JP2009092480A - 欠陥検出方法及び欠陥検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状のハニカム構造体12の一方の端面12a側に、一方の端面12aを覆うように格子状の反射防止部材20を配置し、微粒子をハニカム構造体12の他方の端面側からハニカム構造体12内に導入し、一方の端面12a側に排出させ、反射防止部材20を通過させ、反射防止部材20を通過させた微粒子に、一方の端面12aに略平行なレーザー光13を照射し、微粒子を可視化する欠陥検出方法。
【選択図】図2
Description
本発明の欠陥検出方法の一実施形態は、多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状のハニカム構造体の一方の端面(以下、「排出側端面」と記す場合がある)側に、この一方の端面を覆うように格子状の反射防止部材を配置した状態とし、微粒子をハニカム構造体の他方の端面(以下、「導入側端面」と記す場合がある)側からハニカム構造体内に導入し、一方の端面側に排出させ、上記反射防止部材を通過させ、上記反射防止部材を通過させた微粒子に、ハニカム構造体の一方の端面に略平行なレーザー光を照射し、微粒子を可視化するものである。
本実施形態の欠陥検出方法は、多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状のハニカム構造体の一方の端面側に、前記一方の端面を覆うように格子状の反射防止部材を配置した状態とする。このような状態とするには、まず、測定対象であるハニカム構造体を所定の位置に配置し、その後、このハニカム構造体の一方の端面側に、反射防止部材を配置してもよいし、予め反射防止部材を所定の位置に配置しておき、その後、反射防止部材が一方の端面を覆うようにハニカム構造体を配置してもよい。
次に、本実施形態の欠陥検出方法は、微粒子をハニカム構造体の他方の端面側からハニカム構造体内に導入し、一方の端面側に排出させた後、上記反射防止部材を通過させる。
次に、本実施形態の欠陥検出方法は、反射防止部材を通過させた微粒子に、一方の端面に略平行なレーザー光を照射し、微粒子を可視化する。
更に、本実施形態の欠陥検出方法は、可視化した微粒子の像を撮像することが好ましい。撮像方法としては、例えば撮像装置を用いることなどが挙げられる。撮像装置を用いて微粒子の像を撮像することによって、欠陥検出の測定対象である各ハニカム構造体を容易に観察することができる。また、撮像装置に記録装置を接続することによって、撮像装置で撮像した微粒子の像を電子データとして保存し、管理することができる。
図2は、本発明の欠陥検出装置の一実施形態を模式的に示す説明図である。図2に示す欠陥検出装置100は、水の微粒子を発生させる噴霧器11と、多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状の測定対象であるハニカム構造体12の一方の端面(導入側端面12b)側に接続され、噴霧器11で発生させた水の微粒子が供給される導入部42、及び導入部42内を加圧する加圧器(不図示)を備え、水の微粒子をハニカム構造体12内に導入する水煙導入装置40と、ハニカム構造体12内に導入された後、ハニカム構造体12の他方の端面(排出側端面)側に排出される水の微粒子に、ハニカム構造体12の他方の端面(排出側端面12a)に略平行なレーザー光13を照射し、水の微粒子を可視化するレーザー光発生装置30と、測定対象であるハニカム構造体12の他方の端面(排出側端面12a)と、レーザー光発生装置30が出射するレーザー光13との間に、他方の端面(排出側端面12a)を覆うように配置される格子状の反射防止部材20と、を備えたものである。
本実施形態の欠陥検出装置に用いる微粒子発生器は、微粒子を発生させるものである限り特に制限はなく、上述した本発明の欠陥検出方法に用いる微粒子を製造するための微粒子発生器を好適に用いることができる。また、微粒子の粒子径は、上述した本発明の欠陥検出方法に用いる微粒子と同様の粒子径とすることができる。
本実施形態の欠陥検出装置に用いる微粒子導入装置は、多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状の測定対象であるハニカム構造体の一方の端面側に接続され、前記微粒子発生器で発生させた前記微粒子が供給される導入部、及び前記導入部内を加圧する加圧器を備え、前記微粒子を前記ハニカム構造体内に導入するものである。このような微粒子導入装置としては、例えば、上述した本発明の欠陥検出方法において、微粒子をハニカム構造体内に導入する方法に使用する水煙導入装置40を好適に用いることができる。
本実施形態の欠陥検出装置に用いるレーザー光発生装置は、ハニカム構造体内に導入され、このハニカム構造体の他方の端面(排出側端面)側に排出される微粒子に、ハニカム構造体の他方の端面(排出側端面)に略平行なレーザー光を照射し、微粒子を可視化するものである。上記レーザー光発生装置は、上記レーザー光を照射することができるものである限り特に制限はなく、公知の装置を用いることができる。このレーザー光発生装置から照射されるレーザー光は、上述した本発明の欠陥検出方法において、微粒子に照射されるレーザー光の中から適宜選択して用いることができる。
本実施形態の欠陥検出装置に用いる格子状の反射防止部材は、測定対象であるハニカム構造体の他方の端面(排出側端面)と、レーザー光発生装置が照射するレーザー光との間に、他方の端面(排出側端面)を覆うように配置されるものである。
なお、本実施形態の欠陥検出装置は、更に、可視化した微粒子の像を撮像する撮像装置を備えるものであることが好ましい。撮像装置を用いて微粒子の像を撮像することによって、欠陥検査の測定対象である各ハニカム構造体を容易に観察することができる。また、撮像装置に記録装置を接続することによって、撮像装置で撮像した微粒子の像を電子データとして保存し、管理することができる。なお、撮像装置としては、上述した本発明の欠陥検出方法において、微粒子の像を撮像する方法に使用する撮像装置を好適に用いることができる。
まず、測定対象として、多孔質の隔壁17によって複数のセル15が区画形成され、所定のセル15aの一方の端面(排出用端面12a)側、及び残余のセル15bの他方の端面側に配置される目封止部16が、相補的な市松模様を形成するものであって、直径229mm、長さ279mmの円筒形であり、セル密度が46.5個/cm2であるハニカム構造体12を用意した。
図2に示す欠陥検出装置100において、格子状の反射防止部材20を用いなかった以外は、実施例1と同様にして、図2に示す欠陥検出装置100を用いてハニカム構造体12の欠陥検出を行った。
Claims (14)
- 多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状のハニカム構造体の一方の端面側に、前記一方の端面を覆うように格子状の反射防止部材を配置した状態とし、微粒子を前記ハニカム構造体の他方の端面側から前記ハニカム構造体内に導入し、前記一方の端面側に排出させた後、前記反射防止部材を通過させ、
前記反射防止部材を通過させた前記微粒子に、前記一方の端面に略平行なレーザー光を照射し、前記微粒子を可視化する欠陥検出方法。 - 前記反射防止部材の材質が、金属または合成樹脂である請求項1に記載の欠陥検出方法。
- 前記反射防止部材の材質が、金属または合成樹脂であり、その表面が黒色塗装、または無光沢処理されている請求項1または2に記載の欠陥検出方法。
- 前記反射防止部材の目開が、5〜1000μmである請求項1〜3のいずれか一項に記載の欠陥検出方法。
- 前記反射防止部材の厚さが、5〜1000μmである請求項1〜4のいずれか一項に記載の欠陥検出方法。
- 前記レーザー光が、平面状である請求項1〜5のいずれか一項に記載の欠陥検出方法。
- 可視化した前記微粒子の像を撮像する請求項1〜6のいずれか一項に記載の欠陥検出方法。
- 微粒子を発生させる微粒子発生器と、
多孔質の隔壁によって複数のセルが区画形成された筒状の測定対象であるハニカム構造体の一方の端面側に接続され、前記微粒子発生器で発生させた前記微粒子が供給される導入部、及び前記導入部内を加圧する加圧器を有し、前記微粒子を前記ハニカム構造体内に導入する微粒子導入装置と、
前記ハニカム構造体内に導入され、前記ハニカム構造体の他方の端面側に排出される前記微粒子に、前記ハニカム構造体の前記他方の端面に略平行なレーザー光を照射し、前記微粒子を可視化するレーザー光発生装置と、
測定対象である前記ハニカム構造体の前記他方の端面と、前記レーザー光発生装置が出射する前記レーザー光との間に、前記他方の端面を覆うように配置される格子状の反射防止部材と、
を備えた欠陥検出装置。 - 前記反射防止部材の材質が、金属または合成樹脂である請求項8に記載の欠陥検出装置。
- 前記反射防止部材の材質が、金属または合成樹脂であり、その表面が黒色塗装、または無光沢処理されている請求項8または9に記載の欠陥検出装置。
- 前記反射防止部材の目開が、5〜1000μmである請求項8〜10のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記反射防止部材の厚さが、5〜1000μmである請求項8〜11のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記レーザー光が、平面状である請求項8〜12のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 更に、可視化した前記微粒子の像を撮像する撮像装置を備える請求項8〜13のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
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