JP2016223207A - Sc杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】巨大地震にも対応できるように座屈を防止しつつ、外殻鋼管の座屈によりコンクリートの外殻鋼管からの剥離、圧壊が発生したとしても、コンクリート片の杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内への移動を防ぎ、それによって杭の急激な耐力低下による杭の急激な折れ曲がりを起こさないようにしたSC杭を提供する。【解決手段】SC杭1の杭中空部7に隙間をあけて円筒状補強部材としての鋼管5(内殻鋼管)が設置され、該隙間にはセメント系充填材6が充填され、SC杭1と鋼管5とがセメント系充填材6により接合され一体化している。セメント系充填材6が充填された隙間(充填層)の端部には、セメント系充填材6の漏れを防ぐための栓(漏れ防止治具)8が備わっている。【選択図】 図3

Description

本発明は、巨大地震等により外殻鋼管が座屈しても圧壊により前記外殻鋼管から剥離した外殻鋼管内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動せず、変形性能(曲げ荷重による杭の変形性、せん断荷重による杭の変形性)が向上したSC杭に関する。
SC杭は、外殻鋼管内に高強度コンクリートや膨張コンクリートによる円筒層(コンクリート層)を形成してなるものであり、大きな曲げ荷重やせん断荷重が生じてもコンクリートが外殻鋼管の局部座屈を防止するとともに、コンクリートは外殻鋼管により拘束されて大きな靱性を発揮し小径でも大きな耐力を持つことから、概して、杭基礎における上杭として使用されてきている。
しかし、東日本大震災のような巨大地震により高軸力下での繰り返し曲げ荷重やせん断荷重を受けた場合は、SC杭が最大荷重に達した時に外殻鋼管が座屈し、それによって圧縮側のコンクリート層の一部が外殻鋼管から剥離して外殻鋼管との間に隙間を作るとともに、内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動して杭の耐力が急激に減少し、杭が急激に折れ曲がって軸力が保持できなくなる恐れがある。
しかし、これまでは、このような問題に直面したことがなかったため、SC杭における耐力の急激な減少による杭の変形については十分に検討されてきていないが、幾つかの特許が公開されている。
例えば、特許文献1には、鋼管の内面に突条を設けることにより、コンクリートにひび割れが発生してもその拡大が抑制される高弾性SC杭が記載されている。また、特許文献2には、鋼管の内部に膨脹剤を混入した高強度コンクリートをライニングしたSC杭において、該杭の中空内部に膨脹性コンクリート等のコンクリートを中詰めしてなる高靱性SC杭が記載されている。
特開昭61−207716号公報 実開平3−76031号公報
しかし、東日本大震災のような巨大地震が発生した場合には、特許文献1のように鋼管の内面に突条を設けただけでは鋼管の座屈を防ぐことができず、コンクリート層におけるひび割れの拡大や剥離の進行を遅らせることができても、最終的にはコンクリート層の一部が外殻鋼管から剥離して外殻鋼管との間に隙間を作るとともに、内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動して杭の耐力が急激に減少し、杭が急激に折れ曲がって軸力が保持できなくなる恐れがある。
また、特許文献2のように、中空部をコンクリートで中詰めしてしまえば、コンクリート層の一部が外殻鋼管から剥離することにより内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動することは防げるが、施工前に杭中空部に中詰めコンクリートを打設し、杭中空部のないSC杭にすると、杭中空部に土砂が通過しないために杭の挿入が困難になる、施工後に中詰めコンクリートを打設するためには中空部に充填されている土砂や杭周固定液を除去する必要がある、深い深度になると土砂や杭周固定液の除去は困難になるといった問題が生じるので好ましくない。
本願発明は、上述のような課題を踏まえつつSC杭の耐力向上を図ったものであり、巨大地震にも対応できるように座屈を防止しつつ、外殻鋼管の座屈によりコンクリートの外殻鋼管からの剥離が発生したとしても圧壊した内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内へ移動するのを防ぎ、それによって杭の急激な耐力低下による杭の急激な折れ曲がりを起こさないようにしたSC杭を提供することを目的とする。
本願発明は、「外殻鋼管の内側にコンクリート層を設けてなるSC杭であって、前記コンクリート層の内側には、前記SC杭の全長の1/4以上の長さを有する円筒状補強部材が前記コンクリート層に対して隙間をあけて設けられており、前記隙間には前記コンクリートの強度より低強度のセメント系充填材が充填されて前記SC杭と前記円筒状補強部材とが一体化されていることを特徴とするSC杭」である。
本願発明が対象とするSC杭は、従来から杭基礎施工に用いられているものであれば特に限定されない。外殻鋼管の内側に設けられるコンクリート層は、無筋のものでも軸方向鉄筋などが配筋された鉄筋コンクリートからなるものでもよい。
コンクリートは、普通コンクリートの他、高強度コンクリート、膨張コンクリート、ポリマー混入コンクリート、繊維補強コンクリートなどを使用することができる。また、外殻鋼管とコンクリート層との付着を良くするため、外殻鋼管の内面に突起を設けるなどして外殻鋼管の内面を凹凸状にしておくことは好ましい。
このようなSC杭における前記コンクリート層の内側には、SC杭の全長の1/4以上の長さを有する円筒状補強部材が前記コンクリート層に対して隙間をあけて内設される。
円筒状補強部材は、外殻鋼管が座屈した際の前記コンクリート層からのコンクリート片の杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内への移動を防止できるものであれば特に限定されないが、杭の座屈防止にも対応できる材質や構造のものが好ましい。例えば、鋼管等の金属管、SC杭状体、樹脂管、FRP管、セラミック管、超高強度コンクリート管、超高強度モルタル管などである。
この円筒状補強部材の全長はSC杭の全長の1/4以上である。1/4以上とするのは、どの箇所で座屈が起こるかを完全に予測できないので、1/4未満ではコンクリートの移動を防げなくなる虞があるとともに補強効果も十分でなくなるからである。
前記隙間には前記コンクリート層のコンクリートの強度より低強度のセメント系充填材が充填されて前記SC杭と前記円筒状補強部材とが一体化される。低強度とするのは、充填材はSC杭の外殻鋼管と円筒状補強部材との間に挟まれて硬化・拘束されるため、前記コンクリート層のコンクリートほど高い強度にする必要がないからである。
セメント系充填材は、前記コンクリートの強度より低強度のものであるが、0.5N/mm以上の圧縮強度で良好な充填性能を発揮するものが好ましい。例えば、普通セメントと水とからなる材料分離が少なく、ポンプ圧送性、充填性のよいグラウト材である。必要に応じて、ブリーディングを抑制するための化学混和剤、膨張材、膨潤性の高いベントナイト、高炉スラブ微粉末、分散剤、収縮低減剤などを用いることもできる。
前記隙間はSC杭の大きさによって異なりSC杭の外径が大きいほど隙間も大きくなるが、通常の杭基礎施工に用いられる外径が300〜1200mmのSC杭の場合、前記隙間は20〜200mmであるのが好ましい。20mm未満では、杭中空部の径にバラツキが生じるため、杭中空部に円筒状補強部材を設置するのが困難となる虞がある。また、200mmを超えるとンクリートによる拘束力が低下する。
前記円筒状補強部材として薄肉鋼管を用いることは好ましい。本願発明では、前述の通り、杭の補強もさることながら、前記圧壊・剥離により生じたコンクリート片の杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内への移動を防ぐことが第1の目的であるので薄肉のものでよい。鋼管は汎用的であり他の金属管に比べて価格も安いので使い易い。肉厚は2〜30mmが好ましい。2mm未満では運搬や設置中に損傷し易く補強効果も十分ではない。30mmを超えると補強効果は高くなるが作業性やコストの面で問題が生じやすくなるとともに、本願発明の主目的に対して好適なものにはならない。
前記円筒状補強部材による補強効果を高めたい場合は、前記薄肉鋼管のような鋼管(内殻鋼管)の内側に更にコンクリート層もしくは高強度モルタル層を設けたSC杭状体にし、SC杭を二重のSC杭からなるものにしてもよい。内殻鋼管の内側に更にコンクリート層もしくは高強度モルタル層を設けることによって、鋼管杭よりSC杭状体の断面積が大きいため、剛性が高くなることにより補強効果が高まり、外側のSC杭における外殻鋼管の座屈を防止し易くなる。
前記SC杭状体にコンクリート層を設ける場合、コンクリートは圧縮強度80N/mm以上の高強度コンクリートが好ましく、高強度モルタル層を設ける場合は圧縮強度105N/mm以上の高強度モルタルが好ましい。
前記SC杭状体における鋼管(内殻鋼管)の肉厚は4.5〜30mmが好ましい。この範囲は一般的に製造されている鋼管の肉厚の範囲であるため、鋼管が入手しやすい。
また、コンクリート層もしくは高強度モルタル層の層厚は、前記SC杭状体の外側に設けられるSC杭のコンクリート層の層厚の30〜120%であるのが好ましい。30%未満ではコンクリート層もしくは高強度モルタル層による補強効果が得難くなる。120%を超えるとSC杭の杭径によっては、十分な杭中空部が得難くなる。SC杭における杭中空部は杭建込時での土砂の排出を助け、杭が挿入しやすくなるといった観点から必要であり、該杭中空部は直径100mm以上あるのが好ましい。
前記円筒状補強部材の少なくとも一端に、前記隙間に充填された前記セメント系充填材の該隙間からの漏れを防ぐ漏れ防止治具を設けておくのは好ましい。前記漏れを防止できれば漏れ防止治具の形状、寸法、材質等は特に限定されない。例えば、鉄板、ゴム、発砲スチロール、モルタルなどによる栓といったものである。セメント系充填材の隙間への充填を、SC杭を縦にして行う場合は下方の一端に漏れ防止治具を設けておけばよいが、横にして行う場合は両端に設けておく必要がある。
本願発明によれば、従来のSC杭に比べて座屈し難く、外殻鋼管の座屈によりコンクリートの外殻鋼管からの剥離が発生したとしてもコンクリートの圧壊により生じたコンクリート片の杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内への移動(杭の中心方向へ向かっての移動)を防ぎ、それによって杭の急激な耐力低下による杭の急激な折れ曲がりを起こさない、杭の変形性能を向上させた(最大荷重を超えて、変位がすすんでも、荷重が急激に低下しない)SC杭が得られる。
SC杭が曲げ応力やせん断応力を受けた場合、外殻鋼管が座屈し膨らむことにより内側のコンクリート層のコンクリートが外殻鋼管から剥離して外殻鋼管との間に隙間を形成し、圧壊した内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動する様子を描いた模式図である。 SC杭にかかる曲げ荷重やせん断荷重(耐力)とSC杭の変形量との関係を示すイメージ図である。 円筒状補強部材として鋼管を用いた本願発明のSC杭の例である。(a)は(b)に示すAの位置での横断面図、(b)は一部の正面図を示す。 SC杭の杭中空部に内設する鋼管(内殻鋼管;円筒状補強部材)の設置パターンを示す図である。(a)は内殻鋼管をSC杭の全長に渡って設置した例、(b)は内殻鋼管をSC杭の一端側に偏って設置したパターン、(c)は内殻鋼管をSC杭の両端を少しあけて設置したパターン、(d)は内殻鋼管をSC杭の中間部のみに少し短い長さで設置したパターンである。 円筒状補強部材としてSC杭状体を用いた本願発明のSC杭の例である。(a)は(b)に示すBの位置での横断面図、(b)は一部の正面図を示す。 円筒状補強部材として鋼管(内殻鋼管)を用い、これをSC杭の全長に渡って設けたSC杭の製造方法の一例を示す図であり、(a−1)〜(a−4)はSC杭を横方向に設置して製造する場合である。(a−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(a−2)は鋼管(内殻鋼管)の挿入が完了し隙間の一端に栓(漏れ防止治具)を設置する工程を示す図、(a−3)は隙間にセメント系充填材を充填する工程を示す図、(a−4)はセメント系充填材の隙間への充填が完了し本願発明のSC杭が完成した図である。(b−1)と(b−2)は、SC杭を縦方向に設置して製造する場合である。(b−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(b−2)は隙間にセメント系充填材を充填する工程を示す図である。 円筒状補強部材として鋼管(内殻鋼管)を用い、これをSC杭の一部の区間に設けたSC杭の製造方法の一例を示す図であり、(a−1)〜(a−3)はSC杭を横方向に設置して製造する場合である。(a−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(a−2)は鋼管の位置決めが完了した状態を示す図、(a−3)はセメント系充填材の隙間への充填が完了し本願発明のSC杭が完成した図である。(b−1)と(b−2)は、SC杭を縦方向に設置して製造する場合である。(b−1)は鋼管の位置決めが完了した状態を示す図、(b−2)は隙間へのセメント系充填材の充填が完了した状態を示す図である。
以下、本願発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本願発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、SC杭が曲げ応力やせん断応力を受けた場合、外殻鋼管が座屈し膨らむことにより内側のコンクリート層のコンクリートが外殻鋼管から剥離して外殻鋼管との間に隙間を形成し、圧壊した内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動する様子を描いた模式図である。
図に示すように、外殻鋼管が座屈し膨らんだ箇所のコンクリート層(斜線の部分)は圧壊し外殻鋼管から剥離することにより外殻鋼管との間に隙間が生じ、内側のコンクリートは杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動する。すると、急激に杭の耐力が低下して杭は急激に折れ曲がる。
SC杭は外殻鋼管とコンクリート層からなるため、通常のコンクリート既製杭より耐力があるが、巨大地震等により巨大な曲げ応力やせん断応力を受けた場合はSC杭でもこのような座屈が想定される。
外殻鋼管の座屈やそれによるコンクリートのひび割れや外殻鋼管からの剥離は完全に防げないまでも、図のような圧壊したコンクリートの杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内への移動(杭の中心方向へ向かっての移動)を防止できれば、全体的な杭耐力の低下防止といった効果が生ずる。本願発明の主たる目的は、図のようなコンクリートの移動(離脱)を防止することである。
図2は、SC杭にかかる曲げ荷重やせん断荷重(耐力)とSC杭の変形量との関係を示すイメージ図である。従来のSC杭では、曲げ荷重、せん断荷重が最大荷重に達した時に外殻鋼管が座屈し、それによって圧縮側のコンクリートが圧壊して内側のコンクリートが杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動(離脱)する。そうすると、図の実線に示すように、杭の耐力が急激に低下して軸力が保持できなくなるため杭は急激に折れ曲がる。
本願発明のSC杭では、前記座屈やコンクリートの剥離を完全に防止できなかったとしてもコンクリート片の杭中空部への剥落は完全に防止できるので、図の破線に示すように、杭の耐力を緩やかに低下させることができ、それによって杭の急激な折れ曲がりを防ぐことができる。したがって、杭が破損しても、杭の鉛直支持力は低下せず傾斜しないといった効果が生ずる。
本願発明で言う「変形性能」とは、変形に伴う荷重保持能力であり、「変形性能の向上」とは、急激に折れ曲がることなく、荷重が急激に低下せずゆっくりと大きく変形する(最大荷重を超えて、変位が進行してでも、荷重が急激に低下しない)能力である。
図3は、円筒状補強部材として鋼管を用いた本願発明のSC杭の例である。(a)は(b)に示すAの位置での横断面図、(b)は一部の正面図を示す。
SC杭1は、肉厚6mmの外殻鋼管2の内側に層厚84mmの高強度コンクリートからなる無筋コンクリート層3を形成してなるものであり、端部には端板4が設けられている。SC杭1の外径は600mmである。
このSC杭1の杭中空部7に隙間をあけて円筒状補強部材としての鋼管5(内殻鋼管)が設置され、該隙間にはセメント系充填材6が充填され、SC1と鋼管5とがセメント系充填材6により接合され一体化している。セメント系充填材6が充填された隙間(充填層)の端部には、セメント系充填材6の漏れを防ぐための栓(漏れ防止治具)8が備わっている。
上記外径600mmのSC杭1の場合、隙間(セメント系充填材6による充填材層の層厚)は20〜200mmとするのが好ましい。20mm未満では杭が設置しにくく、充填材の充填性が悪くなる。また、200mmを超えるとコンクリートによる拘束力が低下する。
前記隙間はSC杭1の外径によって範囲が異なり、外径が大きいSC杭ほど隙間の範囲も大きくなる。例えば、外径300〜500mmSC杭では隙間は20〜150mmとし外径600〜1200mmのSC杭では隙間は20〜200mmとするのが好ましい。
セメント系充填材6は、SC杭1で使われるコンクリートより低強度のもので前記隙間への充填性が良いものであれば特に限定されない。低強度でも良いとするのは、充填材が、SC杭のコンクリートと鋼管の間に充填材が挟まれるため、コンクリート層のコンクリートほど高い強度が必要ないからである。
具体的なものとしては、例えば、普通ポルトランドセメントを用いたW/C=60%のセメントミルク、W/C=150%のセメントミルクであり、必要に応じてブリーディングを抑制するための化学混和材、膨張材、ベントナイトなどを添加する。
SC杭1の杭中空部7に内設する鋼管5は、肉厚2〜30mmの薄肉鋼管である。鋼管5の外径は、図に示すように、SC杭1と鋼管5とセメント系充填材6による充填材層とが一体化できるような寸法のものが選択される。鋼管5の外面にセメント系充填材6との付着が良くなるように突起を設けるなど該外面を凹凸状にしておくことは好ましい(図示省略)。
図4は、SC杭の杭中空部に内設する鋼管(内殻鋼管;円筒状補強部材)の設置パターンを示す図である。(a)は内殻鋼管をSC杭の全長に渡って設置した例、(b)は内殻鋼管をSC杭の一端側に偏って設置したパターン、(c)は内殻鋼管をSC杭の両端を少しあけて設置したパターン、(d)は内殻鋼管をSC杭の中間部のみに少し短い長さで設置したパターンである。
(a)に示すように、SC杭1の杭中空部7に内設する円筒状補強部材としての鋼管5は、通常、SC杭1の全長に渡って設置される。このようにしておけば、高い補強効果が得られるとともに、SC杭1のどの箇所で座屈が起きても圧壊により生じたコンクリート片の杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部への移動を防ぐことができ、変形性能を向上させたSC杭1が得られる。
しかし、(a)のような設置パターンは設置に労力を要するとともにコスト高になる。本願発明の目的に照らせば、鋼管5を必ずしもSC杭1の全長に渡って設置する必要はなく、(b)〜(d)に示すように、偏在させて設置することができる。鋼管5の設置は、主たる目的が外殻鋼管2の座屈により発生したコンクリート片の杭中空部7(施工時には杭周固定液や掘削土砂で満たされている)への移動防止であるから、座屈が発生し易い箇所(圧壊したコンクリートによるコンクリート片が杭の中心方向に向かって移動し易い箇所)付近にのみ行っておけばよい。
但し、鋼管5の長さはSC杭1の全長の1/4以上とする。1/4未満では、SC杭1のどの箇所で座屈が起こるかを完全に予測できないので、前記移動を防げなくなる虞がるとともに補強効果も十分ではなくなる。
(a)〜(d)のどの設置パターンにするか、鋼管5の外径や長さをどのくらいにするかなどは、杭に作用する外力、地盤、杭仕様により設計して決められる。
(a)の設置パターンは軟弱な地盤層厚が続く場合に、(b)の設置パターンは地盤が比較的良好な場合に、(c)の設置パターンは杭頭の接合方法が、杭頭半剛接合で、地中部に大きな曲げモーメントが作用し、地震によって生じる地中部の変位を考慮する場合に、(d)の設置パターンは杭中間部に作用する範囲が(c)より狭い場合に用いることができる。
図に示すように、セメント系充填材6が充填された隙間(充填層)の少なくとも一端には、セメント系充填材6の横からの漏れを防ぐための栓(漏れ防止治具)8が備わっている。
漏れ防止治具8は栓に限らず、鉄板を杭に溶接するといった板形状のものを用いることができる。また、位置決め用治具9は、鉄筋、PC鋼材など鉄製の棒、平板のものからなり、中のSC杭の端板に取り付け、他方を外側のSC杭に接続するようにして使われる。また、(a)〜(d)に示す設置パターンでの鋼管5の各固定は、SC杭の無筋コンクリート層3と鋼管5の間のセメント系充填材6の付着力により為される。
図5は、円筒状補強部材としてSC杭状体を用いた本願発明のSC杭の例である。(a)は(b)に示すBの位置での横断面図、(b)は一部の正面図を示す。
SC杭1において前記座屈に対して高耐久性の杭が必要な場合は、前記図3に示すSC杭1の鋼管5に替えて、鋼管5の内側にコンクリート10からなるコンクリート層を形成してなるSC杭状体11を内設したものを用いることができる。このSC杭1を用いる場合は、例えば、前記鋼管を用いた場合よりSC杭の耐力を大きくしたい場合である。コンクリート10はコンクリートに替えて高強度モルタルにすることもできる。
SC杭状体とは、SC杭と同様、鋼管の内側にコンクリート層を一体的に設けてなる構造をしているが、単独で杭としては用いない部材を言う。SC杭状体11については、前述の通りである。
ここで用いる鋼管5(内殻鋼管;円筒状補強部材)は、セメント系充填材6及び/又はコンクリート10との付着を良くするために、外面及び/又は内面に突起を設けるなどして表面を凹凸状のものにすることができる。このようにすれば、一体化をより強固なものにすることができる。
SC杭1をSC杭にSC杭状体11を内設した二重SC杭構造のものにすれば、座屈し難い高耐力のものとなる。万が一、座屈が発生したとしても、杭周固定液や掘削土砂で満たされた杭中空部内に移動するコンクリート片はコンクリート10からのものでありコンクリート3からのものは移動し難いので、急激な耐力低下による杭の急激な折れ曲がりを防ぐことができ、変形性能が向上した(図2での破線のカーブを描く)ものとなる。
本願発明の円筒状補強部材としてSC杭状体11を使用する場合も、図4に示す(a)〜(d)のいずれかの設置パターンに準じて使用することができる。図4に記載した鋼管5をSC杭状体11に置き換えて設置すればよい。SC杭状体の11のSC杭1への固定は、SC杭の無筋コンクリート層3とSC杭状体11における鋼管(内殻鋼管)との間のセメント系充填材6の付着力によってなされる。
次に円筒状補強部材として鋼管5、SC杭状体11を用いたSC杭1の各製造方法の概要を示す。
図6は、円筒状補強部材として鋼管(内殻鋼管)を用い、これをSC杭の全長に渡って設けたSC杭の製造方法の一例を示す図であり、(a−1)〜(a−4)はSC杭を横方向に設置して製造する場合である。(a−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(a−2)は鋼管(内殻鋼管)の挿入が完了し隙間の一端に栓(漏れ防止治具)を設置する工程を示す図、(a−3)は隙間にセメント系充填材を充填する工程を示す図、(a−4)はセメント系充填材の隙間への充填が完了し本願発明のSC杭が完成した図である。(b−1)と(b−2)は、SC杭を縦方向に設置して製造する場合である。
(b−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(b−2)は隙間にセメント系充填材を充填する工程を示す図である。
(a−1)に示すように、予め製造された従来のSC杭1の杭中空部7に円筒状補強部材としての鋼管5を挿入し、無筋コンクリート層3と鋼管5の間にスペーサを入れる。SC杭の端板4に中に入れる鋼管5を溶接し隙間12が一定の間隔になるようにして固定する(固定した状態の図は省略)。鋼管5の外径は、SC杭1の内面との間に20〜200mmの隙間12ができる大きさである。鋼管5の挿入は、例えば、鋼管をワイヤーで吊り上げ押し込むなどにより行う。
(a−2)に示すように、セメント系充填材の投入口と反対側の隙間12の端部に充填したセメント系充填材が漏れないように栓(漏れ防止治具)8を設置する。栓(漏れ防止治具)8は、ゴム栓、発砲スチロール、モルタルなどである。
(a−3)に示すように、セメント系充填材6を充填し易いようにSC杭1の投入口側を受け台13に載せ、隙間12にセメント系充填材6を充填する。
充填は、杭頭側から行う。されに良好な充填(均一、気泡等による空隙が少ないなど)が行えるように、杭先端に注入口を設け、充填材を杭先端側から杭頭側に向かって、押し上げるように充填するのが好ましい。
(a−4)に示すように、セメント系充填材6の隙間12への充填完了後、セメント系充填材6挿入口にも栓(漏れ防止治具)8を設置し、セメント系充填材6が硬化するまで養生する。
養生は屋外養生でよいが、寒冷地や冬場など平均気温が4℃を下回る場合は、必要に応じて、加熱養生を行う。栓(漏れ防止治具)8はセメント系充填材6の硬化後に取り外してもよいが、そのまま残しておいてもよい。
製造場所に広いスペースがない場合は、(b−1)と(b−2)に示すように、SC杭1を立てて製造しても良い。この方が鋼管5を一定の隙間12を保ちつつ固定し易く、また、セメント充填材6の隙間12への充填もし易くなるなどのメリットもある。
(b−1)に示すように、栓(漏れ防止治具)8の設置は、SC1の一端側の端板4を杭中空部7側に少しはみ出るように大きく設け、はみ出た箇所に図のような形で行っても良い。また、SC1の一端側の端板4の外側に、(b−1)と同様、杭中空部7側に少しはみ出る形で漏れ防止用板を取付け、その杭中空部側に栓(漏れ防止治具)8を設置しても良い(図示省略)。この場合は、漏れ防止治具は栓8と漏れ防止用板の2つの部材からなる。このように、漏れ防止治具は単なる栓のように1つの部材によるものだけでなく2つ以上の部材からなるものでもよい。
上記例では、円筒状補強部材として鋼管を用いたが、鋼管5に替えて前述のSC杭状体11を用いて製造することもできる。SC杭状体11は、予め従来のSC杭1と同様にして製造しておき、必要に応じて、上記鋼管5に替えて用いる。
図7は、円筒状補強部材として鋼管(内殻鋼管)を用い、これをSC杭の一部の区間に設けたSC杭の製造方法の一例を示す図であり、(a−1)〜(a−3)はSC杭を横方向に設置して製造する場合である。(a−1)はSC杭の杭中空部に鋼管(内殻鋼管)を挿入する工程を示す図、(a−2)は鋼管の位置決めが完了した状態を示す図、(a−3)はセメント系充填材の隙間への充填が完了し本願発明のSC杭が完成した図である。(b−1)と(b−2)は、SC杭を縦方向に設置して製造する場合である。
(b−1)は鋼管の位置決めが完了した状態を示す図、(b−2)は隙間へのセメント系充填材の充填が完了した状態を示す図である。
(a−1)に示すように、予め製造された従来のSC杭1の杭中空部7に円筒状補強部材としての鋼管5を挿入する。その際、図に示すように、挿入側の反対側には栓(漏れ防止用治具)8を設置しておく。この例では、栓(漏れ防止用治具)8が動かないように漏れ防止補助部材14に仮止めされている。漏れ防止補助部材14はSC杭1の内径より小さい円盤に鋼管5の位置を決めるための短鋼管が設置されているものである。
鋼管5には、鋼管5が所定の位置に設置できるように位置決め用治具9が取り付けられている。取付は固定であっても着脱自在であってもよい。位置決め用治具9は鉄筋とPC鋼材と平板からなるものであり、鋼管5に溶接で取り付けられた後、SC杭1の端板4に鉄筋15を介し固定される。
(a−2)に示すように、片側の端板4には、位置決め用治具9を引っ掛けるための鉄筋15が設けられており、鋼管5の挿入後に位置決め用治具9を鉄筋15に引っ掛けるとともに漏れ防止補助部材14を杭中空部7に向かって押し込み仮止めすることにより、鋼管5が所定の位置(この例ではSC杭の中間部)に固定される。
(a−3)に示すように、鋼管5を設置したSC杭1の片側を受け台13に載せてSC杭を斜めにし、隙間12にセメント系充填材6を充填して栓(漏れ防止用治具)8で投入口を塞ぐとともに漏れ防止補助部材14を撤去し、セメント系充填材6が硬化するまで養生することにより本願発明のSC杭1を得る。その後、位置決め用治具9や鉄筋15は取り除いても良いが、杭施工の障害にならなければ残しておくのが好ましい。
製造場所に広いスペースがない場合は、(b−1)と(b−2)に示すように、SC杭1を立てて製造しても良い。この方が鋼管5を一定の隙間12を保ちつつ固定し易く、また、セメント充填材6の隙間12への充填もし易くなるなどのメリットもある。
以上述べたように、本願発明のSC杭は、従来のSC杭に比べ、杭の耐力(曲げ性能、せん断性能、鉛直保持性能など)向上、急激な折れ曲がりを起こさず最大荷重を超えて変位がすすんでも、荷重が急激に低下しないといった変形性能の向上を図ったものであるからして、今後発生が想定される巨大地震への対応が期待できる。
1…SC杭、2…外殻鋼管、3…無筋コンクリート層、4…端板、5…鋼管(内殻鋼管)、6…セメント系充填材、7…杭中空部、8…栓(漏れ防止治具)、9…位置決め用治具、
10…コンクリート(内側コンクリート)、11…SC杭状体、12…隙間、13…受け台、
14…漏れ防止補助部材、15…鉄筋

Claims (6)

  1. 外殻鋼管の内側にコンクリート層を設けてなるSC杭であって、前記コンクリート層の内側には、前記SC杭の全長の1/4以上の長さを有する円筒状補強部材が前記コンクリート層に対して隙間をあけて設けられており、前記隙間には前記コンクリートの強度より低強度のセメント系充填材が充填されて前記SC杭と前記円筒状補強部材とが一体化されていることを特徴とするSC杭。
  2. 前記隙間は、20〜200mmであることを特徴とする請求項1に記載のSC杭。
  3. 前記円筒状補強部材が、肉厚2〜30mmの薄肉鋼管であることを特徴とする請求項1又は2に記載のSC杭。
  4. 前記円筒状補強部材が、鋼管の内側にコンクリート層もしくは高強度モルタル層を設けてなるSC杭状体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のSC杭。
  5. 前記SC杭状体における鋼管の肉厚は4.5〜30mmであり、コンクリート層もしくは高強度モルタル層の層厚は、前記SC杭状体の外側に設けられるSC杭のコンクリート層の層厚の30%〜120%であることを特徴とする請求項4に記載のSC杭。
  6. 前記円筒状補強部材の少なくとも一端に、前記隙間に充填された前記セメント系充填材の該隙間からの漏れを防ぐ漏れ防止治具が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のSC杭。
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