JP2016223178A - ドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置 - Google Patents

ドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
隣接する支柱間にドアを設けてなる間仕切パネルにおいて、ドア枠の高さ調整と荷重を受けるために設けるアジャスター支持部材を、ドア枠の空間部内に、スポット溶接することなく、簡単且つ強固に着脱可能に取付けることが可能なドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置を提供する。
【解決手段】
ドア枠54は、同一断面形状を有する長尺部材で、一側に戸当り部55を有し、他側に両側壁部56で囲まれた側方開放の空間部57を有し、両側壁部の端縁部に空間部に沿って断面略コ字形の折返し縁70を形成するとともに、両折返し縁に切欠凹部80を形成してあり、アジャスター支持部材59は、側面視略コ字形を有し、ドア枠の戸当り部の内面側に当接した状態で、下部両側に突設した係止突片77を折返し縁の切欠凹部に係止するとともに、上部両側に突設した突起79を折返し縁に係止してなる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、ドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置に係わり、更に詳しくは間仕切パネルの支柱間にドアを設けるためのドア枠にアジャスター支持部材を取付ける取付装置に関するものである。
従来から天井に取付けた天レールと床面に敷設した地レールとの間に所定間隔で支柱を立設し、両支柱に適宜な係止手段にて表裏両面にパネル板を係止して装着した間仕切パネルは各種提供されている。具体的には、前記支柱は下端に設けたアジャスターを上向き開放の断面略コ字形の前記地レール内に載支するとともに、該支柱の上端に設けた天固定金具を下方開放した断面略コ字形の前記天レールの内部で天井にネジ止め固定し、隣接する支柱間には下部に前記アジャスターを利用してパネル受け部材を架設するとともに、上下中間位置に単数又は複数の横桟を横設して隣接する支柱の間隔を一定に保持している。そして、特定の位置の隣接する支柱を利用してドア枠を取付け、ドア枠にドアを開閉可能に設ける。
従来のスチール製のドア枠は、一側に開放した中空部材であり、空間部に下端にアジャスターを装着した支柱の一部を取り込んで、一定の空間を保持しながら、ドア枠の通路開口側から支柱にネジ止めしている。ここで、従来は、ドア枠の内部にハット曲げ加工した金属部品を上下に複数個スポット溶接して固定し、支柱の側面をハット型金属部品の台座面に当接した状態でドア枠と支柱をネジ止めしていた。しかし、ハット型金属部品をドア枠の内部にスポット溶接すると、工数が多くなり、またドア枠の通路開口側、即ち仕上げ面にスポット痕が出るので意匠性も悪くなる。
特許文献1には、ドア枠を構成する側枠を間仕切パネルの縦枠に連結する手段として、側枠と縦枠の対向面にそれぞれブロック状の連結金具をネジ止めし、両連結金具を上下方向から係合させることによって、互いに離れる方向に規制するとともに、上端間に渡した連結バーを連結することによって、上下方向の変位を規制し、連結状態を維持する連結構造が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の構造は、ドア枠を構成する側枠の下端部に、間仕切パネルの縦枠に設けるアジャスターとは異なる構造のアジャスターを内蔵したものであり、側枠の荷重は内蔵したアジャスターで受けることができるものの、部品点数が増えて、また構造的に複雑になるのでコスト高となる。この場合もアジャスターの支持部材をドア枠の下部にスポット溶接によって固定するので、前記同様にスポット痕が仕上げ面に現われることになる。
特許第3231189号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、隣接する支柱間にドアを設けてなる間仕切パネルにおいて、ドア枠の高さ調整と荷重を受けるために設けるアジャスター支持部材を、ドア枠の空間部内に、スポット溶接することなく、簡単且つ強固に着脱可能に取付けることが可能なドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、同一断面形状を有する長尺部材からなり、一側に戸当り部を有するとともに、他側に両側壁部で囲まれた側方開放の空間部を有するドア枠に、アジャスター支持部材を着脱可能に取付けてなるドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置であって、前記ドア枠は、両側壁部の端縁部に前記空間部に沿って断面略コ字形の折返し縁を形成するとともに、両折返し縁に切欠凹部を形成してあり、前記アジャスター支持部材は、側面視略コ字形を有し、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接した状態で、下部両側に突設した係止突片を前記折返し縁の切欠凹部に係止するとともに、上部両側に突設した突起を前記折返し縁に係止してなることを特徴とするドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置を構成した(請求項1)。
具体的には、前記アジャスター支持部材は、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接する基板と底板及び天面板とからなる側面視略コ字形を有し、前記底板の遊端側の両端部に前記係止突片を形成するとともに、該天面板の遊端側の両端部に前記突起を形成してなることが好ましい(請求項2)。
更に、前記アジャスター支持部材は、前記天面板と基板にかけて中央部にスリットを形成するとともに、前記天面板の遊端であって前記スリットを挟んで両側にプライヤーの挟持部を設けて、前記突起を形成した部分を内外弾性変形可能としてなることがより好ましい(請求項3)。
更に、前記アジャスター支持部材は、前記底板を含む下部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも広く設定するとともに、前記天面板を含む上部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも狭く設定してなることがより好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明のドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置は、ので、同一断面形状を有する長尺部材からなり、一側に戸当り部を有するとともに、他側に両側壁部で囲まれた側方開放の空間部を有するドア枠に、アジャスター支持部材を着脱可能に取付けてなるドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置であって、前記ドア枠は、両側壁部の端縁部に前記空間部に沿って断面略コ字形の折返し縁を形成するとともに、両折返し縁に切欠凹部を形成してあり、前記アジャスター支持部材は、側面視略コ字形を有し、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接した状態で、下部両側に突設した係止突片を前記折返し縁の切欠凹部に係止するとともに、上部両側に突設した突起を前記折返し縁に係止してなるので、ドア枠に対してスポット溶接することなく、アジャスター支持部材を着脱可能に取付けることができ、ドア枠にアジャスター支持部材を取付けた後には、戸当り部の内面側に当接し、切欠凹部に係止突片が係止しているので、ドア枠の長手方向への移動が規制され、また突起を折返し縁に係止しているので回転も規制され、取付状態が安定である。ドア枠は、スチール板を折曲形成したものでも、アルミ押出し型材で作製したものでも良く、ドア枠には単に切欠凹部を形成するだけで済むので、加工コストを低減できる。ドア枠の下部に取付けたアジャスター支持部材は、支柱の下端部に装着するアジャスターによって荷重を受けたり、あるいは直接アジャスターボルトと組み合わせてアジャスターを構成することができる。
請求項2によれば、前記アジャスター支持部材は、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接する基板と底板及び天面板とからなる側面視略コ字形を有し、前記底板の遊端側の両端部に前記係止突片を形成するとともに、該天面板の遊端側の両端部に前記突起を形成してなるので、スチール板を折曲形成して簡単且つ安価に作製可能である。
請求項3によれば、前記アジャスター支持部材は、前記天面板と基板にかけて中央部にスリットを形成するとともに、前記天面板の遊端であって前記スリットを挟んで両側にプライヤーの挟持部を設けて、前記突起を形成した部分を内外弾性変形可能としてなるので、前記挟持部をプライヤーで挟んでスリットを狭めた状態で、前記突起をドア枠の両折返し縁間を外側から空間部内へ通過させ、その後プライヤーを外せば両突起が広がって両折返し縁に係止させることができる。
請求項4によれば、前記アジャスター支持部材は、前記底板を含む下部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも広く設定するとともに、前記天面板を含む上部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも狭く設定してなるので、アジャスター支持部材の下部をドア枠の下端から空間部内に挿入し、上部は両折返し縁間を通して外側に位置させた状態で、ドア枠の長手方向に移動させ、前記切欠凹部の位置に前記係止突片が来ると回転させれば、該係止突片を切欠凹部に係合させることができ、それから前記戸当り部の内面側に当接するまで押し込んで、前記突起を両折返し縁に係止すれば、簡単に取付けることができる。
本発明に係る間仕切パネルのフレーム構造を示す部分正面図である。 同じく本発明に係る間仕切パネルのフレーム構造を示す部分縦断側面図である。 パネル板の上部構造を示す部分斜視図である。 パネル板の下部構造を示す部分斜視図である。 パネル板を支柱に係止した状態の部分横断平面図である。 アジャスターとパネル受け部材との関係を示す斜視図である。 アジャスターを示し,(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は縦断面図である。 間仕切パネルのフレーム構造の下部を示す部分正面図である。 ドア枠の空間部にスペーサーとアジャスター支持部材を装着した状態の部分斜視図である。 同じくドア枠の空間部にスペーサーとアジャスター支持部材を装着した状態を示し、(a)は側面図、(b9は縦断正面図である。 同じくドア枠とスペーサー及びアジャスター支持部材との関係を示す分解斜視図である。 スペーサーを示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)側面図である。 アジャスター支持部材を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)側面図である。 ドア枠と下端部にアジャスターを装着した支柱を連結した状態の部分縦断正面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1〜図5は、本発明に係る間仕切パネルの構造を示し、図中符号1は天レール、2は地レール、3は支柱、4はアジャスター、5は天固定金具、6はパネル受け部材、7は横桟、8はパネル板、9は支持金具をそれぞれ示している。
本発明に係る間仕切パネルは、天井Sに取付けた天レール1と床面Fに敷設した地レール2との間に所定間隔で支柱3,…を立設し、具体的には前記支柱3は下端に設けたアジャスター4を上向き開放の断面略コ字形の前記地レール2内に載支するとともに、該支柱3の上端に設けた天固定金具5を下方開放した断面略コ字形の前記天レール1の内部で天井Sにネジ止め固定し、隣接する支柱3,3間には下部に前記アジャスター4を利用してパネル受け部材6を架設するとともに、上下中間位置に単数又は複数の横桟7を横設して、隣接する支柱3,3の間隔を一定に保持し、そして両支柱3,3に適宜な係止手段にて表裏両面にパネル板8,8を係止して装着する。ここで、前記横桟7は、前記支柱3に取付けられた支持金具9によって連結されている。
本発明のパネル板8は、図3〜図5に示すように、スチール製の表面板10の周囲を裏面側へ折曲して縁部11を形成し、裏面側に石膏ボード等の防音性に優れた芯材12が接着された構造である。更に詳しくは、前記縁部11は、両側にあっては前記表面板10を裏面側に略直角に折曲して端面板13を形成し、更に該端面板13の後端を内方へ直角よりもやや小さな角度に折曲して裏面板14を形成し、該裏面板14には上下方向に所定間隔毎に縦長の係止孔15,…を形成し、上縁部にあっては前記表面板10の上端から裏面側へ略直角に折曲して上面板16を形成するとともに、該上面板16の端縁を下方へ略直角に折曲して補強板17を形成し、該補強板17の下端と前記芯材12の上面12Aとの間に空間Gを設けた構造である。尚、前記パネル板8の下縁部の構造も上縁部と同様であり、前記表面板10の下端から裏面側へ略直角に折曲して下面板18を形成するとともに、該下面板18の端縁を上方へ略直角に折曲して補強板19を形成し、縁部11を形成している。
前記パネル板8を前記支柱3に係止するには、図1及び図2に示すように、前記支柱3の両側面で所定高さ位置に、前後両端部が該支柱3から突出するように係止板20をネジ止めする。この係止板20の両端部には、上向きフック部21,21が形成されており、該上向きフック部21に前記パネル板8の両側の裏面板14に形成した係止孔15を係止する。尚、前記パネル板8を前記支柱3に係止する構造は、前述のものに限らず、従来公知の各種係止手段を採用できる。
ここで、前記パネル板8の上部には予めシール材22が装着されており、前記パネル板8を支柱3に係止すると同時に、パネル板8の上部と天レール1との間の隙間が閉塞されるようになっている。前記シール材22は、図3に示すように、硬質と軟質の二種類のエラストマー等の弾性材料の押し出し成形品であり、前記パネル板8の補強板17と上面板16にかけて弾性的に外覆するとともに、補強板17の下端に係止する係止部23を備え、更に下方へ延びて前記芯材12に接触する第1シール部24と外側に突出して前記天レール1に接触する第2シール部25とを備えている。本実施形態では、前記シール材9の材質は、非鉛PVCとしている。
前記パネル板8の下端は、図4に示すように、補強板19の一部を切起して下向きの突片26を形成し、前記パネル受け部材6の水平な受板27に形成した係合孔28に落とし込み係合して該パネル板8の面外方向の撓み変形を防止している。また、壁面Wに対しては、図5に示すように、前記支柱3は使用せず、該壁面Wに沿って側方開放した断面略コ字形の端部部材29を固定し、該端部部材29の凹溝内に配置した合成樹脂製のスペーサー部材30とで、前記パネル板8の側端部を弾性的に保持している。
次に、各部の詳細を更に詳しく説明する。先ず、前記支柱3は、図1、図2及び図5に示すように、正面視において横幅が従来の支柱よりも狭く、奥行は従来の支柱と同じ寸法に設定され、軽量化とコストダウンが図られている。前記支柱3は、断面略C字形で外形形状が長方形の杆体であり、短辺側が正面を向くように配置する。前記支柱3は、スチール板を折曲して形成し、短辺側の前面板31と後面板32、長辺側の側面板33とその対面側の両側片34,34とで形成され、両側片34,34間には隙間があるが、勿論隙間が無くても良い。本実施形態の支柱3の横幅は狭いので、前記前面板31と後面板32に、前記パネル板8を係止するための係止孔を2列形成し、係止具によってパネル板8を係止することが難しい。そのため、前記係止板20を前記支柱3の側面板33及び両側片34,34にネジ止めしたのである。
前記アジャスター4は、図1、図2、図6〜図8に示すように、正面視において下半分は従来と同様な横幅を有し、前記支柱3の下端部を嵌着する上半分は前記支柱3の横幅に応じて横幅を小さくした形状であり、前記支柱3の下端部に装着するアジャスター受け部材35と、該アジャスター受け部材35に鉛直方向から螺合して前記地レール2内に載置するアジャスターボルト36とからなるとともに、両側にパネル板8の下端を支えるパネル受け部材6を支持するための係止手段を備えている。具体的には、前記アジャスター受け部材35は、一側面となる連結板37の両側から直角に前板38と後板39を折曲して平面視略コ字形とし、更に前記連結板37の下端を直角に折曲して水平な底面板40を形成して前記前板38と後板39の間の空間を塞ぐとともに、該底面板40の両縁部を前記前板38と後板39の下端に当接し、荷重を受けても変形しないようにしている。前記底面板40の中央部には螺孔41を形成し、前記アジャスターボルト36を下方から螺合している。
前記アジャスター受け部材35の前板38と後板39は、図6及び図7に示すように、上下中間位置で段差部42を設けて上半分の横幅を狭く、下半分の横幅を広く形成し、前記連結板37の上下中間位置に前記段差部42と上面が同一高さレベルに係止片43を切起し形成するとともに、前記段差部42の外側端部には、前記前板38と後板39の面より内側に側面視L字状に上向きの係止爪44,44を形成している。
つまり、前記アジャスター受け部材35は、正面視において上下中間位置に段差部42を設けて上半分の横幅を狭く、下半分の横幅を広く形成し、上半分に前記支柱3の下端部を嵌着し、前記段差部42と反対側の面に前記パネル受け部材6の端部を載支してネジ止めする係止片43を切起し形成するとともに、前記段差部42に前記パネル受け部材6の端部に形成した孔に係合する上向きの係止爪44,44を形成したことが特徴であり、その他の構成は適宜変更可能である。
前記支柱3の下端部は、図8に示すように、前面板31と後面板32を残して、前記側面板33と両側片34,34を切り欠いた形状であり、この切欠端45は該支柱3の下端部を前記アジャスター受け部材35の上半分に外嵌した際に、前記段差部42と係止片43の上面に当止される。また、前記アジャスター受け部材35の前板38と後板39の外面であって、前記支柱3に嵌合する部分には外向きに突出した片球状突起46,46を上下に形成し、支柱3に密嵌するようになっている。
そして、前記支柱3の下端部に装着された前記アジャスター4によって、前記パネル受け部材6の端部が支持される。具体的には、図6に示すように、前記パネル受け部材6は、前記地レール2の上部を外被することができる下方開放の断面略コ字形の長尺部材であり、前記地レール2の外側に位置する垂直な吊板47の下縁には外向きに前記受板27を折曲形成し、また上板48の端部には、中央部に取付孔49、その左右部に前記保持孔50,50が形成されている。ここで、前記保持孔50の形状は角孔としたが、円孔でも構わない。そして、前記アジャスター受け部材35の係止片43が形成されている側では、前記パネル受け部材6の端部を該係止片43に載置し、前記取付孔49に挿通したタッピンネジ51を係止片43に形成した下穴52に螺合し、その反対側にあっては前記パネル受け部材6の端部を両段差部42,42に載置すると同時に、両係止爪44,44を両保持孔50,50に受け入れて係合する。
また、前記アジャスター受け部材35の連結板37の上半分において、中央線に沿って少なくとも上下2箇所に通孔53,…を形成してあり、天井Sまで達しない中間高さの間仕切パネルでは、前記支柱3を天井Sに固定することができないので、前記支柱3とアジャスター受け部材35を、前記通孔53,…を利用してネジ止め、あるいは圧接して強固に連結する。
次に、特定の位置の隣接する支柱3,3間にドアを設ける場合に、該支柱3にドア枠54を取付ける構造を図9〜図14に基づいて説明する。前記ドア枠54は、スチール板を折曲形成した長尺部材であり、一側に戸当り部55を有するとともに、他側に両側壁部56,56で囲まれた側方開放の空間部57を有する。そして、本実施形態では、前記ドア枠54の空間部57内に、合成樹脂製の複数のスペーサー58と、スチール製のアジャスター支持部材59を装着し、前記空間部57内に下端部にアジャスター4を装着した前記支柱3の側部一部を受け入れ、前記スペーサー58に支柱3の側面を当接するとともに、前記アジャスター支持部材59に前記アジャスター4を構成するアジャスター受け部材35の係止爪44,44を利用して係合し、ドア枠54の荷重を支柱3と共にアジャスター4でも受ける構造としている。
図9〜図14に示すように、前記スペーサー58には、前記空間部57内で姿勢を保持する姿勢保持手段60を備えるとともに、前記ドア枠54の戸当り部5に形成した取付孔61,…から支柱3の側面に形成した螺孔若しくは下穴62に固定ネジ63を案内するガイド孔64を備えている。更に、前記ドア枠54の戸当り部5に形成する固定ネジ63の頭部63Aを受け入れるザグリ65を、前記空間部57へ突出部66を形成するようにバーリング加工し、前記スペーサー58のガイド孔64の周囲に前記突出部66を係合する凹部67を形成している。
更に詳しくは、前記スペーサー58は、中央の本体部68から両側にそれぞれ一対の脚板69,69が延び、前記本体部68に横長のガイド孔64を貫通形成するとともに、前記脚板69の端部を前記ドア枠54の両側壁部56,56の空間部57に沿った端縁部に形成した断面略コ字形の折返し縁70,70に係止し、該ドア枠54の長手方向にのみ移動可能に係合し、更に前記ガイド孔64の周囲に形成した凹部67を前記ザグリ65の反対側の突出部66に係合して前記ドア枠54の長手方向への移動を規制している。
また、前記スペーサー58の脚板69の端部には前記側壁部56,56の折返し縁70,70に係止するための係合段部71を形成している。更に、前記スペーサー58の本体部68の端部と前記脚板69,…の端部を面一とし、前記支柱3の側面と面接触する当止部72を形成している。
次に、前記アジャスター支持部材59を、図9〜図11、図13及び図14に基づいて説明する。本実施形態では、前記アジャスター4の上下中間に設けた段差部42に上向きに係止爪44,44を突設し、前記ドア枠54の空間部57の下部に装着したアジャスター支持部材59の底板73に前記係止爪44,44を受け入れる係合穴74,74を形成し、前記支柱3を前記ドア枠54にネジ止めすると同時に、前記アジャスター4の係止爪44をアジャスター支持部材59の係合穴74に係合し且つ段差部42に底板73を当止して荷重を受けるようにしている。
更に詳しくは、前記アジャスター4のアジャスター受け部材35は、上下中間部に段差部42を設けて上半分の横幅を狭く、下半分の横幅を広く設定し、上半分を前記支柱3の下端部に嵌挿し、前記段差部42に上向きに係止爪44を突設してなるものである。
本発明は、前記アジャスター支持部材59を前記ドア枠54の空間部57に、スポット溶接することなく、簡単且つ強固に着脱可能に取付ける構造に関する。つまり、本発明は、同一断面形状を有する長尺部材からなり、一側に戸当り部55を有するとともに、他側に両側壁部56,56で囲まれた側方開放の空間部57を有するドア枠54に、アジャスター支持部材59を着脱可能に取付けてなるドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置であって、前記ドア枠54は、両側壁部56,56の端縁部に前記空間部57に沿って断面略コ字形の折返し縁70,70を形成するとともに、両折返し縁70,70の同じ高さ位置に切欠凹部80,80を形成してあり、前記アジャスター支持部材59は、側面視略コ字形を有し、前記ドア枠54の戸当り部55の内面側に当接した状態で、下部両側に突設した係止突片77,77を前記折返し縁70,70の切欠凹部80,80に係止するとともに、上部両側に突設した突起79,79を前記折返し縁70,70に係止することを特徴としている。
具体的には、前記アジャスター支持部材59は、前記ドア枠54の戸当り部55の内面側に当接する基板75と前記係合穴74,74を形成した底板73及び天面板76とからなる側面視略コ字形を有し、前記底板73の遊端側の両端部に係止突片77,77を形成するとともに、前記天面板76と基板75にかけて中央部にスリット78を形成して内外弾性変形可能とし、該天面板76の遊端側の両端部に突起79を形成し、前記ドア枠54の両側壁部56,56の空間部57に沿った端縁部に形成した断面略コ字形の折返し縁70,70に形成した切欠凹部80,80に前記係止突片77,77を係止するとともに、前記突起79,79を前記折返し縁70,70の縁部に係止して取付ける。
また、前記アジャスター支持部材59の底板73及び天面板76は、それぞれ上方に直角に折曲して補強片81,82を形成し、該補強片81,82に前記支柱3の側面を当止して、取付強度を高めている。
ここで、前記アジャスター支持部材59は、前記天面板76と基板75にかけて中央部にスリット78を形成して内外弾性変形可能としているが、実際にこの部分を弾性変形させるには、前記天面板76の遊端であって前記スリット78を挟んで両側に凹設した挟持部83,83をプライヤーで挟んで、前記突起79,79を形成した部分を変形させるのである。つまり、前記挟持部83,83をプライヤーで挟んでスリット78を狭めた状態で、前記突起79,79をドア枠54の両折返し縁70,70間を外側から空間部57内へ通過させ、その後プライヤーを外せば両突起79,79が広がって両折返し縁70,70に係止させることができる。
また、前記アジャスター支持部材59は、前記底板73を含む下部の横幅を前記両折返し縁70,70間の開口幅よりも広く設定するとともに、前記天面板76を含む上部の横幅を前記両折返し縁70,70間の開口幅よりも狭く設定している。そのため、前記基板75は、下部の広幅部75Aと上部の狭幅部75Bとからなっている。このようにすると、前記アジャスター支持部材59の下部をドア枠54の下端から空間部57内に挿入し、上部は両折返し縁70,70間を通して外側に位置させた状態で、ドア枠54の長手方向に移動させ、前記切欠凹部80の位置に前記係止突片77が来ると、基板75を戸当り部55の内面に当接する方向に回転させれば、底板73で突っ張りながら前記係止突片77を切欠凹部80に係合させることができ、それから前記戸当り部55の内面側に当接するまで押し込んで、前記突起79を両折返し縁70に係止して、簡単に取付けることができる。この際に、前記スリット78が狭まるように弾性変形させれば、前記突起79,79は両折返し縁70,70間を容易に通過させることができる。
このように、前記ドア枠54の空間部57内に複数の前記スペーサー58,…を装着するとともに、前記アジャスター支持部材59を該ドア枠54の長手方向に移動不能に装着した状態で、下端部にアジャスター4を嵌着した前記支柱3を前記ドア枠54の空間部57内に一部を受け入れ、前記スペーサー58の当止部72とを前記アジャスター支持部材59の補強片81,82に前記支柱3の側面を当止した状態で、若干支柱3を上方へスライドさせて、前記アジャスター4の係止爪44,44を前記アジャスター支持部材59の係合穴74に係合するとともに、段差部42に底板73を当止する。この状態で、前記ドア枠54の戸当り部55に形成した取付孔61,…に固定ネジ63を挿入すると、該固定ネジ63の軸部63Bはスペーサー58のガイド孔64に案内されて、前記支柱3の側面に形成した螺孔若しくは下穴62まで容易に案内されるので、該固定ネジ63を締め付けることができる。このように、前記支柱3にドア枠54を所定の空間を設けて、上下方向の荷重を十分に受ける状態で一体化できるのである。
1 天レール、 2 地レール、
3 支柱、 4 アジャスター、
5 天固定金具、 6 パネル受け部材、
7 横桟、 8 パネル板、
9 支持金具、 10 表面板、
11 縁部、 12 芯材、
13 端面板、 14 裏面板、
15 係止孔、 16 上面板、
17 補強板、 18 下面板、
19 補強板、 20 係止板、
21 上向きフック部、 22 シール材、
23 係止部、 24 第1シール部、
25 第2シール部、 26 突片、
27 受板、 28 係合孔、
29 端部部材、 30 スペーサー部材、
31 前面板、 32 後面板、
33 側面板、 34 側片、
35 アジャスター受け部材、36 アジャスターボルト、
37 連結板、 38 前板、
39 後板、 40 底面板、
41 螺孔、 42 段差部、
43 係止片、 44 係止爪、
45 切欠端、 46 突起、
47 吊板、 48 上板、
49 取付孔、 50 保持孔、
51 タッピンネジ、 52 下穴、
53 通孔、 54 ドア枠、
55 戸当り部、 56 側壁部、
57 空間部、 58 スペーサー、
59 アジャスター支持部材、60 姿勢保持手段、
61 取付孔、 62 下穴、
63 固定ネジ、 63A 頭部、
63B 軸部、 64 ガイド孔、
65 ザグリ、 66 突出部、
67 凹部、 68 本体部、
69 脚板、 70 折返し縁、
71 係合段部、 72 当止部、
73 底板、 74 係合穴、
75 基板、 75A 広幅部、
75B 狭幅部、 76 天面板、
77 係止突片、 78 スリット、
79 突起、 80 切欠凹部、
81 補強片、 82 補強片、
83 挟持部、
F 床面、
S 天井、
W 壁面。

Claims (4)

  1. 同一断面形状を有する長尺部材からなり、一側に戸当り部を有するとともに、他側に両側壁部で囲まれた側方開放の空間部を有するドア枠に、アジャスター支持部材を着脱可能に取付けてなるドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置であって、前記ドア枠は、両側壁部の端縁部に前記空間部に沿って断面略コ字形の折返し縁を形成するとともに、両折返し縁に切欠凹部を形成してあり、前記アジャスター支持部材は、側面視略コ字形を有し、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接した状態で、下部両側に突設した係止突片を前記折返し縁の切欠凹部に係止するとともに、上部両側に突設した突起を前記折返し縁に係止してなることを特徴とするドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置。
  2. 前記アジャスター支持部材は、前記ドア枠の戸当り部の内面側に当接する基板と底板及び天面板とからなる側面視略コ字形を有し、前記底板の遊端側の両端部に前記係止突片を形成するとともに、該天面板の遊端側の両端部に前記突起を形成してなる請求項1記載のドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置。
  3. 前記アジャスター支持部材は、前記天面板と基板にかけて中央部にスリットを形成するとともに、前記天面板の遊端であって前記スリットを挟んで両側にプライヤーの挟持部を設けて、前記突起を形成した部分を内外弾性変形可能としてなる請求項1又は2記載のドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置。
  4. 前記アジャスター支持部材は、前記底板を含む下部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも広く設定するとともに、前記天面板を含む上部の横幅を前記両折返し縁間の開口幅よりも狭く設定してなる請求項1〜3何れか1項に記載のドア枠へのアジャスター支持部材の取付装置。
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