JP2016502030A - 可変圧縮比ピストンシステム - Google Patents

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Abstract

エンジン用の可変圧縮比ピストンシステムは、エンジンピストンに機械的に結合された制御ピストンを受容する1対の孔に形成された1対のチャンバの間に分配される油圧流体を介してエンジンピストンの圧縮比を調整する。制御バルブは、高圧縮比ラインと低圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する。エンジン制御ユニットによって制御される可変力ソレノイドは、制御バルブの位置を制御することが好ましい。スプールの位置は、油圧流体が第1のチャンバに向かって、第2のチャンバに向かって流れるか、又はまったく流れることができないかを制御する。油圧流体流れは、エンジンの運転によるクランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力からの交互の力によって作動される。【選択図】図1a

Description

本発明は、可変圧縮比システムの分野に関する。より詳細には、本発明は、エンジン用の可変圧縮比ピストンシステムに関する。
可変圧縮比(VCR)システムは当該技術分野において公知である。本明細書に使用されるような圧縮比は、シリンダチャンバ、又はエンジンの場合の燃焼チャンバの、その最小の容量における容積に対するその最大の容量における容積の比率である。内燃機関用のVCRシステムは、走行時のそれぞれのエンジンシリンダのピストンの圧縮比を変更できるように意図される。これにより、運転中のエンジンに対する負荷の変化に応答して圧縮比を変更することによって、燃料効率の向上が可能になる。VCRエンジンの研究は数十年さかのぼり、現在、多くの自動車製造業者がVCRエンジンの設計に従事しているが、現在の商業的に入手可能な自動車のいずれもVCRエンジンを有していない。システムパラメータを制御して、所望の改良を提供する際の機械的複雑さ及び困難は、したがって、自動車のこの技術の商品化を大きく妨げてきた。
Rabhiによる2010年7月1日に発行された「Electrohydraulic Device for Closed−Loop Driving the Control Jack of a Variable Compression Ratio Engine」と題された米国特許出願公開第2010/0163003号明細書は、可変圧縮比エンジンの圧縮比を制御するための電気油圧式装置を開示している。第1の実施形態では、入口及び出口に制御ジャッキにつき2つの電気バルブが設けられ、各々の電気バルブにはチェックバルブが備えられている。第2の実施形態では、単一の電気バルブが設けられ、2つの入口及び2つの出口を有する電気制御式スプールを含む。第3の実施形態では、単一の二方向電気バルブが設けられる。この電気バルブは、クランクシャフトのわずか数度の角運動のために制御ラックの運動を可能にする程度に十分に急速に開閉することができる。位置の一方は、制御ジャッキの上室と下室との間の再循環を可能にするように思われることを指摘したい。
Simpsonによる2009年12月31日に発行された「Control Method for a Variable Compression Actuator System」と題する米国特許出願公開第2009/0320803号明細書は、ジャッキヘッド、ジャッキピストン、スプロケットホイール、可動伝動部材、及び制御バルブを備える可変圧縮比エンジン用の調整装置のための制御システムを開示している。ジャッキピストンは、第1及び第2の流体チャンバを画定するジャッキヘッドのチャンバ内に収容される。制御バルブは、第1の流体チャンバと第2の流体チャンバとの間の流体流れを制御する。制御バルブの位置に基づき、流体が第1の流体チャンバから第2の流体チャンバへ、又はその逆に流れ、制御ラックを動かし、ジャッキピストンをスプロケットホイールに接続する。スプロケットホイールの往復運動により、エンジンのシリンダの位置が調整される。
上述の引用は、参考として本出願に組み込まれている。
FEV,Inc,(Auburn Hills,MI)は、2段可変圧縮比(VCR)システムを製造している。FEVによって開発された2段VCR機構は、作動用のガス及び質量力を使用することによって達成されるロッド長さの小さな変化を誘発する。商業用ディーゼルバージョンの場合の14:1〜17:1の2段に可変の圧縮比は、これによって達成される。これにより、高価な動力アクチュエータを使用することなく、迅速かつ正確な作動が保証される。システムのバージョンは、ガソリンエンジン及びディーゼルエンジンの両方に利用可能であり、70mmの小さい孔径を有する既存のエンジンのほとんどすべてに適用することができる。エンジン効率の向上に加えて、システムはまた、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンに適用されるかどうかに応じてエミッション関係の利益を提供する。他の潜在的な利益には、冷間始動性の改良、及び代わりの燃料を利用しつつ性能を最適化する可能性が含まれる。システムは、キャリオーバピストン及びピン構造のため既存のエンジンに一体化することができる。
エンジン用の可変圧縮比ピストンシステムは、エンジンピストンに機械的に結合された制御ピストンを受容する1対の孔に形成された1対のチャンバの間に分配される油圧流体を介してエンジンピストンの圧縮比を調整する。制御バルブは、高圧縮比ラインと低圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する。エンジン制御ユニットによって制御される可変力ソレノイドは、好ましくは制御バルブの位置を制御する。制御バルブの位置は、油圧流体が第1のチャンバに向かって、第2のチャンバに向かって流れるか、又はまったく流れることができないかを制御する。油圧流体流れは、エンジンの運転によるクランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力からの交互の力によって作動される。
可変圧縮比ピストンシステムは、少なくとも1つのエンジンピストン組立体を含む。各エンジンピストン組立体は、エンジンピストン、第1の制御ピストン、第2の制御ピストン、高圧縮比ライン及び低圧縮比ラインを含む。可変圧縮比ピストンシステムはまた、制御システムを含む。エンジンピストンは、エンジンのエンジンシリンダに摺動して受容される。第1の制御ピストンは、エンジンピストンに機械的に結合され、第1の制御ピストン孔で作動する。第1の制御ピストン及び第1の制御ピストン孔は、第1のチャンバを画定する。第2の制御ピストンは、エンジンピストンに機械的に結合され、第2の制御ピストン孔で作動する。第2の制御ピストン及び第2の制御ピストン孔は、第2のチャンバを画定する。低圧縮比ラインは、油圧流体を第1のチャンバに供給し、油圧流体を第1のチャンバから排出する。高圧縮比ラインは、油圧流体を第2のチャンバに供給し、油圧流体を第2のチャンバから排出する。制御システムは、少なくとも1つの制御バルブを含み、高圧縮比ラインと低圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する。
制御バルブが第1の位置にあるとき、高圧縮ライン、制御バルブ及び低圧縮ラインを介した第2のチャンバから第1のチャンバへの第1の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、第1の正味の流れが第1の制御ピストン孔の第1の制御ピストンを上昇させ、第2の制御孔の第2の制御ピストンを下降させて、エンジンピストンを下降させ、これによって、エンジンピストンの圧縮比を低圧縮比状態に向かって小さくする。制御バルブが第2の位置にあるとき、低圧縮ライン、制御バルブ及び高圧縮ラインを介した第1のチャンバから第2のチャンバへの第2の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、第2の正味の流れが第2の制御ピストン孔の第2の制御ピストンを上昇させ、第1の制御孔の第1の制御ピストンを下降させて、エンジンピストンを上昇させ、これによって、エンジンピストンの圧縮比を高圧縮比状態に向かって大きくする。
エンジンのエンジンシリンダに受容された少なくとも1つのエンジンピストンの圧縮比を変更する方法は、エンジンに対する負荷を測定するステップと、エンジンに対する負荷に基づき少なくとも1つのエンジンピストンの圧縮比状態を計算するステップと、制御バルブを調整して、可変圧縮比ピストンシステムが圧縮比状態に向かって移動することを許容するステップと、可変圧縮比ピストンシステムが圧縮比状態に達したときに制御バルブを第3の位置に調整するステップとを含む。可変圧縮比ピストンシステムは、さらに、エンジンピストンに機械的に結合された第1の制御ピストンを含み、第1の制御ピストン孔で作動する。第1の制御ピストン及び第1の制御ピストン孔は、第1のチャンバを画定する。エンジンピストンに機械的に結合された第2の制御ピストンは、第2の制御ピストン孔で作動する。第2の制御ピストン及び第2の制御ピストン孔は、第2のチャンバを画定する。低圧縮比ラインは、油圧流体を第1のチャンバに供給し、油圧流体を第1のチャンバから排出し、高圧縮比ラインは、油圧流体を第2のチャンバに供給し、油圧流体を第2のチャンバから排出する。制御システムは、制御バルブを含み、低圧縮比ラインと高圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する。制御バルブが第3の位置にあるとき、制御システムは、低圧縮ライン、制御バルブ及び高圧縮ラインを介した第1のチャンバと第2のチャンバとの間の油圧流体流れを防止し、これによって、エンジンピストンの圧縮比を維持する。
第1の位置の制御システムを有する第1の実施形態の2位置圧縮比システムの概略図である。 第2の位置の制御システムを有する図1aのシステムの概略図である。 第1の位置の制御システムを有する、及び付勢スプリングを有する第2の実施形態の2位置圧縮比システムの概略図である。 第1の実施形態の可変圧縮比システムの概略図である。 第1の位置の制御システムを有する可変圧縮比ピストンの概略図である。 第2の位置の制御システムを有する図4aのピストンの概略図である。 第3の位置の制御システムを有する図4aのピストンの概略図である。 中間圧縮比状態のピストンの概略図である。 低圧縮比状態の図5aのピストンの概略図である。 高圧縮比状態の図5aのピストンの概略図である。 調整圧力制御システム(RPCS)を有する図4aの可変圧縮比ピストンの概略図である。 差圧制御システム(DPCS)を有する図4aの可変圧縮比ピストンの概略図である。 制御システムの部分としてスプールのチェックバルブを有する図4aの可変圧縮比ピストンの概略図である。 図8のスプールのチェックバルブの分解図である。
油圧システムは、内燃機関の圧縮比の変更を可能にする。より詳しくは、スプールバルブは、制御ピストンチャンバに油圧式に結合され、圧縮比を変更するために、流体が必要に応じてこれらのチャンバに再循環によって供給される。システムは、機械的機構を使用して、コネクティングロッドに対する交互の力を捕捉してピストンを移動させる。交互の力は、クランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力の結果である。ピストンの頂部の偏心軸受/回動軸は、ピストンが上方又は下方に移動することを可能にする機械的リンク機構に接続される。リンク機構からのロッドは、コネクティングロッドの両側のピストンの頂部から底部まで延びる。各々のロッドの底部の制御ピストンは、コネクティングロッド本体の孔の内側に乗る。オイルは、制御バルブ及びチェックバルブによって制御ピストン孔の底部の油圧通路に供給される。
油圧装置は、クランクシャフト又は他のカムシャフトに対するカムシャフトの相対角度位置を調整するために使用されるカムトルクにより駆動される(CTA)位相器と同様に作動し、交互の力からのエネルギは、ピストンリンク機構を上下に作動するために使用され、これによってピストンの全高を変更する。この特定のシステム用の交互の力は、クランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力に由来する。システムのオイルは、チェックバルブ及び制御バルブを使用して2つの制御ピストンの間で制御可能に前後に再循環される。システムは制御ピストンチャンバの間でオイルを再循環できるので、システムのオイル消費量は、オイル圧力を使用して制御ピストンを上昇又は下降させ、次にピストンを上昇又は下降させて、圧縮比を変更する従来の可変圧縮比システムと比較して低減される。従来システムの制御ピストンを移動させるために、制御ピストンチャンバの1つにおけるオイルは、変更方向に応じて、クランクケース/リザーバに放出される必要があり、一方、クランクケース/リザーバからのオイルは反対側のチャンバ内にポンプ供給される。
アクチュエータは制御バルブの位置を制御する。アクチュエータは、可変力ソレノイド(VFS)、差圧制御システム(DPCS)、調整圧力制御システム(RPCS)、ステッピングモータ、エアアクチュエータ、真空アクチュエータ、油圧アクチュエータ、あるいは力又は位置制御を有する他の任意の種類のアクチュエータであり得る。ある実施形態では、VFSは、制御バルブの前部に位置決めされ、電流がVFSに印加されるときにバルブを移動させる。ある実施形態では、制御バルブはスプールバルブである。ある実施形態では、制御バルブは、スプールのチェックバルブである。スプールの反対側にスプリングがあり、このスプリングは、VFSへの電流がスプリング力よりも低くなるように低減されるとき、VFSに絶えず対抗力を提供して、スプールを底部位置に押圧する。制御バルブの位置は、ピストン(すなわち、低圧縮又は高圧縮)の位置を決定する。本発明の精神の範囲内で、いくつかの異なる構造を使用し得る。ある実施形態では、DPCSは、制御バルブ位置を制御するためにスプールの反対側端部のオイル差圧を使用し、一方、1対の対向するスプリングは、スプール及びピストンを互いに向かって付勢する。他の実施形態では、RPCSは、他方の端部のスプリングが対向する一方の端部のオイル圧力を使用して、制御バルブ位置を制御する。
2位置システムでは、1つの位置が高圧縮比状態を生成し、第2の位置が低圧縮比状態を生成する。代わりに、これらの位置は、方策に応じて位置1が低圧縮であり、位置2が高圧縮であるようにひっくり返してもよい。いくつかの2位置システムには、1つの制御バルブ、1つの制御バルブスプリング、2つの高圧チェックバルブ、1つの供給チェックバルブ、及び1つのVFSがある。機械的リンク機構はすべてのピストンを接続する。位置1、デフォルト位置では、制御バルブは、制御バルブスプリングに対する最小負荷により外側方向に完全に延び、VFSは完全に後退される。元の装置の製造業者(OEM)の方策に応じて、これは高又は低圧縮状態である。電流がVFSに印加されると、VFSは、制御バルブを第2の位置に押し込み、これによって油圧回路の流路を変更し、これにより、ピストンを反対側の位置に移動させる。ある実施形態では、2位置システムは付勢スプリングを含む。ある実施形態では、付勢スプリングは、システムが低いねじれエネルギの下にあるときに低圧縮比状態に向かってシステムを付勢する。他の実施形態では、付勢スプリングは、システムが低いねじれエネルギの下にあるときに高圧縮比状態に向かってシステムを付勢する。
可変位置システムでは、エンジンの各々のピストンは、制御バルブ、制御バルブスプリング、2つの高圧チェックバルブ、供給チェックバルブ、VFS、機械的リンク機構システム、及び燃焼センサを含むそれ自体の制御システムを有する。各々のピストンがそれ自体の制御システムを有することにより、圧縮比は、リンク機構の機械的範囲内の任意の値に変更し得る。機構の移動を正確に予測するために、シリンダの制御を適切に維持するべく、燃焼センサが各々のシリンダに使用にされる。センサにより、システムの各々の個々のピストンを特定の圧縮値に設定することが可能であり、これによって、シリンダ間の構造差をもたらすかもしれないスタックアップ又は製造欠陥の補償を補助する。
ある実施形態では、可変位置システムは、デフォルト又は始動位置にリンク機構を押圧するために、又はシステムの平均トルクをバランスさせるために、制御ピストンと制御ピストン孔との間に加えられる付勢スプリングを含む。
図1aは、第1の位置の制御システムを有する4気筒、2位置可変圧縮比システム10を示している。各々のピストンは、偏心軸受12、22、32、42、及びコネクティングロッド13、23、33、43に回転可能に接続されたエンジンピストン11、21、31、41と、エンジンピストンを、第1の制御ピストン孔16、26、36、46に摺動して受容される第1の制御ピストン15、25、35、45に結合する第1の連結ロッド14、24、34、44と、エンジンピストンを、第2の制御ピストン孔19、29、39、49に摺動して受容される第2の制御ピストン18、28、38、48に結合する第2の連結ロッド17、27、37、47とを含む。エンジンピストンはエンジンシリンダ(図示せず)で作動する。
エンジンピストン11、21、31、41の圧縮比は、単一の制御システムによって同時に制御される。アクチュエータ51は、制御バルブスプリング52と組み合わせて、制御バルブ53の制御バルブ孔のスプール54の位置を制御する。制御バルブ本体を通した大気への通気孔53’は、スプール54がスプールバルブ孔で前後に動くとき、スプールバルブ孔の後端の空気圧変動を最小にする。エンジン制御ユニット(ECU)8はアクチュエータ51を制御する。アクチュエータ51が可変力ソレノイドである場合、エンジン制御ユニット(ECU)8は、アクチュエータ51に電圧印加して、制御バルブ53内のスプール54の位置を制御する。制御バルブ53のスプール54は、図1aの第1の位置に示されている。第1の位置の制御バルブ53により、スプール54は、高圧縮比ライン57を中央ライン9に接続し、一方、スプール54の第1のランドは、中央ライン9から低圧縮比ライン58を遮断する。第1の高圧チェックバルブ55は、矢印で示したように、中央ライン9から低圧縮比ライン58への油圧流体流れを許容し、一方、第2の高圧チェックバルブ56及びスプール54は、それぞれ、高圧縮比ライン57への、かつ低圧縮比ライン58からの油圧流体流れを防止する。この回路は、第2の制御ピストン18、28、38、48によって形成されたチャンバの油圧流体の量を減少させ、かつ第1の制御ピストン15、25、35、45によって形成されたチャンバの油圧流体の量を増加させる正味の効果を達成し、これによって、低圧縮比位置に向かって制御ピストン及びエンジンピストン11、21、31、41を移動させる。供給ライン60の供給チェックバルブ59は、システム内への油圧流体流れを許容し、油圧流体源への油圧流体の逆流を防止して、システム内の油圧を維持する。
図1bは、第2の位置の制御システムを有する図1aの4気筒、2位置圧縮比システム10を示している。制御バルブ53のスプール54は、図1aの第1の位置に示されている。第2の位置の制御バルブ53により、スプール54は、低圧縮比ライン58を中央ライン9に接続し、一方、スプール54の第2のランドは、中央ライン9から高圧縮比ライン57を遮断する。第2の高圧チェックバルブ56は、矢印で示したように、中央ライン9から高圧縮比ライン57への油圧流体流れを許容し、一方、第1の高圧チェックバルブ55及びスプール54は、それぞれ、低圧縮比ライン58への、かつ高圧縮比ライン57からの油圧流体流れを防止する。この回路は、第1の制御ピストン15、25、35、45によって形成されたチャンバの油圧流体の量を減少させ、かつ第2の制御ピストン18、28、38、48によって形成されたチャンバの油圧流体の量を増加させる正味の効果を達成し、これによって、高圧縮比位置に向かって制御ピストン及びエンジンピストン11、21、31、41を移動させる。高圧縮比位置はまた、VFS51が電圧印加されないときのスプール54のデフォルト位置である。
図2は、第1の位置の制御システムを有する4気筒、2位置可変圧縮比システム110を示している。図2のシステムは、このシステムでは、第2の制御ピストン18、28、38、48が、制御ピストン付勢スプリング20、30、40、50によって上向きに付勢されることを除いて、図1a及び図1bのシステムと同様に動作する。第2の制御ピストン18、28、38、48の制御ピストン付勢スプリング20、30、40、50は、高圧縮比状態に向かってエンジンピストン11、21、31、41を付勢する。
図3は、4つのピストン11、21、31、41の各々毎に別個の制御システムを有する4気筒の可変圧縮比システム210を示している。図1a及び図1bのシステムのように、各々のピストンは、偏心軸受12、22、32、42、及びコネクティングロッド13、23、33、43に回転可能に接続されたエンジンピストン11、21、31、41と、エンジンピストンを、第1の制御ピストン孔16、26、36、46に摺動して受容される第1の制御ピストン15、25、35、45に結合する第1の連結ロッド14、24、34、44と、エンジンピストンを、第2の制御ピストン孔19、29、39、49に摺動して受容される第2の制御ピストン18、28、38、48に結合する第2の連結ロッド17、27、37、47とを含む。
エンジンピストン11、21、31、41の圧縮比は、別個の制御システムによって独立して制御される。各々のピストンでは、アクチュエータ61、71、81、91は、制御バルブスプリング62、72、82、92と組み合わせて、制御バルブ63、73、83、93の位置を制御する。各々の制御バルブ本体を通した大気への通気孔63’、73’、83’、93’は、スプール64、74、84、94がそれぞれスプールバルブ孔で前後に動くとき、スプールバルブ孔の後端の空気圧変動を最小にする。単一のエンジン制御ユニットが、アクチュエータ61、71、81、91のすべてを制御することが好ましいが、本発明の精神の範囲内で、アクチュエータ毎に別個のエンジン制御ユニットを使用してもよい。第2のエンジンピストン21用の制御バルブのスプール74が第1の位置に示されている。それぞれ、第1のエンジンピストン11及び第4のエンジンピストン41用の制御バルブ用のスプール64、94が、第2の位置に示されている。第3のエンジンピストン31用の制御バルブのスプール84が第3の位置に示されている。
第1の位置の制御バルブ73により、高圧チェックバルブ75、76は、低圧縮位置に向かう高圧縮比ライン77及び低圧縮比ライン78を介した第2の制御ピストン28によって形成されたチャンバから、第1の制御ピストン25によって形成されたチャンバへの矢印で示した方向の油圧流体流れを許容する。第2の位置の制御バルブ64、94により、高圧チェックバルブ65、66、95、96は、高圧縮位置に向かう高圧縮比ライン67、97及び低圧縮比ライン68、98を介した第1の制御ピストン15、45によって形成されたチャンバから、第2の制御ピストン18、48によって形成されたチャンバへの矢印で示した方向の油圧流体流れを許容する。第3の位置の制御バルブ84により、制御バルブ84及び高圧チェックバルブ85、86は、高圧縮比ライン87及び低圧縮比ライン88を介した第1の制御ピストン35によって形成されたチャンバと、第2の制御ピストン38によって形成されたチャンバとの間の油圧流体流れを防止して、現在の圧縮位置を維持する。供給ライン100の供給チェックバルブ69、79、89、99は、システム内への油圧流体流れを許容し、油圧流体源への油圧流体の逆流を防止して、システム内の油圧を維持する。このシステムでは、各々の制御システムは、それ自体の個々の供給チェックバルブ69、79、89、99を有するが、代わりに、4つのすべての制御システムのために、単一の供給チェックバルブを上流に使用できるであろう。
図1a、図1b及び図2のシステムに関して図示していないが、制御バルブ54及び高圧チェックバルブ55、56が、高圧縮比ライン57及び低圧縮比ライン58を介した第1の制御ピストン15、25、35、45によって形成されたチャンバと、第2の制御ピストン18、28、38、48によって形成されたチャンバとの間の油圧流体流れを防止して、現在の圧縮位置を維持するように、制御バルブ54を図3の制御バルブ84と同様の第3の位置に保持することが可能である。
図4a、図4b及び図4cは、それぞれ第1の位置、第2の位置、及び第3の位置の個々の制御システムによって制御される単一のピストンシステム310を示している。これらのシステムでは、第2の制御ピストン18が、制御ピストン付勢スプリング20によって上向きに付勢される。第2の制御ピストン18の制御ピストン付勢スプリング20は、高圧縮比状態に向かってエンジンピストン11を付勢する。
図5a、図5b及び図5cは、高圧縮比ライン67及び低圧縮比ライン68を介した第1の制御ピストン15によって形成されたチャンバと、第2の制御ピストン18によって形成されたチャンバとの間の油圧流体流れを防止するために、第3の位置の個々の制御システムを有するそれぞれ中間圧縮比状態、低圧縮比状態、及び高圧縮比状態の単一のピストンシステム410を示している。アクチュエータは、わかりやすくするためにのみ図5a、図5b及び図5cに示されていない。図5aでは、両方の制御ピストン15、18は、それらのそれぞれの制御ピストン孔16、19の中間位置にある。これにより、エンジンピストン11は、そのシリンダ(図示せず)の中間圧縮比状態に関して上死点の中間高さに位置決めされる。図5bでは、第1の制御ピストン15は、その制御ピストン孔16の頂部位置にあり、第2の制御ピストン18は、その制御ピストン孔19の底部位置にある。これにより、エンジンピストン11は、そのシリンダ(図示せず)の低圧縮比状態に関して上死点の最小高さに位置決めされる。図5cでは、第1の制御ピストン15は、その制御ピストン孔16の底部位置にあり、第2の制御ピストン18は、その制御ピストン孔19の頂部位置にある。これにより、エンジンピストン11は、そのシリンダ(図示せず)の高圧縮比状態に関して上死点の最大高さに位置決めされる。このシステムでは、第1の制御ピストン15が、制御ピストン付勢スプリング20によって上向きに付勢される。第1の制御ピストン15の制御ピストン付勢スプリング20は、高圧縮比状態に向かってエンジンピストン11を付勢する。
図1a、図1b、図2及び図3のシステムは、4気筒/4ピストンシステムとして示され、また図4a、図4b、図4c、図5a、図5b及び図5cのシステムは、1シリンダ/1ピストンシステムとして示されているが、本発明の可変圧縮比システムは、本発明の精神の範囲内で任意の数のシリンダ/ピストンを有することが可能である。開示したシステムの任意のものは、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、及び8つを含むがそれらに限定されない任意の数のシリンダ/ピストンを有してもよい。
図1a〜図5cのシステムは、アクチュエータとしての可変力ソレノイド及び油圧ラインの各々のチェックバルブによって制御される2ランドスプールを有する油圧制御システムについて記載されているが、本発明の精神の範囲内で、他の制御システムを使用してもよい。他のアクチュエータは、差圧制御システム(DPCS)、調整圧力制御システム(RPCS)、ステッピングモータ、エアアクチュエータ、真空アクチュエータ、液圧アクチュエータ、あるいは力又は位置制御を有する他の任意の種類のアクチュエータを含むが、それらに限定されない。
ある実施形態では、参考として本出願に組み込まれている2008年6月12日に発行されたSimpsonらによる「Timing Phaser Control System」と題する米国特許出願公開第2008/0135004号明細書に開示されているような調整圧力制御システム(RPCS)が使用される。図6は、第1の位置の制御バルブ563を有するRPCS520によって制御される単一のピストンシステム510を示している。制御バルブ本体を通した大気への通気孔563’は、スプール64がスプールバルブ孔で前後に動くとき、スプールバルブ孔の後端の空気圧変動を最小にする。RPCS520は、設定点に基づき制御ユニット508から信号を受け取り、調整圧力制御バルブ又は直接制御圧力レギュレータバルブ561が、メインオイルギャラリの信号及び圧力に比例して、制御バルブ563のスプール64の端部を付勢する付勢チャネル560内の調整制御オイル圧力に対する入力オイル圧力を調整させる。制御バルブ563のスプール64の他方の端部は、スプリング62によって反対方向に付勢されることが好ましい。RPCSは図7の実施形態にのみ示されているが、RPCSは、本明細書に開示した実施形態の任意のものに、バルブ制御システムとして使用することが可能である。
ある実施形態では、参考として本出願に組み込まれている2005年4月26日にSimpsonに交付された「Phaser Mounted DPCS(Differential Pressure Control System)to Reduce Axial Length of the Engine」と題する米国特許第6,883,475号明細書に開示されているような差圧制御システム(DPCS)が、使用される。図7は、第1の位置の制御バルブ663を有するDPCS620によって制御される単一のピストンシステム610を示している。制御バルブ663のスプール64の位置は、エンジンからオイル圧力622が送られるソレノイドDPCS630によって介入される。ソレノイドDPCS630は、制御ユニット608によって制御される。ソレノイドDPCS630は、エンジンオイル圧を利用して、スプール64の一方の端部に対してピストン632の位置を制御し、一方、第2のラインのオイル圧力はピストン632に対抗する。ピストン632は、ピストンスプリング634によってスプール64に向かって付勢され、スプール64は、スプールスプリング62によってピストン632に向かって付勢され、低いオイル圧力でピストン632とスプール64との間の接触を維持する。第2のライン624のオイル圧力は、エンジンオイル圧でエンジンオイルによって調整されないことが好ましいが、代わりにオイル圧力を調整してもよい。ソレノイド636は、好ましくはエンジン制御ユニット608から直接来る制御信号に応答してコイルに印加される電流によって制御されることが好ましい。DPCSは図7の実施形態にのみ示されているが、DPCSは、本明細書に開示した実施形態の任意のものに、バルブ制御システムとして使用することが可能である。
ある実施形態では、参考として本出願に組み込まれているPlutaらによって、2012年10月4日に出版された「Using Torsional Energy to Move an Actuator」と題するPCT特許公報、国際公開第2012/135179号パンフレットに開示されているようなスプール制御バルブのチェックバルブが使用される。図8は、前の図に示した制御バルブの代わりに、共通にスプール制御バルブのチェックバルブと称されるチェックバルブを含む制御バルブ763を有する単一のピストンシステム710を示している。制御バルブ本体を通した大気への通気孔763’は、スプール729がスプールバルブ孔で前後に動くとき、スプールバルブ孔の後端の空気圧変動を最小にする。チェックバルブ728a、728bは、図9のバルブ組立体720の分解図に見ることができる。アクチュエータピストン762も図9に示されている。スプールのチェックバルブは図8の実施形態にのみ示されているが、スプールのチェックバルブは、本明細書に開示した任意の実施形態の制御バルブとして使用することが可能である。
チェックバルブ組立体720は、中央スピンドル740によって分離された2つのランド729aと729bを有するスプール729を含む。ランド729aと729bの各々の中に、チェックバルブ728aと728bを受容するプラグ737aと737bがある。各々のチェックバルブ728a、728bは、ディスク731a、731b及びスプリング732a、732bを含む。バンドチェックバルブ、ボールチェックバルブ、及びコーンタイプを含むがそれらに限定されない他のタイプのチェックバルブ728a、728bを使用することが可能である。スプール729は、スプリング736によって制御シャフトから外側に付勢される。制御ユニット708によって制御されるアクチュエータ761は、制御バルブ763の位置を制御する。図示した位置において、流体は、中央スピンドル740の中央スピンドル穴740aを通して、第1のランド729aを通して、第1のチェックバルブ728aを通して、及び低圧縮比ライン68への第1のポート738aを通して、高圧縮比ライン67から第2のポート738bに流れる。第2のチェックバルブ728bは、逆方向の流体流れを防止する。チェックバルブ728a、728bは、中央ライン9、及び中央ライン9及び高圧縮比ライン67及び低圧縮比ライン68の間の流れを制御するチェックバルブ65、66の必要性をなくす。
したがって、本明細書に記載した本発明の実施形態は、単に本発明の原理の適用の例示に過ぎないことを理解すべきである。例示した実施形態の詳細に対する本明細書の引例は、それら自体が本発明に本質的であると見なされるそれらの特徴を列挙する特許請求の範囲を限定するようには意図されない。

Claims (21)

  1. 可変圧縮比ピストンシステムであって、
    エンジンの少なくとも1つのエンジンピストン組立体を備え、各々のエンジンピストン組立体が、
    前記エンジンのエンジンシリンダに摺動して受容されたエンジンピストンと、
    前記エンジンピストンに機械的に結合された第1の制御ピストンであって、前記第1の制御ピストンが第1の制御ピストン孔で作動し、前記第1の制御ピストン及び前記第1の制御ピストン孔が第1のチャンバを画定する第1の制御ピストンと、
    前記エンジンピストンに機械的に結合された第2の制御ピストンであって、前記第2の制御ピストンが第2の制御ピストン孔で作動し、前記第2の制御ピストン及び前記第2の制御ピストン孔が第2のチャンバを画定する第2の制御ピストンと、
    油圧流体を前記第1のチャンバに供給し、油圧流体を前記第1のチャンバから排出する低圧縮比ラインと、
    油圧流体を前記第2のチャンバに供給し、油圧流体を前記第2のチャンバから排出する高圧縮比ラインと、
    少なくとも1つの制御バルブと、前記制御バルブの位置を制御する少なくとも1つのアクチュエータとを備える制御システムであって、前記高圧縮比ラインと前記低圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する制御システムとを備え、
    前記制御バルブが第1の位置にあるとき、前記高圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記低圧縮ラインを介した前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへの第1の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、前記第1の正味の流れが前記第1の制御ピストン孔の前記第1の制御ピストンを上昇させ、前記第2の制御孔の第2の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを下降させ、これによって、前記エンジンピストンの圧縮比を低圧縮比状態に向かって小さくし、
    前記制御バルブが第2の位置にあるとき、前記低圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記高圧縮ラインを介した前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへの第2の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、前記第2の正味の流れが前記第2の制御ピストン孔の前記第2の制御ピストンを上昇させ、前記第1の制御孔の前記第1の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを上昇させ、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を高圧縮比状態に向かって大きくする、
    可変圧縮比ピストンシステム。
  2. 前記制御バルブが第3の位置にあるとき、前記制御システムが、前記高圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記低圧縮ラインを介した前記第1のチャンバと前記第2のチャンバとの間の油圧流体流れを防止し、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を維持する請求項1に可変圧縮比ピストンシステム。
  3. 前記アクチュエータが、前記制御バルブに結合された可変力ソレノイドであり、前記制御システムが、さらに、
    前記可変力ソレノイドの電圧印加状態を制御するエンジン制御ユニットと、
    前記高圧縮比ラインへの油圧流体流れを許容するが、前記高圧縮比ラインからの油圧流体流れを防止する第1のチェックバルブと、
    前記低圧縮比ラインへの油圧流体流れを許容するが、前記低圧縮比ラインからの油圧流体流れを防止する第2のチェックバルブと、
    前記制御バルブから前記第1のチェックバルブ及び前記第2のチェックバルブへの油圧流体流れを許容する中央ラインと、
    を備える請求項1に可変圧縮比ピストンシステム。
  4. 前記制御バルブが、さらに、
    油圧流体源から油圧流体を受容し、かつ制御バルブ孔を有する制御バルブ本体と、
    前記制御バルブ孔に摺動して受容され、かつ第1のランド及び第2のランドを備えるスプールと、
    前記制御バルブ孔から外側方向に前記スプールを付勢する制御バルブスプリングと、
    を備える請求項3に可変圧縮比ピストンシステム。
  5. 前記制御バルブが前記第1の位置にあるとき、前記第1のランドが、前記低圧縮比ラインから前記中央ラインへの油圧流体流れを遮断し、この結果、前記低圧縮比ラインへの前記第1のチェックバルブへの前記中央ラインへの前記制御バルブへの前記高圧縮流体ラインを介した前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへの正味の油圧流体流れが、前記第1の制御ピストン孔の前記第1の制御ピストンを上昇させ、前記第2の制御孔の第2の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを下降させ、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を前記低圧縮比状態に向かって小さくする請求項4に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  6. 前記制御バルブが第2の位置にあるとき、前記第2のランドが、前記高圧縮比ラインから前記中央ラインへの油圧流体流れを遮断し、この結果、前記高圧縮比ラインへの前記第2のチェックバルブへの前記中央ラインへの前記制御バルブへの前記低圧縮流体ラインを介した前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへの正味の油圧流体流れが、前記第2の制御ピストン孔の前記第2の制御ピストンを上昇させ、前記第1の制御孔の前記第1の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを上昇させ、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を前記高圧縮比状態に向かって大きくする請求項4に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  7. 前記制御バルブが第3の位置にあるとき、前記第1のランド及び前記第1のチェックバルブが、前記低圧縮比ラインからの油圧流体流れを遮断し、前記第2のランド及び前記第2のチェックバルブが、前記高縮比ラインから前記中央ラインへの油圧流体流れを遮断し、これによって、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバからの流れを防止して、前記エンジンピストンの前記圧縮比を維持する請求項4に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  8. 前記低圧縮比状態に向かって前記可変圧縮比ピストンシステムを付勢するために、前記第1のチャンバに配置された制御ピストン付勢スプリングをさらに備える請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  9. 前記高圧縮比状態に向かって前記可変圧縮比ピストンシステムを付勢するために、前記第2のチャンバに配置された制御ピストン付勢スプリングをさらに備える請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  10. 前記油圧流体源から前記制御バルブへの油圧流体流れを許容するが、前記制御バルブから前記油圧流体源への油圧流体流れを防止する前記制御バルブと前記油圧流体源との間に配置された入口チェックバルブをさらに備える請求項4に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  11. 前記少なくとも1つのエンジンピストン組立体が複数のエンジンピストン組立体を備える請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  12. 前記少なくとも1つの制御バルブが単一の制御バルブを備える請求項11に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  13. 前記少なくとも1つの制御バルブが、前記複数のエンジンピストン組立体の数に等しい複数の制御バルブを備え、各々のエンジンピストンが前記複数の制御バルブの1つによって制御される請求項11に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  14. 各々のエンジンピストン組立体が、さらに、
    前記第1の制御ピストン孔と前記第2のピストン孔とを有するコネクティングロッドと、
    前記コネクティングロッドを前記エンジンピストンに結合する偏心軸受と、
    前記第1の制御ピストンを前記偏心軸受に結合する第1の連結ロッドと、
    前記第1の制御ピストンを前記偏心軸受に結合する第2の連結ロッドと、
    を備える請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  15. 油圧流体流れが、前記エンジンの運転によるクランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力からの交互の力によって作動される請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  16. 前記アクチュエータが調整圧力制御システムである請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  17. 前記アクチュエータが差圧制御システムである請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  18. 前記制御バルブが、さらに、
    油圧流体源から油圧流体を受容し、かつ制御バルブ孔を有する制御バルブ本体と、
    前記制御バルブ孔に摺動して受容されたスプールであって、第1のランドと第2のランドとを備え、かつ前記スプールの第1の端部の第1のプラグと、前記第1の端部の反対側の前記スプールの第2の端部の第2のプラグとを有するスプールと、
    前記スプールの前記第1のプラグに受容された第1のチェックバルブと、
    前記スプールの前記第2のプラグに受容された第2のチェックバルブと、
    前記制御バルブ孔から外側方向に前記スプールを付勢する制御バルブスプリングと、
    を備える請求項1に記載の可変圧縮比ピストンシステム。
  19. 可変圧縮比ピストンシステムのエンジンのエンジンシリンダに受容された少なくとも1つのエンジンピストンの圧縮比を変更する方法であって、前記可変圧縮比ピストンシステムが、さらに、前記エンジンピストンに機械的に結合された第1の制御ピストンであって、前記第1の制御ピストンが第1の制御ピストン孔で作動し、前記第1の制御ピストン及び前記第1の制御ピストン孔が第1のチャンバを画定する第1の制御ピストンと、前記エンジンピストンに機械的に結合された第2の制御ピストンであって、前記第2の制御ピストンが第2の制御ピストン孔で作動し、前記第2の制御ピストン及び前記第2の制御ピストン孔が第2のチャンバを画定する第2の制御ピストンと、油圧流体を前記第1のチャンバに供給し、油圧流体を前記第1のチャンバから排出する低圧縮比ラインと、油圧流体を前記第2のチャンバに供給し、油圧流体を前記第2のチャンバから排出する高圧縮比ラインと、少なくとも1つの制御バルブを備える制御システムであって、前記低圧縮比ラインと前記高圧縮比ラインとの間の油圧流体流れを選択的に許容する制御システムとを備え、
    前記方法が、
    a)エンジンに対する負荷を測定するステップと、
    b)前記エンジンに対する前記負荷に基づき前記少なくとも1つのエンジンピストンに関する圧縮比状態を計算するステップと、
    c)前記制御バルブを調整して、前記可変圧縮比ピストンシステムが前記圧縮比状態に向かって移動することを許容するステップと、
    d)前記可変圧縮比ピストンシステムが前記圧縮比状態に到達したときに、前記制御バルブを第3の位置に調整するステップとを含み、
    前記制御バルブが第1の位置にあるとき、前記高圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記低圧縮ラインを介した前記第2のチャンバから前記第1のチャンバへの第1の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、前記第1の正味の流れが前記第1の制御ピストン孔の前記第1の制御ピストンを上昇させ、前記第2の制御孔の第2の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを下降させ、これによって、前記エンジンピストンの圧縮比を低圧縮比状態に向かって小さくし、
    前記制御バルブが第2の位置にあるとき、前記低圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記高圧縮ラインを介した前記第1のチャンバから前記第2のチャンバへの第2の正味の油圧流体流れが許容され、この結果、前記第2の正味の流れが前記第2の制御ピストン孔の前記第2の制御ピストンを上昇させ、前記第1の制御孔の前記第1の制御ピストンを下降させて、前記エンジンピストンを上昇させ、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を高圧縮比状態に向かって大きくし、
    前記制御バルブが第3の位置にあるとき、前記制御システムが、前記低圧縮ライン、前記制御バルブ及び前記高圧縮ラインを介した前記第1のチャンバと前記第2のチャンバとの間の油圧流体流れを防止し、これによって、前記エンジンピストンの前記圧縮比を維持する、方法。
  20. ステップc)が、可変力ソレノイドに電圧印加して、前記制御バルブの前記位置を調整するサブステップを含む請求項19に記載の方法。
  21. 油圧流体流れが、前記エンジンの運転によるクランクシャフトに対する慣性力及び燃焼力からの交互の力によって作動される請求項19に記載の方法。
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