JP2016222340A - ユニバ−サルデザインの缶蓋 - Google Patents

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達吉 村山
Tatsuyoshi Murayama
達吉 村山
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Abstract

【課題】魚介類の負圧缶の蓋を,指一本の小さな力で,幼児から高齢者まで誰にでも容易に缶蓋の開口をすることが出来,かつ,安全に開口することが出来る新規の缶蓋を提供する。【解決手段】タブ先端部25と蓋板側基端部との長さ領域の寸法を最短距離に形成し,折り曲げ用の切れ目線17の両端部及びと加締部とのそれぞれの間隔の長さを短く,また他方をそれよりも長く両端部を異なる長さに形成し,操作部21を引き上げたとき,両端部ととが同時に切断されることなく,一方づつ準次に切断しつつ開口部前部11bが容易に引き上げられるよう形成し,缶蓋の開口を容易で安全に行なうことが出来るようにする。【選択図】図8

Description

本発明は,魚介及び果実等その他のフルオ−プン缶易開封式(イ−ジ−オ−プンエンド)に関するものである。
従来,魚介,果実等その他の缶の缶蓋は,タブ機構による易開封な缶蓋として構成されている。
フルオ−プン缶のイ−ジ−オ−プンエンドは,巻き締めカ−ル部の内周縁部近くにエンドレス状に切れ目線が刻印されている。この切れ目線の真上にタブの中心線の延長上にある先端部が位置するようにタブが取り付けられており,タブの後方操作部のリング部を引き起こすことにより,タブのタブ固着部を支点としてタブ先端が下方に押し下げられ,タブ先端の真下に設けられたエンドレス状の切れ目線がタブ先端によって切断され,缶本体内に折り込まれる。次いで,垂直に引き起こされたタブのリング部に指を差し入れ,親指を缶の蓋に当て引き上げることにより,蓋板上のエンドレス状の切れ目線は順次引き裂かれてフルオ−プン状に開封されるものである。
ところで,フルオ−プ方式の問題点は,開口片を形成する切れ目線を初期切断するためにタブが引き起こされて回動する際,指先を蓋板とタブの操作部下部に差し込むための遊びが無く,丁度蓋板に密着した板バネを引き起こすことに似ており,タブの操作部の下部に爪先を入れてタブを引き起こすには,人により,大きな力の負担で,特に幼児,高齢者には開口が出来ないとゆう点にある。本来望まれているバリアフリ−,つまり誰でも様々な方法で簡単に指先で開口することが出来るとゆう域に達していないのが現状である。
本発明は,このような事情に鑑みなされたものであり,その目的は,タブをより小さな力で老弱男女誰でも簡単に引き起こすことが出来,かつ,所定の大きさに容易に開口することが出来るユニバ−サルデザインの缶蓋を提供することにある。
上記の目的を達成するため,本発明の缶蓋は,次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は,蓋板(12)の開口部先端部(11a)の上面に折り曲げ可能な取付片(20)を介して取り付けたタブ(2)を,タブ後部の操作部(21)を軽く引き起こし,取付片(20)を支点として回動させ,最大の圧力が集中したタブ先端部(25)で,切れ目線(10)の破断部(10d)を初期切断し,引き続き操作部(21)を引き起こし,蓋板(12)の加締部(14)後部に形成された折り曲げ用切れ目線(17)を介して,開口部先端部(11a)を缶本体内に折り込み,次いで,操作部(21)を引き上げ開口部の全てを切断してフルオ−プンに開口を完了する缶蓋において,
タブ操作部(21)を軽く引き起こすことが出来,且つ,切れ目線(10)の破打部(10d)を初期切断する機能のみを備えるべく,タブ先端部(25)の押圧部(22)に隣接して加締部(14)を形成し,蓋板側基端部(20b)とタブ先端部(25)との長さ領域の寸法を,機能上最小限短い長さに形成したことを特徴としたものである。
また,前記タブ(2)の操作部(21)を軽く引き起こすことが出来,また破断部(10d)を初期切断後,加締部(14)を介して,開口部先端部(11a)を所定の位置から缶内に折り込むことが出来るよう,蓋板(12)の加締部(14)の後方に,直線状の折り曲げ用の切れ目線(17)を形成することが好ましい
(請求項2)。
また,缶内に折り込むための折り曲げ用の切れ目線(17)を介して折り込まれた開口部先端部(11a)を,小さな力で容易に引き上げることが出来るよう,折り曲げ用の切れ目線(17)の両端部(17a)及び(17b)と加締部(14)とのそれぞれの間隔の長さを短く,また他方をそれよりも長く両端部を異なる長さに形成し,操作部(21)を引き上げたとき,両端部(17a)と(17b)とが同時に切断されることなく,一方づつ順次に切断しつつ開口部前部(11b)が容易に引き上げられるよう,折り曲げ用切れ目線(17)の中心線“D”を横中心線“L”に対し,蓋板(12)の中心部を支点に傾斜して設けられ,直線状の折り曲げ用切れ目線(17)を形成することが好ましい(請求項3)。
また,タブ(2)の操作部(21)を引き上げ,缶本体内から開口部先端部(11a)及び前部(11b)を引き上げるとき,引き上げの力が蓋板(12)の上面に広く拡散することなく開口部前部(11b)に引き上げ力が集中すべく,開口部(11)と小さな面積の開口部前部(11b)との間を仕切る折り曲げ溝(16)を,前記折り曲げ用切れ目線(17)と平行に形成することが好ましい(請求項4)。
以上説明したように本発明によれば,次のような優れた効果を奏する。
(1)請求項1の発明によれば,蓋板側基端部とタブ先端部の長さ領域が極短いため,タブの引き起こしが軽く,また,より大きな力が先端に集中するため,誰にでも容易に開口すまることができる。
(2)請求項2の発明によれば,折り曲げ用切れ目線(17)を介して,最初に操作部(21)を引き起こしたとき,折り曲げ用切れ目線(17)を介してタブ(2)が蓋板(12)より上方に浮き上がり,操作部(12)を軽く引き起こすことが出来,また開口部先端部(11a)を所定の位置から缶内に容易に折り込むことが出来る。
(3)請求項3の発明によれぱ,缶内に折り込まれた開口部先端部(11a)を缶内から引き上げるとき,折り曲げ用切れ目線(17)の両端部(17a)及び(17b)と加締部(14)とのそれぞれの間隔が異なるため操作部(21)を引き上げたとき,両端部(17a)と(17b)とが同時に力が掛かることなく,加締部(14)から近い端部(17a)から(17b)へと順次に切り裂かれるため,引き起こしの力は従来の缶蓋に比べ半分の力に軽減される。
(4)請求項4の発明によれば,蓋板上面に,開口部と開口部前部との間に折り曲げ溝を設けたため,広い領域をもつ開口部に引き上げ力か拡散することなく,小さく限定された面積をもつ開口部前部は折り曲げ溝を介して引き上げ力が集中し,誰にでもスム−ズに,且つ,安全に缶蓋を開口することが出来る。
以下,本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて詳しく説明する。
図1乃至図12に本発明の実施形態を示す。これは,食料缶の缶蓋へ本発明を適応したその一例である。
〈蓋板12〉
図1及び図4に示すように,缶蓋の内周縁部近くにエンドレス状の切れ目線10が刻印されている。この切れ目線10の破断部10dの真上に,タブの中心線Lの延長上に形成された(図1参照)タブ先端部25(図3参照)が位置するように加締部14が形成されている。また,缶内より開口部前部11bを引き上げるとき,引き上げ力が開口部前部11bに集中するように,開口部11と開口部前部11bとを仕切る折り曲げ用溝16が形成されている。また,破断部11dが初期切断された後,先端部11aの残りの切れ目線10の部分を容易に切断して缶内に折り込むべく,直線上折り曲げ用切れ目線17が形成されている。また,折り曲げ用切れ目線17の端部17a及び17bと加締部14との間隔をそれぞれ異なった間隔に(図4参照)形成されている。
〈タブ2〉
図7乃至図12に示すように,開口部前部11aを押圧して蓋板12から切断して缶本体内に折り込み,開口部11を蓋板12の上面から引き上げてフルオ−プンに開口するものである。
図5及び図6にタブ2の構造を示す。タブ2は,図5に示すように,タブ先端部25より後方に続くタブ2の引き起こしを行なうリング状の操作部21が形成されていると共に,他方の先端部には,開口部先端部11aを押圧して初期切断するためのタブ先端部25が形成されている。また,図3及び図7に示すように,タブ先端部25は,操作部21を容易に引き起こすことが出来るように蓋板側基端部20bから出来るだけ近く(図3参照)に形成されており,又,操作部21を引き起こしたとき,タブ側基端部20eが蓋板12から浮き上がらないように,また,先端部11aを缶本体内に容易に折り込むことが出来るように,蓋板側基端部20bよりも後方の位置に形成されている。
次に,上記のように構成された食料缶の開口動作について説明する。
図7に示すように,タブ2の操作部21を引き起こすと,加締部14は折り曲げ用切れ目線17を介して上方へ浮き上がり,指先が操作部12に十分掛かるように極軽く起き上がり,更に引き起こすと,開口部破断部10dを初期切断し(図8参照),引き続き操作部21を垂直に引き起こすと(図9参照),開口部前部11bの先端部11aは折り曲げ用切れ目線17を介して,開口部先端部11aの残りの切れ目線10を切断して缶本体内に垂直に折り込み,次に,操作部21のリング部に指を掛け手前斜め上方向に向け引き上げると,開口部前部11bは広い面積の開口部11に引き上げ力が拡散することを防止する仕切り線折り曲げ溝16を介し,引き上げ力が開口部11bに集中し,加締部14と短い間隔の長さに設けられた折り曲げ用切れ目線17の端部17aが僅かな力で切断され,引き続き操作部21を引き上げることにより他方の端部17bへと順次に容易に切断され(図11参照),引き続きタブ2を引き上げる(図12参照)ことにより,開口部11は完全にフルオ−プンに開口される。
本発明の実施形態に係わるフルオ−プンかん用の缶蓋を示す平面図である。 図1中タブ取り付け部分拡大平面図である。 図2中3−3線矢視断面図である。 本発明の実施形態に係わるフルオ−プン缶の缶蓋を示す平面図である。 本発明の実施形態に係わるフルオ−プン缶のタブを示す平面図である。 図5中6−6線矢視断面図である。 タブを引き起こした状態を示す断面図である。 引き続きタブを引き起こし初期切断した状態を示す断面図である。 更にタブを垂直に引き起こし,折り曲げ用切れ目線を介して開口部先端部が缶内に折り込まれた状態を湿す断面図である。 開口部先端部が缶内に折り込まれた状態を示す平面図である。 タブを引き上げ折り曲げ溝を介して先端部を缶内より引き上げた状態を示す断面図である。 引き続きタブを引き上げ開口部の残りの切れ目線全部を引き裂いている状態を示す断面図である。
1 缶蓋
2 タブ
3 缶本体
10 切れ目線
10d 切れ目線破断部
11 開口部
11a 開口部先端部
11b 開口部前部
12 蓋板
14 タブ加締部
16 仕切り線折り曲げ溝
17 折り曲げ用切れ目線
17a 折り曲げ用切れ目線
17b 折り曲げ用切れ目線
20 タブ取付片
20b 蓋板側基端部
20e タブ側基端部
21 操作部
22 押圧部
25 タブ先端部
L 中心線
D 開口部前部の中心線

Claims (4)

  1. 蓋板(12)の開口部先端部(11a)の上面に折り曲げ可能な取付片(20)を介して取り付けたタブ(2)を,タブ後部の操作部(21)を軽く引き起こし,取付片(20)を支点として回動させ最大の圧力が集中したタブ先端部(25)で,切れ目線(10)の破断部(10d)を初期切断し,引き続き操作部(21)を引き起こし,蓋板(12)の加締部(14)後部に形成された折り曲げ用切れ目線(17)を介して,開口部先端部(11a)を缶本体内に折り込み,次いで,操作部(21)を引き上げ開口部の全てを切断してフルオ−プンに開口を完了する缶蓋において,
    タブ操作部(21)を軽く引き起こす事が出来,且つ,切れ目線(10)の破断部(10d)を初期切断する機能のみを備えるべく,タブ先端部(25)の押圧部(22)に隣接して加締部(14)を形成し,蓋板側基端部(20b)とタブ先端部(25)との長さ領域の寸法を,機能上最小限短い長さに形成したことを特徴とする缶蓋。
  2. 請求項1に記載の缶蓋において,前記タブ(2)の操作部(21)を軽く引き起こすことが出来,また破断部(10d)を初期切断後,加締部(14)を介して,開口部先端部(11a)を所定の位置から缶内に折り込むことが出来るよう,蓋板(12)の加締部(14)の後方に,直線状の折り曲げ用の切れ目線(17)を形成したことを特徴とする缶蓋。
  3. 請求項1乃至請求項2の何れかに記載の缶蓋において,缶内に折り込むための折り曲げ用の切れ目線(17)を介して折り込まれた開口部先端部(11a)を,小さな力で容易に引き上げる事が出来るよう,折り曲げ用の切れ目線(17)の両端部(17a)及び(17b)と加締部(14)とのそれぞれの間隔の長さを短く,また他方をそれよりも長く両端部を異なる長さに形成し,操作部(21)を引き上げたとき,両端部(17a)と(17b)とが同時に切断される事無く,一方づつ順次に切断しつつ開口部前部(11b)が容易に引き上げられるよう,折り曲げ用切れ目線(17)の中心線“D”を横中心線“L”に対し,蓋板(12)の中心部を支点に傾斜して設け,直線状の折り曲げ用切れ目線(17)を形成したことを特徴とする缶蓋。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の缶蓋において,タブ(2)の操作部(21)を引き上げ,缶本体内から開口部先端部(11a)及び前部(11b)を引き上げるとき,引き上げの力が蓋板(12)の上面に広く拡散する事なく開口部前部(11b)に引き上げ力が集中すべく,開口部(11)と小さな面積の開口部前部(11b)との間を仕切る折り曲げ溝(16)を,前記折り曲げ用切れ目線(17)と平行に形成したことを特徴とする缶蓋。
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