JP2016224297A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置が高精細になり、端子ピッチが小さくなった場合の、端子部における抵抗の増加を防止する。【解決手段】表示領域と端子領域を有する表示装置であって、前記端子領域には、外部配線と接続するFOG端子と半導体チップと接続するCOG入力端子とCOG出力端子が形成され、前記FOG端子は前記COG入力端子と接続し、前記COG出力端子は、前記表示領域の配線から延在する引き出し線と接続し、前記FOG端子および前記COG入力端子は、第1の端子金属54の上に第1ITO55が形成され、その上に絶縁膜51が形成され、前記絶縁膜51に第1のスルーホールが形成されて前記第1ITO55が露出する構成であり、前記COG出力端子は、第2の端子金属の上に前記絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第2のスルーホールが形成されて前記第2の端子金属が露出され、前記第2の端子金属を覆って第2ITOが形成されていることを特徴とする表示装置。【選択図】図4

Description

本発明は表示装置に係り、特に、高精細となり、端子の数が多くなった場合の、端子部の接続の信頼性を向上した液晶表示装置に関する。
液晶表示装置では画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)等を有する画素がマトリクス状に形成されたTFT基板と、TFT基板に対向して対向基板が配置され、TFT基板と対向基板の間に液晶が挟持されている構成となっている。そして液晶分子による光の透過率を画素毎に制御することによって画像を形成している。
液晶表示装置では、ドライバである半導体チップを、異方性導電膜等を介してTFT基板に形成された端子に接続することが行われている。接続は、ボンディングツールを用いて熱圧着によって行われる。この熱圧着時、ボンディングツールの底面と半導体チップの平行度が出ていないと、半導体チップとTFT基板側端子の接続不良を生ずる。
特許文献1には、熱圧着時のボンディングツールの底面と半導体チップの平行度を向上させるため、半導体チップ側とTFT基板側とにダミー端子を形成しておき、このダミー端子によって、TFT基板側の端子と半導体チップ側の端子の平行度を保つことにより接続不良を防止する構成が記載されている。
特開平11−282002号公報
液晶表示装置では、表示領域と端子領域が形成され、端子領域に液晶表示装置を駆動するための半導体チップおよび半導体チップに外部から電源や映像信号等を供給するためのフレキシブル配線基板を接続している。半導体チップは、TFT基板に形成された端子に異方性導電フィルム等を用いて接続される。これをCOG(Chip On Glass)と呼んでいる。また、フレキシブル配線基板は、TFT基板に形成された端子に異方性導電フィルム等を用いて接続される。これをFOG(Film On Glass)と呼んでいる。
画面が高精細になるにつれて、配線の数も多くなり、端子の数も多くなる。端子は、絶縁膜で覆われた引き出し線の端部に形成された端子金属の部分において、絶縁膜に対してエッチングによって、スルーホールを形成し、端子金属を露出させることによって形成される。端子の数が多くない場合は、端子部のエッチングはウェットエッチングによって行われてきた。しかし、端子の数が多くなると、ガスを含むドライエッチングを用いてエッチングする必要がある。
ドライエッチング時において、ドライエッチングに用いられるガスと端子金属との組み合わせによっては、端子金属の表面に高抵抗膜が形成される。端子部において、高抵抗膜が形成されると、電圧降下が生じ、誤動作の原因となる。
本発明の課題は、ドライエッチングを用いて端子部を形成する場合においても、端子部に高抵抗膜が形成されることを防止し、信頼性の高い、かつ優れた画質を有する表示装置を実現することである。
本発明は上記問題を克服するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
(1)表示領域と端子領域を有する表示装置であって、前記端子領域には、外部配線と接続するFOG端子と半導体チップと接続するCOG入力端子とCOG出力端子が形成され、前記FOG端子は前記COG入力端子と接続し、前記COG出力端子は、前記表示領域の配線から延在する引き出し線と接続し、前記FOG端子および前記COG入力端子は、第1の端子金属の上に第1ITOが形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第1のスルーホールが形成されて前記第1ITOが露出する構成であり、前記COG出力端子は、第2の端子金属の上に前記絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第2のスルーホールが形成されて前記第2の端子金属が露出され、前記第2の端子金属を覆って第2ITOが形成されていることを特徴とする表示装置。
(2)前記第1の端子金属および前記第2の端子金属は表面がTiによって形成されていることを特徴とする(1)に記載の表示装置。
(3)前記第1の端子金属および前記第2の端子金属はAl合金の上にTiによるキャップメタルが形成されていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
前記絶縁膜はSiNxであることを特徴とする(1)に記載の表示装置。
(5)前記第1のスルーホールおよび前記第2のスルーホールはドライエッチングで形成されていることを特徴とする(1)に記載の表示装置。
(6)前記ドライエッチングは、SF6ガスを含むものであることを特徴とする(5)に記載の表示装置。
(7)前記第1ITOは表示領域における画素に形成された第1の電極と同時に形成され、前記第2ITOは表示領域における画素に形成された第2の電極と同時に形成されたものであることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
(8)表示領域と端子領域を有する表示装置であって、前記端子領域には、外部配線と接続するFOG端子と半導体チップと接続するCOG入力端子とCOG出力端子が形成され、前記FOG端子は前記COG入力端子と接続し、前記COG出力端子は、前記表示領域の配線から延在する引き出し線と接続し、前記引き出し線には、長い引き出し線と短い引き出し線とが存在し、前記短い引き出し線と接続するCOG出力端子は、第1の端子金属の上に第1ITOが形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第1のスルーホールが形成されて前記第1ITOが露出する構成であり、前記長い引き出し線と接続するCOG出力端子は、第2の端子金属の上に前記絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第2のスルーホールが形成されて前記第2の端子金属が露出され、前記第2の端子金属を覆って第2ITOが形成されていることを特徴とする表示装置。
(9)前記FOG端子および前記COG入力端子は、第3の端子金属の上に第1ITOが形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第3のスルーホールが形成されて前記第1ITOが露出する構成であることを特徴とする(8)に記載の表示装置。
本発明の液晶表示装置の平面図である。 端子領域の拡大図である。 FOG端子あるいはCOG入力端子の平面図である。 図3のA−A断面図である。 COG出力端子の平面図である。 図5のB−B断面図である。 実施例2の端子領域の拡大図である。 本発明で解決しようとする、端子の問題点を示す断面図である。
以下に実施例を用いて本発明の内容を詳細に説明する。
図1は本発明が適用される液晶表示パネルの例を示す平面図である。図1において、TFT基板100と対向基板200がシール材160によって接着し、TFT基板100と対向基板200の間に液晶が挟持され、この部分で表示領域を形成している。TFT基板100は対向基板200よりも大きく形成されており、TFT基板100が1枚となっている部分は端子領域150となっている。
表示領域300では、走査線70が横方向に延在し、第1のピッチで縦方向に配列している。また、映像信号線71が縦方向に延在し、第2のピッチで横方向に配列している。走査線70と映像信号線71に囲まれた領域に画素72が形成されている。本明細書では、本発明を、視野角特性に優れた、いわゆるIPS(In Plane Switching)方式の液晶表示装置について説明するが、本発明は、IPS方式の液晶表示装置に限定されるものではなく、他の液晶表示装置あるいは有機EL表示装置等に対しても適用することが出来る。
IPS方式では、ITO等の透明導電膜によって平面状に形成された第1の電極の上に、ITO等の透明導電膜によって1本或いは複数本の線状(櫛歯状)、あるいは、スリットを有するように形成された第2の電極が、層間絶縁膜を介して形成されている。そして、第1の電極と第2の電極の間に映像信号による電圧を印加することによって、液晶を駆動する。画素には、TFT(薄膜トランジスタ)、第1の電極、第2の電極等が形成されている。
端子領域150には、液晶表示パネルを駆動する半導体チップ1000が異方性導電フィルム等を介して接続されている。ガラス等の基板上に半導体チップが搭載されているため、この構成をCOG(Chip On Glass)と呼ばれる。また、端子領域150には、半導体チップ1000に電源や信号を供給するフレキシブル配線基板2000が異方性導電膜等を介して接続されている。表示領域300の走査線70、映像信号線71は、引き出し線80によって、半導体チップ1000と接続している。また、フレキシブル配線基板2000は接続線90によって半導体チップ1000と接続している。
図2は、図1の端子領域150を示す拡大図である。図2において、TFT基板100の半導体チップ1000に対応した部分には、半導体チップからの出力端子30と半導体チップへの入力端子20とが形成されている。半導体チップ1000には、出力端子30および入力端子20に対応してバンプが形成されている。出力端子30は、表示領域300における走査線70と映像信号線71の数に対応して存在しているので、非常に多く、例えば1000個以上である。これに対して入力端子20は、フレキシブル配線基板の配線に接続される端子10に対応した数なので、例えば20〜30個程度である。したがって、半導体チップからの出力端子30は大きさもピッチも半導体チップへの入力端子20に比べて小さい。
図2において、フレキシブル配線基板2000と接続する端子10(Film On Glass用の端子であるため、以下FOG端子、或いは、外部端子という。)は数が20〜30個程度であるから、端子の大きさもピッチも出力端子30(Chip On Glassの半導体チップからの出力端子であるため、以下COG出力端子という。)に比較して大きくすることが出来る。また、FOG端子10は、入力端子20(Chip On Glassの半導体チップへの入力端子であるため、以下COG入力端子という。)あるいはCOG出力端子30に比べて、端子用スペースを広くとることが出来るので、COG入力端子20あるいはCOG出力端子30よりも端子のサイズ及び端子間ピッチを大きくすることが出来る。
端子は、絶縁膜(層間絶縁膜)の下層に形成されている引き出し線あるいは接続線の端部に形成された端子金属に対応した部分の絶縁膜にエッチングによってスルーホールを形成し、金属あるいは合金で形成された引き出し線、あるいは、接続線を露出させ、それら露出部をITO等の透明導電膜で覆ったものである。層間絶縁膜は多くは窒化シリコン(SiNx)によって形成される。従来は、このスルーホールはウェットエッチングで形成されてきたが、端子のサイズが小さくなると、精細度を高くすることが出来るドライエッチングによって形成する。ドライエッチングでは、六フッ化硫黄(SF6)等のガスを用いてエッチングする。
引き出し線80、あるいは、接続線90の本数が多くなるにしたがって、線幅が小さくなる。引き出し線80、あるいは、接続線90には抵抗が増大することを防止するために、AlNb、AlSi、AlCu等のAl合金が用いられる。Al合金は、ヒロック等が生じたり、ITOとの接続に問題を生ずる場合がある。これを防止するために、Al合金の上側にキャップメタルとしてTiを用いることが多い。なお、このような構成の引き出し線、あるいは、接続線は映像信号線と同時に形成される場合が多い。
図8はこのような構成における問題点を示す端子部の断面図である。図8において、TFT基板100の上に端子金属が形成され、その上に保護膜としての絶縁膜すなわち、層間絶縁膜51が形成されている。端子金属はTiによるベースメタル52、Al合金53、キャップメタル54から構成されている。端子部において、SF6を含むガスを用いて層間絶縁膜51をドライエッチングし、層間絶縁膜51にスルーホールを形成し、端子金属のキャップメタルTiを露出させる。その後、先に説明した、画素において第2の電極となる第2ITOで端子部を被覆する。第2ITOによって端子金属を腐食から保護する。
図8における問題点は、ドライエッチングを行う、SF6を含むガスとTiが反応し、高抵抗膜57が形成されることである。このような高抵抗膜57が形成されると、端子部において、電圧降下が生じ、特に、直流電源の供給等において深刻な問題が生ずる。つまり、図2において、フレキシブル配線基板2000から半導体チップ1000の電源となる直流電圧がFOG端子10から、半導体チップのCOG入力端子20に供給されるが、端子部に高抵抗膜が形成されると、端子部においてで電圧降下が生じ、半導体チップ1000の動作に必要な電圧が供給されなくなってしまう。
一方、液晶表示装置は交流駆動されるので、COG出力端子30からは周期的に極性や電圧が変化する信号が供給される。交流駆動する場合は、端子において、容量カップリングが生ずるので、COG出力端子30では、FOG端子10あるいはCOG入力端子20におけるほど深刻な問題にはならない。FOG端子10あるいはCOG入力端子20は、端子の大きさも端子間ピッチもCOG出力端子に比べ大きいが、COG出力端子30をドライエッチングする必要上、FOG端子10もCOG入力端子20もドライエッチングをすることになる。
図3はこの問題を対策するための、本発明における、FOG端子10およびCOG入力端子20の平面図である。(表1)にFOG端子10およびCOG入力端子20の平面図における寸法例を示す。図3における端子間ピッチp1は、2×w11<p1≦2×w12である。
Figure 2016224297
図4は図3の断面図である。図4が従来の端子と大きく異なるところは、端子金属を保護するITOがスルーホールを覆うのではなく、スルーホールの下側、あるいは層間絶縁膜51の下層に形成されていることである。端子金属の構成は図8で説明したのと同様である。図4の構成におけるITO55は、画素における第1電極と同時に形成された第1ITO55である。第1ITO55は画素における第1電極と同時に形成されるので、工数が増加することはない。
図4において、第1ITO55をパターニングした後、層間絶縁膜51であるSiNxで覆い、ドライエッチングによって端子部にスルーホールを形成する。この時は、ドライエッチングに用いるガスは第1ITOと接触するがTiとは接触しないので、Tiとの化合物である高抵抗膜は生成されない。したがって、端子部における電圧降下は防止することが出来る。なお、端子金属はすでに第1ITOによって覆われているので、あらためて、第2ITOによってスルーホールを覆う必要はない。
図4では、端子金属はAl合金53をTiによるベースメタル52およびTiによるキャップメタル54で挟んだ構成であるが、ベースメタル52はドライエッチングのガスと反応することはないので、本発明の構成には必須ではない。
図5はCOG出力端子の平面図である。図5における端子の寸法の例は、(表2)に示すとおりである。表2における端子間ピッチp2は2×w21<p2≦2×w22である。
Figure 2016224297
図6は図5のB−B断面図である。図6の構造は、基本的には、図8と同じであるが、図6においては、高抵抗膜は省略されている。特定の端子金属(例えばTi)で、ドライエッチングにおいて特定のガス(例えばSF6)を用いれば端子金属の表面に高抵抗膜が形成される。しかし、COG出力端子30において、図4に示すような断面構造をとると、異方性導電フィルム等と接触する面積が小さくなって、端子部における抵抗が増大する。
一方、COG出力端子30においては、交流電圧のみが通過するので、仮に、端子に高抵抗膜が形成されても、容量カップリングによって接続するため、FOG端子10あるいはCOG入力端子20におけるような、深刻な問題にならない。したがって、本実施例においては、COG出力端子30については、端子抵抗を大きくしないという観点から図5あるいは図6に示す構成をとっている。
図6は、端子金属はAl合金53をTiによるベースメタル52およびTiによるキャップメタル54で挟んだ構成であるが、ベースメタル52はドライエッチングのガスと反応することはないので、本発明の構成には必須ではない。
このように、本実施例によれば、少なくとも、FOG端子10およびCOG入力端子20において、高抵抗膜が形成されるのを防止することが出来、かつ、COG出力端子30においては、端子抵抗の増加をきたすことが無いので、信頼性の高い液晶表示装置を実現することが出来る。
以上の説明では、端子金属の表面にTiが存在し、SF6を含むドライエッチングのガスによってドライエッチングをした場合に端子金属上に高抵抗膜が形成されるとして説明した。しかし、端子金属がTi以外の場合、あるいは、ドライエッチングのガスがSF6以外のガスを含む場合にも端子金属の表面に高抵抗膜が形成されることがありうる。本発明は、このような場合であっても、FOG端子10とCOG入力端子20に図3、図4に示すような構成を用い、COG出力端子30に図5、図6に示すような構成を用いる組み合わせによって、以上で説明したような効果を得ることが出来る。
図7は実施例2における液晶表示装置の端子部の拡大図である。図7の構成は図2と同様である。しかし、図7においては、半導体チップ1000におけるCOG出力端子30の位置によって、COG出力端子30の構造を変えている。すなわち、図7の半導体チップ1000において、中央付近のAで示す領域においては、COG出力端子31を用い、両側のBで示す領域は図6に示すCOG出力端子30を用いる。COG出力端子31の断面形状は、図4と同様であるが、図4のw11は例えば9μmであり、w12は26μmである。
端子金属の表面に高抵抗膜が形成されない場合は、図6で示す端子の方が、図4で示す端子よりも抵抗は小さくできる。つまり、異方性導電膜等を介して半導体チップのバンプと接続する端子の面積は、COG出力端子30のCOG出力端子31よりも大きいからである。しかし現実には、図6で示す構成では、ドライエッチングを行うと、高抵抗膜が形成されて、端子抵抗が大きくなる。
しかし、COG出力端子では、実施例1で説明したように、電圧や極性が定期的に変化する信号が通過する。したがって、容量カップリングが形成されるので、高抵抗膜が形成されても顕著な電圧降下が生ずることはない。一方、容量カップリングでは、端子部の抵抗に対して端子の面積が大きな影響を持つ。したがって、交流電圧のみが通過する場合は、COG出力端子30のほうがCOG出力端子31よりも端子部の抵抗を小さくすることが出来る。
一方、引き出し線80の長さは、図7における領域Bのほうが、領域Aよりも長い。つまり、引き出し線80の抵抗は、図7における領域Bの方が領域Aよりも高い。そうすると、領域Aと領域Bとで、実際に画素に印加される映像信号等の大きさが異なってくる。これは、画面における輝度むら等になって現れる。
本実施例によれば、COG出力端子31の端子部の抵抗をCOG出力端子30の抵抗よりも大きくしている。映像信号等に対する影響は、端子部の抵抗と引き出し線抵抗の和になる。したがって、本実施例によれば、領域Aと領域Bにおける端子部の抵抗と引き出し線抵抗の合計の差を小さくすることが出来るので、画素における映像信号等の大きさを均一化することが出来、画面の輝度を均一化することが出来る。
図7において、COG出力端子30の最外端子間の距離をw3とした場合、COG出力端子31が形成されている領域Aの幅は例えばw3/2であり、COG出力端子30が形成されている領域Bの各々の幅は、w3/4である。ただし、領域A及領域B幅は、引き出し線80の長さ、あるいはレイアウトの状態によって最適値となるように変えることが出来る。
なお、図7においては、半導体チップ1000の長径の中心が表示領域300の中心と一致している。液晶表示装置によっては、半導体チップ1000の位置が表示領域300の中心からずれて配置される場合もある。このような場合は、接続する引き出し線80が長いCOG出力端子を図5あるいは図6のような構成とし、接続する引き出し線80が短いCOG出力端子を図3あるいは図4のような構成とすればよい。
本実施例においては、COG出力端子30においては、端子金属の保護は第2ITOによって行い、COG出力端子31においては、第1ITOによって行う。第1ITOは画素における第1電極形成時に同時に形成し、第2ITOは画素における第2電極形成時に同時に形成するので、工数が増加することはない。なお、本実施例においても、FOG端子10あるいはCOG入力端子20の形状は、図3あるいは図4とすることが望ましい。
以上のように、本実施例によれば、端子部における直流抵抗の増加を防止することが出来るとともに、極性や電圧が周期的に変化する映像信号線に対して端子部の抵抗と引き出し線の抵抗の和を画面の中央、周辺において、より均一化することが出来るので、画面の輝度むら等を軽減することが出来る。
以上においては、液晶表示装置を例にとって説明した。しかし、本発明は、有機EL表示装置等、COGやFOGによって、半導体チップあるいはフレキシブル配線基板をTFT基板あるいは素子基板(有機EL表示装置における発光素子が形成された基板)に接続するような表示装置であれば、同様に適用することが出来る。また、COG出力端子は、映像信号線に直接接続するのではなく、途中にRGBスイッチ(セレクタ)等を設けることも可能である。また、COG出力端子を走査線に直接接続するのではなく、TFT基板上にTFTを用いて走査線駆動回路を形成し、それら走査線駆動回路に対してクロック等を供給するものであってもよい。その場合、映像信号線に対して映像信号を供給する端子を上述のCOG出力端子構造とし、走査線駆動回路に対してクロックや電源を供給する端子を上述のCOG入力端子と同構造とすることも可能である。また、走査線駆動回路に対してクロックを供給する端子を上述のCOG出力端子と同構造とし、電源を供給する端子を上述のCOG入力端子と同構造とすることも可能である。なお、有機EL表示装置における第1ITOおよび第2ITOは、有機EL発光素子を挟む、カソード電極あるいはアノード電極として用いられるITOを使用することが出来る。
10…FOG端子、 20…COG入力端子 30…COG出力端子、 31…実施例2における中央付近のCOG出力端子、 51…層間絶縁膜、 52…ベースメタル、 53…Al合金、 54…キャップメタル、 55…第1ITO、 56…第2ITO、 57…高抵抗膜、 70…走査線、 71…映像信号線、 72…画素、 80…引き出し線、 90…接続線、 100…TFT基板、 150…端子領域、 160…シール材、 200…対向基板、 300…表示領域

Claims (16)

  1. 表示領域と端子領域とを有する表示装置であって、
    前記端子領域には、フレキシブル配線基板と接続する外部端子と半導体チップと接続する入力端子と出力端子が形成され、
    前記外部端子は前記入力端子と接続し、
    前記出力端子は、前記表示領域の配線から延在する引き出し線と接続し、
    前記外部端子および前記入力端子は、第1の端子金属の上に第1の透明導電膜が形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第1のスルーホールが形成されて前記絶縁膜から前記第1の透明導電膜が露出する構成であり、
    前記出力端子は、第2の端子金属の上に前記絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第2のスルーホールが形成されて、前記第2のスルーホールと前記第2の端子金属を覆って第2の透明導電膜が形成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の端子金属および前記第2の端子金属は表面がチタンを有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の端子金属および前記第2の端子金属はアルミニウム合金の上にチタンを有する金属によるキャップメタルが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記絶縁膜は窒化シリコンであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記第1のスルーホールおよび前記第2のスルーホールはドライエッチングで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記ドライエッチングは、6フッ化硫黄ガスを含むものであることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第1の透明導電膜は表示領域における画素に形成された第1の電極と同時に形成され、前記第2の透明導電膜は表示領域における画素に形成された第2の電極と同時に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 表示領域と端子領域を有する表示装置であって、
    前記端子領域には、外部配線と接続する外部端子と半導体チップと接続する入力端子と出力端子が形成され、
    前記外部端子は前記入力端子と接続し、
    前記出力端子は、前記表示領域の配線から延在する引き出し線と接続し、
    前記引き出し線には、第1の引き出し線と前記第1の引き出し線よりも短い第2の引き出し線とが存在し、
    前記第2の引き出し線と接続する出力端子は、第1の端子金属の上に第1の透明導電膜が形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第1のスルーホールが形成される構成であり、
    前記第1引き出し線と接続する出力端子は、第2の端子金属の上に前記絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第2のスルーホールが形成され、前記第2のスルーホールと前記第2の端子金属を覆って第2の透明導電膜が形成されていることを特徴とする表示装置。
  9. 前記第1の端子金属および前記第2の端子金属は表面がチタンを有していることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記第1の端子金属および前記第2の端子金属はアルミニウム合金の上にチタンを有する金属からなるキャップメタルが形成されていることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  11. 前記絶縁膜は窒化シリコンであることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  12. 前記第1のスルーホールおよび前記第2のスルーホールはドライエッチングで形成されていることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  13. 前記ドライエッチングは、六フッ化硫黄ガスを含むものであることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第1の透明導電膜は表示領域における画素に形成された第1の電極と同時に形成され、前記第2の透明導電膜は表示領域における画素に形成された第2の電極と同時に形成されたものであることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  15. 前記外部端子および前記入力端子は、第3の端子金属の上に第1の透明導電膜が形成され、その上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜に第3のスルーホールが形成されて前記第1の透明導電膜が露出する構成であることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  16. 前記表示領域は液晶表示装置であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の表示装置。
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