JP2016220178A - メンテナンス設定相互リンクシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンオイル等の交換時期等に関するメンテナンス事項を農用作業車及びユーザーの携帯端末との間で相互にリンクさせ、各々から設定、表示させるメンテナンス設定相互リンクシステムを提供する。【解決手段】農用作業車の制御装置と管理センターの管理サーバーとユーザーの端末装置とを通信可能とし、農用作業車は各種メンテナンス時間の設定と経過時間とを制御するメンテナンス時期制御手段と、表示手段と、操作手段と、を備える。前記制御装置はメンテナンス対象や設定時間等のメンテナンス事項を表示装置及びユーザーの端末装置に表示し、操作手段又はユーザーの端末装置によってメンテナンスの終了を入力することで、メンテナンス時期制御手段によって計時された経過時間をリセットすると共に、表示装置及びユーザーの端末装置にリセットされた状況を表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンオイル等の交換時期等のメンテナンス事項を農用作業車及びユーザーの携帯端末との間で相互にリンクさせて各々から設定でき、しかも各々に表示させるメンテナンス相互リンクシステムに関する。
従来、農用作業車の運転席に設置された表示機に、例えば、エンジンオイルの交換時期を表示することや、表示された内容を消去(リセット)するシステムがあった。また、農用作業車に通信装置を備え、ユーザー(サービスマン含む)の携帯端末等に上述と同様の情報を送信し表示することや、表示された内容を消去可能とするシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−113079号公報
ところが、上述した特許文献1に記載の技術では、エンジンオイルの交換を行った作業者が農用作業車に対してエンジンオイルの交換時期のリセット操作を行っても、サービスマンの携帯端末には反映されず、依然として携帯端末の表示機には未交換である旨の表示がなされ、逆に、サービスマンがエンジンオイルの交換を行い、携帯端末からリセット操作を行っても、農用作業車の表示機には反映されず、依然として未交換である旨の表示がなされるため、後日、エンジンオイルの交換が実施されたとの連絡等を受けた後に反映されていない側が後追いでリセット操作を行うしかなく、作業者とサービスマンとの間で適切な情報の共有化が図られていなかった。
そこで、本発明は、エンジンオイル等の交換時期等に関するメンテナンス事項を農用作業車及びユーザーの携帯端末との間で相互にリンクさせて各々から設定でき、しかも各々に表示させるメンテナンス設定相互リンクシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムは、農用作業車の制御装置と管理センターの管理サーバーとユーザーの端末装置とを通信装置を介して通信可能とし、農用作業車には各種メンテナンス対象に対応したメンテナンス時間の設定と経過時間とを制御・管理するメンテナンス時期制御手段と、表示手段と、操作手段と、を備えて前記制御装置と接続し、前記制御装置は前記メンテナンス時期制御手段によって制御される前記メンテナンス対象や設定時間等のメンテナンス事項を前記表示手段の表示装置、及び前記通信装置を介してユーザーの前記端末装置に表示し、前記操作手段またはユーザーの前記端末装置によってメンテナンスの終了を入力することで前記メンテナンス時期制御手段によって計時された経過時間をリセットすると共に前記表示手段の表示装置及びユーザーの前記端末装置にリセットされた状況を表示することを特徴とする。
かかるメンテナンス設定相互リンクシステムでは、メンテナンス対象となるエンジンオイル等の交換を行った際に、農用作業車またはサービスマンの端末装置等からリセット操作を行えば、リセットされた交換時期が互いの表示機に反映されるので、農用作業車の所有者とサービスマンとの間で確実で適切な情報の共有化を図ることができる。
また、農用作業車またはサービスマンの携帯端末等のいずれか一方からリセット操作を行うだけで互いの表示機に反映されるので、他方のリセット操作を行う必要がなく作業を簡略化できる。
また、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象の交換時期をリセット後の経過時間として表示できるので、多数のメンテナンス項目を一括して管理できると共に、交換後の経過時間を容易に把握することができる。
更に、交換時期を超え交換が必要なメンテナンス対象をサービスマンが確実に把握できるので、サービスマンから作業者に対して交換を促すことができ、農用作業車を常に万全の状態に維持することができる。
請求項2記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムは、請求項1に記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムであって、前記メンテナンス時期制御手段は、設定した時間または所定の事前時期に達した際に、前記メンテナンス事項を前記表示手段の表示装置及びユーザーの前記端末装置に強調して表示することを特徴とする。
かかるメンテナンス設定相互リンクシステムでは、設定したエンジンオイル等の交換時期、または交換時期に近づいた際、表示されたメンテナンス事項が点滅や反転等して強調して表示されることで交換の必要性を容易に把握することができる。
請求項3記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムは、請求項1又は請求項2に記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムであって、前記メンテナンス対象は、エンジンオイルと、エンジンオイルエレメントと、ミッションオイルと、フロントアクスルオイルと、ラインフィルタと、燃料コシ器エレメントと、Pラインフィルタエレメントのうち少なくとも1つ以上であることを特徴とする。
かかるメンテナンス設定相互リンクシステムでは、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象の交換時期をリセット後の経過時間として表示して管理することができる。
請求項4記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムは、請求項1乃至3に記載の発明に係るメンテナンス設定相互リンクシステムであって、前記表示装置に表示する前記メンテナンス事項は、メンテナンスを行うまでの残時間も含むことを特徴とする。
かかるメンテナンス設定相互リンクシステムでは、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象の交換時期を交換までの残時間として表示できるので、多数のメンテナンス項目を一括して管理できると共に、交換までの時間を容易に把握することができる。
また、サービスマンが事前に交換時期を残時間として容易に把握できるので、作業者に対する交換のアナウンスを確実に実施することができる。
本発明によれば、エンジンオイル等の交換を行った際に、農用作業車またはサービスマンの携帯端末等からリセット操作を行えば、リセットされた交換時期が互いの表示機に反映されるので、作業者とサービスマンとの間で確実で適切な情報の共有化を図ることができる。
本実施形態に係るメンテナンス設定相互リンクシステムの概略図である。 制御ブロック図である。 運転部の表示装置周辺を示す説明図である。 運転部の表示装置に表示されるメンテナンス関連の表示例である。 本実施形態に係るメンテナンス設定相互リンクシステムのフロー図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示す1は農用作業車としてのトラクタであり、ロータリ耕運機を装着している。なお、農用作業車はトラクタに限定されるものではなく、コンバインや田植機等であってもよい。
トラクタ1には制御装置6と制御装置6に接続された通信装置8とを備えており、トラクタ1と相互に通信を行う管理サーバー3とユーザーの端末装置4との間で外部ネットワーク5(無線基地局やプロバイダー回線等)を介して各種データのやり取りを可能としている。
図2に示すように、具体的には制御装置6は主に、記憶装置として各種プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、トラクタ1の起動時にROMから各種プログラムを読み出して記憶するRAM(Random Access Memory)と、演算処理装置として記憶装置に格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、時間管理等を可能とするタイマと、で構成している。また、記憶装置はROMやRAM以外に、各種プログラムやデータを記憶しRAMが読み出すことが可能なHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置9を備えている。
また、制御装置6は、インターフェース装置として各種センサ類7と接続すると共に、外部ネットワーク5等に接続するための通信装置8と接続している。また、入力装置として、ユーザインターフェースを提供する操作手段11(例えばキーボード、マウス、タッチパネル)と接続すると共に、出力装置として、ユーザインターフェースを提供する表示手段10である表示装置(例えばディスプレイ)15と接続している。
また、制御装置6は、交換によりメンテナンスの実施となるエンジンオイルやミッションオイル等の各メンテナンス対象12に対応した交換(使用限度)までの時間を設定したり、交換までの経過時間を制御・管理するメンテナンス時期制御手段30を備えている。
なお、メンテナンス時期制御手段30は、図5で示す本メンテナンス設定相互リンクシステムのフロー図において農用作業車側が実行する制御を可能としたプログラムであり、制御装置6のROMもしくはHDD等の補助記憶装置9に格納されている。
以上のような構成において、本実施形態に係る農用作業車のメンテナンス設定相互リンクシステムは、トラクタ1の制御装置6と管理センター2の管理サーバー3とユーザーの端末装置4とを通信装置8,40,50を介して通信可能とし、トラクタ1には各種メンテナンス対象12に対応したメンテナンス時間の設定と経過時間を制御・管理するメンテナンス時期制御手段30と表示手段10と操作手段11とを備えて制御装置6と接続し、制御装置6はメンテナンス時期制御手段30によって制御されるメンテナンス対象12と設定時間のこれらメンテナンス事項14を表示手段10の表示装置15、及び通信装置8を介してユーザーの端末装置4に表示し、操作手段11またはユーザーの端末装置4によってメンテナンスの終了を入力することでメンテナンス時期制御手段30によって計時された経過時間をリセットすると共に表示手段10の表示装置15及びユーザーの端末装置4にリセットされた状況を表示することを特徴とするものである。
また、トラクタ1と相互通信を行う管理センター2の管理サーバー3とユーザーの端末装置4とは、高速データ通信サービスを介して通信が行われる。具体的には、トラクタ1が備える制御装置6と接続された通信装置8と、管理サーバー3及び端末装置4が備える通信装置40,50との間で相互通信が行われ、インターネットや公衆電話網等の外部ネットワーク5によって高速データ通信サービスを実現する。
また、管理センター2は、ユーザーの各トラクタ1を一括して管理できるようにトラクタ1のメーカーが所定の場所に設立すると共に、管理センター2に設置された管理サーバー3によって、各トラクタ1の状況を管理できるようにしている。
従って、管理サーバー3は、トラクタ1から送信された各種データを記憶する記憶部や、これら各種データを解析するためのプログラムを実行する演算処理装置や、管理サーバー3を操作するオペレータに視認可能とする出力装置としての表示装置や印刷装置、トラクタ1に情報を送信するための入力装置としてのキーボードやマウス等、いわゆる制御装置を備えたコンピュータとしての機能を備えている。
また、ユーザーの端末装置4は、トラクタ1のユーザー自身の端末装置であってもよいが、本説明中では、トラクタ1を管理するメーカーの代理店に設置または代理店のサービスマンが携帯する端末を対象として説明する。
端末装置4は、トラクタ1から送信された各種データを記憶する記憶部や、これら各種データを解析するためのプログラムを実行する演算処理装置や、端末装置4を操作する担当者に視認可能とする出力装置としての表示装置、トラクタ1に情報を送信するための入力装置としてのキーボードやタッチパネル等、いわゆる制御装置を備えたコンピュータとしての機能を備えている。
特に、端末装置4はトラクタ1を預かってメンテナンスを行うことが多いメーカーの代理店で使用されるため、移動自在のモバイル型コンピュータや携帯電話を本体とすることが望ましい。
このように、トラクタ1と相互通信を行う管理サーバー3と端末装置4とは各々の通信装置40,50を介して各種データのやり取りを行うことができるようになっている。
なお、端末装置4と管理サーバー3には、図5で示す本メンテナンス設定相互リンクシステムのフロー図において端末装置4側が実行する制御を可能としたプログラムが、制御装置のROMもしくはHDD等の補助記憶装置に格納され実行されることで本システムが稼動するように構成している。
以上のように構成された本メンテナンス設定相互リンクシステムでは、トラクタ1や端末装置4等でメンテナンス情報を共有するために、それぞれが備える表示装置にメンテナンス情報を表示させる必要がある。
図3はトラクタ1の運転部に配設されたステアリングホイールSHとダッシュボードDの一例を示している。また、ダッシュボードDの上部側面にはトラクタ1の操縦者がステアリングホイールSH越しに視認できる表示機20が配設されており、表示機20にはエンジン回転数等の計器類21や警告灯22と共に、中央部に略半円状の表示装置15を備えている。
表示装置15はマトリクス型の液晶表示機23であり、メンテナンス情報や各種情報を表示することができる。
また、メンテナンス事項14を表示する液晶表示機23は、例えば、図4(a)、(b)に示すように、左側にミッションオイル、フロントアクスルオイル、エンジンオイルエレメント、ラインフィルタ、燃料コシ器エレメント、Pラインフィルタエレメント、エンジンオイルの7つのメンテナンス対象12が2画面に渡り別個に表示可能であり、右側には各メンテナンス対象12に対応して初期的に設定された交換時間や、経過時間、交換までの残時間と言った時間データ13を表示させることができる。
また、図4(c)に示すように、メンテナンス対象12のいずれかがメンテナンス時間を経過した場合、表示内容を反転させたり点滅させたり、液晶表示機23のバックライトを点滅させる等がなされ、トラクタ1の操縦者にメンテナンスの実施を促すように構成している。なお、本例示ではより目立たせるために、表示されるメンテナンス対象12や時間データ13と言った一対のメンテナンス事項14のみではなく全体を反転表示させているが、メンテナンス時間を経過したメンテナンス事項14のみを反転表示等してもよい。
また、図4(d)に示すように、トラクタ1を操縦する際に通常表示される上部側の車速やエンジン回転数とは別に、下部において「エンジンオイル交換」等の具体的な警告を表示させることもできる。
このように、トラクタ1の表示装置15にはメンテナンス事項14が表示され、操縦者への報知が行われる。なお、代理店の端末装置4においても同様にメンテナンス事項14が表示されるように構成している。
また、メンテナンス時間の設定や変更、経過時間のリセット操作等は、表示装置15にタッチパネルが併設されていればタッチパネルによって直接操作してもよく、表示装置15の外部に設置されたキーボード等の外部スイッチによって操作することもできる。なお、代理店の端末装置4においても同様である。
次に、トラクタ1とメーカーの代理店の端末装置4との相互通信を例としてメンテナンス設定相互リンクシステムの流れを図5に示して本実施形態の構成を説明する
まず、農用作業車であるトラクタ1のキーSW25をオンにする(ステップS1)。通電状態となったトラクタ1は、キーSW25がオン状態であることが制御装置6を介して通信装置8により代理店の端末装置4に送信される(ステップA)。
また、キーSW25のオン状態により、エンジンオイル等の各種メンテナンス対象12に対応したメンテナンス時間の計時が開始される(ステップS2)。
ここで、いずれかのメンテナンス対象12のメンテナンス時間を見直して設定時間を変更する必要があれば(ステップS3:YES)、設定時間の変更を行う。変更された設定時間は、通信装置8により代理店の端末装置4に送信される(ステップS4)。従って、端末装置4側にもトラクタ1と同様の設定時間が設定されることになる。なお、後述する端末装置4からの操作(ステップS35)によっても設定時間の変更が可能であり、変更された設定時間はトラクタ1に送信されることで端末装置4と同様の設定時間をトラクタ1に設定することができる。
また、メンテナンス時間の見直しが不要であれば(ステップS3:NO)、設定時間が経過するまでトラクタ1による作業を実施する。
次に、設定時間が経過すると(ステップS5:YES)、トラクタ1の表示装置15にメンテナンス事項を表示する(ステップS6)。具体的には、図4(c)に示すようにミッションオイル等のメンテナンス対象12と、対応する設定時間が表示され、メンテナンスを行うべきメンテナンス対象12と設定時間を反転表示して注意を促す。なお、図4(d)に示すように、トラクタ1を操作中の表示画面に「エンジンオイル交換」等のメンテナンスの実施を促す表示を行うこともできる。
設定時間については、メンテナンスを実施すべき時間が経過することで上述したような報知をすることもできるが、予め設定時間よりも前に報知することもできる。
次に、報知されたメンテナンス対象12についてのメンテナンスを行う(ステップS7:YES)。この場合、メンテナンスを実施しただけではトラクタ1や端末装置4に実施状況は反映されない。従って、メンテナンス実施後であっても表示装置15への表示は継続される(ステップS8)。なお、このような表示は、他の操作等のために表示内容を切替えた場合でも、予め設定された時間が経過する都度表示するようにして、メンテナンスの終了の入力に関する操作の実施を促すようにしている。
また、メンテナンスを行わずに(ステップS7:NO)そのままとしていた場合も、上述同様にメンテナンスの実施を促す表示がなされる(ステップS6)。
メンテナンスの実施後、メンテナンスが終了した旨をトラクタ1に入力する(ステップS9:YES)。入力に際しては、表示装置15に併設するタッチパネルや外部スイッチ等を操作して行う。
メンテナンス終了の入力が完了することで計時時間がリセットされ、同時に再び計時が開始される(ステップS11)。また、メンテナンスの終了に関する情報が端末装置4に送信され(ステップS10)、端末装置4側の計時時間もリセットされると共に、再び計時が開始される(ステップS39:YES、ステップS42)。
なお、メンテナンス終了の入力については、端末装置4側から入力しても、その入力情報はトラクタ1側に送信され(ステップS41)、トラクタ1と端末装置4はメンテナンス対象の計時時間が同様にリセットされ、再び計時が開始される。
次に、トラクタ1の作業を継続して行う場合は(ステップS12:NO)、ステップS3に戻り、上述した操作を繰り返す。また、トラクタ1の作業を中止する場合は(ステップS12:YES)、キーSW25をオフにして計時を中止(ステップS13)すると共に、全ての作業を終了する。この場合、計時を中止した旨を端末装置4に送信する(ステップS14)。また、計時中止の情報を受信(ステップS43:YES)した端末装置4も、同様に計時を中止する。
以上のように、トラクタ1側で実施されたメンテナンス時間の設定や計時時間のリセット操作の内容は、代理店の端末装置4にも反映される。
次に、端末装置4側の操作に関して具体的に詳述する。
まず、代理店で管理された端末装置4の電源SWをオンにする(ステップ31:YES)。通電状態となった端末装置4は、トラクタ1の稼動有無とトラクタ1の直近の状態を端末装置4が備える通信装置50によってトラクタ1に問い合わせる(ステップ32、ステップB)。トラクタ1が稼働中であれば(ステップS32:YES)、トラクタ1から情報を得ることができる。
トラクタ1から得られる情報の具体的な内容は、直近でトラクタ1に設定されている各種メンテナンス対象12に対応した設定時間と経過時間等の時間データ13である。
問い合わせに対してトラクタ1から得られた設定時間と経過時間のデータは、端末装置4側で管理している設定時間と経過時間と比較され、得られたデータが最新であればそれを最新データとして書き換える。
従って、端末装置4の電源SWをオフ状態としていた間にトラクタ1が稼動していても、端末装置4の起動時にトラクタ1が稼動していれば、トラクタ1から最新のデータを得ることができる。また、端末装置4の起動時にトラクタ1が稼動していなければ(ステップS32:NO)、端末装置4側で管理している設定時間と経過時間で暫定的に状況を把握することができると共に、トラクタ1が稼動するまで(ステップA)待機状態として所定間隔でトラクタ1への問い合わせを行う。
すなわち、端末装置4は、電源SWをオフとせずに常に稼動させていれば、上述したようなトラクタ1からの送信情報が逐次得られ、電源SWをオフとしていてもトラクタ1が稼動していれば、電源SWのオンと共に最新のデータを得ることができるように構成されている。
トラクタ1が稼動していれば(ステップS32:YES)、端末装置4は設定時間に対する計時を開始する(ステップS33)。
ここで、いずれかのメンテナンス対象12のメンテナンス時間を見直して設定時間を変更する必要があれば(ステップS34:YES)、設定時間の変更を行う。変更された設定時間は、通信装置50によりトラクタ1に送信される(ステップS35)。従って、トラクタ1側にも端末装置4と同様の設定時間が設定されることになる。なお、上述したトラクタ1からの操作(ステップS4)によっても設定時間の変更が可能であり、変更された設定時間は端末装置4に送信されることでトラクタ1と同様の設定時間を端末装置4に設定することができる。
また、メンテナンス時間の見直しが不要であれば(ステップS34:NO)、設定時間が経過するまで別段のアクションはない。
次に、設定時間が経過すると(ステップS36:YES)、端末装置4の表示装置にメンテナンス事項14を表示して(ステップS37)、メンテナンスの実施やトラクタ1の所有者へのアナウンスを促す。
設定時間については、メンテナンスを実施すべき時間が経過することで上述したような報知をすることもできるが、予め設定時間よりも前に報知することもできる。
メンテナンスは、トラクタ1の所有者が行う場合や、トラクタ1を代理店に持ち込んで代理店のサービスマンが実施する場合がある。
代理店のサービスマンがメンテナンスを実施したら、メンテナンスが終了した旨を端末装置4に入力する(ステップS38:YES)か、上述のようにトラクタ1に入力する。端末装置4への入力に際しては端末装置4が備える表示装置に併設するタッチパネルや外部スイッチ等を操作して行い、トラクタ1への入力に際しては上述の通りである。
端末装置4側でのメンテナンス終了の入力が完了することで計時時間がリセットされ、同時に再び計時が開始される(ステップS42)。また、メンテナンスの終了に関する情報がトラクタ1に送信され(ステップS41)、トラクタ1側の計時時間もリセットされると共に、再び計時が開始される(ステップS11)。
なお、メンテナンス終了の入力については、トラクタ1側から入力しても、その入力情報は端末装置4側に送信され(ステップS10)、トラクタ1と端末装置4はメンテナンス対象12の計時時間が同様にリセットされ、再び計時が開始される(ステップS39:YES)。
このように、代理店のサービスマンがメンテナンスを実施する場合は、上述したように端末装置4側またはトラクタ1側のいずれからもメンテナンス終了の入力を行うことができる。
しかし、トラクタ1の所有者がメンテナンスを実施する場合には、メンテナンス終了の入力情報が端末装置4側に送信(ステップS10)されない限り、例え実際にメンテナンスが行われていても、代理店の端末装置4には反映されない(ステップS39:NO)。
従って、代理店の端末装置4側でメンテナンス時間の経過管理を行うことで、メンテナンス時間が経過しても依然としてメンテナンス終了の入力情報を受信しなければ、サービスマンがトラクタ1の所有者へ電話や電子メール等によってメンテナンスの実施を促したり、メンテナンスの実施状況を確認することができる。
また、トラクタ1の所有者がメンテナンスを実施する場合、メンテナンス終了の入力情報が端末装置4側に送信(ステップS10)されるまで(ステップS39:NO)、端末装置4の表示装置への表示は継続される(ステップS40)。なお、このような表示は、他の操作等のために表示内容を切替えた場合でも、予め設定された時間が経過する都度表示するようにして、メンテナンス終了の入力に関する操作の実施やアナウンスを促すようにしている。
また、メンテナンス終了の入力情報がトラクタ1側から端末装置4側に送信(ステップS10)されることで(ステップS39:YES)、上述のように計時時間がリセットされ、同時に再び計時が開始される(ステップS42)。
次に、トラクタ1側が作業を中止してトラクタ1のキーSW25をオフにした場合(ステップS12:YES)、トラクタ1側から端末装置4へ計時中止の情報が送信される(ステップS14)。端末装置4が計時中止の情報を受信すると(ステップS43:YES)、トラクタ1での計時の中止ばかりでなく、端末装置4側での計時も同様に中止される。
また、端末装置4の電源SWをオフにせず継続する場合は(ステップS45:NO)、ステップS34に戻り、上述した操作を繰り返す。また、端末装置4の電源SWをオフとした場合(ステップS45:YES)、計時を中止して(ステップS46)、端末装置4での全ての操作を終了する。
以上、説明したように本実施形態に係るメンテナンス設定相互リンクシステムは構成されており、農用作業車1の制御装置6と管理センター2の管理サーバー3とユーザーの端末装置4とを通信装置8,40,50を介して通信可能とし、農用作業車1には各種メンテナンス対象12に対応したメンテナンス時間の設定と経過時間とを制御・管理するメンテナンス時期制御手段30と、表示手段10と、操作手段11と、を備えて制御装置6と接続し、制御装置6はメンテナンス時期制御手段30によって制御されるメンテナンス対象12や設定時間等のメンテナンス事項14を表示手段10の表示装置、及び通信装置8を介してユーザーの端末装置4に表示し、操作手段11またはユーザーの端末装置4によってメンテナンスの終了を入力することでメンテナンス時期制御手段30によって計時された経過時間をリセットすると共に表示手段10の表示装置及びユーザーの端末装置4にリセットされた状況を表示することができるので、メンテナンス対象12となるエンジンオイル等の交換を行った際に、農用作業車1またはサービスマンの端末装置4等からリセット操作を行えば、リセットされた交換時期が互いの表示機に反映され、農用作業車1の所有者とサービスマンとの間で確実で適切な情報の共有化を図ることができる。
また、農用作業車1またはサービスマンの端末装置4等のいずれか一方からリセット操作を行うだけで互いの表示機に反映されるので、他方のリセット操作を行う必要がなく作業を簡略化できる。
また、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象12の交換時期をリセット後の経過時間として表示できるので、多数のメンテナンス項目を一括して管理できると共に、交換後の経過時間を容易に把握することができる。
更に、交換時期を超え交換が必要なメンテナンス対象12をサービスマンが確実に把握できるので、サービスマンから農用作業車1の所有者に対して交換を促すことができ、農用作業車1を常に万全の状態に維持することができる。
また、メンテナンス時期制御手段30は、設定した時間または所定の事前時期に達した際に、メンテナンス事項14を表示手段10の表示装置及びユーザーの端末装置4に強調して表示することができるので、メンテナンス対象12の交換の必要性を容易に把握することができる。
また、メンテナンス対象12は、エンジンオイルと、エンジンオイルエレメントと、ミッションオイルと、フロントアクスルオイルと、ラインフィルタと、燃料コシ器エレメントと、Pラインフィルタエレメントのうち少なくとも1つ以上であることから、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象12の交換時期をリセット後の経過時間として表示して管理することができる。
また、表示装置15に表示するメンテナンス事項14は、メンテナンスを行うまでの残時間も含むことから、エンジンオイルやエンジンオイルエレメント等の重要なメンテナンス対象12の交換時期を交換までの残時間として表示できるので、多数のメンテナンス項目を一括して管理できると共に、交換までの時間を容易に把握することができる。
更に、サービスマンが事前に交換時期を残時間として容易に把握できるので、農用作業車1の所有者に対する交換のアナウンスを確実に実施することができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態と一変形例を説明したが、本発明は係る特定の実施形態や変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 農用作業車(トラクタ)
2 管理センター
3 管理サーバー
4 端末装置
6 制御装置
8 通信装置
10 表示手段
11 操作手段
12 メンテナンス対象
14 メンテナンス事項
15 表示装置
30 メンテナンス時期制御手段

Claims (4)

  1. 農用作業車の制御装置と管理センターの管理サーバーとユーザーの端末装置とを通信装置を介して通信可能とし、農用作業車には各種メンテナンス対象に対応したメンテナンス時間の設定と経過時間とを制御・管理するメンテナンス時期制御手段と、表示手段と、操作手段と、を備えて前記制御装置と接続し、前記制御装置は前記メンテナンス時期制御手段によって制御される前記メンテナンス対象や設定時間等のメンテナンス事項を前記表示手段の表示装置、及び前記通信装置を介してユーザーの前記端末装置に表示し、前記操作手段またはユーザーの前記端末装置によってメンテナンスの終了を入力することで前記メンテナンス時期制御手段によって計時された経過時間をリセットすると共に前記表示手段の表示装置及びユーザーの前記端末装置にリセットされた状況を表示することを特徴とするメンテナンス設定相互リンクシステム。
  2. 前記メンテナンス時期制御手段は、設定した時間または所定の事前時期に達した際に、前記メンテナンス事項を前記表示手段の表示装置及びユーザーの前記端末装置に強調して表示することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス設定相互リンクシステム。
  3. 前記メンテナンス対象は、エンジンオイルと、エンジンオイルエレメントと、ミッションオイルと、フロントアクスルオイルと、ラインフィルタと、燃料コシ器エレメントと、Pラインフィルタエレメントのうち少なくとも1つ以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメンテナンス設定相互リンクシステム。
  4. 前記表示装置に表示する前記メンテナンス事項は、メンテナンスを行うまでの残時間も含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメンテナンス設定相互リンクシステム。
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