JP2016504238A5 - - Google Patents
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Description
タイヤから発せられる騒音を模擬するための上記の試料の試験は、比較例Aの設計と比較した場合の実施例1および2の設計による著しい騒音低減を実証するであろう。
次に、本発明の態様を示す。
1. オーバーレイプライを含むタイヤであって、
(i)前記オーバーレイのショルダー部分は、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤのクラウン中のオーバーレイの部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。
2. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記1に記載のオーバーレイ。
3. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の円周方向配向の前記補強用短繊維、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の子午線方向配向の前記補強用短繊維、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の半径方向配向の前記補強用短繊維からなる群から選択される、上記2に記載のオーバーレイプライ。
4. オーバーレイを含むタイヤであって、
(i)前記タイヤのクラウン部分中の前記オーバーレイは、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤの前記オーバーレイのショルダー部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。
5. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記4に記載のオーバーレイ。
6. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の前記補強用短繊維が円周方向配向で存在する、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の前記補強用短繊維が子午線方向配向で存在する、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の前記補強用短繊維が半径方向配向で存在する、の群から選択される、上記5に記載のオーバーレイプライ。
7. 連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドの存在しないオーバーレイプライを含むタイヤであって、前記オーバーレイが、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択される、
タイヤ。
8. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記7に記載のオーバーレイ。
9. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の円周方向配向の前記補強用短繊維、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の子午線方向配向の前記補強用短繊維、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の半径方向配向の前記補強用短繊維からなる群から選択される、上記8に記載のオーバーレイプライ。
10. タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイ用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と
を含む、方法。
11. タイヤオーバーレイのクラウン中に、工程(c)の前記ショルダー配合物に隣接して配置される連続補強繊維を含むコードを導入する工程(d)をさらに含む、上記10に記載の騒音を減少させる方法。
12. タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイのクラウン用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と、
(d)タイヤオーバーレイのショルダー中に、工程(c)の前記クラウン配合物に隣接して配置される連続補強繊維を含むコードを導入する工程と
を含む、方法。
13. 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜10部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)ポリマーまたは非ポリマー短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのショルダー部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。
14. 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜8部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのクラウン部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。
次に、本発明の態様を示す。
1. オーバーレイプライを含むタイヤであって、
(i)前記オーバーレイのショルダー部分は、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤのクラウン中のオーバーレイの部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。
2. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記1に記載のオーバーレイ。
3. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の円周方向配向の前記補強用短繊維、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の子午線方向配向の前記補強用短繊維、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の半径方向配向の前記補強用短繊維からなる群から選択される、上記2に記載のオーバーレイプライ。
4. オーバーレイを含むタイヤであって、
(i)前記タイヤのクラウン部分中の前記オーバーレイは、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤの前記オーバーレイのショルダー部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。
5. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記4に記載のオーバーレイ。
6. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の前記補強用短繊維が円周方向配向で存在する、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の前記補強用短繊維が子午線方向配向で存在する、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の前記補強用短繊維が半径方向配向で存在する、の群から選択される、上記5に記載のオーバーレイプライ。
7. 連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドの存在しないオーバーレイプライを含むタイヤであって、前記オーバーレイが、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択される、
タイヤ。
8. 前記補強用短繊維が、円周方向、子午線方向、半径方向、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される配向で存在する、上記7に記載のオーバーレイ。
9. 前記補強用短繊維が、少なくとも1つのXYまたはXZ層中の円周方向配向の前記補強用短繊維、少なくとも1つのXYまたはYZ層中の子午線方向配向の前記補強用短繊維、および少なくとも1つのXZまたはYZ層中の半径方向配向の前記補強用短繊維からなる群から選択される、上記8に記載のオーバーレイプライ。
10. タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイ用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と
を含む、方法。
11. タイヤオーバーレイのクラウン中に、工程(c)の前記ショルダー配合物に隣接して配置される連続補強繊維を含むコードを導入する工程(d)をさらに含む、上記10に記載の騒音を減少させる方法。
12. タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイのクラウン用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と、
(d)タイヤオーバーレイのショルダー中に、工程(c)の前記クラウン配合物に隣接して配置される連続補強繊維を含むコードを導入する工程と
を含む、方法。
13. 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜10部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)ポリマーまたは非ポリマー短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのショルダー部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。
14. 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜8部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのクラウン部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。
Claims (7)
- オーバーレイプライを含むタイヤであって、
(i)前記オーバーレイのショルダー部分は、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤのクラウン中のオーバーレイの部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。 - オーバーレイを含むタイヤであって、
(i)前記タイヤのクラウン部分中の前記オーバーレイは、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記補強用短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、前記オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択され、そして
(ii)前記タイヤの前記オーバーレイのショルダー部分は、連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドまたはそれらの組み合わせのコードを含み、前記コードは、前記タイヤの周りに円周方向に整列させられている、
タイヤ。 - 連続フィラメントポリマー繊維または連続金属ストランドの存在しないオーバーレイプライを含むタイヤであって、前記オーバーレイが、エラストマーとエラストマー100部当たり0.1〜10部の繊維の量で存在するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維とを含み、前記短繊維は、1dtex当たり少なくとも2グラムのテナシティ、1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスおよび0.1〜8mmの長さを有し、かつ前記繊維は、オーバーレイ内において制御された配向角度で互いに実質的に平行に整列させられ、前記配向は、それがタイヤ騒音を減少させることとなるように選択される、
タイヤ。 - タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイ用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と
を含む、方法。 - タイヤショルダーによって引き起こされる騒音を減少させる方法であって、
(a)前記騒音を引き起こしている機構を特定する工程と、
(b)タイヤオーバーレイのクラウン用にエラストマー配合物を供給する工程と、
(c)前記エラストマー配合物中に、工程(a)で特定された前記機構に基づいてタイヤ騒音を低減するように適合された配向を有するポリマーまたは非ポリマーの補強用短繊維を導入する工程と、
(d)タイヤオーバーレイのショルダー中に、工程(c)の前記クラウン配合物に隣接して配置される連続補強繊維を含むコードを導入する工程と
を含む、方法。 - 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜10部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)ポリマーまたは非ポリマー短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのショルダー部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。 - 複合オーバーレイを含むタイヤを製造するための方法であって、前記複合オーバーレイはさらに、
エラストマーと前記エラストマー100重量部当たり0.1〜8部のポリマーまたは非ポリマー短繊維とを含み、前記繊維は、0.1〜8mmの長さ、1dtex当たり少なくとも6グラムのテナシティおよび1dtex当たり少なくとも10グラムのモジュラスを有するものとして特徴付けられ、前記繊維の大部分は、タイヤの円周に対して実質的に平行であるかまたは直交する平面内で実質的に配向させられており、
前記方法は、
(a)短繊維、エラストマーおよび他の添加剤を含む未硬化エラストマーを、高剪断ミキサー、練りロール機または押出機において配合する工程と、
(b)前記未硬化エラストマーを、圧延または押出しして、前記繊維が所望の方向に整列させられている1つ以上の層またはシートにする工程と、
(c)ドラム上でタイヤ集成体の第1段階構成要素を順次組み立てる工程と、
(d)ブラダープレスツール上に順次、タイヤ集成体の第2段階構成要素を組み立てる工程であって、工程(b)の前記シートがオーバーレイのクラウン部分に設置されることを含む、工程と、
(e)前記タイヤ集成体を金型に入れ、熱および圧力によって前記エラストマー配合物を硬化させる工程と
を含む、方法。
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