JP2016219531A - パワー半導体素子用Al合金膜 - Google Patents

パワー半導体素子用Al合金膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2016219531A
JP2016219531A JP2015100820A JP2015100820A JP2016219531A JP 2016219531 A JP2016219531 A JP 2016219531A JP 2015100820 A JP2015100820 A JP 2015100820A JP 2015100820 A JP2015100820 A JP 2015100820A JP 2016219531 A JP2016219531 A JP 2016219531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy film
atomic
content
power semiconductor
semiconductor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015100820A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6434859B2 (ja
Inventor
後藤 裕史
Yasushi Goto
裕史 後藤
亜由子 川上
Ayuko Kawakami
亜由子 川上
裕美 岩成
Yumi Iwanari
裕美 岩成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2015100820A priority Critical patent/JP6434859B2/ja
Publication of JP2016219531A publication Critical patent/JP2016219531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434859B2 publication Critical patent/JP6434859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】段差被覆性に優れ、ウェットエッチングにおけるSi等の残渣の発生が抑えられ、且つ、パワー半導体素子の製造工程で約400℃以上の高温下に曝された場合でもAlスパイクの発生が抑制されて耐熱性に優れたパワー半導体素子用Al合金膜を提供する。【解決手段】パワー半導体素子用Al合金膜は、金属成分として、Siと、La、Ni及びTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素を含む。Al合金膜は、電極及び電気配線を含む。【選択図】なし

Description

本発明は、パワー半導体素子用Al合金膜およびそれを備えたパワー半導体素子、並びにパワー半導体素子用Al合金膜を形成するためのスパッタリングターゲットに関する。詳細にはパワー半導体素子の電極や電気配線に用いられるAl合金膜に関する。
パワー半導体素子とは、数アンペアから1000アンペア程度の電流を制御する電力変換用半導体素子または電力制御用半導体素子である。近年、例えばパワーMOS型電界効果型トランジスタ(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor、パワーMOSFET)、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、IGBT)などの、絶縁ゲート型のパワー半導体素子が普及している。
図1を参照しながら、一般的なIGBTの構成を説明する。p型のコレクタ層2にはコレクタ電極1が接続されている。なお、コレクタ電極1は、図1では図示していない回路基板などに半田層を介して固定・接続されている。コレクタ層2の上にn型のベース層3が形成されている。n型のベース層3の上部にはp型のボディー領域4が形成され、その内部にn型のエミッタ層5が形成されている。2つのエミッタ層5間にあるn型のベース層3の領域がチャネル領域であり、そのチャネル領域上には、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7および層間絶縁膜8が形成されている。また、エミッタ層5の上部には電極層9としてエミッタ電極が形成されている。一般的にこれらのn型領域やp型領域は、Siなどからなる基板にPやBが元々含まれるか、領域ごとに決められたドーズ量、加速電圧、注入角度にてPやAs、Bをイオン注入した後に、領域ごとに決められた温度、時間で活性化の熱処理を行うことで形成される。
チャネル領域がp型のIGBTでは、電極層9であるエミッタ電極に負のバイアス、裏面電極であるコレクタ電極1に正のバイアスを印加するのと並行し、ゲート電極7に正のバイアスを印加することで、チャネル領域に反転層が形成され、エミッタ層5とn型ベース層3が反転層で接続されて電流が流れる。この電流はコレクタ電極1に流れる。上記エミッタ電極、コレクタ電極1などの電極には、例えば純AlやAl−Si合金等のAl系膜が用いられている。
上記電極に用いられるAl系膜は通常、スパッタリング法で作製される。例えばIGBTのエミッタ電極を形成する場合、まず、スパッタリング法によってAl−Si合金等のAl合金膜を、大きな段差形状を有するゲート電極7および層間絶縁膜8に沿って被覆した後、フォトリソグラフィによるパターニングおよびウェットエッチングによって所定の電極部位および電気配線部位のみにAl合金膜を残して他の部位のAl合金膜を除去して形成する。
図1に示すようにエミッタ電極は段差形状を有し、且つ、Si基板表面のエミッタ層5とボディー領域4と直接コンタクトをとる必要がある。そのため、エミッタ電極に用いられるAl合金膜は、段差被覆性(ステップカバレッジ性とも呼ばれる)に優れることが要求される。具体的には、段差を構成する平坦部および側面部の両方が均一な膜厚で被覆されており、被覆の連続性を維持している程、段差被覆性に優れている。これに対し、段差被覆性が悪いと、エミッタ電極のエミッタ層5およびボディー領域4とAl合金膜との接続を十分にとることができないためにコンタクト抵抗が大きくなり、IGBTの電気特性が低下する。
そこで、スパッタリング法によってAl合金膜を成膜する際、Si基板の温度を例えば200〜400℃程度の温度に加熱して段差被覆性を改善する場合がある。また、スパッタリング後、イオンドーピングなどの工程で活性化処理として約400℃程度の加熱処理を行う場合があるが、一般にAl合金膜は400℃以上の高温に曝されるとAlスパイクが発生し易くなるという問題がある。
Alスパイクは、Alがスパイク状にエミッタ層5およびボディー領域4に突き出る現象であり、Al合金膜とエミッタ層5およびボディー領域4とが接している界面において、エミッタ層5およびボディー領域4からAl合金膜にSiが拡散することに起因して発生する。Alスパイクが発生すると、エミッタ層5またはボディー領域4でIGBTの電流リークが発生し、IGBTの電気特性が低下する。なお、Alスパイクの発生は、上述したAl合金膜の成膜工程のみならず、それ以外のパワー半導体素子製造工程であって高温に曝される任意の製造工程で見られる問題である。
また、IGBTのエミッタ電極を形成する際、ウェットエッチング後に残るSi等の残渣は、エミッタ電極のワイヤボンディングの不良を生じる虞があることが指摘されている。通常、純Al膜やAl合金膜のウェットエッチングでは、PANと呼ばれるリン酸と硝酸と酢酸と水との混合薬液が用いられるが、PANによりAl合金膜をエッチングすると、Si等の残渣が発生し易い。
半導体素子の電極などに用いられるAl合金膜として、例えば特許文献1および2が挙げられる。このうち特許文献1には、半導体素子の製造工程で高温下に曝された場合であってもヒロックの発生が抑制されて高温耐熱性に優れたAl合金膜として、Ta、Nb、Re、Zr、W、Mo、V、Hf、Ti、CrおよびPtよりなる群(X群)から選択される少なくとも一種の元素と、Siおよび/またはGeとを含むAl合金膜が開示されている。上記X群元素は、融点が概ね1600℃以上の高融点金属から構成されており、高温下の耐熱性向上に寄与する元素であり、X群元素の好ましい含有量は0.1〜5原子%である。
また、特許文献2には、合金成分としてIVa、Va、VIa、VIIa族の遷移元素のうちの一種又は二種以上を合計で0.1〜5.0at%含有すると共にSi、Geのうちの一種又は二種を合計で0.1〜5.0at%含有するAl合金膜が開示されている。これらの元素は、耐SM(ストレスマイグレーション)性および耐EM(エレクトロマイグレーション)性の向上に有効であり、IVa族の元素としてTi、Zr、Hf;Va族の元素としてV、Nb、Ta;VIa族の元素としてCr、Mo、W;VIIa族の元素としてMn、Tc、Reがそれぞれ、挙げられている。
特開2012−243876号公報 特開平7−90552号公報
上述したようにAl合金膜をIGBTのエミッタ電極などの金属配線材料に用いる場合、下記(1)〜(3)の特性を全て満足することが要求されるが、前述した特許文献1〜2はこれらについて考慮していない。
(1)Al合金膜をスパッタリング法で成膜するときの基板温度を約200〜400℃の高温に高めることなく室温で成膜しても、段差被覆性に優れること。段差被覆性については、成膜時の基板温度の加熱による影響はあまり見られないが、生産コストやスループットなどを考慮すると、加熱しないで成膜しても段差被覆性に優れることが要求される。
(2)Al合金膜を成膜後、PANなどに代表されるAl合金膜のウェットエッチング液でエッチングしたとき、Si等の残渣が発生しないこと(ウェットエッチング残渣レス特性)。例えばスパッタ時のパワーを高めるなどして高速成膜を行う場合、成膜中に析出物が或る程度成長してエッチング残渣が生じやすくなるが、そのような場合でもエッチング時の残渣が生じないことが要求される。
(3)Al合金膜を成膜後、例えば約450℃程度の高温加熱処理を行っても、Alスパイクの発生が抑制されて耐熱性に優れること(Alスパイク耐性)。上述したとおりAlスパイクは約400℃以上の高温に曝されると発生し易くなるが、その場合でもAlスパイクの発生を抑えられることが要求される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エミッタ電極などのような段差を有するコンタクト形状の電極に好適に用いられるAl合金膜であって、段差被覆性に優れると共に、ウェットエッチングにおけるSi等の残渣の発生が抑えられ、且つ、パワー半導体素子の製造工程で約400℃以上の高温下に曝された場合でもAlスパイクの発生が抑制されて耐熱性に優れたパワー半導体素子用Al合金膜を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記Al合金膜を備えたパワー半導体素子、および上記Al合金膜を形成するためのスパッタリングターゲットを提供することにある。
上記課題を解決し得た本発明のパワー半導体素子用Al合金膜は、金属成分として、Siと、La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、を含むことに要旨を有する。本発明のAl合金膜は、電極および電気配線を含む。
本発明の好ましい実施形態において、上記Al合金膜の膜厚は500nm〜5μmである。
本発明の好ましい実施形態において、上記Siの含有量は0.5〜2原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Laの含有量は0.1〜2原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Niまたは前記Taの含有量は0.25〜1原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Siの含有量を原子%でx、上記Laの含有量を原子%でyとしたとき、下式(1)の関係を満足する。
x≦4×y・・・(1)
本発明には、上記のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜を有するパワー半導体素子も包含される。
また、上記課題を解決し得た本発明のパワー半導体素子用Al合金膜を形成するためのスパッタリングターゲットは、Siと、La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、を含み、残部がAlおよび不可避的不純物であることに要旨を有する。
本発明の好ましい実施形態において、上記Siの含有量は0.5〜2原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Laの含有量は0.1〜2原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Niまたは上記Taの含有量は0.25〜1原子%である。
本発明の好ましい実施形態において、上記Siの含有量をx原子%、上記Laの含有量をy原子%としたとき、下式(1)の関係を満足する。
x≦4×y・・・(1)
本発明のAl合金膜は、段差被覆性およびウェットエッチング残渣レス特性に優れると共に、高温加熱後のAlスパイク耐性にも優れているため、例えばエミッタ電極のように段差形状があってエミッタ層およびボディー領域と直接コンタクトをとらなければならない電極用金属配線膜として極めて有用である。その結果、本発明のAl合金膜を用いれば、信頼性に極めて優れたパワー半導体素子を提供することができる。
図1は、一般的なIGBTの構成を示す概略断面図である。 図2は、実施例において、段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、およびAlスパイク耐性の評価基準を示す図である。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた。その結果、Siと、La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、を含むAl−Si−(La、Ni、Taの少なくとも一種)合金膜;好ましくはSiと、Laと、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、を含むAl−Si−La−(Ni、Taの少なくとも一種)合金膜を用いれば上記課題を達成できることを見出した。本明細書において、上記Al−Si−La−(Ni、Taの少なくとも一種)合金膜を、Al−Si−La−(Ni/Ta)合金膜と表記する場合がある。
本発明のAl合金膜を用いれば、生産性などを考慮して基板を加熱せずに室温で成膜しても段差被覆性に優れ、高速成膜後もウェットエッチング時の残渣が生じず、例えばN2雰囲気下で450℃の高温熱処理を施してもSi拡散が抑制されてAlスパイクの発生が抑えられる。
以下、本発明のAl合金膜について詳述する。上述したように本発明のAl合金膜は、金属成分として、La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、Siと、を含む点に特徴がある。本明細書では、La、Ni、およびTaよりなる群をX群と呼び、上記X群に属する元素(La、Ni、Ta)をX群元素と呼ぶ場合がある。
本発明のAl合金膜は、Siを含むことが前提である。Siは、基板温度を高温に高めたときの段差被覆性に寄与する元素だからである。Siの好ましい含有量は、0.5〜2原子%である。Siの含有量が0.5原子%未満では、段差被覆性およびAlスパイク耐性が低下する。一方、Siの含有量が2原子%を超えると、ウェットエッチング残渣レス特性が劣化し易くなる。より好ましいSiの含有量は、1.0原子%以上、1.2原子%以下である。
本発明のAl合金膜において上記X群元素は、融点が1000〜3000℃の高融点金属のうち、段差被覆性、Alスパイク耐性、ウェットエッチング残渣レス特性の向上に寄与する元素として数多くの基礎実験に基づいて選択された元素である。上記X群元素は、単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。
従来技術との関係で言えば、本発明のAl合金膜は、Siを含有するAl−Si合金において、所望とする全ての特性向上に寄与する元素として上記三種類のX群元素を選択した点に特徴がある。後記する実施例で実証したようにX群元素を含まないAl−Si合金は、段差被覆性、およびウェットエッチング残渣レス特性に劣っているのに対し、Al−Si合金に上記X群元素を含むAl−Si−X群元素合金膜を用いると、上記特性が全て向上した。
なお、上記特許文献1および2においても、上記X群元素と重複する元素を含むAl合金膜が開示されている。しかしながら、これらの特許文献では、上記特性を全て備えたAl合金膜の提供を全く意図していないため、例えば、本発明では上記特性を満足しないために排除している元素も、使用可能な元素として例示している。例えば上記特許文献ではTa、Nb、Re、Zr、W、Mo、V、Hf、Ti、Cr、Ptを使用可能な元素として例示しているが、本発明者らの検討結果によれば、これらのうち少なくともNb、Zr、Mo、Hfは段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、Alスパイク耐性の全てに劣ることが判明した。
或は、表示装置などに用いられるAl合金膜では通常、La、Ndなどの希土類元素を耐熱性向上元素として使用することが多いが、本発明者らの検討結果によれば、Ndは段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、Alスパイク耐性の全てに劣ることが判明した。LaとNdはいずれも希土類元素であり、従来の知見ではいずれも耐熱性向上作用を有する元素群であると位置づけられている。これに対し、希土類元素のうちLaは本発明の要求特性を満足し得、 Ndは本発明の要求特性を満足しないとの実験結果は、従来からは到底予測できないものである。
本発明において上記X群元素の作用は、厳密には元素の種類によって相違する。具体的には、上記X群元素のうちLaは、主にウェットエッチング残渣レス特性の向上に寄与する元素であり、一方、上記X群元素のうちNiおよびTaは、主に段差被覆性、およびAlスパイク耐性の向上に寄与する元素である。
ここで、Laと;Ni、Taとの間で、厳密には主な作用が異なる理由はこれらの原子半径が相違するためと推察される。これらの原子半径を大きい順に並べると、La>Al>Ta>Niである。
すなわち、NiとTaの原子半径はLaの原子半径より小さく、Niの原子半径はTaの原子半径よりも小さい。そのため、NiまたはTaを添加するとAl合金膜のAl流動化を促進する働きが十分に発揮されるため、段差被覆性が向上すると考えられる。一方、Laの原子半径はAlの原子半径よりも約50%程度大きいため、Alの流動化を促進する働きは弱く、段差被覆性の改善効果は低いと考えられる。
本発明では、X群元素として、Laを少なくとも含むことが好ましい。より好ましくは、X群元素として、Laと、Niおよび/またはTaと、の両方を含むAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜である。
上記X群元素の作用を有効に発揮させるためには、各元素の含有量を適切に制御することが好ましい。
具体的にはNiまたはTaの好ましい含有量は0.25〜1原子%である。NiまたはTaの含有量が0.25原子%未満では、段差被覆性が有効に発揮されない。一方、NiまたはTaの含有量が1原子%を超えると、Alスパイク耐性が有効に発揮されない。より好ましい含有量は、NiまたはTaのいずれにおいても、0.5原子%以上、0.7原子%以下である。
また、Laの好ましい含有量は0.1〜2原子%である。Laの含有量が0.1原子%未満では、ウェットエッチング残渣レス特性が有効に発揮されず、一方、La含有量が2原子%を超えると、Alスパイク耐性が劣化し易くなる。より好ましいLaの含有量は、0.4原子%以上、1.2原子%以下である。
本発明において、より好ましく用いられるAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜のLa含有量が2原子%を超えるとAlスパイク耐性が低下する理由は、例えば以下のように推察される。上記Al合金膜のようにLaを含有する場合、LaとSiが結合したLaシリサイドは、上記Al合金膜の結晶粒界、および上記Al合金膜とSi基板との界面の両方に形成されるため、Alスパイク耐性が向上し、且つ、Si基板との界面でSiの析出が抑制されてウェットエッチング残渣レス特性が改善されると考えられる。しかし、Laの原子サイズがAlに比べて非常に大きいことを考慮すると、上記Laシリサイドは、Si基板との界面よりも、主に上記Al合金膜の結晶粒界で発生すると考えられる。La含有量が2原子%を超えると、Si基板との界面に形成されるLaシリサイドがSiとAlの拡散バリアとして有効に作用せず、且つ、結晶粒界でのLaシリサイドの形成によって上記Al合金膜のSiの固溶度が低下するため、Alスパイク耐性が低下すると推察される。
本発明においてX群元素としてLaと、Niおよび/またはTaとを含有するAl−La−(Ni/Ta)合金膜の場合、Siの含有量をx原子%、Laの含有量をy原子%とすると、下式(1)の関係を満足することが好ましい。
x≦4×y・・・(1)
上式(1)の関係を満足せず、x>4×yになると、後記する実施例に示すように、Laによるウェットエッチング残渣レス特性向上作用が十分に発揮されない。好ましくは、下式(1A)を満足することが好ましく、下式(1B)を満足することがより好ましい。
x≦2.5×y・・・(1A)
x≦1.5×y・・・(1B)
本発明に係るAl合金膜の好ましい膜厚は、500nm〜5μmである。Al合金膜を成膜する際の効率やスパッタリング装置の小型化のために薄膜化を図る場合には、Al合金膜の膜厚は薄い程良く、例えば4μm以下が好ましく、3μm以下がより好ましい。一方、段差被覆性をより向上させると共に、低い電気特性のAl合金膜を得る観点からは、Al合金膜の膜厚は700nm以上であることが好ましく、より好ましくは1μm以上である。
本発明のAl合金膜は、スパッタリング法にてスパッタリングターゲット(以下「ターゲット」ということがある。)を用いて形成することが望ましい。スパッタリング法によれば、イオンプレーティング法、電子ビーム蒸着法、真空蒸着法などの場合に比べ、金属成分や膜厚の面内均一性に優れたAl合金膜を容易に形成できるからである。
スパッタリング法によって本発明のAl合金膜を形成するためには、所望とするAl合金膜と同一組成のAl合金スパッタリングターゲットを用いることが好ましい。これにより、組成ズレの虞がなく、所定の成分組成を有するAl合金膜を成膜することができる。
すなわち、本発明には、前述したAl合金膜と同じ組成のスパッタリングターゲットも包含される。詳細には、Siと、Ni、Ta、およびLaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、を含み、残部がAlおよび不可避的不純物であるAl合金スパッタリングターゲットが挙げられる。ここで、Siの好ましい含有量は0.5〜2原子%、NiまたはTaの好ましい含有量は0.25〜1原子%、Laの好ましい含有量は0.1〜2原子%である。本発明では、X群元素としてLaと、Niおよび/またはTaとを含むAl−Si−La−(Ni/Ta)合金ターゲットが好ましく用いられる。上記ターゲットにおいて、Siの含有量をx原子%、Laの含有量をy原子%としたとき、x≦4×yの関係を満足することが好ましい。
上記ターゲットの形状は、スパッタリング装置の形状や構造に応じて任意の形状(角型プレート状、円形プレート状、ドーナツプレート状、円筒状など)に加工したものが含まれる。
上記ターゲットの製造方法は特に限定されず、例えば溶解鋳造法、粉末焼結法、スプレイフォーミング法でAl基合金からなるインゴットを製造してターゲットを得る方法、Al基合金からなるプリフォーム(最終的な緻密体を得る前の中間体)を製造した後、該プリフォームを緻密化手段により緻密化してターゲットを得る方法などが挙げられる。
本発明には、上記Al合金膜を備えたパワー半導体素子も包含される。本発明のAl合金膜を、上記パワー半導体素子に用いられる電極や電気配線、例えば前述したIGBTにおけるエミッタ電極などに用いれば、信頼性の高いパワー半導体素子が得られる。上記パワー半導体素子の製造方法は特に限定されず、通常行われている方法で製造することができる。
上記パワー半導体素子において、本発明のAl合金膜はSi基板、SiC基板、またはGaN基板などの基板と接続される場合がある。この場合、本発明のAl合金膜と上記基板とは直接接続されても良い。本発明のAl合金膜を用いれば上記Al合金膜と基板との間の原子の相互拡散が抑えられるため、これらが直接接続されていても、Alスパイク耐性、段差被覆性、およびウェットエッチング残渣レス特性の全てが良好に発揮され、優れた半導体特性が得られるからである。或は、上記Al合金膜と上記基板との間に、酸化シリコン、窒化シリコンなどの層間絶縁膜層;Si、SiC、GaNなどからなる半導体層が形成されていても良い。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例によって制限されず、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
実施例1
本実施例では、Al−1原子%Si−(0〜2原子%)La−(0〜1原子%)Ni合金膜、またはAl−1原子%Si−(0〜2原子%)La−(0〜1原子%)Ta合金膜を用い、以下のようにして段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、およびAlスパイク耐性を測定するための試料を作製した。
まず、面方位100、基板サイズ4インチのSi基板を用意し、膜厚1000nmのSiO2をCVD法によって成膜してパターニングを行い、アスペクト比(段差部位の深さと幅の比)が0.2のライン&スペースを形成した。
次いで、表1〜表3に示す種々のAl合金膜(膜厚5000nm)を、DCマグネトロン・スパッタ法にて成膜して試料を得た。スパッタリング条件は以下のとおりである。
雰囲気ガス:Ar
圧力:2mTorr
基板温度:25℃(室温)
ターゲット:上記表に対応する組成のAl合金ターゲットを使用
なお、上記Al合金膜における各合金元素の含有量は、高周波誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma、ICP)発光分析法によって求めた。
本実施例では、上記成膜後の試料を用い、下記(1)に記載の段差被覆性を測定した。
更に上記成膜後の試料を用い、2%PAN(リン酸:硝酸:酢酸=70:2:10)のエッチング液を用いて下記条件でウェットエッチングし、下記(2)に記載のウェットエッチング残渣レス特性を測定した。
液温:40℃
液量:100ML
オーバーエッチング量≧100%:上記試料のエッチング除去が確認できた時間(ジャストエッチング時間)を100%としたとき、ジャストエッチング時間と同じ時間以上のオーバーエッチング時間を加える。
更に上記成膜後の試料に対して不活性ガス(N2)雰囲気下にて450℃で30分間保持する加熱処理を行なった後、Al膜を除去してAlスパイク耐性を測定するため、2%PAN(リン酸:硝酸:酢酸=70:2:10)を用いてAl合金膜をウェットエッチングし、5μm幅のライン&スペースパターンを形成した。エッチング条件は、温度40℃、エッチング時間10分間である。このようにして得られた試料を用い、下記(3)に記載のAlスパイク耐性を測定した。
(1)Al合金膜の段差被覆性
上記試料について、走査型電子顕微鏡:Scanning Electron Microscope、SEM)により倍率10000倍にて任意の領域を観察し、図2の「段差被覆性」の欄に示す基準に基づいて段差被覆性を評価した。
本実施例では◎(非常に良好)、○(良好)、△(マージナル=境界)を合格とし、×(不良)を不合格とした。
(2)Al合金膜のウェットエッチング残渣レス特性
上記試料について、任意の領域をSEM観察(倍率5000倍)し、図2の「ウェットエッチング残渣レス特性」の欄に示す基準に基づいてウェットエッチング残渣レス特性を評価した。
図2中、◎、〇、△、×の詳細は以下のとおりである。
◎:エッチング残渣は小さいものも含めて全く残らない
〇:エッチング残渣は少し残るが電気的特性などの性能に影響しない
△:エッチング残渣のサイズが大きく使用可否の限界
×:エッチング残渣のサイズが大きくて使用不可
本実施例では、◎(非常に良好)、○(良好)、△(マージナル)を合格とし、×(不良)を不合格とした。
(3)Al合金膜のAlスパイク耐性
上記試料について、任意の領域をSEM観察(倍率5000倍)し、図2の「Alスパイク耐性」の欄に示す基準に基づいてAlスパイク耐性を評価した。
図2中、◎、〇、△、×の詳細は以下のとおりである。
◎:Alスパイクは全くみられない
〇:Alスパイクは少し生じるが電気的特性などの性能に影響しない
△:Alスパイクが生じて使用可否の限界
×:明確にボイドが確認された
本実施例では、◎(非常に良好)、○(良好)、△(マージナル)を合格とし、×(不良)を不合格とした。
これらの結果を表1〜表3に併記する。
まず、表1の段差被覆性の結果について考察する。
表1より、Laを0〜2.0原子%、且つ、NiまたはTaを0.25〜1.0原子%以上含有するAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜は、良好な段差被覆性が得られることが分かった。特にNiまたはTaの含有量が0.5原子%以上になると、La含有量にかかわらず段差被覆性の評価は「可」から「優」または「良」に向上した。
これに対し、本発明で規定するX群元素(La、Ni、Ta)を全く含まないAl−Si合金膜を、本実施例のように基板温度を室温にしてスパッタ法によって成膜した場合、段差被覆性が低下した。この結果は、従来技術の内容を裏付けるものであった。
また、Al−Si−La−Ni合金膜について着目すると、表1より、Niを無添加のままで、Laの含有量を0.1〜2.0原子%の範囲で増加させても段差被覆性は改善されないことが分かった。その理由は詳細には不明であるが、Laの原子半径はAlの原子半径に比べて50%程度大きいため、LaはAlの流動性改善に寄与できなかったためと推察される。これに対し、Niの原子半径はAlの原子半径に比べて小さいため、Niは、Alの融点低下に伴うAlの流動性改善作用を阻害せず、むしろAlの流動性を向上したと考えられる。その結果、Niの含有量が高くなると、上記Al合金膜の段差被覆性が大きく改善されたと推察される。
上記のAl−Si−Ni合金膜と同様の結果が、Niの替わりにTaを含むAl−Si−Ta合金膜にも見られた。但し、段差被覆性に対する効果は、Taに比べてNiの方が優れている。これは、Taに比べてNiの原子半径が小さいため、Alの流動性に対する改善効果がTaに比べてNiの方が大きくなったと考えられる。
次に、表2のウェットエッチング残渣レス特性、および表3のAlスパイク耐性の結果について考察する。
これらの表より、Laを0.1〜2.0原子%、且つ、NiまたはTaを0.25〜1.0原子%含有するAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜は、良好なウェットエッチング残渣レス特性およびAlスパイク耐性が得られることが分かった。
これに対し、本発明で規定するX群元素(La、Ni、Ta)を全く含まないAl−Si合金膜を、本実施例のように基板温度を室温にしてスパッタ法によって成膜した場合、表2に示すようにウェットエッチング後に残渣が激しく発生したが、表3に示すようにAlスパイクの発生は見られず、Alスパイク耐性は良好であった。この結果は、従来技術の内容を裏付けるものであった。
また、NiまたはTaを無添加のままで、Laの含有量を0.1〜2.0原子%の範囲で増加させると、表2に示すようにLa含有量の増加と共にウェットエッチング残渣レス特性も向上した。このようにLaと、NiまたはTaとを含有させることによってエッチング残渣の発生が低減される理由は詳細には不明であるが、これらの元素がSi基板中のSiとシリサイドを形成し、Si基板と上記Al−Si−La−(Ni/Ta)合金膜の界面でSiの析出が抑制されるためと推察される。
これに対し、Alスパイク耐性の結果は、上記ウェットエッチング残渣レス特性とは異なる挙動を示した。詳細には表3に示すようにLa含有量が0.25原子%までは上記特性は向上したが、更にLa含有量を増加させるとAlスパイクが発生し易くなり、Laの含有量が1.0原子%以上になるとAlスパイク耐性は大きく低下した。その理由は詳細には不明であるが、La、Ni、Taの含有量が少ないときは、これらX群元素の添加によってLaシリサイド、Niシリサイド、Taシリサイド等がAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜とSi基板との界面に形成されるため、Alスパイク耐性が向上したと推察される。しかし、Laの含有量が2.0原子%を超える場合、或いは、NiまたはTaの含有量が1.0原子%を超える場合、上記シリサイドの形成は、Si基板とAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜との界面よりも、Al結晶粒界の方が主流となり、且つ、Al結晶粒中のSi含有量が減少するために、Alスパイク耐性が再び劣化したと推察される。
これらの結果をまとめると、本実施例のようにAl−Si−La−(Ni/Ta)合金膜におけるSiの含有量を1.0原子%(一定)とした場合、段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、およびAlスパイク耐性の全てに優れたAl合金膜を得るためには、La含有量を0.1〜2原子%、且つ、Ni又はTa含有量を0.25〜1原子%にすることが有効であることが分かった。
実施例2
本実施例では、Al−(0.5〜2.0原子%)Si−(0.1〜1.0原子%)La−(0〜1.0原子%)Ni合金膜、またはAl−(0.5〜2.0原子%)Si−(0.1〜1.0原子%)La−(0〜1.0原子%)Ta合金膜を用い、前述した実施例1と同様にして段差被覆性、ウェットエッチング残渣レス特性、およびAlスパイク耐性を評価した。
その結果、Siの含有量が0.5原子%から2.0原子%に増加するにつれて、段差被覆性およびAlスパイク耐性は向上するが、ウェットエッチング残渣レス特性は低下する傾向が見られた。
また、上記Al−Si−La−(Ni/Ta)合金膜において、Si含有量をx(x=1.0原子%または2.0原子%)としたときの、ウェットエッチング残渣レス特性を改善するために必要なLaの含有量yの範囲を調べた。その結果、Si含有量x=1.0原子%の場合は、Laの含有量yが0.25原子%以上のときに上記特性が改善され、一方、Si含有量x=2.0原子%の場合は、Laの含有量yが0.5原子%以上のときに上記特性が改善されることが分かった。よって、ウェットエッチング残渣レス特性に優れたAl合金膜を得るためには、x≦4×yの関係を満足するようにSiおよびLaの含有量を制御することが有効であることが分かった。
1 コレクタ電極
2 コレクタ層
3 ベース層
4 ボディー領域
5 エミッタ層
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 層間絶縁膜
9 電極層

Claims (12)

  1. 金属成分として、
    Siと、
    La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、
    を含むことを特徴とするパワー半導体素子用Al合金膜。
  2. 膜厚が500nm〜5μmである請求項1に記載のパワー半導体素子用Al合金膜。
  3. 前記Siの含有量は0.5〜2原子%である請求項1または2に記載のパワー半導体素子用Al合金膜。
  4. 前記Laの含有量は0.1〜2原子%である請求項1〜3のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜。
  5. 前記Niまたは前記Taの含有量は0.25〜1原子%である請求項1〜4のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜。
  6. 前記Siの含有量をx原子%、前記Laの含有量をy原子%としたとき、下式(1)の関係を満足する請求項1〜5のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜。
    x≦4×y・・・(1)
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜を有するパワー半導体素子。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載のパワー半導体素子用Al合金膜を形成するためのスパッタリングターゲットであって、
    Siと、
    La、Ni、およびTaよりなる群から選択される少なくとも一種の元素と、
    を含み、残部がAlおよび不可避的不純物であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  9. 前記Siの含有量は0.5〜2原子%である請求項8に記載のスパッタリングターゲット。
  10. 前記Laの含有量は0.1〜2原子%である請求項8または9に記載のスパッタリングターゲット。
  11. 前記Niまたは前記Taの含有量は0.25〜1原子%である請求項8〜10のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  12. 前記Siの含有量をx原子%、前記Laの含有量をy原子%としたとき、下式(1)の関係を満足する請求項8〜11のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
    x≦4×y・・・(1)
JP2015100820A 2015-05-18 2015-05-18 パワー半導体素子用Al合金膜 Expired - Fee Related JP6434859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100820A JP6434859B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 パワー半導体素子用Al合金膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100820A JP6434859B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 パワー半導体素子用Al合金膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016219531A true JP2016219531A (ja) 2016-12-22
JP6434859B2 JP6434859B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=57582053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015100820A Expired - Fee Related JP6434859B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 パワー半導体素子用Al合金膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434859B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018218055A1 (de) 2017-11-17 2019-05-23 Hitachi Power Semiconductor Device, Ltd. Halbleiterchip und Leistungsmodul und dessen Herstellungsverfahren

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010844A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
JP2009046762A (ja) * 2007-07-24 2009-03-05 Kobelco Kaken:Kk Al−Ni−La−Si系Al合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法
JP2011035152A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
JP2012243877A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Kobe Steel Ltd 半導体電極構造
JP2012243876A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Kobe Steel Ltd 半導体装置用Al合金膜

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010844A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
JP2009046762A (ja) * 2007-07-24 2009-03-05 Kobelco Kaken:Kk Al−Ni−La−Si系Al合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法
JP2011035152A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
JP2012243877A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Kobe Steel Ltd 半導体電極構造
JP2012243876A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Kobe Steel Ltd 半導体装置用Al合金膜

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018218055A1 (de) 2017-11-17 2019-05-23 Hitachi Power Semiconductor Device, Ltd. Halbleiterchip und Leistungsmodul und dessen Herstellungsverfahren
US10522638B2 (en) 2017-11-17 2019-12-31 Hitachi Power Semiconductor Device, Ltd. Semiconductor chip and power module, and manufacturing method of the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP6434859B2 (ja) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5524905B2 (ja) パワー半導体素子用Al合金膜
JP5144585B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4221012B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
US9142661B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2021093127A1 (zh) AlGaN/GaN欧姆接触电极及其制备方法和降低欧姆接触的方法
JP4729661B2 (ja) ヒロックが無いアルミニウム層及びその形成方法
JP5491947B2 (ja) 表示装置用Al合金膜
JP2013084907A (ja) 表示装置用配線構造
JP6434859B2 (ja) パワー半導体素子用Al合金膜
JP2012189725A (ja) Ti合金バリアメタルを用いた配線膜および電極、並びにTi合金スパッタリングターゲット
JP7283053B2 (ja) 炭化珪素半導体装置、炭化珪素半導体組立体および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP6040904B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US9040402B2 (en) Fabrication method of silicon carbide semiconductor device
JP6455847B2 (ja) 半導体デバイス電極用のシリサイド合金膜及びシリサイド合金膜の製造方法
TWI654339B (zh) Wiring film
JP2012243877A (ja) 半導体電極構造
JP2012243878A (ja) 半導体電極構造
JPS6015970A (ja) 半導体装置
JP2017092331A (ja) デバイス用配線膜、およびAl合金スパッタリングターゲット材料
JP2012109465A (ja) 表示装置用金属配線膜
TWI609415B (zh) 半導體裝置電極的製造方法
JP5303008B2 (ja) 半導体素子及び半導体素子の製造方法
JP5368806B2 (ja) 表示装置用Al合金膜および表示装置
KR20070045579A (ko) 반도체 소자의 mim 커패시터 제조방법
KR20180125713A (ko) 몰리브덴 금속층을 포함하는 탄화규소 다이오드 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees