JP2016226115A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置と電力発生手段を同一筐体に収容した発電装置であって、制御装置の温度上昇を抑制する発電装置を提供する。
【解決手段】発電装置1は、ディーゼルエンジン4と発電機3と、ディーゼルエンジン4と発電機3を制御する制御装置8と、ディーゼルエンジン4と発電機3と制御装置8を収容する筐体2とを備える。筐体2は、外部環境から空気を筐体2の内部に取り入れる吸気グリル13と、筐体2の内部の空気を外部環境に排出する排気グリル15を備える。さらに筐体2には、吸気グリル13を通して外部環境から取り入れた空気で制御装置8を冷却し、制御装置8を冷却した空気でディーゼルエンジン4と発電機3を冷却し、ディーゼルエンジン4と発電機3を冷却した空気を、排気グリル15を通して外部環境に排出する冷却空気流路が形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、発電装置に関する。
例えばエンジン発電機や燃料電池のような電力発生手段と、電力発生手段を制御する制御装置を単一の筐体に収容して構成される発電装置が知られている。運転中の電力発生手段は昇温するので、冷却する必要がある。一般に、発電装置では、空気を外部環境から筐体内に取り入れて、電力発生手段で発生した熱を空気に吸熱させて、昇温した空気を外部環境に放出することによって、電力発生手段を冷却している。
また、発電装置においては、筐体の小形化が求められている。そのため、筐体内の空気流路が狭隘化して、冷却用の空気が流れにくくなって、冷却性能が損なわれるという問題が生じている。そこで、冷却性能を改善する、各種の試みがなされている。
例えば、特許文献1には、燃料タンクと制御装置を配設した制御室と、エンジンと発電機を一体化して配設した発電機室と、サイレンサを配設したサイレンサ室を備えるエンジン発電装置が開示されている。また、このエンジン発電装置は、制御室と発電機室の間に境界板を配置して、制御室と発電機室を互いに隔離している。そして、このエンジン発電装置は、吸気ファンによって吸気口から発電機室に送られてエンジンのシリンダを冷却したエンジン冷却風を、サイレンサ室を通してから排気口へ排気する第1の排気手段を備えている。また、エンジンの周辺や発電機を冷却したエンジン外面冷却風を、サイレンサ室を通してから排気口へ排気する第2の排気手段を備えている。
特開平11−270339号公報
特許文献1に記載のエンジン発電装置は、吸気ファンにより発電機室に送られた外気を、シリンダを冷却するエンジン冷却風と、発電機とエンジンの外周部を冷却するエンジン外面冷却風に分離しているので、発電機とエンジンを効率良く冷却できる。
しかしながら、特許文献1に記載のエンジン発電装置においては、制御室と制御装置の冷却については全く考慮されていない。制御装置は、それ自体が熱源であって、冷却を必要とする。また、エンジン発電装置は屋外に設置されるので、特に夏季においては、外部からの入熱によって制御室の室内温度は容易に上昇する。このように、特許文献1に記載のエンジン発電装置には、制御装置の温度上昇を招きやすいという問題がある。
この発明は、制御装置と電力発生手段を同一筐体に収容した発電装置であって、制御装置の温度上昇を抑制する発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は、発電装置に、電力発生手段と、電力発生手段を制御する制御装置と、電力発生手段と制御装置を収容する筐体とを備え、筐体は、外部環境から空気を筐体の内部に取り入れる吸気口と、筐体の内部の空気を外部環境に排出する排気口を備え、さらに筐体には、吸気口を通して外部環境から取り入れた空気で制御装置を冷却し、制御装置を冷却した空気で電力発生手段を冷却し、電力発生手段を冷却した空気を、排気口を通して外部環境に排出する冷却空気流路が形成されるものである。
この発明によれば、制御装置を冷却空気流路内に配置したので、制御装置を冷却空気で冷却することができる。また、制御装置が配置された区画が冷却空気で換気されるので、外部からの入熱による該区画の温度上昇を抑制することができる。
この発明の第1の実施形態に係る発電装置の構成図であり、(a)は、発電装置の正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図を、それぞれ示す。 図1に示した発電装置が備える導流板の外形図であり、(a)は導流板の側面図、(b)は導流板を筐体の内部から見た背面図、(c)は導流板を(b)のC−C’線で切断した断面図、(d)は導流板を(b)のD−D’線で切断した断面図、をそれぞれ示す。 図1に示した発電装置を、図1(a)のA−A’線で切断した断面図である。 図1に示した発電装置を、図1(b)のB−B’線で切断した断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る発電装置の構成図であり、(a)は図3に対応する断面図であり、(b)は図4に対応する断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る発電装置の構成図であり、図4に対応する断面図である。
以下、この発明に係る発電装置の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係る発電装置1の構成図である。図1(a)は、発電装置1の正面図であり、図1(b)は発電装置1の右側面図である。また、図1(c)は発電装置1の背面図である。なお、図1(b)においては、内部構造の図示を省略している。
図1(a)ないし図1(c)に示すように、発電装置1は筐体2を備える。筐体2は、後述する各種の機器を収容して、これらを外部環境から保護する鋼製の容器である。図1(a)と図1(c)に示すように、筐体2の内部には、発電機3と発電機3を駆動する水冷式のディーゼルエンジン4が収容されている。なお、発電機3とディーゼルエンジン4は、電力発生手段の例示である。ディーゼルエンジン4は内部排気管5を備えている。ディーゼルエンジン4の排気は、内部排気管5を通って消音器6に流入する。消音器6はディーゼルエンジン4よりも高い位置に配置されている。消音器6の上部には外部排気管7が接続されている。外部排気管7は筐体2の頂板から上方に突出している。消音器6に流入した排気は外部排気管7を通って、筐体2の外部に排出される。
発電機3の上方には、制御装置8が配置されている。制御装置8は、発電機3とディーゼルエンジン4を制御する装置である。つまり、発電機3とディーゼルエンジン4は制御装置8で制御されて運転される。なお、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4の上方に配置するのは、重量の大きい発電機3とディーゼルエンジン4を下方に配置して、発電装置1の重心高さを下げるためである。また、起振源であるディーゼルエンジン4を制御装置8から遠ざけるためである。
筐体2は、発電機3とディーゼルエンジン4と制御装置8が配置される第1区画9と、消音器6が配置される第2区画10を備えている。また、第1区画9と第2区画10は、隔壁11によって互いに隔離される。また、第1区画9と第2区画10の境界には、ディーゼルエンジン4とほぼ同じ高さにおいて、隔壁11を貫いて、ラジエータ12が配置されている。ラジエータ12はディーゼルエンジン4の図示しないシリンダを冷却した冷却水を冷却する装置であり、ファン12aと熱交換器12bを備えている。第1区画9内の空気は、ファン12aで吸引されて、熱交換器12bを通って、第2区画10に流入する。第1区画9内から第2区画10に流入する空気は、熱交換器12bを通る際に、ディーゼルエンジン4の冷却水との間で熱交換を行う。つまり、熱交換器12bを通る空気によって冷却水が冷却される。
図1(c)に示すように、筐体2の背面の制御装置8と対向する部位には、吸気グリル13が設けられている。吸気グリル13は、格子を備える吸気口である。ラジエータ12のファン12aの作用によって、第1区画9は外気に対して負圧になっているので、外気は吸気グリル13を通って、筐体2の内部に流入する。また、筐体2の内部の、吸気グリル13の裏側に位置する部位には、導流板14が配置されている。
導流板14は、図2に示すような形態を有している。図2(b)及び図2(c)に示すように、導流板14は、筐体2の外板から離隔して配置された垂直板14aと一端が垂直板14aの下端に接続された傾斜板14bを備えている。垂直板14aは発電装置1の設置場所の地平面に対して垂直に配置されている。傾斜板14bの他端は吸気グリル13の下方において筐体2の外板に接続されていて、筐体2の外板に向かって下がる傾斜を備えている。また、図2(a)及び図2(d)に示すように、導流板14は2枚の側板14cを備えている。側板14cは一端において、垂直板14aと傾斜板14bに接続され、側板14cの他端は筐体2の外板に接続されている。そのため、導流板14と筐体2の外板で形成される流路は、下部においては、傾斜板14bと側板14cによって閉塞され、上面だけが開放されている。このように構成されているので、外部から吸気グリル13を通って筐体2の内部に流入した空気は、上向きに流れ、筐体2の頂板に当たって拡がる。つまり、制御装置8の上方において、制御装置8に被さるように拡がる。
図1(a)〜(c)に示すように、筐体2の右側面の消音器6と対向する部位には、排気グリル15が設けられている。排気グリル15は、格子を備える排気口である。ラジエータ12のファン12aの作用によって、第2区画10内の気圧は外気より高くなっているので、第2区画10内の空気は排気グリル15を通って、筐体2の外部に排出される。つまり、筐体2内の空気はファン12aによって、排気グリル15に送気され、筐体2の外部に排出される。また、筐体2の内部の、排気グリル15の裏側に位置する部位には、導流板16が配置されている。なお、導流板16も、導流板14とほぼ同様の形態を備えている。
このように、吸気グリル13は第1区画9の、排気グリル15は第2区画10の、それぞれ高い位置に配置され、ラジエータ12は第1区画9と第2区画10の境界、つまり隔壁11を貫いている。また、ラジエータ12は筐体2の下部の、発電機3やディーゼルエンジン4とほぼ同じ高さに配置されている。そのため、空気は、概略、以下のように流れる。すなわち、吸気グリル13から筐体2内に流入した空気は、第1区画9内を下降して、筐体2の下部の発電機3やディーゼルエンジン4が配置された場所に到達する。その後、空気は第2区画10に流入し、第2区画10内を上昇して、排気グリル15を通って外部に排出される。
次に、この空気の流れを詳細に説明する。吸気グリル13を通って、筐体2の内部に流入した空気は、図3に示すように、傾斜板14bと垂直板14aに当たって上向きに流れ、第1区画9の上部に到達する。第1区画9の上部に到達した空気は、ラジエータ12のファン12aによって吸引されて第1区画9の中を下降する。この時、空気は制御装置8に触れながら流れるので、制御装置8の発する熱は空気に吸収される。つまり、制御装置8は空気によって冷却される。なお、図3において、白抜きの矢印は空気が流れる方向を示している。
前述したように、第1区画9内の空気はラジエータ12のファン12aによって吸引されるので、制御装置8を冷却した空気は、制御装置8と筐体2の間の隙間を通って、第1区画9の下部に流入する。第1区画9の下部に流入した空気は、発電機3に触れながら流れるので、発電機3の発する熱は空気に吸収される。つまり、発電機3は空気によって冷却される。
図4に示すように、第1区画9の下部に流入して発電機3を冷却した空気は、ラジエータ12のファン12aによって吸引されて、図の右方向に流れる。図の右方向に流れる空気は、ディーゼルエンジン4の外殻に触れながら流れるので、ディーゼルエンジン4の外殻から放出される熱は、該空気に吸収される。つまり、ディーゼルエンジン4の外殻は該空気によって冷却される。なお、図4において、白抜きの矢印は空気が流れる方向を示している。
ディーゼルエンジン4の外殻を冷却した空気は、ラジエータ12のファン12aによって吸引されて、ラジエータ12の熱交換器12bを通過して、第2区画10に流入する。空気が熱交換器12bを通過する時、空気はディーゼルエンジン4のシリンダを冷却して昇温した冷却水を冷却する。
第2区画10に流入した空気は、ファン12aで加圧されているので、第2区画10内を上昇して、消音器6に向かって流れる。第2区画10内を上昇する空気は消音器6に触れながら流れて、消音器6の発する熱を吸収する。このように、消音器6は空気によって冷却される。消音器6を冷却した空気は、第2区画10の上端に到達する。
消音器6を冷却して、第2区画10の上端に到達した空気は、導流板16で誘導されて、排気グリル15を通って、筐体2の外部に排出される。なお、前述したように、導流板16は導流板14とほぼ同様に構成されていて、筐体2の外板から離隔して配置された垂直板16aと垂直板16aの下端と筐体2の外板の間に配置されて、筐体2の外板に向かって下がる傾斜を有する傾斜板16bを備えている。また、導流板16は図示しない側板を備えている。そのため、導流板16と筐体2の外板で囲まれる流路の上端から前記流路に流入した空気は、前記流路内を下降して、排気グリル15を通って、筐体2の外部に排出される。
以上説明したように、第1の実施形態に係る発電装置1は、吸気グリル13(吸気口)を通して外部環境から取り入れた空気で制御装置8を冷却し、制御装置8を冷却した空気で、発電機3とディーゼルエンジン4(電力発生手段)を冷却し、電力発生手段を冷却した空気を、排気グリル15(排気口)を通して外部環境に排出する冷却空気流路が形成されている。
この冷却空気流路について詳しく説明する。この冷却空気流路は吸気グリル13(吸気口)を起点としている。吸気グリル13(吸気口)から流入された冷却空気は導流板14に誘導されて、筐体2内を上昇し、筐体2の頂板に当たって横に拡がり、第1区画9の上部であって、制御装置8より高い場所に到達する。このように、冷却空気流路は、第1区画9の上部であって、制御装置8より高い場所を経由している。
第1区画9の上部であって、制御装置8より高い場所に到達した冷却空気は、第1区画9の下部であって、ディーゼルエンジン4とほぼ同じ高さに配置されたラジエータ12のファン12aで吸引されて、制御装置8と筐体2の間の隙間を通って、第1区画9内を下方に流れる。この間に、冷却空気は制御装置8を冷却する。このように、冷却空気流路は、制御装置8と筐体2の間の隙間を経由している。
制御装置8を冷却して、その後、制御装置8と筐体2の間の隙間を通って、第1区画9の下部に到達した冷却空気は、ラジエータ12のファン12aに吸引されて、ラジエータ12に向かって流れ、ラジエータ12の熱交換器12bを通って第2区画10の下部に流入する。この間に、冷却空気は、第1区画9の下部に配置された発電機3とディーゼルエンジン4を冷却する。このように、冷却空気流路は、筐体2の内部空間を第1区画9と第2区画10に分割する隔壁11を貫通するラジエータ12の熱交換器12bを経由している。
発電機3とディーゼルエンジン4を冷却して、その後、熱交換器12bを通って第2区画10の下部に流入した冷却空気は、ラジエータ12のファン12aで加圧されているので、第2区画10内を上昇し、第2区画10の上端に到達し、筐体2の頂板に当たる。この間に冷却空気は、第2区画10内に配置された消音器6を冷却する。このように、冷却空気流路は、第2区画10の上端を経由している。
消音器6を冷却して、第2区画10の上端に到達し、筐体2の頂板に当たった冷却空気は、導流板14に誘導されて、下方に流れ、排気グリル15(排気口)を通して外部環境に排出される。このように、排気グリル15(排気口)は冷却空気流路の終点である。
なお、冷却空気流路において、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4の上流に配置したのは、運転中の発電装置1における制御装置8の温度は、発電機3とディーゼルエンジン4の外殻温度よりも低いからである。そのため、制御装置8を冷却した空気の温度は、発電機3とディーゼルエンジン4の外殻温度よりも低くなるので、制御装置8を冷却した空気で発電機3及びディーゼルエンジン4の外殻を冷却することができる。
なお、導流板14,16は、雨水の筐体2の内部への侵入を防いで、雨水を筐体2の外部に排出する装置としても機能する。例えば、吸気グリル13から吹き込まれた雨水は、垂直板14aと傾斜板14bに当たる。傾斜板14bは筐体2の外板に向かって下がる傾斜を有し、吸気グリル13の下方において筐体2の外板に接続されているから、垂直板14aと傾斜板14bに当たった雨水は、傾斜板14bの上を流れて、吸気グリル13の下端から、筐体2の外部へ排出される。同様に、排気グリル15から筐体2の内部に侵入した雨水は、導流板16の垂直板16aと傾斜板16bを伝って、下方に流れて、排気グリル15の下端から、筐体2の外部へ排出される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、ディーゼルエンジン4を水冷式として、ラジエータ12のファン12aで外部の空気を吸引及び排出する例を示したが、ディーゼルエンジン4は空冷式であっても良い。この場合、図5(b)に示すように、隔壁11に導風管11aを設けて、第1区画9内の空気が第2区画10に流れるようにする。つまり、第1の実施形態におけるラジエータ12に代えて、導風管11aを第1区画9と第2区画10を連絡する流路とする。また、吸気グリル13の内側に吸気ファン17を取り付けて、吸気ファン17を回して、外部の空気を筐体2の内部に取り入れる。また、吸気グリル13の外側にフード18を取り付けて、雨水の侵入を防止するようにしても良い。あるいは、図5(b)に示すように、排気グリル15の内側に排気ファン19を取り付けて、排気ファン19を回して、筐体2の内部の空気を外部に排出するようにしても良い。また、排気グリル15の外側にフード20を取り付けて、雨水の侵入を防止するようにしても良い。なお、図5においても、白抜きの矢印は空気が流れる方向を示している。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態においては、電力発生手段の具体例として、発電機3とディーゼルエンジン4の組み合わせ、つまり、エンジン発電機を例示したが、電力発生手段は、エンジン発電機には限定されない。例えば、図6に示すように、燃料電池21を電力発生手段としても良い。なお、燃料電池21は水冷式であって、発電装置1は燃料電池21を冷却して昇温した冷却水を冷却するラジエータ12を備えている。なお、図6においても、白抜きの矢印は空気が流れる方向を示している。
以上説明したように、本発明によれば、吸気口を通して外部環境から取り入れた空気で、制御装置を冷却して、制御装置の温度上昇を抑制することができる。また、制御装置を配置した区画が外部環境から取り入れた空気によって換気されるので、外部からの入熱による該区画の温度上昇を抑制することができる。
また、連続する同一の冷却空気流路内に、制御装置と電力発生手段を配置しているので、制御装置と電力発生手段のそれぞれに、専用の冷却空気流路や通風機を備える必要がない。そのため、発電装置の通風・冷却装置を簡易に構成することができる。
また、消音器を冷却空気流路内に配置すれば、冷却空気が一種の断熱材として機能するから、消音器回りの断熱構造を簡易にすることができる。
なお、上記実施形態はこの発明の具体的な実施態様の例示であって、この発明の技術的範囲は、上記実施形態の記載によっては限定されない。この発明は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲において、自由に変形あるいは改良して実施することが出来る。また、上記実施形態に開示されていない構成要素を追加することは任意である。
上記実施形態においては、エンジン発電機の具体例として、ディーゼルエンジン4で駆動される発電機3を例示したが、エンジン発電機はディーゼルエンジン駆動の発電機には限定されない。例えば、ガソリンエンジンで駆動される発電機であっても良いし、ガスタービンで駆動される発電機であっても良い。エンジンで使用される燃料も限定されない。例えば、軽油、灯油、ガソリン、天然ガス等、各種の燃料を選択することができる。
上記実施形態の説明においては、燃料タンクの配置について言及しなかったが、燃料タンクは筐体2の内部に配置されても良いし、筐体2の外部に配置されても良い。
上記実施形態においては、燃料電池の具体例として、水冷式の燃料電池21を例示したが、燃料電池は水冷式には限定されない。空冷式の燃料電池を電力発生手段として備えるようにしても良い。この場合、ラジエータ12は不要なので、第2の実施形態のように、ラジエータ12に代えて、吸気ファン17または排気ファン19を備えるようにしても良い。
第2の実施形態において、吸気ファン17又は排気ファン19を取り付ける例を示したが、吸気ファン17と排気ファン19の両方を備えるようにしても良い。また、第1及び第3の実施形態において、ラジエータ12に加えて、吸気ファン17又は排気ファン19を備えるようにしても良い。あるいは、ラジエータ12に加えて、吸気ファン17と排気ファン19の両方を備えるようにしても良い。
上記各実施形態においては、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4あるいは燃料電池21より高い位置に配置した例を示した。また、消音器6を発電機3とディーゼルエンジン4よりも高い位置に配置した例を示した。しかしながら、この発明の技術的範囲は、かかる構成を有するものには限定されない。例えば、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4と消音器6を水平方向に直列に配列して、これらが、ほぼ同じ高さに並ぶようにしても良い。あるいは、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4よりも低い位置に配置しても良い。
上記各実施形態においては、吸気口と排気口の具体例として、筐体2の背面に開口する吸気グリル13と、筐体2の側面に開口する排気グリル15を例示したが、吸気口と排気口を設置する部位は、筐体2の背面と側面には限定されない。筐体2の頂板に吸気口と排気口を開口させても良い。この場合、吸気口と排気口の上に、雨よけの構造物、例えば、フードを取り付けても良い。また、吸気口と排気口を設置する部位は高所に限定されない。筐体2における、制御装置8を発電機3とディーゼルエンジン4あるいは消音器6の据え付け高さに応じて、吸気口と排気口の高さを決定すれば良い。
また、各実施形態においては、筐体2内に隔壁11を備えて、筐体2内部の空間を第1区画9と第2区画10に分割する例を示したが、これに加えて、制御装置8と他の機器、例えば、発電機3とディーゼルエンジン4あるいは燃料電池21の間に、防熱板を配置して、これらの機器から制御装置8への輻射熱の伝播を防ぐようにしても良い。
また、導流板14,16は任意的構成要素である。例えば、制御装置8に対する吸気グリル13の相対的高さ、あるいは消音器6に対する排気グリル15の相対的高さによっては、導流板14,16が不要な場合がある。
また、第1及び第2の実施形態において、消音器6を筐体2の内部に収容した例を示したが、この発明の技術的範囲は、消音器6を筐体2の内部に内蔵したものには限定されない。消音器6を筐体2の外部に露出していても良い。例えば、消音器6を筐体2の頂板の上に配置しても良い。あるいは、消音器6を筐体2の側面に取り付けても良い。
1 発電装置、2 筐体、3 発電機、4 ディーゼルエンジン、5 内部排気管、6 消音器、7 外部排気管、8 制御装置、9 第1区画、10 第2区画、11 隔壁、11a 導風管、12 ラジエータ、12a ファン、12b 熱交換器、13 吸気グリル、14 導流板、14a 垂直板、14b 傾斜板、14c 側板、15 排気グリル、16 導流板、16a 垂直板、16b 傾斜板、17 吸気ファン、18 フード、19 排気ファン、20 フード、21 燃料電池

Claims (5)

  1. 電力発生手段と、
    前記電力発生手段を制御する制御装置と、
    前記電力発生手段と前記制御装置を収容する筐体とを備え、
    前記筐体は、外部環境から空気を前記筐体の内部に取り入れる吸気口と、前記筐体の内部の空気を外部環境に排出する排気口を備え、
    さらに前記筐体には、前記吸気口を通して外部環境から取り入れた空気で前記制御装置を冷却し、前記制御装置を冷却した空気で前記電力発生手段を冷却し、前記電力発生手段を冷却した空気を、前記排気口を通して外部環境に排出する冷却空気流路が形成されている
    発電装置。
  2. 前記筐体の内部に配置されて、前記吸気口から前記筐体内に流入した空気を前記吸気口より高い位置に導く第1の導流板と
    前記筐体の内部に配置されて、前記筐体において前記排気口より高い位置に到達した空気を、前記排気口に導く第2の導流板とを備える
    請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記電力発生手段を冷却する冷却水を空気で冷却するラジエータを前記冷却空気流路内に配置して、
    前記筐体内の空気を前記ラジエータのファンで前記排気口に送気する
    請求項1又は請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記電力発生手段はエンジンで駆動されるエンジン発電機であって、
    前記エンジンの排気を消音して外部環境に排出する排気消音器が、前記冷却空気流路内の、前記エンジン発電機の下流に配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発電装置。
  5. 前記筐体を、前記制御装置と前記エンジン発電機が配置される第1区画と前記排気消音器が配置される第2区画とに分割する隔壁を備え、
    前記吸気口から流入した空気は、最初に前記第1区画に流入して、前記制御装置と前記エンジン発電機を冷却し、その後、前記隔壁に形成された流路を通って、前記第2区画に流入し、前記排気消音器を冷却し、最後に、前記排気口を通って外部環境に排出される
    請求項4に記載の発電装置。
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