあるセル/栓の存在と位置を検出し、是正策(例えば修理、廃棄等)を取れるようにしてもよい。画像処理は、画像をピクセル単位で強度閾値と比較することを含んでいてもよい。処理方法は、強度が予め選択された閾値より高い時に欠陥を示す、というものであってもよい。
カメラやカムコーダ等の撮像装置711は、ハニカムフィルタ100の出口端面104の上方に配置されて、出口端面104から流出する、照明を受けたすべての粒子の画像を捕捉してもよい。特に、欠陥が示される領域は、画像内で明るいスポットとして現れる。単一欠陥の場合、この欠陥は、ハニカムフィルタ100内の欠陥によるガスストリーム中の微粒子を有するセルの上方にある比較的明るいスポットとして特定される。そのため、画像の分析は、出口端面104に沿った欠陥のX−Y位置を即時に特定するのに役立ちうる。撮像装置711は、照明される領域に焦点を絞るために、レンズ等の光学系をさらに含んでいてもよい。撮像装置711は、内部プロセッサまたはコンピュータ713を含むか、それに取り付けられていてもよく、これは撮像装置によって収集された情報を処理して画像ファイルにし、画像ファイルをメモリに保存する。プロセッサは、TIFFとJPEGまたはその他のファイルフォーマット等の各種の画像ファイルフォーマットをサポートしていてもよい。コンピュータ713は、ビデオモニタ715と、キーボードやマウス(図示せず)等、システムとのインタフェースに必要なその他の周辺機器を含んでいてもよい。撮像装置711からの画像ファイルは、コンピュータ713に転送してさらに処理されるようにすることができる。画像ファイルはまた、ビデオモニタ715上に表示されてもよい。
ハニカムフィルタ100の、欠陥のあるセルは、欠陥のないセルより多くの微粒子とより大きな微粒子を放出するであろう。スポットの大きさは、ハニカムフィルタ100の欠陥の大きさの指標を提供することができる。画像が均一に見えれば、試験は、ハニカムフィルタ100の中に欠陥がないことを示すであろう。有利な点として、透過性部材707の使用によって、画像を混乱させうる背景オブジェクト全体を減少させ、それによって信号対ノイズ比を高め、欠陥に関連付けられる明るいスポットをより検出しやすくすることができる。
ここで、ハニカムフィルタ100を試験するための例示的な方法を説明する。まず、図1に示されるように、ハニカムフィルタ100には、ハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って第一の端部分203と第二の端部分205との間に配置された中間部分201が設けられていてもよい。ハニカムフィルタ100は、複数の交差多孔壁106によって画成されるハニカム状の通路網107を含む。ハニカム状の通路網107は、ハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って第一の端部分203と第二の端部分205との間に延びる。1つの例において、ハニカムフィルタの第一の端部分および/または第二の端部分を濡らして、湿潤端部分が中間部分より高い湿潤度を有するようにしてもよい。1つの例において、この方法は、第一の端部分203をハニカムフィルタ100の長さ「L」の約5%〜約40%の深さまで濡らして、中間部分より高い湿潤度を有する第一の湿潤端部分を提供するステップを含む。これに加えて、またはその代わりに、他の例では、この方法は、第二の端部分をハニカムフィルタの長さの約5%〜約40%の深さまで濡らして、中間部分より高い湿潤度を有する第二の湿潤端部分を提供するステップを含む。前述のように、濡らすステップは、水等の液体で行うことができるが、他の例では他の液体を使用してもよい。さらに、上述したように、濡らす方法は、端を蒸気にさらすこと、ある量の水にくぐらせること、水に浸漬すること、および/またはその他の濡らす方法で実行できる。
図8に示されるように、湿潤端部分203と205は、対応する端部分の多孔壁の中の細孔を塞ぎ、その一方で対応する端部分203と205の中にある欠陥209、211を霧が通過できるようにするのに役立ちうる。同時に、中間部分201において圧力差が増大し、それによって中間部分201の中の欠陥207を通る霧の流れが多くなる。そのため、中間部分201の中にあるあらゆる欠陥の分析を、より有効な方法で実行できる。
この方法は、水滴を含む霧801をハニカムフィルタ100の第一の端部分203においてハニカム状の通路網の中に流すステップを含むことができる。例えば、図8を参照すると、試験装置を使って、水滴を含む霧801をハニカム状の通路網の中に流してもよい。さらに、この方法は、ハニカムフィルタの第二の端部分205の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップを含むことができる。1つの例において、試験装置701を使って、ハニカム状の通路網か出る霧の水滴を照明することによって第二の端部分205をモニタしてもよい。
そのため、図8を参照すると、端部分203、205を濡らすステップは、対応する端部分の中の細孔を少なくとも部分的に(例えば完全に)塞ぐことができる。そのため、中間部分201の中で圧力差を増大させ、中間部分の中にあるすべての欠陥207の検出を改善できる。同時に、端部分を濡らすステップは、対応する端部分の中にある欠陥209と211を塞ぐには不十分であってもよい。そのため、端部分を濡らすステップは、試験装置の感度を高め、それによって中間部分の中にある欠陥207の検出を改善し、その一方で、端部分の中にある欠陥209、211の検出も可能にすることができる。
フィルタ内に人工的に作られた欠陥が作られたハニカムフィルタについて実験を行った。3つの欠陥を、ハニカムフィルタの第一の端部分、第二の端部分、中間部分の各々に生成した。乾燥しているフィルタで噴霧器試験を実行し、霧をフィルタの第一の端から通過させ、フィルタの第二の端をモニタした。表示された各欠陥のピクセルの大きさを記録した。次に、両端を濡らし、同じ噴霧手順を実行し、各欠陥のピクセルの大きさを再び記録した。試験の結果、ハニカムフィルタの第一の端部分、第二の端部分、中間部分の各々の3つすべての欠陥のピクセルの大きさが、湿潤端部分を持つハニカムフィルタでは端部が乾燥しているハニカムフィルタと比較して大きかった。試験により、第一の端部分の中にある欠陥では1.6倍の検出能の増大、中間部分の中にある欠陥では5.8倍の検出能の増大、第二の端部分の中にある欠陥では1.8倍の検出能の増大が判明した。
外周側通路内の欠陥もまた、内側通路内にある欠陥より検出しにくい場合もある。そのため、本開示の1つの態様によれば、ハニカムフィルタ100の外周面109を濡らして、ハニカム状の通路網の外周側通路の霧の流れを増大させてもよい。
図9と10は、ハニカムフィルタ100の外周被膜等の外周面109を濡らすステップのほんの一例を示している。例えば、中心軸901は、垂直に関して斜めに向けてもよく、図9に示されるように水平に配置することさえできる。図9と10に示さるように、1つまたは複数のローラ903が回転して、ハニカムフィルタ100が中心軸901の周囲で方向1001に回転できるようにしてもよい。回転中、スプレーアーム905がハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って延びてもよい。そのため、ハニカムフィルタ100が中心軸901の周囲で回転する間、ハニカムフィルタ100の長さ「L」に沿って配置された一連のスプレーノズル907により、液体が外周面109の外側をコーティングする。すると、水(例えば精製水)、水系水溶液、グリコール系水溶液またはその他の液体等の液体が外周面109の中に染み込む場合もある。
図7と10は、外周面109を濡らすステップの他の例を示す。図7で破線により示されるように、ハニカムフィルタ100を、ハニカムフィルタ100の中心軸901が実質的に縦になるような向きにしてもよい。周辺スプレーリング750を加圧給水部752と連通するように提供してもよい。ハニカムフィルタを、周辺スプレーリング750の中央通路の中で中心軸の方向751に上方へと移動させてもよい。周辺スプレーリング750の幾分概略的な図が、例示されたスプレーアーム905の代替案として図10において破線で示されている。図のように、スプレーリングは中央通路1003を含み、複数のノズル1005が液体を周辺スプレーリング750の内側に向かってスプレーするように向けられている。そのため、図7に戻り、ハニカムフィルタ100が試験装置701により試験される位置に取り付けられる過程で、ハニカムフィルタ100を、周辺スプレーリングの中央通路1003を通って方向751に上方へと移動させてもよい。
外周面109が濡れると、外周面109(例えば、例示されている外周被膜により提供される)が液体を含んでいる。そのため、霧1101の中の微粒子は、外周面109がすでにある量の液体を含んでいるため、外周面109により吸収されない可能性がある。むしろ、霧1101の中の微粒子は、通路網107の外周壁1105にある欠陥1104に到達する可能性がより高くなる。そのため、図のように、微粒子の通路1107は最終的に出口端面104から出て、試験装置701によって検出される。
そのため、ハニカムフィルタ100の試験方法が提供される。この方法は、ハニカムフィルタ100を提供するステップを含み、それはハニカムフィルタ100の軸901に沿って第一の端部分203と第二の端部分205を含む。ハニカムフィルタ100は、複数の交差壁106により画成される通路網107を含むことができる。ハニカム状の通路網107はハニカムフィルタ100軸901に沿って第一の端部分203と第二の端部分205との間に延びる。ハニカムフィルタ100には、ハニカム状の通路網107を取り囲み、第一の端部分203と第二の端部分205との間に延びる外周面109が設けられる。図のように、1つの例において、ハニカムフィルタ100は任意選択による外周被膜1103を含むことができ、これが外周面109を提供する。
外周被膜1103は様々な方法で提供してよい。例えば、外周被膜1103は複数の交差壁106と同時に形成してもよい。例えば、交差壁106は、セラミックおよび/またはセラミック形成材料のバッチから外周被膜1103と共押出し加工してもよい。あるいは、交差壁106は、押出し加工し、その後、外周被膜1103を続いて形成してもよい。1つの例において、交差壁106を形成する。交差壁106の外周は、任意選択によって機械加工してもよく、その後、外周被膜を、例えばドクターブレード法またはその他の塗布方式によって形成してもよい。
試験は次に、外周面109を濡らすことによって、例えば図10に関して上述したスプレー方式によって進めることができる。1つの例において、スプレー方式は、液体、例えばグリセリン、アルコール、水(例えば精製水)をスプレーするステップを含む。例えば、図7を参照すると、ハニカムフィルタ100を微粒子源703の内部領域に装填してもよい。この方法は次に、ハニカムフィルタ100を、周辺スプレーリング750の中央通路を通ってハニカムフィルタの軸の方向に移動させることができ、その間にスプレーリングがハニカムフィルタ100の外周面109を濡らす。
外周面109を濡らすステップは、例えば外周被膜1103に水分を含ませることができる。次に、この方法は、水滴を含む霧をハニカムフィルタの第一の端部分203においてハニカム状の通路網の中へと流すステップによって進めることができる。例えば周辺スプレーリング750によって濡らした後、ハニカムフィルタを図7のような位置に装填することができる。次に、ハニカムフィルタの第二の端部分205の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタすることができる。ハニカムフィルタの外周面が濡れているため、外周側通路内の霧は、当初乾いている時に外周被膜を試験したとした場合の程度までは吸収されない傾向がある。そのため、ハニカム基板の第二の端部分から出る霧をモニタする手順を開始する前に外周面109を濡らすことにより、外周側通路を通る霧の流れが増大し、それによって交差壁106の外周壁に関連する欠陥をより容易に特定できる。
図12と13は、噴霧器の構成で試験手順を実行する前にハニカムフィルタの外周被膜を飽和させた時の効果を示す試験結果を表す。図12と13ではどちらも、部品の周辺に2つの既知の傷(すなわち欠陥)が付けられたフィルタが使用された。2つの傷は、グラフの説明部で「F1」(すなわち傷(flaw)1)と「F2」(すなわち傷(flaw)2)として示される2種類の断面外観により表されている。グラフの縦軸(すなわちY軸)は観察された傷のピクセルの大きさである。図12の横軸(すなわち、X軸)の領域「A」は、乾燥しているハニカムフィルタに関する試験結果を示し、領域「B」は、試験手順の前に外周面を濡らしたハニカムフィルタに関する試験結果を示す。試験結果は10秒後、20秒後、30秒後に取得したものであり、これは図12の横軸(すなわちX軸)に沿って「10」、「20」、「30」で示されている。
図12の試験10秒後の「A」の領域を参照すると、乾燥しているハニカムフィルタの傷「F1」と「F2」のどちらも特定されなかった。図12の試験10秒後の領域「B」を参照すると、第一の傷「F1」は特定されたが、第二の傷「F2」はまだ特定されなかった。
図12の試験20秒後の領域「A」を見ると、乾燥しているハニカムフィルタの第一の傷「F1」だけが特定された。しかしながら、試験20秒後の領域「B」を見ると、両方の傷「F1」と「F2」が特定され、第一の傷「F1」に関連するピクセルの大きさは、10秒後の同じ傷のピクセルの大きさより有意に大きかった。
図12の試験30秒後の領域「A」を見ると、乾燥しているハニカムフィルタの第一の傷「F1」だけが特定され(より顕著であるが)、その一方で、第二の傷「F2」は特定されなかった。これに対して、試験30秒後の領域「B」に示されるように、再び両方の傷「F1」と「F2」が特定され、再びどちらの傷に関連するピクセルの大きさも、試験20秒後の傷のそれに対応するピクセルの大きさより大きかった。
そのため、ハニカムフィルタの外周被膜を濡らさなければ、第二の傷「F2」は検出されないであろう。これに対して、外周面を濡らすことにより、より多くの傷が検出され、これらは乾燥しているハニカムフィルタと比較してより見やすかった。図のように、試験時間が増大すると、傷を検出する可能性が高まり、より見えやすくなる。本開示のいくつかの例において、試験は、ハニカムフィルタの外周被膜を濡らすステップと、その後、10秒以上、例えば20秒以上、例えば30秒以上、例えば40秒以上にわたり、噴霧器またはその他の霧発生装置で傷の試験を行うステップと、を含むことができる。
図13は、濡らした外周被膜を有するハニカムフィルタに関する30秒後の繰り返し性(エラーバーにより表示)を示す。サンプルサイズは実行5回であり、1つの標準偏差がエラーバーにより示されている。図のように、試験前に外周被膜を濡らすことは、45より大きなピクセルの大きさで、傷「F1」と「F2」の両方を検出することにおいて有効であった。
外周面109を濡らすステップに加えて、またはその代わりに、内周側通路に霧が流れるのを阻止し、例えば防止して、外周側通路を通る霧の流れを増大させてもよい。例えば、この方法は、ハニカムフィルタ100の第一の端部分203における内周側通路を通る霧の流れを妨害するステップを含むことができる。これに加えて、またはその代わりに、この方法は、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205において、内周側通路を通る霧の流れを妨害するステップを含むことができる。
図14〜16は、第二の端部分205において内周側通路を通る霧の流れを妨害することによる試験の装置と方法を示している。1つの例において、ハニカムフィルタの試験装置は分流装置を含むことができ、これは、外周側通路1503、1505を通る霧の流れを増大させ、その一方で、例えば内周側通路1507を通る霧の流れを減少させる、例えば防止するように構成される。
1つの例において、分流装置は、内周通路1507を通る霧の流れを実質的に完全に防止することができる。図14〜15は、ほんの一例としての遮断装置1401を示しており、これには、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205の中央部分1501と係合して、霧発生装置から外周側通路1503を通る霧の流れを増大させるように構成された遮断部材1403が設けられていてもよい。遮断部材1403は、プラスチック、金属、または、ガスの流れに対して実質的に不透過性のその他の材料構成で作製された板を含むことができる。図15に示されるように、ほんの1例として、遮断部材1403は、ハニカムフィルタ100と密着するように構成された周辺シール1509を含むことができる。さらに例示されているように、この装置はまた、支持メッシュ1405を含んでいてもよく、これは支持メッシュ1405の中央部分内に遮断部材1403を支持する。例えば、周辺フレーム1407を設けて、支持メッシュ1405を、例えば実質的に平らな向きに取り付けるのに役立ててもよい。図15に示されるように、遮断部材1403を支持メッシュ1405の片面に取り付けてもよく、その一方で、周辺シール1509は遮断部材1403の反対面に取り付けられる。支持メッシュ1405はガス透過性であって、霧または霧に関連するガスが支持メッシュを通過して自由に移動でき、それによってハニカムフィルタ100の第二の端部分205から自由に出ることができる。同時に、ガス透過性メッシュは引き続き十分に支持し、周辺シール1509が十分に係合して、内周側通路1507を通るガスの移動を阻止、例えば防止できる。
他の例において、遮断部材1403は、遮断位置(図15参照)と引き戻し位置(図16参照)との間で旋回するように構成される。例えば、図14と15に示されるように、装置は、旋回軸1411の周囲で閉位置と開位置との間で旋回するように構成された旋回アーム1409を含むことができる。図14に示されるように、閉位置では、内周側通路1507を通る霧の流れが遮断されて、外周側通路1503、1505を取る霧の流れが増大する。そのため、外周側通路の欠陥1104は、例えば図7に示される試験装置701によって、第二の端部分205でより検出されやすくなる。しかしながら、内周側通路1507を通る霧の流れが遮断されるため、内側通路に関連する内側の欠陥1511は試験装置701で検出できない。
内側の欠陥1511を検出するために、遮断部材1403はまた、図16に示される開位置に旋回させることができ、霧はすべての通路を自由に通る。矢印1601に示されるように、霧は欠陥1104に到達する前に乾燥している外周被膜1103により吸収されうる。そのため、第二の端部分で検出されなくなるほどの量の霧が欠陥1104を避ける、ということはない場合もある。しかしながら、中央通路は外周被膜1103に隣接しないため、吸収は問題とならない。そのため、図16に示されるように、第一の端部分203に入った霧は欠陥1511を通過し、この欠陥がハニカムフィルタ100の第二の端部分で試験装置701により観察されることになりうる。
そのため、試験装置701は遮断装置1401を含むことができ、これによって遮断装置が開位置にある時(図16参照)、内周側通路1507に関連する欠陥をモニタできる。遮断装置1401により、遮断装置1401が図15に示される閉位置にある時に、外周側通路1503、1505に関連する欠陥をモニタすることも可能にできる。
図17〜18は、上述の遮断装置1401にハニカムフィルタ100の第一の端部分203の中央部分1701と係合して、霧発生装置からの外周側通路1503、1505を通る霧の流れを増大させるように構成される遮断部材1403が設けられていてもよい他の例を示している。
遮断部材1403は、遮断位置(図17参照)と引き戻し位置(図18参照)との間で旋回するように構成される。図17に示されるように、閉位置では、内周側通路1703を通る霧の流れが妨害されて、外周側通路1705、1707を通る霧の流れを増大させる。それゆえ、外周側通路の欠陥1104は、例えば図7に示される試験装置701によって、第二の端部分205でより検出されやすくなる。しかしながら、内周側通路1703を通る霧の流れが遮断されるため、内側通路に関連する内側の欠陥1511は試験装置701で検出できない。
内側の欠陥1511を検出するために、遮断部材1403を図18に示される開位置まで旋回させることもでき、霧はすべての通路を自由に流れる。矢印1601で示されるように、霧は欠陥1104に到達する前に乾燥している外周被膜1103により吸収される場合もある。そのため、第二の端部分205で検出されなくなるほどの量の霧が欠陥1104を避ける、ということはない場合もある。しかしながら中央の通路は外周被膜1103に隣接していないため、吸収は問題とならない。そのため、図18に示されるように、第一の端部分203に入った霧は欠陥1511を通過し、この欠陥がハニカムフィルタ100の第二の端部分で試験装置701により観察されることになりうる。
そのため、試験装置701は遮断装置1401を含むことができ、これによって遮断装置が開位置にある時(図18参照)、内周側通路1703に関連する欠陥をモニタできる。遮断装置1401により、遮断装置1401が図17に示される閉位置にある時に、外周側通路1705、1707に関連する欠陥をモニタすることも可能にできる。
図19と20は、他の例による遮断装置1901を示しており、これには遮断部材1903が設けられていてもよく、それはハニカムフィルタ100の第一の端部分203の中央部分1701と係合して、霧発生装置から外周側通路1705、1707を通る霧の流れを増大させるように構成される。遮断装置1901は、図19に示される閉鎖位置へと伸展されるか、図20に示される開位置へと収縮されるように構成されたリニアアクチュエータ1906によって伸展可能なピストン1905を含むことができる。図19に示される閉位置において、外周側通路1705、1707の欠陥を図17に関して上述したものと同様の方法で検出してもよい。同様に、図20に示される開位置では、内周側通路1703の欠陥を図18に関して上述したものと同様の方法で検出できる。遮断装置1901は第一の端部分203の中央部分1701と係合するように示されているが、他の例では、同様の遮断装置を第二の端部分205の中央部分に係合するような向きにしてもよい。
図21と22は、他の例による遮断装置2101を示しており、これには遮断部材が設けられていてもよく、それはハニカムフィルタ100の第一の端部分203の中央部分1701と係合して、霧発生装置から外周側通路1705、1707を通る霧の流れを増大させるように構成される。遮断装置2101は膨張可能空気袋2103を含むことができ、これは図21に示される閉位置へと伸展するように膨張され、または図22に示される開位置まで収縮されてもよい。図21に示される閉位置では、外周側通路1705、1707の欠陥を図17に関して上述したものと同様の方法で検出できる。同様に、図22に示される開位置では、内周側通路1703の欠陥を図18に関して上述したものと同様の方法で検出できる。遮断装置2101は、第一の端部分203の中央部分1701と係合するように示されているが、他の例では、同様の遮断装置を第二の端部分205の中央部分と係合するような向きにしてもよい。
図23は一例としての分流装置2301を示しており、これは必ずしもハニカムフィルタと係合しないが、他の例では係合してもよい。実際に、実線で示されているように、分流装置2301は、ハニカムフィルタ100の第一の端部分203に近付くが、係合しなくてもよい。分流装置2301は中実の円錐部材を含んでいてもよく、霧の流れは分流装置2301の周辺付近で分岐され、より多くの量の霧が外周側通路1705、1707を通るように方向付けられ、外周側通路1705、1707の欠陥を図17に関して上述したものと同様の方法で検出できる。同様に、破線で示される開位置では、内周側通路1703を図18に関して上述したものと同様の方法で検出できる。
ハニカムフィルタ100の試験方法はしたがって、水滴を含む霧をハニカムフィルタ100の第一の端部分203においてハニカム状の通路網の中に流すステップを含むことができる。この方法は、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴をモニタするステップをさらに含むことができる。この方法はまた、内周側通路を通る霧の流れを妨害して、ハニカム状の通路網の外周側通路を通る霧の流れを増大させるステップを含むことができる。
例えば図17、19、21に示されるように、この方法は、ハニカムフィルタ100の第一の端部分203において、内周側通路1703を通る霧の流れを妨害するステップを含むことができる。図15に示されるように、この方法はまた、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205において、内周側通路1507を通る霧の流れを妨害するステップを含むこともできる。
いくつかの例において、モニタするステップは、妨害するステップの前に実行できる。例えば、図16、18、20、22に示されるように、モニタするステップをまず実行して、内周側通路内の欠陥を判断するのに役立ててもよい。他の例では、モニタするステップを妨害するステップの後に実行できる。例えば、図15、17、19、21に示されるように、モニタするステップをまず実行して、外周側通路内の欠陥を判断するのに役立ててもよい。また別の例において、モニタするステップを妨害するステップの前と後に実行してもよい。例えば、図16、18、20、22に示されるように、モニタするステップをまず実行して、内周側通路内の欠陥を判断するのに役立ててもよい。図15、17、19、21に示されるように、すると、モニタするステップをその後に実行して、外周側通路の欠陥を判断するのに役立ててもよい。また別の例では、モニタするステップをまず実行して、外周側通路の欠陥を判断し、その後に実行して内周側通路の欠陥を判断してもよい。
噴霧器等の霧発生装置を使ったハニカムフィルタの試験方法は、各種の処理パラメータの下で実行し、ハニカムフィルタ内の欠陥を特定する効率と能力を高めるのに役立てることができる。例えば、モデリングは、温度が噴霧器設備の検出品質に影響を与える霧の粒径分布に水滴の蒸発と凝結によって大きな影響を与えることを示している。1つの例において、ハニカムフィルタ100は、10℃〜約30℃、例えば約10℃〜約25℃、例えば約20℃〜約23℃の範囲の平均温度に保持してもよい。このような温度範囲によって粒径分布を保持することができ、これが処理精度を制御するのに役立ちうる。空気の湿度もまた、噴霧器設備の品質に影響を与える可能性がある。1つの例において、方法は、水滴を含む霧をハニカムフィルタ100の第一の端部分203においてハニカム状の通路網の中に流すステップを含み、霧の相対湿度は少なくとも80%である。上記の範囲内にハニカムフィルタの温度を適正に保持することは、霧の相対湿度が少なくとも80%であることと共に、試験手順の効果を高めるのに役立ちうる。そのため、この方法は、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205の、ハニカム状の通路網から出る霧の水滴を有効にモニタするステップをさらに含むことができる。
他の例において、霧の温度もまた、試験手順の性能を高めるのに役立つように制御できる。例えば、1つの例において、この方法は約10℃〜約30℃、例えば約10℃〜約25℃、例えば約23℃〜約25℃の温度の霧を流すステップを含む。
いくつかの試験環境においては、周辺環境の気温が1年を通じて大きく変化し、時間と結果にばらつきが出ることが認められている。25℃を超えるまで変化すると、霧を発生しにくくなる可能性がある。いくつかの例において、試験装置を、温度が確実に25℃を超えないように制御された環境に設置してもよい。例えば、制御室に試験装置を提供してもよく、制御室は25℃を超えない温度に保持され、制御室の外の温度は25℃の閾値より高く変動してもよい。
さらにまた、霧の水滴を、フィルタの欠陥を特定する能力を高めるのに役立つように制御できる。典型的なフィルタに関するユニット濾過モデリングデータに基づけば、霧の粒径が1マイクロメートルより大きくなると、傷のないフィルタの多孔壁により捕集される可能性が高くなる。これに対して、1マイクロメートルより小さい液滴は多孔壁を通り抜けて、フィルタ内の欠陥の誤検出につながる場合もある。そのため、いくつかの例において、1マイクロメートルより大きいサイズの液滴を含む霧を供給して、欠陥がない時に、多孔壁がこの液滴を有効に捕集できるようにすることが望ましい。さらにまた、粒径が大きいほど、ハニカムフィルタ100の第二の端部分205から出るすべての液滴を照明するために使用される光との干渉が起こる。実際に、より大きな液滴は、画像上でより明るいスポットとして現れる。すると、非常に大きな粒径には、多孔壁によって有効に補修され、その一方でハニカムフィルタ100の第二の端部分205において画像撮影により容易に検出できるという利点がある。
しかしながら、フィルタを通過する粒子の慣性によって上限が設けられる。そのため、方法は平均粒径が約1マイクロメートル〜約25マイクロメートル、例えば約5マイクロメートル〜約25マイクロメートル、たとえは約10マイクロメートル〜約15マイクロメートルの水滴を含む霧を供給することができる。いくつかの例において、より低い相対湿度で、より大きな液滴を使い、液滴が流れるとこれらが蒸発し、それによって粒径が減少して霧の湿度が高まるようにすることが可能である。このような粒径は、ハニカムフィルタの壁の欠陥を通過する粒子の慣性によって不利な流れ状態が発生するほど大きくならずに、多孔壁によって有効に補修されるのに十分な大きさであると考えられる。
また別の例において、第一の端部分と第二の端部分との間の圧力差を、試験手順容易にするのに役立つように制御してもよい。1つの例において、霧の圧力差を、ハニカムフィルタの第一の端部分203と第二の端部分205との間で約32Pa〜約37Paとすることができる。このような圧力差は、ハニカム状の通路網を通る所望の霧の流れを提供するのに役立ちうる。1つの例において、通路の流速は約0.075m/秒〜約0.1m/秒である。
当業者にとって、上記の実施形態に、特許請求された発明の趣旨と範囲から逸脱することなく各種の改良や変更を加えられることが明らかであろう。それゆえ、特許請求する本発明には、本明細書に記載されている実施形態の改良形態や変更形態も、これらが付属の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内に含まれる限り、包含されることが意図される。

Claims (5)

  1. ハニカムフィルタの試験方法において、
    (I)ハニカムフィルタであって、前記ハニカムフィルタの軸に沿って第一の端部分と第二の端部分を含み、複数の交差多孔壁により画成されるハニカム状の通路網を含み、前記ハニカム状の通路網が前記ハニカムフィルタの前記軸に沿って前記第一の端部分と前記第二の端部分との間に延びるハニカムフィルタを提供するステップと、
    (II)前記ハニカムフィルタの平均温度を約10℃〜約30℃の範囲内に保持するステップと、
    (III)水滴を含む霧を前記ハニカムフィルタの前記第一の端部分において前記ハニカム状の通路網の中に流すステップであって、前記水滴の相対湿度が少なくとも80%であるステップと、
    (IV)前記ハニカムフィルタの前記第二の端部分の、前記ハニカム状の通路網から出る前記霧の水滴をモニタするステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ステップ(III)が、約10℃〜約30℃の範囲内の温度の前記霧を流すことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(III)が、平均液滴粒径が約1マイクロメートル〜約25マイクロメートルの水滴を含む霧を流すことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ステップ(III)が、前記霧を約32Pa〜約37Paの前記第一の端部分と前記第二の端部分との間の圧力差で流すことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記ステップ(III)が、前記霧を前記ハニカム状の通路網に約0.075m/秒〜約0.1m/秒の流速で流すことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
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