JP2016502472A - 車両の空調システム用多層ホース - Google Patents

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Abstract

多層ホース7は、特にフルオロプロピレンなどの低環境影響の冷却剤の輸送のための、車両の空調システムにおける使用のために提供される。本発明によれば、ホース7は、PPA又は半芳香族ポリアミドを含む第1の内層8を備える。ホース7は、エラストマー材料を含む少なくとも1つの第2の層9をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の空調システムで冷却剤を輸送する多層ホースに関する。
車両の空調システムにおいて、R−134aとしても知られている、1,1,1,2−テトラフルオロエタンは、冷却剤として現在使用されている。
温室効果ガス削減のための最新の規格は、より低い環境影響の解決のための一定の探索をもたらしている。特に、前記環境影響は、GWPとしても知られている、「地球温暖化係数」としてしばしば測定される。
したがって、車両の空調システムにおいて、かなり低いGWPを有する、例えば、テトラフルオロプロペン類と一般的に特定されかつ指定されたものよりも低い、HFO−1234yf又は2,3,3,3−テトラフルオロプロペン又はテトラフルオロプロペンのより広い種々の異性体のような、新たな溶液との冷却剤R134の交換が提案されている。
あるいはまた、例えば、HFO−1234zeとしても知られている、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンの使用も提案されている。
具体的には、HFO−1234yfの式は以下のとおりである。
Figure 2016502472
HFO−1234yfのGWPは、R−134Aよりも335倍低く、それ故、R134aの前記冷却剤との交換は、環境条件において非常に有利である。
冷却剤は、空調システム、特に、圧縮機の潤滑に使用される、ポリアルキレングリコールの頭字語の、PAGオイルとして知られている圧縮機用のオイルと一緒に一般的に使用される。
車両の空調システムに使用されるホースは、例えば、化学的攻撃に対する耐性、冷却剤の浸透に対するバリア性、機械的耐性、及び特に、高圧に対する耐性のような、異なる機能を遂行するためにいくつかの層で作られている。
テトラフルオロプロペン類の使用、特に、PAGオイルとのそれらの使用は、空調システムに前記流体を輸送するためのホースを形成する材料に対してより大きな化学的攻撃性を引き起こす。
さらに、空調システムにおいて、冷却剤及びPAGオイルに加え、高温でのエージング試験において材料が耐えることを特に困難にする、最小限の割合の水がしばしば存在する。
したがって、新たな冷却剤を伴う最適な結果を提供するホースの相対的な層を形成するために、新たな材料及び材料の新たな組み合わせに対して継続的な探索が存在する。
したがって、本発明の第1の目的は、全てのPAGオイルについても化学的攻撃に耐えることができ、かつ、最適なバリア特性を有し、製造するのに安価であり、低温と高温に対する最適な耐性を有し、及び空調システムの非常に高い動作圧力に耐える、車両の空調システム用の多層ホースを得ることである。
本発明の第2の目的は、冷却剤としてテトラフルオロプロペンの少なくとも1つの異性体及びテトラフルオロプロペンを輸送するための少なくとも1つの多層ホースを備える車両の空調システムを製造することであり、ここで、前記ホースは、PAGオイルについても化学的攻撃に耐え、かつ最適なバリア特性を有し、製造するのにさらに安価であり、及び低温と高温に対する最適な耐性を有し、並びに前記空調システムの非常に高い動作圧力に耐える。
本発明によれば、前記目的は、請求項1で主張されるような多層ホースによって達成される。
本発明のよりよい理解のために、以下に図示される添付図面も参照して直ちに説明される。
図1は、車両の空調システムの概略図を示す。 図2は、冷却剤を輸送するためのホースの斜視図を示す。 図3は、本発明による多層ホースの部分的及び概略的な斜視図を示す。 図4は、本発明によるホースの内層として使用される材料の高温のエージング試験を説明する表である。
本発明の文脈において、「PPA」は、以下の一般的な反復単位を含む、半芳香族ポリアミド又はポリフタルアミド又は高性能ポリアミドを示す。
Figure 2016502472
本発明のPPA類はまた、ASTMのD5336に記載される。
PPAの例としては、例えば、有利には、以下の繰り返し単位を有することができる。
Figure 2016502472
PPAの例としては、Amodel、Grivory、Ultramid T、VESTAMID HTplus及びZytel(登録商標)HTN、Rilsan HT及びRadipol XTの商標で販売されている。
植物由来であり、それ故、それらのかなりの数の環境的な利点に起因したリサイクル可能な材料である、例えば、ポリアミン部分が10又は12個のCH鎖を有するPPA類を使用することが特に有利である。
図1において、番号1は全体としての車両の空調システムを示し、これは、凝縮器2、乾燥槽3、膨張システム4、蒸発器5及び圧縮機6を備える。低圧部のBPは、鎖線によって図1に特定される。実線は、圧縮機6及び膨張システム4の間の実質的に特定可能な高圧部APを示す。図1に図式化される空調システムの構成要素は、少なくとも1つのホース8によって接続され、この例が図2に図示される。
本発明による空調システムは、以下に、「テトラフルオロプロペン」と簡易のために称される、テトラフルオロプロペンの少なくとも1つの異性体を冷却剤として使用する。
空調システムはテトラフルオロプロペンを輸送するための少なくとも1つのホース7を備え、該ホース7はPPAを含む少なくとも1つの内層8を備える。有利には、内層8は50質量%を超えるPPAを含み、さらにより有利には、内層8は80質量%を超えるPPAを含む。1つのさらにより有利な実施形態では、内層8はPPAで完全に作られる。
ArkemaによるRilsan HT、及びRadipol XTは、PPA類として特に有利であることが判明した。
エラストマー化したPPA、即ち、5〜30%の好ましい範囲の量でエラストマーを添加したPPAは、特に、いくつかのPAGの化学的攻撃に対して耐性を示した。
本発明によれば、ホース7はさらに、第1のエラストマー材料を含む少なくとも1つの第2の層9を備える。有利には、第1のエラストマー材料は、主のエラストマーとして、即ち、50質量%超で存在する、天然ゴム、ポリクロロプレン、アクリロニトリル−ブタジエン(NBR)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエン(HNBR)又は不飽和カルボン酸エステルとグラフトした水素添加アクリロニトリル−ブタジエンの亜鉛塩として知られている関連する水素添加エラストマー、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィンエラストマー、EPDM、ポリウレタン、フッ素系エラストマー、エチレン−アクリルエラストマー(AEM)、ブロモブチル、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)又はアルキル−クロロスルホネート、塩素化ポリエチレン、エポキシ化天然ゴム、SBR、カルボキシル化NBR、カルボキシル化HNBR、ACM及びこれらの化合物の混合物からなる群から選択されるエラストマーを含む。
第1のエラストマー材料としてエチレン−α−オレフィンベースのエラストマーを含む第2の層9が特に好ましく、特にEPDMがさらに好ましい。
使用されるEPDMは、例えば、Dow Nordel 3720、Dow Nordel 4520又はVersalis Dutral 4038から選択され得る。
ブロモブチルとEPDMの混合物を含有する樹脂を含む層は、特に有利であることが判明した。有利には、EPDMは、50〜100質量部(phr)の範囲の量で第2の層中に存在し、かつブロモブチルは0〜50質量部(phr)の範囲の量で存在する。
ブロモブチルX2 Lanxessが、例えば、ブロモブチルとして使用し得る。
代わりに、又はブロモブチルと組み合せて、CSMも含む混合物を使用すること、特に、0〜50質量部(phr)添加することも有利である。
例えば、CSM Tosoh 530、CSM Tosoh 830、CSM Hailon 3570及びCM Tyrin 3630が、CSMとして使用され得る。
CSMは、エージングに対する安定性を増大させるという利点を有し、かつ、層の間の接着促進剤としても最適な結果を示している。
第2の層9を構成するエラストマー材料に加えて、それが更なる添加剤を含み得ることは明確である。
例えば、マレイン化ポリブタジエンを1〜30質量部(phr)の範囲の量で有利に添加することができる。
あるいはまた、ビニル基を有するジエン系ポリマーからなる別の助剤を加えることが可能である。
さらなる添加剤として、メチロールの樹脂供与体を、特に有利には、0.5〜20質量部(phr)の範囲の量で添加することが有利である。さらには、レゾルシノールホルムアルデヒドベースの組成物も、より有利には、0.5〜20質量部(phr)の範囲の量で添加することが有利である。
明らかに、第1のエラストマー材料は、5〜150質量部の範囲の量で有利に添加されるカーボンブラック、又は5〜150質量部の範囲の量で有利に添加される可塑剤のようなさらなる成分も含むことができる。例えば、パラフィンオイルを、可塑剤として使用することができる。
さらに、第1のエラストマー材料を含む第2の層9は、1〜15質量部の範囲の量で有利に添加される、例えば、過酸化化合物のような加硫剤も含む。例えば、過酸化ジクミルを、加硫剤として添加することができる。
PPAを含む内層8及びエラストマー材料を含む第2の層9との間の接着はまた、浸漬、噴霧、塗装を用いて又は表面プラズマ処理を用いて層の表面に適用される適当な接着システムの使用によって有利にされ得る。
本発明によれば、接着剤は、層としてみなされないが、2つの層の間の接着を促進するのに適した唯一の材料であるとみなされることに留意されるべきである。
例えば、HPC(登録商標)、Chemlok(登録商標)及びChemosil(登録商標)として販売される製品は、接着剤として有利に使用され得る。特に、Chemlok 205、207、6253、6254又はChemosil 211、411、256は、特に有利であることが判明している。
第1のエラストマー材料を含む第2の層9の上方、したがって外側に、高度の熱的及び機械的耐性を有する糸を好ましくは含んで、空調システムがテトラフルオロプロペンとの使用の間にさらされる高圧に有効に耐える補強材10が配置される前記補強材10は、補強糸10としても知られている。織布又はジャージ布は、好ましくは、高度の熱的及び機械的耐性を有する糸を含む補強材として使用される。
高度の熱的及び機械的耐性を有する糸としては、好ましくは、ポリアミド繊維を含む糸が使用され、より有利には、芳香族ポリアミド繊維、又はポリエステル、PVA若しくはレーヨン繊維であるが、代替的には、ホース又はベルトのような他のゴム製品用の補強材として一般的に知られている他の糸を使用することも可能である。例えば、ガラス繊維、炭素繊維又はPBOを使用することも可能である。上述した材料を少なくとも2つ含むハイブリッドの糸を使用することも可能である。
本発明によるホースは、補強材の上方、したがって外側に、第4の被覆層11をさらに備える。
有利には、第4の被覆層11は第2のエラストマー材料を含む。
第2のエラストマー材料は、第1のエラストマー材料を形成するのに使用されるものと好ましくは同一であるか又は少なくとも類似する。
主のエラストマーとして存在する、又は50質量%超で存在する第2のエラストマー材料は、有利には、天然ゴム、ポリクロロプレン、アクリロニトリル−ブタジエン(NBR)及び水素添加アクリロニトリル−ブタジエン(HNBR)又は不飽和カルボン酸エステルとグラフトした水素添加アクリロニトリル−ブタジエンの亜鉛塩として知られている関連する水素添加エラストマー、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィンエラストマー、EPDM、ポリウレタン、フッ素系エラストマー、エチレン−アクリルエラストマー(AEM)、ブロモブチル、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)又はアルキル−クロロスルホネート、塩素化ポリエチレン、エポキシ化天然ゴム、SBR、カルボキシル化NBR、カルボキシル化HNBR、ACM及びこれらの化合物の混合物からなる群から選択されるエラストマーである。
エチレン−α−オレフィンエラストマーを含む外側の第4の層11が特に好ましく、特に、EPDMがさらに好ましい。
第4の層11の内側のブチル単位を含むポリマーの使用は、透過に対する耐性に関してさらにより有利である。
保護処理剤で、特に、アルミニウムのような金属を入れたHNBRのような塗料で、被覆層11を処理することが有利であり、例えば、商標Enduralastで販売されている製品を使用することが可能である。
有利には、第2の層9は、第1の層8よりも厚い。
有利には、第2の層9は、第4の層11よりも厚い。
有利には、第2の層9は、1mmよりも大きい厚さを有する。
上記の層に対し、以下の厚さが好ましい。内層8に対し、0.25〜0.35mm、第2の層9に対し、1〜2mm、補強材10に対し、0.5〜0.7mm、第4の層11に対し、0.8〜1.5mm。
上記のようにして作製したホース7は、空調システムのホースに対する自動車製造業によって予定された試験に合格する唯一のものであった。
特に、第1の層の外側に第1のエラストマー材料を含む第2の層9、第2の層の外側に補強糸を含む第3の層10及び補強糸の外側に第2のエラストマー材料を含む第4の層11と一緒になって化学的攻撃に耐える、PPAを含む内層の特定の組み合わせのみが、テトラフルオロプロペンを含む空調システムにおいて使用され得るような、圧力耐性、機械的耐性及び化学的攻撃に対する耐性の全ての特性を提供することに留意されるべきである。
本発明は実施例を用いて以下に説明されるが、該実施例は、本発明を例示することを単に意図し、当業者が、本発明の範囲から逸脱することなく、層の材料を変更したり、又は層を追加し得ることは明確である。
実施例1
PAGオイル及び水と組み合わさったPAGオイルに対するPPAサンプルの耐性を評価した。
1mm厚のPPA及びPA6のプレートを測定し、高温に対するそれらの耐性を、168時間150℃のオーブンに配置することによって測定した。
PAGオイル及び水2000ppmを有するPAGオイルの浴中におけるプレートの単純な浸漬により測定を行い、空調システム内に存在する水の混入物をシミュレートした。
前記の最後の試験は、冷却剤としてテトラフルオロプロペンを使用する、空調システムにおける空調ホースの長期間の耐性に対する最も重要なものである。
自動車製造業によって要求されるエージング試験に合格するために、第1の層に使用される材料が、全ての可能なPAGの試験に合格しなければならない。
エージング試験の結果を図4に示す。
表において、ND12は、Denso NB12としてDensoにより販売されるPAGオイルであり、SP−A2は、Sanden SP−A2としてSandenにより販売されるPAGオイルであり、及び46Aは、Suniso 46AとしてSunocoにより販売されるPAGオイルである。
試験は、エージングがPAGオイルの3種類すべてで許容できる場合に合格したとみなされる。特に、PPAは、水(2000ppm)の存在下でも、−70%より高い、そして3つの内の2つの場合において−50%より高い、150℃で168時間後の極限伸びのδ値を提供する。
これは、最良の結果が、Radipol LX02201又はエラストマーを入れたPPAで得られることに留意されるべきである。
比較例としては、ポリアミド6のプレートを使用し、これらの場合において、極限伸びのδは−90%よりもさらに低く、それ故、特定のアプリケーションにおいて前記材料が使用できなくなることが確認された。
Figure 2016502472
PAGオイル及び水の混入物の組み合わせは、公知のデータが全く存在しない完全に新たな化学的攻撃をもたらすので、前記結果は完全に予想外である。

Claims (19)

  1. テトラフルオロプロペンを輸送するための多層ホース(7)であって、
    PPAを含む第1の内層(8);
    第1の層の外側の第1のエラストマー材料を含む第2の層(9);
    第2の層の外側の補強糸を含む第3の層(10);
    補強糸の外側の第2のエラストマー材料を含む第4の層(11)
    を少なくとも備える、多層ホース(7)。
  2. 前記PPAが、10又は12個のCH鎖を有するポリアミン部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の多層ホース(7)。
  3. 前記内層(8)が、PPAを50質量%よりも多く含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の多層ホース(7)。
  4. 前記第1のエラストマー材料が、天然ゴム、ポリクロロプレン、アクリロニトリル−ブタジエン(NBR)及び水素添加アクリロニトリル−ブタジエン(HNBR)又は不飽和カルボン酸エステルとグラフトした水素添加アクリロニトリル−ブタジエンの亜鉛塩として知られている関連する水素添加エラストマー、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィンエラストマー、EPDM、ポリウレタン、フッ素系エラストマー、エチレン−アクリルエラストマー(AEM)、ブロモブチル、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)又はアルキル−クロロスルホネート、塩素化ポリエチレン、エポキシ化天然ゴム、SBR、カルボキシル化NBR、カルボキシル化HNBR、ACM及びこれらの化合物の混合物からなる群から選択されるポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  5. 前記第1のエラストマー材料が、EPDMを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  6. 前記第1のエラストマー材料が、ブロモブチルを含むことを特徴とする、請求項5に記載の多層ホース(7)。
  7. 前記第1のエラストマー材料が、CSMを含むことを特徴とする、請求項5又は6に記載の多層ホース(7)。
  8. 前記第1のエラストマー材料が、加硫剤を含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  9. 前記第1の内層(8)及び前記第2の層(9)の間に、接着剤が存在することを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  10. 前記接着剤が、Chemolok(登録商標)、Chemosil(登録商標)、HPC(登録商標)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項9に記載の多層ホース(7)。
  11. 前記補強材(10)が、補強糸(10)であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  12. 前記補強糸(10)が、芳香族ポリアミド、ポリエステル、PVA、レーヨンからなる群から選択される材料の繊維を含むことを特徴とする、請求項11に記載の多層ホース(7)。
  13. 前記補強糸(10)の外側が、被覆層(11)を備えることを特徴とする、請求項11又は12に記載の多層ホース(7)。
  14. 前記第4の被覆層(11)が、天然ゴム、ポリクロロプレン、アクリロニトリル−ブタジエン(NBR)及び水素添加アクリロニトリル−ブタジエン(HNBR)又は不飽和カルボン酸エステルとグラフトした水素添加アクリロニトリル−ブタジエンの亜鉛塩として知られている関連する水素添加エラストマー、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィンエラストマー、EPDM、ポリウレタン、フッ素系エラストマー、エチレン−アクリルエラストマー(AEM)、ブロモブチル、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、又はアルキル−クロロスルホネート、塩素化ポリエチレン、エポキシ化天然ゴム、SBR、カルボキシル化NBR、カルボキシル化HNBR、ACM及びこれらの化合物の混合物からなる群から選択されるポリマーを含有する第2のエラストマー材料を含むことを特徴とする、請求項13に記載の多層ホース(7)。
  15. 前記第2エラストマー材料が、EPDMを含むことを特徴とする、請求項14に記載の多層ホース(7)。
  16. 前記第2の層が、前記第1の層よりも厚いことを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  17. 前記第2の層が、1mmよりも大きい厚さを有することを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  18. 前記第2の層が、1〜2mmの間に含まれるより大きな厚さを有することを特徴とする、請求項1〜17のいずれかに記載の多層ホース(7)。
  19. 冷却流体としてテトラフルオロプロペンを含む車両の空調システムであって、請求項1〜15のいずれかのホースを備える、システム。
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