JP2016218256A - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流し撮りを行っている最中に撮像装置の角速度や流し撮りの方向が変化した場合でも、精度よく手ぶれ補正を行い、良好な画像を撮像する。
【解決手段】手ぶれ補正のためのイメージセンサ駆動回路60は、ジャイロセンサ28から出力された振れ信号を入力するLPF部66および流し撮り・パン状態検出部67を備える。流し撮り・パン状態検出部67は、ジャイロセンサ28からの振れ信号から撮像装置がパン状態か否かを判断し、パン状態でなければLPF部66の出力信号により撮像装置の流し撮り状態を含むパン状態以外の状態であるかを判断する。イメージセンサ駆動回路60は、判断された状態に応じて、手ぶれ補正の駆動量の演算を行う。流し撮り状態と判断した際には、振れ信号からLPF部66の出力信号を減算した信号をもとに手ぶれ補正における駆動量を演算する。
【選択図】図6

Description

本発明は、像振れ補正機構を備えた撮像装置、および像振れ補正機構の制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置で撮影を行う際、手持ちで撮影した際に手振れが生じ、撮影画像がぶれてしまうことがある。そこで、撮像素子や撮像光学系の一部(像振れ補正機構)を光軸と垂直に、振れを打ち消す方向に駆動させて撮影を行う手ぶれ補正技術がある。また、像振れ補正機構を備えたカメラにおいて、パンニング起因のぶれ補正の精度悪化を抑制するために、パンニング検出部がパンニングを検出していないときに直流成分検出部から出力された直流成分の値を格納し、パンニング検出部がパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したときに、直流成分検出部が格納された直流成分の値を出力し、その後、角速度検出部によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう直流成分検出部を制御することで、パンニングに起因するぶれ補正の精度の悪化を抑制する構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−178503号公報
しかし、特許文献1の構成では、動体を主被写体として流し撮りを行う際などに、撮像装置の角速度や流し撮りの方向が変化した場合、これに追従できず手ぶれ補正の精度が悪化するという問題があった。
本発明は、流し撮りを行っている最中に撮像装置の角速度や流し撮りの方向が変化した場合でも、精度よく手ぶれ補正を行い、良好な画像を撮像することを目的としている。
本発明の撮像装置は、撮像光学系を通った被写体光束を被写体像として結像するイメージセンサと、振れを検出する振れ検出手段と、撮像光学系の少なくとも一部をなす光学要素とイメージセンサの少なくとも一方から構成される像振れ補正部材と、像振れ補正部材を撮像光学系の光軸と異なる方向に駆動することで、イメージセンサ上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正する駆動機構と、像振れ補正部材の制御目標位置と現在位置に基づいて、一定の制御周期で駆動機構による像振れ補正部材の駆動を制御する駆動制御部とを備える撮像装置であって、駆動制御部は、振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第1のフィルタおよび撮像装置の移動状態判断部を有し、状態判断部は、振れ信号から撮像装置が第1の状態か否かを判断し、第1の状態でなければ第1のフィルタの出力信号により撮像装置の第2の状態を含む第1の状態以外のいずれかの状態であるかを判断し、駆動制御部は、状態判断部により判断された状態に応じて駆動機構による像振れ補正部材の駆動量の演算を行い、状態判断部が第2の状態と判断した際に、駆動制御部は、制御周期ごとにサンプリングされた振れ信号から、制御周期ごとに演算された第1のフィルタの出力信号を減算した信号をもとにぶれ補正部材の駆動量を演算することを特徴としている。
状態判断部は、第1の状態と判断した際に、像振れ補正を行わない。これにより振れ検出手段で検出できない状態(高速での流し撮りなど)では像振れ補正を行わないことで、像振れ補正性能低下による撮像画像の悪化を防ぐことができる。
駆動制御部は、振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第2のフィルタをさらに有し、状態判断部が第3の状態と判断した際に、駆動制御部は、第2のフィルタの出力信号をもとにぶれ補正部材の駆動量を演算する。これにより、流し撮りを検出した場合と、そうでない(静止した)場合とを判別し、像振れ補正制御を変更することで、どちらの場合にも像振れの少ない画像を撮影することができる。
第1のフィルタはローパスフィルタを有し、ローパスフィルタを利用することにより、容易に振れ検出信号のDC成分を抽出することができる。また、第2のフィルタは、ハイパスフィルタを有し、ハイパスフィルタを利用することにより、流し撮り撮影ではない場合に振れ検出信号に定常的に載る電気ノイズや環境の温度変化によるオフセット成分を除去して像振れ補正を行うことができる。なお、ここでいう電気ノイズや環境の温度変化によるオフセット成分は、流し撮り時にはローパスフィルタで抽出したDC成分に含まれるため、ハイパスフィルタを利用しなくても除去することができる。
第1の状態以外の状態において、振れ信号のレベルが第1の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第1の状態において振れ信号のレベルが第2の閾値よりも小さい場合に第1の状態以外の状態に遷移し、第2の閾値は第1の閾値以下である。第1の閾値と第2の閾値にヒステリシスを持たせることにより、ノイズ等によりパン状態とそうでない状態を交互に繰り返すようなことがなく良好にパン状態の検出を行うことができる。
第1の状態または第2の状態以外の状態において、第1のフィルタの出力信号のレベルが第3の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第2の状態において第1のフィルタの出力信号のレベルが第4の閾値よりも小さい場合に第1の状態または第2の状態以外の状態に遷移し、第4の閾値は第3の閾値以下である。ここで第3の閾値と第4の閾値にヒステリシスを持たせることにより、ノイズ等により流し撮り状態とそうでない状態を交互に繰り返すようなことがなく良好に流し撮り状態の検出を行うことができる。
第1の状態以外の状態において、振れ信号のレベルが一定時間連続して第1の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第1の状態において振れ信号のレベルが一定時間連続して第2の閾値よりも小さい場合に第1の状態以外の状態に遷移し、第2の閾値は第1の閾値以下である。このように振れ信号が連続して閾値を超えた状態で状態遷移を行うことで、ノイズ等によりパン状態とそうでない状態を交互に繰り返すようなことがなく良好にパン状態の検出を行うことができる。
第1の状態または第2の状態以外の状態において、第1のフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第3の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第2の状態において第1のフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第4の閾値よりも小さい場合に第1の状態または第2の状態以外の状態に遷移し、第4の閾値は第3の閾値以下である。すなわちローパスフィルタ信号が連続して閾値を超えた状態で状態遷移を行うことで、ノイズ等によりパン状態とそうでない状態を交互に繰り返すようなことがなく良好にパン状態の検出を行うことができる。
撮像装置がパン状態である第1の状態からはリセット状態である第4の状態にのみ遷移し、第4の状態からは通常撮影の第3の状態にのみ遷移する。リセット状態を設けてハイパスフィルタの整定時間を短縮することで、パン状態から静止状態に遷移した際にも短時間で好適な撮像画像を得ることができる。このとき例えば第1の状態はパン状態、第2の状態は流し撮り状態、第3の状態は通常状態、第4の状態はリセット状態に相当する。
本発明の撮影装置の制御方法は、撮像光学系を通った被写体光束を被写体像として結像するイメージセンサと、振れを検出する振れ検出ステップと、撮像光学系の少なくとも一部をなす光学要素とイメージセンサの少なくとも一方から構成される像振れ補正部材と、像振れ補正部材を撮像光学系の光軸と異なる方向に駆動することで、イメージセンサ上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正する駆動機構と、像振れ補正部材の制御目標位置と現在位置に基づいて、一定の制御周期で駆動機構による像振れ補正部材の駆動を制御する駆動制御ステップとを有し、駆動制御ステップが、振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第1のデジタルフィルタおよび状態判断ステップを有する撮像装置において、状態判断ステップが、振れ信号から撮像装置が第1の状態か否かを判断し、第1の状態でなければ第1のデジタルフィルタの出力信号により撮像装置が第2の状態を含む第1の状態以外のいずれかの状態であるか判断し、駆動制御ステップは、状態判断ステップにより判断された状態に応じて駆動機構による像振れ補正部材の駆動量の演算を行い、状態判断ステップが第2の状態と判断した際に、駆動制御ステップは、制御周期ごとにサンプリングされた振れ信号から、制御周期ごとに演算された第1のデジタルフィルタの出力信号を減算した信号をもとにぶれ補正部材の駆動量を演算することを特徴としている。
状態判断ステップは、例えば第1の状態と判断した際に像振れ補正を行わない。駆動制御ステップは、振れ検出ステップから出力された振れ信号を入力する第2のデジタルフィルタをさらに有し、状態判断ステップが第3の状態と判断した際に、駆動制御ステップは、第2のデジタルフィルタの出力信号をもとにぶれ補正部材の駆動量を演算する。第1のデジタルフィルタはローパスフィルタを有し、第2のデジタルフィルタはハイパスフィルタを有する。
上記撮像装置の制御方法は、第1の状態以外の状態において、振れ信号のレベルが第1の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第1の状態において振れ信号のレベルが第2の閾値よりも小さい場合に第1の状態以外の状態に遷移し、第2の閾値は第1の閾値以下である。また第1の状態または第2の状態以外の状態において、第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが第3の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第2の状態において第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが第4の閾値よりも小さい場合に第1の状態または第2の状態以外の状態に遷移し、第4の閾値は第3の閾値以下である。
また、上記撮像装置の制御方法は、第1の状態以外の状態において、振れ信号のレベルが一定時間連続して第1の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第1の状態において振れ信号のレベルが一定時間連続して第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態以外の状態に遷移し、第2の閾値は第1の閾値以下である。また、第1の状態または第2の状態以外の状態において、第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第3の閾値よりも大きい場合に第1の状態に遷移し、第2の状態において第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第4の閾値よりも小さい場合に第1の状態または第2の状態以外の状態に遷移し、第4の閾値は第3の閾値以下である。また更に、撮像装置がパン状態である第1の状態からは、リセット状態である第4の状態にのみ遷移し、第4の状態からは通常撮影の第3の状態にのみ遷移する構成とすることもできる。
本発明によれば、流し撮りを行っている最中に撮像装置の角速度や流し撮りの方向が変化した場合でも、精度よく手ぶれ補正を行い、良好な画像を撮像することができる。
本発明の第1実施形態である撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置のジャイロセンサ(姿勢情報取得部)が取得する装置本体の振れ角の信号を示す図である。 図1の撮像装置に搭載される像振れ補正装置の要部の構成を示す平面図である。 図1の撮像装置に搭載される像振れ補正装置の構成を示す側面図である。 パン状態検出部のみを搭載した像振れ補正機構によるイメージセンサ駆動回路(比較例)の制御ブロック図である。 第1実施形態の像振れ補正機構におけるイメージセンサ駆動回路の制御ブロック図である。 第1実施形態における手ぶれ補正処理動作全体の流を示すフローチャートである。 流し撮り、パン状態検出処理(ステップS104)のフローチャートである。 手ぶれ補正(SR)制御(ステップS108)のフローチャートである。 第2実施形態における流し撮り、パン検出処理(ステップS104)のフローチャートである。 第3実施形態におけるSR状態間の遷移可能な関係を模式的に示す図である。 第3実施形態における流し撮り、パン検出処理(ステップS104)のフローチャートである。 通常状態におけるSR状態決定処理のフローチャートである。 流し撮り状態におけるSR状態決定処理のフローチャートである。 パン状態におけるSR状態決定処理のフローチャートである。 第3実施形態における手ぶれ補正(SR)制御(ステップS108)のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。また、図2〜図4は、可動モニタの撮像装置本体に対する代表的な3つの姿勢を示す正面図および背面図である。
第1実施形態の撮像装置は例えばデジタルカメラ10であり、カメラ本体20と、このカメラ本体20に着脱可能(レンズ交換可能)な撮影レンズ30とを備える。撮影レンズ30は、被写体側(図1中の左側)から像面側(図1中の右側)に向かって順に、撮影レンズ群(撮像光学系、像振れ補正部材)31と、絞り(撮像光学系)32とを備える。カメラ本体20は、被写体側(図1中の左側)から像面側(図1中の右側)に向かって順に、シャッタ(撮像光学系)21と、イメージセンサ(像振れ補正部材)22とを備える。またカメラ本体20は、撮影レンズ30への装着状態で絞り32とシャッタ21を駆動制御する絞り/シャッタ駆動回路23を備える。
撮影レンズ群31から入射し、絞り32とシャッタ21を通った被写体光束による被写体像が、イメージセンサ22の受光面上に形成される。イメージセンサ22の受光面上に形成された被写体像は、マトリックス状に配置された多数の画素によって、電気的な画素信号に変換され、画像データとしてDSP40に出力される。DSP40は、イメージセンサ22から入力した画像データに所定の画像処理を施して、これをLCD(モニタ)24に表示し、画像メモリ25に記憶する。なお、図1では、撮影レンズ群31が単レンズからなるように描いているが、実際の撮影レンズ群31は、例えば、固定レンズ、変倍時に移動する変倍レンズ、フォーカシング時に移動するフォーカシングレンズなどの複数枚のレンズからなる。
なお図示は省略しているが、像振れ補正のための機構(像振れ補正機構)は、イメージセンサ22を駆動して像振れ補正を行う構成に限定されず、撮像光学系レンズの一部またはイメージセンサ22までの光学要素の一部を像振れ補正部材として、これを駆動して像振れ補正を行う構成とすることも可能である。また本明細書において、「イメージセンサ(像振れ補正部材)22を撮像光学系の光軸Zと直交する平面内で駆動する」とは、イメージセンサ(像振れ補正部材)22を含む複数の構成要素のうち被写体光束が通過する少なくとも一部の構成要素を撮像光学系の光軸Zと直交する平面内で駆動することを意味する。
撮影レンズ30は、撮影レンズ群31の解像力(MTF)情報や絞り32の開口径(絞り値)情報などの各種情報を記憶した通信用メモリ33を搭載している。撮影レンズ30をカメラ本体20に装着した状態では、通信用メモリ33が記憶した各種情報がDSP40に読み込まれる。
カメラ本体20は、DSP40に接続される撮影操作スイッチ26と像振れ補正操作スイッチ27を備える。撮影操作スイッチ26は、電源スイッチやレリーズスイッチなどの各種スイッチからなる。像振れ補正操作スイッチ27は、イメージセンサ22を撮像光学系の光軸Zと直交する平面内(以下、光軸直交平面内と呼ぶことがある)で駆動することでイメージセンサ22上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正する「像振れ補正駆動」を行うかどうかを切り替えるためのスイッチである。イメージセンサ22の像振れ補正駆動については後に詳細に説明する。
カメラ本体20は、DSP40に接続されるジャイロセンサ(姿勢情報取得部、振れ検出手段)28を備える。ジャイロセンサ28は、デジタルカメラ10のカメラ本体20に加わる移動角速度(X軸回りとY軸回り)を検出することにより、カメラ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号を検出する。ジャイロセンサ28による振れ検出信号は、DSP40を介して、後述するイメージセンサ駆動回路(駆動制御部)60に出力される。なお、ジャイロセンサ28は、図2に示すように、カメラ本体20の振れ情報として、カメラ本体20のロール角θとピッチ角φを取得する。
図1、図3、図4に示すように、イメージセンサ22は、撮影光学系の光軸Zと直交するX軸方向とY軸方向(直交二方向)に移動可能に像振れ補正装置(駆動機構)50に搭載されている。像振れ補正装置50は、カメラ本体20のシャーシなどの構造物に固定される固定支持基板51と、イメージセンサ22を固定した固定支持基板51に対してスライド可能な可動ステージ52と、固定支持基板51の可動ステージ52との対向面に固定した磁石M1、M2、M3と、固定支持基板51に可動ステージ52を挟んで各磁石M1、M2、M3と対向して固定され、各磁石M1、M2、M3との間に磁気回路を構成する磁性体からなるヨークY1、Y2、Y3と、可動ステージ52に固定され、前記磁気回路の磁界内において電流を受けることにより駆動力を発生する駆動用コイルC1、C2、C3を有する。そして像振れ補正装置50は、駆動用コイルC1、C2、C3に交流駆動信号(交流電圧)を流す(印加する)ことにより、固定支持基板51に対して可動ステージ52(イメージセンサ22)を光軸直交平面内で駆動する。駆動用コイルC1、C2、C3に流す交流駆動信号は、DSP40による制御の下、後述するイメージセンサ駆動回路(駆動制御部)60によって生成される。イメージセンサ駆動回路60の構成及び該イメージセンサ駆動回路60が生成する交流駆動信号については後に詳細に説明する。
第1実施形態では、磁石M1、ヨークY1及び駆動用コイルC1からなる磁気駆動手段と、磁石M2、ヨークY2及び駆動用コイルC2からなる磁気駆動手段(2組の磁気駆動手段)とがイメージセンサ22の長手方向(水平方向、X軸方向)に所定間隔で配置され、磁石M3、ヨークY3及び駆動用コイルC3からなる磁気駆動手段(1組の磁気駆動手段)がイメージセンサ22の長手方向と直交する短手方向(鉛直(垂直)方向、Y軸方向)に配置される。
さらに固定支持基板51には、各駆動用コイルC1、C2、C3の近傍(中央空間部)に、磁石M1、M2、M3の磁力を検出して可動ステージ52(イメージセンサ22)の光軸直交平面内の位置(現在位置)を示す位置検出信号(現在位置検出信号)を検出するホールセンサH1、H2、H3が配置される。ホールセンサH1、H2により可動ステージ52(イメージセンサ22)のY軸方向位置及び傾き(回転)が検出され、ホールセンサH3により可動ステージ52(イメージセンサ22)のX軸方向位置が検出される。DSP40は、後述するイメージセンサ駆動回路60を介して、ジャイロセンサ28が検出したカメラ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号と、ホールセンサH1、H2、H3が検出したイメージセンサ22の光軸直交平面内の位置を示す位置検出信号とに基づいて、像振れ補正装置50によってイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動する。これにより、イメージセンサ22上への被写体像の結像位置を変位させて、手ぶれに起因する像振れを補正することができる。本明細書ではこの動作を「イメージセンサ22の像振れ補正動作(像振れ補正駆動)」と呼ぶ。
また、像振れ補正装置50は、イメージセンサ22の像振れ補正動作(像振れ補正駆動)を行っていないときには、イメージセンサ22をその像振れ補正動作範囲(像振れ補正駆動範囲)の中央位置で保持する「イメージセンサ22の中央保持動作(中央保持駆動)」を実行する(像振れ補正を行わなくても中央保持は行う)。
以上のように、デジタルカメラ10は、駆動用コイルC1、C2、C3に交流駆動信号を流すことで、像振れ補正装置50を介してイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動するイメージセンサ駆動回路(駆動制御部)60を備え、このイメージセンサ駆動回路60の動作全般はDSP40によって制御される。
次に、流し撮り検出機能(後述)を備える第1実施形態の手ぶれ補正処理の理解を助けるため、比較例としてパン状態検出機能のみを搭載する手ぶれ補正処理について図5のブロック図を参照して説明する。
パン状態検出機能のみを備えた手ぶれ補正処理において用いられるイメージセンサ駆動回路60Aは、加算部61と、ゲイン部62と、コントローラ(駆動制御部)63と、HPF部64と、パン状態検出部65とを備える。HPF部64は、ジャイロセンサ28が検出したカメラ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号にHPF(ハイパスフィルタ)を施し、温度変動や電気的ノイズによる定常的なDC成分を除去した信号を生成する。HPFの遮断周波数については、定常的なDC成分が除去できる程度に低周波に設定することが望ましい。
加算部61は、HPF部64が生成したDC成分除去後の振れ検出信号に加算処理を施す。ゲイン部62は、加算部61が加算処理を施した振れ検出信号を増幅することにより、イメージセンサ22の制御目標位置を示す制御目標位置信号を生成する。パン状態検出部65は、ジャイロセンサ28が検出した振れ検出信号から、カメラ本体20がパン状態か否かを判断し、パン状態であると判断した場合はコントローラ63に入力する制御目標位置信号をゲイン部62で生成された信号から0に置き換える。
パン状態検出部65によりパン状態にあるとは判断されない場合、すなわち通常状態にある場合、コントローラ63は、ゲイン部62が生成したイメージセンサ22の制御目標位置を示す制御目標位置信号と、ホールセンサH1、H2、H3が検出したイメージセンサ22の現在位置を示す現在位置検出信号との間の偏差信号(差分信号)に基づいて、駆動用コイルC1〜C3へPWM信号を出力し、像振れ補正装置50(図3、4参照)によるイメージセンサ22の駆動をフィードバック制御する。一方、パン状態検出部65において、パン状態にあると判断される場合は、パン状態検出部65により置き換えられた0信号と、ホールセンサH1、H2、H3が検出したイメージセンサ22の現在位置を示す現在位置検出信号との間の偏差信号(差分信号)に基づいて、駆動用コイルC1〜C3へPWM信号を出力し、像振れ補正装置50のフィードバック制御を行う。
次に図6のブロック図を参照して、流し撮り検出機能を備えた第1実施形態の手ぶれ補正処理について説明する。なお、本実施形態では、流し撮り状態およびパン状態に対応して、それぞれ一定以上の角速度でカメラ本体20が動いている状態を、角速度の大きさに応じて流し撮り状態およびパン状態とし、パン状態と判断する際の角速度は、流し撮り状態と判断する際の角速度よりも大きいものとする。角速度の計算はジャイロセンサ28から検出されたブレ検出信号より演算する。流し撮り状態およびパン状態に対応して像ぶれ補正装置50を駆動する駆動モードを流し撮りモードおよびパンモードに区分する。
図6に示すように、第1実施形態の手ぶれ補正処理に用いられるイメージセンサ駆動回路60は、図5を参照して説明したパン状態検出部65のみを搭載したイメージセンサ駆動回路60Aと比較して、LPF部66をさらに有し、パン状態検出部65に替えて流し撮り・パン状態検出部(状態判断部)67を有する。LPF部66はジャイロセンサ28が検出した振れ検出信号にLPF(ローパスフィルタ)を施し、手ぶれ成分を含めた高周波を除去した低周波信号を生成する。LPFの遮断周波数は手ぶれ成分の一部を減衰させる程度のものでもよく、HPF部64のHPFの遮断周波数より高周波とすることが望ましい。
流し撮り・パン状態検出部67は、ジャイロセンサ28で検出された振れ検出信号に基づき、図5のパン状態検出部65で行われるカメラ本体20がパン状態にあるか否かの判断に加え、LPF部66が生成した低周波信号からカメラ本体20が流し撮り状態にあるか否かの判断を行う。なお、流し撮り状態、パン状態の何れでもない状態は、通常状態であると判断される。
通常状態であると判断された場合は、ジャイロセンサ28で検出された振れ検出信号は、HPF部64においてDC成分が除去され、加算部61、ゲイン部62を通してコントローラ63へと送られ、像振れ補正装置50は、通常モードで駆動されて手ぶれ補正処理が行われる。
一方、流し撮り状態であると判断された場合は、HPF部64が生成したDC成分除去後の振れ検出信号を、ジャイロセンサ28が検出した振れ検出信号からLPF部66が生成した低周波信号を減算した信号に置き換えて加算部61へ入力し、像振れ補正装置50は、流し撮りモードで駆動される。また、パン状態であると判断された場合には、コントローラ63に入力する制御目標位置信号を0に置き換え、像振れ補正装置50は、パンモードで駆動される。なお、第1実施形態のイメージセンサ駆動回路60において、LPF部66と流し撮り・パン状態検出部67の構成に関わる機能以外は、図5におけるパン状態検出部のみを搭載したイメージセンサ駆動回路60Aの機能と同様である。また、振れ検出信号は制御周期ごとにサンプリングされ、LPF部66の出力信号は、例えば同制御周期ごとに演算され、振れ検出信号から減算される。
次に、図6〜図9を参照して、第1実施形態の手ぶれ補正処理について説明する。図7は、露光時の手ぶれ補正処理動作全体の流れを示すフローチャートである。DSP40はカメラ本体20の電源がONかOFFかを判断し(ステップS100)、OFF状態であれば処理を終了する。電源がOFF状態でなければジャイロセンサ28からジャイロデータGを取得する(ステップS102)。
ジャイロデータGをイメージセンサ駆動回路60に入力し、後述する図8の手順に従って、SR状態(通常状態、流し撮り状態およびパン状態)の決定を行う(ステップS104)。その後、カメラ本体のレリーズスイッチが押されたかどうかを判断し(ステップS106)、レリーズスイッチが押されていなければ前述の電源がONかOFFかの判断(ステップS100)に戻って同様の動作を繰り返す。すなわち、ジャイロデータは所定のタイミング(例えば、極短い周期、数ms、又は数十μs)で繰り返し更新される。また、不図示の他の操作制御などは、これと並行して処理される。なお、本実施形態では、ジャイロデータの取得がレリーズ操作の前のステップになっているが、SR制御の直前に行っても良く、レリーズON状態が継続される連写間などにおいて実行しても良い。
レリーズスイッチが押されていたら先に決定したSR状態に基づき後述する図9の手順に従って手ぶれ補正(SR)制御を開始する(ステップS108)。その後、イメージセンサ22が露光完了したかどうかを判断し(ステップS110)、露光完了していなければSR制御(ステップS108)を繰り返す。露光完了していれば前述の電源がONかOFFかの判断(ステップS100)に戻って同様の処理を繰り返す。
次に図6および図8のフローチャートを参照して、図7の流し撮り、パン状態検出処理(ステップS104)について説明する。
イメージセンサ駆動回路60は、入力されたジャイロデータGをLPF部66に入力し、低周波信号GLPFを生成する(ステップS200)。そして、流し撮り・パン状態検出部67はジャイロデータGがパン状態検出閾値LPanより小さいかどうかを判断し(ステップS202)、G<LPanでなければSR状態はパン状態であると判断する(ステップS210)。一方、G<LPanであれば、低周波信号GLPFが流し撮り状態検出閾値LFollowより小さいかどうかを判断し(ステップS204)、GLPF<LFollowでなければSR状態は流し撮り状態であると判断する(ステップS208)。GLPF<LFollowであればSR状態は通常状態であると判断する(ステップS206)。これらの処理により、SR状態が決定されると、図7の流し撮り、パン状態検出処理(ステップS104)は終了する。
次に、図6および図9のフローチャートを参照して、図7のSR制御(ステップS108)について説明する。
イメージセンサ駆動回路60はまず、手ぶれ補正(SR)機能がONであるかどうかの判断を行い(ステップS300)、SR機能がONでなければコントローラ63に入力する制御目標位置信号を0に置き換えて手ぶれ補正を行わないようにし、本処理を終了する(ステップS308)。SR機能がONであればSR状態を判断し(ステップS302)、通常状態であればジャイロデータGをHPF部64に入力して生成されたDC成分除去信号GHPFに基づいて、演算制御目標位置信号の演算を行う通常モードを設定する(ステップS304)。一方、流し撮り状態であれば、ジャイロデータGから低周波信号GLPFを減算した信号をもとに演算制御目標位置信号の演算を行う流し撮りモードを設定する(ステップS306)。また、パン状態であればコントローラ63に入力する制御目標位置信号を0に置き換えて手ぶれ補正を行わないようにするパンモードを設定する(ステップS308)。
以上のように、第1実施形態によれば、流し撮りを検出している期間も、手ぶれ補正を行う際に除去する直流成分の更新を行うことで、角速度の変化に応じて振れ検出信号から最適な直流成分を除去することが可能となり、流し撮りを行っている最中に撮像装置の角速度や流し撮りの方向が変化した場合でも、精度よく手ぶれ補正を行い、良好な画像を撮像することができる。
なお、ジャイロデータGに温度変動や電気的ノイズによる定常的なDC成分が含まれていなければ、通常モードにおいてDC成分除去信号GHPFではなく、ジャイロデータGをそのまま加算器に入力して演算制御目標位置信号の演算を行っても良い。また、流し撮りモードにおいて、ジャイロデータGから低周波信号GLPFを減算した信号の代わりに、通常モードのときとは異なる遮断周波数のHPFをかけた信号を用いても良い。
次に図6および図10のフローチャートを参照して、本発明の第2実施形態の撮像装置について説明する。第2実施形態の撮像装置の構成は、流し撮り、パン状態検出処理の構成が第1実施形態と異なるのみで、その他の構成は第1実施形態の撮像装置と同様である。したがって、同様の構成に関しては同一参照符号を用い、その説明を省略する。
第2実施形態の流し撮り、パン検出処理が開始されると、イメージセンサ駆動回路60は、入力されたジャイロデータGをLPF部66に入力し、低周波信号GLPFを生成する(ステップS400)。そして、流し撮り・パン状態検出部67はジャイロデータGがパン状態検出閾値LPanより小さいかどうかを判断し(ステップS402)、G<LPanでなければパン状態検出カウンタCPanの値をインクリメントする(ステップS406)。一方、G<LPanであればパン状態検出カウンタCPanの値を0にリセットする(ステップS404)。
次に、低周波信号GLPFが流し撮り状態検出閾値LFollowより小さいかどうかを判断し(ステップS408)、GLPF<LFollowでなければパン状態検出カウンタCFollowの値をインクリメントする(ステップS412)。一方、GLPF<LFollowであればパン状態検出カウンタCFollowの値を0にリセットする(ステップS410)。
パン状態検出カウンタCFollowの値をインクリメント(ステップS412)または0にリセットすると(ステップS410)、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanの値以下かどうかを判断し(ステップS414)、パン検出カウンタ閾値TPanよりも大きければSR状態はパン状態であるとしてパンモードを設定する(ステップS422)。一方、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanの値以下であるとき、流し撮り状態検出閾値LFollowが流し撮り検出カウンタ閾値TFollowの値以下かどうかを判断し(ステップS416)、流し撮り状態検出閾値LFollowが大きければ、SR状態は流し撮り状態であるとして流し撮りモードを設定する(ステップS420)。流し撮り状態検出閾値LFollowが流し撮り検出カウンタ閾値TFollowの値以下であれば、SR状態は通常状態であるとして通常モードを設定する(ステップS418)。
以上のように第2の実施形態の構成によれば、連続して閾値を超えた場合のみパン状態および流し撮り状態に遷移することで、ジャイロデータGがノイズの影響を受けやすい条件下においても良好にパン状態および流し撮り状態を検出することが可能となる。
次に図11〜図16を参照して本発明の第3実施形態の撮像装置について説明する。第3実施形態の撮像装置の構成は、流し撮り、パン状態検出処理の構成が第1実施形態と異なるのみで、その他の構成は第1実施形態の撮像装置と同様である。したがって、同様の構成に関しては同一参照符号を用い、その説明を省略する。
一般に、一定以上の角速度で動作しているパン状態から静止状態に遷移する際に、ハイパスフィルタの特性により出力信号が安定するまでに一定時間が掛かり、その期間は余計な補正を行ってしまう場合がある。そのため、パン状態から静止状態に遷移する場合にはHPF部64にリセット処理を行った方が、ハイパスフィルタの信号出力が安定するまでの時間を短くできる。そこで、第3実施形態では、このHPF部64のリセット処理を行う期間をリセット状態として定義する。
第1実施形態および第2実施形態では、SR状態は通常状態、流し撮り状態、パン状態の3状態で、互いに自由に遷移可能であった。一方、第3実施形態では、これにリセット状態を加えた4状態とし、通常状態からは流し撮り状態とパン状態に遷移可能とする。流し撮り状態からは通常状態およびパン状態に遷移可能とする。そしてパン状態からはリセット状態にのみ遷移可能とし、リセット状態からは通常状態にのみ遷移可能とする。図11に、このときの通常状態、流し撮り状態、パン状態、リセット状態間における遷移可能な方向を模式的に示す。
次に、図12のフローチャートを参照して、第3実施形態の流し撮り、パン状態検出処理について説明する。
第3実施形態の撮像装置において、図7のステップS104の流し撮り、パン状態検出処理が開始されると、イメージセンサ駆動回路60は入力されたジャイロデータGをLPF部66に入力し、低周波信号GLPFを生成する(ステップS500)。次に、現在のSR状態を判断し(ステップS502)、現在のSR状態が通常状態であると判断されれば、後述する図13のフローチャートに従って次に遷移するSR状態を決定する(ステップS504)。一方、現在のSR状態が流し撮り状態であると判断されれば、後述する図14のフローチャートに従って次に遷移するSR状態を決定する(ステップS506)。また現在のSR状態がパン状態であると判断されれば、後述する図15のフローチャートに従って次に遷移するSR状態を決定する(ステップS508)。
一方、現在のSR状態がリセット状態であると判断されるときには、リセット状態カウンタCResetの値をインクリメントし(ステップS510)、リセット状態カウンタCResetの値がリセット状態カウンタ閾値TResetの値よりも小さいか否かを判断する(ステップS512)。リセット状態カウンタCResetの値がリセット状態カウンタ閾値TResetの値よりも大きければ、リセット状態カウンタCResetの値を0にリセットし(ステップS514)、SR状態は通常状態であると判断して通常モードを設定し(ステップS516)、本処理を終了する。一方、リセット状態カウンタCResetの値がリセット状態カウンタ閾値TResetの値よりも小さければ、HPF部64のリセット処理を行い(ステップS518)、本処理を終了する。
次に、図6および図13のフローチャートを参照して、図12のステップS504において実行される、通常状態における遷移先のSR状態(駆動モード)の決定処理について説明する。
まず、流し撮り・パン状態検出部67が、ジャイロデータGがパン状態検出閾値LPanより小さいかどうかを判断し(ステップS600)、G<LPanでなければパン状態検出カウンタCPanの値をインクリメントする(ステップS614)。一方、G<LPanであればパン状態検出カウンタCPanの値を0にリセットする(ステップS602)。次に、低周波信号GLPFが流し撮り状態検出閾値LFollowより小さいかどうかを判断し(ステップS604)、GLPF<LFollowでなければパン状態検出カウンタCFollowの値をインクリメントする(ステップS616)。一方、GLPF<LFollowであれば流し撮り状態検出カウンタCFollowの値を0にリセットし(ステップS606)、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPan以下かどうかを判断する(ステップS608)。
パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanよりも大きいと判断するとパン状態検出カウンタCPanの値を0にリセットし(ステップS622)、SR状態がパン状態に遷移したと判断してパンモードを設定して(ステップS624)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。一方、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanの値以下であると判断すると、流し撮り状態検出カウンタCFollowが流し撮り検出カウンタ閾値TFollow以下かどうかを判断する(ステップS610)。
流し撮り状態検出カウンタCFollowが流し撮り検出カウンタ閾値TFollowの値よりも大きいと判断すると、流し撮り状態検出カウンタCFollowの値を0にリセットする(ステップS618)。そしてSR状態が流し撮り状態に遷移したと判断して流し撮りモードを設定し(ステップS620)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。また、流し撮り状態検出閾値LFollowが流し撮り検出カウンタ閾値TFollowの値以下であれば、SR状態は通常状態に維持されていると判断し、通常モードを設定して(ステップS612)、流し撮り、パン状態検出処理を終了する。
次に、図6および図14のフローチャートを参照して、図12のステップS506において実行される、流し撮り状態における遷移先のSR状態(駆動モード)の決定処理について説明する。
まず、流し撮り・パン状態検出部67が、ジャイロデータGがパン状態検出閾値LPanより小さいかどうかを判断し(ステップS700)、G<LPanでなければパン状態検出カウンタCPanの値をインクリメントする(ステップS714)。一方、G<LPanであればパン状態検出カウンタCPanの値を0にリセットする(ステップS702)。次に、低周波信号GLPFが非流し撮り状態検出閾値LnoFollowより大きいかどうかを判断し(ステップS704)、GLPF>LnoFollowでなければ非流し撮り状態検出カウンタCFollowの値をインクリメントする(ステップS716)。一方、GLPF>LnoFollowであれば非流し撮り状態検出カウンタCnoFollowの値を0にリセットする(ステップS706)。
次に、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPan以下かどうかを判断する(ステップS708)。パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanよりも大きいと判断するとパン状態検出カウンタCPanの値を0にリセットし(ステップS722)、SR状態がパン状態に遷移したと判断してパンモードを設定して(ステップS724)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。一方、パン状態検出カウンタCPanの値がパン検出カウンタ閾値TPanの値以下であると判断すると、非流し撮り状態検出カウンタCnoFollowが非流し撮り検出カウンタ閾値TnoFollowよりも大きいかどうかを判断する(ステップS710)。
非流し撮り状態検出カウンタCnoFollowの値が非流し撮り検出カウンタ閾値TnoFollow以下のとき、SR状態は流し撮り状態に維持されていると判断し、流し撮りモードを設定して(ステップS720)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。一方、非流し撮り状態検出カウンタCnoFollowが非流し撮り検出カウンタ閾値TnoFollowの値よりも大きいと判断されると、非流し撮り状態検出カウンタCnoFollowの値を0にリセットする(ステップS718)。そしてSR状態が通常状態に遷移したと判断して通常モードを設定し(ステップS712)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。
次に、図6および図15のフローチャートを参照して、図12のステップS508において実行される、パン状態における遷移先のSR状態(駆動モード)の決定処理について説明する。
まず、流し撮り・パン状態検出部67が、ジャイロデータGが非パン状態検出閾値LnoPanより大きいかどうかを判断する(ステップS800)。G>LnoPanであれば、非パン状態検出カウンタCnoPanの値を0にリセットし(ステップS802)、SR状態はパン状態に維持されていると判断し、パンモードを設定して(ステップS804)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。
一方、G>LnoPanでなければ、非パン状態検出カウンタCnoPanの値をインクリメントし(ステップS806)、非パン状態検出カウンタCnoPanの値が非パン検出カウンタ閾値TnoPanよりも小さいかどうかが判断される(ステップS808)。非パン状態検出カウンタCnoPanの値が非パン検出カウンタ閾値TnoPanよりも小さいくなければ、SR状態はパン状態に維持されている判断し、パンモードを設定して(ステップS804)、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。
一方、非パン状態検出カウンタCnoPanの値が非パン検出カウンタ閾値TnoPanよりも小さいと判断されると、非パン状態検出カウンタCnoPanの値を0にリセットし(ステップS810)、SR状態をリセット状態にした後(ステップS812)、HPF部64のリセット処理を行い、図12の流し撮り、パン状態検出処理を終了する。
最後に、図6および図16のフローチャートを参照して、第3実施形態におけるSR制御処理について説明する。
イメージセンサ駆動回路60はまず、手ぶれ補正(SR)機能がONであるかどうかの判断を行い(ステップS900)、SR機能がONでなければコントローラ63に入力する制御目標位置信号を0に置き換えて手ぶれ補正を行わないようにし、本処理を終了する(ステップS908)。SR機能がONであればSR状態を判断し(ステップS902)、通常状態であればジャイロデータGをHPF部64に入力して生成されたDC成分除去信号GHPFに基づいて、演算制御目標位置信号の演算を行う通常モードを設定する(ステップS904)。一方、流し撮り状態であれば、ジャイロデータGから低周波信号GLPFを減算した信号をもとに演算制御目標位置信号の演算を行う流し撮りモードを設定する(ステップS906)。また、パン状態またはリセット状態であればコントローラ63に入力する制御目標位置信号を0に置き換えて手ぶれ補正を行わないようにするパンモードを設定する(ステップS908)。
以上のように、第3実施形態によれば、第1、第2実施形態の作用・効果に加え、通常状態、パン状態、流し撮り状態およびリセット状態の状態遷移を適切に遷移させることで、状態遷移した直後においても最適な手ぶれ補正を行うことが可能となる。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
20 カメラ本体
22 イメージセンサ(像振れ補正部材)
26 撮影操作スイッチ
27 像振れ補正操作スイッチ
28 ジャイロセンサ
30 撮影レンズ
40 DSP
50 像振れ補正装置(駆動機構)
51 固定支持基板
52 可動ステージ
60 イメージセンサ駆動回路(駆動制御部)
61 加算部
62 ゲイン部
63 コントローラ(駆動制御部)
64 HPF部
66 LPF部
67 流し撮り・パン状態検出部(状態判断部)
C1、C2、C3 駆動用コイル
H1、H2、H3 ホールセンサ

Claims (20)

  1. 撮像光学系を通った被写体光束を被写体像として結像するイメージセンサと、
    振れを検出する振れ検出手段と、
    前記撮像光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方から構成される像振れ補正部材と、
    前記像振れ補正部材を前記撮像光学系の光軸と異なる方向に駆動することで、前記イメージセンサ上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正する駆動機構と、
    前記像振れ補正部材の制御目標位置と現在位置に基づいて、一定の制御周期で前記駆動機構による前記像振れ補正部材の駆動を制御する駆動制御部と、
    を備える撮像装置において、
    前記駆動制御部は、前記振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第1のフィルタおよび前記撮像装置の移動状態を判断する状態判断部を有し、
    前記状態判断部は、前記振れ信号から前記撮像装置が第1の状態か否かを判断し、第1の状態でなければ前記第1のフィルタの出力信号により前記撮像装置の第2の状態を含む第1の状態以外のいずれかの状態であるかを判断し、
    前記駆動制御部は、前記状態判断部により判断された状態に応じて前記駆動機構による前記像振れ補正部材の駆動量の演算を行い、
    前記状態判断部が第2の状態と判断した際に、前記駆動制御部は、前記制御周期ごとにサンプリングされた前記振れ信号から、前記制御周期ごとに演算された前記第1のフィルタの出力信号を減算した信号をもとに前記像振れ補正部材の駆動量を演算する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記状態判断部が第1の状態と判断した際に、像振れ補正を行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第2のフィルタをさらに有し、
    前記状態判断部が第3の状態と判断した際に、前記駆動制御部は、前記第2のフィルタの出力信号をもとに前記ぶれ補正部材の駆動量を演算する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のフィルタはローパスフィルタを有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第2のフィルタはハイパスフィルタを有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の状態以外の状態において、前記振れ信号のレベルが第1の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第1の状態において前記振れ信号のレベルが第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態以外の状態に遷移し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値以下であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態において、前記第1のフィルタの出力信号のレベルが第3の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第2の状態において前記第1のフィルタの出力信号のレベルが第4の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態に遷移し、
    前記第4の閾値は前記第3の閾値以下であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の状態以外の状態において、前記振れ信号のレベルが一定時間連続して第1の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第1の状態において前記振れ信号のレベルが一定時間連続して第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態以外の状態に遷移し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値以下であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態において、前記第1のフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第3の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第2の状態において前記第1のフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第4の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態に遷移し、
    前記第4の閾値は前記第3の閾値以下であることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置がパン状態である前記第1の状態からはリセット状態である第4の状態にのみ遷移し、前記第4の状態からは通常撮影の第3の状態にのみ遷移することを特徴とする、請求項1から請求項9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 撮像光学系を通った被写体光束を被写体像として結像するイメージセンサと、
    振れを検出する振れ検出ステップと、
    前記撮像光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方から構成される像振れ補正部材と、
    前記像振れ補正部材を前記撮像光学系の光軸と異なる方向に駆動することで、前記イメージセンサ上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正する駆動機構と、
    前記像振れ補正部材の制御目標位置と現在位置に基づいて、一定の制御周期で前記駆動機構による前記像振れ補正部材の駆動を制御する駆動制御ステップと、
    を有し、
    前記駆動制御ステップは、前記振れ検出手段から出力された振れ信号を入力する第1のデジタルフィルタおよび状態判断ステップを有する撮像装置において、
    前記状態判断ステップは、前記振れ信号から前記撮像装置が第1の状態か否かを判断し、第1の状態でなければ前記第1のデジタルフィルタの出力信号により前記撮像装置が第2の状態を含む第1の状態以外のいずれかの状態であるか判断し、
    前記駆動制御ステップは、前記状態判断ステップにより判断された状態に応じて前記駆動機構による前記像振れ補正部材の駆動量の演算を行い、
    前記状態判断ステップが第2の状態と判断した際に、前記駆動制御ステップは、前記制御周期ごとにサンプリングされた前記振れ信号から、前記制御周期ごとに演算された前記第1のデジタルフィルタの出力信号を減算した信号をもとに前記ぶれ補正部材の駆動量を演算する
    ことを特徴とする撮影装置の制御方法。
  12. 前記状態判断ステップが第1の状態と判断した際に、像振れ補正を行わない、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の制御方法。
  13. 前記駆動制御ステップは、前記振れ検出ステップから出力された振れ信号を入力する第2のデジタルフィルタをさらに有し、
    前記状態判断ステップが第3の状態と判断した際に、前記駆動制御ステップは、前記第2のデジタルフィルタの出力信号をもとに前記ぶれ補正部材の駆動量を演算する、
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の撮像装置の制御方法。
  14. 前記第1のデジタルフィルタはローパスフィルタを有することを特徴とする請求項11から請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  15. 前記第2のデジタルフィルタはハイパスフィルタを有することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  16. 前記第1の状態以外の状態において、前記振れ信号のレベルが第1の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第1の状態において前記振れ信号のレベルが第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態以外の状態に遷移し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値以下であることを特徴とする請求項11から請求項15に記載の撮像装置の制御方法。
  17. 前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態において、前記第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが第3の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第2の状態において前記第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが第4の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態に遷移し、
    前記第4の閾値は前記第3の閾値以下であることを特徴とする請求項11から請求項16に記載の撮像装置の制御方法。
  18. 前記第1の状態以外の状態において、前記振れ信号のレベルが一定時間連続して第1の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第1の状態において前記振れ信号のレベルが一定時間連続して第2の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態以外の状態に遷移し、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値以下であることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置の制御方法。
  19. 前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態において、前記第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第3の閾値よりも大きい場合に前記第1の状態に遷移し、前記第2の状態において前記第1のデジタルフィルタの出力信号のレベルが一定時間連続して第4の閾値よりも小さい場合に前記第1の状態または前記第2の状態以外の状態に遷移し、
    前記第4の閾値は前記第3の閾値以下であることを特徴とする請求項17に記載の撮像装置の制御方法。
  20. 前記撮像装置がパン状態である前記第1の状態からはリセット状態である第4の状態にのみ遷移し、前記第4の状態からは通常撮影の第3の状態にのみ遷移することを特徴とする、請求項11から請求項19に記載の撮像装置の制御方法。
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