JP2016222598A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿効果となめらか感に優れ、その効果が持続する皮膚化粧料を提供する。【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):(A)アニオン界面活性剤 0.05〜3質量%、(B)高級アルコール 0.1〜6質量%、(C)モノ脂肪酸グリセリンエステル、ジ脂肪酸グリセリンエステル、モノ脂肪酸ソルビタンエステル及びジ脂肪酸ソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上の化合物 0.3〜6質量%、(D)高重合シリコーン 0.001〜2質量%、(E)有機塩基 0.01〜1.5質量%、(F)水を含有し、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(A)の質量比が、(A)/[(B)+(C)]=0.05〜0.5であり、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(B)質量比が、(B)/[(B)+(C)]=0.2〜0.75である、水中油型乳化皮膚化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚化粧料に関する。
肌を乾燥や物理刺激などの外部環境から保護する、また肌を保湿することによって柔軟にし、若々しい外観に保つ目的で、各種保湿成分や油剤などを配合した化粧料が開発されている。
しかしながら、保湿成分や油剤を用いて保湿力を高めようとする場合には、配合量を増やす必要があり、べたつきが生じるなど、使用感の点で課題が生じる。また、効果の持続性についても十分ではない。
一方、肌をなめらかにする成分として、高重合シリコーンが知られているが、化粧料に安定に配合しようとすると、界面活性剤などの配合成分が限定される場合があり、また、なめらか感の持続についても課題がある。
従来、保湿効果となめらか感を両立した化粧料は、ほとんど知られていない。
また、保湿効果を得るため、細胞間脂質に類似したラメラ構造をもつ化粧料が知られている。保湿効果とともに、さらさらしてなめらかな感触の化粧料を得るため、さらに、粉体を配合した化粧料も検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開2006−36763号公報 特開2006−56851号公報
しかしながら、粉体を配合して、さらさら感を向上させると、保湿効果実感が低下する場合がある。
本発明は、保湿効果となめらか感に優れ、その効果が持続する皮膚化粧料に関する。
本発明者は、アニオン界面活性剤、高級アルコール、高重合シリコーン、有機塩基、モノ脂肪酸グリセリンエステル等を特定の割合で組み合わせることにより、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成し、肌の水分蒸散を抑制することで肌を保湿することができるとともに、肌の摩擦を低減させることでなめらか感を付与することができ、保湿となめらか感が持続する水中油型乳化皮膚化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):
(A)アニオン界面活性剤 0.05〜3質量%、
(B)高級アルコール 0.1〜6質量%、
(C)モノ脂肪酸グリセリンエステル、ジ脂肪酸グリセリンエステル、モノ脂肪酸ソルビタンエステル及びジ脂肪酸ソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上の化合物 0.3〜6質量%、
(D)高重合シリコーン 0.001〜2質量%、
(E)有機塩基 0.01〜1.5質量%、
(F)水
を含有し、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(A)の質量比が、(A)/[(B)+(C)]=0.05〜0.5であり、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(B)質量比が、(B)/[(B)+(C)]=0.2〜0.75である、水中油型乳化皮膚化粧料に関する。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成し、肌の水分蒸散を抑制して、肌を保湿することができる。また、高重合ポリジメチルシロキサンを安定的に配合することができるため、肌の摩擦を低減させ、なめらか感を付与することができ、肌上で持続することで、保湿となめらか感を持続させることができる。
なお、本発明において、なめらか感とは、皮膚に化粧料を塗布したときに、べたつきを感じず、摩った指がなめらかに動く状態を意味する。
成分(A)のアニオン界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸アルギニン等の炭素数12〜22の脂肪酸又はその塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の炭素数12〜22のアルキル硫酸エステル又はその塩;ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン等の炭素数12〜22のアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−炭素数12〜22のアシルサルコシン又はその塩;モノステアリルリン酸ナトリウム等の炭素数12〜22のアルキルリン酸又はその塩;ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレン炭素数12〜22のアルキルエーテルリン酸又はその塩;ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等の炭素数12〜24のジアルキルスルホコハク酸又はその塩;N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム等の炭素数12〜22のN‐アルキロイルメチルタウリン又はその塩、ジラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸アルギニン、N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−炭素数12〜22のアシルグルタミン酸又はその塩などが挙げられる。
成分(A)のアニオン界面活性剤としては、脂肪酸又はその塩以外のものが好ましく、ポリオキシエチレン炭素数12〜22のアルキルエーテルリン酸又はその塩、炭素数12〜22のN−アルキロイルメチルタウリンナトリウム、N−炭素数12〜22のアシルグルタミン酸塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、肌の摩擦を低減させ、なめらか感を向上させる観点から、炭素数12〜22のN−アルキロイルメチルタウリンナトリウム、N−炭素数12〜22のアシルグルタミン酸又はその塩がより好ましい。N−炭素数12〜22のアシルグルタミン酸塩としては、N−ステアロイル−L−グルタミン酸塩が好ましく、N−ステアロイル−L−グルタミン酸アルギニン塩、N−ステアロイル−L−グルタミン酸カリウム塩から選ばれる少なくとも1種がより好ましい。
成分(A)は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができ、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点から、含有量は、対イオンを除いた化合物の含有量として、全組成中に0.05〜3質量%であり、0.08〜2質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がより好ましい。
成分(B)の高級アルコールとしては、炭素数12〜22の直鎖状飽和アルコールが好ましく、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。これらのうち、炭素数14〜22の直鎖状飽和アルコールが好ましく、炭素数16〜22の直鎖状飽和アルコールがより好ましく、保湿の持続性を向上させる観点から、セチルアルコール及びステアリルアルコールから選ばれる少なくとも1種が更に好ましく、セチルアルコールとステアリルアルコールとを含むことが更により好ましい。セチルアルコールとステアリルアルコールとを含有する場合、それぞれ独立に、あるいは混合して配合してもよいし、更にはその混合物であるセトステアリルアルコールを配合してもよい。
成分(B)は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができ、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.1〜6質量%であり、0.2〜5質量%が好ましく、0.3〜4質量%がより好ましい。
成分(C)は、モノ脂肪酸グリセリンエステル、ジ脂肪酸グリセリンエステル、モノ脂肪酸ソルビタンエステル及びジ脂肪酸ソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上の化合物である。
これらの化合物を構成する脂肪酸は、保湿の持続性を向上させる観点から、脂肪酸の炭素数が12〜22であるのが好ましく、炭素数16〜18がより好ましい。
成分(C)としては、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点から、モノ脂肪酸グリセリンエステル及びジ脂肪酸ソルビタンエステルから選ばれる少なくとも1種が好ましい。モノ脂肪酸グリセリンエステルの中ではベヘン酸モノグリセリルが好ましく、ジ脂肪酸ソルビタンエステルの中ではジステアリン酸ソルビタンが好ましく、ベヘン酸モノグリセリル及びジステアリン酸ソルビタンから選ばれる少なくとも1種が好ましく、ベヘン酸モノグリセリルとジステアリン酸ソルビタンの両方を含むことがより好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができ、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点の点から、含有量は、全組成中に0.3〜6質量%であり、0.4〜5質量%が好ましく、0.4〜4質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(A)の質量比は、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点から、(A)/[(B)+(C)]=0.05〜0.5であり、0.08〜0.4が好ましく、0.1〜0.3がより好ましい。
また、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(B)の質量比は、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点点から、(B)/[(B)+(C)]=0.2〜0.75であり、0.25〜0.6が好ましく、0.3〜0.5がより好ましい。
成分(D)の高重合シリコーンとしては、下記一般式(1)で表されるシリコーン重合体が好ましい。
Figure 2016222598
(式中、R1はメチル基を示すか又はその一部がフェニル基を示しても良く、R2はメチル基又は水酸基を示し、nは100〜20,000の数を示す)
上記シリコーン重合体は、エマルションとして用いることもでき、エマルションの流動性と粘性を適度に保つ観点から、低粘度の液状ジメチルポリシロキサン(例えば、粘度として200mPa・s以下のジメチルポリシロキサン)、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン等との混合物として、エマルションに供されるのが好ましい。
また、エマルションの安定性を高め、なめらか感を向上させる観点から、シリコーン重合体のnは500〜2,500が好ましい。
また、高重合シリコーンとして、MK-15H、KF-9028、シリコーンKF-96H-10万CS、KM-910(以上、信越化学工業社製)等の市販品を用いることができる。
成分(D)は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができ、使用感を向上させる観点から、すなわち、肌の摩擦を低減させ、なめらか感を付与する観点から、含有量は、全組成中に0.001〜2質量%であり、0.005〜1.5質量%が好ましく、0.01〜1質量%がより好ましい。
成分(E)の有機塩基としては、炭素数1〜6のアルキル基を有するアルキルアミン、炭素数1〜6のアルキル基を有するアルカノールアミン、塩基性アミノ酸が挙げられる。
具体的には、炭素数1〜6のアルキル基を有するアルキルアミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン等が挙げられる。炭素数1〜6のアルキル基を有するアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、N,N−ジメチルモノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール等が挙げられ、アミノメチルプロパノールが好ましい。塩基性アミノ酸としては、リジン、ヒスチジン、アルギニン等が挙げられ、アルギニンが好ましいい。アルギニンの中ではL−アルギニンが好ましい。
これらのうち、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌の保湿を向上させる観点、保湿の持続性を向上させる観点から、炭素数1〜6のアルキル基を有するアルカノールアミン及び炭素数1〜6の塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも1種が好ましく、炭素数3〜6のアルキル基を有するアルカノールアミン及び炭素数3〜6の塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも1種がより好ましく、塩基性アミノ酸が更に好ましく、アミノメチルプロパノール及びアルギニンから選ばれる少なくとも1種が更により好ましく、アルギニンがより好ましい。アルギニンの中ではL−アルギニンが好ましい。
成分(E)は、1種又は2種以上組み合わせて用いることができ、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌を保湿を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.01〜1.5質量%であり、0.03〜0.5質量%が好ましい。
本発明において、成分(A)に対する成分(E)の質量比は、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌を保湿を向上させる観点から、(E)/(A)=40〜100であるのが好ましく、50〜90がより好ましく、60〜80がより好ましい。
成分(F)の水は、溶媒として用いられ、各成分の残量となり、成分(A)〜(F)の組み合わせにより、化粧料中に安定なラメラ状の構造を形成することができる。
成分(F)の含有量は、その安定性を向上させる観点から、全組成中に60〜99質量%が好ましく、70〜95質量%がより好ましい。
本発明の皮膚化粧料は、さらに、(G)非イオン性界面活性剤を含有することができ、乳化状態を安定にし、べたつきを抑制することができる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、エチレングリコールモノステアリン酸エステル等のエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコール(2)モノステアリン酸エステル等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコール(5)デシルペンタデシルエーテル、ポリオキシエチレン(20)イソセチルエーテル等のポリアルキレングリコールアルキルエーテル;ポリエチレングリコール(5)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油等のポリエチレングリコール硬化ヒマシ油;プロピレングリコール脂肪酸エステル;グリセリンモノイソステアリルエーテル、グリセリンモノステアリルエーテル等のグリセリンアルキルエーテル;脂肪酸アルカノールアミド;ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸ジアルカノールアミド;ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどが挙げられる。
これら非イオン性界面活性剤のうち、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌を保湿を向上させる観点から、ポリエチレングリコール硬化ヒマシ油、グリセリンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種が好ましく、ポリエチレングリコール硬化ヒマシ油がより好ましい。
また、ラメラ構造の緻密性を向上させ、閉塞性、すなわち、保湿性を向上させる観点から、非イオン性界面活性剤のHLBは10〜16が好ましく、具体的には、ポリエチレングリコール硬化ヒマシ油等が挙げられる。
本発明において、HLB値は、親水性−親油性のバランス(Hydrophile Lipophile Balance)を示す指標であり、本発明においては、小田及び寺村らによる次式により算出した値を用いている。
Figure 2016222598
成分(G)の非イオン性界面活性剤は、1種又は2種以上用いることができ、皮膚化粧料中の乳化粒子をラメラ構造にする観点、肌上にラメラ膜(αゲル)を形成させ、肌の水分蒸散を抑制して、肌を保湿を向上させる観点、保湿の持続性を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.01〜1.5質量%が好ましく、0.03〜1.2質量%が好ましく、0.05〜1質量%がより好ましい。
本発明において、成分(G)に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計量[(A)+(B)+(C)]の質量比{[(A)+(B)+(C)]/(G)}は、なめらか感を向上させる観点ら、5〜30が好ましく、8〜25がより好ましく、10〜20がさらに好ましい。
本発明の皮膚化粧料は、さらに、油剤を含有することができ、保湿感をより高めることができる。
かかる油剤としては、成分(B)、(C)、(D)以外のもので、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、25℃で液状、固形状、半固形状のいずれでも良い。
液状の油剤としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素油;セチルジメチルブチルエーテル、エチレングリコールジオクチルエーテル、グリセロールモノオレイルエーテル等のエーテル油;ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリオクタノイン、安息香酸アルキルエステル等のエステル油;ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン油;パーフルオロアルキルエチルリン酸、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンリン酸、パーフルオロポリエーテル、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系油などが挙げられる。また、これら油剤は植物由来のものであってもよい。
25℃で固形状の油剤としては、例えば、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、合成ワックス等を用いることができる。より具体的には、エステルワックスとしては、コメヌカロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、ゲイロウ等が挙げられ、炭化水素ワックスとしては、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ポリオレフィンワックス等が挙げられる。
25℃で半固形状の油剤としては、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカダミアナッツ油脂肪酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のコレステロール類誘導体;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル等のフィトステロール類誘導体;ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、ロジン酸ジペンタエリトリット等のジペンタエリトリット脂肪酸エステル類;トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド等のトリグリセライド類;硬化油等の部分的に水素添加されたトリグリセライド類、ラノリン、ラノステロール類誘導体、ワセリンなどが挙げられる。
油剤は、1種又は2種以上用いることができ、本発明の構成により形成されるラメラ構造の安定性を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.5〜10質量%が好ましく、1〜9質量%がより好ましく、2〜8質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚化粧料は、さらに、ポリオールを含有することができ、安定性に優れ、きしみ感を低減することができる。
かかるポリオールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
これらのうち、化粧料を塗布したとき、乾き際のきしみ感をより低減する点から、ポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコールは、数平均分子量が400〜10000のものが好ましく、製造性、水への溶解性を向上させる観点から、400〜4000がより好ましく、600〜3000がさらに好ましく、600〜2000がよりさらに好ましい。
具体的には、ポリエチレングリコール1000(PEG−20)、ポリエチレングリコール1540(PEG−32)、ポリエチレングリコール2000(PEG−40)等が挙げられる。
これらのうち、乾き際のきしみ感をより改善する観点から、ポリエチレングリコール1540(PEG−32)が好ましい。
ポリオールは、1種又は2種以上用いることができ、安定性を向上させる観点から、含有量は、全組成中に0.5〜5質量%が好ましく、1〜4質量%がより好ましい。
本発明の皮膚化粧料は、前記成分以外に、更に通常の化粧料に用いられる成分として、例えば、増粘剤、殺菌剤、保湿剤、湿潤剤、着色剤、防腐剤、感触向上剤、粉体、香料、抗炎症剤、美白剤、制汗剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を、適宜含有することができる。
本発明の皮膚化粧料は、通常の方法により製造することができ、水中油型乳化化粧料とされる。例えば、成分(E)及び(F)を混合し、60〜100℃で溶解させ均一にし、水相部とする。成分(A)、(B)、(C)及び(D)(成分(G)を配合する場合は、成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(G))を混合し、60〜100℃で溶解させ、均一にし、油相部とする。この水相部と油相部を混合して均一にし、好ましくは5℃〜30℃に、より好ましくは10〜28℃に、さらに好ましくは15〜26℃に冷却することにより、製造することができる。
本発明の皮膚化粧料は、例えば、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液などとすることができる。また、織布、不織布等のシート状基材に含浸又は塗布したシート状化粧料とすることもできる。
本発明の皮膚化粧料は、皮膚、好ましくは、頭皮を除く、より好ましくは、顔、身体、手足等のいずれかに塗布することにより、使用することができる。
本発明の皮膚化粧料は、成分(A)〜(F)を特定の割合で含有することにより、ラメラ状の構造体を形成する。肌に塗布し、水分が蒸発することで、皮膚表面に化粧塗布膜を形成する。なお、ラメラ構造は、小角X線回折により、確認することができる。
実施例1〜23、比較例1〜7
表1〜表3に示す組成の皮膚化粧料を製造し、ラメラ構造の形成の有無を観察した。また、水分閉塞性、保湿持続性、なめらか感の耐摩擦性、なめらか感の耐水性及び乾き際のきしみ感を評価した。結果を表1〜表3に併せて示す。
(製造方法)
成分(E)及び(F)を含む水相成分を70〜80℃で攪拌、溶解させて水相部とする。次に、成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(G)を含む油相成分を70〜80℃で攪拌、溶解させて油相部とする。水相部に油相部を70〜80℃で攪拌しながら添加し、更に攪拌しながら室温(25℃)に冷却して、皮膚化粧料(水中油型乳化化粧料)を製造した。
(評価方法)
(1)ラメラ構造の形成:
小角X線回折測定により、化粧料の相状態を解析した。得られたX線回折プロファイルにおいて、ラメラ構造に特徴的な繰り返しの回折ピークが観察されたものを「○」、されなかったものを「×」として示した。
(2)水分閉塞性:
各皮膚化粧料を、5Cの定量ろ紙(東洋濾紙社製、ADVANTEC FILTER PAPER 5C)に0.01mL/cm2 塗布し、24時間、20℃20%RHの環境下に静置した。このろ紙を切り抜き、40mLバイアル瓶(ピアースバイアルCV−400、アズワン社製;蓋に直径17.3mmの孔が空いている)のビンの上にのせ、蓋をした。上記瓶に水を一定量加えたものを、20℃20%RHの環境下に24時間静置し、水の減少量を測定した。
保存前の質量を(m1)、24時間後の質量を(m2)とし、化粧料を塗布しないろ紙の場合の水分蒸散量W(g)、実施例又は比較例の化粧料をろ紙に塗布した場合の水分蒸散量S(g)とし、下記式により、水分蒸散抑制率(%)を求めた。
水分蒸散量W(g)=Wm1−Wm2
水分蒸散量S(g)=Sm1−Sm2
水分蒸散抑制率(%)=(W(g)−S(g))/W(g)×100
数値が高いほど、保湿性(水分閉塞性)に優れることを示す。
(3)保湿持続性:
専門のパネラー10人により、各皮膚化粧料0.5mLを全顔に使用した。5時間後の保湿感を、下記基準に従って評価し、平均値を求めた。
5;保湿感を非常に感じる。
4;保湿感を感じる。
3;保湿感をやや感じる。
2;保湿感をほとんど感じない。
1;保湿感を感じない。
(4)なめらか感の耐摩擦性:
専門のパネラー10人により、各皮膚化粧料0.2mLを前腕内側部全体に塗布する。5分後にコットン生地(綿ブロード)を押し当て(30秒、荷重200g、2.5cmφ)、コットン生地を塗布部位に対してさらに5cm移動させた。それを5回繰り返した。その後、塗布部位に対して下記基準に従って、なめらか感の耐摩擦性を評価し、平均値を求めた。
5:べたつきを全く感じず、摩った指が非常になめらかに動く。
4:べたつきをほとんど感じず、摩った指がなめらかに動く。
3:べたつきをやや感じるが、摩った指がなめらかに動く。
2:べたつきをやや感じ、摩った指がややひっかかる感じ。
1:べたつきを感じ、摩った指がひっかかる感じ。
(5)なめらか感の耐水性:
専門のパネラー10人により、各皮膚化粧料0.2mLを前腕内側部全体に塗布する。5分後に3L/minの条件で塗布部位に室温の精製水を30秒間流した後、キムタオルを用いて上から軽く押さえつけて水滴を拭った。タオルドライを3回繰り返し、5分後に下記基準に従って、なめらか感の耐水性を評価し、平均値を求めた。
5:べたつきを全く感じず、摩った指が非常になめらかに動く。
4:べたつきをほとんど感じず、摩った指がなめらかに動く。
3:べたつきをやや感じるが、摩った指がなめらかに動く。
2:べたつきをやや感じ、摩った指がややひっかかる感じ。
1:べたつきを感じ、摩った指がひっかかる感じ。
(6)乾き際のきしみ感:
専門のパネラー10人により、各皮膚化粧料0.2mLを前腕内側部全体に塗布したときの乾き際のきしみ感を、下記基準に従って評価し、平均値を求めた。
5:乾き際、全く指のひっかかりを感じない。
4:乾き際、ほとんど指のひっかかりを感じない。
3:乾き際、やや指のひっかかりを感じる。
2:乾き際、指のひっかかりを感じる。
1:乾き際、指のひっかかりをとても感じる。
Figure 2016222598
Figure 2016222598
Figure 2016222598
実施例24〜25
実施例1〜23と同様にして、表4及び表5に示す組成の水中油型乳化皮膚化粧料を製造し、ラメラ構造の形成の有無を観察した。また、水分閉塞性、保湿持続性、なめらか感の耐摩擦性、なめらか感の耐水性及び乾き際のきしみ感を評価した。結果を表4及び表5に併せて示す。
Figure 2016222598
Figure 2016222598

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):
    (A)アニオン界面活性剤 0.05〜3質量%、
    (B)高級アルコール 0.1〜6質量%、
    (C)モノ脂肪酸グリセリンエステル、ジ脂肪酸グリセリンエステル、モノ脂肪酸ソルビタンエステル及びジ脂肪酸ソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上の化合物 0.3〜6質量%、
    (D)高重合シリコーン 0.001〜2質量%、
    (E)有機塩基 0.01〜1.5質量%、
    (F)水
    を含有し、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(A)の質量比が、(A)/[(B)+(C)]=0.05〜0.5であり、成分(B)及び(C)の合計量[(B)+(C)]に対する成分(B)質量比が、(B)/[(B)+(C)]=0.2〜0.75である、水中油型乳化皮膚化粧料。
  2. 成分(A)に対する成分(E)の質量比が、(E)/(A)=40〜100である請求項1記載の皮膚化粧料。
  3. 更に、(G)非イオン性界面活性剤を含有する請求項1又は2記載の皮膚化粧料。
  4. 成分(G)に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計量[(A)+(B)+(C)]の質量比{[(A)+(B)+(C)]/(G)}が、5〜30である請求項3記載の皮膚化粧料。
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