JP2016219281A - バッテリ着脱装置、バッテリ、及び、バッテリ着脱システム - Google Patents

バッテリ着脱装置、バッテリ、及び、バッテリ着脱システム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリが正常に装着されていないことを判定させることができる。【解決手段】バッテリ着脱装置は、装置側ストライカを備えている。バッテリは、固定位置にて車両のストライカと固定され、解除位置にてストライカとの固定が解除される第1ラッチを備えている。また、バッテリは、第1ラッチが固定位置とは異なる位置にあるときに装置側ストライカと係止し、第1ラッチが固定位置にあるときに装置側ストライカとの係止が解除される第2ラッチを備えている。バッテリ着脱装置は、装置側ストライカに生じる荷重によって装置側ストライカが挿入部から引き抜かれたことを契機として、制御装置にバッテリが正常に装着されていないと判定させる。【選択図】図7

Description

本発明は、バッテリを車両に対して着脱させるバッテリ着脱装置、車両に装着されるバッテリ、及び、バッテリ着脱システムに関する。
車両には、電力源としてバッテリが搭載されている。例えば、特許文献1では、車両に設けられたストライカに対して、バッテリに設けられた固定部材を固定することで車両にバッテリを搭載している。
特許文献1に記載のバッテリは、バッテリセルを収容したケースの外部に固定部材を備えている。固定部材は、車両に設けられたストライカに対する固定と固定の解除を行うラッチと、ストライカを固定したラッチの状態を保持する保持機構とを備えている。
車両に対するバッテリの装着は、バッテリ着脱装置によって行われる。バッテリの装着は、車両に対してバッテリが載置された載置台を近接させることで行われ、載置台が近接することでバッテリに設けられたラッチとストライカとが固定されるとともに、保持機構によってラッチがストライカを固定した状態が保持される。
特開2013−28324号公報
ところで、特許文献1には、バッテリ着脱装置が示されているものの、バッテリ脱着装置によってバッテリが正常に装着されたか否かを正確に判断することができない。このため、バッテリが正常に装着されていない場合に、バッテリが正常に装着されていないことを判定させることが望まれている。
本発明の目的は、バッテリが正常に装着されていないことを判定させることができるバッテリ着脱装置、バッテリ、及び、バッテリ着脱システムを提供することにある。
上記課題を解決するバッテリ着脱装置は、固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備えるバッテリを、前記車両に対して着脱させるバッテリ着脱装置であって、前記バッテリが載置される載置台と、前記載置台を車両に対して近接、及び、離間させる接離装置と、前記載置台に設けられ、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記バッテリに設けられた第2ラッチと係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記第2ラッチとの係止が解除される装置側係止部と、を備え、前記載置台の前記車両からの離間時に前記装置側係止部に生じる荷重によって、前記第1ラッチと前記ストライカとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせる。
これによれば、載置台にバッテリを載置した状態で、載置台を車両に近接させたときに、第1ラッチが固定位置に移動せず、第1ラッチと車両のストライカとが正常に固定されないと、第2ラッチと、装置側係止部との係止が解除されない。第2ラッチと、装置側係止部との係止が解除されない状態で載置台を車両から離間させようとすると、第2ラッチに生じる荷重が大きくなっていく。このため、第2ラッチに生じる荷重によって、ストライカと第1ラッチとが正常に固定されていないこと、すなわち、バッテリが正常に装着されていないことを判定させることができる。
上記バッテリ着脱装置について、前記載置台は、前記装置側係止部が挿入される挿入部を有し、前記装置側係止部は、前記挿入部に挿入されることで、電流が流れる電流経路の一部となり、荷重が生じることで前記電流経路に流れる電流を遮断し、前記契機は、前記電流経路に流れる電流が遮断することで生じてもよい。
これによれば、装置側係止部に生じる荷重が大きくなると、電流経路に流れる電流が遮断される。このため、電流経路に流れる電流が遮断されることを契機として、ストライカと第1ラッチとの固定状態が異常であると判定させることができる。
上記バッテリ着脱装置について、前記装置側係止部に生じる荷重を検出する荷重センサを備え、前記契機は、前記荷重センサによって検出される荷重が閾値を超えたときに生じてもよい。
これによれば、装置側係止部に生じる荷重を荷重センサで検出することで、装置側係止部に生じる荷重が閾値を超えたことを契機として、ストライカと第1ラッチとの固定状態が異常であると判定させることができる。
上記課題を解決するバッテリは、固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備え、前記車両からの離間時に装置側係止部に生じる荷重によって前記ストライカと前記第1ラッチとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせるバッテリ着脱装置によって前記車両に装着されるバッテリであって、前記第1ラッチと連動し、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記装置側係止部と係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記装置側係止部との係止が解除される第2ラッチを備える。
これによれば、第1ラッチが固定位置とは異なる位置にあるときは、第2ラッチが装置側係止部と係止するため、ストライカと第1ラッチとの固定状態が異常なときに、装置側係止部に荷重を生じさせることができる。そして、装置側係止部に荷重を生じさせることで、バッテリ着脱装置に、ストライカと第1ラッチとの固定状態が異常であると判定させることができる。
上記バッテリについて、前記第1ラッチと、前記第2ラッチとは、同一の回動軸に回転可能に支持されていてもよい。これによれば、回動軸に対する取付角度を調整することで、第1ラッチと第2ラッチとの位置調整を容易に行うことができる。
上記課題を解決するバッテリ着脱システムは、固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備えるバッテリと、前記バッテリを前記車両に対して着脱させるバッテリ着脱装置と、を備えたバッテリ着脱システムであって、前記バッテリ着脱装置は、前記バッテリが載置される載置台と、前記載置台を車両に対して近接、及び、離間させる接離装置と、前記載置台に設けられ、前記載置台の前記車両からの離間時に生じる荷重によって前記第1ラッチと前記ストライカとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせる装置側係止部と、を備え、前記バッテリは、前記第1ラッチと連動し、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記装置側係止部と係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記装置側係止部との係止が解除される第2ラッチを備える。
本発明によれば、バッテリが正常に装着されていないことを判定させることができる。
(a)はバッテリが装着される車両を示す概略図、(b)は車両に設けられたストライカを示す拡大図。 車両に装着されるバッテリを示す斜視図。 固定部材の一部を破断して示す斜視図。 ストライカと固定されていない状態の固定部材を示す断面図。 ストライカと固定されている状態の固定部材を示す断面図。 バッテリ着脱装置を示す概略構成図。 載置台に設けられた装置側ストライカ、及び、押圧ピンとバッテリとの関係を示す斜視図。 載置台に設けられた装置側ストライカ、及び、押圧ピンとバッテリとの関係を示す断面図。 載置台にバッテリを載置するときの固定部材の状態を示す断面図。 載置台にバッテリを載置したときの固定部材の状態を示す断面図。 バッテリを車両に装着するときの固定部材の状態を示す断面図。 バッテリを車両に装着しているときの固定部材の状態を示す断面図。 バッテリが正常に装着されていないときの固定部材の状態を示す断面図。 センサの出力を示すタイムチャート。 変形例のバッテリ着脱装置を示す概略図。 変形例のバッテリ着脱装置を示す概略図。
以下、バッテリ着脱装置、バッテリ、及び、バッテリ着脱システムの一実施形態について説明する。
図1(a)及び(b)に示すように、車両10の底部には、バッテリ20を収容するための収容スペース11が設けられている。本実施形態の車両10は、収容スペース11に装着されるバッテリ20を電力源として駆動する走行用モータを搭載するとともに、走行用モータの駆動によって走行する電気自動車やハイブリッド自動車である。
車両10において、収容スペース11を囲む部分には、複数のストライカ12が設けられている。本実施形態では、4個(図では2個のみ図示)のストライカ12が設けられている。ストライカ12は、棒材の両端を直角に屈曲させたU字状であり、直線状の連結部13の両端に、連結部13から同一方向に向けて直角に延びる第1固定部14及び第2固定部15を有している。ストライカ12は、第1固定部14が固定プレート16によって車両10に固定されている。固定プレート16は、第1固定部14が挿入される挿入部17とボルト18が挿入されるボルト孔19を有している。固定プレート16は、挿入部17にストライカ12の第1固定部14が挿入された状態でボルト孔19に挿入されたボルト18によって車両10に固定されている。これにより、ストライカ12の連結部13は車両10の下方に向けて延びており、第2固定部15は第1固定部14よりも車両10の下方に位置している。
図2に示すように、収容スペース11に収容されるバッテリ20は、複数の固定部材30を有している。詳細にいえば、バッテリ20は、複数のバッテリセルを直列接続又は並列接続したバッテリユニット21をケース22内に有しており、このバッテリユニット21を収容したケース22の外部に固定部材30が設けられている。本実施形態のケース22は、四角箱状であり、四隅に固定部材30が設けられている。各固定部材30同士の間隔は、車両10に設けられたストライカ12同士の間隔と同一間隔となっている。
上記したバッテリ20は、車両10に設けられたストライカ12と固定部材30との固定によって車両10に装着され、ストライカ12と固定部材30との固定解除によって車両10から離脱される。以下、ストライカ12と固定されていない状態の固定部材30について説明を行う。
図3及び図4に示すように、固定部材30は、四角箱状のハウジング31を有している。ハウジング31の天板32には、ハウジング31の内外を連通する連通部33が設けられている。また、天板32と対向するハウジング31の底板34には、ハウジング31の内外を連通する係止孔35と、ハウジング31の内外を連通する解除孔36が設けられている。
また、固定部材30のハウジング31の側壁37には、フランジ38が設けられている。フランジ38には、ボルト孔39が設けられており、このボルト孔39を挿通したボルト40によって固定部材30がケース22に固定されている。各固定部材30は、連通部33が同一方向を向くようにバッテリ20のケース22に固定されている。
ハウジング31の内部には、第1ラッチ41が収容されている。第1ラッチ41は、U字状であり、基部42と、基部42から延びる第1延設部43及び第2延設部44とを有している。第1延設部43と第2延設部44との間に区画される領域は、ストライカ12の第2固定部15が進入される第1進入部45となる。第1延設部43の先端には、係止片46が設けられている。第1ラッチ41は、ハウジング31内で回動可能な状態で第1回動軸47に支持されている。第1回動軸47は、第1ラッチ41の基部42を支持している。第1ラッチ41は、図示しない付勢部材(例えば、コイルバネ)によって、第1ラッチ41の回動方向における第1延設部43側(図中反時計周り)に向けて付勢されている。ハウジング31内には、付勢部材による第1ラッチ41の回動を規制する第1規制ピン48が設けられている。この第1規制ピン48が、第1延設部43に設けられた係止片46と当接することで、第1ラッチ41の回動を規制する。第1規制ピン48は、第1ラッチ41の第1進入部45が、連通部33を向く状態で停止するように設けられている。第1規制ピン48と第1ラッチ41が当接している状態では、第1進入部45に対するストライカ12の第2固定部15の進入、及び、抜け出しが可能であり、第1ラッチ41によるストライカ12の固定が行われていない。したがって、第1ラッチ41の解除位置とは、第1進入部45が連通部33を向いた状態で停止している位置であり、本実施形態では、第1ラッチ41と第1規制ピン48が当接する位置である。
ハウジング31の内部には、第2ラッチ66が収容されている。第2ラッチ66は、U字状(勾玉状)であり、U字のうち互いに対向する部位となる第1対向部67と第2対向部68とを有している。第1対向部67と、第2対向部68との間には、U字の底に向けて延びる第2進入部69が区画されている。第2ラッチ66は、ハウジング31内で回動可能な状態で第1回動軸47に支持されている。第1回動軸47は、第1対向部67を支持している。第2ラッチ66は、第1ラッチ41と同一の回動軸に支持され、第1ラッチ41に連動して回動する。なお、「連動」とは、第1ラッチ41と第2ラッチ66が機械的に連なって動作することを意味する。第2ラッチ66の第1対向部67は、第2対向部68よりも天板32寄りに位置している。第2対向部68は、ハウジング31に設けられた係止孔35と対向している。第1ラッチ41が解除位置にあり、第1ラッチ41の第1進入部45が連通部33を向いた状態において、第2ラッチ66の第2進入部69は、側壁37よりも若干天板32寄りを向くように位置している。本実施形態では、第1ラッチ41と、第2ラッチ66とは、第1進入部45と第2進入部69との相対関係(第1進入部45と第2進入部69のなす角)を維持したまま回動する。第1ラッチ41が解除位置にあるときの第2ラッチ66の位置を、以下、係止位置として説明する。
ハウジング31の内部には、第1ラッチ41の第2延設部44と隣り合ってポール51が収容されている。ポール51は、L字状であり、押圧部52と操作部53とを有している。ポール51は、押圧部52と操作部53との間の領域が、底板34を向くように設けられている。押圧部52は、第1ラッチ41の第2延設部44と接触した状態で設けられている。ポール51は、ハウジング31内で回動可能な状態で第2回動軸54に支持されている。第2回動軸54は、ポール51のL字の角に相当する部分を支持している。ポール51は、図示しない付勢部材(例えば、コイルバネ)によって、ポール51の回動方向における押圧部52側(図中時計回り)に付勢されている。ハウジング31内には、付勢部材によるポール51の回動を規制する第2規制ピン55が設けられている。この第2規制ピン55は、操作部53が解除孔36と対向する位置で停止するように設けられている。
ハウジング31の内部には、ポール51の押圧部52と隣り合ってレバー61が設けられている。レバー61は、ポール51の押圧部52と隣り合う端部62が押圧部52と接触した状態で設けられている。また、レバー61は、ハウジング31内で回動可能な状態で第3回動軸63に支持されている。レバー61は、図示しない付勢部材(例えば、コイルバネ)によって端部62が押圧部52と接触する方向(図中時計回り)に付勢されている。ハウジング31内には、付勢部材によるレバー61の回動を規制する第3規制ピン64が設けられている。この第3規制ピン64は、押圧部52と接触する端部62とは異なる端部65が、解除孔36と対向した位置で停止するように設けられている。
上記した固定部材30の連通部33には、ストライカ12の第2固定部15が進入される。そして、ストライカ12の第2固定部15の進入に伴う第1ラッチ41、ポール51、及び、レバー61の協同によりストライカ12と固定部材30とが固定される。以下、ストライカ12と固定されている状態の固定部材30について説明を行う。
図5に示すように、連通部33からハウジング31内に挿入されたストライカ12の第2固定部15は、第1進入部45に進入されている。第1ラッチ41は、第1進入部45へのストライカ12の進入動作に伴い、解除位置から第1ラッチ41の回動方向における第2延設部44側(図中時計回り)に約90度回動しており、第1ラッチ41の第1進入部45は側壁37を向いている。本実施形態では、この状態が第1ラッチ41の固定位置となる。固定位置では、ストライカ12の連通部33からの抜け出しは、第1ラッチ41の第1延設部43によって規制され、第1ラッチ41によりストライカ12が固定されている。したがって、第1ラッチ41の回動に伴い連通部33からのストライカ12の抜け出しが規制される位置が固定位置となる。
第1ラッチ41の係止片46は、押圧部52と係止し合っている。バッテリ20の重量は、第1延設部43からストライカ12の第2固定部15に加わり、この重量によって第1ラッチ41は回動方向における第1延設部43側に回動しようとする。第1ラッチ41の第1延設部43側への回動は、ポール51によって規制されている。第1ラッチ41が第1延設部43側に向けて回動しようとする力はポール51に作用するが、この力はポール51を回動方向における押圧部52側に回動させるように作用する。このため、ポール51は、第2規制ピン55によって回動が規制された状態で維持され、第1ラッチ41の回動を規制している。したがって、ポール51によって第1ラッチ41は固定位置に保持されている。
レバー61は、押圧部52に接触することで、ポール51が操作部53に向けて回動することを規制している。そして、4個の固定部材30が車両10に設けられた4個のストライカ12のそれぞれと固定されることで、バッテリ20が車両10に装着されている。
第2ラッチ66は、第1ラッチ41の回動に連動して第1ラッチ41と同一方向(図中時計回り)に同一角度(90度)回動している。第1ラッチ41が固定位置にあるときには、第2ラッチ66は、第2進入部69が側壁37よりも若干係止孔35寄りを向くように位置している。第1ラッチ41が固定位置にあるときの第2ラッチ66の位置を、以下、係止解除位置として説明を行う。
次に、車両10にバッテリ20を着脱する際に用いられるバッテリ着脱装置70について説明する。
図6に示すように、バッテリ着脱装置70は、車両10の停止場所となる上床71の下方に位置する下床72に設けられている。上床71と下床72との間の領域は、バッテリ着脱装置70の配置スペース73となっている。上床71には、配置スペース73と連通する装着孔74が設けられている。車両10は、装着孔74とバッテリ20の収容スペース11が対向する状態で停止される。
バッテリ着脱装置70は、下床72に載置される台座81を有している。台座81は、接離装置82を支持している。接離装置82は、台座81に固定される固定台83と、固定台83に第1フレーム84及び第2フレーム85によって連結された可動台86とを有している。可動台86には、バッテリ20が載置される載置台87が固定されている。固定台83には、水平方向に延びる第1ガイド孔88が設けられている。同様に、可動台86には、水平方向に延びる第2ガイド孔89が設けられている。第1ガイド孔88には、第1ガイド孔88内を移動可能な第1連結軸90が設けられている。第2ガイド孔89には、第2ガイド孔89内を移動可能な、第2連結軸91が設けられている。
第1フレーム84と第2フレーム85は、交差するように設けられている。第1フレーム84と第2フレーム85は、交差している部分が軸部材92によって連結されている。第1フレーム84は、一方の端部が第1連結軸90に固定されており、他方の端部が可動台86に固定されている。第2フレーム85は、一方の端部が固定台83に固定されており、他方の端部が第2連結軸91に固定されている。第1連結軸90は、動力源によって第1ガイド孔88内を移動する。本実施形態では、動力源として、モータ93を用いている。第1連結軸90を第1ガイド孔88内で移動させることで、第1フレーム84及び第2フレーム85が可動台86を上下動させる。可動台86の上下動に伴い、載置台87は、車両10に対して近接、及び、離間する。
下床72には、バッテリ着脱装置70を制御する制御装置100が設けられている。この制御装置100によって、モータ93が制御されることで、第1連結軸90の第1ガイド孔88内での移動が制御される。
図7及び図8に示すように、載置台87におけるバッテリ20の載置面87aには、複数の押圧ピン101が設けられている。複数の押圧ピン101は、バッテリ20に設けられた各固定部材30の解除孔36同士の間隔と同一間隔で設けられている。押圧ピン101は、載置面87aから突出する柱状の突出部103と、突出部103に収容されるとともに、一部が突出部103から突出している柱状の解除部104とを有している。解除部104は、載置台87内に設けられたソレノイド106により、突出部103からの突出量を変更することができる。
載置面87aには、装置側係止部としての装置側ストライカ110が設けられている。装置側ストライカ110は、固定部材30に対応して、4つ設けられている。装置側ストライカ110は、バッテリ20に設けられた各固定部材30の係止孔35同士の間隔と同一間隔で設けられている。装置側ストライカ110は、板状の支持部111と、支持部111の厚み方向の面のうち、一方の面に設けられた係止部112と、係止部112が設けられた面とは異なる面に設けられた柱状の接続部113とを有している。係止部112は、鉤状であり、支持部111から立設する柱状の立設部114と、立設部114の先端に設けられ、立設部114と直角に交わる柱状の交差部115とを有している。接続部113は、金属などの導電材料製である。支持部111は、樹脂などの絶縁材料製である。これにより、接続部113と、係止部112は電気的に絶縁されている。
装置側ストライカ110の接続部113は、載置台87に設けられた挿入部94に挿入されている。挿入部94は、例えば、載置台87に設けられた挿入穴95の内周に複数の導電部材96を配置したものである。各導電部材96は、装置側ストライカ110の接続部113を介して電気的に接続されている。導電部材96には、電源97、及び、センサ98が接続されている。本実施形態のセンサ98は、電流センサである。電源97、センサ98、導電部材96及び接続部113によって電流が流れる電流経路が形成されており、接続部113は電流経路の一部となっている。センサ98は、電流経路に流れる電流を検出して、検出結果を制御装置100に出力している。なお、上記した電流経路は、複数の装置側ストライカ110毎に個別の電流経路を設けてもよいし、4つの装置側ストライカ110の接続部113によって形成される一つの電流経路であってもよい。また、上記した電源97は、モータ93や、ソレノイド106の電力源として兼用されてもよいし、モータ93や、ソレノイド106の電力源とは別のものであってもよい。制御装置100は、装置側ストライカ110によって形成される電流経路とは異なる電流経路によって電源97、あるいは、電源97とは別の電源に接続されている。
上記したバッテリ着脱装置70と、バッテリ着脱装置70によって車両10に着脱されるバッテリ20によってバッテリ着脱システムSが構成されている。
次に、バッテリ着脱装置70を用いた車両10へのバッテリ20の装着について説明する。まず、バッテリ20が正常に装着される場合について説明する。
図9に示すように、バッテリ20を車両10に装着する際には、まず、第2ラッチ66を係止解除位置まで移動させる。装置側ストライカ110を係止孔35に挿入したときに、装置側ストライカ110は、係止孔35を介して固定部材30のハウジング31内に突出する。第2ラッチ66が係止位置にあると第2ラッチ66の第2対向部68によって装置側ストライカ110のハウジング31内への突出が規制される。このため、載置台87にバッテリ20を載置するときには、第2ラッチ66を係止解除位置に移動させる。
第2ラッチ66の係止解除位置への移動は、治具120によって第1ラッチ41を固定位置に回動させることで行われる。治具120としては、ストライカ12と同様に、第1進入部45に進入させることで第1ラッチ41を回動させることができる治具が用いられる。ハウジング31の連通部33からハウジング31内に治具120を挿入し、治具120を第1進入部45に進入させていく。連通部33から第1進入部45に治具120が進入されていくと、この進入動作に伴い、第1ラッチ41が固定位置に回動していく。このとき、ポール51の押圧部52の外形が、第1ラッチ41の第1延設部43及び第2延設部44に押圧されることで、ポール51は操作部53に向けて回動していくため、ポール51によって第1ラッチ41の回動が規制されない。
なお、上記したように、治具120は、ストライカ12と同様の機能を有し、ストライカ12と同様の形状であってもよい。このため、説明の便宜上、図中、治具120とストライカ12を同一の部材として表現し、実施形態中において、適宜使い分けるものとする。
ストライカ12の第1進入部45への進入に伴い、第1ラッチ41が固定位置まで回動すると、第1ラッチ41の係止片46とポール51の押圧部52との係止により、第1ラッチ41がストライカ12を固定した状態に保持される。治具120によって第1ラッチ41を固定位置まで回動させることで、第2ラッチ66は係止解除位置に移動している。
次に、載置台87にバッテリ20を載置する。この際、係止孔35に装置側ストライカ110の係止部112が挿入され、解除孔36には押圧ピン101が挿入されるようにバッテリ20の位置決めを行う。
図10に示すように、押圧ピン101は、解除孔36を介して固定部材30のハウジング31内に突出する。突出部103は、レバー61を押圧することで、レバー61を回動させる。これにより、レバー61と押圧部52との接触が解除され、ポール51の回動が可能になる。
図11に示すように、制御装置100は、ソレノイド106を制御して、解除部104の突出部103からの突出量を増やしていく。すなわち、解除部104をポール51に向けて伸ばしていく。解除部104は、ポール51の操作部53を押圧していき、これによりポール51は操作部53側に回動していく。これにより、ポール51の押圧部52と第1ラッチ41の係止片46との係止が解除され、第1ラッチ41の保持が解除される。第1ラッチ41の保持が解除されることで、第1ラッチ41は解除位置まで回動可能となる。
そして、治具120を連通部33から引き抜くと、第1ラッチ41は解除位置まで回動する。これに連動して、第2ラッチ66は係止位置まで回動する。第2ラッチ66が係止位置まで回動すると、第2ラッチ66の回動によって装置側ストライカ110の係止部112(交差部115)が第2進入部69に進入されていく。これにより、装置側ストライカ110の係止部112は、第2進入部69内に位置し、第2対向部68との係止によって固定部材30からの抜け出しが規制された状態となる。
次に、図12に示すように、モータ93を制御することで、載置台87を車両10に対して近接させていく。載置台87の近接に伴い、ストライカ12の第2固定部15が第1進入部45に進入されていく。なお、ストライカ12が第1進入部45に進入されるときの第1ラッチ41、第2ラッチ66、ポール51、レバー61の動作は、治具120が第1進入部45に進入されるときと同一であるため、その説明を簡略化する。
図10に示すように、ストライカ12の第1進入部45への進入に伴い、第1ラッチ41が固定位置に回動すると、ストライカ12と第1ラッチ41とが固定される。これにより、バッテリ20が車両10に装着される。また、第2ラッチ66は、係止解除位置に回動している。第2ラッチ66が係止解除位置にあるときには、装置側ストライカ110の係止部112と第2ラッチ66との係止は解除されている。このため、載置台87を離間させると、装置側ストライカ110は、載置台87と一体となって車両10から離間する。
図14に示すように、時刻T1で載置台87を離間させたときに、バッテリ20が正常に装着されている場合には、装置側ストライカ110によって電流経路には電流が流れているため、センサ98の出力は変化しない。制御装置100は、車両10から載置台87を離間させるようにモータ93を制御したときに、センサ98の出力が維持されていれば、バッテリ20が正常に装着されたと判定する。
車両10に装着されたバッテリ20を車両10から離脱する際には、まず、車両10に装着されたバッテリ20に対して載置台87を近接させる。載置台87が近接していくと装置側ストライカ110が係止孔35に挿入され、押圧ピン101が解除孔36に挿入される。そして、解除部104によって操作部53を押圧し、ポール51の押圧部52と第1ラッチ41の係止片46との係止を解除する。
そして、載置台87を車両10から離間させていくと、第1進入部45からのストライカ12の抜け出しに伴い、第1ラッチ41が解除位置に回動していき、バッテリ20が車両10から離脱される。
次に、バッテリ20が正常に装着されなかった場合について説明を行う。
図13に示すように、バッテリ20が載置された載置台87を車両10に近接させたときに、ストライカ12と第1ラッチ41とが正常に固定されず、ストライカ12と第1ラッチ41との固定状態に異常が生じた場合を想定する。なお、ストライカ12と第1ラッチ41との固定状態の異常は、例えば、固定部材30内に侵入した異物などに起因して発生する。
図13では、第1ラッチ41が固定位置まで回動せず、固定位置と解除位置との間に位置している。したがって、第2ラッチ66は、係止位置と係止解除位置との間に位置していることになる。第2ラッチ66は、係止解除位置とは異なる位置(係止位置を含む)にあるときは、装置側ストライカ110の係止部112と係止することで、装置側ストライカ110の固定部材30からの抜け出しが規制されるように設けられている。具体的にいえば、第2ラッチ66は、装置側ストライカ110の挿入位置に対して、係止解除位置にあるときには第2対向部68が係止部112と対向せず、係止解除位置とは異なる位置にあるときには第2対向部68が係止部112と対向するように、第1回動軸47に対する取り付け角度や、第2対向部68の寸法が設定されている。
載置台87の車両10への近接時に、複数の固定部材30と装置側ストライカ110のうち、少なくとも一組が正常に固定されていない場合、バッテリ20の正常な装着が行われていないことになる。バッテリ20の正常な装着が行われていない状態で、載置台87を車両10から離間させると、第2ラッチ66と係止した状態の装置側ストライカ110は、車両10からの載置台87の離間とともに車両10から離間しようとするのに対して、第2ラッチ66の第2対向部68との係止によって車両10から離間することが規制される。結果として、載置台87が車両10から離間することで装置側ストライカ110には荷重が生じ、載置台87を離間させていくと、装置側ストライカ110の接続部113が挿入部94から引き抜かれる。
図14に示すように、時刻T1で装置側ストライカ110の接続部113が挿入部94から引き抜かれると、電源97とセンサ98との電気的な接続が遮断される。電源97とセンサ98との接続が遮断されると、センサ98には電流が流れなくなり、制御装置100は電流経路に流れる電流が遮断されたことを検出することができる。載置台87の離間に伴う振動などで、接続部113と導電部材96が一時的に非接触状態になるおそれがあるため、制御装置100は、予め定められた時間以上、継続してセンサ98に電流が流れない場合に電流経路に流れる電流が遮断されたと判断する。制御装置100は、電流経路に流れる電流が遮断されたことを契機として、モータ93を停止させ、車両10からの載置台87の離間を禁止する。したがって、装置側ストライカ110は、第2ラッチ66との係止によって生じる荷重によって挿入部94から引き抜かれ、これを契機としてストライカ12と第1ラッチ41との固定状態が異常であることを制御装置100に判定させる。
制御装置100は、載置台87を車両10から離間させるようにモータ93を制御したときに、少なくとも一つの装置側ストライカ110が挿入部94から引き抜かれるとバッテリ20が正常に装着されていないと判定する。すなわち、装置側ストライカ110に対応して個別にセンサ98が設けられている場合には、少なくとも一つのセンサ98の出力がされなくなったときにバッテリ20が正常に装着されていないと判定する。
また、制御装置100は、バッテリ20が正常に装着されていないと判定したときには、作業者への報知を行う。これにより、作業者は、バッテリ20が正常に装着されていないと判定することができる。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)載置台87には、装置側ストライカ110が設けられている。装置側ストライカ110は、第1ラッチ41が固定位置とは異なる位置にあるときに第2ラッチ66と係止し、第1ラッチ41が固定位置にあるときに第2ラッチ66との係止が解除される。このため、載置台87を車両10に近接させたときに、ストライカ12と第1ラッチ41との固定状態に異常が生じ、第1ラッチ41が固定位置まで回動しなかった場合には、載置台87を車両10から離間させるときに装置側ストライカ110に荷重が生じる。そして、装置側ストライカ110に生じる荷重によって、制御装置100にストライカ12と第1ラッチ41との固定状態が異常と判定させる契機を生じさせることができる。したがって、バッテリ20と車両10との正常な装着がされているか否かの判定を行うことができる。
(2)装置側ストライカ110に生じる荷重によって装置側ストライカ110が挿入部94から引き抜かれると、電流経路に流れる電流が遮断される。このため、制御装置100は、電流経路に流れる電流が遮断されたことを検出したときに第1ラッチ41とストライカ12との固定状態が異常であると判定することができる。
(3)バッテリ20は、第1ラッチ41と連動する第2ラッチ66を有している。第2ラッチ66は、第1ラッチ41が固定位置とは異なる位置にあるときには、装置側ストライカ110の係止部112を係止する。このため、第1ラッチ41が固定位置とは異なる位置にあり、第1ラッチ41とストライカ12との固定状態に異常が生じているときには、第2ラッチ66が装置側ストライカ110の係止部112と係止する。第2ラッチ66が装置側ストライカ110の係止部112と係止した状態で、載置台87を車両10から離間させると、装置側ストライカ110に荷重が生じるため、これによりストライカ12と第1ラッチ41との固定状態が異常であることを制御装置100に判定させることができる。
(4)第2ラッチ66は、第1ラッチ41と同一の第1回動軸47に支持されている。第1回動軸47に対する第1ラッチ41と第2ラッチ66の取り付け角度を変更することで、第1ラッチ41と第2ラッチ66との位置調整を行うことができる。このため、第1ラッチ41が固定位置にあるときに第2ラッチ66が係止解除位置に位置するように第1ラッチ41と第2ラッチ66との位置調整を行うことが容易である。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○図15に示すように、モータ93と電源97とを接続する電流経路の一部に装置側ストライカ110の接続部113を設けてもよい。この場合、装置側ストライカ110の接続部113が挿入部94から引き抜かれると、電源97とモータ93との電気的な接続が遮断される。このため、車両10に対する載置台87の近接、及び、離間が行えなくなる。したがって、装置側ストライカ110が引き抜かれたことと、載置台87の停止によって、作業者は、第1ラッチ41とストライカ12との固定状態に異常が生じたことと判定することができる。
○図16に示すように、装置側ストライカ110に生じる荷重を検出する荷重センサ130を設けてもよい。荷重センサ130は、装置側ストライカ110毎に個別に設けられる。荷重センサ130としては、歪み量を電気信号に変換して出力するロードセルなどが用いられる。装置側ストライカ110に生じる荷重によるロードセルの歪み量によって、装置側ストライカ110に生じる荷重を検出することができる。荷重センサ130は、制御装置100に接続されており、制御装置100は、少なくとも1つの荷重センサ130によって検出される荷重が閾値を超えると、これを契機としてストライカ12と第1ラッチ41との固定状態が異常であると判定する。閾値としては、ストライカ12と第1ラッチ41との固定状態が正常のときに装置側ストライカ110に生じる荷重よりも大きな値が設定され、バッテリ20の重量や、装置側ストライカ110の数によって定まる。
○装置側ストライカ110は、挿入部94からの抜け出し方向への移動によって電流経路に流れる電流を遮断するものでもよい。例えば、挿入部94の底に、スイッチを設けて、このスイッチが押されている間は電流経路に電流が流れ、スイッチが押されていないときには電流経路に流れる電流が遮断されるようにしてもよい。そして、装置側ストライカ110が底に達するまで挿入部94に挿入されているときには、スイッチが押されることで電流経路に電流が流れる。第1ラッチ41と装置側ストライカ110の固定状態に異常が生じ、装置側ストライカ110と第2ラッチ66との係止によって装置側ストライカ110が挿入部94からの抜け出し方向に若干移動すると、スイッチが押されなくなることで電流経路に流れる電流が遮断される。したがって、装置側ストライカ110として、荷重によって挿入部94から抜け出し方向に移動するが、挿入部94から引き抜かれる状態に至る前に電流経路の電流を遮断するものを用いることができる。
○装置側ストライカ110が挿入部94に挿入されている状態では電流経路に電流が流れず、装置側ストライカ110に荷重が加わることで電流経路に電流が流れるようにしてもよい。例えば、挿入部94の底に、スイッチを設けて、このスイッチが押されている間は電流経路に電流が流れず、スイッチが押されていないときには電流経路に電流が流れるようにしてもよい。そして、制御装置100は、電流経路に電流が流れたことを検出したときに第1ラッチ41とストライカ12との固定状態が異常であると判定する。
○第2ラッチ66は、第1ラッチ41と同期して連動するものでなくてもよく、第1ラッチ41が固定位置に移動するまでは係止解除位置から移動せず、第1ラッチ41が固定位置まで移動したときに係止位置から係止解除位置まで連動するように構成されていてもよい。
○第2ラッチ66は、第1ラッチ41と同一の回動軸に支持されていなくてもよい。例えば、実施形態中の第1ラッチ41とポール51との関係のように、第1ラッチ41の回動により第1ラッチ41の外形に押されることで第1ラッチ41と連動してもよい。
○治具120は、第1進入部45に進入することで第1ラッチ41を回動させることができれば、どのような形状でもよい。
○車両側係止部としては、第2ラッチ66と係止することができれば、どのような形状の部材を用いてもよい。
○第1ラッチ41とポール51のみの係止によってストライカ12と固定部材30とを固定してもよい。すなわち、レバー61は設けられていなくてもよい。レバー61が設けられていない場合には、レバー61を回動させる必要がなく、押圧ピン101の突出部103が設けられていなくてもよい。
○ストライカ12、及び、固定部材30の数は増やしてもよいし、減らしてもよい。
○ハウジング31の形状は、四角以外の多角形状など、どのような形状であってもよい。
○ハウジング31を設けることなく、固定部材30をバッテリ20のケース22に直接固定してもよい。すなわち、第1ラッチ41や第2ラッチ66など、ハウジング31に収容されている部材が、ケース22に固定された状態で露出していてもよい。
○ストライカ12の進入に伴い回動することでストライカ12を進入する第1ラッチ41、及び、第1ラッチ41とともに回動するポール51を用いたが、これに限られない。例えば、ストライカ12の進入に伴い、第2固定部15を把持した状態で直線移動するラッチと、ラッチの直線移動に伴いラッチと係止し合い、ラッチによる第2固定部15の把持(固定)を保持する保持機構とを用いてもよい。すなわち、第1ラッチ41及びポール51は、回動することでストライカ12を固定する部材に限られない。
○バッテリ20の収容スペース11は、車両10の底部に限られず、車両10の後方などに設けられていてもよい。この場合、バッテリ着脱装置70は、車両10の後方から車両10に対して近接及び離間する載置台87を有し、この載置台87にバッテリ20が載置される。
○バッテリ20は、走行用モータとは異なる部材(例えば、補機)の電力源として搭載されてもよい。
○解除部104は、突出部103に収容されていなくてもよい。例えば、解除部104と隣り合って突出部103が設けられるようにしてもよい。
○車両10に設けられているストライカ12と対応して固定部材30が設けられていれば、ケース22の形状は四角以外の多角形状や、円形など、どのような形状であってもよい。
○動力源として、アクチュエータを用いてもよい。
S…バッテリ着脱システム、10…車両、12…ストライカ、20…バッテリ、41…第1ラッチ、66…第2ラッチ、70…バッテリ着脱装置、87…載置台、94…挿入部、110…装置側ストライカ。

Claims (6)

  1. 固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備えるバッテリを、前記車両に対して着脱させるバッテリ着脱装置であって、
    前記バッテリが載置される載置台と、
    前記載置台を車両に対して近接、及び、離間させる接離装置と、
    前記載置台に設けられ、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記バッテリに設けられた第2ラッチと係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記第2ラッチとの係止が解除される装置側係止部と、を備え、
    前記載置台の前記車両からの離間時に前記装置側係止部に生じる荷重によって、前記第1ラッチと前記ストライカとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせるバッテリ着脱装置。
  2. 前記載置台は、前記装置側係止部が挿入される挿入部を有し、
    前記装置側係止部は、前記挿入部に挿入されることで、電流が流れる電流経路の一部となり、荷重が生じることで前記電流経路に流れる電流を遮断し、
    前記契機は、前記電流経路に流れる電流が遮断することで生じる請求項1に記載のバッテリ着脱装置。
  3. 前記装置側係止部に生じる荷重を検出する荷重センサを備え、
    前記契機は、前記荷重センサによって検出される荷重が閾値を超えたときに生じる請求項1に記載のバッテリ着脱装置。
  4. 固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備え、前記車両からの離間時に装置側係止部に生じる荷重によって前記ストライカと前記第1ラッチとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせるバッテリ着脱装置によって前記車両に装着されるバッテリであって、
    前記第1ラッチと連動し、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記装置側係止部と係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記装置側係止部との係止が解除される第2ラッチを備えるバッテリ。
  5. 前記第1ラッチと、前記第2ラッチとは、同一の回動軸に回転可能に支持されている請求項4に記載のバッテリ。
  6. 固定位置にて車両のストライカに固定され、解除位置にて前記固定が解除される第1ラッチを備えるバッテリと、前記バッテリを前記車両に対して着脱させるバッテリ着脱装置と、を備えたバッテリ着脱システムであって、
    前記バッテリ着脱装置は、
    前記バッテリが載置される載置台と、
    前記載置台を車両に対して近接、及び、離間させる接離装置と、
    前記載置台に設けられ、前記載置台の前記車両からの離間時に生じる荷重によって前記第1ラッチと前記ストライカとの固定状態を異常と判定させる契機を生じさせる装置側係止部と、を備え、
    前記バッテリは、
    前記第1ラッチと連動し、前記第1ラッチが前記固定位置とは異なる位置にあるときに前記装置側係止部と係止し、前記第1ラッチが前記固定位置にあるときに前記装置側係止部との係止が解除される第2ラッチを備えるバッテリ着脱システム。
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