JP2016223117A - 吊式引戸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 横幅方向へ開閉動作するように吊り下げられるとともに下端部に開閉方向へ連続するガイド溝21d1を有する引戸本体21と、ガイド溝21d1に対し下方側から挿入されて引戸本体21を開閉方向へ案内するガイド部材30とを備えた吊式引戸装置において、引戸本体21の戸尻側端部における下端側に、ガイド溝21d1の戸尻側端部の開口を開閉可能に閉鎖する蓋部材21eが設けられ、ガイド部材30は、ガイド溝21d1に対し下方側から挿入されたガイド部31と、ガイド部31を支持する支持片部32とを備え、支持片部32は、引戸本体21の下端部と該下端部に対向する部位との間の隙間を通って、全閉状態の引戸本体21におけるガイド溝21d1よりも引戸開放方向側へ突出しており、この突出部分が引戸本体21外の不動部位に着脱可能に止着されている。
【選択図】 図6
Description
ところで、このような引戸装置において、前記ガイド部材は、前記引戸本体の前記ガイド溝内に位置しており、外部に露出していない。
このため、前記ガイド部材が故障や損傷等し、このガイド部材を交換する場合には、前記引戸本体を前記ガイドレールから外さなければならず、その作業が大掛かりになってしまう場合がある。
ここで、前記「ガイド部」には、前記ガイド溝内の側面に摺接する態様や、前記ガイド溝内の側面に沿ってローラ部材を転動させるようにした態様等を含む。
また、前記「不動部位」とは、開閉動作する前記引戸本体に対し移動しない部位を意味し、この「不動部位」には、床面や、下枠、縦柱等を含む。
前記構成によれば、前記蓋部材を外して、前記ガイド部材の前記支持片部を前記ガイド溝よりも引戸開放方向側で外すことができ、さらには、前記ガイド部材を、前記ガイド溝から開放方向側へ引き出すことができる。また、逆の手順により前記ガイド部材を装着することもできる。よって、ガイド部材の着脱の際、引戸本体が着脱作業の邪魔になるようなことを防ぐことができる。
なお、図示例において、右とは、引戸20の開放方向(言い換えれば、戸尻方向)を意味し、左とは引戸20の閉鎖方向(言い換えれば、戸先方向)を意味する。これらの方向は、引戸20の閉鎖方向等に応じて、逆に定義することも可能である。
なお、図2中、符号16は、ガイドレール15を無目13内面に固定する支持ブラケットである。また、符号17は、引戸20によって開閉される開口部の屋外側に設けられた三方枠である。
この縦柱14は、後述するガイド部材30の支持片部32が止着される被止着片部14aと、ガイド部材30を係止するための係止片部14bとを一体に具備している(図6参照)。
なお、他例としては、板材2を省き、止着具1を被止着片部14aに対し直接螺合接続することも可能である。
また、ガイド部材30の止着は、ネジやボルト等の止着具1による止着とするのが強固で、比較的容易であり且つ着脱可能であることから好ましいが、強度上等で支障がなければ、係合や嵌合等による止着とすることも可能である。さらには、作業上の支障等がなければ接着剤や両面テープを用いた止着とすることも可能である。
この係止片部14bの下端側は、後述する支持片部32の底面部32aを挿通するように、切欠されている。そして、この係止片部14bは、被止着片部14aよりも引戸20側(屋内側)で、支持片部32の立上がり片部32bに重なり合う(図4参照)。
骨材21dは、断面凹状の長尺部材であり、引戸本体21内における上下辺側と左右辺側にそれぞれ設けられる。下辺側の骨材21dは、図2に示すように、下方を開口するとともに引戸横幅方向へ連続して設けられ、その内面を、ガイド部材30によって案内されるガイド溝21d1としている。
なお、図示例によれば、表板21a及び裏板21bの戸尻側端部の下端側を部分的に蓋部材21eによって覆うようにしたが、他例としては、表板21a及び裏板21bの戸尻側端部を上端から下端まで連続して覆う被覆部材を設け、この被覆部材を前記同様の蓋部材とし、骨材21dに対し着脱可能に止着するようにしてもよい。
前記軸部材33の下端側は、平板状の基板34に固定され、該基板34は、支持片部32に固定されている。
また、同立上がり片部32bの戸尻方向端部側には、止着具1を挿通するための貫通孔32b1が複数設けられる。立上がり片部32bは、縦柱14の被止着片部14aに重ね合わせられ、貫通孔32b1に挿通される止着具1によって縦柱14に止着固定される。
ガイド部材30の損傷等に起因して、ガイド部材30を交換する必要が生じた場合、引戸20が全閉状態にされ、引戸20の戸尻の下端側に止着された止着具1が緩められ外され、ガイド溝21d1の戸尻側端部の開口が開放される。
次に、ガイド部材30を縦柱14に止着している止着具1が外され、ガイド部材30が戸尻方向へ引き出される。この際、ガイド部材30の底面部32aは、引戸本体21下端と、該下端に対向する部位(例えば、床面や下枠面等)との隙間に通されて、戸尻方向へ移動される。また、ガイド部材30の立上がり片部32bは、縦柱14の係止片部14b内側から戸尻方向へ引き出される。そして、これらに伴って、ガイド部31がガイド溝21d1から戸尻側へ引き出される。
なお、前記作業において、蓋部材21eを引戸本体21から外す作業と、ガイド部材30を縦柱14から外す作業は、逆の順番であってもよい。
すなわち、ガイド部材30のガイド部31を、ガイド溝21d1の戸尻側端部の開口からその内部へ挿入する。この際、ガイド部材30の底面部32aを、引戸本体21下端と、該下端に対向する床面等との間に挿通し、同ガイド部材30の立上がり片部32bを、縦柱14の係止片部14bの内側へ差し込む。
また、ガイド部材30’の交換の際には、図7に示すように、引戸20’の全閉状態において蓋部材21e’を外せば、切欠部21fを介して、ガイド部材30’の止着部分(止着具1の頭部)を露出させることができ、この状態で、止着具1を外して、ガイド部材30’を交換することができる。
14:縦柱(不動部位)
20,20’:引戸
21:引戸本体
21d1:ガイド溝
21e,21e’:蓋部材
30,30’:ガイド部材
31:ガイド部
32:支持片部
A,B:吊式引戸装置
Claims (5)
- 横幅方向へ開閉動作するように吊り下げられるとともに下端部に開閉方向へ連続するガイド溝を有する引戸本体と、前記ガイド溝に対し下方側から挿入されて前記引戸本体を開閉方向へ案内するガイド部材とを備えた吊式引戸装置において、
前記引戸本体の戸尻側端部における下端側に、前記ガイド溝の戸尻側端部の開口を開閉可能に閉鎖する蓋部材が設けられ、
前記ガイド部材は、前記ガイド溝に対し下方側から挿入されたガイド部と、該ガイド部を支持する支持片部とを備え、
前記支持片部は、前記引戸本体の下端部と該下端部に対向する部位との間の隙間を通って、全閉状態の前記引戸本体における前記ガイド溝よりも引戸開放方向側へ突出しており、この突出部分が引戸本体外の不動部位に着脱可能に止着されていることを特徴とする吊式引戸装置。 - 前記支持片部を前記引戸本体の戸尻側端部よりも引戸開放方向側へ突出させたことを特徴とする請求項1記載の吊式引戸装置。
- 前記不動部位が、全閉時の前記引戸本体における戸尻側端部に対し戸厚方向に重なり合う縦柱であることを特徴とする請求項1又は2記載の吊式引戸装置。
- 前記支持片部には、前記引戸本体よりも前記縦柱側で上方へ突出した立上り片部が設けられ、
前記縦柱には、前記立上り片部に対し戸厚方向における引戸本体側から重なり合うように係止片部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の吊式引戸装置。 - 前記引戸本体の下端側には、全閉状態の前記引戸本体を戸厚方向へ貫通して前記縦柱に臨むように切欠部が設けられ、
前記蓋部材は、前記切欠部を塞ぐように設けられていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の吊式引戸装置。
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JP2015109039A JP6554326B2 (ja) | 2015-05-28 | 2015-05-28 | 吊式引戸装置 |
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JPH11159229A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-15 | Shin Nikkei Co Ltd | 吊戸用振れ止め具及び吊戸建付構造 |
JP2009174293A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Itoki Corp | 間仕切壁における引戸装置 |
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2015
- 2015-05-28 JP JP2015109039A patent/JP6554326B2/ja active Active
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JP2009174293A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Itoki Corp | 間仕切壁における引戸装置 |
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