JP2019145470A - 回路遮断器の取付パネルへの取付構造 - Google Patents

回路遮断器の取付パネルへの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易に取付パネルへ取り付けることができる回路遮断器の取付パネルへの取付構造を提供する。【解決手段】ロック部32を、本体ケース4の底面から下方へ突出するロック位置と、本体ケース4内へ埋入するアンロック位置との間を上下にスライド可能とするとともに、ロック部材30に、ロック部32を下方へ付勢し、ロック部材30に上方への負荷がかけられていない状態ではロック部32をロック位置で保持するコイルバネ33を取り付けた。また、ロック部32に、ロック部32よりも下方へ突出するとともに、本体ケース4の底面に沿って後方へ延びる板状で、前スリット22内に入り込み可能な干渉片34を設け、回路遮断器1の取付パネル20への取り付け時に、本体ケース4の前端において本体ケース4の底部と取付パネル20とが当接するよりも前に干渉片34と取付パネル20とが当接するようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、たとえば分電盤内等に設置される回路遮断器の取付パネルへの取付構造に関するものである。
従来、回路遮断器を分電盤内に設置する際には、取付パネルを介することが一般的である。そして、回路遮断器を取付パネルに取り付ける一般的な構造としては、取付パネルにスリットを開設するとともに、回路遮断器の底面に、スリットに掛止する掛止片を設けるといった構造があり、回路遮断器の電源側端子側を後側、負荷側端子側を前側とすると、スリットを介して掛止片を取付パネルの下側まで突出させた後、回路遮断器を後側へ押し込むことで、スリットの後端に掛止片を掛止させるようになっている。ただ、当該状態のままでは回路遮断器は固定されていない。そこで、たとえば特許文献1に記載の発明では、回路遮断器に、上下方向へのスライド操作によって本体ケース内へ埋入/本体ケースから突出するロックレバーを設けており、スリットと掛止片との掛止状態においてロックレバーを下方へスライドさせて本体ケースから突出させ、ロックレバーとスリットの前端とを当接させることにより、自身の前側への移動が規制されるようにしている。
特許第4153155号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、特に回路遮断器の取付パネルへの取り付け時に一々ロックレバーを操作しなければならず、作業が煩わしい、ロックのし忘れが起こる等の問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、より簡易に取付パネルへ取り付けることができる回路遮断器の取付パネルへの取付構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、本体ケースの底面に、後方へ屈曲する鉤状に成形された2つの掛止片が突設されているとともに、前記本体ケースの前端底部に、前記本体ケースの底面から下方へ突出可能なロック部を備えたロック部材が設けられた回路遮断器を取付パネルへ取り付けるための取付構造であって、前記取付パネルにおいて、各前記掛止片が夫々挿通可能で前後方向へ延びる2つのスリットが設けられており、各前記掛止片を夫々対応する前記スリットに挿通させ、各前記スリットの後端に各前記掛止片を夫々掛止させるとともに、前記ロック部を前側の前記スリット内に位置させ、当該スリットの前端と前記ロック部とを当接させることにより、前記回路遮断器を前記取付パネルに固定可能とする一方、前記回路遮断器において、前記ロック部が、前記本体ケースの底面から下方へ突出するロック位置と、前記本体ケース内へ埋入するアンロック位置との間を上下にスライド可能となっているとともに、前記ロック部材に、前記ロック部を下方へ付勢し、前記ロック部材に上方への負荷がかけられていない状態では前記ロック部を前記ロック位置で保持する弾性手段が設けられており、さらに、前記ロック部に、前記ロック部よりも下方へ突出するとともに、前記本体ケースの底面に沿って後方へ延びる板状で、前側の前記スリット内に入り込み可能な干渉片が設けられており、前記回路遮断器の前記取付パネルへの取り付け時に、前記本体ケースの前端において前記本体ケースの底部と前記取付パネルとが当接するよりも前に前記干渉片と前記取付パネルとが当接するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、回路遮断器に設けられたロック部材において、ロック部が、本体ケースの底面から下方へ突出するロック位置と、本体ケース内へ埋入するアンロック位置との間を上下にスライド可能となっているとともに、ロック部材に、ロック部を下方へ付勢し、ロック部材に上方への負荷がかけられていない状態ではロック部をロック位置で保持する弾性手段が設けられている。また、ロック部に、ロック部よりも下方へ突出するとともに、本体ケースの底面に沿って後方へ延びる板状で、前側のスリット内に入り込み可能な干渉片が設けられており、回路遮断器の取付パネルへの取り付け時に、本体ケースの前端において本体ケースの底部と取付パネルとが当接するよりも前に干渉片と取付パネルとが当接するようにしている。そのため、回路遮断器の取付パネルへの取り付けにあたり、掛止片をスリットに挿通させるとともに干渉片を取付パネルの表面に当接させた状態から回路遮断器に下方への負荷をかけるだけで、ロック部は自動的にアンロック位置側へスライドし、そのまま掛止片がスリットの一端に掛止されるように回路遮断器を後方へ押し込めば、ロック部が最終的にロック位置へ復帰して回路遮断器が取付パネルへ固定されることになる。すなわち、作業者は、一々ロック部材を操作せずとも、回路遮断器を取付パネルへ固定することができる。したがって、ロックをし忘れたりすることもなく、従来よりも簡易に回路遮断器を取付パネルへ固定することができる。また、各掛止片を各スリットに挿通させる際に、干渉片と取付パネルとが当接しやすいため、ロック部材をアンロック位置へ確実にスライドさせることができる。
取付パネルへ取り付けた状態にある回路遮断器を側方から示した説明図である。 導体バーが配設された取付パネルを示した斜視説明図である。 ロック部材を示した斜視説明図である。 ロック部材がロック位置にある状態を示した説明図である。 ロック部材がアンロック位置にある状態を示した説明図である。 回路遮断器を取付パネルへ取り付ける途中段階を示した説明図である。 干渉片の先端が取付パネルに干渉する様子を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる回路遮断器の取付パネルへの取付構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、取付パネル20へ取り付けた状態にある回路遮断器1を側方から示した説明図である。図2は、導体バー11、11・・が配設された取付パネル20を示した斜視説明図である。図3は、ロック部材30を示した斜視説明図である。図4は、ロック部材30がロック位置にある状態を示した説明図である。図5は、ロック部材30がアンロック位置にある状態を示した説明図である。図6は、回路遮断器1を取付パネル20へ取り付ける途中段階を示した説明図である。図7は、干渉片34の先端が取付パネル20に干渉する様子を示した説明図である。
回路遮断器1は、合成樹脂製の左右一対のケースを組み立ててなる本体ケース4を有しており、本体ケース4の上面には、ハンドル7が前後方向へ回動操作可能に設けられている。そして、ハンドル7を回動操作することで、本体ケース4内に組み込まれている図示しない遮断機構が作動し、後述する電源側端子2と負荷側端子3とを電気的につなぐ電路が接続/開放されるようになっている。また、本体ケース4の底面には、後方へ屈曲する鉤状に成形された一組の掛止片(前掛止片8及び後掛止片9)が下方へ突設されている。なお、本体ケース4内には、図示しない過電流検知機構も設けられており、過電流を検知すると上記遮断機構が開動作するようになっている。
また、回路遮断器1の後面には、プラグイン方式の端子P1、P2、P3を上下方向へ一列に備えてなる電源側端子2が配置されている。各端子P1〜P3は、本体ケース4を左右方向に貫通したコ字状に切り欠いて形成されており、取付パネル20の後部に配設される電源ラインである導体バー11を挿入接続可能となっている。一方、回路遮断器1の前面は、前側へ向かって下降傾斜する傾斜面に形成されており、該傾斜面には、負荷配線(図示せず)を挿入接続可能な3つの端子(図示せず)を傾斜方向へ一列に備えてなる負荷側端子3が配置されている。各端子は、傾斜面に直交する方向へ負荷配線を挿入可能な端子孔(図示せず)を有するとともに、本体ケース4内における端子孔の内側となる位置に設置され、端子を介して挿入された負荷配線に接触可能とされた端子金具(図示せず)を有しており、所謂速結端子として機能するようになっている。
加えて、本体ケース4の底部前端には、下方へ開口しており、後述するロック部材30の一部を収納可能な収納凹部25が設けられている。また、本体ケース4の前面底部には、収納凹部25と連通する操作窓26が開設されている。そして、この収納凹部25に、回路遮断器1の取付パネル20からの脱落を防止するためのロック部材30が組み付けられている。なお、前掛止片8、後掛止片9、及びロック部材30は、前後方向で一直線上に設けられている。
ロック部材30は、上下方向へ延びる帯状の立ち上げ部31a、立ち上げ部31aの上端から前側へ突出する摘み部31b、及び立ち上げ部31aの下端から後側へ突出する基部31cを有する操作片31と、基部31cから下方へ突出するロック部32とを一体的に備えてなる。また、ロック部32の上面には、上方へ突出する取付軸32aが設けられており、当該取付軸32aを巻回する格好でコイルバネ33(図4に示す)が取り付けられている。さらに、ロック部32における取付軸32aの左右両側には、ロック部材30の本体ケース4への取付時に本体ケース4の表面(具体的には、収納凹部25の内面)に当接し、ロック部材30の上下方向への移動をスムーズに案内するため案内ブロック32b、32bが設けられている。
加えて、ロック部32の後面には、後方へ突出する干渉片34が設けられている。該干渉片34は、後側へ向かって下降傾斜しロック部32よりも下方まで突出した後、後方へ延びる板状に成形されている。また、干渉片34は、前スリット22内に入り込み可能な大きさであるとともに、その前後方向長さは、後述する取付パネル20の前スリット22の中央あたりに前掛止片8を位置させた際に、干渉片34が取付パネル20の前縁に干渉する長さとなっている。言い換えれば、干渉片34と取付パネル20との距離は、前スリット22の前後長さの半分よりも短くなっている。
このようなロック部材30は、収納凹部25内に案内ブロック32b、32bやコイルバネ33が収納され、操作片31が操作窓26を介して本体ケース4の前方に突出した状態で組み付けられている。また、この組み付け状態において、干渉片34は、収納凹部25から本体ケース4よりも下方へ突出し、本体ケース4の底面に沿って後方へ延びる状態となる。
そして、上記ロック部材30は、通常(ロック部材30に上方への負荷がかけられていない状態)、コイルバネ33の付勢力により操作片31の基部31cが操作窓26の下端に当接した状態にあり、ロック部32及び干渉片34は本体ケース4の底面よりも下方へ突出したロック位置で保持されている。また、直接ロック部32や干渉片34に上方への負荷がかかったり、コイルバネ33の付勢力に抗して操作片31が上方へ操作されたりして、操作片31の基部31cが操作窓26の上端に当接するまで移動すると、ロック部32は本体ケース4内へ埋入したアンロック位置へ移動する。なお、ロック部32がアンロック位置にある場合でも、干渉片34は、本体ケース4よりも下方に位置し、本体ケース4の底面に当接している。
一方、取付パネル20は、前端が下方へ折り曲げられてなるもので、前縁側には前スリット22が開設されている一方、前スリット22の後方には後スリット23が開設されている。そして、前スリット22及び後スリット23は、前後方向へ一直線上に設けられているとともに、回路遮断器1の並設方向へ所定間隔毎に複数組設けられている。また、取付パネル20の後スリット23よりも更に後側となる位置には、回路遮断器1の電源側端子2が接続される3つの導体バー11、11・・が周知の支持部材12を介して配設されている。
前スリット22は、前掛止片8を挿通可能なスリットであって、その後端に前掛止片8の屈曲部を掛止させることにより、回路遮断器1の上方向への移動を規制するようになっている。また、前スリット22の前端と挿通状態にあるロック部32とが干渉することにより、回路遮断器1の前後方向への移動を規制するようになっている。したがって、前スリット22の前後長さは、回路遮断器1におけるロック部32の前面から前掛止片8の屈曲部までの前後方向での距離と同じとなっている。
後スリット23は、後掛止片9を挿通可能なスリットであって、その後端に後掛止片9の屈曲部を掛止させることにより、回路遮断器1の上方向への移動を規制するようになっている。また、後スリット23の後端から前スリット22の後端までの前後方向での距離は、回路遮断器1における前掛止片8と後掛止片9との前後距離と同じとされており、前掛止片8を前スリット22に掛止させると、後掛止片9の屈曲部も同時に掛止するようになっている。
ここで、上記ロック部材30を有する回路遮断器1の取付パネル20への着脱作業について説明する。
まず、回路遮断器1を取付パネル20に取り付けるにあたっては、取付パネル20の上方から回路遮断器1を取付パネル20に近接させて、前掛止片8を前スリット22に、後掛止片9を後スリット23に夫々挿通させる。このとき、後スリット23よりも後側に配設されている導体バー等との干渉を避けるべく、各掛止片8、9を各スリット22、23の中央あたりから挿通させる(ロック部32の少なくとも一部が取付パネル20よりも前方に位置する位置から挿通させる)ことになる。ただ、各掛止片8、9が各スリット22、23をくぐり抜ける途中の段階で、特に本体ケース4の前端において本体ケース4の底面が取付パネル20の表面に当接するよりも前に、干渉片34が取付パネル20の前縁上面に当接した状態になる(図6)。そこで、当該状態から、回路遮断器1に対して下方へ負荷をかけてロック部材30をアンロック位置側へ移動させつつ、回路遮断器1を後側へ押し込めばよい。すると、干渉片34の傾斜面に沿って本体ケース4の前端が徐々に取付パネル20の表面に近づき、最終的に干渉片34全体が前スリット22内に入り込んだことをもって、回路遮断器1の底面が取付パネル20の表面に当接する。そのまま、さらに回路遮断器1を後側へ押し込めば、電源側端子2に導体バー11、11・・が差し込み接続されるとともに、前掛止片8が前スリット22の後端に、後掛止片9が後スリット23の後端に夫々掛止されることになる。そして、両掛止片8、9がスリット22、23に掛止したことをもって、ロック部32全体が前スリット22の上方に達する。したがって、ロック部32は、コイルバネ33の付勢力により前スリット22内へ自動的に突出してロック位置へ復帰し、前スリット22の前端に当接して(図1)、回路遮断器1の取付パネル20への取り付け及び回路遮断器1の導体バーとの接続が完了する。
また、前掛止片8を前スリット22に、後掛止片9を後スリット23に夫々挿通させるにあたり、各掛止片8、9が各スリット22、23の前端際から挿通させてしまうと、干渉片34が取付パネル20の前縁上面に干渉することなく、回路遮断器1の底面が取付パネル20の表面に当接してしまう(図7)。しかしながら、そのような状態から回路遮断器1を後側へ押し込んだとしても、干渉片34の先端が取付パネル20の折り曲げ部に干渉して、それ以上の押し込みが規制されるため、電源側端子2に導体バー11、11・・が差し込み接続されたりしない。
一方、回路遮断器1を取付パネル20から取り外すにあたっては、操作片31を上方へ操作して、ロック部32をアンロック位置へ移動させる。すると、ロック部32と前スリット22の前端との干渉が解除される、すなわち回路遮断器1の取付パネル20への固定状態が解除されるため、操作片31を引き上げた状態のまま、回路遮断器1を前側へ引き出し(ロック部32がロック用スリット21よりも前側へ位置するまで引き出し)、電源側端子2から導体バーを引き抜くとともに、前掛止片8と前スリット22との掛止状態、及び後掛止片9と後スリット23との掛止状態を夫々解除する。その後、回路遮断器1を上方へ持ち上げて、前掛止片8を前スリット22から、後掛止片9を後スリット23から夫々抜き取ればよい。なお、各掛止片8、9と各スリット22、23との掛止状態を解除した時点で、操作片31の引き上げ操作についても解除してよい。
以上のような構成を有する回路遮断器1の取付パネル20への取付構造によれば、ロック部材30において、ロック部32が、本体ケース4の底面から下方へ突出するロック位置と、本体ケース4内へ埋入するアンロック位置との間を上下にスライド可能となっているとともに、ロック部材30に、ロック部32を下方へ付勢し、ロック部材30に上方への負荷がかけられていない状態ではロック部32をロック位置で保持するコイルバネ33が取り付けられている。また、ロック部32に、ロック部32よりも下方へ突出するとともに、本体ケース4の底面に沿って後方へ延びる板状で、前スリット22内に入り込み可能な干渉片34が設けられており、回路遮断器1の取付パネル20への取り付け時に、本体ケース4の前端において本体ケース4の底部と取付パネル20とが当接するよりも前に干渉片34と取付パネル20とが当接するようにしている。そのため、回路遮断器1の取付パネル20への取り付けにあたり、両掛止片8、9を夫々対応するスリット22、23に挿通させ、干渉片34が取付パネル20の表面に当接している状態から回路遮断器1に下方への負荷をかけるだけで、ロック部32は自動的にアンロック位置側へスライドするとともに、そのまま前掛止片8が前スリット22の後端に、後掛止片9が後スリット23に夫々掛止されるように回路遮断器1を後方へ押し込めば、ロック部32が最終的にロック位置へ復帰して前スリット22の前端と当接し、回路遮断器1が取付パネル20へ固定されることになる。すなわち、作業者にしてみると、回路遮断器1の取付パネル20への固定に際して、一々ロック部材30を操作する必要がない。したがって、ロックをし忘れたりすることもなく、従来よりも簡易に回路遮断器1を取付パネル20へ固定することができる。
また、上述したような干渉片34を設けたことで、各掛止片8、9を各スリット22、23に挿通させる際に、干渉片34と取付パネル20とが当接しやすいため、ロック部材30をアンロック位置へ確実にスライドさせることができる。
さらに、ロック部材30全体が取付パネル20よりも前方に位置したまま、各掛止片8、9を各スリット22、23に挿通させたとしても、干渉片34の先端と取付パネル20の前縁とが干渉することで回路遮断器1の後方への押し込みが規制されるため、ロック部材30が機能しないまま、電源側端子2に導体バー11、11・・が差し込み接続されてしまうような事態の発生を防止することができる。
なお、本発明の回路遮断器の取付パネルへの取付構造に係る構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、回路遮断器や取付パネルの全体的な構造は勿論、ロック部材に係る構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、弾性手段としてコイルバネをロック部に取り付けるとしているが、ロック部に板バネ部を一体的に成形して弾性手段を構成してもよく、どのような弾性手段を設けるかは適宜設計変更可能である。
また、ロック部や前掛止片、前スリット等の前後長さをどのようにするかは言うまでもなく設計変更可能である。
1・・回路遮断器、2・・電源側端子、3・・負荷側端子、4・・本体ケース、8・・前掛止片、9・・後掛止片、20・・取付パネル、22・・前スリット、23・・後スリット、25・・収納凹部、26・・操作窓、30・・ロック部材、31・・操作片、32・・ロック部、33・・コイルバネ(弾性手段)、34・・干渉片。

Claims (1)

  1. 本体ケースの底面に、後方へ屈曲する鉤状に成形された2つの掛止片が突設されているとともに、前記本体ケースの前端底部に、前記本体ケースの底面から下方へ突出可能なロック部を備えたロック部材が設けられた回路遮断器を取付パネルへ取り付けるための取付構造であって、
    前記取付パネルにおいて、各前記掛止片が夫々挿通可能で前後方向へ延びる2つのスリットが設けられており、
    各前記掛止片を夫々対応する前記スリットに挿通させ、各前記スリットの後端に各前記掛止片を夫々掛止させるとともに、前記ロック部を前側の前記スリット内に位置させ、当該スリットの前端と前記ロック部とを当接させることにより、前記回路遮断器を前記取付パネルに固定可能とする一方、
    前記回路遮断器において、前記ロック部が、前記本体ケースの底面から下方へ突出するロック位置と、前記本体ケース内へ埋入するアンロック位置との間を上下にスライド可能となっているとともに、
    前記ロック部材に、前記ロック部を下方へ付勢し、前記ロック部材に上方への負荷がかけられていない状態では前記ロック部を前記ロック位置で保持する弾性手段が設けられており、
    さらに、前記ロック部に、前記ロック部よりも下方へ突出するとともに、前記本体ケースの底面に沿って後方へ延びる板状で、前側の前記スリット内に入り込み可能な干渉片が設けられており、前記回路遮断器の前記取付パネルへの取り付け時に、前記本体ケースの前端において前記本体ケースの底部と前記取付パネルとが当接するよりも前に前記干渉片と前記取付パネルとが当接するようにしたことを特徴とする回路遮断器の取付パネルへの取付構造。
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